JP2013175001A - 画像表示装置、画像表示システム、および画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置、画像表示システム、および画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】指示体を利用している際に、指示体の属性を認識することが可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置(プロジェクター100)は、1つ以上の指示体(発光ペン501,502)を備えた画像表示装置であって、画像を表示する表示部(画像投写部10)と、表示部によって表示された表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を生成する位置検出部53aと、指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定部(画像処理部32)と、属性情報に応じたカーソル画像を、位置情報に対応する位置に表示するカーソル表示部(画像処理部32)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示システム、および画像表示装置の制御方法に関する。
コンピューターと、スクリーン等の投写面に映像を投写する投写型映像表示装置(プロジェクター)と、特定の波長帯の光を透過する選択透過素子と、スクリーン等を撮像する撮像装置と、映像の一部を指示するために用いられ、先端から赤外光を発する指示棒(指示体)とを備えたプレゼンテーションシステムが知られている(特許文献1)。このようなプレゼンテーションシステム(インタラクティブシステム)では、基本映像に指示棒(指示体)によって描いた描画映像を重畳することが可能である。
また、このようなインタラクティブシステムにおいて、指示体の描画属性、即ち指示体によって描画する図形等の描画色や描画形状等の属性を設定するためのツールバーを表示するものがある。
特開2011−28629号公報
近年、複数の指示体を使用可能なインタラクティブシステムが知られている。しかし、このようなインタラクティブシステムでは、ツールバーで指示体の属性を設定すると、複数の指示体が同様な属性となる場合があり、紛らわしいという問題があった。
また、指示体の属性を個別に設定可能なインタラクティブシステムの場合にも、複数人で複数の指示体を用いてインタラクティブシステムを利用している態様では、ツールバーに表されている属性の情報を視認しても、どの指示体の属性を表しているのかが不明であるため、自分の指示体の描画色や描画形状を認識することができず、不便であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、画像表示装置であって、画像を表示する表示部と、前記表示部によって表示された表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出部と、前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定部と、前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記位置情報に対応する位置に表示するカーソル表示部と、を備えることを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、位置検出部は、表示画像内において、指示体が指し示す位置情報を検出する。属性設定部は、指示体の属性情報を設定する。カーソル表示部は、属性情報に応じたカーソル画像を、位置情報に対応する位置に表示する。これにより、カーソル画像を視認することで、指示体の属性情報を認識することができる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記指示体の種別を表す種別情報を検出する種別検出部をさらに備え、前記種別検出部は、第1の指示体および第2の指示体の前記種別情報を検出し、前記位置検出部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体が指し示す位置を表す前記位置情報を検出し、前記属性設定部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体の属性を表す前記属性情報を設定し、前記カーソル表示部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体の前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記第1の指示体および前記第2の指示体の前記位置情報に対応する位置に表示することを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、種別検出部は、指示体の種別を表す種別情報を検出する。種別検出部は、第1の指示体および第2の指示体の種別情報を検出し、位置検出部は、第1の指示体および第2の指示体の位置情報を検出し、属性設定部は、第1の指示体および第2の指示体の属性情報を設定する。カーソル表示部は、第1の指示体および第2の指示体の属性情報に応じたカーソル画像を、第1の指示体および第2の指示体の位置情報に対応する位置に表示する。これにより、複数の指示体を用いて画像表示装置を利用している場合でも、カーソル画像を視認することで、指示体毎の属性情報を認識することができる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記位置検出部は、前記表示部によって表示された前記表示画像を含む範囲を撮像して撮像画像を生成する撮像部を有し、前記撮像部によって生成された前記撮像画像に基づいて、前記表示画像内において、前記指示体が指し示す位置を検出することを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、位置検出部は、撮像部を有する。撮像部は、表示画像を含む範囲を撮像する。位置検出部は、撮像画像に基づいて表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出する。これにより、カーソル画像を視認することで、指示体の属性情報を認識することができる。
