JP4341437B2 - 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム - Google Patents

画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4341437B2
JP4341437B2 JP2004082182A JP2004082182A JP4341437B2 JP 4341437 B2 JP4341437 B2 JP 4341437B2 JP 2004082182 A JP2004082182 A JP 2004082182A JP 2004082182 A JP2004082182 A JP 2004082182A JP 4341437 B2 JP4341437 B2 JP 4341437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
pointer
information
projector
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004082182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005267500A (ja
Inventor
久雄 熊井
潤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2004082182A priority Critical patent/JP4341437B2/ja
Publication of JP2005267500A publication Critical patent/JP2005267500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4341437B2 publication Critical patent/JP4341437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Position Input By Displaying (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

本発明は、会議や教育の場等で議題や課題等をスクリーン上に表示し、説明者と出席者との間で双方向の情報交換を可能とする会議支援技術に関する。また、先生と学生・生徒との間で双方向の情報交換を可能とする教育支援技術としても応用可能である。
プロジェクタは、通常、会社の会議やミーティングで、予め用意した議題や説明の要旨或いは図面等を投影して1対多の説明補助に用いられている。従来は透明紙に議題や説明の要旨或いは図面等を印刷又は記しておき、ミラーを用いた投影機でスクリーンに投影する仕組みであったが、近年はカメラを利用したプロジェクタが主流になっている。
カメラを利用したタイプのプロジェクタはデータをスクリーンに投影できるので、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン)と接続してデジタルカメラ等で撮影した画像のような電子化コンテンツも投影することができる。
会議やプレゼンテーション等ではレーザポインタ等を用いて投影画面上を指し示すことによってプロジェクタによる投影結果(投影された文や画像等)のうち説明対象や質問対象を特定できる。
この場合、複数の出席者がいるので複数のレーザポインタを用いて投影画面上をポイント(指示)することが考えられるが、プロジェクタによる投影画面を複数のレーザポインタでポイントした場合に、スクリーン上でポイントした複数の位置(表示点)を容易に識別できるようにした画像表示システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の技術によれば、画像表示システムは、 位置検出装置と、情報処理装置と、プロジェクタと、複数の光検出器を一様に設けたスクリーンとからなり、画像が投影されたスクリーン上に1つまたは複数のレーザポインタによってレーザ光線を照射すると、位置検出装置が投影画像上における照射位置を照射されたレーザ光線ごとに識別して検出する。また、情報処理装置は、照射位置の検出信号に基づいて投影画像上の対応する位置にレーザポインタによる指示を示し、レーザ光線ごとに異なる形状または色を有する指示画像を合成した合成画像を生成してプロジェクタに出力する。
また、スクリーン上に投影された画像等をポインタ装置で指すことで画像に表示された各種の処理の実行を指示することを可能とした画像表示システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示の技術によれば、画像表示システムは、コンピュータと、プロジェクタと、ポインタ装置からなり、コンピュータはプロジェクタを介して、画像をスクリーン上に投影する。この画像は、所定の処理が割り当てられたカラーボタンを含むカラーメニューを含む。ポインタ装置によってカラーボタンの一つを指示すると、ポインタ装置に内蔵された光センサによって当該カラーボタンの色を示す光量比情報が獲得される。この光量比情報は送信部より送信され、受信部を介してコンピュータに取り込まれる。コンピュータは受信した光量比情報に基づいて、指示されたカラーボタンを認識し、当該カラーボタンに対応付けられている処理(例えばページ送り等の画面操作)を実行する。
また、無線ポインタ装置に設けたマウスポインタの操作及びクリック操作により、指示を伝達できるプロジェクタシステムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。同特許文献3に開示の技術によれば、プロジェクタシステムは、制御信号出力装置と、プロジェクタ装置と、無線ポインタ装置からなり、ポインタ装置によりクリックボタンの押下の状態に応じて、ポインタ画像の投影状態を変化させると、制御信号出力装置は、スクリーンに投影されたポインタ画像の位置及び投影状態を認識し、それに応じたマウス制御信号を出力インタフェースを介してプロジェクタ装置のマウス接続ポートに出力する。そしてプロジェクタ装置に内蔵されたコンピュータとしての制御部が、このマウス制御信号に従って処理を行う。
また、レーザ光を使わずに、コンピュータや画像投影装置から離れた位置からでも、スクリーンに表示された画像上にポインタや図形描画を可能にするプレゼンテーション用表示装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。特許文献4に開示の技術によれば、水平方向と垂直方向の角速度を検出する手段と検出した角速度情報を送信する手段とを備えたポインタ遠隔操作装置と、受信手段を有し受信した角速度情報に従ってスクリーン上に画像情報と共に表示されるポインタを移動させて表示する画像表示装置とで構成されるプレゼンテーション用表示装置において、ポインタ遠隔操作装置はポインタ表示選択手段と、描画位置決定手段と、描画図形選択手段及び色選択手段とを有し、画像表示装置は描画図形及び又は色選択手段に対応した複数の図形及び又は色データ格納手段を備えている。
特開2002−244813号公報 特開平10−40006号公報 特開2003−140830号公報 特開2002−317662号公報
会議やミーティングでは、出席者への一方的な情報提供を行うプレゼンテーション機能のほかに、説明者と出席者との双方向の情報交換機能(例えば、ディスカッションし、アイデアを出し、案件をブラッシュアップし、時には決議を行う等)があり、このような情報交換機能の発現のほうが会議等では頻度が多く、基本機能でもある。また、教育の場においても先生からの一方的な説明だけでなく、先生と学生・生徒との間の双方向の情報交換(質問、回答、例示等)が行われることが望ましい。
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載の、画像表示システム、プロジェクタシステム、プレゼンテーション用表示装置では、プレゼンテーション中に発表者がスクリーンに投影された画像の内容を指し示した結果を表示する発表者の「説明補助手段」として開発されたものであり、新商品の発表や工事や建築の進捗情況報告などのような、いわゆるプレゼンテーション(=出席者への一方的な情報提供)のシーンで有効となるだけである。つまり、スクリーンに投影された画像をポイントする投影画像ポインティング技術は、従来は、プレゼンテーションに役立てるツール(道具)という分野で機能を追及し、技術開発が成されてきたのであり、上述したような会議等の基本的な機能に役立てることを目的としたものではない。
つまり、知の創造(会議の改革、教育改革等)が重要となっている今、プレゼンテーション以外にも有効となる会議支援ツール(或いは、教育支援ツール)としての投影画像ポインティング技術を含むプロジェクタシステムの開発が課題となっている。
