JP4340889B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検査対象が出力する信号の波形品位によって、被検査対象を検査する検査装置に関し、詳しくは、官能検査を含む検査工程を自動化し、安定した結果をえることができる検査装置に関するものである。
デジタル通信の送受信に用いられる通信用デバイス(マルチプレクサIC、デマルチプレクサIC、変調器用ドライバIC、超高速ロジックIC等)(例えば、非特許文献1参照)の出荷検査ラインや、通信用デバイスを含む通信用測定装置(例えば、パルスパターン発生装置、ビット誤り率測定装置等)(例えば、非特許文献2参照)の出荷検査ライン等では、アイパターンと呼ばれる波形画像を基に波形品位(波形品質とも呼ばれる)を求め検査を行なっている(例えば、特許文献1参照)。特に、高速(例えば、ビットレートが10[Gbps]を越えるようなもの)通信用デバイスでは、アイパターンが波形品位の指標としてよく用いられる。
図8は、従来の検査装置の構成を示した図である。高速通信用デバイス1は、被検査対象であり、ハイレベル、ロウレベルのパルスパターン信号を出力する。電源部2は、通信用デバイス1に電力を供給すると共に制御信号(電流、電圧等)を出力する。
オシロスコープ3は、通信用デバイス1からの信号を測定してアイパターンを作成し、アイパターンから波形品位を表す特性値を求める。また、オシロスコープ3は、アイパターンや特性値を表示画面に表示する。パソコン4は、通信用デバイス1の検査結果を記録する。
このような装置の動作を説明する。
まず、検査員が電源部2を手動操作して、通信用デバイス1へ所定の電力、複数の制御信号を出力させる。ここで、制御信号は通信用デバイス1の波形品位を決めるパラメータとみなせ、例えば、振幅を制御する電圧、クロスポイントを制御する電圧、オフセットを制御する電圧、波形の上限値や下限値をクリップさせるレベルを制御する電圧等である。
そして、オシロスコープ3が、通信用デバイス1から出力される信号を測定し、アイパターンおよび特性値を表示する。特性値とは、波形品位を示すものであり、アイパターンから求められる。また、市販される通常のオシロスコープ3には、代表的な特性値を求める手段が組み込まれており、代表的な特性値としては、例えば、振幅(ハイレベルとロウレベルの差)、オフセット(0[V]のレベルと、ロウレベルとハイレベルの中間レベルとの差)、クロスポイント、S/N(signal to noise ratio)、ジッタ、立上がり時間、立下り時間等といったものがある。また、これらの特性値が、通信用デバイスの仕様となることが多い。
そして、検査員が、オシロスコープ3に表示されるアイパターン、特性値を目視で確認する。さらに、検査員が、制御信号の電圧値や電流値等のパラメータ、特性値、合否の結果等をパソコンに入力する。
また、特性値が仕様で規定される値を満たしていない場合、検査員がアイパターン、特性値を見つつ、電源部2を手動操作して、通信用デバイス1へのパラメータを変更する。
なお、通信用デバイス1は、例えば、オフセットをあげるために、オフセットを調整するためのパタメータである電圧のみを変更したとしても、クロスポイント、振幅も変化してしまう。さらには、S/N、ジッタ等のほかの特性とも密接に関連している。従って、一つの特性値を改善するだけであっても、複数のパラメータを操作する必要がある。もちろん、過大な電圧や電流を通信用デバイス1に出力することが無いように、電源部2に設けられる図示しない電圧計や電流計等の値も目視で確認しつつ、パラメータの操作を行なう。
一方、特性値が仕様にさえ収まっていればよいというわけでもなく、理想的には、例えば、振幅、クロスポイントは仕様で定められた範囲内であっても設定した値(例えば、振幅5[V]、クロスポイント50[%])に近い程よく、S/Nは値が大きいほどよく、ジッタは値が小さいほどよい。
また、仕様には記載されず、図示しない解析手段が求めない特性値(以下、特徴量という)にも考慮して、パラメータを調整し、高い波形品位となるように調整を繰り返し、検査を行う必要がある。つまり、特性値が仕様を満たしていても、特徴量が悪いと不良品としてみなすこともある。従って、検査員は、特徴量や特性値を目視で確認しつつ、制御用の複数のパラメータを手動で操作し、高い波形品位となるように調整・検査を行なう。
青木,他4名,「50Gbps光通信用HBT−ICモジュールの開発」,横河技報,横河電機株式会社,2002年,第46巻,第2号,p.3-6 堤,他5名,「超小型10Gbis/Sビット誤り率測定器の開発」,ANDO技報、安藤電気株式会社,2004年1月,第73号,p.18-22 特開2000−295298号公報(段落番号0002−0007、第3図)
検査工程としては、オシロスコープ3に波形画像や特性値が自動的に表示され、電源部2に通信デバイス1を制御する電圧値、電流値等が自動的に表示される。しかしながら、仕様を満たすことはもちろん、より高い波形品位とするために、検査員が目視で検査しつつ、電源部2の複数のパラメータを手動で操作し、最適なパラメータの組み合わせを探さなければならない。従って、以下のような問題があった。
通信用デバイス1は、検査員が操作できる制御用のパラメータと、波形画像からえられる特性値や特徴量とが、多対多の関係であり、多入力多出力の系となる。そのため、パラメータの操作が難しく、波形画像から得られる特性値、特徴量を調整するためには、検査員の経験に基づくノウハウや勘に頼って操作しなければならず、波形品位にバラツキが生じるという問題があった。さらには、検査員の経験量の差によって、検査時間のバラツキや長時間化という問題があった。
その上、目視や個人の経験などに依存する検査(官能検査)となるので、官能検査自体でもある下記の問題もあった。
(1)個人差によるバラツキ。感覚や識別能力には、個人差によるバラツキがある。また、どの特性値、特徴量を重点的に調整するかといったバラツキもある。
(2)感情による影響。その日の気分、生活環境、健康状態、疲労等によって、五感が左右されることがあり、そのために検査の判定基準が、その都度変化してしまう。
(3)表現のばらつき。波形品位が”大変良い”と判断しても、どの点から”大変”の表現を使うかの境界も個人差がある。また、検査員によっては、針小棒大な表現をする人もいれば、その逆の人もいる。官能検査は、具体的に表現をすることが難しいだけに、表現には個人差が大きくでる。
(4)習熟度による変化。検査員は、一般的に作業に習熟してくると、無意識により高い波形品位となるように調整・検査を行なう。また、ユーザから苦情等があると、検査の基準が極端に厳しくなるなど、外部の変化により心理状態が左右されることもある。
そこで本発明の目的は、官能検査を含む検査工程を自動化し、安定した結果をえることができる検査装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
被検査対象が出力する信号の波形品位によって、被検査対象を検査する検査装置において、
前記被検査対象の出力を制御する制御信号を複数出力する電源部と、
前記被検査対象が出力する信号を測定し、波形画像を作成する波形測定部と、
この波形測定部が測定した波形画像から波形品位を示す値を複数求める解析手段と、
この解析手段によって求められた値が目標値を満たすかを判断する判断手段と、
この判断手段の判断結果によって、前記電源部が出力する制御信号の設定値を変更する最適化手段と
設け、
前記解析手段は波形品位を示すものとして、振幅、オフセット、クロスポイント、S/N、ジッタ、立上がり時間、立下がり時間、ロウレベルにおける最大幅と最小幅との比、ハイレベルにおける最大幅と最小幅の比、閉領域における面積のうち、所望の項目を求めることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、
通信用デバイスとこの通信用デバイスの出力を制御する制御信号を複数出力する電源部とを備えた通信用測定装置が出力する信号の波形品位によって、通信用測定装置を検査する検査装置において、
前記通信用測定装置が出力する信号を測定し、波形画像を作成する波形測定部と、
この波形測定部が測定した波形画像から波形品位を示す値を複数求める解析手段と、
この解析手段によって求められた値が目標値を満たすかを判断する判断手段と、
この判断手段の判断結果によって、前記通信用測定装置の電源部が出力する制御信号の設定値を変更する最適化手段と
設け、
前記解析手段は波形品位を示すものとして、振幅、オフセット、クロスポイント、S/N、ジッタ、立上がり時間、立下がり時間、ロウレベルにおける最大幅と最小幅との比、ハイレベルにおける最大幅と最小幅の比、閉領域における面積のうち、所望の項目を求めることを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
前記解析手段によって求められた値、判断手段の判断結果、判断を行なった波形画像となる制御信号の設定値とを記憶する検査結果記憶部を設けたことを特徴とするものである。
請求項記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
波形画像は、アイパターンであることを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1〜4によれば、最適化手段が、判断手段の判断結果によって、波形品位を示す値と目標値とから制御信号の設定値を再計算し、電源部に求めた設定値で制御信号を出力させる。そして、目標値を満たすまで繰り返し、調整・検査を行なう。これにより、官能検査を含む検査工程を自動化し、安定した結果をえるとともに、検査員の工数を削減することができる。
請求項によれば、自動検査を繰り返し、検査結果記憶部に検査結果、制御信号の設定値を保存し蓄積していくので、保存された検査結果、設定値を解析することにより、被検査対象または通信用測定装置が出力する標準波形等の定義や、検討を行なったりすることができる。さらに、被検査対象と所望のアイパターンとなる制御信号の設定値とを合わせてユーザに出荷することができる。これにより、ユーザは、制御信号の設定値を参照すれば、容易に波形品位の高い信号を出力することができる。

以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を示す構成図である。ここで、図8と同一のものには同一符号を付し説明を省略する。図1において、オシロスコープ3は、波形測定装置であり、波形測定部31、演算手段32を有し、通信用デバイス1から信号から入力され、波形画像と特性値を出力する。波形測定部31は、通信用デバイス1が出力する信号を測定し、波形画像(例えば、アイパターン)を作成する。演算手段32は、アイパターンから波形品位を示す値を求める。波形品位を示すものとしては、例えば、振幅、オフセット、クロスポイント、S/N、ジッタ、立上がり時間、立下がり時間等である。
パソコン4の代わりにパソコン5が設けられる。パソコン5は、抽出手段51、判断手段52、最適化手段53、検査結果記憶部54とを有し、オシロスコープ3からアイパターンの波形画像、特性値が入力される。また、電源部2から制御信号の出力値(電圧値や電流値等)が入力される。そして、パソコン5は、電源部2が出力する制御信号の設定値を変更する。
抽出手段51は、波形測定部31のアイパターンから波形品位を示す値である特徴量を抽出する。特徴量としては、例えば、ロウレベルにおける最大幅と最小幅との比、ハイレベルにおける最大幅と最小幅の比、所望の閉領域における面積等であり、S/Nやジッタ等で表されない値を定量化したものである。ここで、図2は、特徴量の一例を示した例であり、ロウレベルにおける最大幅x1と最小幅x2をもとめ、アイパターンの特徴量として幅の比(x2/x1)を求めた一例である。図2中では、ハイレベルを1レベル、ロウレベルを0レベルとしている。
なお、演算手段32、抽出手段51で解析手段を構成している。
判断手段52は、アイパターンから求めた波形品位を示す値(演算手段32の特性値、抽出手段51の特徴量)が目標値を満たすかを判断する。また、判断手段52は、判断結果を最適化手段53、検査結果記憶部54に出力する。
最適化手段53は、判断手段52からの判断結果によって、電源部2が出力する制御信号の設定値を変更する。検査結果記憶部54は、判断手段52の判断結果、最適化手段53の求めた設定値等を記録する。
パソコン5とオシロスコープ3の接続、パソコン5と電源部2の接続は、例えば、GPIB(General Purpose Interface Bus),USB(Universal Serial Bus)、RS232C、イーサネット(登録商標)等、何でもよい。
このような装置の動作を説明する。図3は、図1に示す装置の動作を説明したフローチャートである。
まず、最適化手段53が、通信用デバイス1に出力させる波形の設定値(例えば、振幅=5[V]、クロスポイント=50[%]、オフセット=0[V])および波形の設定値に対応する特性値、特徴量の目標値を、図示しない目標値記憶部から読み出す。目標値は、通信用デバイス1の仕様にあわせて設定するが、仕様と同程度の値にしてもよく、仕様よりも厳しくしてもよい。また、どの特性値、特徴量を重点的に調整・検査するかも予め考慮して目標値を設定するとよい(S10)。
そして、最適化手段53が図示しない初期値記憶部から初期値を読み出し、電源部2への制御信号の設定値(例えば、電圧値)を計算し、求めた設定値を電源部2に出力する(S11)。
電源部2が、設定値に基づく制御信号を通信用デバイス1に出力する。そして、通信用デバイス1から出力される信号をオシロスコープの波形測定部31が測定してアイパターンを作成し、演算手段32とパソコン5の抽出手段51に出力する。アイパターンの波形画像は、例えば、ビットマップ等に変換して出力するとよい。そして、演算手段32が、アイパターンから特性値を求める(S12)。