[適用例4]上記適用例に係る画像表示装置において、前記属性設定部によって設定される前記属性情報は、前記指示体によって描画を行う際の描画色情報であることを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、属性情報は、指示体によって描画を行う際の描画色情報である。これにより、カーソル画像を視認することで、指示体の描画色を認識することができる。
[適用例5]上記適用例に係る画像表示装置において、前記属性設定部によって設定される前記属性情報は、前記指示体によって描画を行う際の描画形状情報であることを特徴とする。
このような画像表示装置によれば、属性情報は、指示体によって描画を行う際の描画形状情報である。これにより、カーソル画像を視認することで、指示体の描画形状を認識することができる。
[適用例6]本適用例に係る画像表示システムは、画像を表示する画像表示装置と、前記画像表示装置に画像情報を供給するコンピューターと、1つ以上の指示体と、を有する画像表示システムであって、前記画像表示装置は、前記画像情報が入力される画像情報入力部と、前記画像情報に応じた表示画像を表示する表示部と、前記表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出部と、前記位置情報を出力する位置情報出力部と、を有し、前記コンピューターは、前記画像情報を生成する画像情報生成部と、前記位置情報を入力する位置情報入力部と、前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定部と、前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記画像情報内の前記位置情報に対応する位置に付加するカーソル表示部と、前記画像情報を出力する画像情報出力部と、を有することを特徴とする。
このような画像表示システムによれば、画像表示装置は、画像情報入力部と表示部と位置検出部と位置情報出力部とを有する。位置検出部は、表示画像内において、指示体が指し示す位置情報を検出する。コンピューターは、画像情報生成部と位置情報入力部と属性設定部とカーソル表示部と画像情報出力部とを有する。属性設定部は、指示体の属性情報を設定する。カーソル表示部は、属性情報に応じたカーソル画像を、画像情報内の位置情報に対応する位置に付加する。これにより、カーソル画像を視認することで、指示体の属性情報を認識することができる。
[適用例7]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、画像を表示する表示部を備えた画像表示装置の制御方法であって、前記表示部によって表示された表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出ステップと、前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定ステップと、前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記位置情報に対応する位置に表示するカーソル表示ステップと、を備えることを特徴とする。
このような画像表示装置の制御方法によれば、カーソル画像を視認することで、指示体の属性情報を認識することができる。
また、上述した画像表示装置、画像表示システム、および画像表示装置の制御方法が、画像表示装置または画像表示システムに備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやHDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc(登録商標)、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、画像表示装置またはコンピューターの内部記憶装置(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USB(Universal Serial Bus)メモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
第1の実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図。 発光ペンの機能情報設定ツールバーを示す説明図であり、(a)は、通常の機能情報設定ツールバーの説明図、(b)は、ツールバーサブメニューが表示されたときの機能情報設定ツールバーの説明図。 発光ペンのカーソル形状の種類を表す説明図。 投写画像における発光ペンのカーソル画像の説明図。 プロジェクターのインタラクティブ処理のフローチャート。 発光ペンによって描画された画像の説明図。 第2の実施形態に係る画像表示システムの構成を示すブロック図。 画像表示システムのインタラクティブ処理のフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態として、投写画像を撮像し、撮像画像に基づいて、投写画像内における指示操作や描画操作を検出するインタラクティブ機能を備えた画像表示装置としてのプロジェクターについて説明する。
図1は、第1の実施形態に係るプロジェクターの構成を示すブロック図である。
図1には、指示体としての発光ペン501(第1の指示体)および発光ペン502(第2の指示体)、プロジェクター100、パーソナルコンピューター(PC)200、およびホワイトボード等の投写面Sとが表されている。