上記特許文献1記載の技術では、プレゼンテーションの複数の報告者等が各自レーザポインタを手にし、スクリーンに投影された画像をポイントすることができるので、このレーザポインタを各出席者に持たせれば、会議や教育の場での出席者(学生・生徒)側からの情報を報告者(先生)側に伝えることができるが、この場合、出席者(学生・生徒)側から報告者(先生)側へ伝えられる情報は、スクリーンに投影された報告者の見解の追認(賛成)又は否定(反対)を表す画像の一部を報告者側からの口頭による催促に応じポイントすることができるだけであり、例えば、賛成者及び反対者の数を簡単に知ることはできないといった課題がある。また、レーザポインタを複数の人が用いると不注意や操作ミスによりポイントボタンを押したままレーザ光射出口を出席者に向けてしまう場合があり、レーザ光が出席者の目に入る可能性があるという課題がある。
また、上記特許文献2記載の技術では、ページ換え等の場合に発表者がプロジェクタの操作に集中したり手間取ったりして説明がおろそかになることを防止するために、投影画像に指示用のマークを投影し、発表者が指示用のマークをポイントすることでページ換え等ができるようにしたものであり、プレゼンテーションには役立つが、発表者と出席者との間の双方向の情報交換に寄与するものではないといった課題がある。
また、上記特許文献3記載の技術では、ポインタ装置の所持者がクリックボタン等の操作によりスクリーンにポインタ画像を投影すると操作信号がプロジェクタ側に送信され、プロジェクタ側では投影されたポインタ画像を撮影して前回と今回のポインタ画像のベクトル情報からポインタ位置を算出する。これにより、ポインタ装置によって投影画像の所定の位置がポイントされた場合に所定の動作(例えば、自動ページ送りや次のプレゼンテーション資料の表示)を行うことができるので、出席者が質問部分をポイントしたり、ページの送り戻しや別資料の表示を行って質問をすることも可能である。しかし、あくまでもポインタ装置の所持者の指示によりプレゼンテーションに役立つ資料表示内容を変えることができるだけであり、会議支援ツールとしては不充分(例えば、会議等における議決内容の表示ができない)であるといった課題がある。また、ポインタ装置は1台であり必要に応じて持ちまわるので、1人ずつ発表するプレゼンテーションには適していても多人数で相互に意見交換を行う会議等に用いると進行がとぎれてしまうといった課題がある。
また、上記特許文献4記載の技術では、ポインタ遠隔操作装置の水平方向と垂直方向の各速度を検出して画像表示装置に無線送信し、画像表示装置側で表示する資料等の画像上にポインタ画像を表示したりポインタ遠隔操作装置による描画図形を表示できるが、デフォルト位置が設定されていないのでスクリーンに対するポインタ遠隔操作装置の相対的動作が(マウス操作と同様)そのままスクリーン上に投影されるポイント画像に反映するので、ポイント画像を最初にスクリーン上に投影する場合の位置決めが難しいといった課題がある。また、ポインタ遠隔装置が1台のため必要に応じて持ちまわる必要があり、1人ずつ発表するプレゼンテーションには適していても上述した特許文献3に記載の技術と同様、会議支援ツールや教育支援ツールとしては不適切(例えば、討議や授業が中断したり、会議等における議決内容の表示ができない)であるといった課題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、会議そのものの進行を支援する会議支援ツールとして好適な画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラムの提供を目的とする。
また、本発明は教育の場でスクリーン上に表示した教育資料を介在させた先生(講師)と学生・生徒(受講者)との間或いは学生・生徒同士の間の双方向の情報交換を支援する教育支援ツールとしての応用をも目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、複数のポインタ装置と記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタからなる会議支援用画像表示システムであって、前記各ポインタ装置は、採決時に、前記ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報を含むポイントデータを生成して送信し、前記プロジェクタは、採決時に、前記ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて、当該ポイント位置情報が予め設定された前記スクリーン上の所定エリアに属するか否かを判別し、当該判別結果に基づき賛否を集計し、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、ことを特徴とする画像表示システムを提供する。
これにより、会議等の参加者全員がポインタ装置を1台ずつ使えるので、1台のポインタ装置を持ちまわる煩わしさがない。また、採決等の場合にポインタ装置で所定の操作を行い採決情報を送信することによって賛否のいずれかを投票でき、プロジェクタ側では採決の結果をポイント像で表示したり、集計して集計結果をスクリーン上に表示できるので決議の曖昧さがなくなり、会議の成果が明確になる。
また、請求項に記載の発明では、前記ポインタ装置は、ポインタ装置を前記スクリーンの所定の位置に向けて行うイニシャライズ時に自機の位置情報を取得し、取得した位置情報と前記識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、プロジェクタによるデフォルト設定表示後は、スクリーン上の所望の位置を指し示したときの自機の位置情報を取得し、取得した位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、前記プロジェクタは、前記ポインタ装置のイニシャライズ時に該ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている位置情報をデフォルト位置情報として記憶し、ポイント画像を前記スクリーンの所定の位置に投影してデフォルト設定表示を行い、デフォルト設定表示後にポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている位置情報と記憶した前記デフォルト位置情報との差分を基にスクリーン上の前記採決情報としての位置情報を取得することを特徴とする請求項記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、前記所定エリアは、前記プロジェクタによって前記スクリーン上に投影された所定の大きさの賛成欄又は反対欄であることを特徴とする請求項または記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、前記採決情報は、前記ポインタ装置に予め設けられた賛成用スイッチ或いは反対用スイッチにおいて選択されたスイッチに基づく情報であることを特徴とする請求項1記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、前記採決情報は、前記ポインタ装置を前記スクリーン上の任意の位置に指し向けたときの回転角情報であって、前記プロジェクタは、前記ポインタ装置から送信される前記回転角情報に基づいて、当該回転角が予め設定された標準角度以内であるか否かを判別し、当該判別結果に基づき賛否を集計し、集計結果を元に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、ことを特徴とする請求項1記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、前記ポインタ装置は、ポインタ装置を前記スクリーンの所定の位置に向けて行うイニシャライズ時に自機の回転角情報を取得し、取得した回転角情報と前記識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、プロジェクタによるデフォルト設定表示後は、スクリーン上の所望の位置を指し示したときの自機の回転角情報を取得し、取得した回転角情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、前記プロジェクタは、前記ポインタ装置のイニシャライズ時に該ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている回転角情報をデフォルト回転角情報として記憶し、ポイント画像を前記スクリーンの所定の位置に投影してデフォルト設定表示を行い、デフォルト設定表示後にポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている回転角情報と記憶した前記デフォルト回転角情報との差分を基にスクリーン上の前記採決情報としての回転角情報を取得することを特徴とする請求項記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、前記ポイントデータは、予め登録されている前記ポインタ装置自身の識別情報を含むことを特徴とする請求項1からの何れか記載の画像表示システムを提供する。
