JP4340250B2 - 光線治療器 - Google Patents

光線治療器 Download PDF

Info

Publication number
JP4340250B2
JP4340250B2 JP2005117335A JP2005117335A JP4340250B2 JP 4340250 B2 JP4340250 B2 JP 4340250B2 JP 2005117335 A JP2005117335 A JP 2005117335A JP 2005117335 A JP2005117335 A JP 2005117335A JP 4340250 B2 JP4340250 B2 JP 4340250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
treatment
visible light
irradiation
warning sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005117335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006288965A (ja
Inventor
拓生 嶋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005117335A priority Critical patent/JP4340250B2/ja
Publication of JP2006288965A publication Critical patent/JP2006288965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4340250B2 publication Critical patent/JP4340250B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

本発明は、近赤外線等の光線によって炎症性疼痛を緩解する光線治療器に関するものである。
赤外線照射が、血管を拡張させることで組織血流を増加させたり、抗炎症作用や鎮痛作用をもたらしたりすることはよく知られている。特に水、ヘモグロビン、メラニンに対する吸収が少ない近赤外線領域は、生体透過度に優れている。光源としては、広波長帯域で発光するハロゲンランプやカーボンアーク灯が従来用いられてきたが、近年は波長を狭帯域化した半導体レーザを用いた治療器や、より長寿命で小型軽量となる近赤外線発光ダイオードを用いた治療器が提案されるに至っている(例えば特許文献1〜3参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の赤外線治療器の発光源部分の構成を示す。フレキシブル基板101の上に複数の近赤外線発光ダイオード102が所定間隔をおいてパネル状に実装されている。各近赤外線発光ダイオード102の先端形状は、それぞれ丸型に形成されている。発光ダイオード102の先端が丸いのは、光の拡散を抑制するレンズとして集光するためと、先端を患部に押し付けることによって指圧効果をもたらすためである。これにより治療光の照射野を狭め、患部方向のみに効率的に照射できる構成である。
一方この種の光線治療器では、皮膚における熱傷等の傷害を起こさないように、皮膚温度上昇に応じて治療光の照射量を制御したり、治療効果を一定に保つよう治療器と患部との距離に応じて治療光の照射量を制御したりするものもあった。(例えば特許文献4〜6参照)。
赤外線治療器の外観形状は、プローブ把持部を手に持って、狭い範囲の患部に直接接触させて用いる手持ちタイプと、広い体表面範囲に非接触で照射するスタンドタイプが主流である。スタンドタイプの中には、治療光をレンズ集光後マニピュレータで先端部に導光し、高いパワー密度を得るものもある。
特開平11−192315号公報(図1〜図2) 特開2000−254241号公報(図3〜図4) 特開2003−159341号公報(図4) 特開平9−220291号公報(図1) 特開平10−5357号公報(図1) 特開平10−201861号公報(図1)
このような光線治療器は、深部組織に対する治療や治療効果の持続性等を求めて、年々高い出力パワーを持つものが現れているが、必ずしも十分な安全性が保たれているとは言えない。特に目に対する保護に関しては、保護メガネ(ゴーグル)の着用励行を謳う程度であり、万一保護メガネなしで治療光を凝視すると、網膜に損傷を与える危険性があった。皮膚に対する熱傷害は治癒可能な可逆反応である場合が多い一方、網膜に対する傷害は治癒し得ない非可逆反応となる場合が多い。
光源の種類のうち、直進性が極めて高いレーザは最も目に対するリスクが高いが、照射方向を絞った高指向性・皮膚接触型の発光ダイオード治療器や、極めて高い出力を有するランプ治療器でも、同様の課題を有している。