プロジェクター100は、画像投写部10、制御部20、操作受付部21、画像信号入力部31、画像処理部32、検出部50等を備えて構成されている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等を含んでいる。画像投写部10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写して投写面S等に表示する。画像投写部10および投写面Sが表示部に相当する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3色である赤色R、緑色G、青色Bの各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像が色光毎に形成される。形成された各色の画像は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像となった後、投写レンズ13から投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM、および、マスクROMやフラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリー等(いずれも図示せず)を備え、コンピューターとして機能するものである。制御部20は、CPUが不揮発性のメモリーに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクター100の動作を統括制御する。
操作受付部21は、ユーザーからの入力操作を受け付けるものであり、ユーザーがプロジェクター100に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。操作受付部21が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り替えるための電源キー、各種設定を行うためのメニュー画面の表示・非表示を切り替えるメニューキー、メニュー画面におけるカーソルの移動等に用いられるカーソルキー、各種設定を決定するための決定キー等がある。ユーザーが操作受付部21の各種操作キーを操作(押下)すると、操作受付部21は、この入力操作を受け付けて、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、操作受付部21として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
画像信号入力部31には、PC200とケーブルCB1を介した接続を行うための入力端子(図示せず)が備えられており、PC200から画像信号が入力される。画像信号入力部31は、入力される画像信号を、画像処理部32で処理可能な形式の画像情報に変換して、画像処理部32に出力する。
画像処理部32は、画像信号入力部31から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像データに変換し、ライトバルブ駆動部14に出力する。ここで、変換された画像データは、R,G,Bの色光別になっており、各液晶ライトバルブ12R,12G,12Bのすべての画素に対応する複数の画素値によって構成されている。画素値とは、対応する画素の光透過率を定めるものであり、この画素値によって、各画素から射出する光の強弱(階調)が規定される。また、画像処理部32は、制御部20の指示に基づき、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。さらに、画像処理部32は、制御部20の指示に基づき、メニュー画像やツールバー画像等の画像データを生成する。
画像処理部32は、描画メモリー32a、発光ペン機能情報記憶部32b、およびカーソル設定情報記憶部32cを有しており、それぞれに対して、書き込みおよび読み出しを行う。描画メモリー32aは、発光ペン501,502の操作に基づく、描画図形やカーソル等の表示データ(描画データ)を記憶する領域である。
発光ペン機能情報記憶部32bは、発光ペン501,502毎に設定された機能情報(属性情報)を記憶する領域である。機能情報は、発光ペン501,502の操作によって実行できる機能(属性)を表す情報である。発光ペン501,502によって実行できる機能には「線を描画する」、「三角形を描画する」、「円を描画する」等の機能が含まれる。また機能情報には、これらの描画をどのような色で行うかを表す情報も含まれる。本実施形態では、描画することができる色に関する情報(描画色情報)や、描画することができる形状に関する情報(描画形状情報)等を総称して「描画機能情報」と称する。この描画機能情報は、機能情報の一種である。以降、描画機能情報を発光ペン機能情報とも呼ぶ。カーソル設定情報記憶部32cは、発光ペン501,502毎の描画機能情報に応じたカーソルの形状情報およびカーソルの色情報を記憶する領域である。カーソルの形状情報および色情報をカーソル設定情報と呼ぶ。なお、機能情報が表す機能は描画以外の機能を表すものであっても良い。例えば機能情報が表す機能には、画像の拡大や縮小、描画した画像の保存等も含まれる。
画像処理部32は、後述する検出部50から発光ペン501,502の位置情報、種別情報、およびボタン情報(発光ペンの押圧ボタンが押下されているか否かの情報)を入力する。ここで種別情報は、指示体である発光ペン501,502の種別を表す情報であり、発光ペン501,502にはそれぞれ異なる種別情報が割り当てられている。また位置情報は、画像投写部10によって表示された画像(表示画像)内において、発光ペン501,502が指し示す位置を表す情報である。画像処理部32は、発光ペン501,502の位置情報、種別情報、ボタン情報、さらに、描画機能情報、カーソル設定情報に基づいて、描画メモリー32a上に、カーソルの画像や描画図形の画像を記憶させる。そして、画像処理部32は、描画メモリー32aの描画データに基づいた画像データをライトバルブ駆動部14に出力する。なお、カーソルを表示するときの画像処理部32が、カーソル表示部に相当する。
ライトバルブ駆動部14が、画像処理部32から入力される画像データに従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像データに応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
検出部50は、撮像部51、画像解析部52、検出情報生成部53を含んで構成されている。検出部50は、制御部20によって制御される。検出部50は、投写面Sを撮像し、画像解析して、発光ペン501,502のそれぞれの位置情報、種別情報およびボタン情報を検出する。