また、請求項に記載の発明では、記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタの会議支援用画像表示方法であって、採決時に、ポインタ装置から送信される当該ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを受信し、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて賛否を集計し、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、ことを特徴とするプロジェクタの画像表示方法を提供する。
また、請求項に記載の発明では、複数のポインタ装置と記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタとからなる会議支援用画像表示システムにおける前記プロジェクタで実行可能なプログラムであって、採決時に、ポインタ装置から送信される当該ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを受信させるプログラムステップと、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて賛否を集計させるプログラムステップと、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成させるプログラムステップと、生成した画像をスクリーンに投影させるプログラムステップと、を含むことを特徴とするプログラムを提供する。
本発明によれば、使用されたポインタに対応する色彩及び選択された絵柄のポイント画像を所望の向きでスクリーン上に投影できるので、複数の参加者がそれぞれのポインタ装置を用いてほぼ同時にスクリーンを指している場合でも、各参加者の意思や理解度等を絵柄や絵柄の向きで表現することができることから、プレゼンテーションはもちろん、会議そのものの進行を支援したり、教育を支援するのに好適な画像表示システムとして用いることができる。また、ポイントデータを無線送信できるので複数のポインタ装置を参加者がそれぞれ1台ずつ所持していてもコードが邪魔になるようなことがない。
図1は本発明の画像表示システムの概要説明図であり、画像表示システムは図1(a)に示すように、マルチポインタプロジェクタ(以下、単にプロジェクタと記す)1と、複数のポインタ装置P1、P2、・・・、Pn(以下、単にポインタPと記す)とからなる。
プロジェクタ1はスクリーン3上に画像を投影する機能を有し、スクリーン3に投影するための画像データを適時メモリから読み出して投影部を介してスクリーン3に投影すると共に複数のポインタP(説明上、識別コードをP1、P2、・・・、Pnとする)から受信した位置情報を基にスクリーン3上に出席者4−1、4−2、・・・4−nのいずれかが1台ずつ手にしているポインタPで指し示したスクリーン上の位置にポイント画像5を表示する。
ポイント画像5は所定の図形やマーク、メッセージ、或いは輝点からなる。プロジェクタ1は複数の出席者4−1、4−2、・・・4−nがそれぞれ所持しているポインタPを略同時に用いた場合は対応する数のポイント画像をスクリーン3上に表示できる。
ポインタPは、司会者や複数の出席者がそれぞれ手に持ってスクリーン3上の所望の部分をほぼ同時又は任意の時期に指し示したときのポインタ自体の位置情報(スクリーンに対する相対的位置情報)を検出し、ポインタPの固有の識別情報等と共にそれぞれプロジェクタ1に送信する。
つまり、本発明の画像表示システムでは、ポインタPはレーザポインタのようにポインタP自体から光線を射出するのではなく、ポインタ自体がその位置情報を取得して取得した位置情報と識別情報等を含むポイントデータをプロジェクタ1側に無線送信し、プロジェクタ1側で受信データをデコードして位置情報の変化量を変換して表示座標を取得しスクリーン3上の表示座標位置にポイント画像5を投影する。
複数のポインタPはそれぞれ色分けされており、スクリーン上に表示されるポイント画像5をポインタPから受信したポインタPの識別情報を基にそのポインタPの色彩と同じ色で表示するので、表示したものが誰かをポインタPの色彩との対比から他の出席者が弁別可能である(図13(a)参照)。なお、出席者の弁別方法はポインタPの色彩表示に限定されず、投影されるポイント画像が各ポインタ装置を区別可能な固有のデータに関連付けられて生成された画像であればよい。例えば、予めポインタPと出席者を対応付けてプロジェクタ1に入力しておき、ポイント画像5に代えてポインタPでスクリーン3を指し示した出席者の氏名をスクリーン3上に表示するようにしてもよい(図13(b)参照)。
図2は、プロジェクタ1の内部構成の一実施例を示すブロック図であり、プロジェクタ1は、アンテナ11、データ受信部12、コントローラ13、ストレージ14、投影部15、レンズ16、操作部17、及び電源18から構成されている。
受信部12は、アンテナ11を介してポインタPから送信されたポイントデータを含む無線波(変調波)を受信し、ポイントデータを抽出してデジタルデータに復調してコントローラ13に渡す。
コントローラ13は、CPU、プログラムや定数、及びポイント画像の絵柄データやメッセージデータ等を予め格納したROM、一時記憶メモリとして用いられるRAM、及びタイマー等を備えたマイクロコンピュータ構成をなし、プロジェクタ1全体の制御を行うと共に、ROMから適時読み出してRAMに駐在させたプログラムに従って、受信部12から受け取った位置情報に基づいて行うスクリーン3に表示するポイント画像5の表示位置の算出、受信部12から受け取ったポインタPの識別情報に基づいて行うポインタPを使用した出席者の特定、及びスクリーン3に表示するポイント画像5の色彩の決定や絵柄の読出し、操作部17からの指示に基づく各種動作(例えば、出席者に発言を促すメッセージの表示や、キーインされた出席者名とポインタPの識別情報を対応付けてRAMに記憶する動作)等の実行制御を行う。
ストレージ14は磁気ディスク又はフロッピー(R)ディスク等の記録媒体からなり、図示しない読み取り/書込み装置によりアクセスされて記録内容の読み取り/書込みが行われる。ストレージ14にはスクリーン3に投影するドキュメントデータ(文字や罫線及び画像や図形等からなる編集された画像データ等が記録されており、会議中(授業中)や会議(教科変更)の都度交換可能である。なお、ROMに代えてストレージ14の所定領域にポインタPで指し示された時にスクリーン3に投影するポイント画像5の形状データ(マークや図形等)やメッセージデータを記憶しておくようにしてもよい。
なお、図2の例では投影機能、受信機能、制御機能を一体とした例を示したが、プロジェクタ1の構成は図2の例に限定されない。例えば、プロジェクタ1は投影部15とレンズ16を備えた投影装置と、アンテナ11、受信部12、コントローラ13、ストレージ14、操作部17、及び電源18を備えた本体装置とを接続してなる構成であってもよく、投影装置と、アンテナ11、受信部12を備えた受信装置と、コントローラ13、ストレージ14、操作部17、及び電源18を備えた本体装置とを接続してなる構成であってもよい。
図3はポインタPの内部構成の一実施例を示すブロック図であり、ポインタPは、キー(Key)21、コントローラ22、位置検出ユニット23、ポインタPの識別情報(識別ID)等格納部24、送信部25、アンテナ26、及び電源27から構成されている。
キー21は電源スイッチ及びスクリーン3上のある部分を指し示した時(つまり、ポイント画像の投影時)に押す投影スイッチ(1又は複数)からなる。電源スイッチが操作されるとポインタPはデフォルト動作を実行する(図11(b)参照)。また、投影スイッチはデフォルトした後、ポイントを投影するのに用いられる。投影スイッチが押されている間は送信部25から位置情報及びポインタPの識別情報が所定時間間隔で送信され、プロジェクタ1によってスクリーン3上にポイント画像5が投影される(図12(a)参照)。
なお、投影スイッチを複数設けるように構成した場合は、夫々のスイッチに特定の意味(例えば、採決時の賛成、反対、棄権)を割り当てることができる。また、各スイッチとポイント画像5の絵柄情報を対応付けておき、ある投影スイッチが押されると対応する絵柄情報を位置情報及び識別情報と共にプロジェクタ1に送信するように構成することもできる。また、投影スイッチを複数設ける代わりに投影スイッチとしてスライドスイッチを設け、スライド位置に絵柄情報を対応付けるようにしてもよい。
コントローラ22は、CPU、プログラムや定数等を格納したROM、一時記憶メモリとして用いられるRAM、及びタイマー等を備えたマイクロコンピュータ構成をなし、ポインタP全体の制御を行うと共に、ROMから適時読み出してRAMに駐在させたプログラムに従って、位置検出ユニットから受け取った角加速度等の位置情報と格納部24から読み出した識別情報及び絵柄情報からのポイントデータの作成及びポインタ情報送信制御等を行う。なお、位置情報の算出方法等については後述する。
位置検出ユニット23は、3次元加速度センサ及び距離センサ(たとえば、超音波距離センサ)を内蔵し、例えばスクリーン3上にポイント画像5を投影し、スクリーン3に投影されているポイント画像5を動かしたい方向にポインタPを動かすことにより生じる水平方向、垂直方向の角速度を基に上下角、左右角、及び回転角を取得すると共に、スクリーン3とポインタPとの距離等を検出して検出値をコントローラ22に送出する。3次元加速度センサとしては、例えば、マイクロマシン技術を応用して作成された静電容量型3軸加速センサが小型化で且つ軽量化を要するポインタPに好適である。
