JP4340281B2 - 光モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、発光素子とこの発光素子が発生する信号光が入射されるレンズ素子を具えている光モジュールの製造方法に関する。
連続的な面構造による回折現象を利用して入射光をコントロールする透過型の回折レンズ素子が知られている。
このような回折レンズ素子は、例えば基板に搭載されて、半導体レーザ(レーザダイオード)が出射した光、すなわち光信号を集光する光モジュールの構成要素として用いられている。
基板に彫り込まれて設けられた溝、断面形状が例えばV字状である溝に、回折レンズ素子の入射面が溝の延在方向に直交するように設ける構成が知られている(例えば特許文献1参照。)。
半導体レーザが出射した光信号を第1レンズが集光し、第1レンズから出射された光信号を第2レンズが集光し、第2レンズから出射された光信号をシングルモードファイバ(光ファイバ)に入射する光結合系に適用して好適な光モジュールの製造方法において、特に第1レンズを回折レンズ素子として基板に表面実装するに際しては、高度な実装精度が求められることが開示されている(例えば非特許文献1参照。)。
このように、高度な実装精度が要求されるのは、半導体レーザのスポットサイズ径がシングルモードファイバのスポットサイズ径と大きく異なるためである。
一般に、回折レンズ素子の実装は、アラインメント調整のために半導体レーザを動作させることなく、いわゆるパッシブアラインメント実装として行われる。
よって、この実装精度は、予め高精度に配置されたアラインメントマーク又は回折レンズ素子等の寸法精度により担保されることになる。
特開2006−154535号公報 佐々木浩紀、他6名、「光源とシリコンマイクロレンズの高精度実装技術」、エレクトロニクス実装学会誌、2002年、Vol5、No.5、P466−472
しかしながら、既に説明したような光モジュールの構成例、すなわち回折レンズ素子の入射面が溝の延在方向に直交するよう配置される構成例によれば、特にシリコンを材料として回折レンズを形成した場合には、透過型の回折レンズ素子の入射面側の凸状パターンの高さが反射型の回折レンズ素子とほぼ等しく、また入射面に対向する出射端面が平坦面であるため、入射光、すなわち信号光の一部分は、不可避的に反射されて反射光が光源である発光素子に帰還してしまうことになる。
その結果として、発光素子に帰還した反射光、すなわちいわゆる戻り光により、発光素子の発振動作が不安定になるおそれがある。
また、この戻り光により、いわゆる戻り光雑音が発生して、信号光の信号特性を損なってしまうおそれがある。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。上記課題を解決するにあたり、この発明の光モジュールの製造方法によれば、第1主面及び第1主面に対向する第2主面を有していて、第1主面に設定されている発光素子搭載領域、断面形状がV字状であるレンズ搭載溝、及びレンズ搭載溝に直交して設けられている支持溝であって、底面、発光素子搭載領域側に位置する第1側面、及び第1側面に対向する第2側面を有していて、レンズ搭載溝によって第1部分及び第2部分に2区分され、支持溝の第1部分の第1側面又は第2側面のいずれか一方が底面の面積を狭める方向に傾斜を有する傾斜面とされている支持溝が設けられている基板を準備する。
出射光の出射端面を有している発光素子を準備する。
a)レンズ入射面及びレンズ入射面と対向するレンズ出射面を有しており、レンズ入射面及びレンズ出射面のいずれか一方又は双方が平坦面とされているレンズ、及びb)レンズと一体構成されており、平坦面であるレンズ入射面又はレンズ出射面に平行な方向に延在しており、支持部底面と支持部底面を挟んで対向する第1の側面及び第2の側面を有している柱状のレンズ支持部を有しているレンズ素子を準備する。
出射光の光軸と前記レンズ搭載溝の延在方向とを一致させて、発光素子を、基板の発光素子搭載領域に搭載する。
発光素子搭載領域に搭載される発光素子の出射端面にレンズ入射面を光軸がレンズ入射面に至るように対向させ、レンズ素子を、第1主面に垂直な回転軸で回転可能に支持し、レンズ素子が底面に接触するまで、傾斜面の表面を滑らせながら、回転軸を不動として、当該回転軸を中心として回転させつつ移動させ、レンズの平坦面を光軸に対して非垂直として、レンズ素子からの反射光が発光素子の出射端面に非入射となる角度で、レンズ素子を支持溝の延在方向に対して非平行に傾けてレンズ搭載溝に設ける。
また、光モジュールの製造方法によれば、第1主面及び第1主面に対向する第2主面、第1主面及び第2主面に挟まれている複数の側面を有していて、第1主面に設定されている発光素子搭載領域、第1主面から厚み内に設けられており、発光素子搭載領域の端部から側面に至る断面形状がV字状であるレンズ搭載溝、及びレンズ搭載溝に直交して、第1主面から厚み内に設けられている支持溝であって、底面、発光素子搭載領域側に位置する第1側面、及び第1側面に対向する第2側面を有していて、レンズ搭載溝によって第1部分及び第2部分に2区分されていて、支持溝の第1部分の第1側面又は第2側面のいずれか一方が底面の面積を狭める方向に傾斜を有する傾斜面とされて、傾斜面とレンズ搭載溝との第1境界線及び傾斜面と底面との第2境界線が交差する交差点を有している支持溝が設けられている基板を準備する。
出射光の出射端面を有している発光素子を準備する。
a)レンズ入射面及びレンズ入射面と対向するレンズ出射面を有しており、レンズ入射面及びレンズ出射面のいずれか一方又は双方が平坦面とされているレンズ、及びb)レンズと一体構成され、平坦面であるレンズ入射面又はレンズ出射面に平行な方向に延在し、支持部底面と支持部底面を挟んで対向する第1の側面及び第2の側面を有している柱状のレンズ支持部を有しているレンズ素子を準備する。
出射光の光軸とレンズ搭載溝の延在方向とを一致させて、発光素子を、基板の発光素子搭載領域に搭載する。
発光素子搭載領域に搭載される発光素子の出射端面にレンズ入射面を光軸がレンズ入射面に至るように対向させ、レンズ素子を、レンズ素子の幅方向の線分であって、レンズ入射面とレンズ出射面の中心を結ぶ当該線分の中心を通りレンズ素子の基板の第1主面に対して垂直に延在する軸を回転軸として回転させつつ傾斜面の表面を滑らせながら、レンズ支持部が第1境界線と第2境界線とが交差する交差点に、レンズ支持部の支持部底面と傾斜面と対向する第1の側面又は第2の側面とが画成する第1角隅が接触するまで移動させ、レンズの平坦面を光軸に対して非垂直として、レンズ素子をレンズ素子からの反射光が発光素子の出射端面に非入射となる角度で傾けてレンズ搭載溝に設ける。
このとき、レンズ素子をレンズ搭載溝に設ける工程は、レンズ素子を、傾斜面が設けられている側とはレンズ搭載溝を挟んで反対側に位置する第1部分又は第2部分の傾斜面とは同側の第1側面又は第2側面に、第1角隅の頂部が接触するまで回転移動させる。
また、レンズ素子をレンズ搭載溝に設ける工程は、レンズ素子を、傾斜面に対向する第1側面又は第2側面に、レンズ素子支持部の底面と傾斜面とは非対向の第1の側面又は第2の側面とが画成する第2角隅の頂部が接触するまで回転移動させる。
の発明の光モジュールの製造方法によれば、傾斜面を有するレンズ搭載溝を設けてある基板を用いて、レンズ素子をこのレンズ搭載溝の傾斜に沿って滑らせて搭載するので、レンズ素子の搭載位置、すなわち光軸に対するレンズ素子の入射面の傾きを、さらなる装置、工程を追加することなく、この搭載工程のみで決定することができる。
よって、製造コストの増大を招くことなく、レンズ素子の入射面が信号光の光軸に対して任意好適な角度で非垂直に傾けて搭載されている光モジュールを製造することができる。
この光モジュールの構成によれば、基板に傾斜面を有する支持溝を設けてあるので、より安定して、信号光の光路軸に対して非垂直にレンズ素子の入射面を傾けた状態を保つことができる。
その結果として、レンズ素子からの反射光が、光源である発光素子に戻り光として帰還するのを効果的に防止することができるので、この戻り光による発光素子の動作不良を効果的に防止することができる。よって、発光素子から出射される信号光の劣化を防止することができるため、光信号の伝送をより確実に行うことができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、図面には、この発明が理解できる程度に各構成成分の形状、大きさ及び配置関係が概略的に示されているに過ぎず、これによりこの発明が特に限定されるものではない。また、以下の説明において、特定の材料、条件及び数値条件等を用いることがあるが、これらは好適例の1つに過ぎず、従って、この発明は何らこれらに限定されない。
1.光モジュールの構成例
図1及び図2を参照して、この発明の光モジュールの構成例につき説明する。
図1(A)はこの発明の光モジュールを斜め上方から見た模式的な図であり、図1(B)は上面側から見た概略的な図である。
図2は、光モジュールの一部分、特に支持溝を拡大して示した部分拡大図である。
また、光モジュールの構成の説明において、適宜図3、図4及び図5を参照して、この光モジュールが具える基板及びレンズ素子の構成について説明する。
図3(A)はこの発明の光モジュールに適用して好適な基板を斜め上方から見た模式的な図であり、図3(B)は上方から上面を見た概略的な図である。
図4(A)は図3(A)に示したI−I’一点鎖線で切断した切り口を示す図であり、図4(B)は図3(A)に示したII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す図であり、及び図4(C)は図4(B)の点線で囲った領域Eを拡大して示した部分拡大図である。
図5(A)はこの発明の光モジュールに適用して好適なレンズ素子を示す模式図であり、図5(B)はレンズ素子の概略的な側面図であり、図5(C)はレンズ素子を上面側から見た上面図である。
この発明の光モジュール10は、レンズ素子40を支持溝26内で固定する点に特徴を有している。このとき、支持溝26内に固定されたレンズ素子40の入射面が入射光の光軸に対して非垂直となる位置に傾けられている点にさらなる特徴を有している。
なお、この発明の光モジュール10は、単体として、或いは既に説明した特許文献又は非特許文献に記載されているような光通信モジュールの一部として用いることができる。
図1(A)及び(B)に示すように、光モジュール10は、基板20を含んでいる。
ここで、基板20の構成について図3及び図4を参照して説明する。
基板20は、平坦面である第1主面20a及びこの第1主面20aに平行に対向する第2主面20bを有している。さらに基板20は、第1主面20a及び第2主面20bに挟まれている複数の側面を有している。すなわち基板20は平板状の部材である。
基板20は、好ましくはシリコン基板とするのがよい。基板20は後述するレンズ搭載溝及び支持溝の加工精度と光モジュールとしての光学的特性が確保できることを条件として任意好適な基板を選択することができる。
第1主面20aには発光素子搭載領域22が設定されている。この発光素子搭載領域22上には、発光素子60が搭載される。発光素子60は、この例では光通信に一般的に用いられている端面放射型の半導体レーザ素子である。
この発光素子搭載領域22は、搭載される発光素子60のサイズ、並びに選択される発光素子60及びレンズ素子40に適切な光路長を確保できる位置に設定される。
基板20にはレンズ搭載溝24が設けられている。レンズ搭載溝24は、第1主面20aから基板20の厚み内に至っている。すなわち、レンズ搭載溝24は第1主表面20a側に彫り込まれている。
このレンズ搭載溝24は、横断面形状がV字状の溝として直線的に構成してある。レンズ搭載溝24の深さ及びV字の角度は、例えば光学的に結合される光ファイバの径、組み合わされるレンズ素子40の特にレンズ42の径といった要素を勘案して任意好適な大きさとすることができる。
レンズ搭載溝24は、発光素子搭載領域22の端部から側面に至って設けられている。このレンズ搭載溝24の延在方向は、発光素子60が生成する信号光の光軸方向に一致している。換言すれば、発光素子60は、生成する信号光の光軸とレンズ搭載溝24の延在方向とが一致するように、発光素子搭載領域22に搭載されている。
ここで光軸とは、光束の主光線の方向を意味する。光束の主光線の方向とは、光束が光線で近似可能である場合の光線の延在方向を意味する。
基板20は、支持溝26を有している。支持溝26は、第1主面20a側に設けられていて、基板の厚み内に彫り込まれた溝として設けられている。
図3(A)及び(B)に示すように、支持溝26は、直線状の溝であって、レンズ搭載溝24に直交する方向に交差して延在している。また、この例では支持溝26の深さh1(図4(C)参照。)は、レンズ搭載溝24の最深部よりも浅く形成されている。
図2に示すように、支持溝26の延在長L1、幅L2、底面26c1及び26c2の幅は、レンズ素子40の搭載時に所定の傾きθ1を決定できることを条件として任意好適なものとすることができる。また、図4(C)に示す支持溝26の深さh1は、レンズ素子40の搭載時に、レンズ支持部44が支持溝26を乗り越えてしまわない程度、好ましくは例えばレンズ支持部の高さの1/4以上とすればよい。
支持溝26は、交差するレンズ搭載溝24により2つの部分領域、すなわち第1部分26Aと第2部分26Bとの2区分に分割される。図3(B)に示すように、この例では図面の紙面の上側が第1部分26A、下側が第2部分26Bである。
なお、これら第1部分26A及び第2部分26Bという名称は、説明の便宜上定義したに過ぎず、各部分の位置を固定することを目的としているものではない。
この支持溝26は四角形状の横断面形状を有している。すなわち、支持溝26は、平坦面である底面26c(第1部分26A側の第1底面26c1及び第2部分26B側の第1底面26c2)、発光素子搭載領域22側に位置する第1側面26a(第1部分26A側の第1側面26a1及び第2部分26B側の第1側面26a2)、この第1側面26aに対向する第2側面26b(第1部分26A側の第2側面26b1及び第2部分26B側の第2側面26b2)により画成されている。
支持溝26の第1側面26a、すなわち第1側面26a1、第1側面26a2、並びに第2側面26b、すなわち第2側面26b1及び第2側面26b2のいずれか1つは、詳細は後述するがレンズ素子40の基板20への搭載時に使用される傾斜面26Xとされている。この例では第2部分26B側の第2側面26b2を傾斜面26Xとする例を示してある。
傾斜面26Xが底面26cの垂線に対してなす角、すなわち傾斜角θ2は、レンズ素子40の基板20への搭載時に後述する傾きθ1が設定通りに決定できる範囲で任意好適な角度とすることができる。
この傾斜面26Xにより、支持溝26の第2部分26Bの底面26c2の面積は狭められることになる。
傾斜面26は、この傾斜面26とレンズ搭載溝24との境界線である第1境界線BL1、傾斜面26と底面26c2との第2境界線BL2により画成されている。これら第1境界線BL1及び第2境界線BL2は、交差点P1で交差している。
傾斜面26X以外の3側面が底面36cの垂線に対してなす角は、図2に示すレンズ素子40の支持溝26に対する傾きθ1が確保できることを条件として、任意好適な角度とすることができる。
この例では、第2側面26b1の傾きは0°、すなわち底面36cに対して垂直壁としてあり、第1側面26a1及び26a2は任意の傾きを有している。この場合の第1側面26a1及び26a2の傾きは、互いに等しい傾きを有していても異なる傾きを有していてもよい。
ここで基板20に設けられているレンズ搭載溝24及び支持溝26のサイズを例示すると、レンズ搭載溝24の幅Y1は128μm程度であり、支持溝26の全長L1は600μm、幅L2は150μm、高さ(深さ)h1は38μm、及び傾斜角θ2は10°程度とするのがよい(図2及び図4(C)参照。)。
図1(A)、(B)及び図2に示すように、光モジュール10はレンズ素子40を有している。
図5(A)、(B)及び(C)に示すように、レンズ素子40はレンズ42と、このレンズ42と一体構成されているレンズ支持部44を有している。
このレンズ支持部44は、平坦面であるレンズ入射面42a又はレンズ出射面42bに平行な方向に延在している略直線状の柱状部材である。このレンズ支持部44は取扱い部とも称され、レンズ素子40の基板20への搭載時に使用される。
レンズ支持部44は、この例では長方形状の支持部上面44aとこの支持部上面44aと対向している支持部底面44bと、この支持部底面44bを挟んで互いに対向する第1の側面44c及び第2の側面44dを有している。
この例では、この支持部底面44bから、円柱状のレンズ42の側面の一部分が蒲鉾状に突出している。
レンズ素子40はレンズ42を含んでいる。レンズ42は、レンズ入射面42a及びこのレンズ入射面42aと対向するレンズ出射面42bを有している。
この発明の光モジュール10に適用して好適なレンズ42は、レンズ入射面42a及びレンズ出射面42bのいずれか一方又は双方に平坦面を有するものが想定されている。
この例では、レンズ42は入射面42aが連続的な面構造による回折現象を利用する透過型の回折レンズとしてあり、かつ出射端面42bが平坦面とされている。
このレンズ素子40としては、例えばシリコンを材料としてウェハプロセスにより製造されるいわゆるシリコンマイクロレンズが適用して好適である。
レンズ素子40をシリコンマイクロレンズとした場合のサイズを例示すると、図5に示すように、径d2が125μmから250μm程度、レンズ支持部44まで含めた全長w1が500μmから800μm程度、幅w2が100μm程度、レンズ支持部44の高さh2は150μmから300μm程度である。
この例では、レンズ素子40は、レンズ搭載溝24の交差点P1である第1接触点P1、第2側面26b1の第2接触点P2及び第1側面26a2の第3接触点P3の3点に接触した状態で固定されている。
すなわち、レンズ素子40は、支持溝26の延在方向に対して、傾き角度θ1だけ傾けて搭載されている。
このレンズ素子40は、例えば従来公知の接着材、或いは半田ペーストを用い、常法に従ってレンズ搭載溝24内に接着される。
レンズ素子40側から見ると、傾斜面26Xとレンズ搭載溝24との第1境界線BL1及び傾斜面26Xと底面26c2との第2境界線が交差する交差点P1に、レンズ支持部44の支持部底面44bと傾斜面26Xと対向する側の側面、すなわちこの例では側面44dとが形成する角隅、すなわち第1角隅46aが接触している(図5参照。)。
また、レンズ素子40は傾斜面26Xが設けられている側とはレンズ搭載溝24を挟んで反対側に位置する第1部分26Aであって傾斜面26Xと同側の第1側面26b1に、第1角隅46aの頂部48aが接触して固定されている(図5参照。)。
なお、θ1については、入射面42a及び/又は出射端面42bが光軸に対して垂直となる位置を基準として第1主面20a内で時計回りに傾けた(回転させた)場合の角度を+(プラス)として示し、反時計回りに傾けた場合の角度を−(マイナス)として示す。
すなわち、レンズ素子40の傾き角度θ1がマイナスの場合には、対向する頂部が対向する側面26a1に接触する。
このように、少なくとも2点に接触させてレンズ素子40を支持溝26内に固定する構成とすれば、傾き角度θ1を確保しつつレンズ素子40の基板20への固定をより安定したものとすることができる。
さらに、レンズ素子40は、傾斜面26Xに対向する第1側面26a2に、レンズ素子支持部44の底面44bと傾斜面26Xとは非対向の第1の側面44cとが画成する第2角隅46bの頂部48bが接触している。なお、傾き角度θ1がマイナスの場合には、対向する頂部が対向する側面26b2に接触する。
このように、3点に接触させてレンズ素子40を支持溝26内に固定するレンズ素子40構成とすれば、傾き角度θ1の決定及びレンズ素子40の基板20への固定をより確実に行うことができる。
上述したように、レンズ素子40は、少なくとも交差点P1に接触した状態で固定されている。レンズ素子40は、好ましくは第1接触点P1及び第2接触点P2の2点で、より好ましくは第1接触点P1、第2接触点P2及び第3接触点P3の3点で基板と接触させる構成とするのがよい。
このようにレンズ素子40を搭載すると、レンズ42の入射面42a及び出射端面42bは、レンズ搭載溝24内に露出する。
上述したようにレンズ素子40のレンズ42の径d2が例えば125μmの場合には発光素子60の出射端面62からレンズ42のレンズ入射面42aまでの距離LAXは80μm程度、径d2が250μm程度の場合には出射端面62からレンズ入射面42aまでの距離LAXは160μm程度が想定されている(図1(B)参照。)
すなわち、図2に示すように、レンズ素子40は、平坦面である入射面42a及び出射端面42bのいずれか一方又は両方が光軸に対して非垂直となるよう、特に第1主面20a内で傾けて設けられている。
この傾き角度θ1は、発光素子60からの出射光が平坦面である入射面42a及び出射端面42bのいずれか一方又は両方により反射された反射光が、発光素子60の出射端面62に帰還してしまうのを防止することができる角度である。
この傾き角度θ1は、例えば反射結合効率を勘案して決定することができる。この反射結合効率(単位:デシベル、以下、dBと表す。)と傾き角度θ1(単位:度、以下、°と表す。)との関係について図6を参照して説明する。
なお、ここではレンズ42の径d2を125μmとし出射端面62からレンズ42のレンズ入射面42aまでの距離LAXを80μmとした例につき説明する。
図6に示すように、反射結合効率は、傾き角度0(ゼロ)°にピーク、すなわち反射結合効率が0dBとなる上に凸状の紡錘形のグラフとして表される。
反射結合効率は−34.7dB程度まで許容される。すなわち、傾き角度θ1は、レンズ素子40を透過する光信号の特性を損なわないことを条件として、±1°程度とするのがよい。
レンズ素子40を支持溝26の延在方向に対して非平行に傾けて、傾き角度θ1をこのように設定すれば、レンズ素子40からの反射光が発光素子60の出射端面62に非入射となるため、発振が不安定となる現象を効果的に防止し、かつレンズ素子40を透過する光信号の特性を許容範囲内に保ちつつ光信号を安定して伝送することができる。
2.光モジュールの製造方法
図7及び図8を参照して、上述した構成を有する光モジュール10の製造方法につき説明する。
図7(A)は、レンズ素子の基板への搭載を溝部の上面側からみた図であり、図7(B)は図7(A)のIII−III’線で切断した切り口の一部分を示す部分拡大図である。
図8は図7(B)につづく図である。
この光モジュールの製造方法における、発光素子60及びレンズ素子40の搭載工程は、従来公知の実装装置(ツール)を用いて実施することができる。この実装装置の構成についてはこの発明の要旨ではないので、実装装置の構成についての図示及び詳細な説明は省略する。
なお、この製造工程(実装工程)の説明においては、好適例として基板20をシリコン基板とし、レンズ素子40をシリコンマイクロレンズとし、及び発光素子60を端面放射型の半導体レーザ素子とする例を説明する。
まず、基板20を準備する。基板20は、既に説明したように、平板状の部材である。
基板20の第1主面20aには予め発光素子搭載領域22を設定しておく。基板20に設けられているレンズ搭載溝24及び支持溝26は、例えば常法に従うウェハプロセスにより極めて精度よく形成することができる。具体的には従来公知のレジストパターンを形成するためのフォトリソグラフィ工程及びこのレジストパターンをマスクとして用いるエッチング工程により、光路長、発光素子60及びレンズ素子40の光学的特性等を勘案して決定された所望のサイズ及び形状にパターニング形成すればよい。
また、出射光の出射端面を有している発光素子60、すなわちこの例では端面放射型の半導体レーザ素子を予め準備する。
さらに、レンズ素子40を準備する。このレンズ素子40は、既に説明したように、レンズ入射面42a及びレンズ出射面42bのいずれか一方又は双方が平坦面とされているレンズ42と、このレンズ42と一体構成されている柱状のレンズ支持部44を有している。
発光素子60を、基板20の発光素子搭載領域22に搭載する。このとき、発光素子60の底面には接着材又は半田ペースト等を塗布しておき、発光素子60の出射光の光軸とレンズ搭載溝24の延在方向とを一致させて搭載する。この搭載工程は、従来公知の実装装置(搭載ツール)により常法に従って実施することができる。
レンズ素子40をレンズ搭載溝24に搭載する。この搭載工程は、発光素子60の搭載に適用される実装装置と同一の装置により、かつ発光素子60の搭載と同時に実施することができる。
レンズ素子40を、図5(C)に示す回転軸Cで時計回り或いは反時計回りに回転可能なように、レンズ搭載溝24の直上に、かつ上面44aが第1主面20a及び支持溝26の底面26cに平行となるように実装装置により支持する。
なお、このレンズ素子40の基板20への搭載工程において、回転軸C自体は不動である。
次に、レンズ素子40を下降させて、第2部分26Bにおいて、レンズ素子40を着地点P0、すなわち傾斜面26X上に、この例では第1角隅46aが第2境界線BL2と平行となるように接触させる。傾斜面26Xが対向面26a2側に存在する場合には、第2角隅46bを接触させればよい。このとき、第1部分26A側の第1角隅46aは、支持溝26内である空間に他の構造とは非接触とされてとどまっている。
次いで、レンズ素子40をさらに回転軸Cの延在方向、すなわち第1主面20aに対して垂直に下降させる。
すると、レンズ素子40の第2部分26B側の第1角隅46aが傾斜面26Xの表面を滑りながら押され、レンズ素子40の第2部分26B側、すなわち第2頂部48bは回転軸Cを中心として矢印A方向に回転し、同時に第1部分26A側、すなわち第1頂部48aは矢印B方向に回転する。
この回転運動は、レンズ素子40の支持部底面44bが支持溝26の底面26cに接触した時点で終了する。このとき、少なくとも第1角隅46aは交差点P1に接触している。
この回転運動は、好ましくはさらに第1頂部48aが第2側面26b1に接触したすると同時に、すなわち第2接触点P2が生成すると同時に、さらに好ましくは、加えて第2頂部48bが第1側面26a2に接触すると同時に、すなわち第3接触点P3が生成すると同時に終了するようにするのがよい。
傾斜面26Xが設けられている側面とレンズ搭載溝24を挟んで同側である別の側面、すなわちこの例では第1側面26b1及び傾斜面26Xの対向面、すなわちこの例では第2側面26a2の形成位置には、最低でもレンズ素子40が角度θ1は回転できるだけの余裕を持たせる必要がある
以上のような工程により、レンズ素子40は、支持溝26内に、光軸がレンズ入射面42aに対向するように、レンズ42からの反射光が発光素子60の出射端面62に非入射となり、かつレンズ素子を透過する光信号が次段のデバイス等に確実に伝送される傾き角度θ1を有するように、すなわちレンズ42の平坦面が光軸に対して非垂直として搭載される。
ここで、図7及び8を参照して着地点P0につき説明する。
既に説明した傾き角度θ1は、レンズ素子40及び発光素子60の光学的特性に基づいて、レンズ素子40からの反射光が発光素子60に帰還せず、かつレンズ素子40を透過する信号光が次段のデバイスに確実に伝送される範囲で決定される。傾斜面26Xの傾斜角度θ2は任意角度とすることができ、また、レンズ搭載溝24の幅Y1及び支持溝26の深さh1は、適用されるレンズ素子10により決まる。
ここで第1主面20aに平行な方向にx軸をとり、第1主面20aに垂直な方向にy軸をとるものとする。角隅46aが境界線BL2上で着地点P0に接触した時点t0(図7参照。)から交差点P1に至る時点t1(図8参照。)までの移動量のx軸方向の成分をX1とし、y軸方向の成分をY2とする。すると、θ1、X1、Y1及びY2の関係は、下記式(1)のように表せる。
θ1=tan(X1/Y1)・・・(1)
また、X1については下記式(2)のように表せる。
X1=Y2×tanθ2 ・・・(2)
既に説明した基板20及びレンズ素子40の設計サイズ、設定される傾き角度θ1、並びにこれらの式に基づいて、着地点P0(の臨界点)を決定することができる。
X1が十分に大きければ、すなわち、算出された臨界点よりも着地点P0が高い位置にあれば、傾き角度θ1はこの工程により一義的に決まるが、算出された臨界点よりも着地点P0が低い位置にある場合には傾き角度θ1が設定値よりも小さくなってしまう。
このようにして決定されたパラメータに基づいて作成された基板20を用い、レンズ素子40をこの支持溝26の傾斜面26Xに沿って滑らせて搭載するので、レンズ素子40の搭載位置、すなわち光軸に対するレンズ素子のレンズ入射面42aの傾き角度θ1を、さらなる装置、工程を追加することなく、この搭載工程のみで精度よく形成することができる。
(A)はこの発明の光モジュールを上側から見た模式的な図であり、(B)は上面側から見た概略的な図である。 光モジュールの一部分を拡大して示した部分拡大図である。 (A)はこの発明の光モジュールに適用して好適な基板を上側から見た模式的な図であり、(B)は上面側から見た概略的な図である。 (A)は図3(A)のI−I’一点鎖線で切断した切り口を示す図であり、(B)は図3(A)のII−II’一点鎖線で切断した切り口を示す図であり、及び(C)は図4(B)の点線で囲った領域Eを拡大して示した部分拡大図である。 (A)はこの発明の光モジュールに適用して好適なレンズ素子を示す模式図であり、(B)はレンズ素子の概略的な側面図であり、(C)はレンズ素子を上面側から見た上面図である。 反射結合効率と傾斜角度との関係を示すグラフである。 製造方法の説明図(1)であり、(A)は、レンズ素子の基板への搭載を溝部の上面側からみた図であり、(B)は(A)のIII−III’線で切断した切り口の一部分を示す部分拡大図である。 製造方法の説明図(2)であり、図7(B)につづく模式図である。
符号の説明
10:光モジュール
20:基板
20a:第1主面
20b:第2主面
22:発光素子搭載領域
24:レンズ搭載溝
26:支持溝
26A:第1部分
26B:第2部分
26a(26a1、26a2):第1側面
26b(26b1、26b2):第2側面
26c:底面
26X:傾斜面
40:レンズ素子
42:レンズ
42a:レンズ入射面
42b:レンズ出射面
44:レンズ支持部
44a:上面
44b:支持部底面
44c:第1の側面
44d:第2の側面
46a:第1角隅
46b:第2角隅
48a:第1頂部
48b:第2頂部
60:発光素子
62:出射端面

Claims (4)

  1. 第1主面及び当該第1主面に対向する第2主面を有していて、前記第1主面に設定されている発光素子搭載領域、断面形状がV字状であるレンズ搭載溝、及び当該レンズ搭載溝に直交して設けられている支持溝であって、底面、前記発光素子搭載領域側に位置する第1側面、及び当該第1側面に対向する第2側面を有していて、前記レンズ搭載溝によって第1部分及び第2部分に2区分され、前記支持溝の前記第1部分の前記第1側面又は第2側面のいずれか一方が前記底面の面積を狭める方向に傾斜を有する傾斜面とされている前記支持溝が設けられている基板を準備する工程と、
    出射光の出射端面を有している発光素子を準備する工程と、
    a)レンズ入射面及び当該レンズ入射面と対向するレンズ出射面を有しており、当該レンズ入射面及び当該レンズ出射面のいずれか一方又は双方が平坦面とされているレンズ、及び
    b)当該レンズと一体構成されており、平坦面である前記レンズ入射面又は前記レンズ出射面に平行な方向に延在しており、支持部底面と当該支持部底面を挟んで対向する第1の側面及び第2の側面を有している柱状のレンズ支持部
    を有しているレンズ素子を準備する工程と、
    前記出射光の光軸と前記レンズ搭載溝の延在方向とを一致させて、前記発光素子を、前記基板の前記発光素子搭載領域に搭載する工程と、
    前記発光素子搭載領域に搭載される前記発光素子の前記出射端面に前記レンズ入射面を前記光軸が前記レンズ入射面に至るように対向させ、前記レンズ素子を、前記第1主面に垂直な回転軸で回転可能に支持し、該レンズ素子が前記底面に接触するまで前記傾斜面の表面を滑らせながら、前記回転軸を不動として、該回転軸を中心として回転させつつ移動させ、前記レンズの前記平坦面を前記光軸に対して非垂直として、前記レンズ素子からの反射光が前記発光素子の前記出射端面に非入射となる角度で、前記レンズ素子を前記支持溝の延在方向に対して非平行に傾けて前記レンズ搭載溝に設ける工程と
    を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  2. 第1主面及び当該第1主面に対向する第2主面、当該第1主面及び当該第2主面に挟まれている複数の側面を有していて、前記第1主面に設定されている発光素子搭載領域、前記第1主面から厚み内に設けられており、当該発光素子搭載領域の端部から前記側面に至る断面形状がV字状であるレンズ搭載溝、及び当該レンズ搭載溝に直交して、前記第1主面から厚み内に設けられている支持溝であって、底面、前記発光素子搭載領域側に位置する第1側面、及び当該第1側面に対向する第2側面を有していて、前記レンズ搭載溝によって第1部分及び第2部分に2区分されていて、前記支持溝の前記第1部分の前記第1側面又は第2側面のいずれか一方が前記底面の面積を狭める方向に傾斜を有する傾斜面とされて、当該傾斜面と前記レンズ搭載溝との第1境界線及び当該傾斜面と前記底面との第2境界線が交差する交差点を有している前記支持溝が設けられている基板を準備する工程と、
    出射光の出射端面を有している発光素子を準備する工程と、
    a)レンズ入射面及び当該レンズ入射面と対向するレンズ出射面を有しており、当該レンズ入射面及び当該レンズ出射面のいずれか一方又は双方が平坦面とされているレンズ、及び
    b)当該レンズと一体構成され、平坦面である前記レンズ入射面又は前記レンズ出射面に平行な方向に延在し、支持部底面と当該支持部底面を挟んで対向する第1の側面及び第2の側面を有している柱状のレンズ支持部
    を有しているレンズ素子を準備する工程と、
    前記出射光の光軸と前記レンズ搭載溝の延在方向とを一致させて、前記発光素子を、前記基板の前記発光素子搭載領域に搭載する工程と、
    前記発光素子搭載領域に搭載される前記発光素子の前記出射端面に前記レンズ入射面を前記光軸が前記レンズ入射面に至るように対向させ、前記レンズ素子を、前記レンズ素子の幅方向の線分であって、前記レンズ入射面と前記レンズ出射面の中心を結ぶ当該線分の中心を通り前記レンズ素子の前記基板の前記第1主面に対して垂直に延在する軸を回転軸として回転させつつ、前記傾斜面の表面を滑らせながら、前記レンズ支持部が前記第1境界線と前記第2境界線とが交差する前記交差点に、前記レンズ支持部の前記支持部底面と前記傾斜面と対向する前記第1の側面又は前記第2の側面とが画成する第1角隅が接触するまで移動させ、前記レンズの前記平坦面を前記光軸に対して非垂直として、前記レンズ素子を前記レンズ素子からの反射光が前記発光素子の前記出射端面に非入射となる角度で傾けて前記レンズ搭載溝に設ける工程と
    を含むことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  3. 前記レンズ素子を前記レンズ搭載溝に設ける工程は、前記レンズ素子を、前記傾斜面が設けられている側とは前記レンズ搭載溝を挟んで反対側に位置する前記第1部分又は前記第2部分の前記傾斜面とは同側の前記第1側面又は前記第2側面に、前記第1角隅の頂部が接触するまで回転移動させる工程であることを特徴とする請求項2に記載の光モジュールの製造方法。
  4. 前記レンズ素子を前記レンズ搭載溝に設ける工程は、前記レンズ素子を、前記傾斜面に対向する前記第1側面又は前記第2側面に、前記レンズ素子支持部の前記底面と前記傾斜面とは非対向の前記第1の側面又は前記第2の側面とが画成する第2角隅の頂部が接触するまで回転移動させる工程であることを特徴とする請求項2又は3に記載の光モジュールの製造方法。
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