撮像部51は、CCD(Charge Coupled Device)センサー、或いはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等からなる撮像素子等(図示せず)と、撮像対象から発せられた光を撮像素子上に結像させるための撮像レンズ(図示せず)を備えている。撮像部51は、プロジェクター100の投写レンズ13の近傍に配置され、投写面Sに投写された画像(投写画像)を含む範囲を所定のフレームレートで撮像する。そして、撮像部51は、撮像した画像(撮像画像)を表す画像情報を順次生成し、画像解析部52に出力する。
画像解析部52は、画像解析用の処理装置やメモリー等(いずれも図示せず)を有して構成されている。画像解析部52は、撮像部51から入力された撮像画像の画像情報の解析を行う。画像解析部52は、解析結果を検出情報生成部53に出力する。なお、画像解析部52は、撮像画像上の位置の情報を、画像信号に基づく画像上の位置の情報へ変換する。
検出情報生成部53は、位置検出部53a、発光ペン識別部53bおよび発光ペンボタン検出部53cを有している。位置検出部53aは、画像解析部52の解析結果に基づいて、発光ペン501,502のそれぞれの位置情報を検出する。また、発光ペン識別部53bは、画像解析部52の解析結果に基づいて、発光ペン501,502のそれぞれの種別情報を検出(識別)する。発光ペンボタン検出部53cは、画像解析部52の解析結果に基づいて、それぞれの発光ペン501,502の押圧ボタンが押下されている状態か否かの情報(ボタン情報)を検出する。検出情報生成部53は、発光ペン501,502の位置情報、種別情報およびボタン情報を画像処理部32に出力する。
発光ペン501,502は、ペン状の本体の先端部(ペン先)に、押圧ボタン(押圧スイッチ)と、赤外光を発する発光ダイオードとを備えている。そして、ユーザーが発光ペンのペン先を投写面Sに押し付ける操作(押圧操作)を行って、押圧ボタンを押圧すると、発光ダイオードが発光するようになっている。また、発光ペン501,502には、それぞれ種別情報を画像解析によって識別するための識別マークが記されている。
本実施形態では、制御部20の不揮発性のメモリーには、発光ペン501,502を指示体(描画デバイス)として利用するためのインタラクティブ処理ソフトウェア(デバイスドライバー)が記憶されている。そして、このソフトウェアが起動した状態では、画像処理部32は、検出部50から入力される位置情報、種別情報およびボタン情報に基づいて、投写画像内で発光ペン501,502の描画操作やカーソル移動操作がなされた位置をそれぞれ認識する。そして、画像処理部32は、描画メモリー32aに描画操作やカーソル移動操作に基づく描画データを記憶させ、描画データに基づいた画像データをライトバルブ駆動部14に出力する。
本実施形態では、発光ペン501,502から射出される赤外光を検出するために、撮像部51は赤外光を撮像することが可能な構成となっている。また発光ペン501,502に記されている識別マークを検出するために、撮像部51は可視光を撮像することが可能な構成となっている。例えば撮像部51は、赤外光を撮像するための第1の撮像素子、及び可視光を撮像するための第2の撮像素子を備えた構成であっても良い。係る構成であれば、発光ペン501,502から射出される赤外光、及び発光ペン501,502に記されている識別マークを異なる撮像素子を用いて同時に検出することが可能である。また撮像部51は、1つの撮像素子と所定の波長帯の光のみを透過する光学フィルターを備えた構成であっても良い。係る構成であれば、撮像素子の光入射側に適切な光学フィルターを配置することで、撮像素子に赤外光が入射する状態、及び撮像素子に可視光が入射する状態を時間的に切り替えることができる。撮像素子に赤外光が入射する状態、及び撮像素子に可視光が入射する状態を時間的に切り替えることで、発光ペン501,502から射出される赤外光、及び発光ペン501,502に記されている識別マークをそれぞれ検出することが可能である。
ここで、発光ペン501,502の描画機能情報(発光ペン機能情報)の設定について説明する。プロジェクター100が画像を投写して、インタラクティブ処理を行っている状態における発光ペン501,502の描画機能情報の設定は、機能情報設定ツールバーによって行うことができる。
図2は、発光ペンの機能情報設定ツールバーを示す説明図であり、(a)は、通常の機能情報設定ツールバーの説明図、(b)は、ツールバーサブメニューが表示されたときの機能情報設定ツールバーの説明図である。
図2(a)に示すように、機能情報設定ツールバーT1には、発光ペン501,502に機能を設定するための複数のダイアログボタンが備えられている。そして、機能情報設定ツールバーT1の中には、発光ペン501,502を、図形を描画するための描画ペンとして使用する際の図形を選択する図形選択ダイアログボタンB1も備えられている。発光ペンのカーソルCS1を図形選択ダイアログボタンB1上に移動して、発光ペンの押圧ボタンの押下操作を行うと、図2(b)に示すように、ツールバーサブメニューT21が表示された機能情報設定ツールバーT2が表示される。
ツールバーサブメニューT21には、右側に、図形の形状を選択するための複数のダイアログボタンB211が備えられている。また、下側には、図形の色を選択するための複数のダイアログボタンB212が備えられている。さらに、左側には、図形の線の太さを選択するための複数のダイアログボタンB213が備えられている。ユーザーによって、発光ペンのカーソルCS1が移動され、描画する図形の形状や色等のダイアログボタンが押下されて選択されると、画像処理部32は、選択された図形や色の情報(属性情報)を発光ペン機能情報記憶部32bに記憶させる。このときの画像処理部32が、属性設定部に相当する。さらに、画像処理部32は、発光ペン機能情報記憶部32bに記憶された属性情報(描画機能情報)に基づき、カーソル設定情報記憶部32cにカーソルの形状情報や色情報を記憶させる。このカーソル設定情報に基づいて、発光ペン501,502のカーソルが表示される。
次に、インタラクティブ処理を行っている状態における、図形を描画するための発光ペン501,502のカーソルの形状の種類について説明する。
図3は、発光ペンのカーソル形状の種類を表す説明図である。
図3に示すように、本実施形態では、発光ペン501,502のカーソルの種類は、7種類の形状がある。