識別情報等格納部24はROM等のメモリからなり、当該ポインタの識別情報(ID)及びキー21の投影スイッチの操作に対応付けられた絵柄情報(絵柄コード)が予め格納されている。
送信部25はコントローラ22から受け取ったポイントデータを変調してアンテナ26を介して送信する。
以下、プロジェクタ1からスクリーン3に投影された画像に対し、図4に示すように複数のポインタPから所望のタイミングでポイントデータ(位置情報及び識別情報等)を送信する場合、つまり、複数の出席者がポイント操作をした場合を例として、スクリーン3上へのポイント画像表示や制御に関する動作説明を行なう。
図4は複数のポインタPからポイントデータを送信する例の説明図であり、所望のタイミングでn個のポインタPの投影ボタンが押されるとn個のポインタPから図5に示すような送信フォーマットのポイントデータが送信され、プロジェクタ1はn個のポインタPからのポイントデータをそれぞれ受信して、それぞれのポイント画像をスクリーン3上に投影する。
図5はポイントデータの送信フォーマットの一実施例を示す図であり、ポイントデータ50は、識別情報(識別ID)51、デフォルトフラグ52、投影フラグ53、位置情報54、及び絵柄情報55等から構成されている。
識別情報51はポインタPを識別するコード(例えば、P1、P2、・・・、Pn)からなっている。デフォルトフラグ52はデフォルト動作の実行の有無を示す2値(実行→1、未実行→0)のいずれかからなり、投影フラグ53は投影スイッチのオン/オフ状態を示す2値(HOLD→1、OFF→0)のいずれかからなっている。位置情報54は3パラメータ(ポインタPの水平方向及び垂直方向の角加速度から算出される上下角、左右角、及び回転角)〜6パラメータ(3パラメータ+距離+高さ+左右情報)からなり、絵柄情報はキー21の投影スイッチによる選択(指定)操作により選択(指定)されたポイント画像5の絵柄を示すコード及びポインタPの回転角等からなる。
図6はプロジェクタ1のRAMに記憶されるポイント位置情報テーブルの一実施例を示す図であり、ポイント位置情報テーブル60は、ポインタ識別情報61、デフォルトフラグ62、投影フラグ63、デフォルト位置情報64、現在位置情報65、位置の差分66、表示座標67、絵柄情報68、及び色彩情報69等から構成されるテーブルデータをプロジェクタ1で処理可能なポインタの数だけ記憶してなる(図示の例ではn個のポインタ分のテーブルデータ(n個)が用意されている)。
ポインタ識別情報61はポインタPを識別するコードからなっており、図5の識別情報51と同じコード(例えば、P1、P2、・・・、Pn)が記憶されている。デフォルトフラグ62にはポインタPによるデフォルト動作の実行の有無を示す2値(実行→1、未実行→0)のいずれかからなり、投影フラグ63はプロジェクタ1による画像の投影状態を示す2値(HOLD→1、OFF→0)のいずれかからなっている。
デフォルト位置情報64は、例えば、コードPのポインタ(実施例ではポインタP1)の使用開始時にイニシャライズ操作としてスクリーン3の中央方向にそのポインタを向けたとき、当該ポインタから受信したポイントデータに含まれていた位置情報であり、現在位置情報65は、例えば、ポイント画像を投影するためポイントスイッチを操作したときコードP1のポインタから受信したポイントデータに含まれている位置情報である。また、位置の差分66は現在位置情報65とデフォルト位置情報64の差分である。なお、以下の説明ではスクリーンの中央をデフォルト位置として説明するがこれに限定されない。例えば、スクリーンの四隅のうちの予め決められた1つの隅でもよい。つまり、予め定められたスクリーンの特定の部分でもよいが、中央であることが望ましい。
表示座標67はスクリーン3上でのポイント画像5の表示位置を示す座標値であり、スクリーンの所定の位置(実施例ではスクリーン中央)をデフォルト位置(x=0、y=0)とした場合の座標値である。表示座標67は位置の差分を基に所定の計算(変換)プログラムに基づいてコントローラ13により算出(変換)される。
絵柄情報68は当該ポインタから受信した絵柄情報に基づく絵柄データのROM上の格納アドレス(ROMから読み出した絵柄データでもよい)と当該絵柄の向きを示す情報(回転角)からなる。また、色彩情報69として当該テーブルデータのポインタ識別情報61に対応した色彩コード(表示属性コード)が予め登録されている。
プロジェクタ1は、複数のポインタPから略同時又は適時ポイントデータ50を受信すると、ポイントデータ50に含まれている識別情報51をキーとしてプロジェクタ1のポイント位置情報テーブル60のポインタ識別情報61を比較し、識別情報が一致するテーブルデータに受信したポイントデータ内の各データ等を記憶し、絵柄情報68及び色彩情報69を基に投影するポイント画像5を生成し、表示座標67で決定されるスクリーン3上の表示位置に表示されるように位置付けて投影する。なお、図形や記号を表す絵柄データに代えて、例えば、メッセージデータや氏名データを用いてポイント画像5の代わりにメッセージや氏名等をポインタPで指し示された位置に投影するようにしてもよい(図13(b)参照)。
図6の例は、ポインタP1、P2、P3でイニシャライズ操作を行った後、ポインタP1、P3でポイント画像の投影操作を行った場合の識別コードP1、P2、P3のテーブルデータの記憶内容を示す。
<ポイント画像投影位置制御>
図7は、プロジェクタ1によるポイント画像投影位置の制御方法の一実施例を示す説明図であり、図7(a)はデフォルト設定時の説明図、図7(b)はポイント画像移動時の説明図である。
ポイント画像投影位置の制御はポインタを動かした変化量と方向を連動させて画面上のポイント画像を動かせばよいが、ポインタにより指し示した先にポイント画像を表示しなければならないので、相対位置を加味して行う必要がある。
そこで、図7(a)に示すようにポインタPをスクリーン3の中央に向けてから起動させることで位置のデフォルト設定を行い(実施例ではプロジェクタ1はこの時に画面中央にポイント画像5を表示する)、次に、図7(b)に示すように、ポインタPの動きを検知してその変化量に応じてスクリーン3上に投影されたポイント画像5を動かすようにしている。
つまり、図7(a)で、(イ);ポインタPの使用者がスイッチを押してポインタPを起動させ、スクリーン3の中央を指し示すと、ポインタPは自機の位置情報(スクリーン3との相対位置)を取得し、(ロ);その位置情報を含むポイントデータをプロジェクタ1に無線送信する。(ハ);プロジェクタ1は受信した位置情報に基づいてデフォルト設定を行い、(ニ);ポイント画像を生成してスクリーン中央に投影する(動作例として、図11参照)。
次に、図7(b)で、(ホ);デフォルト設定後、使用者がポインタPでスクリーン3上の所望の位置を指し示すと、ポインタPはその動きを検出して自機の位置情報(スクリーン3との相対位置)を取得し、(ヘ);その位置情報を含むポイントデータをプロジェクタ1に無線送信する。(ト);プロジェクタ1は受信した位置情報に基づいて変化量(位置情報の差分)を算出して表示座標に変換し、(チ);ポイント画像を生成してスクリーン3上の表示座標位置に投影する(動作例として、図12参照)。
図8はポインタの位置情報を構成する要素(パラメータ)の説明図であり、図8(a)はポインタの向きを示すパラメータの説明図、図8(b)はスクリーンとポインタとの位置関係を示すパラメータの説明図である。
ポインタの向きを示すパラメータには図8(a)に示すように(1)上下、(2)左右、(3)軸の回転角、の3パラメータがあり、ポインタの向きはこの3パラメータの合成である。また、スクリーンとポインタとの位置関係を示すパラメータには図8(b)に示すようにスクリーンを基準に、(4)距離、(5)高さ(低い〜高い)、(6)左右、の3パラメータがある。つまり、ポインタの位置情報を構成する要素は上記(1)〜(6)の6つがある。
図9はポインタの向きに関する3パラメータとスクリーンとの関係を示す説明図であり、図9(a)はポインタの上下角/左右角とスクリーンの関係の説明図、図9(b)は回転角とポイント画像の絵柄の向きとの関係の説明図である。
ポインタPの向きに関する3パラメータ(上下角/左右角/回転角)は、位置検出ユニット23に3次元加速度センサ(例えば、マイクロマシニング技術による静電容量3軸加速度センサ)を設け、加速度を2回積分して求めることができる。
特許文献1に記載のようなレーザポインタでスクリーンを指し示すとスクリーンとポインタとの距離によってスクリーンに対する角度(上下/左右)が異なるが、本発明のポインタPのみで位置検出するように構成した場合は、図9(a)に示すように距離とは無関係に角度は一定となる。
つまり、レーザポインタを用いるとスクリーンから離れるほどわずかに向きを変えただけで角度が変わるのでスクリーン上に投影するポイント画像の位置が大きく変動してしまうが、本発明のポインタPを用いるとスクリーン3から離れてわずかにポインタPの向きを変えても角度が変わらないのでプロジェクタ1からスクリーン上に投影されるポイント画像の位置は変わらない。
