JPH1079885A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH1079885A
JPH1079885A JP9185559A JP18555997A JPH1079885A JP H1079885 A JPH1079885 A JP H1079885A JP 9185559 A JP9185559 A JP 9185559A JP 18555997 A JP18555997 A JP 18555997A JP H1079885 A JPH1079885 A JP H1079885A
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JP
Japan
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input
value
output
instruction value
bending instruction
Prior art date
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Application number
JP9185559A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Murayama
靖彦 村山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆光において影となる部分を明るくするとと
もに、明るい部分のつぶれを少なくする 【解決手段】 入力における低輝度部分に屈曲指示値α
を設定し、この屈曲指示値αに対する出力値として、輝
度の最大値(255とする)から少し小さくした値β
(たとえば、220)を選び、この点を屈曲点pとし、
入力された輝度値が前記屈曲指示値αに達するまでは、
入力と出力の関係は原点の座標(0,0)と屈曲点pの
座標(α,β)の間を結ぶ直線(トーンカーブでもよ
い)で表され、入力値が屈曲点α以降は、入力と出力の
関係は屈曲点pの座標(α,β)と入出力の最大値の座
標(255,255)の間を結ぶ直線で表されるような
変換テーブルを作成し、この変換テーブルを用いて変換
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像もしくは画像
関連の機器における信号処理において、画像の輝度ある
いは色の補正を行うもので、特に、逆光において影とな
る部分を明るくするとともに、明るい部分のつぶれを少
なくするようにした画像処理方法および画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】CCDカメラなどにより撮影した画像に
対して、対象物本来の色の画像とするために、ホワイト
バランス処理が施される。
【0003】このホワイトバランス処理の方法として、
画面全体の平均色は無彩色(グレー)であるとの前提を
基に、輝度情報を多く含むG(緑色信号)を固定とし
て、R(赤色信号)とB(青色信号)に或る係数を掛け
て平均色が無彩色になるような補正方法がある。その一
例として、特開昭62−35792(以下、第1の従来
技術という)がある。
【0004】図9はこの第1の従来技術によるホワイト
バランス回路のブロック図でありレンズ1を通過した光
は、CCD2で光電変換されたのち、色分離回路3で、
R,G,Bの3原色信号として取り出される。こうして
得られたG信号は直接、カラープロセスおよびマトリク
ス回路6に入力され、R,B信号はR増幅回路4、B増
幅回路5を経て、前記カラープロセスおよびマトリクス
回路6に入力される。その後、輝度信号Y、RとBのそ
れぞれの色差信号R−Y、B−Yが作られて、ビデオ回
路7に送られる。
【0005】そして、前記2つの色差信号は、それぞれ
積分回路8a、8bで積分され、その結果が0になるよ
うに、前記R増幅回路4、B増幅回路5を利得制御回路
9a、9bによって制御することで、ホワイトバランス
処理を行うものである。
【0006】ところで、図10に示すように太陽を背に
した人物を正面から撮影したような場合、人物の顔画像
Aは逆光となって暗い画像となり、光の当たる部分Bは
明るい画像となるが、これを前記した図9のホワイトバ
ランス処理で対応しようとしても、暗い影の部分の補正
処理は殆ど行えない。
【0007】すなわち、前記したホワイトバランス処理
は、利得の制御によって行われ、入力に対する出力は対
数で表すこともできるが、基本的には図11に示すよう
にリニアな関係となる。
【0008】したがって、光の当たる部分Bは入力値が
大きいため、出力も大きい値を得ることができるが、逆
光となって影となる人物の顔画像Aは、入力が小さいた
めそれほど大きな出力は得られず、暗い画像のままとな
って、逆光補正は殆ど行えないことになる。
【0009】このような逆光に対処するための方法とし
て、画面を幾つかに分割して、分割された部分のそれぞ
れの明るさを求め、それぞれの分割部分の中で、明るさ
が平均値より暗い部分が存在した場合、その暗い部分を
逆光部分として、暗い部分が明るくなるように全体的に
明るさを増すような処理を行う方法がある(テレビ技
術、1989年5月号 66〜67頁:以下、第2の従
来技術という)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、第1
の従来技術では、入力信号の小さい暗い画像を、見た目
に明るい画像とすることはできず、また、第2の従来技
術では、暗い部分が明るくなるように全体的に明るさを
増すような処理を行うため、もともと明るい部分の画像
が白くつぶれるおそれがあった。
【0011】さらに、第1の従来技術に第2の従来技術
の考え方を加えて、暗い部分の明るさを強調するような
入力と出力の関係とするために、図12に示すように、
直線の傾きを大きくすることも考えられるが、同図に示
すように、輝度の大きい入力は、すぐに出力が最大値と
なってしまい、ある程度以上の明るさを持つ部分は殆ど
が最大値となって、白くつぶれる部分が多くなるという
問題があった。
【0012】そこで、本発明は、入力輝度の小さい暗い
画像に対しては、その出力輝度を大きな値として出力す
るとともに、光が当たっていてもともと明るい画像に対
しては、その出力値が最大値とならないようすること
で、特に、逆光などにより影となる暗い部分と光の当た
る明るい部分が1つの画面内に存在する場合でも全体に
良好な画像を出力することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、請求項1に記載されるように、入力された画像の輝