カーソルC1は、直線を描画するためのカーソルである。カーソルC2は、円形を描画するためのカーソルである。カーソルC3は、四角形を描画するためのカーソルである。カーソルC4は、三角形を描画するためのカーソルである。カーソルC5は、内部を塗りつぶした円形を描画するためのカーソルである。カーソルC6は、内部を塗りつぶした四角形を描画するためのカーソルである。カーソルC7は、内部を塗りつぶした三角形を描画するためのカーソルである。
次に、投写画像における発光ペン501,502のカーソル表示について説明する。
図4は、投写画像における発光ペンのカーソル画像の説明図である。
図4に示すように、発光ペン501および発光ペン502は、それぞれ投写画像A1における所定の位置を指し示している。発光ペン501および502のペンが指し示している位置には、カーソルC21およびカーソルC41が表示されている。また、投写画像A1には、機能情報設定ツールバーT1が表示されている。
本実施形態では、発光ペン501に対応するカーソル設定情報記憶部32cのカーソル設定情報には、赤色の円形を描画する設定がなされているため、カーソルC21は、赤色の円形のカーソルとなっている(ただし、本図面では色は表現していない)。同様に、発光ペン502に対応するカーソル設定情報には、青色の三角形を描画する設定がなされているため、カーソルC41は、青色の三角形のカーソルとなっている。
次に、プロジェクター100が行うインタラクティブ処理について説明する。
図5はプロジェクター100のインタラクティブ処理のフローチャートである。
プロジェクター100の撮像部51は、撮像を行い、撮像画像を生成する(ステップS101)。画像解析部52は、撮像画像を解析する(ステップS102)。そして、検出情報生成部53の位置検出部53aは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の位置情報を検出する(ステップS103)。さらに、検出情報生成部53の発光ペン識別部53bは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の種別情報(発光ペン情報)を検出する(ステップS104)。さらに、検出情報生成部53の発光ペンボタン検出部53cは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の押圧ボタン(押圧スイッチ)が押下されているか否かのボタン情報を検出する(ステップS105)。
画像処理部32は、発光ペン501,502のボタン情報に基づき、発光ペンの押圧ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS106)。発光ペンの押圧ボタンが押下されている場合(ステップS106:YES)、画像処理部32は、押下された発光ペンのカーソルが機能情報設定ツールバーT1内にあるか否かを判断する(ステップS107)。発光ペンのカーソルが機能情報設定ツールバーT1内にある場合(ステップS107:YES)、画像処理部32は、押下された発光ペンのカーソル位置のダイアログボタンの機能情報は、現在設定されている発光ペン機能情報と同じか否かを判断する(ステップS108)。
現在設定されている発光ペン機能情報と異なっていた場合(ステップS108:NO)、画像処理部32は、発光ペン機能情報記憶部32bに記憶されている発光ペン機能情報を更新する(ステップS109)。そして、画像処理部32は、発光ペン機能情報に基づいて、カーソル設定情報記憶部32cに記憶されているカーソル設定情報を更新する(ステップS110)。画像処理部32は、発光ペン機能情報、カーソル設定情報、位置情報、発光ペン情報、ボタン情報に基づいて、描画メモリー32aに描画を行う(ステップS111)。
画像処理部32は、インタラクティブ処理の終了操作がなされたか否かを判断する(ステップS112)。インタラクティブ処理の終了操作がなされていなければ(ステップS112:NO)、ステップS101に移行する。インタラクティブ処理の終了操作がなされていれば(ステップS112:YES)、インタラクティブ処理を終了する。なお、インタラクティブ処理の終了操作とは、ユーザーが、発光ペンのカーソルを機能情報設定ツールバーT1のインタラクティブ処理を終了させるためのダイアログボタン上に移動させて、発光ペンの押圧ボタンを押下することを示す。
カーソル位置のダイアログボタンが、現在設定されている発光ペン機能情報と同じであった場合(ステップS108:YES)、ステップS111に移行する。発光ペンのカーソルが、機能情報設定ツールバーT1内でない場合(ステップS107:NO)、ステップS111に移行する。発光ペンの押圧ボタンが押下されていない場合(ステップS106:NO)、ステップS111に移行する。
ここで、インタラクティブ処理によって描画された画像について説明する。
図6は、発光ペン501,502によって描画された画像の説明図である。
図6には、投写画像A2上に、発光ペン501によって描画された円形の図形P1が表示されている。ここで、図形P1は、発光ペン機能情報に従った色となっている。また、発光ペン502によって描画された三角形の図形P2が表示されている。図形P2も、発光ペン機能情報に従った色となっている。
このように、プロジェクター100は、発光ペン501,502のカーソル設定情報に基づいたカーソルを表示し、描画操作がなされると、発光ペン機能情報に基づいた図形を描画して表示する。
上述した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクター100の検出部50は、投写画像内において、発光ペン501,502のそれぞれの位置情報、種別情報、およびボタン情報を検出する。また、画像処理部32は、ユーザーの操作によって、発光ペン機能情報を設定し、発光ペン機能情報に基づいてカーソル設定情報を設定する。画像処理部32は、設定されたカーソル設定情報に応じたカーソル画像を、位置情報に基づく位置に表示する。これにより、複数の発光ペンを用いてプロジェクター100を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、発光ペンの描画機能情報を認識することができる。
(2)プロジェクター100では、画像処理部32にカーソル設定情報として、発光ペン501,502のそれぞれについて、描画を行う際の色情報を記憶する。そして、色情報に応じたカーソル画像を表示する。これにより、複数の発光ペンを用いてプロジェクター100を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、それぞれの発光ペンの描画色を認識することができるため、利便性が向上する。