また、検出された回転角は図9(b)に示すように絵柄95の向きを変えるために用いることができる。つまり、ポインタPを長軸を中心として廻すことでスクリーン3に投影するポイント画像の絵柄の向きを図示のように変えることができる。
図10はスクリーンとポインタとの位置関係を示すパラメータのうち、距離検出の一実施例を示す図である。
スクリーン3とポインタPとの距離dは位置検出ユニット23に超音速距離センサを設けることによりリアルタイムに求めることができる。つまり、ポインタPからスクリーン3に向けて超音波を発射して反射波を同じポインタPで受ける間の時間から距離d1、d2、・・を求めることができる。スクリーンとの距離も検出するようにすると上述したポインタPのみで位置検出するように構成した場合と異なり、距離に応じて角度が異なるが、プロジェクタ1で前述したポインタの向きの3パラメータの変化量と画面上のポイント画像の動きを連動させると、距離を係数とすることでレーザポインタと同じような使い勝手となる。
また、スクリーン3に対するポインタPの高さ及び左右の2パラメータは、例えば、スクリーン3の縦方向と横方向各々に超音波受信部を設置し、これら超音波受信部がポインタPから発射された超音波を受けて2つの超音波受信部とポインタPの距離を算出することによって三角測量の原理を基に求めることができる。
図11は、プロジェクタのデフォルト設定動作及びポインタのイニシャライズ時の動作の一実施例を示すフローチャートであり、図11(a)はプロジェクタ1側のデフォルト設定動作を示し(ステップS4〜ステップS8)、コントローラ13はROMに格納されている動作プログラムを基に図11(a)に示すようなデフォルト動作を実行制御する。また、図11(b)はポインタのイニシャライズ動作(破線内)を示し、コントローラ22はROMに格納されている動作プログラムを基に図11(b)に示すようなイニシャライズ動作を実行制御する。
図11(a)で、プロジェクタ1の操作者(例えば、会議における議長、司会者、或いは議題提案者、授業での先生)がプロジェクタ1の電源スイッチをオンにすると(ステップS1)、プロジェクタ1のコントローラ13はストレージ14に記録されている議題や説明資料(又は教材)を読出して再生し、投影部15及びレンズ16を介してスクリーン3に投影し(ステップS2)、ポインタPからのポイントデータ(図5参照)受信を待つ。なお、所定時間経過してもポイントデータを受信しない場合やプロジェクタ1の操作者がページ送り操作を行った場合は次のページ用のデータを投影するためにステップS2に戻る(ステップS3)。
プロジェクタ1の受信部12は、ポインタP側からポイントデータを含む搬送波を受信すると、受信した搬送波を復号してポイントデータ50を取得し、コントローラ13に渡す(ステップS4)。
次に、コントローラ13は受信したポイントデータ50の識別コード51をポイント位置情報テーブル60のポインタ識別情報61と比較し、識別コードがP1の場合はステップS6−1に進み、そうでない場合はステップS5−2に進む(ステップS5−1)。
識別コードがP1の場合は、コントローラ13は識別コードP1のテーブルデータの色彩情報を基に、スクリーン3の中央に識別コードP1に対応する色彩のポイント画像(例えば、丸いマーク)を投影し(ステップS6−1)、ポイントデータ50のデフォルトフラグ52、投影フラグ53、位置情報54を識別コードP1のテーブルデータのデフォルトフラグ62、投影フラグ63、デフォルト位置情報64に記憶すると共に、ポイントデータ50の位置情報54に含まれる回転角と絵柄情報55を基に絵柄データのROM上の格納アドレスを絵柄情報68として記憶し、ステップS8に進む(ステップS7−1)。
以下同様に、プロジェクタ1は、ポインタPの識別コードP2、・・・・、Pn−1、Pnに応じてステップS5−2〜S7−2、・・・、ステップS5−(n−1)〜S7−(n−1)、ステップS5−n〜S7−nで上記ステップS5−1〜S7−1と同様の動作を行う(ステップS7−2、・・・、ステップS7−(n−1)、ステップS7−n)。
次に、プロジェクタ1はスクリーン中央(デフォルト位置)にポイント画像を所定時間投影し、所定時間を経過するとスクリーン中央のポイント画像の投影を終わらせ(つまり、スクリーン中央に表示していたポイント画像を消し)、図12のステップU1−1〜U1−nのいずれかに進む(ステップS8)。
図11(b)で、ポインタP1の所持者がそのポインタをスクリーン3の中央に向けてから(ステップT1−1)、キー21の電源スイッチを押すと電源オンとなり(ステップT2−1)、識別コードP1のポインタの位置検出ユニット23は、スクリーン中央にポインタP1の先端を向けたときのポインタP1の水平方向及び垂直方向の角加速度を基に得る上下角、水平角、及び回転角と、スクリーン3との距離等の位置情報(デフォルト位置情報)を検出し、コントローラ22に渡す(ステップT3−1)。
コントローラ22は識別コードP1、位置検出ユニット23から受け取った位置情報、及びデフォルトフラグ、投影フラグ等からポイントデータを生成し、送信部25で変調させてアンテナ26を介してプロジェクタ1に無線送信する(ステップT4−1)。
以下、ポインタPは識別コードP2、・・・Pn−1、Pnに応じて上記ステップT1−1〜T4−1と同様の動作を行う(ステップT1−2〜T4−2、・・・ステップT1−(n−1)〜ステップT4−(n−1)、ステップT1−n〜ステップT4−n)。
図12は、スクリーン上の任意の場所にポイント画像を投影する際のポインタ及びプロジェクタの動作の一実施例を示すフローチャートであり、図12(a)はポインタの動作例を示し、コントローラ22はROMに格納されている動作プログラムを基に図12(a)に示すような動作を実行制御する。また、図12(b)はプロジェクタの動作例を示し、コントローラ13はROMに格納されている動作プログラムを基に図12(b)に示すような動作を実行制御する。
図11(a)のステップS8でスクリーン中央に表示していたデフォルト時のポイント画像が消えるとポインタPはスクリーン3上の任意の場所に(プロジェクタ1を介して)ポイント画像5の投影を行うことができるので、図12(a)で、例えば、ポインタP1の所持者がその先端をスクリーン3の所望の位置に向けて(ステップU1−1)、キー21の投影スイッチを押してHOLD状態を維持すると(ステップU2−1)、ポインタP1の位置検出ユニット23は水平方向及び垂直方向の角加速度を基に得る上下角、水平角、及び回転角と、スクリーン3との距離等の位置情報(現在位置情報)を検出し、コントローラ22に渡す(ステップU3−1)。
コントローラ22は識別コードP1、位置検出ユニット23から受け取った位置情報、及びデフォルトフラグ、投影フラグ等から所定時間間隔でポイントデータを生成し、送信部25で変調させてアンテナ26を介してプロジェクタ1に無線送信する(ステップU4−1)。
以下、ポインタPは識別コードP2、・・・・、Pn−1、Pnに応じて上記ステップU1−1〜U4−1と同様の動作を行う(ステップU1−2〜U4−2、・・・ステップU1−(n−1)〜ステップU4−(n−1)、ステップU1−n〜ステップU4−n)。
図12(b)で、プロジェクタ1の受信部12は、ポインタP側からポイントデータを含む搬送波を受信すると、受信した搬送波を復号してポイントデータ50を取得し、コントローラ13に渡す(ステップV1)。
次に、コントローラ13は受信したポイントデータ50の識別コード51をポイント位置情報テーブル60のポインタ識別情報61と比較し、識別コードがP1の場合はステップV3−1に進み、そうでない場合はステップV2−2に進む(ステップV2−1)。
識別コードがP1の場合は、コントローラ13は受信したポイントデータ50からデフォルトフラグ52、投影フラグ53、及び位置情報54を取り出して識別コードP1のテーブルデータのデフォルトフラグ62、投影フラグ63、及び現在位置情報65として記憶し(ステップV3−1)、テーブルデータに記憶されているデフォルト位置情報64と現在位置情報65の差分を計算して位置の差分66としてテーブルデータに記憶する(ステップV4−1)。
次に、上記ステップV4−1で得た位置の差分を表示座標に変換して表示座標67としてテーブルデータに記憶すると共に(ステップV5−1)、テーブルデータに記憶されている絵柄情報68から得る絵柄データと絵柄の向きと色彩情報69に基いて投影するポイント画像の絵柄を生成し、表示座標67で示されるスクリーン3上の位置に投影する(ステップV6−1)。
ポインタP1の所持者はポイント画像を投影しつづけたい場合は投影スイッチを押しつづけ(投影スイッチ→HOLD)、投影を中止したい場合は投影スイッチから指を離す(投影スイッチ→OFF)ので、コントローラ13は受信したポイントデータの投影フラグ53を調べ、フラグ値がHOLDを意味する場合はステップV1に戻り、フラグ値がOFFを意味する場合はステップV8−1に進む。これにより、プロジェクト1はポインタP1が次に指し示した位置情報を含むポイントデータ50の受信を待ち、受信した場合は上記V1、V2、V3−1〜V8−1の動作が繰り返される(ステップV7−1)。また、投影スイッチがOFFの場合はスクリーン3へのポイント画像5の投影を終了させる(ステップV8−1)。