度データを収集し、収集した輝度データを基に、入力輝
度に対して屈曲指示値を求め、入力がその屈曲指示値に
達するまでの入力に対する出力の変化の度合いと、入力
が屈曲指示値以降になったときの入力に対する出力の変
化の度合いとを異ならせる屈曲点を前記屈曲指示値を基
に設定してなる変換テーブルを作成し、この変換テーブ
ルを用いて入力輝度を変換して出力することを特徴とし
ている。
【0014】前記屈曲指示値は、前記収集された輝度デ
ータを基に、低輝度部分を抽出し、その低輝度部分の輝
度を或る一定値の輝度とするための入力に対する出力の
関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定め
れた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を屈曲
指示値としている。
【0015】また、前記屈曲点は、入力が屈曲指示値の
ときの出力を予め定められた値に設定し、その屈曲点を
有する前記変換テーブルは、入力が前記屈曲指示値に達
するまでは、入力に対して大きな出力が得られるような
入力に対する出力の関係とし、屈曲指示値以降は入力に
対して徐々に出力を増大させるような入力に対する出力
の関係としている。
【0016】そして、前記変換テーブルは、入力が前記
屈曲指示値に達するまでは入力に対する出力の関係をト
ーンカーブとするようにしてもよい。
【0017】また、前記屈曲指示値は、前記収集された
輝度データの中の低輝度部分を抽出し、その低輝度部分
の輝度を一定以上の輝度にするための入力に対する出力
の関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定
められた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を
屈曲指示値とし、さらに、この屈曲指示値を基に、複数
の屈曲指示値を設定し、それに対応して屈曲点を複数設
定するようにしてもよい。
【0018】さらに、本発明の画像処理方法は、請求項
6に記載されるように、入力された輝度データを収集
し、収集した輝度データを基に、入力に対して屈曲指示
値を求め、入力がその屈曲指示値に達するまでの入力に
対する出力の変化の度合いと、入力が屈曲指示値以降に
なったときの入力に対する出力の変化の度合いとを異な
らせる屈曲点を、前記屈曲指示値を基に設定してなる変
換テーブルを作成し、さらに、入力された輝度データの
うち、基準となる輝度が予め設定した値以下となるよう
に、取り込む画像の輝度範囲を高輝度側とするようにシ
ャッタ速度調整を行い、調整されたシャッタ速度により
輝度データの入力を行い、入力された輝度データを前記
変換テーブルを用いて変換して出力することも可能であ
る。
【0019】また、本発明の画像処理装置は、請求項7
に記載されるように、画像の入力を制御する入力制御手
段と、入力された輝度データを収集するデータ収集手段
と、このデータ収集手段により収集した輝度データを基
に、入力輝度に対して屈曲指示値を求め、入力が前記屈
曲指示値に達するまでの入力に対する出力の変化の度合
いと、入力が前記屈曲指示値以降になったときの入力に
対する出力の変化の度合いとを異ならせる屈曲点を、前
記屈曲指示値を基に設定してなる変換テーブルを作成す
る手段と、前記変換テーブルを用いて入力画像データを
変換して出力する変換処理手段とを有したことを特徴と
している。
【0020】前記屈曲指示値は、前記収集された輝度デ
ータをもとに、低輝度部分を抽出し、その低輝度部分の
輝度を或る一定値の輝度とするための入力に対する出力
の関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定
められた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を
屈曲指示値としている。
【0021】また、前記屈曲点は、入力が屈曲指示値の
ときの出力を定められた値に設定し、その屈曲点を有す
る前記変換テーブルは、入力が前記屈曲指示値に達する
までは、入力に対して大きな出力が得られるような入力
に対する出力の関係とし、屈曲指示値以降は入力に対し
て徐々に出力を増大させるような入力に対する出力の関
係としている。
【0022】そして、前記変換テーブルは、入力が前記
屈曲指示値に達するまでは入力に対する出力の関係をト
ーンカーブとしてもよい。
【0023】また、前記屈曲指示値は、前記収集された
輝度データの中の低輝度部分を抽出し、その低輝度部分
の輝度を一定以上の輝度にするための入力に対する出力
の関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定
められた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を
屈曲指示値とし、さらに、この屈曲指示値を基に、複数
の屈曲指示値を設定し、それに対応して屈曲点を複数設
定してもよい。
【0024】さらに、本発明の画像処理装置は、請求項
12に記載されるように、画像の入力を制御する入力制
御手段と、入力された輝度データを収集するデータ収集
手段と、このデータ収集手段により収集した輝度データ
を基に、入力輝度に対して屈曲指示値を求め、入力が前
記屈曲指示値に達するまでの入力に対する出力の変化の
度合いと、入力が前記屈曲指示値以降になったときの入
力に対する出力の変化の度合いとを異ならせる屈曲点
を、前記屈曲指示値を基に設定してなる変換テーブルを
作成するとともに、前記画像データ入力制御手段に対し
て、入力された輝度データのなかで基準となる輝度が予
め設定した値以下となるように、取り込む画像の輝度範
囲を高輝度側とするようにシャッタ速度調整を行うため
のシャッタ速度制御信号を出力する手段と、前記変換テ
ーブルを用いて入力輝度データを変換して出力する変換
処理手段とを有する構成としてもよい。
【0025】このように、本発明によれば、入力輝度が
たとえ屈曲指示値以下の暗い画像であっても、その出力
輝度は大きな値を得ることができるので、逆光などの影
となる暗い部分を明るい画像として出力することがで
き、また、光が当たっていて、もともと明るい部分も、
その出力値が最大値となることが少なく、白くつぶれる
部分を極力少なくすることができる。
【0026】また、入力が前記屈曲指示値に達するまで
における入力に対する出力の関係をトーンカーブを有す
る曲線とすることにより、使用される出力デバイス(た
とえば、LCD、CRTなど)に合わせた輝度変換(カ
