JP4341295B2 - 逆光人物画像の判定 - Google Patents

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    • G06T2207/30201Face

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定する判定方法、判定手段を備える画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
逆光条件下で人物等の近景被写体を撮影した場合、一般的に、背景の輝度が高く、被写体である人物の輝度が低い画像となってしまう。かかる場合には、ストロボを強制発光させることにより、被写体輝度を上げることで撮影者が撮影しようとした人物の表情等を明瞭に得ることができるものの、全ての撮影者がストロボを強制発光させるとは限らない。
【0003】
被写体撮影が、ディジタルスチルカメラ(DSC)にて行われた場合、生成された画像データに対して比較的容易に画像処理を施すことが可能であり、画像データに対する画像処理技術は種々提案、実用化されている。これら画像処理技術では、ユーザにより選択されたコントラスト補正、明度補正、彩度補正といった既定の補正条件、または画像データの解析結果に基づいて画像データに対するコントラスト補正、明度補正、彩度補正といった画像処理(いわゆる自動画質調整)が実行される。例えば、特許文献1および特許文献2参照。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−79885号公報
【特許文献2】
特開平11−120325号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像処理技術では、画像データ特性の解析によっては、撮影画像が逆光条件下における人物画像であるか否かを適切に判断することができず、ユーザが適宜、画像データの撮影条件を判断しなければならなかった。すなわち、いわゆる、パーソナルコンピュータを介した自動的な画像処理によっては、画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを上手く判定することができず、逆光人物画像の画像データに対して自動的な画質処理を施すことができなかった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、画像データを解析することによって、撮影画像が逆光条件下における人物画像を始めとする近景被写体画像であるか否かを適切に判定することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記課題を解決するために本発明の第1の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法を提供する。本発明の第1の態様に係る方法は、前記画像データを取得し、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定し、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定し、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定し、前記撮影画像が逆光人物画像であると判定し、さらに、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定することを特徴とする。
【0008】
本発明の第1の態様に係る方法によれば、撮影画像が逆光人物画像であると判定し、さらに、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、撮影画像は逆光人物画像であると決定するので、画像データを解析することによって、撮影画像が逆光条件下における人物画像を始めとする近景被写体画像であるか否かを適切に判定することができる。また、暗画素および明画素を用いた判定においては画素数の割合を用いているので、逆光人物画像の画像データであるか否かの判定精度を向上させることができる。
【0009】
本発明の第1の態様に係る方法において、
前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かの判定は、
前記画素単位にて解析した前記画像データの輝度分布特性を求め、
前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比することにより行われ、
前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似する場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定しても良い。かかる場合には、画像データの輝度分布特性と逆光人物画像判定用の輝度分布特性との類似度によって、容易且つ適切に撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定することができる。
【0010】
本発明の第1の態様に係る方法において、
前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かの判定は、
前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であるか否かを判定し、
前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下であるか否かを判定することにより行われ、
前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定しても良い。かかる場合には、画像データの全内周領域画素数に対する内周領域画素の中の肌色画素数の割合を用いるので撮影画像が人物画像であるか否かを適切に判定することができると共に、内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値を用いるので人物画像が逆光人物画像であるかを適切に判定することができる。
【0011】
本発明の第2の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法を提供する。本発明の第2の態様に係る方法は、前記画像データを取得し、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が人物画像であるか否かを判定し、前記撮影画像が人物画像であると判定した場合には、
前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定し、
前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、
全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定し、