以下同様に、プロジェクタ1はポインタPの識別コードP2、・・・・、Pn−1、Pnに応じて、ステップV2−1〜V8−2、・・・、ステップV2−(n−1)〜V8−(n−1)、ステップV2−n〜V8−nで上記ステップV2−1〜V8−1と同様の動作を行う(ステップV7−2、・・・、ステップV7−(n−1)、ステップV7−n)。
上記図12のフローチャートに示す動作により、レーザ光を用いていないがポインタの所持者はレーザポインタのように実際にスクリーンを指してポイントできる。つまり、ポインタの所持者がスクリーンを指すとポインタのデフォルト位置からの相対位置情報等がプロジェクタに無線送信され、プロジェクタはデフォルト設定時に設定されたポインタのデフォルト位置情報と受信した現在位置情報との差から表示座標を求めて使用されたポインタに対応する色彩及び選択された絵柄のポイント画像を所望の向きでスクリーン上に投影できる。
また、複数の出席者がそれぞれのポインタを用いてほぼ同時にスクリーンを指している場合でも、プロジェクタは使用された各ポインタに対応する色彩及び絵柄のポイント画像をそれぞれスクリーン上に投影でき、更にポイント画像の絵柄をポインタのスイッチ操作で選べるのでポイント画像を使用者の意思に対応した形で投影でき(図14)、更に、ポインタを長軸を中心に回転させると絵柄の向きを変えることができるので、図9(b)で使用者の意思や理解度等を絵柄や絵柄の向きで表現することができることから、プレゼンテーションはもちろん、会議そのものの進行を支援する会議支援ツールや教育支援ツールとして好適な画像表示システムとして用いることができる。
図13はスクリーンに投影するポイント画像の一実施例を示す図であり、投影されるポイント画像131、132、133、・・は色分けされている(図13(a))。なお、ポイント画像の色彩とポインタP1、P2、P3、・・・の色彩を一致させることが望ましい。このようにすればポインタの使用者にとってはスクリーン3上の何処を指したかが分かりやすく、他の出席者にとっては誰がポイントしたかがポインタの色の対比から分かりやすい。また、予めプロジェクタ1にポインタP1、P2、P3、・・・の所持者の氏名と識別コードと対応させて登録しておき、ポイント画像131、132、133、・・・の代わりに氏名を投影することもできる(図13(b))。
図14はスクリーンに投影するポイント画像の絵柄切換えの一実施例を示す図であり、スクリーン3に投影するポイント画像の絵柄の標準タイプを図示のように絵柄141としたとき、テーマの重要度の評価等の意思表示をする際に、ポインタPのキー21に設けられた複数の投影スイッチのうち、「とてもよい」、「だめ」、又は「重要」のいずれかに対応付けられた投影スイッチを選択して押すと対応する絵柄(例えば、絵柄142、絵柄143、又は絵柄144のいずれか)のポイント画像が投影される。なお、キー21の投影スイッチを複数設ける代わりにスライドスイッチを設け、スライド位置により意味付けられた絵柄を投影するように構成してもよい。
(応用例)
図15は本発明の画像表示システムを会議支援ツールとして用いた場合の投票結果表示の一実施例を示す図である。また、図16はポインタを用いて投票を行なう場合のプロジェクタ1の投票結果表示動作例を示すフローチャートであり、コントローラ13はROMに格納されている動作プログラムを基に図16に示すような動作を実行制御する。
会議用のポインタ及びプロジェクタとして、説明上、ポインタPとして投影スイッチに賛成及び反対用のスイッチ又はスライド位置を設けたものを用いることとし、プロジェクタ1として上記実施形態1で説明したプロジェクタ1を用いるものとする。また、ポインタPのイニシャライズ動作及びプロジェクタ1のデフォルト設定動作(図11)は会議開始時に行われている。
図16で、まず、会議の出席者(n人)がそれぞれ所持するポインタP1〜Pnを用いて順次投票を行なう。投票方法はポインタPをスクリーン3に向けて賛成用のスイッチ又は反対用のスイッチを押す(或いは、賛成を意味する位置又は反対を意味する位置にスイッチをスライドさせる)だけでよい。出席者が投票操作を行なうと位置情報や絵柄情報(絵柄が投票結果を意味する)等を含むポイントデータ50(図5)が生成され、プロジェクタ1に送信される(ステップW0)。
プロジェクタ1の受信部12は、ポインタP側からポイントデータを含む搬送波を受信すると、受信した搬送波を復号してポイントデータ50を取得し、コントローラ13に渡す(ステップW1)。
次に、コントローラ13は受信したポイントデータ50の識別コード51をRAMの所定領域に設けられた投票済みチェックテーブル(図示せず)に保持(一時記憶)した受信済み識別コードと比較し、すでに識別コードが記憶されている場合はステップW3に進み、そうでない場合はその識別コード51を投票済みチェックテーブルに保持(追加記憶)してステップW4に進む(ステップW2)。
識別コードがすでに記憶されている場合は重複投票として無効とし、ステップW7に進む。つまり、当該ポインタから送信された今回の投票結果をカウントしないようにする(ステップW3)。
次に、投票が有効な場合(重複投票でない場合)は、コントローラ13は受信したポイントデータに含まれている絵柄情報を取り出して絵柄データを調べ、賛成票か反対票かを判定し、反対票の場合はステップW5に進み、賛成票の場合はステップW6に進む(ステップW4)。
反対票の場合は、コントローラ13はRAMの所定位置に設けた反対票カウンタ(所定バイト数のメモリ領域)に1を加えてステップW7に進む(ステップW5)。また、賛成票の場合は、コントローラ13はRAMの所定位置に設けた賛成票カウンタ(所定バイト数のメモリ領域)に1を加えてステップW7に進む(ステップW6)。
次に、コントローラ13は、全員が投票したか否かを賛成票カウンタと反対票カウンタの値の合計と出席者数を比較して調べ、全員が投票した場合はステップW8に進み、そうでない場合はステップW1に戻る(ステップW7)。
賛成票カウンタ及び反対票カウンタの値(記憶内容である数値)を取り出して文字コードに変換し、「賛成」及び「反対」を意味する文字コードと対応付けて図15に示したようにスクリーン3上の所定の位置に投影する(ステップW8)。
上記構成により、会議の各出席者はそれぞれが所持するポインタを用いて投票を行なうことができる。また、上記図16のフローチャートのステップW8では誰が投票したかは表示しないのでいわゆる無記名投票となるが、ポインタの識別コードと出席者の氏名を対応させてプロジェクタ1に登録しておけば、投票操作をした者の氏名を賛否欄に投影していわゆる記名投票とすることもできる。また、採否を行う議題の種類により無記名投票にするか記名投票にするかの操作をプロジェクタ1側で設定するように構成することもできる。また、所定時間を経過しても投票を行なわないものの氏名を表示して投票を促したり、危険と見なして賛否の投票結果と共に投影することもできる。
また、上記ステップW2で重複投票をチェックし、ステップW3で重複投票を無効にするようにしているので、投票結果を見て賛否を変えるいわゆる風見鶏的な投票ができず、出席者は各自自分の意思を反映した投票をすることとなるので、会議自体の緊張度を高め質のよい会議の実現を期待し得る。
なお、上記図16のフローチャートでは、会議用のポインタPの投影スイッチに賛成及び反対用のスイッチ又はスライド位置を設け、スクリーン3に向けて賛成用のスイッチ又は反対用のスイッチを押して(或いは、スイッチをスライドさせて)投票を行なうようにしたが、出席者がそれぞれスクリーン3上に投影された所定の大きさの賛成欄又は反対欄に向けてポインタP1〜Pnを向けて投影スイッチを押すことによって投票するようにしてもよい。
このようにする場合には、上記ステップW2とW4の間に、「コントローラ13は受信したポイントデータ50の識別コード51をポイント位置情報テーブル60のポインタ識別情報61と比較し、識別コードが一致したテーブルデータに記憶されているデフォルト位置情報64とポイントデータに含まれている位置情報54の差分を計算して位置の差分を求め、求めた位置の差分を変換して表示座標を取得する」ステップを設けると共に、ステップW4を、「取得した表示座標がスクリーン3に投影されている反対欄の領域内を示す場合はステップW5に進み、賛成欄の領域内を示す場合はステップW6に進む」動作に変更する。
このようにすることにより、上述した上記図16のフローチャートと同様の効果を奏すると共に、ポインタPに賛否用のスイッチ(或いはスライド位置)を設ける必要がないので、会議用として賛否用スイッチ(或いはスライド位置)を設けたものよりポインタPの構成が簡単になり、且つ使い勝手がよい。
また、ポインタPに賛否用のスイッチ(或いはスライド位置)を設けず、上記ステップW0で賛成の場合と反対の場合とでポインタ像の絵柄の向きを変えて投票するようにしてもよい。