ラーの場合は色変換)を行うことができる。
【0027】さらに、入力された輝度データのうち、基
準となる輝度が予め設定した値以下となるように、取り
込む画像の輝度範囲を高輝度側とするようなシャッタ速
度調整を行い、この調整されたシャッタ速度により輝度
データの入力を行うとともに、入力された輝度データを
前記変換テーブルを用いて変換して出力することも可能
としたので、暗い画像、明るい画像の両方のデータを取
り込むことができる。つまり、従来では、暗い画像を取
り込みやすくするため、画像の暗い部分が、輝度範囲の
中心に来るようなシャッタ速度制御がなされているた
め、ある程度大きい輝度を持った明るい部分は輝度範囲
から外れて、白くつぶれてしまうことになるくなる。
【0028】これに対処するため、本発明では、暗い部
分だけでなく明るい部分も取り込めるように、輝度範囲
を高輝度側とするようなシャッタ速度調整を行うことを
可能としている。なお、このとき、暗い画像は、より暗
い画像として取り込まれることになるが、それに対して
は、前記したような変換テーブルを用いた画像処理を施
すことにより、明るい画像に補正することができる。ま
た、もともと明るい画像は感度範囲内に十分入った状態
で画像入力されるので、輝度がかなりい高い画像に対し
ても白くつぶれれないで良好な画像を得ることができ
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。まず、本発明の基本的な技術を説明するためにモ
ノクロ画像の場合について説明する。本発明の基本的な
考え方としては、図1に示すような変換テーブルを作成
することにある。
【0030】すなわち、図1からもわかるように、入力
の輝度値に屈曲指示値αを設定し、この屈曲指示値αに
対する出力値を輝度の最大値(0〜255までの値をと
るとすれば最大値は255)から少し小さくした値β
(たとえば、その値を220とする)を選び、このαと
βで表される座標点を屈曲点pとする。そして、入力さ
れた輝度値が前記屈曲指示値αに達するまでは、入力と
出力の関係は原点の座標(0,0)と屈曲点pの座標
(α,β)の間を結ぶ直線(トーンカーブでもよい)で
表され、入力値が屈曲点α以降は、入力と出力の関係は
屈曲点pの座標(α,β)と入出力の最大値の座標(2
55,255)の間を結ぶ直線で表されるような変換テ
ーブルを作成する。
【0031】このような変換テーブルを用いることによ
り、たとえば、図10で示したような逆光となった影の
部分(顔の部分A)に対しては、図11の場合と比べ
て、出力値として大きな輝度値が得られ、明るい画像と
して出力することができ、また、もともと明るい部分B
も、出力値が従来のように最大値255に張り付くこと
がなくなり(この図1の例では出力値が240程度に抑
えられている)、白くつぶれることがなくなる。
【0032】図2は本発明の処理の流れを説明するフロ
ーチャートであり、以下、図2を参照しながら説明す
る。まず、説明を分かり易くするため、モノクロ画像に
ついて説明する。
【0033】図2において、まず、変換テーブルの初期
化を行う(ステップs1)。そして、データ(輝度値)
収集を行い(ステップs2)、輝度変換処理を行う(ス
テップs3)。なお、1画面の処理が終わって変換テー
ブルが作成されたのちは、その変換テーブルを用いて変
換処理を行えばよいので、1画面以上処理を行った後に
出力を出すようにして、変換テーブル初期化(ステップ
s1)を省略してもよい。この変換テーブルを用いた輝
度変換は、入力された輝度値に対する出力輝度値をテー
ブルから求めるものである。また、前記データ収集処理
は、輝度の取りうる範囲の最大値と最小値は有効なデー
タではないとみなしてこれら最小値、最大値は除くよう
にしてもよい。たとえば、輝度の取りうる範囲を0〜2
55とした場合、最大値である255と最小値である0
は除くようにする。
【0034】そして、1画面分の処理が終了したか否か
の判断を行い(ステップs4)、終了していなければ、
ステップs2に戻って、前記同様の処理を行い、1画面
分の輝度の累積値を得る。1画面分の処理が終了する
と、次に、屈曲指示値および屈曲点算出処理を行う(ス
テップs5)。この屈曲指示値は図1で説明した屈曲指
示値αのことであり、この屈曲指示値αを入力値のどこ
に設定するかについて以下に詳細に説明する。
【0035】まず、画面を幾つかに分割するが、ここで
は、図3に示すように、画面10を中央部、周辺部、画
面全体というように3つに分けて、中央部の平均輝度、
周辺部の平均輝度、画面全体の平均輝度をそれぞれ求め
る。なお、この画面の分割の仕方はこれに限られるもの
ではなく、種々考えられる。
【0036】そして、中央部、周辺部、画面全体のそれ
ぞれの平均輝度のうち、最小の平均輝度Mを選び、選ば
れた平均輝度Mが或る値となるようなゲイン(Gai
n:以下、Gaと表す)を求める。たとえば、輝度の入
力範囲と出力範囲をそれぞれ0〜255とすれば、選ば
れた平均輝度が中央値である128となるようなゲイン
Gaをもとめる。つまり、M・Ga=128より、ゲイ
ンGaは、 Ga=128/M・・・(1) で求められることになる。一例として、中央部、周辺
部、画面全体のうち、最小の平均輝度を有する部分が中
央部であって、その中央部の平均輝度Mが80であった
とすると、ゲインGaは128/80=1.6となる。
【0037】このゲインGaはリニアな変換テーブルを
前提とした場合、入力に対する出力を表す直線の傾きを
表すことになる。
【0038】そして、このゲインGaを基に屈曲指示値
αを決定する。この屈曲指示値αは、リニアなテーブル
の場合、Gaという傾きを持った入力と出力の関係にお
いて、出力値が予め定められた値(β)になる最小の入
力値を求めて、その入力値を屈曲指示値αとする。した
がって、傾きがGaであるから、出力が最大値(25
5)となる屈曲指示値αは、 α=β/Ga・・・(2) で求められる。一例として、ゲインGaが前記したよう
に、Ga=1.6であるとすれば、屈曲指示値αは、α=
138(βが200の場合)と求められる。
【0039】このようにして屈曲指示値αが決定される
と、屈曲点pを求める。この屈曲点pは、次のようにし
て決定する。
【0040】屈曲指示値αにおける出力の値を最大値2
55より少し低い値(β)と、このβと前記αで表され
る座標点を屈曲点pとする。実験により、βは最大値
(255)より30ほど低い220程度に選ぶことによ
り良好な結果が得られることがわかった。
【0041】このようにして、屈曲点pが決定される
と、この屈曲点pの座標(α、β)と原点(0,0)を