パソコン5の抽出手段51が、アイパターンから画像処理を行って特徴量を抽出する(例えば、大谷,他5名,「フラットパネルディスプレイの画質検査アルゴリズム」,横河技報,横河電機株式会社,2003年,第47巻,第3号,p.23-26)(S13)。
そして、判断手段52が、演算手段32の特性値と抽出手段51の特徴量とが、目標値を満たすかを判断する。例えば、振幅、オフセット、クロスポイントは、波形の設定値に近ければ近いほどよいので、目標値はある一定の幅をもって設けられ、特性値、特徴量が目標値に入っていればよい。また、S/Nは、大きければ大きい程よいので、目標値よりも大きいかで判定する。さらに、ジッタは、小さければ小さい程よいので、目標値よりも小さいかで判定する。そして、目標値を満たす場合、判断手段52が検査終了と判断し、検査結果記憶部54に検査結果を記録する。この際、波形の設定値、波形測定部31からのアイパターン、最適化手段53が求めた制御信号の設定値、電源部2からの通信用デバイスへの出力値(電力値、制御信号の電圧値、電流値等)、測定日時等もまとめて記録するとよい。
ここで、検査結果の一例を図4、図5に示す。図4は、記録されるアイパターンの一例であり、図5は、検査結果の一覧表の例である。例えば、1行目に、通信デバイス1のモジュール名、2〜3行目に通信デバイス1を動作させる電圧値、4〜20行目に波形の設定値、波形の設定値に対する制御信号の設定値、電源部2が出力する電圧値、電流値、特性値、特徴量、21行目に合否の結果、22行目に検査開始時刻、23行目に検査終了時刻、24行目に検査に要した検査時間が示されている(S14、S15)。
一方、特性値、特徴量のいずれか1個でも目標値を満たさない場合は検査の終了条件を満たさないので、判断手段52が検査を続行と判断し、この判断結果、特徴量、特性値を最適化手段53に出力し、再度、最適化手段53に制御信号の設定値を再計算させて、電源部2の制御信号の電圧値を変更させる。そして、合格するまで、調整・検査を繰り返す(S14、S11〜13)。なお、調整・検査を所定の回数繰り返しても、特性値・特徴量が目標値を満たさない場合は、判断手段52が、通信用デバイス1を不良品として判断し、検査結果記憶部54に不合格と記録する。
続いて、最適化手段53の説明をする。通信用デバイス1が出力する信号を制御するパラメータと、アイパターンから得られる波形品位を示す値(特性値や特徴量)とは、多対多の関係であり、多入力多出力の系となっている。従って、このような多入力のパラメータを最適化するには、ニュートン法、Simplex法、ニューラルネットワーク法、田口メソッド法等のアルゴリズムを用いるとよい。振幅、クロスポイント、オフセットの特性値については、目標値との乖離度最小にするようにパラメータの再計算をする。S/N、ジッタ等の特性値、特徴量については、目標値よりも大きく(または小さく)し、特性値、特徴量の絶対値が最大値(または最小値)となるようにパラメータの再計算をする。
次に、検査装置の表示例(例えば、パソコン5の表示画面)を図6に示す。例えば、検査が始まると、モジュール名が入力される。続いて、検査結果を記録する保存フォルダ、ファイル名が表示され、検査開始日時や検査の予想終了時間等の検査条件、良品率の履歴が表示され、調整・検査が実行される。ここでは、2チャネル分を続けて検査する例を示している。各チャネルで、波形の設定値を複数に変更して、それぞれの設定値に対する合否が表示される(例えば、振幅1〜4[V]のそれぞれに対して、クロスポイントを40〜70[%]に変化させている)。検査が終了すると、検査開始日時、検査終了日時等の検査条件、良品率などの履歴が今回の結果として表示される。
このように、最適化手段53が、判断手段52の判断結果によって、波形品位を示す値と目標値とから制御信号の設定値を再計算し、電源部2に求めた設定値で制御信号を出力させる。そして、目標値を満たすまで繰り返し、調整・検査を行なう。これにより、官能検査を含む検査工程を自動化し、安定した結果をえるとともに、検査員の工数を削減することができる。
また、自動検査を繰り返し、検査結果記憶部54に検査結果、制御信号の設定値を保存し蓄積していくので、保存された検査結果、設定値を解析することにより、通信用デバイス1が出力する標準波形等の定義や、検討を行なったりすることができる。さらに、通信用デバイス1と所望のアイパターンとなる制御信号の設定値とを合わせてユーザに出荷するとよい。これにより、ユーザは、制御信号の設定値を参照すれば、容易に波形品位の高い信号を出力することができる。
[第2の実施例]