(3)プロジェクター100では、画像処理部32にカーソル設定情報として、発光ペン501,502のそれぞれについて、描画を行う際の形状情報を記憶する。そして、形状情報に応じたカーソル画像を表示する。これにより、複数の発光ペンを用いてプロジェクター100を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、それぞれの発光ペンの描画形状を認識することができるため、利便性が向上する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、投写画像を撮像し、投写画像内における発光ペンを検出する画像表示装置としてのプロジェクターと、検出結果を入力して描画処理を行うパーソナルコンピューター(PC)とを備えた画像表示システム(インタラクティブシステム)について説明する。
図7は、第2の実施形態に係る画像表示システム1の構成を示すブロック図である。
図7には、発光ペン501,502、プロジェクター300、PC400、および投写面Sが表されている。なお、第1の実施形態と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。
プロジェクター300は、画像投写部10、制御部20、操作受付部21、入出力部35、画像処理部36、検出部50等を備えて構成されている。
入出力部35には、PC400とケーブルCB2およびCB3を介した接続を行うための入力端子および出力端子(いずれも図示せず)が備えられている。入出力部35の入力端子には、PC400から画像信号が入力される。そして、入出力部35は、入力される画像信号を、画像処理部36で処理可能な形式の画像情報に変換して、画像処理部36に出力する。この入出力部35が、画像情報入力部に相当する。
また、出力端子からは、検出部50の検出情報生成部53により検出された検出情報として、発光ペン501,502の位置情報、種別情報およびボタン情報をPC400に出力する。この入出力部35が、種別情報出力部および位置情報出力部に相当する。また、検出情報生成部53の発光ペン識別部53bが、種別検出部に相当する。
画像処理部36は、入出力部35から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像データに変換する。また、画像処理部36は、制御部20の指示に基づき、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像データをライトバルブ駆動部14に出力する。
PC400は、制御部60、操作部61、画像処理部62、モニター63、入出力部70等を備えて構成されている。
制御部60は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ等の記憶装置等(いずれも図示せず)によって構成されている。記憶装置にはOS(オペレーティングシステム)や、アプリケーションプログラムが記憶されている。制御部60は、CPUがROMや記憶装置に記憶されているプログラムに従って動作することにより、PC400の動作を統括制御する。本実施形態では、記憶装置には、発光ペン501,502の位置情報、種別情報およびボタン情報に基づき、図形の描画やカーソル表示を行ったり、PC400の操作を行ったりするためのインタラクティブ処理プログラムが記憶されている。
操作部61は、ユーザーからの入力操作を受け付けるキーボードや、マウス等のポインティングデバイスを備えている。
入出力部70には、プロジェクター300とケーブルCB2,CB3を介した接続を行うための出力端子および入力端子(いずれも図示せず)が備えられている。出力端子からは、画像処理部62で生成した画像信号をプロジェクター300に出力する。この入出力部70が、画像情報出力部に相当する。
また、入力端子には、プロジェクター300から発光ペン501,502の位置情報、種別情報、ボタン情報等の情報が入力される。入出力部70は、入力される情報を、画像処理部62および制御部60に出力する。この入出力部70が、種別情報入力部および位置情報入力部に相当する。
画像処理部62は、画像信号の生成、調整処理、描画処理等を行う。画像処理部62は、描画メモリー62a、発光ペン機能情報記憶部62b、およびカーソル設定情報記憶部62cを有している。描画メモリー62aは、発光ペン501,502による描画操作やカーソル表示に基づいた描画データを記憶する。この画像処理部62が、画像情報生成部に相当する。
発光ペン機能情報記憶部62bは、発光ペン501,502毎に設定された機能情報(属性情報)を記憶する領域である。機能情報には、描画色や描画形状等の情報である描画機能情報が含まれる。カーソル設定情報記憶部62cは、発光ペン501,502毎に設定された描画機能情報に応じたカーソル形状情報およびカーソル色情報等のカーソル設定情報を記憶する領域である。
画像処理部62は、プロジェクター300から発光ペン501,502の位置情報、種別情報、およびボタン情報を入力する。そして、画像処理部62は、発光ペン501,502の位置情報、種別情報、ボタン情報、さらに、描画機能情報、カーソル設定情報に基づいて、描画メモリー62a上に、カーソルの画像や描画図形の画像の描画データを記憶させる。また、画像処理部62は、発光ペン機能情報記憶部62bに描画機能情報を書き込んだり、描画機能情報に応じて、カーソル設定情報記憶部62cにカーソル設定情報を設定したりする。そして、画像処理部62は、描画メモリー62aの描画データに基づく画像信号を入出力部70に出力する。また、画像処理部62は、描画データをモニター63に出力する。
モニター63は、ディスプレイ装置である。モニター63は、画像処理部62から入力された描画データに基づく画像を表示する。
次に、画像表示システム1が行うインタラクティブ処理について説明する。
図8は、画像表示システム1のインタラクティブ処理のフローチャートである。
プロジェクター300の撮像部51は、撮像を行い、撮像画像を生成する(ステップS201)。画像解析部52は、撮像画像を解析する(ステップS202)。そして、検出情報生成部53の位置検出部53aは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の位置情報を検出する(ステップS203)。さらに、検出情報生成部53の発光ペン識別部53bは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の種別情報(発光ペン情報)を検出する(ステップS204)。さらに、検出情報生成部53の発光ペンボタン検出部53cは、解析結果に基づいて発光ペン501,502の押圧ボタン(押圧スイッチ)が押下されているか否かのボタン情報を検出する(ステップS205)。ここで、プロジェクター300は、発光ペンの位置情報、種別情報およびボタン情報をPC400に出力する。
PC400の画像処理部62は、入力された発光ペンのボタン情報に基づき、発光ペンの押圧ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS206)。発光ペンの押圧ボタンが押下されている場合(ステップS206:YES)、画像処理部62は、押下された発光ペンのカーソルが機能情報設定ツールバーT1内にあるか否かを判断する(ステップS207)。発光ペンのカーソルが機能情報設定ツールバーT1内にある場合(ステップS207:YES)、画像処理部62は、押下された発光ペンのカーソル位置のダイアログボタンの機能情報は、現在設定されている発光ペン機能情報と同じか否かを判断する(ステップS208)。
現在設定されている発光ペン機能情報と異なっていた場合(ステップS208:NO)、画像処理部62は、発光ペン機能情報記憶部62bに記憶されている発光ペン機能情報を更新する(ステップS209)。そして、画像処理部62は、発光ペン機能情報に基づいて、カーソル設定情報記憶部62cに記憶されているカーソル設定情報を更新する(ステップS210)。
画像処理部62は、発光ペン機能情報、カーソル設定情報、位置情報、発光ペン情報、ボタン情報に基づいて、描画メモリー62aに描画を行う(ステップS211)。そして、画像処理部62は、インタラクティブ処理の終了操作がなされたか否かを判断する(ステップS212)。インタラクティブ処理の終了操作がなされていなければ(ステップS212:NO)、ステップS201に移行する。インタラクティブ処理の終了操作がなされていれば(ステップS212:YES)、インタラクティブ処理を終了する。
カーソル位置のダイアログボタンが、現在設定されている発光ペン機能情報と同じであった場合(ステップS208:YES)、ステップS211に移行する。発光ペンのカーソルが、機能情報設定ツールバーT1内でない場合(ステップS207:NO)、ステップS211に移行する。発光ペンの押圧ボタンが押下されていない場合(ステップS206:NO)、ステップS211に移行する。
上述した第2の実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)画像表示システム1のプロジェクター300の検出部50は、投写画像内において、発光ペン501,502のそれぞれの位置情報、種別情報、およびボタン情報を検出する。また、PC400の画像処理部62は、発光ペン501,502の操作に応じて、発光ペン機能情報を設定し、発光ペン機能情報に基づいてカーソル設定情報を設定する。画像処理部62は、設定されたカーソル設定情報に応じたカーソル画像を、発光ペン501,502のそれぞれの位置情報に基づく位置に表示させる。これにより、複数の発光ペンを用いて画像表示システム1を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、発光ペンの描画機能情報を認識することができる。
(2)画像表示システム1では、画像処理部62にカーソル設定情報として、発光ペン501,502のそれぞれについて、描画を行う際の色情報を記憶する。これにより、複数の発光ペンを用いて画像表示システム1を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、それぞれの発光ペンの描画色を認識することができるため、利便性が向上する。
(3)画像表示システム1では、画像処理部62にカーソル設定情報として、発光ペン501,502のそれぞれについて、描画を行う際の形状情報を記憶する。これにより、複数の発光ペンを用いて画像表示システム1を利用している場合でも、ユーザーは、カーソル画像を視認することで、それぞれの発光ペンの描画形状を認識することができるため、利便性が向上する。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、指示体は、赤外光を発する発光ペン501,502としたが、このような指示体に限定するものではない。例えば、可視光を発する指示体としてもよいし、無線通信用電波等を利用するようにしてもよい。また、位置検出部53aがユーザーの指が指し示す位置を検出することができる場合、指示体はユーザーの指であっても良い。
また上記実施形態では、発光ペン501,502に記された識別マークによって発光ペン501,502を識別していたが、指示体を識別する方法としてこれ以外の方法を用いても良い。例えば、発光ペン501,502が発する光(可視光又は非可視光)の波長を異ならせるか、又は発光ペン501,502が光を発する際の発光パターンを異ならせて、この違いを検出部50で検出することによって、指示体を識別しても良い。
(変形例2)上記実施形態では、2つの発光ペン501,502を有するプロジェクター100および画像表示システム1を示したが、発光ペンの数は2つに限定するものではない。発光ペンの数は、1つや3つ以上としてもよい。このとき、発光ペンの数に応じるように発光ペン機能情報やカーソル設定情報を設定可能とする。
(変形例3)上記実施形態では、発光ペン501,502のカーソルの種類は、7種類としたが、これらに限定するものではない。例えば、多角形や星形等を描画するためカーソルを有して表示してもよい。
(変形例4)上記実施形態では、プロジェクター100,300とPC200,400とは、ケーブルCB1,CB2,CB3等で接続されるものとしたが、無線通信によって情報の入出力を行ってもよい。