直線で結び、さらに、屈曲点p(α、β)と入力および
出力のそれぞれの最大値の座標(255,255)を直
線で結ぶ。このようにして得られたものが図1に示す変
換テーブルである。
【0042】このように作成された変換テーブルによれ
ば、入力輝度がたとえ屈曲指示値α以下の暗い画像であ
っても、その出力輝度は大きな値を得ることができるの
で、逆光などの影となる暗い部分(たとえば図2におけ
る顔画像A)を明るい画像として出力することができ
る。また、図2の背景部分のように光の当たったもとも
と明るい部分Bも、その出力値は最大値となることがな
く、白くつぶれることがない。また、逆光部分がない場
合には、図3において分割された部分の平均輝度はほぼ
等しく、かつ、その平均輝度は中央値である128に近
い値となる。よって(1)式におけるゲインGaほぼ
「1」となり、変換テーブルは全体として屈曲点のない
ほぼリニアなものとなる。よって、本方法を用いても逆
光以外のときに悪影響を生じることはない。
【0043】ここで、図2のフローチャートに説明を戻
すと、以上説明した変換テーブルの作成処理はステップ
s6の処理であり、この変換テーブル作成処理が終了す
ると、必要に応じて、シャッタ速度制御処理(これにつ
いては後述する)を行う(ステップs7)。そして、入
力終了か否か、つまり、次の画面があるか否かを判断し
(ステップs8)、次の画面があれば、その画面につい
て、ステップs2〜s7を行い、入力終了であれば、処
理を終わる。
【0044】ところで、前記した屈曲指示値αを決定す
るために求めたゲインGaは、過去のデータを考慮し、
変化をなだらかとするために、1画面前のGaに128
/Mをたしてその平均を取るようにしてもよい。つま
り、 Ga=(1画面前のGa+128/M)/2・・・(3) として求めてもよい。なお、この式は、画面の番号をn
で表せば、
【0045】
【数1】
【0046】のように表すことができる。このように、
過去のデータを考慮したゲインを求め、それを基に、屈
曲点を決定して変換テーブルを作成することにより、よ
り、自然な補正が行える。
【0047】また、屈曲点は1箇所だけでなく、複数設
けるようにしてもよい。たとえば、図4は2箇所の屈曲
点p1,p2を設けた例であり、この場合、屈曲点p1
は図1の屈曲点pに相当するもので、新たに屈曲点p2
を設けた例である。
【0048】この屈曲点p1,p2を決定するための屈
曲指示値α1、α2を求めることになるが、屈曲指示値
α1は図1のαと同じであるとすると、α2はここでは
αより大きな値としている。そして、屈曲点p2は屈曲
指示値α2における出力の値β2(屈曲点p1を求める
際の出力値をβ1とする)を選び、このβ2と前記α2
で表される座標点を屈曲点p2とする。なお、β2は、
屈曲点p2の座標(α2、β2)と入力および出力の最
大値の座標(255,255)を結ぶ直線の傾きが、屈
曲点p1とp2を結ぶ直線の傾きより小さくなるよう
に、決定される。これは、入力データとして、あまり高
輝度なデータは重要でないと考えることができるためで
ある。なお、ここでは、β1=220に設定し、β2=
245に設定している。
【0049】また、図1では、原点(0,0)と屈曲点
p(α,β)を直線で結んだリニアなテーブルとした
が、この部分を非リニア、すなわちトーンカーブをもつ
たテーブルとしてもよい。このようにトーンカーブとす
る理由は、出力デバイスの種類によっては、トーンカー
ブを持たせた方が良好な画像が得られる場合もあるため
である。
【0050】図5はトーンカーブを有するテーブルの一
例を示すもので、原点(0,0)と屈曲点p0(α,
β)とその途中の点Qを通る2次曲線を求める。前記途
中の点Qは、ここでは次のようにして決定する。
【0051】まず、入力軸において屈曲指示値αの3/
4の点を得て、この(3/4)・α(以下、3α/4と
表す)における出力値を直線から得て、その値をβ0と
する。そして、図5に示すように、β−β0の値を1:
2に分割する分割点をQとする。ちなみに、この分割点
Qの座標は、 [3α/4, G・3α/4+(β−G・3α/4)・
2/3] で表される。
【0052】となる。したがって、原点、点Q、屈曲点
pを通る2次曲線を求めて、その求めた2次曲線をトー
ンカーブとする。なお、このようにして求めた曲線は一
例であって、これに限られるものではなく、出力デバイ
スの種類などによって最適なトーンカーブを得るように
すればよい。なお、屈曲指示値α以上の入力に対するる
出力幅(β〜255)は狭いので、トーンカーブを持た
せることによる効果は少ない。よって、屈曲指示値α以
上の入力に対する出力はリニアで十分である。ところ
で、前記した図2のフローチャートのステップs7にシ
ャッタ速度制御処理という処理があるが、以下、この処
理について説明する。
【0053】シャッタ速度制御というのはCCDに光が
入って電荷が蓄積される時間を制御することである。従
来の逆光補正では、図6(a)に示すように、暗い画像
を取り込みやすくするため、画像の暗い部分(図10に
おける顔画像A)が、CCDの輝度における感度範囲の
中心に来るようなシャッタ速度制御がなされている。一
般に、CCDの輝度に対する感度範囲は決まっているた
め、暗い部分に合わせたシャッタ速度では、ある程度の
輝度を持った明るい部分Bは図6(a)からもわかるよ
うに輝度範囲から外れて、白くつぶれてしまうことにな
るくなる。また、仮に、明るい部分Bが有効感度範囲に
入っていたとしても、前記したように、従来の輝度補正
を行うと白くつぶれることになる。
【0054】これに対処するため、本発明では、図6
(b)に示すように、暗い部分だけでなく明るい部分も
CCDの輝度範囲に入るようにシャッタ速度を調整す
る。すなわち、CCDは電荷を蓄積する時間が長ければ
長いほど(シャッタ速度が遅いほど)暗い画像を取り入
れることができ、低輝度側の設定であると言え、電荷を
蓄積する時間が短いほど(シャッタ速度が速いほど)明
るい画像を入力しやすくなり、高輝度側の設定であると
言える。
【0055】したがって、シャッタ速度を従来より少し
短めにする制御を行うことで、図6(b)に示すよう
に、暗い画像A、明るい画像Bの両方の画像を取り込む
ことができる輝度範囲となる。。
【0056】具体的には、前記図3で求めた中央部、周
辺部、画面全体のそれぞれの平均輝度のうち、最小の平
均輝度Mを用いて、この最小の平均輝度Mが少し小さく
なるように、シャッタ速度を調整する。すなわち、シャ
ッタ速度を従来より少し短めにすることで、CCDの感
度範囲が図6(b)に示すように、高輝度側に移り、暗