図7は、本発明の第2の実施例を示す構成図である。ここで、図1と同一のものには同一符号を付し説明を省略する。図1においては、通信用のデジタル信号を出力する通信用デバイス1を検査する構成を示したが、波形画像および特性値を求める波形測定装置を検査してもよい。
図7において、被検査対象のオシロスコープ6が設けられる。オシロスコープ6は、波形測定装置であり、オシロスコープ3と同様に、波形測定部61、演算手段62を有し、通信用デバイス1から信号が入力され、波形画像と特性値をパソコン5に出力する。波形測定部61は、通信用デバイス1から入力される信号を測定し波形画像(例えば、アイパターン)を作成する。演算手段62は、解析手段であり、波形測定部61が測定した波形画像から波形品位を示す値を複数求める。
パソコン5の検査結果記憶部54の代わりに設定値記憶部55が設けられる。設定値記憶部55は、最適化手段53と相互に接続され、最適化手段53が求めた制御信号の設定値を記憶する。また、判断手段52と相互に接続され、波形品位を示す値も記憶する。なお、通信用デバイス1は、波形出力部である。また、オシロスコープ3は校正済みとする。
このような装置の動作を説明する。
まず、オシロスコープ3を用いて、図1に示す装置と同様に所望の波形の設定値に対する最適な制御信号の設定値を求める。そして、最適な制御信号の設定値およびこの設定値における特性値、特徴量を判断手段52および最適化手段53が、設定値記憶部55に格納する。
続いて、オシロスープ3の代わりに、被検査対象のオシロスコープ6を接続する。そして、最適化手段53が、設定値記憶部55から制御信号の設定値を読み出し、電源部2に出力する。これにより、電源部2が、制御信号の設定値に基づく制御信号を通信用デバイス1に出力する。そして、通信用デバイス1が、制御信号に従って、オシロスコープ6に信号を出力する。
さらに、オシロスコープ6の波形測定部61が信号を測定しアイパターンの波形画像を作成し、演算手段62と抽出手段51に出力する。また、演算手段62が、波形画像から特性値を演算し、判断手段52に出力する。
そして、抽出手段51が、アイパターンの特徴量を抽出し、判断手段52に出力する。判断手段52が、設定値記憶部55から、特性値、特徴量を読み出し、抽出手段51の求めた特徴量、演算手段62が求めた特性値とを比較し、全ての特性値、特徴量の誤差が所定の範囲に収まっているかを判断する。所定の範囲に収まっていればオシロスコープ6を合格と判断し、収まっていなければ不合格と判断する。
すなわち、オシロスコープ3とオシロスコープ6以外は全く同じ検査系で測定し、さらに同一の制御信号に基づいて通信用デバイス1が信号を出力している。従って、測定した結果が異なるのは、オシロスコープ3、6によるものとみなせる。
なお、判断手段52による判断が合格となるように、オシロスコープ6の調整を行なってもよい。
このように、所望のアイパターンとなる制御信号の設定値に基づいて、通信用デバイス1がオシロスコープ6に信号を出力する。そして、判断手段52が、オシロスコープ6の波形画像、特性値と、予め基準用のオシロスコープ3で求めた波形画像、特性値とで比較し、オシロスコープ6の合否を判断する。これにより、官能検査を含む検査工程を自動化し、安定した結果をえるとともに、検査員の工数を削減することができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
図1に示す装置において、通信用デバイス1を被検査対象として検査する構成を示したが、この通信用デバイス1と電源部2を含む通信用測定装置の検査に用いてもよい。すなわち、図1において、通信用デバイス1と電源部2が、通信用測定装置に設けられる。なお、通信用測定装置には、所望のアイパターンとなる制御信号の設定値を保存させる記憶部を設けるとよい。そして、通信用測定装置をユーザが使用する場合、ユーザの設定した波形の設定値に対応する制御信号の設定値を電源部が読み出し、読み出した制御信号の設定値に基づいて、電源部2が制御信号を出力する。
図7に示す装置において、電源部2と通信用デバイス1とを別々に設ける構成を示したが、この通信用デバイス1と電源部2を同じ筐体に設け、通信用測定装置としてもよい。
図1に示す装置において、抽出手段51、判断手段52、最適化手段53、検査結果記憶部54をパソコン5に設ける構成を示したが、オシロスコープ3に設けてもよい。
図7に示す装置において、抽出手段51をパソコン5に設ける構成を示したが、オシロスコープ3、6に設けてもよい。
図1に示す装置において、判断手段52が、特徴量、特性値のうち1個でも目標値を満たさないと、検査を続行または不合格と判断する構成を示したが、所望の項目が目標値を満たせば合格と判断してもよい。また、特徴量、特性値の他にも終了条件を設けてもよい。もちろん、定めた終了条件を満たしたら検査の繰り返しを終了する。