(変形例5)上記実施形態では、プロジェクター100,300は、描画メモリー32a,62aに描画された描画データに基づいた画像を表示するものとしたが、外部(ビデオ再生装置等)から画像情報を入力し、当該画像情報に基づく画像上に、描画データに基づいた画像を重畳して表示してもよい。
(変形例6)上記実施形態では、検出情報生成部53や位置検出部53aは、プロジェクター100,300に含まれる構成としているが、検出情報生成部53や位置検出部53aは、プロジェクター100,300やPC200,400から分離した装置であってもよい。
(変形例7)上記実施形態では、光源11は、放電型の光源ランプ11aを有して構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
(変形例8)上記実施形態では、プロジェクター100,300は、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…画像表示システム、10…画像投写部(表示部)、11…光源、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…操作受付部、31…画像信号入力部、32…画像処理部(属性設定部、カーソル表示部)、32a…描画メモリー、32b…発光ペン機能情報記憶部、32c…カーソル設定情報記憶部、35…入出力部、36…画像処理部、50…検出部、51…撮像部、52…画像解析部、53…検出情報生成部、53a…位置検出部、53b…発光ペン識別部、53c…発光ペンボタン検出部、60…制御部、61…操作部、62…画像処理部、62a…描画メモリー、62b…発光ペン機能情報記憶部、62c…カーソル設定情報記憶部、63…モニター、70…入出力部、100,300…プロジェクター、200,400…PC、501,502…発光ペン、CB1,CB2,CB3…ケーブル、S…投写面。

Claims (7)

  1. 画像表示装置であって、
    画像を表示する表示部と、
    前記表示部によって表示された表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出部と、
    前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定部と、
    前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記位置情報に対応する位置に表示するカーソル表示部と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記指示体の種別を表す種別情報を検出する種別検出部をさらに備え、
    前記種別検出部は、第1の指示体および第2の指示体の前記種別情報を検出し、
    前記位置検出部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体が指し示す位置を表す前記位置情報を検出し、
    前記属性設定部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体の属性を表す前記属性情報を設定し、
    前記カーソル表示部は、前記第1の指示体および前記第2の指示体の前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記第1の指示体および前記第2の指示体の前記位置情報に対応する位置に表示することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示装置であって、
    前記位置検出部は、前記表示部によって表示された前記表示画像を含む範囲を撮像して撮像画像を生成する撮像部を有し、前記撮像部によって生成された前記撮像画像に基づいて、前記表示画像内において、前記指示体が指し示す位置を検出することを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記属性設定部によって設定される前記属性情報は、前記指示体によって描画を行う際の描画色情報であることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像表示装置であって、
    前記属性設定部によって設定される前記属性情報は、前記指示体によって描画を行う際の描画形状情報であることを特徴とする画像表示装置。
  6. 画像を表示する画像表示装置と、
    前記画像表示装置に画像情報を供給するコンピューターと、
    1つ以上の指示体と、
    を有する画像表示システムであって、
    前記画像表示装置は、
    前記画像情報が入力される画像情報入力部と、
    前記画像情報に応じた表示画像を表示する表示部と、
    前記表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出部と、
    前記位置情報を出力する位置情報出力部と、
    を有し、
    前記コンピューターは、
    前記画像情報を生成する画像情報生成部と、
    前記位置情報を入力する位置情報入力部と、
    前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定部と、
    前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記画像情報内の前記位置情報に対応する位置に付加するカーソル表示部と、
    前記画像情報を出力する画像情報出力部と、
    を有することを特徴とする画像表示システム。
  7. 画像を表示する表示部を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記表示部によって表示された表示画像内において、指示体が指し示す位置を検出し、当該位置を表す位置情報を出力する位置検出ステップと、
    前記指示体の属性を表す属性情報を設定する属性設定ステップと、
    前記属性情報に応じたカーソル画像を、前記位置情報に対応する位置に表示するカーソル表示ステップと、
    を備えることを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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