い画像A、明るい画像Bの両方のデータを取り込むこと
ができる。なお、このとき、暗い画像Aは、より暗い画
像として取り込まれることになるが、それに対しては、
前記したような変換テーブルを用いた画像処理を施すこ
とにより、明るい画像に補正することができる。また、
もともと明るい画像も最大値に張り付いてしまうことが
少なくなり、白くつぶれるのを極力防止することができ
る。
【0057】以上はモノクロの場合の処理であるが、次
に、カラーの場合についての説明を行う。
【0058】ここでは、イエロ(Yin)、シアン(Ci
n)、緑(Gin)を入力して、赤(Rout)、緑(Gou
t)、青(Bout)を出力として取り出す場合について説
明する。カラーの場合も基本的な処理手順は図2のフロ
ーチャートと同じであるが、それぞれのステップにおけ
る処理内容が異なる。以下、図2のフローチャートの処
理手順に沿って説明する。
【0059】まず、前記モノクロの場合と同様、1画面
分のデータ収集を行う(ステップs2〜s4)。この場
合、1画面分のイエロ、シアン、緑の輝度データYin、
Cin、Ginを累積する。そして、モノクロの場合と同
様、輝度の取りうる範囲の最大値と最小値は有効なデー
タではないとみなして除くようにしてもよい。たとえ
ば、輝度の取りうる範囲を0〜255とした場合、最大
値である255と最小値である0は除くようにする。
【0060】また、変換処理(ステップs3)は、変換
テーブルが作成されている場合はその色変換テーブルを
用いての色変換を行う。この場合、赤、青、緑用の3つ
の変換テーブルが作成されることになり、出力としての
Routは、赤用の変換テーブルを用いて、入力(Yin−
Gin)のときのRoutを求め、出力としてのGoutは、緑
用の変換テーブルを用いて、入力GinのときのGoutを
求め、出力としてのBoutは、青用の変換テーブルを用
いて、入力(Cin−Gin)のときのBoutを求める。
【0061】前記したように、出力の赤を入力のYin−
Ginで求めるのは、イエロは赤と緑の混色で得られてい
るから、その中から赤のみを取り出すために、Yin−G
inとし、このYin−Ginを入力としてテーブルを参照す
ることにより赤が求められることになる。同様に、出力
の青を入力のCin−Ginで求めるのは、シアンは青と緑
の混色で得られているから、その中から青のみを取り出
すために、Cin−Ginとし、このCin−Ginを入力とし
てテーブルを参照することにより青が求められることに
なる。
【0062】なお、変換テーブルの作成については、後
に詳細に説明する。
【0063】次に屈曲指示値および屈曲点の算出を行う
(ステップs5)。この屈曲指示値および屈曲点の算出
は、モノクロの場合と同様、たとえば、図3に示すよう
に、画面10を中央部、周辺部、画面全体というように
幾つかに分けて考えるが、カラーの場合は、緑(Gin)
を基準として、中央部、周辺部、画面全体における緑色
の平均輝度を求める。これは、緑色が輝度成分の多くを
含む色であるからである。
【0064】そして、中央部、周辺部、画面全体のそれ
ぞれのGinの平均輝度のうち、最小の平均輝度Mを選
び、選ばれたGinの平均輝度Mが或る値となるようなゲ
インGaを求める。たとえば、Ginの入力範囲と出力範
囲をそれぞれ0〜255とすれば、選ばれたGinの平均
輝度が128となるようなゲインGaをもとめる。つま
り、ゲインGaは、前記(1)式同様、 Ga=128/M で求められる。
【0065】一例として、中央部、周辺部、画面全体の
うち、最小の緑の平均輝度を有する部分が中央部であっ
て、中央部のGinの平均輝度Mが80であったとする
と、ゲインGaは128/80=1.6となる。
【0066】このゲインGaはリニアな変換テーブルを
前提とした場合、入力に対する出力を表す直線の傾きを
表すことになる。
【0067】そして、このゲインGaを基に屈曲指示値
αGを決定する。この屈曲指示値αGは、リニアな変化
を前提とした場合、Gaという傾きを持つ入力に対する
出力の直線において、出力が予め定められた値(β)と
なる最小の入力値を求め、その入力値を屈曲指示値αG
とする。したがって、傾きがGaであるから、出力がβ
となる屈曲指示値αGは、前記(2)式同様、 αG=β/Ga で求められる。
【0068】このようにして屈曲指示値αGが決定され
ると、屈曲点pGを求める。この屈曲点pGは、モノク
ロの場合と同様に求める。すなわち、屈曲指示値αGに
おける出力の値を最大値255より少し低い値βを選び
(ここでは、βを実験により220程度に選んでい
る)、このβと前記αGで表される座標点を屈曲点pG
とする。
【0069】このようにして、屈曲点pGが決定される
と、この屈曲点pGの座標(αG、β)と原点(0,
0)を直線で結び、さらに、屈曲点pGの座標(αG、
β)と入力・出力の最大値の座標(255,255)を
直線で結ぶ。このようにして得られたものが緑色用の変
換テーブルである。ただし、カラーの場合は、屈曲点p
G以降の直線は、入力側に或る範囲を設定して、入力の
最大値が255より小さい範囲内で出力値が最大255
となるような直線とする。これについては後に詳細に説
明する。
【0070】ところで、前記した屈曲指示値αGを決定
するために求めたゲインGaは、過去のデータを考慮
し、変化をなだらかとするために、1画面前のGaに1
28/Mをたしてその平均を取るようにしてもよい。つ
まり、 Ga=(1画面前のGa+128/M)/2 として求めてもよい。この一般式は、前記した(4)式
で表される。
【0071】これに対して、赤あるいは青の変換テーブ
ルは、以下のようにして作成する。赤も青もほぼ同様で
あるので、ここでは赤について説明する。
【0072】赤のゲイン(これをRGaで表わす)を求
める場合、色バランスを取るために緑を基準として、赤
と緑の平均値が等しくなるように、赤固有のゲインRG
aを求める。このゲインRGaは、 ゲインRGa=全体の緑の平均/(全体のイエロの平均
−全体の緑の平均) で求められる。また、ゲインRGaは、過去のデータを
考慮し、変化をなだらかとするために、1画面前のRG
aに現画面で得られたRGaをたしてその平均を取るよ
うにしてもよい。つまり、 RGa=(1画面前のRGa+現画面で得られたRGa)/2・・・(5) としてもよい。
【0073】そして、この赤固有のゲインRGaと全体
的なゲインとなる緑のゲインGaを基に屈曲指示値(こ
れをαRで表す)を決定する。この屈曲指示値αRは、
リニアな変化を前提とした場合、赤固有のゲインRGa
と全体的なゲインとなる緑色のゲインGを考慮して屈曲
指示値αRを求める。屈曲指示値αRは、 αR=β/RGa/Ga・・・(6) で求められる。この赤における屈曲指示値αRを求める
際は、平均を同じくするためのゲインも含まれてくるの
で、赤固有のゲインRGaで割って、さらに、緑のゲイ
ンGaで割っている。
【0074】このようにして、屈曲指示値αRが求めら
れると、屈曲点(これをpRで表す)を求める。この屈
曲点pRは、今までの説明と同様、屈曲指示値αRにお
ける出力の値を最大値255より少し低い値(これをβ
とする)を選び、このβ(ここでは、β=220)と前
記αRで表される座標(αR,β)を屈曲点pRとす
る。
【0075】このようにして、屈曲点pRが決定される
と、この屈曲点pRの座標(αR、β)と原点の座標
(0,0)を直線で結ぶ。ここで、前記したモノクロの
説明では、屈曲点pの座標(α、β)と原点の座標
(0,0)を直線で結び、さらに、屈曲点pの座標
(α、β)と入力および出力の最大値の座標(255,
255)を直線で結ぶことで変換テーブルを作成した
が、カラー場合は、屈曲点以降の直線は、入力側に或る
範囲を設定して、入力の最大値が255より小さい範囲
内で出力値が最大255となるような直線とする。以
下、これについて説明する。
【0076】図7(a)は赤用の変換テーブルの例を示
すもので、図7(a)の例では、屈曲指示値αRにrを
掛けたαR・rにおいて出力値が最大値(255)とな
るようにしている。出力を赤とした場合、入力のイエロ
Yin(イエロは赤と緑の混色)には緑Ginが入っている
ため、この緑のデータGinは無効なデータである。した
がって、入力のイエロから緑を取り除いて、有効な赤の
データのみを考えて、この赤の範囲内で出力を最大値
(255)にしようとするものである。図7(a)にお
いては、x1の範囲が赤の有効なデータであり、x2の
範囲が緑のデータで無効とされるデータ範囲である。
【0077】ここで、この有効データを範囲を決定する
前記αR・rのrは次のようにして決定される。
【0078】r=255/(αR+αG)・・・(7) この式は、赤の屈曲指示値αRと緑の屈曲指示値αGを
たした値で255をわったものである。ここで、屈曲指
示値は、或る傾きを持った入力に対する出力を表す関係
において、出力が予め定められた値(β)に達する入力
値の最小値であり、入力値の有効範囲の目安と考えられ
る。ところで、入力であるイエロは、赤と緑の混色であ
り、赤の屈曲指示値αRと緑の屈曲指示値αGの比で混
色されていると考えられる。そこで、赤の屈曲指示値α
Rと緑の屈曲指示値αGを足した値が255になるよう
な或る係数rを求め、この値を屈曲指示値に掛けること
により、有効データ範囲を求める。つまり、イエロの場
合、αR・r+αG・r=255となるような係数rを
求め、αR・rをイエロ入力における赤の有効範囲とす
るものである。
【0079】これは、赤用の変換テーブルだけでなく、
緑用あるいは青用の変換テーブルにおいても適用する。
つまり、緑の屈曲指示値αG、青の屈曲指示値αBに係
数rを掛けた値αG・r、αB・rをそれぞれの入力値
の有効範囲とする。このように、赤、緑、青ともに同じ
係数rを用いているのは、屈曲指示値より大きな入力に
おける色のバランスの崩れを防止するためである。
【0080】また、係数rを求める際に、イエロの入力
を用いているのは、係数rをあまり大きな値としないよ
うにするためである。仮に、シアン(青と緑の混色)の
入力を用いて係数rを求めると、シアンの輝度の平均値
はイエロの輝度の平均値よりも一般に小さいので、係数
rがイエロの入力を用いた場合に比べて大きくなるた
め、それによって求められた係数を、赤の屈曲指示点α
Rに掛けると、求められたαR・rが、最大値255以
上となる不都合が生じる場合がある。これを防ぐため、
イエロの入力を用いている。
【0081】このようにして作成された変換テーブルを
図7(a),(b),(c)に示す。図7(a)は赤
色、同図(b)は緑色、同図(c)は青色の変換テーブ
ルの一例であり、それぞれの屈曲指示値αR、αG、α
Bの値や、直線の傾きなどはそれぞれ異なっている。ま
た、屈曲点pR、pG、pBは、モノクロの場合と同様
に求める。すなわち、それぞれの屈曲指示値αR、α
G、αBにおける出力の値を、最大値255より少し低
い値βを選び(ここでは、βを実験により220程度に
選んでいる)、このβと前記αRで表される座標点を屈
曲点pRとし、βと前記αGで表される座標点を屈曲点
pGとし、βと前記αBで表される座標点を屈曲点pB
とする。
【0082】なお、カラーの場合もモノクロの場合と同
様、屈曲点は1箇所だけでなく、複数設けるようにして
もよい。この複数箇所に屈曲点を設ける場合についての
説明はモノクロの場合とほぼ同じであるのでここでは説
明を省略する。
【0083】また、リニアなテーブルではなく、トーン
カーブとしたテーブルとしてもよいことも前記したモノ
クロの場合と同じである。
【0084】さらに、モノクロの場合と同様、必要に応
じて、シャッタ速度を従来より少し短めにする制御を行
う。これにより、暗い画像Aに対しても、明るい画像B
に対しても画像を取り込むことができる。
【0085】カラーの場合は、平均値が最も大きくなり
やすいイエロを基準にシャッタ速度を決定する。つま
り、イエロは最もオーバフローしやすいため、イエロの
平均値を基準にシャッタ速度を調整する。具体的には、
イエロの平均値が128以下(たとえば90)になるよ
うにシャッタ速度を調整する。このようにして、シャッ
タ速度を調整することで、CCDの感度範囲が図6
(b)に示したように、高輝度側に移り、暗い画像A、
明るい画像Bの両方のデータを取り込むことができる。
なお、このとき、暗い画像Aは、より暗い画像として取
り込まれることになるが、それに対しては、前記したよ
うなそれぞれの変換テーブルを用いた画像処理を施すこ
とにより、明るい画像に補正することができる。また、
もともと明るい画像は感度範囲内に十分入った状態で画
像入力されるので、輝度がかなりい高い画像に対しても
白くつぶれれないで良好な画像を得ることができる。
【0086】図8は本発明のカラー画像処理を行うため
の装置構成の概略を示すものであり、CCDカメラ1
1、CCDコントローラ(A/D変換器を含む)12、
データ収集部13、屈曲点算出および変換テーブル作成
部14、変換テーブル用メモリ15、変換処理部16な
どを有した構成となっている。
【0087】このような構成において、CCDカメラ1
1から取り込まれた画像は、CCDコントローラ12に
入力され、A/D変換された後、この場合、イエロの輝