全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定することを特徴とする。
【0012】
本発明の第2の態様に係る方法によれば、撮影画像が人物画像であると判定した場合には、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、撮影画像は逆光人物画像であると判定するので、画像データを解析することによって、撮影画像が逆光条件下における人物画像を始めとする近景被写体画像であるか否かを適切に判定することができる。また、暗画素および明画素を用いた判定においては画素数の割合を用いているので、逆光人物画像の画像データであるか否かの判定精度を向上させることができる。
【0013】
本発明の第2の態様に係る方法において、
前記撮影画像が人物画像であるか否かの判定は、
前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合
に基づいて判定され、
前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上の場合には前記撮影画像は人物画像であると判定しても良い。かかる場合には、画像データの全内周領域画素数に対する内周領域画素の中の肌色画素数の割合を用いるので撮影画像が人物画像であるか否かを適切に判定することができる。
【0014】
本発明の第1または第2の態様に係る方法において、前記輝度判定値には、前記暗画素の判定に用いられる暗画素判定値と明画素の判定に用いられる明画素判定判定値とが用意されていても良い。かかる場合には、より適切に逆光人物画像の画像データであるか否かの判定を行うことができる。
【0015】
本発明の第3の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法を提供する。本発明の第3の態様に係る方法は、前記画像データを取得し、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データの輝度分布特性を求め、前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比し、前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であるか否かを判定し、前記内周領域画素および前記画像データを構成する全画素から前記内周領域画素を除いた外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下であるか否かを判定し、前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似し、さらに、前記内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定することを特徴とする。
【0016】
本発明の第3の態様に係る方法によれば、求めた輝度分布特性と逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似し、さらに、内周領域画素の全画素数に対する、内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であると共に、内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下である場合には、撮影画像は逆光人物画像であると決定するするので、画像データを解析することによって、撮影画像が逆光条件下における人物画像を始めとする近景被写体画像であるか否かを適切に判定することができる。また、肌色画素を用いた人物画像の画像データであるか否かの判定においては画素数の割合を用いているので、人物画像の画像データであるか否かの判定精度を向上させることができる。さらに、逆光人物画像の画像データであるか否かの判定においては、画像データの輝度分布特性と逆光人物画像判定用の輝度分布特性との類似度および、内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値を用いるので人物画像が逆光人物画像であるかを適切かつ容易に判定することができる。
【0017】
本発明の第4の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データに基づいて判定する画像処理装置を提供する。本発明の第4の態様に係る画像処理装置は、前記画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定する逆光人物画像判定手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか否かを判定する暗画素割合判定手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか否かを判定する明画素割合判定手段と、前記撮影画像が逆光人物画像であると判定された場合に、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であると判定された場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であることを確認する逆光人物画像確認手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の第4の態様に係る画像処理装置によれば、本発明の第1の態様に係る方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第4の態様に係る画像処理装置は本発明の第1の態様に係る方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
【0019】
本発明の第5の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する画像処理装置を提供する。本発明の第5の態様に係る画像処理装置は、前記画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が人物画像であるか否かを判定する人物画像判定手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定する暗画素割合判定手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定する明画素割合判定手段と、前記撮影画像が人物画像であると判定された場合に、全外周領域画素数に対する、輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する逆光人物画像判定手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