特に治療光が近赤外領域である場合、目には見えず、また遠赤外線のような熱感もほとんどないため、本当に治療光が照射されているのかどうか、治療光だけでははっきりしない。不用意に、あるいは照射方向や照射領域が正しいかどうかを確認するため、治療光が照射されている最中でも、至近距離から照射口を覗き込んでしまう危険性があった。
専門的知識を有する医師が定められた医療機関において、外部からの立ち入り制限や保護メガネの着用を含め、十分に安全管理を施した環境下で用いられる場合はともかく、一般家庭等において、専門的知識を有さない患者本人が自宅で患部にあてがって治療する場合や、子供をはじめ治療に無関係な人間が周囲に存在する場合、患者本人や周囲の人間が治療光を凝視してしまうリスクがあった。
本発明は、このように治療光が患者、施術者、周囲の人間の目に傷害を与えうる危険を低減する光線治療器を提供することを目的とする。
本発明の光線治療器は、上記課題を解決するために、近赤外線を含む治療光を照射する治療光出力手段と、可視光を照射する可視光出力手段と、前記治療光出力手段及び前記可視光出力手段を調光制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、少なくとも治療光出力手段による前記治療光照射直前または照射中に、前記可視光出力手段により前記可視光を繰り返し光量変化させて照射させることを特徴とする。
この構成によれば、治療光照射直前または照射中に可視光の光量を繰り返し変化させることにより、一定量以上のこの可視光が眼内に入ると縮瞳と呼ばれる対光反応を起こす。これはちょうどカメラのストロボ発光の前に予備発光させていわゆる「赤目」を軽減させる原理と同様に作用し、この可視光を見た患者または施術者の瞳孔径を絞らせることになる。また眩しい可視光の発光によって、直視を妨げるまばたき回避反応をも誘発する。つまりこの瞳孔径を絞らせたり、瞬きをする状態で、仮に保護メガネなしで治療光を見てしまっても、網膜に入射する光量は非常に少なくなるため、目に対する安全性が向上する。
以上の説明にも記したように、前記制御手段は、前記治療光出力手段による治療光の照射直前にも、前記可視光出力手段により前記可視光を繰り返し光量変化させて照射させる。それにより、縮瞳を早期に発生させて、より安全性を高めることができる。
また、前記可視光出力手段から照射される可視光は、前記治療光出力手段による治療光の照射方向と概略同一方向に照射され、治療光照射前に目標部位を特定するガイド光である構成とすることができる。この構成によれば、治療光とガイド光となる可視光は同一方向に照射されるので、注視線と治療光の照射角度が浅くなるにつれ可視光入射量も増える。つまりリスクが高まるにつれ瞳孔径を絞らせたり、眩しさによってまばたきさせたり視線を外させる安全作用も強まる。この可視光出力手段は、治療光照射前の治療光照射領域を特定するガイド光としても兼用できるため、安価に構成できる。
また好ましくは、前記可視光出力手段及び前記治療光出力手段は各々、1素子以上の発光ダイオード素子からなり、可視光の発光ダイオード素子と治療光の発光ダイオード素子が直列に接続され、治療光を発光させる際は可視光も発光させる。この構成によれば、万一断線故障等により可視光が出力されなくなった時は、同時に治療光も出力されなくなる。つまり治療光のみ出力されている状態で、思わず照射口を覗き込んでしまうといった危険が回避される。
また好ましくは、警告音送出手段と、治療光照射部位との距離を検出する測距手段とを備え、前記制御手段は、前記測距手段からの出力に応じて、前記警告音送出手段からの音量または警告音送出パターンを変化させ、あるいは前記可視光出力手段からの光量または発光パターンを変化させる。この構成によれば、例えば制御手段は治療光照射部位との距離が近づくにつれ警告音の音量や可視光の光量をさらに上げることによって、患者ないし施術者にその危険性を強調して自覚させることができる。
また好ましくは、警告音送出手段と、治療光照射部位の温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段からの出力に応じて、前記警告音送出手段からの音量または警告音送出パターンを変化させ、あるいは可視光出力手段からの光量または発光パターンを変化させる。この構成によれば、治療光照射によって皮膚温が上昇するにつれ警告音の音量や可視光の光量をさらに上げることによって、患者ないし施術者にその危険性を強調して自覚させることができる。患部への光線治療中、この警告音の音量や音送出パターン、可視光の光量や発光パターンを温度モニタとして活用することで、治療進行度合いのバロメータとして施術者に伝えることが出来る。あるいは低温火傷を回避する目安として用いることも出来る。音や光によって患者自身にも治療光照射に連動した適切なバイオフィードバックがかかり、治療の促進に寄与することが期待出来る。
上記の構成によれば、少なくとも治療光照射中に可視光の光量を繰り返し変化させることにより、縮瞳とよばれる対光反射反応あるいはまばたき回避反応を誘発するので、仮に保護メガネなしで治療光の方を見てしまっても網膜に入射する光量は非常に少なくなり、目に対する安全性が向上する。この瞳孔反応やまばたき回避反応は瞬時に反射的に行われるため、治療途中で体位を変えた時や、覚醒水準が低い状態で偶然患者の目に治療光が入射しようとした場合でも有効である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における光線治療器を側面から見た外観図であり、発光部周辺のみ断面で示す。発光源は、図2に示すように、治療光送出部1aおよび可視光送出部1bを一体化配置して構成されている。治療光送出部1aは、830nmの超高輝度近赤外線発光ダイオード素子のモジュールからなる。可視光送出部1bは、ガイド光となる630nmの超高輝度赤色発光ダイオード素子モジュールからなる。治療光送出部1aと可視光送出部1bの照射方向、照射野は概略一致しており、可視光送出部1bで照らし出された領域が治療部位に相当する。
発光源1は、TO−66等のハーメチックシールパッケージにマウントされている。この発光源1のパッケージは、自己発熱を外部へ効率よく放熱できるよう素子基板と熱結合している。ヒートシンク2は、発光源1に熱結合されており、発光源1の自己発熱を放散させる。発光源1は照射プローブの先端部近傍に配置されており、ヒートシンク2はプローブ筐体の一部となっている。ヒートシンク2はアルミニウムからなり、図示しないが小型冷却ファンが取り付けられている。ヒートシンク2後方部には、樹脂からなる握り部3が、ヒンジ4を介して接続されている。ヒンジ4には所定角度ごとにロックできる機構があるため、使用者は握り部3を持ったまま最適な角度位置で患部に治療光を照射できる。
握り部3には、治療光および可視光を入切するための操作スイッチ5が設けられている。握り部3の端部から電源コード6が引き出され、図示しないがAC100Vコンセント部分にACアダプタが備えられている。したがって、電源コード6を介しDC電源が本体装置に供給される。ACアダプタから供給されたDC電源は、握り部3に内蔵された制御部11(図1では概略位置のみ点線で示す)を介し、発光源1へ接続される。制御部11は操作スイッチ5の操作により通電され、発光源1を電流駆動することで、治療光ないし可視光の発光量または発光パターンを制御する。
発光源1の前面には集光レンズ7が配置され、発光源1からの治療光ないし可視光を集光し、前方へ所定のパワー密度を持たせる。発光源1から集光レンズ7を介して前方へ治療光ないし可視光を導くために鏡筒8が設けられている。鏡筒8は、内壁面にアルミ蒸着が施されている。9は、可視光〜近赤外線を透過する透明樹脂からなるキャップである。治療光の光軸は、キャップ9の中心線を貫き同心円状となっている。発光源1やその他活電部は、集光レンズ7、鏡筒8ないしヒートシンク2端面により防護され、キャップ9を外しても、使用者は触れられないようになっている。
鏡筒8の外側で照射対象となる患部を望む位置に、測距部12、および温度検出部13が取り付けられている。測距部12は、照射対象となる患部との距離を検出し、温度検出部13は、照射対象となる患部の表面温度を非接触で検出する。詳述しないが、測距部12、温度検出部13とも、発光源1から伝わる自己発熱の影響はキャンセルできるように構成されている。測距部12及び温度検出部13は、制御部11に電気的に接続され、制御部11は、測距部12から得られた患部との距離、温度検出部13から得られた患部の表面温度に基づいて、発光源1における治療光送出部1a及び可視光送出部1bへの発光制御を行なう。
またヒートシンク2の後方部には放熱通気用の穴が設けられており、その近傍にスピーカーからなる警告音送出部14(図1では概略位置のみ点線で示す)が設けられている。この警告音送出部14は制御部11に接続され、治療光または可視光送出の際に並行して駆動される。
図2は、本実施の形態における光線治療器のブロック図である。制御部11には入力信号として、操作スイッチ5、測距部12、および温度検出部13からの出力信号が供給される。制御部11、それらの信号に基づき、発光源1として一体化されている治療光送出部1a、可視光送出部1bの発光量の制御や、警告音送出部14の制御を行うように構成されている。
図3は、本実施の形態における光線治療器を構成する発光源1の構造を示す概念図である。発光源1は、基板上に面状に配列された表面実装型発光ダイオード素子である治療光LED10aおよび可視光LED10bからなり、それらが概略円形状に配置されている。治療光LED10aは、治療光送出部1aにおける波長830nmの治療光発光ダイオード素子モジュールを構成し、ここでは合計152個配置されている。また、可視光LED10bは、ガイド光となっている可視光送出部1bにおける波長630nmの発光ダイオード素子モジュールを構成し、ここでは合計32個配置されている。
各治療光LED10aおよび可視光LED10bの配置ピッチは、1mm以下である。ガイド光となる可視光用の可視光LED10bを中心付近に多く配置することで、治療光ビームの中心軸集中を緩和して、光強度の均一化を図るとともに、可視光の視認性を高め、照射ポイントを明確に示す効果が得られる。治療光LED10aと可視光LED10bは、同一形状、同一視野特性を有しており、それぞれ同心円状に均等割付されている。そのため、治療光とガイド光となる可視光は、光軸かつ全周方向に対しほぼ均一に放射される。パターン配線回路上は、近傍領域ごと8ブロックに分け、19個の治療光LED10aと4個の可視光LED10bを1組として直列接続し、このブロックを8系統並列接続した回路構成となっている。
図4は、発光源1及び制御部11の出力制御系の概略回路構成を示す図である。制御部11の出力制御部分は、電流源15、17、治療光用電流制御回路16、および可視光用電流制御回路18を備えている。治療光用電流制御回路16と可視光用電流制御回路18は、マイクロコンピュータからなる判定部19に接続されている。判定部19には、図2に示した測距部12、および温度検出部13からの出力信号が供給される。また図示しないが、判定部19の出力に基づき、警告音送出部14の制御が行われる。
治療光送出部1aには、19個の治療光LEDが直列接続された治療光LEDアレイ20が8系列配置されている。可視光送出部1bには、4個の可視光LEDが直列接続された可視光LEDアレイ21が8系列配置されている。発光源1には、治療光送出部1aと可視光送出部1bに加えて、8系列のダイオードアレイ1cが設けられている。
治療光LEDアレイ20のアノード端子22には、治療光電流制御回路16が接続されている。治療光LEDアレイ20のカソード端子23は、可視光LEDアレイ21のアノード端子24と接続されるとともに、ダイオードアレイ1cを構成するダイオードのカソードと接続されている。ダイオードアレイ1cのアノードコモン端子には、可視光用電流制御回路18が接続されている。可視光LEDアレイ21の各々のカソード端子25は、GNDに接続されている。
以上のように、発光源1に通電する経路は2種類あり、それぞれ1方向にしか電流は流れず、いずれもGNDと表記した帰還路側へのみ電流が流れ得る構成である。すなわち、電流源15から治療光用電流制御回路16を介して、治療光LEDアレイ20と可視光LEDアレイ21の両者に通電させる経路と、電流源17から可視光用電流制御回路18、ダイオードアレイ1cを介して、可視光LEDアレイ21のみに通電させる経路の2種類である。
治療光電流制御回路16を駆動した場合は、可視光電流制御回路18を駆動していなくても、治療光LEDアレイ20と同じ電流が可視光LEDアレイ21にも流れるため、治療光のみが発光することはない。治療光電流制御回路16や可視光電流制御回路18の制御系に何らかの故障を生じた場合でも、常に可視光側が優先的に発光するか両者とも発光しないような動作となるため、故障と勘違いして、間近に治療光が発光している発光源1を覗き込んでしまう危険が大幅に低減される。
また万一特定素子の系列で断線が生じた場合でも、赤外線領域の治療光LEDアレイ20と可視光LEDアレイ21が直列接続されているため、部品故障箇所の特定が容易となる。また、多数個の素子を直列接続することで、各系統へ流す電流が均一化され、輝度ムラが生じ難くなる効果も得られる。
図5は、基本的な治療光と可視光の動作パターンを示すタイムチャートである。(a)は操作スイッチ5のオン、オフの状態、(b)は警告音の発音状態、(c)は可視光の発光状態、(d)は治療光の発光状態を示す波形図である。
操作者が操作スイッチ5を押したとき、意図的な操作と認識するまでの所定時間、例えば0.5秒間は、不感帯として動作しない。これにより、意図せずに何か物が当たっただけの場合や、汚れを拭き取ろうとして不用意に操作スイッチ5に短時間触れただけでは、反応しないようにしている。そのまま操作スイッチ5を押し続けていると、警告音送出部14からピピピと短時間の治療光照射前警告音を送出するとともに、可視光送出部1aから極めて短時間のストロボ状の発光を、所定時間だけ繰り返す。発光ダイオードは、所定の熱負荷範囲内であれば、大電流をパルス発光させることが可能である。
この照射警告時間中に治療部位を特定し、よければそのまま操作スイッチ5を押し続けていることで、(d)に示すように、治療光送出も開始される。治療光照射中の警告音は、ピーピーという低周期の警告音に変わり、治療光非照射である照射準備期間の警告音と区別できる。もし操作スイッチ5から手を離せば、いつでも即座に警告音も可視光も停止する。図4に示した治療光電流制御回路16は、治療光送出部1aと可視光送出部1bの両者に同一電流のCW連続照射成分を印加し、可視光電流制御回路18は、このCW連続照射成分に加えて、ストロボ状のパルス成分を可視光送出部1bのみに重畳させる。
ストロボ状の可視光が眼内に入ると縮瞳と呼ばれる対光反応を起こし、この可視光を見た患者または施術者の瞳孔径を絞らせる。また眩しい可視光の発光によって、直視を妨げるまばたき回避反応をも誘発する。つまりこの状態で、仮に保護メガネなしで治療光を見てしまっても、網膜に入射する光量は非常に少なくなるため、目に対する安全性が向上する。このストロボ状可視光が弱まるか消失すると、逆に瞳孔径は大きくなる(散瞳する)ため、可視光電流制御回路18は、照度変化に対する瞳孔径の反応時間に対応して、連続間欠的に可視光を発光させ続けるように構成される。図5の治療光駆動電流(d)は、所定時間経過後は、定常状態で出力される場合について示されているが、パルス的に出力される場合であっても、治療光の照射直前または、照射中に可視光が出力されることにより、縮瞳を起こすことで、危険を低減することができる。
次に測距部12の出力信号に基づく制御部11の動作について説明する。測距部12による測距方式には、例えば、検出対象の色や反射率に影響され難く、検出の精度が高い反射光学式を用いる。測距部12は、治療光とは異なる波長を有する赤外線を投光し、三角測量の原理を用いて、受光素子PSD上での反射光の位置を測定することで、検出対象である患部までの距離を測定する。制御部11は、判定部19に供給された測距部12の出力信号に基づいて、治療光照射部位となるこの患部と照射口との距離が近づくにつれ、警告音の音量および可視光のストロボ状パルス電流のピーク値を増加させる。つまり、警告音の音量や可視光のストロボ状パルス電流のピーク値は、患部に照射される治療光の、単位面積あたりのパワー密度に対応するように設定される。これにより、警告音の音量や可視光のストロボ状パルス電流のピーク値の増加により、目に対する危険性をより強調して喚起自覚させるとともに、意図どおりの患部治療の場合も、確実に治療光の照射状態を患者に判り易く明示することができる。
次に、温度検出部13の出力信号に基づく制御部11の動作について説明する。温度検出部13は、サーモパイルおよびサーミスタを備えた放射温度計により構成され、照射対象となる患部の表面温度を非接触で検出する。人間の熱反応特性には個人差があるが、蛋白変性が生じる42℃以上では注意が必要となる。一般的に低温火傷に至るリスクは、温度と時間の積で定められる。44℃では6時間、45℃では3時間、46℃では1.5時間というように、1℃の温度上昇ごとに火傷となるまでの時間は半減することが知られており、51℃では2〜4分で火傷となる。
そこで制御部11は治療光照射中、温度検出部13により患部となる皮膚表面温度を常時監視しておき、判定部19に供給された温度検出部13の出力信号に基づいて、検出温度の上昇に従い、可視光送出部1bにおける発光光量と、警告音送出部14における警告音の音量を増大させる。また所定温度、例えば47℃以上の場合、前述の温度−時間危険カーブに所定安全係数をかけた点を通過した際に、治療光送出部1aにおける発光光量を減少させる。さらに高い所定温度、例えば50℃の場合は、治療光送出部1aからの発光を下げるとともに、照射禁止状態を示すように、照射準備中や本照射中とは異なる「ビー」といった連続警告音を警告音送出部14から送出させる。
一般の治療では、光線治療照射が進むにつれて所定のカーブに従って患部の皮膚温度が上昇する。上述の警告音の音量をまさに皮膚温度モニタとして、治療の進行を患者本人がより強く自覚出来るため、温熱皮膚感覚が麻痺している患者にも適切なバイオフィードバックがかかり、治療の促進に寄与することが期待出来る。本実施の形態の構成では、安全面も考慮し、患部に照射口を接触させて光線治療することを基本としているため、治療中に可視光を観察し得ないが、温度モニタに対応した表示部を別途設けておけば、より正確に患者に皮膚温度を示すことも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、制御部11の動作により、治療光照射直前または治療光照射中に可視光送出部1bがストロボ状の発光を繰り返すため、この可視光が眼内に入った場合は、縮瞳と呼ばれる対光反応を起こす。あるいはこの眩しい可視光の発光によって、直視を妨げるまばたき回避反応をも誘発する。つまりこの状態で、仮に保護メガネなしで治療光を見ても、網膜に入射する光量は非常に少なくなるため、目に対する安全性が向上する。
また治療光送出部1aとガイド光となる可視光送出部1bは、同一の発光ダイオード素子モジュール基板上の同一光軸中心に均等配置されて、発光源1を形成しているため、治療光の目への入射角度が浅く、あるいは入射距離が近くなって目に対する傷害の危険性が高まるほど、対光反応やまばたき回避反応といった安全性も高まるようになる。
また治療光LEDアレイ20と可視光LEDアレイ21が直列接続され、治療光LEDアレイ20のみの通電はなされない一方、可視光LEDアレイ21のみへは単独通電ないし電流重畳が出来る回路構成としたため、可視光のみ出力されないといった故障は生じなくなる。つまり治療光のみ出力されている状態で、思わず照射口を覗き込んでしまうといった危険が回避される。
また測距部12による測距結果に応じて、治療光照射部位との距離を警告音の音量や可視光の光量で知らせることで、患者ないし施術者にその危険性を強調して自覚させることができる。
さらに温度検出部13による検出結果に応じて、治療光照射部位である患部皮膚温を警告音の音量や可視光の光量で知らせることで、患者ないし施術者に低温火傷を回避する目安として自覚させることができる。この温度モニタ情報を治療進行度合いのバロメータとして施術者に伝えることも出来る。通常の治療中は、測距部12による測距結果に基づく治療光の照射パワー密度や、温度検出部13による患部皮膚温度を音や光で患者自身にも知らせることで、患部の温熱感覚以外に適切なバイオフィードバックがかかり、治療の促進に寄与することも期待出来る。
なお、上記実施の形態において、操作スイッチ5では発光源1を入切する機能を有するものとしたが、強・中・弱という出力切り替えの機能を有するようにしてもよいし、連続的に治療光出力を可変させる機能を有する構成としてもよい。治療光の照射前準備段階と本照射中とを、このスイッチの半押し状態から本押し状態で確定するような2段スイッチで構成してもよい。
また治療光送出部1aの発光をCW定電流としたが、間欠パルス駆動としてピーク出力をさらに多くしてもよい。平均出力やピーク出力値、間欠出力の時間間隔あるいは周波数を揺らがせてもよい。
また光源1の種類は発光ダイオードに限るものではない。狭帯域の単一波長ではなく、例えばキセノン灯のように多波長成分を含んでいてもよい。上記実施の形態では治療光波長を830nm、可視光波長を630nmとしたが、これに限定されるものでもない。治療光波長が可視光領域の400nm〜700nmに及ぶ光源、あるいは可視光領域そのものの光源でもよい(可視領域の赤色光も、疼痛緩解や血流改善に寄与することが知られている。)。広帯域を有する光源にバンドパス光学フィルタをかけることで狭帯域化させたり、治療光成分とガイド光としての可視光成分を取り出したりする構成でもよい。
上述の実施の形態では、治療光の発光ダイオード素子を152個、ガイド光の発光ダイオード素子数を32個としたがこれに限るものではない。より多数の発光ダイオード素子を組み合わせてもよいし、並列接続した系列ブロックごとに点灯素子を時分割で切り替えながら、間欠パルス駆動してもよい。より多くの波長素子を組み合わせてもよい。
系列ブロックごとの光度ないし輝度をより均一化させるために、個別の制限抵抗を備えて調整してもよい。ダイオードアレイ1cにおける8個のダイオードを可視光LEDとしてもよい。
一般的に知られている目の嫌悪反応(まばたき反応)時間0.25秒に対応させて、可視光と治療光を交互に発光させてもよい。
皮膚温度上昇時の治療光光量制限は、照射開始後の上昇カーブに応じて学習し、患者ないし患部ごと適正な照射量を算出し照射してもよい。温度検出部13と測距部13とを組み合わせて、照射位置が変動ないし患部から照射口が離脱したことを検出し、温度検出動作を一時停止させるなどしてもよい。
別途室内の照度検出部を設け、暗い部屋では使用出来ないか、あるいは治療光の光量制限をかけるように構成してもよい。筐体の一部、全体あるいは別設部分に可視光出力部と等価な照明部を備え、本実施の形態の治療器の周囲全体を明るく照らし出すことで、同様の安全性向上効果を得てもよい。
警告音は単に音量を増減させるのではなく、音色や周波数あるいはメロディ種類を変え構成としてもよい。またこの警告音は必ずしも注意を喚起するためだけの不快な音である必要はない。むしろ音量や音色の変化によって、検出対象の状態変化を明瞭に示すものである方が好都合となる。
ヒートシンク2は、筐体外部に露出するようにしたが、その外側にカバーを設け、使用者が温度上昇するヒートシンク2に直接触れられないようにしてもよい。小型冷却ファンではなく、ペルチェ素子を取り付け電子冷却してもよい。電源10も、筐体の中に含めてよい。患部へ向けて照射されるガイド光とは別に、動作状態を示す表示や音を付加してもよい。最大治療時間を規定するタイマーを設けてもよい。キャップ9が皮膚に接触した時のみ光照射できるよう、先端部に電気的ないし機構的タッチセンサを設けてもよい。
筐体の形状も、図1に示したような握り部を持つプローブ一体構造でなく、自立スタンド型でもよい。ヒンジ4は1箇所ではなく、多数箇所化したり、フレキシブルに全周方向に曲げられるようにしてもよい。伸縮できるようにしてもよい。装置全体を、ハンディ型ではなく、床上や机上に設置できる形状とし、フレキシブル管や蛇腹あるいはマニピュレータによって照射方向を変えられる構造としてもよい。非接触照射を前提とし、机上に固定できるよう別途保持アームを備えてもよい。
本発明にかかる光線治療器は、治療光の照射前または照射中に可視光の光量を繰り返し変化させて、縮瞳とよばれる対光反射反応やまばたき回避反応を誘発することで、目に対する安全性を向上させる効果を有し、近赤外線等の治療光で炎症性疼痛を緩解する治療器として有用である。
本発明の実施の形態における光線治療器の要部断面を含めた外観図 同光線治療器の回路構成を示すブロック図 同光線治療器における発光源の発光ダイオード素子の配列を示す概念図 同光線治療器における発光源及び制御部の概略回路構成図 同光線治療器における基本的な治療光と可視光の動作パターンを示すタイムチャート 従来例の光線治療器における発光源の構成を示し、(a)は平面図、(b)は断面図
符号の説明
1 発光源
1a 治療光送出部
1b 可視光送出部
2 ヒートシンク
3 握り部
4 ヒンジ
5 操作スイッチ
6 電源コード
7 集光レンズ
8 鏡筒
9 キャップ
10a 治療光LED
10b 可視光LED
11 制御部
12 測距部
13 温度検出部
14 警告音送出部
15、17 電流源
16 治療光用電流制御回路
18 可視光用電流制御回路
19 判定部
20 治療光LEDアレイ
21 可視光LEDアレイ
22、24 アノード端子
23、25 カソード端子
101 フレキシブル基板
102 発光ダイオード

Claims (6)

  1. 近赤外線を含む治療光を照射する治療光出力手段と、可視光を照射する可視光出力手段と、前記治療光出力手段及び前記可視光出力手段を調光制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、少なくとも治療光出力手段による前記治療光照射直前または照射中に、前記可視光出力手段により前記可視光を繰り返し光量変化させて照射させることを特徴とする光線治療器。
  2. 前記制御手段は、前記治療光出力手段による治療光の照射直前に、前記可視光出力手段により前記可視光を繰り返し光量変化させて照射させる請求項1に記載の光線治療器。
  3. 前記可視光出力手段から照射される可視光は、前記治療光出力手段による治療光の照射方向と概略同一方向に照射され、治療光照射前に目標部位を特定するガイド光である請求項1記載の光線治療器。
  4. 前記可視光出力手段及び前記治療光出力手段は各々、1素子以上の発光ダイオード素子からなり、可視光の発光ダイオード素子と治療光の発光ダイオード素子が直列に接続され、治療光を発光させる際は可視光も発光させることを特徴とする請求項1記載の光線治療器。
  5. 警告音送出手段と、治療光照射部位との距離を検出する測距手段とを備え、前記制御手段は、前記測距手段からの出力に応じて、前記警告音送出手段からの音量または警告音送出パターンを変化させ、あるいは前記可視光出力手段からの光量または発光パターンを変化させる請求項1記載の光線治療器。
  6. 警告音送出手段と、治療光照射部位の温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検出手段からの出力に応じて、前記警告音送出手段からの音量または警告音送出パターンを変化させ、あるいは可視光出力手段からの光量または発光パターンを変化させる請求項1記載の光線治療器。
JP2005117335A 2005-04-14 2005-04-14 光線治療器 Active JP4340250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005117335A JP4340250B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 光線治療器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005117335A JP4340250B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 光線治療器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006288965A JP2006288965A (ja) 2006-10-26
JP4340250B2 true JP4340250B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=37410198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005117335A Active JP4340250B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 光線治療器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4340250B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020184365A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 シャープ株式会社 美顔器

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010090287A1 (ja) * 2009-02-06 2010-08-12 キュテラ アイエヌシー. 腫瘍治療装置
KR101374286B1 (ko) 2013-01-11 2014-03-14 주식회사 제이시스메디칼 의료용 레이저 조사기
CN107106865B (zh) * 2014-12-10 2020-11-20 麦迪科伦斯公司 手持式弱激光设备和弱激光束产生方法
KR101984931B1 (ko) 2017-12-08 2019-06-03 주식회사 루트로닉 의료용 레이저 장치
JP2021036352A (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社システック 死角人又は車存在検出容易化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020184365A1 (ja) * 2019-03-12 2020-09-17 シャープ株式会社 美顔器
CN113557056A (zh) * 2019-03-12 2021-10-26 夏普株式会社 美容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006288965A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2461868B1 (en) Handheld low-level laser therapy apparatus
JP4340250B2 (ja) 光線治療器
JP4224102B2 (ja) 脳に対する光線療法を提供するための装置及び方法
US8172834B2 (en) Portable handheld illumination system
US8454669B2 (en) Device for UV photo-therapy
JP6927881B2 (ja) 眼の疾患を手当てするシステムおよび方法
US20040015158A1 (en) Transilluminator device
US20080103560A1 (en) Ultraviolet indicator light therapy device
US20080091250A1 (en) Light therapy desk lamp
JP2013541990A5 (ja)
KR20160139108A (ko) 광 조사장치
EP2368599A1 (en) Hair growth device
US11318048B2 (en) Methods and systems for large spot retinal laser treatment
US20170035506A1 (en) Laser Diode Package Arrangement with Interchangable Tip
EP3246069B1 (en) Improved medical device for laser therapy
JP2011194172A (ja) 美容装置
JP6586597B2 (ja) 眼科検査装置
KR101918085B1 (ko) 병원용 조명시스템
CN207962172U (zh) 医用灯头及治疗仪、医用探照灯
CN117582609B (zh) 一种紫外光疗系统及其使用方法
TWI285124B (en) Portable photon dosage-adjusting device and the adjusting method thereof
RU2808478C2 (ru) Системы и способы для лечения болезней глаз
CN216571244U (zh) 一种激光治疗仪
KR20230034315A (ko) 안구 레이저 치료를 위한 시스템, 방법 및 장치
TWI287462B (en) Phototherapy treatment system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090611

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4340250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250