度データYin、シアンの輝度データCin、緑の輝度デー
タGinとして、データ収集部13に出力されるととも
に、変換処理部16に出力される。
【0088】前記データ収集部13は1画面分のYin、
Cin、Ginを累積する。そして、1画面分のデータ収集
が終わると、屈曲点算出および変換テーブル作成部14
により、累積されたデータを用いて前記したような処理
により屈曲指示値αR、αG、αBを求め、さらにそれ
ぞれの屈曲点pR、pG、pBを求めて、赤用、緑用、
青用のそれぞれの変換テーブルの作成を行う。これら作
成されたそれぞれの変換テーブルの内容は変換テーブル
用メモリ15に記憶される。
【0089】そして、変換処理部16では、コントロー
ラ12から送られてきたYin、Cin、Ginを、それぞれ
の変換テーブルを用いて色変換を行い、赤データRou
t、緑データGout、青データBoutとして出力する。
【0090】前記変換テーブルを用いての色変換は、た
とえば、赤の場合、図7(a)に示すような変換データ
を用いて色変換を行うが、この変換テーブルを用いるこ
とにより、たとえば、逆光の影となった暗い画像Aは、
大きな出力値Routが得られ、また、もともと明るい画
像Bはその出力値が最大値に張り付いてしまうことなく
なる。緑、青についても同様な色変換が行える。
【0091】また、前記屈曲点算出および変換テーブル
作成部14から必要に応じて、コントローラ12に対し
て、シャッタ速度制御信号が出力され、既に説明したシ
ャッタ速度制御が行われる。
【0092】なお、このカラーの場合においては、入力
データとしてイエロYin、シアンCin、緑Ginを用い、
出力として赤Rout、緑Gout、青Boutを取り出すよう
にしたが、入力、出力とも、これに限られるものではな
い。
【0093】また、カラーの場合においては、色バラン
スを入力値を用いて調整するようにしているが、光セン
サを設けてこの光センサからの信号を用いて利得を制御
することもできるような装置にあっては、この光センサ
からの信号を用いて色バランスを取るための赤および青
に対するゲインRGa、BGaを求めるようにしてもよ
い。
【0094】また、本発明の処理を行う処理プログラム
は、フロッピィディスク、光ディスク、ハードディスク
などの記憶媒体に記憶させておくことができ、本発明
は、それらの記憶媒体をも含むものであり、また、ネッ
トワークからデータを得る形式でもよい。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力輝度
の小さい暗い画像に対しては、その出力輝度を大きな値
として出力するとともに、光が当たっていてもともと明
るい画像に対しては、その出力値が最大値とならないよ
うな屈曲点を有する変換テーブルを作成して、この変換
テーブルにより変換処理を行うようにしたので、逆光な
どにより影となる暗い部分と光の当たる明るい部分が1
つの画面内に存在していても、暗い部分は明るい画像と
して出力することができ、もともと明るい部分は、その
出力値がオーバフローせず、白くつぶれるのを防止する
ことができ、全体に良好な画像を出力することができ
る。
【0096】また、前記変換テーブルは、低輝度な入力
に対する出力の関係をトーンカーブを有する曲線とする
ことも可能であり、使用される出力デバイス(たとえ
ば、LCD、CRTなど)に合わせた変換を行うことが
できる。
【0097】さらに、入力された輝度データのうち、取
り込む画像の輝度範囲を少し高輝度側となるようにし
て、低輝度部分と高輝度部分の両方を入力可能とするよ
うなシャッタ速度調整を行うことも可能であり、このよ
うなシャッタ速度調整を行ったのち、輝度データの入力
を行って、入力された輝度データを前記変換テーブルを
用いて変換して出力することにより、暗い画像、明るい
画像の両方のデータを取り込むことができる。なお、こ
のとき、暗い画像は、より暗い画像として取り込まれる
ことになるが、それに対しては、前記したような変換テ
ーブルを用いた画像処理を施すことにより、明るい画像
に補正することができる。また、もともと明るい画像は
感度範囲内に十分入った状態で画像入力されるので、輝
度がかなりい高い画像に対しても白くつぶれれないで良
好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による基本的な変換テーブルの一例を示
す図。
【図2】本発明の実施の形態の処理の流れを説明するフ
ローチャート。
【図3】本発明の実施の形態において、基準となる輝度
を求めるための画面の分割例を示す図。
【図4】本発明の実施の形態において、屈曲点を2つ有
した変換テーブル例を示す図。
【図5】本発明の実施の形態において、低輝度部分にト
ーンカーブを有した変換テーブル例を示す図。
【図6】本発明の実施の形態におけるシャッタ速度調整
を説明する図。
【図7】本発明の実施の形態において、カラー画像用と
して作成された変換テーブル例を示す図で、(a)は赤
色用の変換テーブル、(b)は緑色用の変換テーブル、
(c)は青色用の変換テーブルを示している。
【図8】本発明の実施の形態におけるカラー画像用の装
置構成を説明するブロック図。
【図9】第1の従来技術の構成を示すブロック図。
【図10】逆光となって暗い部分を含む画像例を示す
図。
【図11】第1の従来技術による入力と出力の関係を示
す図。
【図12】第1の従来技術に第2の従来技術を考慮した
場合における入力と出力の関係を示す図。
【符号の説明】
11 CCDカメラ 12 CCDコントローラ 13 データ収集部 14 屈曲点算出および変換テーブル作成部 15 変換テーブル用メモリ 16 変換処理部 α 屈曲指示値 p 屈曲点 αR 赤色用テーブルの屈曲指示値 αG 緑色用テーブルの屈曲指示値 αB 青色用テーブルの屈曲指示値 pR 赤色用テーブルの屈曲点 pG 緑色用テーブルの屈曲点 pB 青色用テーブルの屈曲点

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像の輝度データを収集し、
    収集した輝度データを基に、入力輝度に対して屈曲指示
    値を求め、入力がその屈曲指示値に達するまでの入力に
    対する出力の変化の度合いと、入力が屈曲指示値以降に
    なったときの入力に対する出力の変化の度合いとを異な
    らせる屈曲点を前記屈曲指示値を基に設定してなる変換
    テーブルを作成し、この変換テーブルを用いて入力輝度
    を変換して出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記屈曲指示値は、前記収集された輝度