このようにする場合には、上記ステップW2とW4の間に、「コントローラ13は受信したポイントデータ50の識別コード51をポイント位置情報テーブル60のポインタ識別情報61と比較し、識別コードが一致したテーブルデータに記憶されているデフォルト位置情報64とポイントデータに含まれている位置情報54のうちのポインタの回転角を取り出す」ステップを設けると共に、ステップW4を、「ポインタの回転角が標準角度(絵柄を標準の向きに保つ角度)以外の場合にはステップW5に進み、標準角度ポインタの回転角が標準角度以内の場合にはステップW6に進む」動作に変更する。
これにより、上述した上記図16のフローチャートと同様の効果を奏すると共に、ポインタPに賛否用のスイッチ(或いはスライド位置)を設ける必要がないので、ポインタPの構成が簡単になり、且つ使い勝手がよい。
また、他の応用例として、会議に漫然と出席し発言等の積極的意思表示もない者が多いと、会議自体を提案者による発表の場と化してしまって会議の活性を奪い会議本来の機能を失うことが多い。本発明の画像表示システムでは会議支援ツールとして、ポインタPの使用回数等をプロジェクタ1で計測して使用回数が少なすぎたり使用回数ゼロの出席者に対し、発言や意思表示を促すメッセージを投影し、出席者に積極的会議参加を促すこともできる。また、プロジェクタ1で会議時間を計測して会議の残り時間等を投影することもできる。
なお、プロジェクタ1に音声メモリ及び音声出力装置を設けるようにし、コントローラ13の制御により、議事への参加等を音声で促したり、残り時間の告知等を音声でを行わせるようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施例について説明したが本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
本発明の画像表示システムの概要説明図である。 プロジェクタの内部構成の一実施例を示すブロック図である。 ポインタの内部構成の一実施例を示すブロック図である。 複数のポインタからポイントデータを送信する例の説明図である。 ポイントデータの送信フォーマットの一実施例を示す図である。 プロジェクタのRAMに記憶されるポイント位置情報テーブルの一実施例を示す図である。 プロジェクタによるポイント画像投影位置の制御方法の一実施例を示す説明図である。 ポインタの位置情報を構成する要素(パラメータ)の説明図である。 ポインタの向きに関する3パラメータとスクリーンとの関係を示す説明図である。 スクリーンとポインタとの位置関係を示すパラメータのうち、距離検出の一実施例を示す図である。 プロジェクタのデフォルト設定動作及びポインタのイニシャライズ時の動作の一実施例を示すフローチャートである。 スクリーン上の任意の場所にポイント画像を投影する際のポインタ及びプロジェクタの動作の一実施例を示すフローチャートである。 スクリーンに投影するポイント画像の一実施例を示す図である。 スクリーンに投影するポイント画像の絵柄切換えの一実施例を示す図である。 本発明の画像表示システムを会議支援ツールとして用いた場合の投票結果表示の一実施例を示す図である。 ポインタを用いて投票を行なう場合のプロジェクタの投票結果表示動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プロジェクタ(マルチポインタプロジェクタ)
3 スクリーン
5 ポイント画像
11 アンテナ(受信手段)
12 受信部(受信手段)
13 コントローラ(記憶制御手段、ポイント画像生成手段、差分算出手段、座標変換手段)
14 ストレージ
15 投影部(デフォルト画像投影手段、画像投影手段)
16 レンズ
17 操作部
21 キー (電源スイッチ(投影指示手段)、投影スイッチ(投影指示手段、ポイント画像選択手段))
22 コントローラ(ポイントデータ生成手段)
23 位置検出ユニット(位置情報取得手段)
24 識別情報等格納部
25 送信部(送信手段)
50 ポイントデータ
51 識別ID(識別情報)
54 位置情報
55 絵柄情報(画像表示情報)
60 ポイント位置情報テーブル
61 識別情報
64 デフォルト位置情報
65 現在位置情報
66 位置の差分
67 表示座標
68 絵柄情報(画像表示情報)
69 色彩情報
P ポインタ(ポインタ装置)

Claims (9)

  1. 複数のポインタ装置と記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタからなる会議支援用画像表示システムであって、
    前記各ポインタ装置は、
    採決時に、前記ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報を含むポイントデータを生成して送信し、
    前記プロジェクタは、
    採決時に、前記ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて、当該ポイント位置情報が予め設定された前記スクリーン上の所定エリアに属するか否かを判別し、当該判別結果に基づき賛否を集計し、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、
    ことを特徴とする画像表示システム。
  2. 前記ポインタ装置は、ポインタ装置を前記スクリーンの所定の位置に向けて行うイニシャライズ時に自機の位置情報を取得し、取得した位置情報と前記識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、プロジェクタによるデフォルト設定表示後は、スクリーン上の所望の位置を指し示したときの自機の位置情報を取得し、取得した位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、
    前記プロジェクタは、前記ポインタ装置のイニシャライズ時に該ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている位置情報をデフォルト位置情報として記憶し、ポイント画像を前記スクリーンの所定の位置に投影してデフォルト設定表示を行い、デフォルト設定表示後にポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている位置情報と記憶した前記デフォルト位置情報との差分を基にスクリーン上の前記採決情報としての位置情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像表示システム。
  3. 前記所定エリアは、前記プロジェクタによって前記スクリーン上に投影された所定の大きさの賛成欄又は反対欄であることを特徴とする請求項1または2記載の画像表示システム。
  4. 前記採決情報は、前記ポインタ装置に予め設けられた賛成用スイッチ或いは反対用スイッチにおいて選択されたスイッチに基づく情報であることを特徴とする請求項1記載の画像表示システム。
  5. 前記採決情報は、前記ポインタ装置を前記スクリーン上の任意の位置に指し向けたときの回転角情報であって、
    前記プロジェクタは、
    前記ポインタ装置から送信される前記回転角情報に基づいて、当該回転角が予め設定された標準角度以内であるか否かを判別し、当該判別結果に基づき賛否を集計し、集計結果を元に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像表示システム。
  6. 前記ポインタ装置は、ポインタ装置を前記スクリーンの所定の位置に向けて行うイニシャライズ時に自機の回転角情報を取得し、取得した回転角情報と前記識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、プロジェクタによるデフォルト設定表示後は、スクリーン上の所望の位置を指し示したときの自機の回転角情報を取得し、取得した回転角情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを生成して送信し、
    前記プロジェクタは、前記ポインタ装置のイニシャライズ時に該ポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている回転角情報をデフォルト回転角情報として記憶し、ポイント画像を前記スクリーンの所定の位置に投影してデフォルト設定表示を行い、デフォルト設定表示後にポインタ装置から送信されるポイントデータを受信すると、受信したポイントデータに含まれている回転角情報と記憶した前記デフォルト回転角情報との差分を基にスクリーン上の前記採決情報としての回転角情報を取得することを特徴とする請求項5記載の画像表示システム。
  7. 前記ポイントデータは、予め登録されている前記ポインタ装置自身の識別情報を含むことを特徴とする請求項1から6の何れか記載の画像表示システム。
  8. 記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタの会議支援用画像表示方法であって、