本発明の第5の態様に係る画像処理装置によれば、本発明の第2の態様に係る方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第5の態様に係る画像処理装置は本発明の第2の態様に係る方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
【0021】
本発明の第6の態様は、撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する画像処理装置を提供する。本発明の第6の態様に係る画像処理装置は、前記画像データを取得する画像データ取得手段と、前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データの輝度分布特性を求める輝度分布特性解析手段と、前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比する対比手段と、前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であるか否かを判定する内周肌色画素割合判定手段と、前記内周領域画素および前記画像データを構成する全画素から前記内周領域画素を除いた外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下であるか否かを判定する肌色画素平均輝度値判定手段と、前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似し、さらに、前記内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定する逆光人物画像判定手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
本発明の第6の態様に係る画像処理装置によれば、本発明の第3の態様に係る方法と同様の作用効果を得ることができる。また、本発明の第6の態様に係る画像処理装置は本発明の第3の態様に係る方法と同様にして種々の態様にて実現され得る。
【0023】
本発明の第1ないし第3の態様に係る判定方法は、この他にも、判定プログラムおよび判定プログラムが記録された記録媒体としても実現され得る。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置および逆光人物画像判定方法について図面を参照しつつ、いくつかの実施例に基づいて説明する。
【0025】
・第1の実施例:
A.画像処理システムの構成:
第1の実施例に係る画像処理装置を適用可能な画像処理システムの構成について図1を参照して説明する。図1は第1の実施例に係る画像処理装置としてのパーソナルコンピュータを含む画像処理システムの一例を示す説明図である。
【0026】
画像処理システムは、画像データを生成する入力装置としてのディジタルスチルカメラ10、ディジタルスチルカメラ10にて生成された画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを判定すると共に、画像処理を実行し、印刷用画像データを出力する画像処理装置としてのパーソナルコンピュータ20、印刷用画像データを用いて画像を出力する出力装置としてのカラープリンタ30を備えている。なお、カラープリンタ30は、パーソナルコンピュータPCが備える画像処理機能を備えていても良く、かかる場合には、スタンドアローンにて画像処理、画像出力を実行することができる。また、出力装置としては、プリンタ30の他に、CRTディスプレイ、LCDディスプレイ等のモニタ25、プロジェクタ等が用いられ得る。以下の説明では、パーソナルコンピュータ20と接続されて用いられるカラープリンタ30を出力装置として用いるものとする。
【0027】
パーソナルコンピュータ20は、一般的に用いられているタイプのコンピュータであり、逆光人物画像判定処理を含む画像処理プログラムを実行するCPU200、CPU200における演算結果、画像データ等を一時的に格納するRAM201、画像処理プログラムを格納するハードディスクドライブ(HDD)202を備えている。パーソナルコンピュータ20は、メモリカードMCを装着するためのカードスロット203、ディジタルスチルカメラ10等からの接続ケーブルを接続するための入出力端子204を備えている。
【0028】
ディジタルスチルカメラ10は、光の情報をディジタルデバイス(CCDや光電子倍増管)に結像させることにより画像を取得するカメラであり、光情報を電気情報に変換するためのCCD等を備える光電変換回路、光電変換回路を制御して画像を取得するための画像取得回路、取得したディジタル画像を加工処理するための画像処理回路等を備えている。ディジタルスチルカメラ10は、取得した画像をディジタルデータとして記憶装置としてのメモリカードMCに保存する。ディジタルスチルカメラ10における画像データの保存形式としては、非可逆圧縮保存方式としてJPEGデータ形式、可逆圧縮保存方式としてTIFFデータ形式が一般的であるが、この他にもRAWデータ形式、GIFデータ形式、BMPデータ形式等の保存形式が用いられ得る。
【0029】
ディジタルスチルカメラ10において生成された画像データは、例えば、ケーブルCV、コンピュータ20を介して、あるいは、ケーブルCVを介してカラープリンタ30に送出される。あるいは、ディジタルスチルカメラ10にて画像データが格納されたメモリカードMCが、メモリカード・スロットに装着されたコンピュータ20を介して、あるいは、メモリカードMCをプリンタ30に対して直接、接続することによって画像ファイルがカラープリンタ30に送出される。なお、以下の説明では、画像データに対する画像処理がパーソナルコンピュータ20にて実行され、処理済みの画像データがカラープリンタ30に対して出力される場合について説明する。
【0030】
カラープリンタ30は、カラー画像の出力が可能なプリンタであり、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色の色インクを印刷媒体上に噴射してドットパターンを形成することによって画像を形成するインクジェット方式のプリンタである。あるいは、カラートナーを印刷媒体上に転写・定着させて画像を形成する電子写真方式のプリンタである。色インクには、上記4色に加えて、ライトシアン(薄いシアン、LC)、ライトマゼンタ(薄いマゼンタ、LM)、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用いても良い。
【0031】
B.パーソナルコンピュータ20における画像処理:
図2〜図7を参照してパーソナルコンピュータ20において実行される画像処理について説明する。図2は第1の実施例に従う、パーソナルコンピュータにて実行される画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。図3は画像データを画素単位にて分析する際の外周領域画素と内周領域画素との区分の一例を示す説明図である。図4は第1の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。図5はメモリ上に展開された逆光人物画像の画像データを概念的に示す説明図である。図6は図5に示す画像データを画素単位にて分析した結果得られる画素データの輝度分布特性を示す説明図である。図7は図5に示す画像データの分析により得られた分析輝度分布特性と基準となる逆光人物画像データの基準輝度分布特性との対比の一例を示す説明図である。
【0032】
パーソナルコンピュータ20(CPU200)は、スロット203にメモリカードMCが差し込まれると、あるいは、ディジタルスチルカメラ10に接続されている接続ケーブルCVが入出力端子204に接続されると本画像処理のプログラムを起動する。CPU200は、ユーザの指示に従ってメモリカードMCから画像データを取得し(読み出し)、取得した画像データをRAM201に一時的に格納する(ステップS100)。
【0033】
CPU200は、画像データの伸長、色変換処理を実行する(ステップS130)。具体的には、CPU200は、画像データGDを伸張し、伸張した画像データGDに対してマトリクスSを用いたマトリクス演算を実行してYCbCr→RGB色変換処理を実行する。
【0034】
本実施例において用いられる画像データは、JPEG画像データを格納しており、JPEGデータはYCbCrデータを圧縮したデータである。また、現在のパーソナルコンピュータPC、プリンタにおける画像処理では一般的にRGBデータが用いられている。したがって、JPEGデータの伸張(デコード)、YCbCrデータのRGBデータへの色変換処理が必要となる。マトリクスSは、JFIF規格において、YCbCrデータをRGBデータへと変換する際に一般的に用いられるマトリクスであり、当業者にとって周知のマトリクスであるから詳細な説明は省略する。
【0035】
CPU200は、続いて、RGBデータに変換された画像データGDを画素単位にて解析し(ステップS120)する。画像データGDを画素(データ)単位にて分析する際には、画像データGD(画素データ)は、図3に示すように、画像中央に相当する内周領域画素IPとそれ以外の外周領域画素OPとに分け、さらに、各領域内においても細区分される。CPU200は、かかる分析において、例えば、画像データGDの輝度分布特性を求める。画像データGDが図5に示すように逆光条件下における人物画像に対応する画像データであるとき、画像データGDの輝度値分布特性は、例えば、図6に示す分布特性を示す。なお、図5は前述の通り、メモリ上に展開された画像データGDを概念的に示している。
【0036】
CPU200はまた、画像データGDを構成する全画素の中の肌色画素の平均輝度値Save、内周領域における全内周領域画素数に対する肌色画素数の割合Sir、外周領域における全外周領域画素数に対する暗画素数の割合Do、および外周領域における全外周領域画素数に対する明画素数の割合Boの割合を求める。注目画素が暗画素、明画素に該当するか否かは、例えば、図6中に示す暗画素判定用のしきい値DPrefおよび明画素判定用のしきい値BPrefを用い、注目画素の輝度値が暗画素判定用のしきい値DPrefよりも低い場合には注目画素は暗画素、明画素判定用のしきい値BPrefよりも高い場合には注目画素は明画素と判断される。あるいは、共通のしきい値を用い、共通のしきい値よりも注目画素の輝度値が低い場合には注目画素は暗画素、高い場合には注目画素は明画素と判定しても良い。
【0037】
CPU200は、画像データGDの解析を終えると、画像データGDに対応する撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定する逆光人物画像判定処理を実行する(ステップS130)。逆光人物画像判定処理について図4を参照して説明する。
【0038】
CPU200は、先に求めた画像データGDの輝度分布特性と、予めHDD202に格納されている逆光人物画像の画像データが示す基準輝度値分布特性とを比較して、基準輝度値分布特性に対する分析により得られた輝度値分布特性の類似度Svが判定類似度Svrefよりも大きいか否かを判定する(ステップS200)。逆光人物画像データは、図5に示すように明るい背景領域BAと暗い被写体(人物)領域DAとに大別されるため、逆光人物画像(画像データ)の輝度値分布は、図6に示すように輝度の暗い部分と明るい部分とで2つのピークを有するという特徴を示す。これに対して、予め、基準となる逆光人物画像の画像データを解析することによって求められた分布特性であり、画像データGDが逆光人物画像に対応する画像データであるか否かを判定するために用いられる基準輝度値分布特性もまた、輝度の暗い部分と明るい部分とで2つのピークを有するという特徴を示す。
【0039】
CPU200は、図7に示すように、解析により求められた輝度値分布特性と基準輝度値分布特性とを比較して、基準輝度値分布特性に対する解析により求められた輝度値分布特性の類似度Svを求める。類似度Svの算出に当たっては、例えば、解析により求められた輝度値分布特性のパターンの特徴を示す特徴ベクトルと予め用意されている基準輝度値分布特性の特徴ベクトルとを用いて両分布特性の類似度Svを算出する。
【0040】
CPU200は、算出した類似度Svが判定類似度Svrefよりも大きいと判定した場合には(ステップS200:Yes)、画像データGDが逆光人物画像の画像データであることを確認するための以下の処理を実行する。輝度の暗い部分と明るい部分とで2つのピークを有するという特徴は、逆光人物画像の他に、暗い背景(例えば、夜景)の下、ストロボを使用して撮影した夜景人物画像においても示されることがある。したがって、画像データGDの輝度値分布特性を用いた判定に加えて、確認のための処理を行うことで画像データGDが逆光人物画像に対応する画像データであるか否かについてより精度の高い判定を下すことができる。
【0041】
確認処理では、CPU200は、外周領域における総画素数に対する暗画素数の割合である外周暗部割合Doが判定暗部割合Dorefよりも大きいか否かを判定する(ステップS210)。判定暗部割合Dorefとしては、例えば、外周領域画素(背景画素)が夜景等の暗い背景に対応する場合における、外周領域総画素数に対する暗画素数の割合を用いられる。この結果、CPU200は、画像データGDが、夜景等に対応する暗い外周領域画素(背景画素)を有しているか否かを判定することができる。
【0042】
CPU200は、外周暗部割合Doが判定暗部割合Doref以下であると判定した場合には(ステップS210:No)、画像データGDは暗い外周領域画素を有する画像データではないと判定し、CPU200は、外周領域における総画素数に対する明画素数の割合である外周明部割合Boが判定明部割合Borefよりも大きいか否かを判定する(ステップS220)。判定明部割合Borefとしては、例えば、外周領域画素(背景画素)が逆光等の明るい背景に対応する場合における、外周領域総画素数に対する明画素数の割合を用いられる。この結果、CPU200は、画像データGDが、逆光等に対応する明るい外周領域画素(背景画素)を有しているか否かを判定することができる。
【0043】
CPU200は、外周領域における総画素数に対する明画素数の割合である外周明部割合Boが判定明部割合Borefよりも大きいと判定した場合には(ステップS220:Yes)、画像データGDは明るい外周領域画素を有する画像データであると判定する。以上の結果、CPU200は、高い精度の下、画像データGDは逆光人物画像の画像データであると判定し(ステップS230)、図2の画像処理ルーチンにリターンする。
【0044】
一方、CPU200は、算出した類似度Svは判定類似度Svref以下であると判定した場合(ステップS200:No)、外周暗部割合Doが判定暗部割合Dorefよりも大きいと判定した場合(ステップS210:Yes)、外周明部割合Boが判定明部割合Boref以下であると判定した場合には(ステップS220:No)、画像データGDは非逆光人物画像の画像データであると判定し(ステップS240)、図2の画像処理ルーチンにリターンする。
【0045】
図2に戻り説明を続けると、CPU200は、画像データGDが逆光人物画像の画像データであると判定した場合には、逆光人物画像に適した画像処理を実行し、一方、画像データGDが非逆光人物画像の画像データであると判定した場合には、通常の画像処理を実行する(ステップS140)。逆光人物画像の画像データに対して適切な補正には、例えば、画像データの明度(輝度)を増加させる補正が含まれる。
【0046】
CPU200は、画像処理が施された画像データをプリンタドライバへ出力して(ステップS150)、本処理ルーチンを終了する。プリンタドライバでは、画像データ(RGBデータ)をCMYKデータに変換する色変換処理を実行する。すなわち、画像データの表色系をカラープリンタ20が印刷処理を実行する際に用いる表色系であるCMYK表色系に変換する。具体的には、HDD202(ROM)に格納されているRGB表色系とCMYK表色系とを対応付けたルックアップデーブルを用いて実行される。また、ハーフトーン処理、解像度変換処理が実行され、印刷用のラスタデータとしてカラープリンタ30に出力される。
【0047】
以上説明したように、第1の実施例に係る画像処理装置および逆光人物画像判定方法によれば、処理対象である画像データ(撮影画像)が逆光人物画像の画像データであるか否かを、画像データの解析結果を用いて適切に判定することができる。すなわち、基準輝度値分布特性に対する画像データの輝度値分布特性の類似度Svを用いた逆光人物画像判定は、単独であっても逆光人物画像を適切に判定することを期待することができる一方で、同様の輝度値分布特性を取り得る夜景+人物の画像データに対しても逆光人物画像の画像データであると判定する可能性がある。
【0048】
これに対して、第1の実施例では、外周領域における暗画素の割合である外周暗部割合Doを判定要素の一つとして用いることで、処理対象である画像データが、暗い背景を有する画像データ、すなわち、夜景画像の画像データであるか否かを判定し、さらに、外周領域における明画素の割合である外周明部割合Boを判定要素の一つとして用いることで、処理対象である画像データが、明るい背景を有する画像データ、すなわち、逆光画像の画像データであるか否かを判定することができる。この結果、夜景+人物の画像データを逆光人物画像データと判定する可能性を排除することが可能となり、基準輝度値分布特性に対する画像データの輝度値分布特性の類似度Svを用いた逆光人物画像判定と相まって、処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを高い精度にて判定することができる。
【0049】
また、処理対象である画像データが、暗い背景を有する画像の画像データであるか否かの判定、並びに、処理対象である画像データが、明るい背景を有する画像の画像データであるか否かの判定において、それぞれ外周領域画素数に対する外周領域の暗画素数の割合、および明画素数の割合を用いるので、外周領域画素の平均輝度値を用いる場合と比較して精度良く適切に判定することができる。すなわち、平均輝度値を用いる場合には、判定に使用する外周領域、および内周領域の局所に極端な輝度値を持つ画素が存在すると、平均輝度値を左右するため、暗画素を持つ領域なのか、明画素を持つ領域であるかの判定が、領域の特徴を反映しない場合がある。これに対して、画素数の割合を用いる場合には、その領域が、明るい画素で占められているか、暗い画素で占められているかで判定するため、領域の特性を適切に判定することができる。暗画素を持つ領域と明画素を持つ領域とを適切に知ることができる画素数の割合を用いる方法は、より精度を求められる逆光人物画像の判定に適した判定手法であるといえる。
【0050】
なお、第1の実施例おける「人物」とは、近景の主要被写体であれば人間に限定されることはなく、例えば、犬、猫等のペット、自動車等の被写体であってもよいことは言うまでもない。これら被写体についても、逆光によって被写体の輝度が背景輝度よりも低くなり、被写体のディテールを明瞭に表すことができないという問題を有するからである。
【0051】
・第2の実施例:
図8を参照して第2の実施例に係る逆光人物画像判定処理について説明する。図8は第2の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図8に示すステップのうち、第1の実施例において説明したステップと同一のステップについては同一のステップ番号を付すことでその説明を省略する。また、第2の実施例に係る画像処理装置は第1の実施例に係る画像処理装置と同一の構成要素を備えているので同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】
第2の実施例に係る逆光人物画像判定処理では、画像データGDの輝度値分布特性を用いた逆光人物画像判定ステップに代えて、先ず、処理対象の画像データGDが人物画像に対応する画像データであるか否かが判定される。続いて、処理対象の画像データが人物画像の画像データであると判定された場合には、処理対象の画像データGDが逆光条件下にて撮影された逆光画像の画像データであるか否かが判定される。この2つの判定処理が実行されることによって、撮影画像が逆光人物画像であるか否かが判定される。
【0053】
CPU200は、予めHDD202に格納されている判定内周肌色画素割合Sirrefを取得し、先に求めた、全内周領域画素数に対する内周領域の肌色画素数の割合Sirが判定内周肌色画素割合Sirrefよりも大きいか否かを判定する(ステップS202)。一般的に、人物を主要被写体とする人物画像では、人物が画像中央に配置される傾向を示す。そこで、一般的な人物画像データが示す内周領域における肌色画素割合を判定内周肌色画素割合Sirrefとして用い、内周領域画素を占める肌色画素の割合Sirが判定内周肌色画素割合Sirrefよりも大きい場合には、画像データが人物画像データであると判定することができる。なお、画像データの画素が肌色画素であるか否かは、例えば、R値、G値、B値の組み合わせとして所定の範囲内に入っている画素を肌色画素と判定する。
【0054】
CPU200は、内周領域の肌色画素数の割合Sirが判定内周肌色画素割合Sirrefよりも大きいと判定した場合には(ステップS202:Yes)、処理対象の画像データは人物画像の画像データであると判定し、CPU200は、肌色画素平均輝度値Saveが判定肌色画素平均輝度値Saveref以下であるか否かを判定する(ステップS204)。
【0055】
具体的には、CPU200は、予めHDD202に格納されている判定肌色画素平均輝度値Saverefを取得し、先に求めた画像データを構成する全画素のうち肌色画素について輝度の平均値である肌色画素平均輝度値Saveが判定肌色画素平均輝度値Saveref以下であるか否かを判定する。判定肌色画素平均輝度値Saverefとしては、例えば、一般的な逆光人物画像における肌色画素の平均輝度値が用いられる。すなわち、逆光人物画像における肌色画素の輝度は低くなる傾向を示すので、肌色画素の平均輝度値が逆光人物画像における肌色画素の平均輝度値よりも暗いか否かを判定することによって、処理対象となっている画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを判定することができる。
【0056】
CPU200は、肌色画素平均輝度値Saveが判定肌色画素平均輝度値Saveref以下であると判定した場合には(ステップS204:No)、ステップS210、S220を実行し、処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであると判定(ステップS230)または非逆光人物画像の画像データであると判定し(ステップS240)、図2に示す処理ルーチンにリターンする。
【0057】
CPU200は、肌色画素平均輝度値Saveが判定肌色画素平均輝度値Saverefより大きいと判定した場合には(ステップS204:Yes)、処理対象である画像データは非逆光人物画像の画像データであると判定し(ステップS240)、図2に示す処理ルーチンにリターンする。
【0058】
以上説明したように第2の実施例に係る逆光人物画像判定処理によれば、全内周領域画素数に対する内周領域の肌色画素数の割合Sirを用いて処理対象である画像データが人物画像の画像データであるか否かを判定し、肌色画素平均輝度値Saveを用いて処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを判定することができる。したがって、処理対象である画像データが人物画像の画像データであるか否か、および、逆光人物画像の画像データであるか否かを適切に判定することができる。
【0059】
一般的に、人物を主要被写体とする人物画像では、人物が画像中央に配置されるているので、内周領域の肌色画素数の割合Sirを用いることにより処理対象である画像データが人物画像の画像データであるかを適切に判定することができる。また、内周領域の肌色画素の平均輝度値を用いる代わりに画素数の割合を用いるので、画素相互間の影響を受けることなく内周領域に人物に対応する肌色画素が存在するか否かを適切に判定することができる。また、人物が画像中央に配置されていない画像に対して、人物画像であることを前提とした画像処理を実行することは好ましくないが、本手法によればそのような弊害を排除することができる。
【0060】
さらに、逆光人物画像の画像データでは、肌色画度の輝度値は全体的に低くなるので、肌色画素平均輝度値Saveを用いることによって処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを適切に判定することができる。
【0061】
・第3の実施例:
図9を参照して第3の実施例に係る逆光人物画像判定処理について説明する。図9は第3の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。なお、以下の説明では、図9に示すステップのうち、第1または第2の実施例において説明したステップと同一のステップについては同一のステップ番号を付すことでその説明を省略する。また、第3の実施例に係る画像処理装置は第1の実施例に係る画像処理装置と同一の構成要素を備えているので同一の符号を付してその説明を省略する。
【0062】
第3の実施例では、処理対象の画像データが逆光人物画像の画像データであるか否か類似度を用いて判定し(ステップS200)、続いて、類似度を用いた判定が正しいか否かを確認するために、内周領域の肌色画素数の割合Sirが判定内周肌色画素割合Sirrefよりも大きいか否かの判定(ステップS202)、肌色画素平均輝度値Saveが判定肌色画素平均輝度値Saveref以下であるか否かの判定(ステップS204)を実行する。
【0063】
CPU200は、ステップS200、S202およびS204の判定に基づいて処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであると判定し(ステップS230)または非逆光人物画像の画像データであると判定して(ステップS240)、図2に示す処理ルーチンにリターンする。
【0064】
以上説明したように第3の実施例に係る逆光人物画像判定処理によれば、第1の実施例および第2の実施例においてそれぞれ述べたように、処理対象である画像データが逆光人物画像の画像データであるか否かを適切に判定することができる。
【0065】
・その他の実施例:
上記実施例では、内周領域の肌色画素数の割合Sirと肌色画素平均輝度値Saveとが組み合わせて用いられているが、いずれか一方のみを用いても良い。いずれか一方のみでも、肌色画素に基づいた人物画像判定処理を実行することができる場合もあるからである。
【0066】
上記実施例では、画像処理装置として、パーソナルコンピュータ20を用いて画像処理を実行しているが、このほかにも、例えば、画像処理機能を備えるスタンドアローン型のプリンタを画像処理装置として用いてもよく、係る場合にはプリンタにおいて上記画像処理が実行される。また、画像処理装置等のハードウェア構成を伴うことなく、プリンタドライバ、画像処理アプリケーション(プログラム)としても実現され得る。
【0067】
上記各実施例における逆光人物画像の判定要素に加えて、外周および内周領域画素について、所定の彩度よりも高い彩度を有する高彩度画素数を求め、全画素数に対する高彩度画素数の割合に応じた逆光人物画像判定ステップを加えても良い。例えば、全画素数に対する高彩度画素数の割合が高い場合には、逆光人物画像に対する画像処理として一般的な明度を上げる処理を画像データに対して施すと、出力結果として得られる画像の彩度が低くなってしまい、印象が悪くなる。そこで、全画素数に対する高彩度画素数の割合が高い場合には、非逆光人物画像であると判定し、逆光人物画像に適した画像処理を回避しても良い。
【0068】
パーソナルコンピュータ20によって実行される画像処理には、明度調整の他にもコントラスト、色彩等の調整が行われ得ることは言うまでもない。かかる場合には、例えば、CPU200は、画像データを画素単位にて解析して画像データの特性を示す各種の特性パラメータ値、例えば、輝度最小値、輝度最大値、明度代表値といった画像統計値を取得する。CPU200は、HDD202に格納されている各特性パラメータに対して予め定められた基準値と、解析により得られた画像統計値との差を解消または低減させるように各パラメータについての補正量を求め、画像データのRGB値を補正する。画像データの補正は、例えば、求めた補正量を入力値に対する出力値の関係を規定するトーンカーブに適用して修正し、かかるトーンカーブを用いて画像データの各画素のR、G、B値を変更することにより実行される。
【0069】
以上、実施例に基づき本発明に係る画像処理装置、逆光人物画像判定方法および判定プログラムを説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施例に係る画像処理装置としてのパーソナルコンピュータを含む画像処理システムの一例を示す説明図である。
【図2】第1の実施例に従う、パーソナルコンピュータにて実行される画像処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】画像データを画素単位にて分析する際の外周領域画素と内周領域画素との区分の一例を示す説明図である。
【図4】第1の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図5】メモリ上に展開された逆光人物画像の画像データを概念的に示す説明図である。
【図6】図5に示す画像データを画素単位にて分析した結果得られる画素データの輝度分布特性を示す説明図である。
【図7】図5に示す画像データの分析により得られた分析輝度分布特性と基準となる逆光人物画像データの基準輝度分布特性との対比の一例を示す説明図である。
【図8】図8は第2の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図9は第3の実施例に係る逆光人物画像判定処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…ディジタルスチルカメラ(DSC)
20…パーソナルコンピュータ
200…中央演算装置(CPU)
201…リードオンリメモリ(ROM)
202…ハードディスク(HDD)
203…ランダムアクセスメモリ(RAM)
204…カードスロット
205…入出力端子
25…表示装置
30…プリンタ
MC…メモリカード

Claims (13)

  1. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法であって、
    前記画像データを取得し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値とは異なる明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定し、
    前記撮影画像が逆光人物画像であると判定し、さらに、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記輝明画素度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定する方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かの判定は、
    前記画素単位にて解析した画像データの輝度分布特性を求め、
    前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比することにより行われ、
    前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似する場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かの判定は、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であるか否かを判定し、
    前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下であるか否かを判定することにより行われ、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する方法。
  4. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法であって、
    前記画像データを取得し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が人物画像であるか否かを判定し、
    前記撮影画像が人物画像であると判定した場合には、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値とは異なる明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定し、
    全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記撮影画像が人物画像であるか否かの判定は、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合に基づいて判定され、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上の場合には前記撮影画像は人物画像であると判定する方法。
  6. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する方法であって、
    前記画像データを取得し、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データの輝度分布特性を求め、
    前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比し、
    前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であるか否かを判定し、
    前記内周領域画素および前記画像データを構成する全画素から前記内周領域画素を除いた外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下であるか否かを判定し、
    前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似し、さらに、前記内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定する方法。
  7. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データに基づいて判定する画像処理装置であって、
    前記画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が逆光人物画像であるか否かを判定する逆光人物画像判定手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか否かを判定する暗画素割合判定手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値とは異なる明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか否かを判定する明画素割合判定手段と、
    前記撮影画像が逆光人物画像であると判定された場合に、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であると判定された場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であることを確認する逆光人物画像確認手段とを備える画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記逆光人物画像判定手段はさらに、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データの輝度分布特性を求める輝度分布特性取得手段と、
    前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比する対比手段とを備え、
    前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似する場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する画像処理装置。
  9. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記逆光人物画像判定手段はさらに、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であるか否かを判定する内周肌色画素割合判定手段と、
    前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下であるか否かを判定する内周領域画素数平均輝度値判定手段とを備え、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第4の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する画像処理装置。
  10. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する画像処理装置であって、
    前記画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記撮影画像が人物画像であるか否かを判定する人物画像判定手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データを構成する全画素から前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素を除いた外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であるか判定する暗画素割合判定手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記外周領域画素のうち、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値とは異なる明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上であるか判定する明画素割合判定手段と、
    前記撮影画像が人物画像であると判定された場合に、全外周領域画素数に対する、前記暗画素輝度判定値以下の輝度値を有する暗画素の数の割合が第1の所定値以下であると共に、全外周領域画素数に対する、前記明画素輝度値判定値以上の輝度値を有する明画素の数の割合が第2の所定値以上である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると判定する逆光人物画像判定手段とを備える画像処理装置。
  11. 請求項10に記載の画像処理装置において、
    前記人物画像判定手段はさらに、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合に基づいて判定する内周肌色画素割合判定手段を備え、
    前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第3の所定値以上の場合には前記撮影画像は人物画像であると判定する画像処理装置。
  12. 撮影画像が逆光人物画像であるか否かを撮影画像の画像データから判定する画像処理装置であって、
    前記画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記取得した画像データを画素単位にて解析し、前記画像データの輝度分布特性を求める輝度分布特性解析手段と、
    前記求めた輝度分布特性と予め用意された逆光人物画像判定用の輝度分布特性とを対比する対比手段と、
    前記撮影画像の中央部に対応する画像データを構成する内周領域画素の全画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であるか否かを判定する内周肌色画素割合判定手段と、
    前記内周領域画素および前記画像データを構成する全画素から前記内周領域画素を除いた外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下であるか否かを判定する肌色画素平均輝度値判定手段と
    前記求めた輝度分布特性と前記逆光人物画像判定用の輝度分布特性とが類似し、さらに、前記全内周領域画素数に対する、前記内周領域画素の中の肌色画素数の割合が第1の所定値以上であると共に、前記内周および外周領域画素の中の肌色画素の平均輝度値が第2の所定値以下である場合には、前記撮影画像は逆光人物画像であると決定する逆光人物画像判定手段とを備える画像処理装置。
  13. 請求項ないし請求項12のいずれかに記載の画像処理装置はさらに、
    撮影画像が逆光人物画像であると判定された場合には、逆光人物画像に適した明度補正を実行する明度補正手段を備える画像処理装置。
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