図7に示す装置において、判断手段52が、特徴量、特性値のうち1個でも誤差が大きいと不合格と判断する構成を示したが、所望の項目の誤差が所定の範囲に収まっていれば合格と判断してもよい。また、特徴量、特性値の他にも合否の判断条件を設けてもよい。
図1に示す装置において、通信用デバイス1、通信用測定装置は、電源部2から同じ制御信号が入力されたとしても、長期間使用すると経年変化によって、波形品位が劣化することがある。この場合、経年変化した通信用デバイス1、通信用測定装置の校正を行なうために、本発明の検査装置を用いてもよい。
図7に示す装置において、オシロスコープ6は、通信用デバイス1から同じ信号が入力されたとしても、長期間使用すると経年変化によって、波形測定部61の測定結果が異なってくることがある。この場合、経年変化したオシロスコープ6に対して、検査を行なってもよい。
図1、図7に示す装置において、抽出手段51が特徴量を求める構成を示したが、抽出手段51を設けなくともよい。この場合、判断手段52が、特性値と目標値とから判断を行なうとよい。
図1、図7に示す装置において、通信用デバイス1が出力する波形信号の特性値、特徴量の目標値は、複数設定してもよい。特に広い動作範囲で動作するデバイスの場合、複数の目標値を一連の検査として行なうために、波形の特性値、特徴量を複数設定し、検査の繰り返しを行なうことが有効である。
本発明の第1の実施例を示す構成図である。 特徴量の一例を示した図である。 図1に示す装置の動作を説明したフローチャートである。 検査結果のアイパターンの一例を示した図である。 検査結果の一覧表の一例を示した図である。 図1に示す装置における表示画面の表示例を示した図である。 本発明の第2の実施例を示す構成図である。 従来の検査装置の構成を示した図である。
符号の説明
1 通信用デバイス
2 電源部
3、6オシロスコープ
31、61 波形測定部
32、62 演算手段
51 抽出手段
52 判断手段
53 最適化手段
54 検査結果記憶部
55 設定値記憶部

Claims (4)

  1. 被検査対象が出力する信号の波形品位によって、被検査対象を検査する検査装置において、
    前記被検査対象の出力を制御する制御信号を複数出力する電源部と、
    前記被検査対象が出力する信号を測定し、波形画像を作成する波形測定部と、
    この波形測定部が測定した波形画像から波形品位を示す値を複数求める解析手段と、
    この解析手段によって求められた値が目標値を満たすかを判断する判断手段と、
    この判断手段の判断結果によって、前記電源部が出力する制御信号の設定値を変更する最適化手段と
    設け、
    前記解析手段は波形品位を示すものとして、振幅、オフセット、クロスポイント、S/N、ジッタ、立上がり時間、立下がり時間、ロウレベルにおける最大幅と最小幅との比、ハイレベルにおける最大幅と最小幅の比、閉領域における面積のうち、所望の項目を求めることを特徴とする検査装置。
  2. 通信用デバイスとこの通信用デバイスの出力を制御する制御信号を複数出力する電源部とを備えた通信用測定装置が出力する信号の波形品位によって、通信用測定装置を検査する検査装置において、
    前記通信用測定装置が出力する信号を測定し、波形画像を作成する波形測定部と、
    この波形測定部が測定した波形画像から波形品位を示す値を複数求める解析手段と、
    この解析手段によって求められた値が目標値を満たすかを判断する判断手段と、
    この判断手段の判断結果によって、前記通信用測定装置の電源部が出力する制御信号の設定値を変更する最適化手段と
    設け、
    前記解析手段は波形品位を示すものとして、振幅、オフセット、クロスポイント、S/N、ジッタ、立上がり時間、立下がり時間、ロウレベルにおける最大幅と最小幅との比、ハイレベルにおける最大幅と最小幅の比、閉領域における面積のうち、所望の項目を求めることを特徴とする検査装置。
  3. 前記解析手段によって求められた値、判断手段の判断結果、判断を行なった波形画像となる制御信号の設定値とを記憶する検査結果記憶部を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の検査装置。
  4. 波形画像は、アイパターンであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の検査装置。
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