    採決時に、ポインタ装置から送信される当該ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを受信し、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて賛否を集計し、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成し、生成した画像をスクリーンに投影する、ことを特徴とするプロジェクタの画像表示方法。
  9. 複数のポインタ装置と記録媒体に記録されている画像をスクリーンに投影するプロジェクタとからなる会議支援用画像表示システムにおける前記プロジェクタで実行可能なプログラムであって、
    採決時に、ポインタ装置から送信される当該ポインタ装置を前記スクリーン上の所望の位置に指し向けたときの自機のポイント位置情報と予め登録されている自機の識別情報を含むポイントデータを受信させるプログラムステップと、受信したポイントデータに含まれている前記ポイント位置情報に基づいて賛否を集計させるプログラムステップと、集計結果を基に採決結果を表す画像を生成させるプログラムステップと、生成した画像をスクリーンに投影させるプログラムステップと、を含むことを特徴とするプログラム。
JP2004082182A 2004-03-22 2004-03-22 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP4341437B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082182A JP4341437B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004082182A JP4341437B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005267500A JP2005267500A (ja) 2005-09-29
JP4341437B2 true JP4341437B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=35091959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004082182A Expired - Fee Related JP4341437B2 (ja) 2004-03-22 2004-03-22 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4341437B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250562A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Casio Comput Co Ltd 投影システム、投影装置、投影制御方法及びプログラム
JP2009043139A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Mitsubishi Electric Corp 位置検出装置
JP5120136B2 (ja) * 2008-08-05 2013-01-16 ブラザー工業株式会社 表示制御装置及びそれに用いるリモコン並びにテレビ会議システム。
JP5320166B2 (ja) * 2009-05-27 2013-10-23 京セラ株式会社 携帯電子機器及びプロジェクションシステム
JP5368324B2 (ja) * 2010-01-08 2013-12-18 エフアンドエフ株式会社 情報入力装置
JP2013175001A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示システム、および画像表示装置の制御方法
JP5208293B2 (ja) * 2012-04-03 2013-06-12 三菱電機株式会社 位置検出装置、位置検出システム、映像表示装置、及び映像表示システム
JP6136206B2 (ja) 2012-11-16 2017-05-31 富士通株式会社 会議システム、サーバ、及び、会議情報生成プログラム
JP6087299B2 (ja) * 2014-01-06 2017-03-01 日本電信電話株式会社 属性制御装置および属性制御方法
JP2017191340A (ja) * 2017-07-04 2017-10-19 カシオ計算機株式会社 照射制御装置、照射制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005267500A (ja) 2005-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2498485B1 (en) Automated selection and switching of displayed information
US5025314A (en) Apparatus allowing remote interactive use of a plurality of writing surfaces
US9053455B2 (en) Providing position information in a collaborative environment
US5519809A (en) System and method for displaying geographical information
JP5347733B2 (ja) 電子黒板
JP4341437B2 (ja) 画像表示システム、プロジェクタの画像表示方法、及びプログラム
US20120320425A1 (en) Curvilinear solid for information input, map for information input, drawing for information input
JP5136769B2 (ja) 電子ペンによる記入進捗を管理する端末装置及びプログラム
Long et al. Ai literacy: Finding common threads between education, design, policy, and explainability
JP2011048042A (ja) 授業支援システム
JP5366035B2 (ja) コンピュータ装置及びプログラム
Miura et al. Practical environment for realizing augmented classroom with wireless digital pens
US11231850B1 (en) Hybrid digital and physical writing surface with transformational ink effects
JP5915118B2 (ja) アーカイブシステム、第一の端末及びプログラム
CN115033128A (zh) 基于图像识别的电子白板控制方法、电子白板及可读介质
JP2003187242A (ja) データ入力システム及びデータ入力方法
JP2012108544A (ja) 電子ペンによる記入進捗を管理する端末装置及びプログラム
Trinh et al. Experimental evaluation of multi-scale tactile maps created with SIM, a web app for indoor map authoring
CN101699370A (zh) 基于深度检测的身体识别控制装置
JP5267950B2 (ja) 情報処理システム及びそのプログラム
Lui et al. Gesture-Based interaction for seamless coordination of presentation aides in lecture streaming
Wandy STEM for Students with Blindness and Visual Impairments: Tenets of an Inclusive Classroom
JP2005346016A (ja) 挙手検知機、およびこれを用いた挙手検知システム
JP7429831B2 (ja) マルチ電子ペンを活用した電子黒板
US20230419614A1 (en) System and method for delivering interactive laboratory experiments real-time in simulated environments

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060314

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061227

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090629

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4341437

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees