JP2002152163A - 通信ノード及び通信ユニット - Google Patents

通信ノード及び通信ユニット

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JP2002152163A
JP2002152163A JP2000345669A JP2000345669A JP2002152163A JP 2002152163 A JP2002152163 A JP 2002152163A JP 2000345669 A JP2000345669 A JP 2000345669A JP 2000345669 A JP2000345669 A JP 2000345669A JP 2002152163 A JP2002152163 A JP 2002152163A
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JP
Japan
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signal
unit
transmission
communication
control
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JP2000345669A
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Chiyoko Komatsu
知世子 小松
Yoshinobu Takagi
義信 高木
Hirotaka Morita
浩隆 森田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0003Switching fabrics, e.g. transport network, control network
    • H04J2203/0026Physical details

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主信号の並列度を上げずにその主信号のバッ
クプレーン伝送を安定して高速に行なえるようにして、
40Gbpsや160Gbpsもしくはそれ以上の超高
速・大容量のビットレートに対応可能な拡張性の高い通
信ノードを、小型に実現できるようにする 【解決手段】 複数のスロットに実装された通信ユニッ
ト11−i,12(12,13)間での信号の伝送を可
能にするバックプレーン伝送回路3と、このバックプレ
ーン伝送回路3における通信ユニット11−i,12
(12,13)間の該信号の伝送距離に応じて該信号の
波形制御を行なう信号波形制御部41−1とをそなえる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ノード及び通
信ユニットに関し、特に、SONET(Synchronous Op
tical Network)やSDH(Synchronous Digital Hiera
rchy)などの新同期網の伝送方式に準拠した伝送装置と
して用いて好適な、通信ノード及び通信ユニットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図14は既存のSONET/SDH伝送
システムに適用される伝送装置(通信ノード)の外観を
模式的に示す正面図で、この図14に示すノード100
は、10Gbps〔SONETのOC(Optical Carrie
r)−192/SDHのSTM(Synchronous Transfer
Module)−64〕対応の装置(以下、「10Gノード」
という)で、装置筐体であるシェルフ(サブラック)1
10と、それぞれ機能別に設計された以下に列記する各
種ユニットとをそなえて構成されており、これらのユニ
ットが、それぞれ、シェルフ110の所定スロットに実
装・固定されるようになっている。
【0003】 ・受信ユニット(RC)111A,111B ・分離ユニット(DM)112A,112B ・4組の現用(ワーク)/予備(プロテクション)用の
分岐挿入ユニット(MM)113W/P〜116W/P ・多重ユニット(MX)117A,117B ・送信ユニット(TC)118A,118B ・シンクロナイゼーション・ユニット(SC)121
A,121B ・ HUBユニット122 ・アラーム・オーダワイヤ・ユニット(AWU)131 ・トランスポート・コンプレックス・インタフェース
(HED)ユニット132A,132B ・クラフト・インタフェース・ユニット(CRF)13
3 ・DCC(Data Communication Channel)終端ユニット
134A,134B ・メモリ・ユニット135 ・CPU(Central Processing Unit)カード136
A,136B ・電源ユニット(PW)137 ここで、上記の受信ユニット111A,111Bは、1
0Gbps容量の光信号(OC−192)を受信する高
次群インタフェースで、その主要な機能として、例え
ば、プリアンプや光電変換器(O/E)などをそなえて
構成される。なお、これらの受信ユニット111A,1
11Bは、「1+1構成」の場合、一方が現用、他方が
予備用として用いられ、リングネットワークなどに適用
される場合、双方が現用(一方がEAST方向用、他方
がWEST方向用)として用いられる。
【0004】また、上記の分離ユニット112A,11
2Bは、それぞれ、対応する受信ユニット111A、1
11Bからの主信号を低次群チャンネル信号(OC−4
8相当)に分離するためのものであり、分岐挿入ユニッ
ト113W/P〜116W/Pは、それぞれ、分離ユニ
ット112A,112Bからの上記低次群チャンネル信
号についてのインタフェースを装備するものである。
【0005】ただし、本10Gノード100がリングネ
ットワークに適用される場合、現用の分岐挿入ユニット
113W〜116WはEAST方向用、予備用の分岐挿
入ユニット113P〜116PはWEST方向用のイン
タフェース(IF)ユニットとしてそれぞれ使用され
る。さらに、多重ユニット117A,117Bは、それ
ぞれ、上記の各分岐挿入ユニット113W/P〜116
W/Pからの低次群チャンネル信号を10Gbps容量
分だけ集線して多重化するためのものである。
【0006】また、送信ユニット118A,118B
は、それぞれ、対応する多重ユニット117A,117
Bからの多重化信号を光信号(OC−192)に変換し
て高次群インタフェース(光ライン)へ出力するための
もので、このために、例えば、電気光変換器(E/O)
やポストアンプなどをそなえて構成される。つまり、上
記の受信ユニット111A,111B,分離ユニット1
12A,112B,分岐挿入ユニット113W/P〜1
16W/P,多重ユニット117A,117B及び送信
ユニット118A,118Bから成るブロック(通信ユ
ニット群)は、図15に模式的に示すように、主信号の
伝送機能を担うトランスポート・コンプレックス部(主
信号ブロック)101を構成しているのである。
【0007】次に、上記のシンクロナイゼーション・ユ
ニット121A,121Bは、それぞれ、本10Gノー
ド100のタイミング同期機能を提供するシンクロナイ
ゼーション・コンプレックス部(同期ブロック)102
(図16参照)を構成するもので、例えば、リファレン
ス・クロックの収集機能や、タイミング分配機能,シン
クロナイゼーション・メッセージ処理機能などを有して
いる。なお、本同期ブロック102は、主信号ブロック
101の一部として扱われる場合が多い。また、HUB
ユニット122は、後述のマネージメント・コンプレッ
クス部103(図17参照)と上記のトランスポート・
コンプレックス部101との間をインタフェースするユ
ニットである。
【0008】また、アラーム・オーダワイヤ・ユニット
131は、アラーム・オーダワイヤ機能を提供するため
のものであり、HEDユニット132A,132Bは、
それぞれ、ポーリング制御機能やオーバヘッド・インタ
フェース(オーバヘッド終端/付け替えなど)を提供す
るものであり、クラフト・インタフェース・ユニット1
33は、クラフト・インタフェースやDCC(Data Com
munication Channel)終端機能などを提供するためのも
のであり、DCC終端ユニット134A,134Bは、
DCC終端機能を提供するためのものである。
【0009】さらに、CPU(Central Processing Uni
t)カード136A,136Bは、それぞれ、上記の主
信号ブロック101及び各ユニット131,132A,
132B,133,134A,134Bを統括的に制御
して、本10Gノード100の監視制御機能を提供する
もので、ここでは、これら2枚のCPUカード136
A,136Bにて負荷分散処理を行なうようになってい
る。
【0010】また、メモリ・ユニット135は、上記の
CPUカード136A,136Bが動作する上で必要な
ソフトウェアやデータを記憶するとともに、上記の監視
・制御機能を実行する上で必要な作業メモリ領域などを
提供するものであり、電源ユニット137は、マネージ
メント・コンプレックス部103に電源を供給するため
のものである。
【0011】つまり、上記のアラーム・オーダワイヤ・
ユニット131,HEDユニット132A,132B,
クラフト・インタフェース・ユニット133,DCC終
端ユニット134A,134B,メモリ・ユニット13
5及びCPUカード136A,136Bから成るブロッ
クは、図17に模式的に示すように、本シェルフ100
の監視・制御機能を提供するマネージメント・コンプレ
ックス部(監視・制御ブロック)103を構成している
のである。
【0012】そして、上述の構成を有する10Gノード
100で受信された主信号は、図18に示すような経路
をとって上記の主信号ブロック101を伝送される。こ
のため、本10Gノード100には、図20に模式的に
示すように、上記の主信号ブロック101を構成する各
ユニット(符号略)が接続されるスロット毎のコネクタ
201やユニット間通信(信号伝送)のための信号配線
などが設けられたプリント基板〔PCB(Printed Circ
uit Board)〕200がシェルフ110の背面に設けら
れている。なお、前記プリント基板200が、バックボ
ード(BWB;Back Wired Board)、あるいは、バック
プレーン・インタフェース(バックプレーン伝送回路)
と呼ばれるものである。
【0013】そして、上記の各ユニットを例えばシェル
フ110の上下の内壁面にスロット毎に設けられたガイ
ド(レール)140に沿ってシェルフ奥に押し込むこと
で、各ユニットの背面に設けられたコネクタ150と上
記バックプレーン・インタフェース(以下、単に「バッ
クプレーン」という)200に設けられたスロット対応
のコネクタ201とが接続されて、ユニット間通信が可
能な状態となる。
【0014】このときの、上記主信号ブロック101を
構成する各ユニット111A,111B,112A,1
12B,113W/P〜116W/P,117A,11
7B,118A,118Bの具体的な接続関係は、図1
9に示すようになる。即ち、受信信号のビットレートが
10Gbpsの場合、受信ユニット111A(111
B)と分離ユニット112A(112B)との間、およ
び、多重ユニット117A(117B)と送信ユニット
118A(118B)との間は、それぞれ、バックボー
ド200に設けられた622Mbps×16並列の信号
線により接続され、分離ユニット112A(112B)
と分岐挿入ユニット113W〜116W(113P〜1
16P)との間、および、分岐挿入ユニット113W〜
116W(113P〜116P)と多重ユニット117
A(117B)との間は、それぞれ、バックボード20
0に設けられた311Mbps×32並列の信号線によ
り接続された状態となる。
【0015】このように、既存の10Gノード100で
は、バックボード200とそれを介して接続される各ユ
ニット間のインタフェースとして、10G容量分のデー
タ(主信号)を311Mbps×32並列、もしくは、
622Mbps×16並列の並列データとして伝送する
方式を採用しているのである。なお、図19において、
破線で示す信号経路は、上述したように本ノード100
がリングネットワークに適用される〔上記のワーク/プ
ロテクションがEAST/WESTとして用いられる
(つまり、プロテクションも現用として用いる)〕場合
には、使用されない経路(配線)であることを表わして
いる。
【0016】また、監視・制御ブロック103を構成す
る各ユニットのための配線はバックボード200には設
けられておらず、監視・制御ブロック103と主信号ブ
ロック101との間の情報(監視,制御,オーバヘッド
など)の情報のやりとりは、例えば図17中に示すよう
に、HEDユニット132A,132B及びHUBユニ
ット122を介してシェルフ110の前面に配線された
155.52Mbpsの光ファイバ(光リンク)にて行
なわれるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、SONET
/SDH伝送システムにおける光ラインのビットレート
は、ここ数年で従来の2.5Gbps(ギガビット/
秒)から上述したごとく10Gbpsに高速化されてき
ており、今後は、40Gbpsや160Gbpsといっ
た超高速化の実現も期待されている。このため、SON
ET/SDH伝送システムを構築するノードについても
40Gbps以上のビットレートに対応した超高速・大
容量の装置の開発が期待されている。
【0018】即ち、現在、主流となっているSONET
/SDH伝送システムにおけるノードが対応するビット
レートは上述した10Gbps(OC−192/STM
−64)であるが、次期装置としては、40Gbps
(OC−768/STM−256)、さらには、160
Gbps(OC−3072/STM−1024)という
超高速なビットレートに対応できるノードの開発が急が
れている。
【0019】そこで、例えば、上述した既存10Gbp
s対応のバックプレーン200の構成(インタフェー
ス)において、信号配線数(並列度)を増やすことで、
40Gbps対応のノードを実現するという単純な方法
が考えられるが、この場合は、311Mbpsなら12
8並列、622Mbpsなら64並列という巨大な並列
信号をバックプレーン200上で伝送しなければならな
くなり、10Gノード100と同一サイズあるいはそれ
以下の装置規模での実現は極めて困難である。当然、そ
れ以上の160Gbpsといった超高速・大容量ノード
を小型に実現することも不可能である。
【0020】しかしながら、40Gbpsや160Gb
psといった次世代の超高速・大容量ノードに対して
は、その性能は勿論のこと装置規模においても、従来の
10Gノード100と同一またはそれ以下のサイズが要
求されているため、実装される各ユニットの小型化とと
もに、バックプレーン200の高速化・高密度集積化を
実現する必要がある。
【0021】つまり、バックプレーン200上の信号配
線数(並列度)はそのままで、各信号線のビットレート
を上げる必要がある。しかし、既存のバックプレーン2
00および既存デバイス,材料では、311Mbpsや
622Mbpsといった上記のビットレートまでが主信
号を安定して伝送できる限界であり、これ以上のビット
レートで主信号をバックプレーン200上で伝送しよう
とすると、信号線のもつ損失特性によりバックプレーン
200のスロット間という比較的短い伝送距離において
も主信号波形が大きく劣化してしまい、とても実用性に
は耐えられないのが現状である。
【0022】また、バックプレーン上の信号速度(容
量)は、システムとしての伝送容量、ひいては、システ
ムのアプリケーションメニューを決める重要な要素であ
り、高速ビットレート対応のバックプレーンが実現でき
なければシステムとしての拡張性に対応することもでき
ない。本発明は、以上のような課題に鑑み創案されたも
ので、主信号の並列度を上げずにその主信号のバックプ
レーン伝送を安定して高速に行なえるようにして、40
Gbpsや160Gbpsもしくはそれ以上の超高速・
大容量のビットレートに対応可能な拡張性の高い通信ノ
ードを、小型に実現できるようにすることを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の通信ノードは、複数のスロットに実装さ
れた通信ユニット間での信号の伝送を可能にするバック
プレーン伝送回路と、このバックプレーン伝送回路にお
ける通信ユニットの実装スロット位置情報に基づいて上
記信号の波形制御を行なう信号波形制御部とをそなえた
ことを特徴としている。
【0024】上述のごとく構成された本発明の通信ノー
ドでは、バックプレーン伝送回路(以下、単に「バック
プレーン」と略称する)上を伝送される信号の波形を、
通信ユニットの実装スロット位置情報に基づいて制御す
ることができるので、信号の伝送速度が上がったときに
顕著に現われる上記信号のスロット間の位置関係(つま
り、伝送距離)に応じた信号波形劣化を改善(補償)す
ることが可能となり、通信ユニット間での信号伝送に必
要な信号品質を維持しながら常に安定した信号伝送を実
現することができる(請求項1)。
【0025】ここで、上記の信号波形制御部は、上記の
通信ユニットの実装スロット位置情報を収集する実装ス
ロット位置情報収集部と、この実装スロット位置情報収
集部によって収集された実装スロット位置情報に基づい
て上記信号の伝送距離に応じた波形補正情報を生成する
波形補正情報生成部とをそなえ、この波形補正情報生成
部によって得られた波形補正情報に基づいて上記の波形
制御を行なうように構成してもよい。
【0026】このようにすれば、通信ユニットの実装時
や装置立ち上げ時などにおいて自動的にその実装スロッ
ト位置情報が収集されてスロット間の信号の伝送距離が
求められ、その伝送距離に応じた波形補正情報が生成さ
れてこれに基づいて信号の伝送距離に応じた波形制御が
行なわれるので、手動で上記波形制御のための波形補正
情報を設定する必要がない(請求項2)。
【0027】なお、上記信号の送信側通信ユニットに、
送信信号振幅制御機能付きの送信回路を設けるととも
に、上記の信号波形制御部を、この送信回路での振幅制
御量を制御することで上記の波形制御を行なうように構
成すれば、信号の送信側での振幅制御により、上記伝送
距離に応じた信号波形制御を実現できる(請求項3)。
また、上記信号の受信側通信ユニットに、受信信号振幅
制御機能付きの受信回路を設けるとともに、上記の信号
波形制御部を、この受信回路での振幅制御量を制御する
ことで波形制御を行なうように構成すれば、上記信号の
受信側での振幅制御により、上記伝送距離に応じた信号
波形制御を実現できる。勿論、これらの送信側,受信側
での振幅制御は双方を組み合わせて実施することもでき
る(請求項4)。
【0028】さらに、上記の信号波形制御部を、上記信
号の送信側通信ユニット及び受信側通信ユニットのそれ
ぞれに設けるとともに、これらの信号波形制御部同士が
上記信号の振幅制御量を決定するための通信制御を行な
って上記の波形制御を行なうように構成されていてもよ
い。このようにすれば、通信ユニットと別個に信号波形
制御部を設けることなく、上記の波形制御を実現するこ
とができる(請求項5)。
【0029】また、上記の通信ユニットには、それぞ
れ、上記信号のエラー訂正を行なうためのエラー訂正回
路が設けられていてもよい。このようにすれば、装置環
境の変化などの微少な外乱によっても信号エラーが生じ
るような高速信号伝送時においても、エラー訂正回路に
よりその信号エラーを訂正することができる(請求項
6)。
【0030】この場合、上記信号の送信側通信ユニット
におけるエラー訂正回路を、上記のエラー訂正のための
エラー訂正情報を上記信号に付加するように構成すると
ともに、上記信号の受信側通信ユニットにおけるエラー
訂正回路を、上記信号に付加されたエラー訂正情報に基
づいて上記のエラー訂正を行なうように構成してもよ
い。このようにすれば、信号速度を上げることにより確
度の高いエラー訂正を付加することが可能となり、上記
エラー訂正情報に基づいて確実に上記信号のエラー訂正
を実施することができる(請求項7)。
【0031】さらに、上記のバックプレーンには、上記
のスロットに対する通信ユニット増設時のための拡張用
接続部と、この拡張用接続部に接続され増設された通信
ユニットとそれ以外の既存通信ユニットとの通信を可能
にする拡張用信号配線とが設けられていてもよい。この
ようにすれば、上述のごとく高速信号伝送を安定して行
なえるバックプレーンの信号伝送容量を、装置規模を増
大させることなく必要に応じて増やすことができる(請
求項8)。
【0032】次に、本発明の通信ユニットは、バックプ
レーンの他のスロットに実装された通信ユニット向けの
信号を送信する送信回路と、この送信回路から送信され
る信号の波形を上記他のスロットに実装された通信ユニ
ットの実装スロット位置情報に基づいて制御する送信側
波形制御回路とをそなえたことを特徴としている。上述
のごとく構成された本発明の通信ユニットでは、バック
プレーンへ送信する信号の波形を、通信相手である他の
通信ユニットが実装されたスロットとの位置関係(つま
り、伝送距離)に応じて制御することができるので、信
号の伝送速度が上がったときに顕著に現われる伝送距離
に応じた信号波形劣化を改善(補償)することが可能と
なり、通信ユニット間での信号伝送に必要な信号品質を
維持しながら常に安定した信号伝送を実現することがで
きる(請求項9)。
【0033】また、本発明の通信ユニットは、バックプ
レーンの他のスロットに実装された通信ユニットからの
信号を受信する受信回路と、この受信回路で受信された
信号の波形を上記の他のスロットに実装された通信ユニ
ットの実装スロット位置情報に基づいて制御する受信側
波形制御回路とをそなえたことを特徴としている。上述
のごとく構成された本発明の通信ユニットでは、バック
プレーンから受信される信号の波形を、通信相手である
他の通信ユニットが実装されたスロットとの間の位置関
係(つまり、伝送距離)に応じて制御することができる
ので、この場合も、信号の伝送速度が上がったときに顕
著に現われる伝送距離に応じた信号波形劣化を改善(補
償)することが可能となり、通信ユニット間での信号伝
送に必要な信号品質を維持しながら常に安定した信号伝
送を実現することができる(請求項10)。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態として
のSONET/SDHノードを模式的に示す斜視図で、
この図1に示すSONET/SDHノード1(以下、単
に「ノード1」という)は、この場合も、装置筐体であ
るシェルフ(ラック)2と、機能別に設計された以下に
列記する複数のユニットとをそなえて構成されており、
これらのユニットが、それぞれ、従来と同様に、シェル
フ2の所定スロットに挿入されることで、シェルフ背面
に設けられたバックプレーン・インタフェース3(以
下、単に「バックプレーン3」ともいう)を介して信号
が接続されるようになっている。
【0035】・送信インタフェース(IF)ユニット
(IFS)11−1〜11−4 ・多重ユニット(MUX)12 ・送信ユニット(OS)13 ・受信ユニット(OR)21 ・分離ユニット(DMUX)22 ・受信インタフェース(IF)ユニット(IFR)23
−1〜23−4 ・HUBユニット30 なお、図1では、シェルフ上段側において、各ユニット
11−1〜11−4,12,13,30とバックプレー
ン3との接続関係を透過イメージで示している。また、
この図1には、現用系(EAST側)の送信IFユニッ
ト11−i(i=1〜4),多重ユニット12及び送信
ユニット13(受信ユニット21,分離ユニット22及
び受信IFユニット23−i)に着目した構成(スロッ
ト)のみを示しているが、実際には、それぞれ、前述し
た10Gノード100と同様に、それぞれに対応する予
備用(WEST側)ユニット(スロット)も設けられて
おり、現用系と同様の接続を行なう信号配線が現用系の
信号配線とペアでバックプレーン3上に形成されている
ものとする。
【0036】さらに、上記の各ユニット11−i,1
2,13,21,22,23−i及び30のシェルフ2
に対する実装方法は、図20により前述した方法と同様
である。また、この図1において、符号4は光リンク
(光ファイバ)5を介してHUBユニット30と接続さ
れたマネージメント・シェルフ(前記の監視・制御ブロ
ック103に相当する)を表わし、このマネージメント
・シェルフ4に、後述するバックプレーン伝送の信号波
形制御を行なうための制御ユニット41(図2参照)が
実装されるようになっている。
【0037】以下、上記の各ユニット11−i,12,
13,21,22,23−iの基本機能について説明す
る。まず、上記シェルフ2の上段において、送信IFユ
ニット11−iは、それぞれ、低次群インタフェース
(光ライン)からの主信号(低次群チャンネル信号;例
えば、本ノード1が40Gbps対応のものであれば1
0Gbps容量分、80Gbps対応のものであれば2
0Gbps容量分の信号)を電気信号に変換して送信回
路14−iからバックプレーン3上に設けられた信号配
線(主信号ライン)31−i経由で多重ユニット12へ
送信するためのものである。
【0038】また、多重ユニット12は、上記の送信ユ
ニット11−iの各送信回路14からバックプレーン3
上の信号配線31−iを介して伝送されてくる主信号を
それぞれ対応する受信回路15−iで受信して多重化
し、その多重化信号を対応する送信回路16−iからバ
ックプレーン3上の信号配線(主信号ライン)32−i
経由で送信ユニット13へ送信するためのものである。
【0039】さらに、送信ユニット13は、上記の多重
ユニット12の各送信回路16−iからバックプレーン
3上の信号配線32−i経由で伝送されてくる主信号
(多重化信号)を対応する受信回路17−iで受信し
て、各受信信号を光信号に変換して高次群インタフェー
ス(光ライン)へ送信するためのものである。つまり、
上記の送信IFユニット11−iは、多重ユニット12
に対する送信側の通信ユニットに相当し、多重ユニット
12は、送信IFユニット11−iに対する受信側の通
信ユニットに相当するとともに、送信ユニット13に対
する送信側の通信ユニットに相当し、送信ユニット13
は、多重ユニット12に対する受信側の通信ユニットに
相当することになる。
【0040】なお、上記の各ユニット11−i,12,
13には、図1中に示すように、それぞれ、制御LSI
回路(Large Scale Integrated circuit)18−1〜1
8−6も設けられており、これらの制御LSI回路18
−1〜18−6によって、後述するように、対応するユ
ニット11−i,12,13内の送信回路14−i、あ
るいは、受信回路15−i,17−iが制御されて、バ
ックプレーン3上を伝送される主信号の波形がその伝送
距離(信号配線31−i,32−iの距離)に応じて制
御されるようになっている。
【0041】一方、シェルフ2の下段において、受信ユ
ニット21は、上記の高次群インタフェースから受信さ
れる光信号(多重化信号)を電気信号に変換してバック
プレーン3経由で分離ユニット15へ主信号として送信
するものであり、分離ユニット22は、受信ユニット1
4から受信した主信号を低次群チャンネル信号に分離し
てそれぞれ対応する受信IFユニット23−iにバック
プレーン3経由で分配するためのものであり、各受信I
Fユニット23−iは、それぞれ、分離ユニット22か
らの主信号を光信号に変換して低次群インタフェース
(光ライン)へ送信するためのものである。
【0042】つまり、図1に示すノード1は、送信IF
ユニット11−1〜11−4,多重ユニット12,送信
ユニット13,受信ユニット21,分離ユニット22及
び受信IFユニット23−1〜23−4が、主信号の伝
送機能を提供する主信号ブロックを構成し、そのうち、
シェルフ2の上段に実装された送信ユニット11,多重
ユニット12及び送信IFユニット13−1〜13−4
から成るブロックが、主信号の送信機能(送信ブロック
10)を提供し、シェルフ2の下段に実装された受信ユ
ニット21,分離ユニット22及び受信IFユニット2
3−1〜23−4から成るブロックが、主信号の受信機
能(受信ブロック20)を提供しているのである。
【0043】なお、図1には図示を省略しているが、こ
れらのシェルフ2の下段に実装された受信ブロック20
を構成する各ユニット21,22,23−iにも、それ
ぞれ、送信ブロック10の構成と同様に、送信回路ある
いは受信回路が搭載され、これらの送信回路と受信回路
とがバックプレーン3上の信号配線により1対1に接続
されているものとする。また、制御LSI回路もそれぞ
れ設けられており、送信ブロック10側と同様に、後述
するバックプレーン3上を伝送される主信号の伝送距離
に応じた信号波形制御が行なわれるようになっている。
【0044】さらに、上記のHUBユニット30は、送
信ブロック10及び受信ブロック20との間の信号の集
線/分配機能を提供するとともに、マネージメント・シ
ェルフ4との間の監視・制御情報の送受を光リンク5に
て実現するもので、送信ブロック10との接続に着目す
ると、図1中に示すように、電気光変換器(E/O)3
0−1と制御LSI回路30−2とをそなえている。
【0045】これにより、本HUBユニット30では、
各ユニット11−i,12,13に搭載された制御LS
I回路18−j(j=1〜6)で収集された監視情報
を、バックプレーン3を介して制御LSI回路30−2
で収集して光リンク5経由でマネージメント・シェルフ
4へ送信する一方、マネージメント・シェルフ4からの
制御情報を、制御LSI回路30−2経由で各ユニット
11−i,12,13に搭載された制御LSI回路18
−jへ適宜転送することが行なわれる。
【0046】さて、ここで、上記のバックプレーン3上
の主信号の伝送(以下、「バックプレーン伝送」ともい
う)は、本実施形態では、従来の311Mbps×32
並列、もしくは、622Mbps×16並列のデータ伝
送方式から、2.5(〜5.0)Gbps×16並列の
データ伝送方式に基本ビットレートを引き上げている。
【0047】ただし、このようにバックプレーン伝送の
ビットレートがGbpsオーダの高速ビットレートに達
すると、信号配線31−i,32−iのもつ損失特性に
よる伝送損失が大きくなり主信号データの波形劣化が大
きくなる。しかも、この波形劣化は、バックプレーン3
上での主信号データの伝送距離(信号配線距離;スロッ
ト間距離)によって異なる。
【0048】また、微少な装置環境〔温度や電源電圧,
電磁環境両立性(EMC:Electro-Magnetic Compatibi
lity)〕の変化や外乱,回路素子特性のばらつきなどに
よって主信号データにエラーも発生しやすくなる。な
お、上記のEMCとは、装置が出す電磁妨害(EMI:
Electro-Magnetic Interference)と装置の電磁妨害耐
力(EMS:Electro-Magnetic Susceptibility)の総
称である。
【0049】このため、本実施形態では、2.5(〜
5.0)Gbpsの主信号データに誤り訂正符号を付加
して、主信号データを誤り訂正符号付きの2.7(〜
5.4)Gbpsの主信号データとし、さらに、連続符
号制限とマーク率の平均化及びパリティ・エラーの検出
などを行なって主信号データの符号間干渉を低減すべく
8B(ビット)/10B変換による符号変換を行なうこ
とで、2.5(〜5.0)Gbpsの主信号データを最
終的に3.375(〜6.75)Gbpsまで高速化し
て伝送するとともに、スロット間毎に主信号データの波
形補正を個々に行なう。
【0050】なお、上記の誤り訂正符号は、主信号デー
タ内の空き領域(オーバヘッドの空き領域など)に挿入
することで、信号速度は上げないようにしてもよい。た
だし、上記のように誤り訂正符号を主信号データの外部
に付加して信号速度を上げるようにした方が、付加でき
る誤り訂正符号量の制限が少ないので、確度の高い誤り
訂正符号を付加することができる。
【0051】上記のようにすることで、バックプレーン
3上での主信号の並列度(信号配線数)を増やすことな
く、しかも、基本ビットレートが2.5(〜5.0)G
bpsというGbpsオーダの超高速バックプレーン伝
送を、正常に、且つ、安定して行なうことが可能とな
り、従来の10Gノード100と同等もしくはそれ以下
の装置規模で、40Gbps(バックプレーン伝送の基
本ビットレートを2.5Gbpsにした場合)〜80G
bps(同じく、5.0Gbpsとした場合)対応のノ
ード1を実現することが可能となる。
【0052】このため、本実施形態の送信IFユニット
11−i,多重ユニット12(多重ユニット12,送信
ユニット13)及び制御ユニット40は、それぞれ、そ
の要部に着目すると図2に示すように構成されている。
即ち、送信IFユニット11−i(多重ユニット12)
は、上記の送信回路14−i(16−i)として、例え
ば、FECエンコーダ31とトランスミッタ32とをそ
なえるとともに、制御LSI回路18−i(18−5)
としてユニット実装情報検出部33とエンファシス制御
部34とをそなえて構成され、多重ユニット12(送信
ユニット13)は、上記の受信回路15−i(17−
i)としてレシーバ41とFECデコーダ42とをそな
えるとともに、制御LSI回路18−5(18−6)と
してユニット実装情報検出部43と減衰制御部44とエ
ラー検出部45とをそなえて構成されている。
【0053】また、制御ユニット40には、少なくと
も、CPU41−1とメモリ部41−2とが例えばCP
Uファームウェアなどとして実装されている。ここで、
上記の送信回路14−i(16−i)におけるFECエ
ンコーダ31及び受信回路15−i(17−i)におけ
るFECデコーダ42は、FEC(Forward Error Corr
ection)による誤り訂正(エラー訂正)回路として機能
するもので、例えば、FECエンコーダ31において、
上記誤り訂正符号(例えば、リードソロモン符号など;
エラー訂正情報)を生成してトランスミッタ32にて主
信号データに付加し、FECデコーダ42において、受
信した主信号データに付加されている誤り訂正符号をデ
コードし、それを用いて主信号データの誤り訂正を行な
うことで、装置環境(温度や電源電圧,EMC)の変化
や外乱,回路素子特性のばらつきなどによって主信号デ
ータに生じたエラーを補償するようになっている。
【0054】また、送信回路14−i(16−i)のト
ランスミッタ32は、上記の誤り訂正符号付きの主信号
データ〔2.7(〜5.4)Gbps〕を、所定ポート
を通じてバックプレーン3上の信号配線31−i(32
−i)へ出力するもので、このとき、上述したように8
B/10B変換によって主信号データのビットレートを
2.7(〜5.4)Gbpsから3.375(〜6.7
5)Gbpsに上げるようになっている。このため、本
トランスミッタ32には、図示しない出力バッファなど
が設けられている。
【0055】一方、受信回路15−i(17−i)のレ
シーバ41は、バックプレーン3上の信号配線31−i
(32−i)から所定ポートを通じて受信される上記の
送信回路14−i(16−i)からの誤り訂正符号付き
主信号データを受信するもので、このとき、受信した主
信号データのビットレート〔3.375(〜6.75)
Gbps〕を、上記のトランスミッタ32とは逆に、1
0B/8B変換によって2.7(〜5.4)Gbpsに
逆変換するようになっている。このため、本レシーバ4
1にも、トランスミッタ32と同様に図示しない出力バ
ッファなどが設けられている。
【0056】次に、上記のユニット実装情報検出部3
3,43は、いずれも、上記のユニット11−i,12
又は13がバックプレーン3に実装されたか(具体的に
は、後述の図6に模式的に示すように、コネクタ51,
52同士が接続されたか)を検出して、どのスロットに
ユニット11−i,12又は13が実装されたかを示す
ユニット実装情報(スロットアドレスデータ;実装スロ
ット位置情報)を検出するものである。
【0057】具体的に、上記の「スロットアドレスデー
タ」は、例えば、バックプレーン3側に設けられたコネ
クタ52の接続ピンのオープンをビット“1”,グラウ
ンドをビット“0”とした場合に、そのオープン/グラ
ウンド配列(これを「ハードピン設定」という)をスロ
ット毎に変えておくことで、スロット毎に異なるビット
配列のデータとして得られる。なお、検出したスロット
アドレスデータは、光リンク5経由で制御ユニット40
のCPU41−1へ通知される。
【0058】エンファシス制御部(送信側波形制御回
路)34は、CPU41−1からの制御信号に従って、
送信回路14−i(16−i)のトランスミッタ32の
出力信号波形(振幅)を制御(エンファシス制御)する
ことにより、バックプレーン3上での主信号データの伝
送距離に応じた波形制御を行なうためのもので、その制
御方式としては、例えば、「プリ・エンファシス」方式
や「エッジ・エンファシス」方式などが適用できる。
【0059】具体的に、前者の「プリ・エンファシス」
方式では、例えば図3(A)に模式的に示すように、非
連続符号部分ではトランスミッタ32の出力を振幅強調
(破線矢印321参照)し、連続符号部分(11〜,0
0〜など)では2ビット目以降は振幅を減衰させる(破
線矢印322参照)ことで、連続符号干渉によるデータ
のアイパターン開口部(以下、データアイという)の劣
化を改善することが行なわれる。また、連続符号部分で
は常に振幅強調して信号を出力しなくても良いので、ト
ランスミッタ32の消費電力も低減できる。
【0060】この「プリ・エンファシス」制御は、例え
ば、トランスミッタ32の出力段で連続符号を検出して
出力バッファを制御することで実現できる。なお、受信
側において上記とは逆の振幅制御を行なうことは「イコ
ライゼーション」制御と呼ばれる。一方、後者の「エッ
ジ・エンファシス」方式では、例えば、トランスミッタ
32の出力バッファに、信号波形のエッジ部分だけ高速
タイプを使用することで、図3(B)に模式的に示すよ
うに、その波形の立ち上がり・立ち下がり部分を急峻に
して波形劣化(なまり)を改善することが行なわれる。
【0061】ただし、本実施形態では、上記のバックプ
レーン伝送においてクロックの伝送は行なわれず主信号
データからクロックを再生する手法を採ることを前提と
しているので、データアイを確保する観点から、前者の
「プリ・エンファシス」方式を適用することが有効であ
る。つまり、上記の送信回路14−i(16−i)は、
主信号データの送信側ユニット11−i(12)に設け
られた、送信信号振幅制御機能付きの送信回路として機
能し、主信号データの受信側ユニット12(13)に設
けられた、受信信号振幅制御機能付きの受信回路として
機能し、制御ユニット40からの制御信号に従ってこれ
らの回路での振幅制御量を制御することでバックプレー
ン3上の主信号データの伝送距離に応じた波形制御を行
なうようになっているのである。
【0062】次に、受信側の上記制御LSI回路18−
5(18−6)において、減衰制御部(受信側波形制御
部)44は、制御ユニット40のCPU41−1からの
制御信号に従って、バックプレーン3〔信号配線31−
i(32−i)〕経由でレシーバ41にて受信される主
信号データの入力波形を制御することにより、バックプ
レーン3上での主信号データの伝送距離に応じた波形制
御を行なうためのもので、例えば、レシーバ41の入力
部分に設けられた可変減衰器(アッテネータ;図示省
略)の減衰度を調整することでこの機能が実現される。
【0063】また、エラー検出部45は、レシーバ41
で受信した主信号データのエラーを、上記の誤り訂正符
号を用いることで検出するためのもので、その検出結果
は、制御ユニット40のCPU41−1に通知(フィー
ドバック)されるようになっている。そして、制御ユニ
ット40において、CPU(信号波形制御部)41−1
は、上述したバックプレーン伝送時の主信号データの伝
送距離に応じた波形補正制御を制御するためもので、そ
の要部の機能に着目すると、例えば図4に示すように、
実装スロット位置情報検出部411,エンファシス・減
衰制御管理テーブル生成部412,エンファシス・減衰
制御信号生成部413及びエラー監視(モニタ)部41
4を有して構成されている。
【0064】ここで、実装スロット位置情報検出(収
集)部411は、装置立ち上げ時(電源投入時)やユニ
ット実装時に、上記のユニット実装情報検出部33,4
3で検出され通知されてくる前記スロットアドレスデー
タを検出(収集)するものであり、エンファシス・減衰
制御管理テーブル生成部(波形補正情報生成部)412
は、上記の実装スロット位置情報収集部411によって
収集されたスロットアドレスデータに基づいて、上記の
エンファシス制御及び減衰制御のための管理テーブル
(波形補正情報)を生成するためのものである。
【0065】具体的に、このエンファシス・減衰制御管
理テーブル生成部412(以下、単に「管理テーブル生
成部412」と略記することがある)では、上記の収集
スロットアドレスデータに基づいて、どのスロットのど
のポート同士が信号接続するかを認識して、例えば図5
(A)に示すように、ポート間距離(伝送距離)を送受
別にコード化して管理テーブル61を生成し、この管理
テーブル61において例えば伝送距離100mm(ミリ
メートル)を基準(0%)として伝送距離に応じた最適
な振幅制御量(基準よりも長い伝送距離の場合はエンフ
ァシス量、短い場合は減衰度;例えば、10〜30%程
度)をコード化することで、図5(B)に示すようなエ
ンファシス・減衰制御管理テーブル62を生成するよう
になっている。
【0066】なお、上記の管理テーブル61,62は、
例えば、メモリ部41−2に記憶される。ただし、これ
らの管理テーブル61,62は、必ずしも両方をメモリ
部41−2に記憶しておく必要は無く、最終的に、エン
ファシス・減衰制御管理テーブル62がメモリ部41−
2に記憶されていればよい。さらに、このメモリ部41
−2には、各スロットのポートの接続関係(ポート位置
情報の対応関係)も例えばテーブル形式のデータとして
保持され、このデータに基づいて、管理テーブル生成部
412は、上述したごとくどのスロットのどのポート同
士が信号接続するかを認識できるようになっている。つ
まり、CPU41−1は、どのスロットのどのポート同
士が信号接続するかを予め認識していることになる。
【0067】次に、上記のエンファシス・減衰制御信号
生成部413は、上述のごとく管理テーブル生成部41
2によって生成されたエンファシス・減衰制御管理テー
ブル62を参照して、図2により上述したトランスミッ
タ32用のエンファシス制御部34あるいはレシーバ4
1用の減衰制御部44もしくはその両方のための、エン
ファシス制御信号/減衰制御信号を生成するもので、生
成した制御信号は、光リンク5経由でHUBユニット3
0の制御LSI回路30−2へ送られ、制御LSI回路
30−2から該当制御LSI回路18−1〜18−6へ
と送られるようになっている。
【0068】なお、上記のエンファシス制御及び減衰制
御は、その双方を実施するようにしてもよいし、いずれ
か一方、つまり、主信号の送信側ユニット11−i(1
2)における送信回路14−i(16−i)のトランス
ミッタ32に対するエンファシス制御及び主信号の受信
側ユニット12(13)における受信回路15−i(1
7−i)のレシーバ41に対する減衰制御のいずれか一
方のみを実施するようにしてもよい。
【0069】さらに、エラー監視部414は、図2によ
り上述したエラー検出部45での検出結果を受けて、主
信号データのエラーを監視(モニタ)するもので、エラ
ーが発生すると、エンファシス・減衰制御信号生成部4
13によるエンファシス制御値/減衰制御値が微調整さ
れて、最終的にエラーの無い状態になるまで、この微調
整が繰り返されるようになっている。
【0070】なお、以上のような各部411〜414の
機能は、CPU41−1が例えばメモリ部41−2に記
憶されているエンファシス・減衰制御プログラムを読み
取り、読み取ったプログラムに従って動作することで実
現される。以下、上述のごとく構成された本実施形態の
ノード1の動作(バックプレーン伝送時の波形制御)に
ついて詳述する。なお、以下では、説明の便宜上、上記
のユニット11−i,12,13を区別せずに単に「主
信号ユニット11」と表記することがある。
【0071】まず、図6に模式的に示すように、シェル
フ2(バックプレーン3)の所定スロットに送信側の主
信号ユニット11(主信号ユニット“1”)が実装(挿
入)されてコネクタ51,52同士が接続されると(図
7に示すステップS1でYESなら)、主信号ユニット
11内の前記ユニット実装情報検出部33にて、ハード
ピン設定に応じたスロットアドレスデータが検出され
て、これがバックプレーン3,HUBユニット30及び
光リンク5を介して制御ユニット40のCPU41−1
へ通知される(図6及び図7に示すステップS2)。
【0072】CPU41−1では、実装スロット位置情
報収集部411にて上記のスロットアドレスデータが収
集(検出)されると(図6に示すステップS2′)、そ
のスロットアドレスデータに対するエンファシス量(エ
ンファシス制御値)が管理テーブル生成部412によっ
て決定され、その情報が管理テーブル61に登録され
る。すると、エンファシス・減衰制御信号生成部413
が、この管理テーブル61を参照することにより、実装
された主信号ユニット11に対するエンファシス制御信
号を生成して、バックプレーン経由3でその主信号ユニ
ット11のエンファシス制御部34へ送出する(図6及
び図7に示すステップS3)。
【0073】エンファシス制御部34では、受信したエ
ンファシス制御信号に従ってトランスミッタ32の出力
バッファを制御(設定)することにより、図3(A)に
より前述した「プリ・エンファシス」制御(設定)を行
なう。これにより、主信号ユニット“1”は、受信側の
主信号ユニット11(主信号ユニット“2”)との間の
バックプレーン3〔主信号ライン31−i(32−
i)〕上の伝送距離に応じた最適な振幅状態で主信号デ
ータを送出することが可能となる。
【0074】そして、受信側の主信号ユニット“2”で
は、トランスミッタ32からバックプレーン3経由で伝
送されてくる主信号データをレシーバ41で受信し、図
2により前述したように、FECによる誤り訂正が行な
われる。このとき、主信号データにエラーが発生してい
ると、それがエラー検出部45にて検出されてCPU4
1−1へ通知される。
【0075】CPU41−1では、図7に示すように、
上記のエラー通知をエラー監視部414で監視しており
(ステップS4)、エラー通知が無ければ(ステップS
4でNOなら)、エンファシス制御値を当初の値に固定
する(ステップS5)が、エラー通知が有れば(ステッ
プS4でYESなら)、エンファシス制御値を変化させ
て(エンファシス制御値のマージン情報を送出して;ス
テップS6)、監視を続ける(ステップS7)。
【0076】その結果、エラーの通知頻度(発生頻度)
がエンファシス制御値を変化させる前よりも増加すれば
(ステップS8でYESなら)、エンファシス・減衰制
御信号生成部413は、エンファシス制御値を、直前に
変化させた方向とは逆方向に変化させる(ステップS
9)。一方、エラーの発生頻度がエンファシス制御値を
変化させる前よりも減少すれば(ステップS10でYE
Sなら)、エンファシス・減衰制御信号生成部413
は、エンファシス制御値を、直前に変化させた方向と同
じ方向に再度変化させる(ステップS11)。なお、上
記のステップS10において、エラーの発生頻度が減少
しなかった場合は、上記のステップS4以降の処理に戻
る。
【0077】このようにして、エンファシス・減衰制御
信号生成部413は、主信号データにエラーが発生して
いると(ステップS4でYESの場合)、そのエラーが
無くなる(あるいは、最小となる)まで(ステップS4
でNOと判定されるまで)、エンファシス制御値を微調
整して、最終的に、エラーの無い(あるいは、最小の)
状態のときの値にエンファシス制御値を固定する(ステ
ップS5)。
【0078】この結果、バックプレーン3上を伝送する
主信号データ(誤り訂正符号付き)は、前述したFEC
による誤り訂正機能の効果も手伝って、Gbpsオーダ
(3.375〜6.75Gbps)という極めて高速な
信号データであるにも関わらず、極めて安定して正常に
伝送されることになる。なお、受信側の主信号ユニット
11が実装された場合の動作は、図7に示すフローチャ
ートにおいて括弧書きで示すように、「エンファシス」
制御ではなく、その主信号ユニット11に対する「減衰
(アッテネータ)」制御となる。また、装置立ち上げ時
(電源投入時)には、実装済みの送信側/受信側の主信
号ユニット11に対して、それぞれ、上記と同様の動作
が実行されて、エンファシス(減衰)制御値が最適な値
に調整・設定される。
【0079】さらに、受信ブロック20においても、上
記送信ブロック10と同様のスロット間の伝送距離に応
じたエンファシス(減衰)制御が行なわれて、バックプ
レーン3上を伝送する主信号データの波形劣化が補償さ
れる。以上のように、本実施形態のノード1によれば、
主信号ユニット11の実装スロット位置(スロットアド
レスデータ)と、主信号ユニット11に搭載された送信
回路14−i(16−i)/受信回路15−i(17−
i)の(出力/入力)ポート位置情報とから特定され
る、バックプレーン3上の主信号データの伝送距離(ス
ロット間の位置関係)に応じた波形補正情報(管理テー
ブル61)に基づき、バックプレーン3上を伝送される
主信号データの波形をその伝送距離に応じてエンファシ
ス(減衰)制御して自動的に最適調整(補償)するの
で、バックプレーン3上での主信号データの基本ビット
レートを2.5〜5.0GpbsといったGbpsオー
ダの超高速ビットレートにしても、その超高速伝送時に
顕著に現われる主信号データの波形劣化を改善(補償)
することができる。
【0080】しかも、本実施形態では、送信回路14−
i(16−i)及び受信回路15−i(17−i)に、
FECによる誤り訂正機能(回路)も搭載しているの
で、微少な装置環境(温度や電源電圧)の変化や外乱な
どによっても主信号データにエラーが生じるような上記
Gbpsオーダの超高速伝送時においても、そのエラー
を確実に訂正することができる。
【0081】つまり、主信号ユニット11の実装スロッ
ト位置の違いに応じたバックプレーン・インタフェース
3の最適調整を自動的に行なうのである。従って、常
に、主信号ユニット11間での主信号データの伝送に必
要な信号品質を維持しながら、正常な超高速バックプレ
ーン伝送を安定して行なうことが可能となり、バックプ
レーン3上を伝送される主信号データの並列度(信号配
線数)を増加させることなく(即ち、従来の10Gノー
ドと同一またはそれ以下のサイズで)、40〜80Gb
psのビットレート(容量)に対応可能な超高速・大容
量のノード1が実現できる。
【0082】ただし、上記のFECによる誤り訂正機能
は、上記のエンファシス(アッテネータ)制御による波
形制御のみで十分に安定したバックプレーン伝送が可能
なビットレートを主信号データのバックプレーン3上の
基本ビットレートとして選べば、必ずしも搭載する必要
は無い。また、上述した実施形態では、制御ユニット4
0(CPU41−1)が、主信号ユニット11の実装時
や装置立ち上げ時などにおいて、自動的に、スロットア
ドレスデータを収集して上記スロット間の伝送距離に応
じた波形補正情報(管理テーブル61)を生成し、これ
に基づいて上記のエンファシス(アッテネータ)制御を
行なうので、手動で上記エンファシス(アッテネータ)
制御のための波形補正情報の設定を行なう必要が無い。
従って、上記エンファシス(アッテネータ)制御のため
の波形補正情報の設定作業が大幅に簡素化されるととも
に、人的な設定ミスなども回避することができる。
【0083】なお、上述した例では、送信側の主信号ユ
ニット11〔送信回路14−i(16−i)〕に対する
エンファシス制御と、受信側の主信号ユニット11〔受
信回路15−i(17−i)〕に対するアッテネータ制
御との双方を行なえるようになっているが、いずれか一
方のみを行なえるようにしてもよい。即ち、送信回路1
4−i(16−i)の主信号データの出力波形は最も伝
送距離の長いスロット間隔に合わせてエンファシス制御
した状態で固定しておき、受信回路15−i(17−
i)において、伝送距離の短い主信号データほどその振
幅を減衰させるように制御してもよいし、逆に、受信回
路15−i(17−i)では主信号データの減衰制御は
行なわず、送信回路14−i(16−i)において、伝
送距離の長い主信号データほどエンファシス量を増やす
ように制御してもよい。
【0084】この場合は、送信側及び受信側のいずれか
一方のみに対するエンファシス制御又はアッテネータ制
御で済むことになる。また、上述した例では、主信号ユ
ニット11とは個別に設けられた制御ユニット40のC
PU41−1が、送信回路14−i(16−i)に対す
る最適エンファシス制御値の自動設定と、受信回路15
−i(17−i)に対する最適減衰制御値の自動設定と
を統括して行なっているが、同様の設定を送信回路14
−i(16−i),受信回路15−i(17−i)同士
が互いに通信することによって自動的に行なえるように
しても良い。
【0085】即ち、例えば図8に模式的に示すように、
送信回路14−i(16−i)と受信回路15−i(1
7−i)との間に、主信号ライン31−i(32−i)
とは別に、上述したエンファシス・減衰制御に必要な情
報〔スロットアドレスデータ,エンファシス(減衰)制
御値,マージン情報など〕をやりとりするための通信ラ
イン35を設けて、送信回路14−i(16−i)およ
び受信回路15−i(17−i)が、この通信ライン3
5を介して、互いに主信号データに対する最適なエンフ
ァシス(減衰)制御値を決定するための通信を行なうこ
とで、それぞれの最適エンファシス(減衰)制御値を独
立して決定できるようにするのである。
【0086】つまり、上記のCPU41−1を送信回路
14−i(16−i)と受信回路15−i(17−i)
の双方に搭載して、これらのCPU41−1が通信ライ
ン35を介して通信させることで、双方の最適エンファ
シス(減衰)制御値を決定するイメージである。このよ
うにすれば、主信号ユニット11とは別個にCPU41
−1(制御ユニット40)を設けることなく、上記と同
様のエンファシス・減衰制御を実現できるので、本ノー
ド1のさらなる小型化を図ることが可能である。
【0087】・ノード1の拡張性の説明 さて、次に、以下では、ノード1の拡張性について説明
する。上述したように、本ノード1は、従来の10Gノ
ード100と同一もしくはそれ以下のサイズで、40〜
80Gbpsの信号容量に対応できる。このため、バッ
クプレーン3に、主信号ライン(以下、高速信号伝送線
ともいう)31−i,32−i〔2.5(〜5.0)G
bps×16並列〕をもう1系統そなえる(つまり、主
信号ライン31−i,32−iを2重化する)ことで、
最大160Gbpsの信号容量に対応可能なノード1が
実現できることになる。
【0088】ここで、バックプレーン3にそれだけの空
きスペースが存在するかが問題になるが、10Gbps
対応のバックプレーン・インタフェースを用いて40G
bps対応のノードを実現すべく、311Mbps×1
28並列、もしくは、622Mbps×64並列という
巨大な並列信号配線をバックプレーン・インタフェース
に設ける場合に比べれば、十分な空きスペースを確保で
きると考えられる。
【0089】また、主信号ユニット11自体も、将来の
高密度集積化により、例えば図9に示すように、既存シ
ェルフ2の1スロットに2スロット分を実装できるぐら
いの小型化が可能になると思われる。なお、現状のスロ
ット幅は、送信ユニット(OS)13及び受信ユニット
(OR)21で70mm(ミリメートル)前後、IFユ
ニット11−i,23−iで40mm前後である。
【0090】つまり、将来、これらの主信号ユニット1
1のサイズ(スロット幅)が現状の半分程度もしくはそ
れ以下にまで小型化できれば、既存シェルフ2の1スロ
ットに複数スロット分の主信号ユニット11を実装する
ことが可能になる。そこで、例えば、将来、送信ユニッ
ト13及び受信ユニット21の小型化が可能になること
を想定した場合、図9に示すように、シェルフ2(バッ
クプレーン3)の送信ユニット13及び受信ユニット2
1用の各既存スロット(OSスロット,ORスロット)
に、既存のシートコネクタ52に加えて、それぞれを増
設する時のための拡張用のシートコネクタ(拡張用接続
部)53を設ける。
【0091】また、バックプレーン3上には、例えば図
10に示すように、この拡張用のシートコネクタ53に
接続され増設された送信ユニット13′,受信ユニット
21′と、既存の多重ユニット12,分離ユニット22
との通信を可能にする拡張(増設)用の信号配線(高速
信号伝送線)32a(太破線矢印)も設けておく。ただ
し、この場合、多重ユニット12及び分離ユニット22
については、処理回路を高密度集積化してその容量を拡
大して、現状のスロット数で送信ユニット13及び受信
ユニット22の増設に対応できるようにする。また、図
10において、符号32(太実線矢印)は既存の高速信
号伝送線32−iに相当する配線を表わし、符号32b
(二点鎖線)は、後述するように、送信ユニット13及
び受信ユニット21として、2波長多重機能をもったユ
ニットを実装した場合に使用される高速信号伝送線(8
0Gbps用;基本ビットレート=5.0Gbps)を
表わす。
【0092】これにより、既存の2ペアの送信ユニット
13,受信ユニット21の各スロットに、拡張用のシー
トコネクタ53を介して、図10に示すように送信ユニ
ット13′,受信ユニット21′をそれぞれ実装すれ
ば、合計4ペア(拡張前は2ペア)の40Gbps対応
の送信ユニット13,13′,受信ユニット21,2
1′を実装することが可能となる。
【0093】従って、例えば、バックプレーン3上の既
存の高速信号伝送線32及び拡張用の高速信号伝送線3
2aの基本ビットレートをそれぞれ2.5Gbpsとす
れば、80Gbps容量のノード1が実現でき、2倍の
5.0Gpbsとすれば、160Gbps容量のノード
1が実現できることになる。システムメニュー(ネット
ワークアプリケーション)的には、2F−BLSR(2-
Fiber-BidirectionalLine Switched Ring)なら2シス
テム分、4F−BLSRなら1システム分を1台のノー
ド1で実現できることになる。
【0094】また、図10中に示すように、拡張用の信
号配線として、高速信号伝送線32bを設けておけば、
例えば図11及び図12に示すように、2ペアの40G
bps対応の送信ユニット13,受信ユニット21と、
1ペアの80Gbps(40Gbpsの2波長多重)対
応(WDM型)の送信ユニット13″,受信ユニット2
1″とを実装することが可能になる。
【0095】なお、この場合の具体的な実装位置につい
ては、図11において、現状のOSスロット“1”に2
枚の送信ユニット13,13′が実装されるとともに、
現状のORスロット“1”に2枚の受信ユニット21,
21′が実装され、且つ、現状のOS/ORスロット
“2”に2波長多重機能をもつ80Gbps対応のWD
M型の送信ユニット13″/受信ユニット21″に実装
されている。また、この場合のバックプレーン3上の使
用配線は図12に示すようになる(太実線矢印,太破線
矢印及び太二点鎖線矢印参照)。
【0096】これにより、例えば図13に示すように、
複数の40Gbpsの2F−BLSR同士をリング状に
80GbpsのWDM信号で接続して、80Gbpsの
リングネットワークを構築することが可能となる。以上
のように、本ノード1によれば、高速信号伝送を安定し
て行なえるバックプレーン3の信号伝送容量を、装置規
模を増大させることなく必要に応じて増やすことができ
るので、将来の伝送システムの高速化・大容量化にも柔
軟に対応することができ、新たな装置開発コストを大幅
に低減することができる。また、様々なシステムメニュ
ーにも1台のノード1で柔軟に対応することが可能とな
る。
【0097】・その他 なお、上述した実施形態では、バックプレーン3におけ
る主信号データの基本ビットレートの上限値を5.0G
bpsとしているが、勿論、本発明はこれに限定され
ず、主信号データの波形制御により正常なバックプレー
ン伝送が安定して行なえる範囲であれば、5.0Gbp
s以上のビットレートを採用することで、さらに高速・
大容量のノード1を実現することが可能である。
【0098】また、上述した拡張用のシートコネクタ5
3及び信号配線は、シェルフ2の全スロットに対応して
設けてもおいてもよいし、上述したように一部のスロッ
トのみに対応して設けておいてもよい。そして、本発明
は、上述した実施形態に限定されず、上記以外にも、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施する
ことができる。
【0099】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の通信ユニットが実装されたバックプレーン上を伝
送される信号の波形が、通信ユニットの実装スロット位
置情報に基づいて制御されるので、信号の伝送速度が上
がったときに顕著に現われる伝送距離に応じた信号波形
劣化を補償することが可能となり、上記通信ユニット間
での信号伝送に必要な信号品質を維持しながら常に安定
した信号伝送を実現することができる。従って、バック
プレーン上を伝送される信号の並列度を上げることな
く、通信ユニット間の信号の安定した高速伝送を実現で
き、その結果、小型で超高速・大容量の通信ノードを提
供することが可能になる(請求項1)。
【0100】ここで、上記の信号波形制御は、通信ユニ
ットの実装時や装置立ち上げ時などにおいて自動的にそ
の実装スロット位置情報を収集して上記伝送距離を求
め、その伝送距離に応じた波形補正情報を生成し、これ
に基づいて信号の伝送距離に応じた波形制御を行なうよ
うにすることもできる。従って、手動で上記波形制御の
ための波形補正情報を設定する必要がなく、上記波形制
御のための設定作業が大幅に簡素化されるとともに、設
定ミスなども回避することができる(請求項2)。
【0101】なお、上記の波形制御は、信号の送信側で
ある通信ユニットにおいて送信信号の振幅を制御するこ
とで実施してもよいし、信号の受信側である通信ユニッ
トにおいて受信信号の振幅を制御することで実施しても
よく、また、これらの両方を組み合わせて実施するよう
にしてもよい。いずれにしても、上記信号の伝送距離に
応じた波形制御を確実に実現することができる(請求項
3,4,9,10)。
【0102】また、上記の信号波形制御は、上記信号の
送信側通信ユニット及び受信側通信ユニットのそれぞれ
に設けた信号波形制御部同士が上記信号の振幅制御量を
決定するための通信を行なうことで実現してもよく、こ
のようにすれば、通信ユニットと別個に信号波形制御部
を設ける必要が無いので、通信ノードの装置規模縮小に
大きく寄与する(請求項5)。
【0103】さらに、上記の通信ユニットでは、それぞ
れ、エラー訂正回路によって、上記信号のエラー訂正を
行なうようにしてもよい。このようにすれば、装置環境
(温度や電源電圧)の変化などの微少な外乱によっても
信号エラーが生じるような高速信号伝送時においても、
エラー訂正回路によりその信号エラーを訂正することが
できるので、バックプレーン上での信号伝送を、その安
定性を保ったまま、さらに高速化(大容量化)すること
が可能になる(請求項6,7)。
【0104】また、上記のバックプレーンには、上記の
スロットに対する通信ユニット増設時のための拡張用接
続部と、この拡張用接続部に接続され増設された通信ユ
ニットとそれ以外の既存通信ユニットとの通信を可能に
する拡張用信号配線とが設けられていてもよい。このよ
うにすれば、上述のごとく高速信号伝送を安定して行な
えるバックプレーンの信号伝送容量を、装置規模を増大
させることなく必要に応じて増やすことができるので、
将来の伝送システムの高速化・大容量化にも柔軟に対応
することができ、新たな装置開発コストを大幅に低減す
ることができる(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのSONET/SD
Hノードを模式的に示す斜視図である。
【図2】図1に示すノードにおける送信IFユニット,
多重ユニット(多重ユニット,送信ユニット)及び制御
ユニットの要部に着目した構成を示すブロック図であ
る。
【図3】(A)は本実施形態に係る「プリ・エンファシ
ス」方式を説明するための図、(B)は本実施形態に係
る「エッジ・エンファシス」方式を説明するための図で
ある。
【図4】図2に示す制御ユニットの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】(A),(B)はいずれも本実施形態に係るエ
ンファシス・減衰制御のための管理テーブルの一例を示
す図である。
【図6】図1に示すノードの動作(エンファシス・減衰
制御)を説明するための図である。
【図7】図1に示すノードの動作(エンファシス・減衰
制御)を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態にかかるエンファシス(減衰)制御
値の最適調整方法の変形例を説明するためのブロック図
である。
【図9】図1に示すノードのスロット配置に着目した模
式的正面図である。
【図10】図1及び図2に示すバックプレーン・インタ
フェース上の配線例(40Gbps対応の送信ユニット
及び受信ユニットを4ペア実装した場合)を説明するた
めのブロック図である。
【図11】図1に示すノードのスロット配置に着目した
模式的正面図である。
【図12】2ペアの40Gbps対応送信ユニット及び
受信ユニットと1ペアの80Gbps対応WDM型送信
ユニット及び受信ユニットとを実装した場合の図1及び
図2に示すバックプレーン・インタフェース上の使用配
線を説明するためのブロック図である。
【図13】図12に示す使用配線のノードを用いて実現
したリングネットワーク例を示すブロック図である。
【図14】既存のSONET/SDH伝送システムに適
用される伝送装置(通信ノード)の外観を模式的に示す
正面図である。
【図15】図14に示す伝送装置におけるトランスポー
ト・コンプレックス部に着目した構成を模式的に示す斜
視図である。
【図16】図14に示す伝送装置におけるシンクロナイ
ゼーション・コンプレックス部に着目した構成を模式的
に示す斜視図である。
【図17】図14に示す伝送装置におけるマネージメン
ト・コンプレックス部に着目した構成を模式的に示す斜
視図である。
【図18】図15に示すトランスポート・コンプレック
ス部における主信号の伝送経路を説明するための模式的
斜視図である。
【図19】図15及び図18に示すトランスポート・コ
ンプレックス部を構成するユニットの接続関係を説明す
るためのブロック図である。
【図20】図14に示す伝送装置のシェルフに対するユ
ニットの実装方法を説明するための模式的斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 SONET/SDHノード(通信ノード) 2 シェルフ(ラック) 3 バックプレーン・インタフェース(バックプレーン
伝送回路) 4 マネージメント・シェルフ 5 光リンク(光ファイバ) 10 送信ブロック 11 主信号ユニット 11−1〜11−4 送信インタフェース(IF)ユニ
ット(主信号ユニット) 12 多重ユニット(MUX;主信号ユニット) 13,13′ 送信ユニット(OS;主信号ユニット) 13″ 80Gbps(40Gbpsの2波長多重)対
応(WDM型)の送信ユニット 14−1〜14−4,16−1〜16−4 送信回路 15−1〜15−4,17−1〜17−4 受信回路 18−1〜18−6,30−2 制御LSI回路 20 受信ブロック 21,21′ 受信ユニット(OR) 21″ 80Gbps(40Gbpsの2波長多重)対
応(WDM型)の受信ユニット 22 分離ユニット(DMUX) 23−1〜23−4 受信インタフェース(IF)ユニ
ット 30 HUBユニット 30−1 電気光変換器(E/O) 31−1〜31−4,32−1〜32−4 信号配線
(主信号ライン,高速信号伝送線) 31 FECエンコーダ 32 トランスミッタ 32a 拡張用の信号配線〔高速信号伝送線(40Gb
ps用)〕 32b 拡張用の信号配線〔高速信号伝送線(80Gb
psWDM用)〕 33,43 ユニット実装情報検出部 34 エンファシス制御部(送信側波形制御回路) 35 通信ライン 40 制御ユニット 41 レシーバ 41−1 CPU(信号波形制御部) 41−2 メモリ部 42 FECデコーダ 44 減衰制御部(受信側波形制御回路) 45 エラー検出部 52 シートコネクタ 53 拡張用のシートコネクタ 61 管理テーブル 62 エンファシス・減衰制御管理テーブル 411 実装スロット位置情報収集部 412 エンファシス・減衰制御管理テーブル生成部 413 エンファシス・減衰制御信号生成部 414 エラー監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 浩隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 BA05 HA01 5K028 AA01 AA11 AA14 BB08 RR04 SS02 5K029 AA03 AA11 CC04 DD02 GG05 GG07 HH01 HH05 HH24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスロットに実装された通信ユニッ
    ト間での信号の伝送を可能にするバックプレーン伝送回
    路と、 該バックプレーン伝送回路における該通信ユニットの実
    装スロット位置情報に基づいて該信号の波形制御を行な
    う信号波形制御部とをそなえたことを特徴とする、通信
    ノード。
  2. 【請求項2】 該信号波形制御部が、 該通信ユニットの実装スロット位置情報を収集する実装
    スロット位置情報収集部と、 該実装スロット位置情報収集部によって収集された該実
    装スロット位置情報に基づいて該信号の伝送距離に応じ
    た波形補正情報を生成する波形補正情報生成部とをそな
    え、 該波形補正情報生成部によって得られた該波形補正情報
    に基づいて該波形制御を行なうように構成されたことを
    特徴とする、請求項1記載の通信ノード。
  3. 【請求項3】 該信号の送信側通信ユニットに、送信信
    号振幅制御機能付きの送信回路が設けられるとともに、 該信号波形制御部が、該送信回路での振幅制御量を制御
    することで該波形制御を行なうように構成されたことを
    特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の通信ノー
    ド。
  4. 【請求項4】 該信号の受信側通信ユニットに、受信信
    号振幅制御機能付きの受信回路が設けられるとともに、 該信号波形制御部が、該受信回路での振幅制御量を制御
    することで該波形制御を行なうように構成されたことを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信
    ノード。
  5. 【請求項5】 該信号波形制御部が、該信号の送信側通
    信ユニット及び受信側通信ユニットのそれぞれに設けら
    れるとともに、 当該信号波形制御部同士が該信号の振幅制御量を決定す
    るための通信を行なって該波形制御を行なうように構成
    されたことを特徴とする、請求項1記載の通信ノード。
  6. 【請求項6】 該通信ユニットが、それぞれ、該信号の
    エラー訂正を行なうためのエラー訂正回路をそなえてい
    ることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の通信ノード。
  7. 【請求項7】 該信号の送信側通信ユニットにおけるエ
    ラー訂正回路が、該エラー訂正のためのエラー訂正情報
    を該信号に付加するように構成されるとともに、 該信号の受信側通信ユニットにおけるエラー訂正回路
    が、該信号に付加された該エラー訂正情報に基づいて該
    エラー訂正を行なうように構成されたことを特徴とす
    る、請求項6記載の通信ノード。
  8. 【請求項8】 該バックプレーン伝送回路に、 該スロットに対する通信ユニット増設時のための拡張用
    接続部と、 該拡張用接続部に接続され増設された通信ユニットとそ
    れ以外の既存通信ユニットとの通信を可能にする拡張用
    信号配線とが設けられていることを特徴とする、請求項
    1記載の通信ノード。
  9. 【請求項9】 複数のスロットに実装された通信ユニッ
    ト間での信号の伝送を可能にするバックプレーン伝送回
    路をそなえた通信ノードの該スロットに実装される通信
    ユニットであって、 該バックプレーン伝送回路の他のスロットに実装された
    通信ユニット向けの信号を送信する送信回路と、 該送信回路から送信される該信号の波形を該他のスロッ
    トに実装された通信ユニットの実装スロット位置情報に
    基づいて制御する送信側波形制御回路とをそなえたこと
    を特徴とする、通信ノード用の通信ユニット。
  10. 【請求項10】 複数のスロットに実装された通信ユニ
    ット間での信号の伝送を可能にするバックプレーン伝送
    回路をそなえた通信ノードの該スロットに実装される通
    信ユニットであって、 該バックプレーン伝送回路の他のスロットに実装された
    通信ユニットからの信号を受信する受信回路と、 該受信回路で受信された該信号の波形を該他のスロット
    に実装された通信ユニットの実装スロット位置情報に基
    づいて制御する受信側波形制御回路とをそなえたことを
    特徴とする、通信ノード用の通信ユニット。
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