    データを基に、低輝度部分を抽出し、その低輝度部分の
    輝度を或る一定値の輝度とするための入力に対する出力
    の関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定
    められた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を
    屈曲指示値としたことを特徴とする請求項1記載の画像
    処理方法。
  3. 【請求項3】 前記屈曲点は、入力が屈曲指示値のとき
    の出力を予め定められた値に設定し、その屈曲点を有す
    る前記変換テーブルは、入力が前記屈曲指示値に達する
    までは、入力に対して大きな出力が得られるような入力
    に対する出力の関係とし、屈曲指示値以降は入力に対し
    て徐々に出力を増大させるような入力に対する出力の関
    係としたことを特徴とする請求項1または2記載の画像
    処理方法。
  4. 【請求項4】 前記変換テーブルは、入力が前記屈曲指
    示値に達するまでは入力に対する出力の関係をトーンカ
    ーブとしたことを特徴とする請求項1、2、3のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記屈曲指示値は、前記収集された輝度
    データの中の低輝度部分を抽出し、その低輝度部分の輝
    度を一定以上の輝度にするための入力に対する出力の関
    係式を得て、その関係式において、出力値が予め定めら
    れた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を屈曲
    指示値とし、さらに、この屈曲指示値を基に、複数の屈
    曲指示値を設定し、それに対応して屈曲点を複数設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 入力された輝度データを収集し、収集し
    た輝度データを基に、入力に対して屈曲指示値を求め、
    入力がその屈曲指示値に達するまでの入力に対する出力
    の変化の度合いと、入力が屈曲指示値以降になったとき
    の入力に対する出力の変化の度合いとを異ならせる屈曲
    点を、前記屈曲指示値を基に設定してなる変換テーブル
    を作成し、さらに、入力された輝度データのうち、基準
    となる輝度が予め設定した値以下となるように、取り込
    む画像の輝度範囲を高輝度側とするようにシャッタ速度
    調整を行い、調整されたシャッタ速度により輝度データ
    の入力を行い、入力された輝度データを前記変換テーブ
    ルを用いて変換して出力することを特徴とする画像処理
    方法。
  7. 【請求項7】 画像の入力を制御する入力制御手段と、 入力された輝度データを収集するデータ収集手段と、 このデータ収集手段により収集した輝度データを基に、
    入力輝度に対して屈曲指示値を求め、入力が前記屈曲指
    示値に達するまでの入力に対する出力の変化の度合い
    と、入力が前記屈曲指示値以降になったときの入力に対
    する出力の変化の度合いとを異ならせる屈曲点を、前記
    屈曲指示値を基に設定してなる変換テーブルを作成する
    手段と、 前記変換テーブルを用いて入力画像データを変換して出
    力する変換処理手段と、 を有したことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記屈曲指示値は、前記収集された輝度
    データをもとに、低輝度部分を抽出し、その低輝度部分
    の輝度を或る一定値の輝度とするための入力に対する出
    力の関係式を得て、その関係式において、出力値が予め
    定めれれた値になる最小の入力値を求めて、その入力値
    を屈曲指示値としたことを特徴とする請求項7記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記屈曲点は、入力が屈曲指示値のとき
    の出力を予め定められた値に設定し、その屈曲点を有す
    る前記変換テーブルは、入力が前記屈曲指示値に達する
    までは、入力に対して大きな出力が得られるような入力
    に対する出力の関係とし、屈曲指示値以降は入力に対し
    て徐々に出力を増大させるような入力に対する出力の関
    係としたことを特徴とする請求項7または8記載の画像
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記変換テーブルは、入力が前記屈曲
    指示値に達するまでは入力に対する出力の関係をトーン
    カーブとしたことを特徴とする請求項7、8、9のいず
    れかに記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記屈曲指示値は、前記収集された輝
    度データの中の低輝度部分を抽出し、その低輝度部分の
    輝度を一定以上の輝度にするための入力に対する出力の
    関係式を得て、その関係式において、出力値が予め定め
    られた値になる最小の入力値を求めて、その入力値を屈
    曲指示値とし、さらに、この屈曲指示値を基に、複数の
    屈曲指示値を設定し、それに対応して屈曲点を複数設定
    したことを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 画像の入力を制御する入力制御手段
    と、 入力された輝度データを収集するデータ収集手段と、 このデータ収集手段により収集した輝度データを基に、
    入力輝度に対して屈曲指示値を求め、入力が前記屈曲指
    示値に達するまでの入力に対する出力の変化の度合い
    と、入力が前記屈曲指示値以降になったときの入力に対
    する出力の変化の度合いとを異ならせる屈曲点を、前記
    屈曲指示値を基に設定してなる変換テーブルを作成する
    とともに、前記画像データ入力制御手段に対して、入力
    された輝度データのなかで基準となる輝度が予め設定し
    た値以下となるように、取り込む画像の輝度範囲を高輝
    度側とするようにシャッタ速度調整を行うためのシャッ
    タ速度制御信号を出力する手段と、 前記変換テーブルを用いて入力輝度データを変換して出
    力する変換処理手段と、 を有したことを特徴とする画像処理装置。
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