JP2011194172A - 美容装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】美容装置において、電極間の短絡を検知することにある。
【解決手段】RF電極21,22が短絡して回路25に過電流が発生した場合、制御装置11によってRF発信機15からの高周波電流の供給が停止される。過電流、すなわち短絡の発生の有無は、電流センサ24を通じて取得されるRF発信機15及びRF電極21,22間の電流と、メモリ11aに記憶されるしきい値との比較により検知される。しきい値は、短絡時に生じる過電流を基準とした電流値に設定されている。具体的には、電流センサ24を通じて取得される電流がしきい値以上の場合には、短絡状態であると検知されて、高周波電流の供給が停止される。このため、過電流による不安定な動作状況が迅速に解消される。
【選択図】図1
【解決手段】RF電極21,22が短絡して回路25に過電流が発生した場合、制御装置11によってRF発信機15からの高周波電流の供給が停止される。過電流、すなわち短絡の発生の有無は、電流センサ24を通じて取得されるRF発信機15及びRF電極21,22間の電流と、メモリ11aに記憶されるしきい値との比較により検知される。しきい値は、短絡時に生じる過電流を基準とした電流値に設定されている。具体的には、電流センサ24を通じて取得される電流がしきい値以上の場合には、短絡状態であると検知されて、高周波電流の供給が停止される。このため、過電流による不安定な動作状況が迅速に解消される。
【選択図】図1
Description
この発明は、美容装置に関する。
従来、パルス光を肌に照射するとともに、低周波電流又は高周波電流を肌に供給する美容装置が知られている。この美容装置を使用することで、パルス光によって肌の細胞を活性化させるとともに、低周波電流又は高周波電流によって肌を引き締める美容効果がある。
上記原理を利用した装置として、例えば、特許文献1に記載の構成が公知である。なお、この文献における装置は治療を目的とした治療装置であるが、パルス光及び低周波電流により上述した美容効果を奏することができる。図13に示すように、装置の探触子であるプローブ100は、その内部に設けられるパルス光源102と、肌に直接押し当てられる透明電極101とを備える。プローブ100は2つ1組で構成される。両透明電極101が肌に当てられることで、両透明電極101を介して装置からの低周波電流が体内に供給される。また、パルス光源102から照射される光は透明電極101を介して肌に照射される。本構成によれば、パルス光及び低周波電流による美容効果が同時に得られる。
また、例えば、特許文献2に示される美容装置は、両電極が単一のプローブに配設されている。これにより、電極間距離を小さくできるため、肌の局部に低周波電流を供給することができる。
ところで、電極間距離と電流の深達度との間には比例関係があることが知られている。ここで、深達度とは、皮膚の表面(肌面)を基準とした電流が体内に流れる最大の深さをいう。すなわち、電極間距離が大きくなるにつれて皮膚の表皮、真皮、皮下脂肪、さらには皮膚の下層の筋肉と順に深い部分まで電流が到達する。ここで、美容効果をより向上させるためには、筋肉より浅い部分である皮膚に重点的に電流を供給する必要がある。また、皮膚においても比較的浅い部分、すなわち、表皮や真皮に高周波電流を供給することで、有効に真皮のコラーゲンを収縮させて、肌を引き締めることができる。このように、浅い部分に電流を供給したいという要望があるものの、電極間の距離を近づけて美容装置を構成した場合、両電極が短絡する可能性が高まる。具体的には、電極間の距離が近いため、プローブを肌に押し当てる際に、ユーザが装着するネックレスや腕時計等の金属が両電極に接触し易くなる。両電極の接触を通じて両電極が短絡した場合、美容装置の内部回路に過電流が発生する。このように、過電流が発生した場合であっても、それを知ることはできなかった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電極間の短絡を検知することができる美容装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段について説明する。
第1の発明は、皮膚との接触を介して皮膚に電流を供給する複数の電極と、前記電極への電流の供給を制御する制御装置と、前記電極に供給される電流を検出する電流センサと、を備え、前記制御装置は、前記電流センサによって検出される電流が、前記電極の短絡発生の有無を判断する際の基準として設定されるしきい値以上のとき前記電極が短絡状態である旨検知することをその要旨としている。
第1の発明は、皮膚との接触を介して皮膚に電流を供給する複数の電極と、前記電極への電流の供給を制御する制御装置と、前記電極に供給される電流を検出する電流センサと、を備え、前記制御装置は、前記電流センサによって検出される電流が、前記電極の短絡発生の有無を判断する際の基準として設定されるしきい値以上のとき前記電極が短絡状態である旨検知することをその要旨としている。
第2の発明は、前記制御装置は、短絡状態である旨検知したとき、前記電極への電流の供給を停止することをその要旨としている。
第3の発明は、前記複数の電極と同一面上において、互いに隣り合う1対の電極間に配設される絶縁部材を備え、前記絶縁部材は、前記面に直交する方向における高さが前記電極に比べて大きく、かつ、前記面に直交する方向からみて前記両電極における前記絶縁部材側の両側面にて形成される線を2辺とする4辺形を2分する位置に設けられることをその要旨としている。
第3の発明は、前記複数の電極と同一面上において、互いに隣り合う1対の電極間に配設される絶縁部材を備え、前記絶縁部材は、前記面に直交する方向における高さが前記電極に比べて大きく、かつ、前記面に直交する方向からみて前記両電極における前記絶縁部材側の両側面にて形成される線を2辺とする4辺形を2分する位置に設けられることをその要旨としている。
第4の発明は、前記電極の背面側から光を皮膚に照射する光源を備え、前記電極は透明電極であることをその要旨としている。
第5の発明は、前記電極は各電極間距離が異なる複数の距離となる位置に3つ以上配置され、前記制御装置は、前記複数の電極のうち少なくとも2つの電極に電流を供給することをその要旨としている。
第5の発明は、前記電極は各電極間距離が異なる複数の距離となる位置に3つ以上配置され、前記制御装置は、前記複数の電極のうち少なくとも2つの電極に電流を供給することをその要旨としている。
第6の発明は、前記複数の電極及びそれらが配置される設置部材を備えるとともに、同設置部材を介して前記美容装置の本体に対して着脱可能に取り付けられる電極ユニットを備えたことをその要旨としている。
第7の発明は、前記光源は、キセノンフラッシュ、LED及びハロゲンランプのうち少なくとも1つであることをその要旨としている。
本発明によれば、美容装置において、電極間の短絡を検知することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第1の実施形態について図1〜図5を参照して説明する。本例における美容装置では、パルス光及び高周波電流を皮膚に与えることで美容効果が得られる。
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第1の実施形態について図1〜図5を参照して説明する。本例における美容装置では、パルス光及び高周波電流を皮膚に与えることで美容効果が得られる。
まず、美容装置におけるパルス光に関する構成について説明する。
図1に示すように、美容装置は、制御装置11と、光源用照射回路13と、光源14とを備える。制御装置11は、光源用照射回路13に制御信号を出力する。この光源用照射回路13は、制御信号に基づき、バッテリ(内部電源)からの電力を光源14へ供給する。光源14は電力が供給されることで発光する。本例では、光源14は、キセノンフラシュを採用している。キセノンフラシュでは皮膚の浅い部分(表皮)を温めるとともに、同部分の細胞を活性化させる効果が得られる。なお、本例では、皮膚に悪影響を及ぼすとされる400nm以下の波長の光は光学フィルタ(図示略)でカットされる。
図1に示すように、美容装置は、制御装置11と、光源用照射回路13と、光源14とを備える。制御装置11は、光源用照射回路13に制御信号を出力する。この光源用照射回路13は、制御信号に基づき、バッテリ(内部電源)からの電力を光源14へ供給する。光源14は電力が供給されることで発光する。本例では、光源14は、キセノンフラシュを採用している。キセノンフラシュでは皮膚の浅い部分(表皮)を温めるとともに、同部分の細胞を活性化させる効果が得られる。なお、本例では、皮膚に悪影響を及ぼすとされる400nm以下の波長の光は光学フィルタ(図示略)でカットされる。
次に、美容装置における高周波電流に関する構成について説明する。
図1に示すように、美容装置は、RF(Radio Frequency)発信機15と、一対のRF電極21,22と、電流センサ24と、を備える。制御装置11は、RF発信機15に制御信号を出力する。RF発信機15は、制御信号に基づき、図示しないバッテリからの直流電流を高周波電流(交流電流)に変換するとともに、変換した高周波電流をRF電極21,22へ供給する。なお、RF電極21,22はITO(Indium Tin Oxide)で形成された透明電極が採用されている。
図1に示すように、美容装置は、RF(Radio Frequency)発信機15と、一対のRF電極21,22と、電流センサ24と、を備える。制御装置11は、RF発信機15に制御信号を出力する。RF発信機15は、制御信号に基づき、図示しないバッテリからの直流電流を高周波電流(交流電流)に変換するとともに、変換した高周波電流をRF電極21,22へ供給する。なお、RF電極21,22はITO(Indium Tin Oxide)で形成された透明電極が採用されている。
RF電極21,22が肌に当てられたとき、皮膚がRF電極21,22間を接続する電気的抵抗となる。これにより、RF発信機15及びRF電極21,22を備えた回路25が電気的に閉じて、同回路25に高周波電流が流れる。この回路25の経路、詳しくは両RF電極21,22間には皮膚が存在するため、皮膚に高周波電流を供給することができる。なお、電気的抵抗として作用する皮膚にて電気エネルギが熱エネルギとして消費されるため、皮膚(真皮、皮下脂肪)を温めることができる。これにより、真皮のコラーゲンや皮下脂肪が収縮して肌を引き締めることができる。また、光源14からのパルス光の照射によって表皮が温められることで、皮膚のインピーダンス(電気的抵抗)が下がる。このため、高周波電流を確実に表皮より深い真皮及び皮下脂肪まで到達させることができ、上記美容効果が得られる。
図1に示すように、RF発信機15及びRF電極21間には電流センサ24が設けられている。電流センサ24は、RF発信機15及びRF電極21間に流される電流を検出し、この検出結果を制御装置11に出力する。本例では、電流センサ24は、熱電形電流計が採用されている。
制御装置11は、不揮発性のメモリ11aを備え、同メモリ11aにはしきい値が記憶されている。ここで、両RF電極21,22が抵抗の極めて小さい、例えば金属によって接続されて両RF電極21,22が短絡したとき、回路25には過電流が発生する。このしきい値は、短絡時に生じる過電流を基準とした電流値に設定されている。従って、電流がしきい値以上である場合には過電流であると検知することができる。制御装置11は、電流センサ24を通じて検出された電流がしきい値以上となったとき、過電流が発生した短絡状態であると検知する。ここで、規格電流を超える過電流が回路25に流れることによって美容装置の動作が不安定となるおそれがある。制御装置11は、短絡状態である旨検知したとき、RF発信機15を通じてRF電極21,22への高周波電流の供給を停止する。これにより、過電流が回路25に継続して流れることが抑制されるので、上記不安定な動作状態が迅速に解消される。
また、図1に示すように、美容装置は、ユーザによって操作される電源スイッチ16及び光照射スイッチ17を備える。電源スイッチ16及び光照射スイッチ17は、図2に示すように、装置の外形をなす樹脂製のハウジング30に取り付けられている。電源スイッチ16が操作されると、その旨の操作信号が制御装置11に出力される。制御装置11は、電源スイッチ16からの操作信号を受けると、図示しないバッテリの電力を、RF発信機15を通じてRF電極21,22に供給可能な状態となる。このとき、RF電極21,22間に肌が接触すれば、RF発信機15により変換された高周波電流が、RF電極21,22を含む回路25に流れる。この状態において、制御装置11は、電源スイッチ16からの操作信号を再び受けると、RF発信機15を介してRF電極21,22への電力供給を停止する。
光照射スイッチ17が操作されると、その旨の操作信号が制御装置11に出力される。制御装置11は、光照射スイッチ17からの操作信号を受けると、光源用照射回路13を介して図示しないバッテリの電力を光源14に供給する。これにより、光源14が発光する。制御装置11は、光照射スイッチ17からの操作信号を再び受けると、光源用照射回路13を介して光源14への電力供給を停止する。以上のように、電源スイッチ16又は光照射スイッチ17の操作により、高周波電流又はパルス光が供給される。高周波電流及びパルス光が供給されていない状態において、電源スイッチ16及び光照射スイッチ17を操作することで、高周波電流及びパルス光を同時に供給することもできる。なお、美容装置の電源は、バッテリに限らず商用電源であってもよい。この場合、美容装置のバッテリを省略できる。
次に、光源14及びRF電極21,22の構成について、図3を参照しつつ説明する。
同図に示すように、ハウジング30の底部には、透過板33が嵌め込まれている。この透過板33は、光透過性及び非導電性を有する例えば、石英ガラス若しくはアクリル樹脂からなる。ハウジング30の内部には反射部材32が設けられている。反射部材32は上側に向かうにつれて穴径が小さくなる傘状に形成されている。また、反射部材32の内面は、光を反射させる性質を有する例えばアルミニウムの層が形成されている。
同図に示すように、ハウジング30の底部には、透過板33が嵌め込まれている。この透過板33は、光透過性及び非導電性を有する例えば、石英ガラス若しくはアクリル樹脂からなる。ハウジング30の内部には反射部材32が設けられている。反射部材32は上側に向かうにつれて穴径が小さくなる傘状に形成されている。また、反射部材32の内面は、光を反射させる性質を有する例えばアルミニウムの層が形成されている。
反射部材32の内頂部には、管球からなる光源14が設けられている。従って、反射部材32は、光源14からその上側に拡散する光を透過板33側に反射させる。光源14からのパルス光は透過板33を介して皮膚に照射される。
図4に示すように、透過板33の外側に露出する面には一対のRF電極21,22及び絶縁部材34が配設されている。各RF電極21,22は、長方板状に形成されている。本例では、各RF電極21,22の厚さは0.1μmに設定されている。両RF電極21,22は、それらの長方面が透過板33に面接触した状態で、その長辺が図4の上下方向に沿う向きに配置される。両RF電極21,22は、互いに距離Dだけ離間している。絶縁部材34は、RF電極21,22の長辺より大きい長辺を有する長方板状に形成されている。図5に示すように、絶縁部材34は、その長辺側の側面が透過板33に面接触した状態で設置される。絶縁部材34における透過板33の面に対して垂直方向に伸びる短辺は、RF電極21,22の厚さより大きく、本例では1mmに設定されている。絶縁部材34は、透過板33と同様の材質、すなわち、石英ガラス若しくはアクリル樹脂からなる。絶縁部材34は、その長辺が図4の上下方向に沿う向きに配置されるとともに、同図の左右方向における両RF電極21,22間の中央に位置する。すなわち、両RF電極21,22の絶縁部材34側の側面により形成される側線21a,22aを左右の両辺とする4辺形38を仮想的に設定したとき、この4辺形38を左右に2分する位置に絶縁部材34が設けられている。従って、絶縁部材34は、図4の上下方向において、RF電極21,22に対して両側からはみ出している。
RF電極21,22及び絶縁部材34は、透過板33に紫外線硬化型の接着剤により接着されている。ここで、RF電極21,22が肌に当てられている場合には、絶縁部材34に対して肌は1mm程度変形する。このため、絶縁部材34がRF電極21,22と肌との接触を妨げることはない。なお、前述のように、RF電極21,22としてITOからなる透明電極が採用されている。このため、RF電極21,22を接近させて構成した場合であれ、光源14からの光が遮られることはない。また、同様に絶縁部材34として石英ガラス若しくはアクリル樹脂が採用されているため、絶縁部材34が光源14からの光を遮ることはない。
また、両RF電極21,22における絶縁部材34の反対側の側面には、導線39が接続されている。図5に示すように、各導線39は透過板33の下面(RF電極の設置面)から同図の紙面方向に延びる側面を介してハウジング30の内部に延出している。これら導線39はRF発信機15に接続されている。すなわち、導線39は、RF発信機15及びRF電極21,22を接続して上記回路25を構成する。
両RF電極21,22は肌に当てられた状態で、肌上を移動させて使用されるため、両RF電極21,22にユーザが装着するネックレスや腕時計等の金属が接触することが想定される。しかし、絶縁部材34によって、両RF電極21,22間に金属が接触することが抑制される。具体的には、図5の2点鎖線で示す金属37が一方のRF電極21及び絶縁部材34の図5の下面に接触したとする。このとき、絶縁部材34の透過板33の下面からの突出高さはRF電極21,22の厚さより大きく形成されている。このため、金属37は絶縁部材34側に向かうにつれて他方のRF電極22と離間する向きとなる。これにより、金属37が他方のRF電極22に当接することが抑制される。
また、図4の2点鎖線で示す金属37がRF電極21及び絶縁部材34の図4の上側面に接触したとする。このとき、絶縁部材34は、図4の上下方向において、RF電極21,22の両側からはみ出しているため、金属37は絶縁部材34側に向かうにつれて他方のRF電極22と離間する向きとなる。これにより、金属37が他方のRF電極22に当接することが抑制される。他方のRF電極22に金属37が当接した場合も同様に絶縁部材34により一方のRF電極21と金属37との距離が確保されることで、これらの当接が抑制される。また、たとえ、RF電極21,22が短絡したとしても、上述したように、RF発信機15からの高周波電流の供給が自動で停止される。
以上のように、絶縁部材34によってRF電極21,22間の短絡が抑制されるとともに、万一、短絡した場合であってもその状態が迅速に解消される。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)RF電極21,22が短絡して回路25に過電流が発生した場合、制御装置11によってRF発信機15からの高周波電流の供給が停止される。過電流、すなわち短絡の発生の有無は、電流センサ24を通じて取得されるRF発信機15及びRF電極21,22間の電流と、メモリ11aに記憶されるしきい値との比較により検知される。しきい値は、短絡時に生じる過電流を基準とした電流値に設定されている。具体的には、電流センサ24を通じて取得される電流がしきい値以上の場合には、短絡状態であると検知されて、高周波電流の供給が停止される。このため、過電流による不安定な動作状況が迅速に解消される。
また、過電流の検知からRF電極21,22への電流供給の停止の動作は制御装置11によって自動で行われるため、ユーザが電源スイッチ16を操作する手間がない。
(2)絶縁部材34によって、両RF電極21,22間に金属が接触することが抑制される。すなわち、金属37が一方のRF電極21に接触した場合であっても、絶縁部材34に金属37が当接することで、金属37が他方のRF電極22に向かうにつれて同RF電極22と離間する。これにより、金属37と他方のRF電極22との当接を抑制できる。
(2)絶縁部材34によって、両RF電極21,22間に金属が接触することが抑制される。すなわち、金属37が一方のRF電極21に接触した場合であっても、絶縁部材34に金属37が当接することで、金属37が他方のRF電極22に向かうにつれて同RF電極22と離間する。これにより、金属37と他方のRF電極22との当接を抑制できる。
(3)RF電極21,22としてITOからなる透明電極が採用されている。このため、RF電極21,22を接近させて構成した場合であれ、これらRF電極21,22が光源14からのパルス光を遮ることはない。
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第2の実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。この実施形態の美容装置は、RF電極の数が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の美容装置は、図1に示す第1の実施形態の美容装置とほぼ同様の構成を備えている。また、第1の実施形態の絶縁部材34は省略して構成されている。
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第2の実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。この実施形態の美容装置は、RF電極の数が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の美容装置は、図1に示す第1の実施形態の美容装置とほぼ同様の構成を備えている。また、第1の実施形態の絶縁部材34は省略して構成されている。
図6に示すように、美容装置は、計9つのRF電極41a〜41iを備える。RF電極41a〜41iは、図7に示されるように、透過板33の下面に対して左右上下方向に沿って3×3の行列をなすように配置されている。RF電極41a〜41cと、RF電極41d〜41fと、RF電極41g〜41iとがそれぞれ同じ行(左右方向)に間隔をおいて配置されている。また、RF電極41a、41d、41gと、RF電極41b、41e、41hと、RF電極41c、41f、41iとがそれぞれ同一の列(上下方向)に間隔をおいて配置されている。本例では各RF電極41a〜41iは、行列方向において5mm間隔で配置されている。各RF電極41a〜41iに接続される導線49は透過板33をその面に対して直交方向に貫通してハウジング30の内部のRF発信機15にそれぞれ接続されている。
また、図6に示すように、美容装置は、電源スイッチ16及び光照射スイッチ17に加えて、モード切替スイッチ45を備える。このモード切替スイッチ45は、電源スイッチ16等と同様に、ハウジング30に取り付けられている。モード切替スイッチ45が操作されると、その旨の操作信号が制御装置11に出力される。制御装置11は、モード切替スイッチ45からの操作信号を受けると、RF発信機15を介して、高周波電流を供給するRF電極の組み合わせを変更する。
ここで、電極間距離Dと、高周波電流の深達度Lとの間には比例関係があることが知られている。ここで、深達度Lとは、皮膚の表面(肌面)を基準として高周波電流が体内に流れる最大の深さをいう。具体的には、深達度Lは電極間距離Dの50%程度の距離になる。これは、電磁波の基本式に基づき導出することができる。よって、図8(a)に示すように、RF電極41a及びRF電極41bに高周波電流を供給したとき、深達度Lは電極間距離Dである5mmの50%程度の2.5mm程度となる。図8(b)に示すように、RF電極41a及びRF電極41cに高周波電流を供給したとき、深達度Lは電極間距離Dである10mmの50%程度の5mm程度となる。このように、高周波電流が供給されるRF電極の組み合わせに基づき、皮膚の表皮、真皮及び皮下脂肪のうち、どの層まで高周波電流を供給するかを変更することができる。
以上の点を考慮して、制御装置11は、モード切替スイッチ45からの操作信号に基づき、隣接したRF電極間に高周波電流を供給する浅部モードと、離れたRF電極間に高周波電流を供給する深部モードとの間で美容装置の動作モードを切り替える。制御装置11は、モード切替スイッチ45からの操作信号を受ける毎に、上記両モード間で動作状態を切り替える。
浅部モードにおいては、RF電極41a及びRF電極41bの組み合わせ、RF電極41d及びRF電極41eの組み合わせ、RF電極41g及びRF電極41hの組み合わせ、RF電極41c及びRF電極41fの組み合わせからなる互いに隣接する各組のRF電極に高周波電流を供給する。各組のRF電極には順に高周波電流が供給される。すなわち、制御装置11は、RF発信機15を介して高速で高周波電流を供給するRF電極の組み合わせを切り替える。このように、切り替えを高速とすることで、高周波電流にて皮膚をRF電極41a〜41iの設置方向に平均的に加熱することができる。ここで、例えば、RF電極41a及びRF電極41bに高周波電流が供給されているときには、RF発信機15が備えるスイッチ素子(図示略)により他のRF電極41c〜41iは開放状態にある。このため、RF電極41a,41bからの電流が他のRF電極41c〜41iに流れることはない。浅部モードにおいては、互いに隣接するRF電極に高周波電流が供給されるため、皮膚の比較的浅い部分(表皮等)を重点的に加熱することができる。
深部モードにおいては、RF電極41a及びRF電極41gの組み合わせ、RF電極41b及びRF電極41hの組み合わせ、RF電極41c及びRF電極41iの組み合わせ、RF電極41d及びRF電極41fの組み合わせからなる互いに他のRF電極を介して位置する各組のRF電極に高周波電流を供給する。浅部モードと同様に、制御装置11は、RF発信機15を介して高速で高周波電流を供給する組み合わせを切り替える。
深部モードにおいては、浅部モードより離れて位置するRF電極間に高周波電流が供給されるため、皮膚の比較的深い部分(皮下脂肪等)を重点的に加熱することができる。このように、ユーザは、モード切替スイッチ45を操作するだけで、皮膚における所望の深さの部分を有効に加熱することができる。これにより、電極間距離Dが異なる複数の美容装置を用意する必要がなくなる。また、上記両モードを定期的に変更することで、皮膚を
その浅い部分から深い部分まで満遍なく加熱することができる。
その浅い部分から深い部分まで満遍なく加熱することができる。
なお、第1の実施形態と同様に、RF電極が短絡した場合には、上記両RF電極への高周波電流の供給が停止される。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(3)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
以上、説明した実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(3)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(4)例えば、RF電極41a及びRF電極41g間の距離はRF電極41a及びRF電極41b間の距離より大きい。ここで、電極間距離Dが大きくなるにつれて高周波電流の深達度Lは大きくなる。このため、電極間距離Dが変わるように異なる組み合わせのRF電極に高周波電流を供給することで、高周波電流の深達度Lを変更することができる。これにより、皮膚における所望の深さの部分まで電流を到達させて、その部分を重点的に加熱することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第3の実施形態について、図9〜図11を参照して説明する。この実施形態の美容装置は、RF電極を備える電極ユニットが着脱可能に構成されている点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の美容装置は、図1に示す第1の実施形態の美容装置とほぼ同様の構成を備えている。
以下、本発明にかかる美容装置を具体化した第3の実施形態について、図9〜図11を参照して説明する。この実施形態の美容装置は、RF電極を備える電極ユニットが着脱可能に構成されている点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお、この実施形態の美容装置は、図1に示す第1の実施形態の美容装置とほぼ同様の構成を備えている。
図9に示すように、電極間距離Dの異なる2種類の電極ユニット51,52が用意される。電極ユニット51,52は透過板33と、RF電極21,22と、絶縁部材34とを備える。これら電極ユニット51,52の各構成の設置態様は第1の実施形態と同様である。また、電極ユニット51,52には、透過板33の側面を覆う樹脂製のケース54が形成されている。さらに、透過板33におけるRF電極の設置面と反対側の面には、導線60を介してRF電極21,22に接続される接点55が設けられている。
電極ユニット51,52は美容装置の本体(ハウジング30)の下部に対して着脱可能に構成されている。すなわち、美容装置のハウジング30の下部は下側に開口した開口部56が形成されている。開口部56を介して反射部材32及び光源14が露出している。開口部56の内周は、ケース54の外周に応じた形状に形成されている。開口部56の左右の内頂面にはそれぞれ接点58が設けられている。これら接点58は導線59を介してRF発信機15に接続されている。
電極ユニット51を使用する場合には、両接点55,58が対向する向きで同電極ユニット51を開口部56に嵌め込む。電極ユニット51は開口部56に嵌め込まれた状態において、図示しない係止機構によりその位置が保持される。係止機構としては、例えばケース54の外周面と、開口部56の内周面に互いに嵌合する凹凸部を形成する構成が考えられる。開口部56に電極ユニット51が嵌め込まれた状態において、各接点55,58は互いに接触した状態に保たれる。すなわち、導線59,60を介してRF発信機15及びRF電極21,22は導通状態となる。この状態において、電源スイッチ16が操作されて、両RF電極21,22が肌に当てられると、両RF電極21,22間に高周波電流が流れる。これにより、第1の実施形態と同様に、美容効果が得られる。電極ユニット51は、係止機構による保持状態を解除することで開口部56から取り外すことができる。そして、一方の電極ユニット51と同様にして、他方の電極ユニット52を取り付けることができる。
図10に示すように、電極ユニット51では、電極間距離Dは10mmに設定されている。また、図11に示すように、電極ユニット52では、電極間距離Dは20mmに設定されている。ここで、第2の実施形態において説明したように、高周波電流の深達度Lは電極間距離Dの50%程度となる。すなわち、電極ユニット51では深達度Lは5mm程度、電極ユニット52では深達度Lは10mm程度となる。このため、何れの電極ユニット51,52を使用するかにより深達度Lが異なってくる。ユーザは比較的皮膚の深い部分(皮下脂肪等)を加熱したい場合には電極ユニット52を、比較的皮膚の浅い部分(表皮等)を加熱したい場合には電極ユニット51を、それぞれ美容装置の開口部56に取り付けて使用すればよい。これにより、電極間距離Dが異なる複数の美容装置を用意する必要がなくなる。
以上、説明した実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の(1)〜(4)の作用効果に加え、以下の作用効果を奏することができる。
(5)電極ユニット51,52はRF電極21,22を備えるとともに、美容装置のハウジング30(開口部56)に着脱可能に構成されている。各電極ユニット51,52の電極間距離Dは異なっている。ここで、電極間距離Dが大きくなるにつれて高周波電流の深達度Lは大きくなる。従って、電極ユニット51,52の何れを装着するかで、高周波電流の深達度Lを変更することができる。これにより、皮膚における所望の深さまで電流を到達させて、その部分を重点的に加熱することができる。
(5)電極ユニット51,52はRF電極21,22を備えるとともに、美容装置のハウジング30(開口部56)に着脱可能に構成されている。各電極ユニット51,52の電極間距離Dは異なっている。ここで、電極間距離Dが大きくなるにつれて高周波電流の深達度Lは大きくなる。従って、電極ユニット51,52の何れを装着するかで、高周波電流の深達度Lを変更することができる。これにより、皮膚における所望の深さまで電流を到達させて、その部分を重点的に加熱することができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・第2の実施形態においては、RF発信機15及びRF電極41a間の導線49に電流センサ24が1つ設けられていた。しかし、電流センサ24の数は複数個設けられていてもよい。この場合、他の電流センサ24はRF発信機15及び他のRF電極41b〜41i間の導線49に設けられる。電流センサ24の数が多いほどRF電極間の短絡をより確実に検出することができる。
・第2の実施形態においては、RF発信機15及びRF電極41a間の導線49に電流センサ24が1つ設けられていた。しかし、電流センサ24の数は複数個設けられていてもよい。この場合、他の電流センサ24はRF発信機15及び他のRF電極41b〜41i間の導線49に設けられる。電流センサ24の数が多いほどRF電極間の短絡をより確実に検出することができる。
・第1〜第3の実施形態においては、電流センサ24として熱電形電流計が採用されているが、RF電極に供給される電流を検出可能であれば、これに限らず、例えばホール素子等であってもよい。
・第2の実施形態において示した両モードでのRF電極の組み合わせは一例であって、
深部モードの電極間距離が浅部モードの電極間距離より大きくなれば、RF電極の組み合わせはこれに限定されるものではない。例えば、RF電極41a及びRF電極41i間の距離は最も大きく、これらに高周波電流を供給することで最も深い位置まで同電流を到達させることができる。
深部モードの電極間距離が浅部モードの電極間距離より大きくなれば、RF電極の組み合わせはこれに限定されるものではない。例えば、RF電極41a及びRF電極41i間の距離は最も大きく、これらに高周波電流を供給することで最も深い位置まで同電流を到達させることができる。
・第2の実施形態においては、モード切替スイッチ45の操作に応じて深部モード及び浅部モードが切り替えられていた。しかし、上記両モードの切り替えは所定時間毎に自動で行われてもよい。
・第3の実施形態においては、電極ユニット51,52は電極間距離Dが異なっていたが、電極間距離D以外の構成を異ならせてもよい。例えば、RF電極の数を変更してもよい。これにより、単一の美容装置において、より多様な美容効果を実現することができる。
・第1及び第3の実施形態における絶縁部材34を省略して構成してもよい。
・第1〜第3の実施形態においては、光源14としてキセノンフラシュが採用されていた。しかし、光源14は美容効果が得られるものであれば、これに限らず、LED(発光ダイオード)又はハロゲンランプであってもよい。
・第1〜第3の実施形態においては、光源14としてキセノンフラシュが採用されていた。しかし、光源14は美容効果が得られるものであれば、これに限らず、LED(発光ダイオード)又はハロゲンランプであってもよい。
LEDではその光の波長に応じて異なる作用効果を奏することができる。例えば、波長415nm付近の青色LEDの光線は、アクネ菌に作用し、にきびの治療に効果がある。また、波長630nm付近の赤色LEDの光線は、真皮のコラーゲンを作り出す細胞を活性化し、しわの改善に効果がある。また、波長830nm付近の近赤外線LEDの光線は、生体の深くまで光が入り易く、深部の炎症巣まで光が到達する。そのため、炎症を伴う疾患には特に有効である。このように、採用するLEDの種類を変更することで、肌の状態に適した効果を得ることができる。なお、上記した異なる波長を有する複数のLEDを組み合わせて使用してもよい。
また、ハロゲンランプは近赤外線の光量が比較的多く、皮膚の比較的浅い部分(表皮)に作用する。これにより、皮膚の比較的浅い部分を加熱及び、肌を活性化させることができる。上述のように、高周波電流は皮膚の比較的深い部分(真皮及び皮下脂肪)に作用させることが可能であるところ、この高周波電流にハロゲンランプからの近赤外線を組み合わせることで、皮膚の全層に亘って美容効果が得られる。これらキセノンフラシュ、LED及びハロゲンランプを任意に組み合わせて構成してもよい。
・第2の実施形態においては、RF電極は計9つであったが、RF電極の組み合わせを変えることで電極間距離Dを変更することができれば、換言すると、RF電極が3つ以上あればRF電極の数はこれに限定されるものではない。例えば、計3つの第1〜第3のRF電極であっても、第1及び第2のRF電極間距離及び第1及び第3のRF電極間距離が異なれば、第2の実施形態と同様に、電極間距離が小さい方を浅部モードとして、電極間距離が大きい方を深部モードとすることができる。なお、このとき、第2及び第3のRF電極間距離は、他の2つのRF電極間距離と異なる場合には、RF電極で3段階の深達度Lを実現できる。これにより、上記両モードの中間のモードを追加することも可能である。
・第2の実施形態においては、制御装置11は、RF電極41a〜41iのうち2つのRF電極を選択して、選択されたRF電極に高周波電流を供給していた。しかし、選択されるRF電極は3つ以上であってもよい。この場合、例えば、RF電極41g,41hを並列接続して、RF電極41g,41hとRF電極41aとの組み合わせとする。そして、RF電極41a,41g,41hに高周波電流が供給されることで、RF電極41aからの電流がRF電極41g,41hに分散して供給される。また、RF電極41g,41hからの電流がRF電極41aに集中して供給される。
・第1〜第3の実施形態においては、RF電極としてITOからなる透明電極が採用されていた。しかし、RF電極は透明電極でない、例えば、銅等を採用してもよい。この場合であっても、光源14からの光はRF電極間の隙間を通じて肌に照射される。
・第1〜第3の実施形態においては、美容装置は光源14を備えていたが、光源14を省略してもよい。この場合であっても、RF電極を介した高周波電流により美容効果が得られる。
・第1〜第3の実施形態においては、RF電極21,22,41a〜41iは四角板状であった。しかし、RF電極の形状はこれに限らず、例えば円板状や角柱状等であってもよい。例えば、RF電極が円板状に形成される場合、両RF電極の絶縁部材34側の側面により形成される側線21a,22aは曲線状に形成される。
・第1及び第3の実施形態においては、両RF電極21,22は絶縁部材34を介して対向する位置に存在していた。しかし、両RF電極の配置はこれに限定されるものではない。例えば、図12に示すように、両RF電極61,62が同図の上下方向にずれた位置に設けられていてもよい。この場合であっても、第1の実施形態で説明した観点に基づき絶縁部材34が設置される。すなわち、両RF電極61,62の絶縁部材34側の側面により形成される側線63を左右の両辺とする4辺形64を仮想的に設定する。このとき、絶縁部材34は、両RF電極61,62間であって、4辺形64を左右に2分する位置に設けられる。この条件に適合するものであれば、絶縁部材34の向き及び長辺の大きさを変更しても、第1の実施形態と同様に、短絡の抑制効果が得られる。
・第1〜第3の実施形態においては、制御装置11は、短絡状態となった旨検知したときRF発信機15を通じてRF電極21,22への高周波電流の供給を停止していた。しかし、制御装置11は、短絡状態を検知しても、高周波電流の供給を停止しなくてもよい。この場合、例えば、短絡の発生をユーザに通知する通知ランプを設ける。制御装置11は、短絡状態を検知したとき、通知ランプを点灯させて、短絡の発生をユーザに通知する。ユーザは、通知ランプの点灯を通じて、短絡の発生を知れば、即座にRF電極21,22を金属から離すことができる。また、短絡の発生の通知方法は通知ランプの点灯に限らず、警告音を通じてユーザの聴覚に訴えかけるようにしてもよい。これによって、美容装置の使用を継続しつつ、短絡状態を解消することができる。
・第1〜第3の実施形態においては、高周波電流を皮膚に供給していたが、低周波電流であってもよい。
11…制御装置、14…光源、21,22…RF電極、24…電流センサ、33…透過板(設置部材)、34…絶縁部材、41a〜41i…RF電極。
Claims (7)
- 皮膚との接触を介して皮膚に電流を供給する複数の電極と、
前記電極への電流の供給を制御する制御装置と、
前記電極に供給される電流を検出する電流センサと、を備え、
前記制御装置は、前記電流センサによって検出される電流が、前記電極の短絡発生の有無を判断する際の基準として設定されるしきい値以上のとき前記電極が短絡状態である旨検知する美容装置。 - 請求項1に記載の美容装置において、
前記制御装置は、短絡状態である旨検知したとき、前記電極への電流の供給を停止する美容装置。 - 請求項1又は2に記載の美容装置において、
前記複数の電極と同一面上において、互いに隣り合う1対の電極間に配設される絶縁部材を備え、
前記絶縁部材は、前記面に直交する方向における高さが前記電極に比べて大きく、かつ、前記面に直交する方向からみて前記両電極における前記絶縁部材側の両側面にて形成される線を2辺とする4辺形を2分する位置に設けられる美容装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の美容装置において、
前記電極の背面側から光を皮膚に照射する光源を備え、
前記電極は透明電極である美容装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の美容装置において、
前記電極は各電極間距離が異なる複数の距離となる位置に3つ以上配置され、
前記制御装置は、前記複数の電極のうち少なくとも2つの電極に電流を供給する美容装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の美容装置において、
前記複数の電極及びそれらが配置される設置部材を備えるとともに、同設置部材を介して前記美容装置の本体に対して着脱可能に取り付けられる電極ユニットを備えた美容装置。 - 請求項4に記載の美容装置において、
前記光源は、キセノンフラッシュ、LED及びハロゲンランプのうち少なくとも1つである美容装置。
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- 2010-03-24 JP JP2010067287A patent/JP2011194172A/ja active Pending
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