JP4340095B2 - 耳カバーシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、美容技術を施術する際に、染毛剤、パーマ液、トリートメント剤などが耳(耳介)に付着することを防止する用途に用いるのに好適な耳カバーシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、頭髪の毛染めを行なう際に、耳に染毛剤が付着することを防止するための手段としては、図12および図13に示すような耳カバーがある(たとえば、特許文献1,2参照)。
【0003】
図12に示す耳カバーB1は、可撓性部材からなるキャップ90の開口部周縁に、輪状のゴム91を装着したものである。この耳カバーB1においては、キャップ90を使用者の耳に被せると、ゴム91が耳の根元を締めつけることとなり、この作用により耳への装着保持が可能である。
【0004】
一方、図13に示す耳カバーB2は、一対の碗状部材92を針金状などの連結部材93によって連結したものである。この耳カバーB2においては、一対の碗状部材92を使用者の両耳に被せてから、連結部材93によって一対の碗状部材92の間隔を調整することにより、それら一対の碗状部材92を使用者の耳に被せた状態を維持できるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
実開平2−49518号公報
【特許文献2】
実開昭63−163716号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、次のような問題点があった。
【0007】
すなわち、図12に示した耳カバーB1は、ゴム91が使用者の耳の根元を締めつけるようになっているものの、人の耳の根元は一般的には縦長状であるため、このような構造では耳カバーB1が耳から外れ易い。また、キャップ90の開口部周縁の全周を隙間無く密着させることは難しく、キャップ90と耳との間に大きな隙間が発生し易い。したがって、耳カバーB1の脱落、あるいは上記した隙間から染毛剤がキャップ90内に浸入することに起因して、耳に染毛剤が付着し、耳が汚れてしまう虞れが大きなものとなっていた。ゴム91が緩めの場合には、そのような虞れが一層顕著となる。このような虞れを少なくするには、ゴム91をきつくすることが考えられるが、そうすると、耳の根元が強く締めつけられ、使用者が痛みを感じるため適切ではない。また、ゴム91をかなりきつくしても、縦長状の耳の根元にキャップ90の開口部周縁の全周を隙間なく密着させることはやはり困難であり、上記した虞れを十分に解消するには至らない。
【0008】
さらに、耳カバーB1を製造するには、可撓性部材を立体的なキャップ状に成形した後に、その開口部周縁にゴム91を装着する必要がある。したがって、その製造は煩雑であり、製造コストが高価である。耳カバーを理・美容院において用いる場合、衛生面の観点からすると、この耳カバーは一回使用された後には廃棄処分とされることが好ましいが、耳カバーが高コストであると、このようなことの実現も難しいものとなる。
【0009】
一方、図13に示した耳カバーB2においては、上記した耳カバーB1とは異なり、その使用に際してゴムが耳の根元を締めつけることはない。ところが、この耳カバーB2は、一対の碗状部材92を連結部材93により連結した比較的大掛かりな構造を有しており、その製造コストは、耳カバーB1よりもさらに高価となる。また、碗状部材92は、連結部材93の長さ調整によって耳を覆う状態に維持されるに過ぎないために、碗状部材92の開口周縁部と使用者の耳の周辺部との間には隙間が生じ易い。したがって、やはりこの隙間から染毛剤が碗状部材92内に浸入し、耳が汚れ易くなっていた。さらに、耳カバーB2の使用時には、使用者の顔の前に連結部材93が位置するため、これが目障りまたは邪魔なものとして使用者に不快感を感じさせる場合もある。
【0010】
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、毛染めなどの美容技術を施術するような場合に、使用者に不快感を生じさせることなく、耳に染毛剤などが付着することを防止する効果が得られ、しかも製造コストを廉価にすることが可能な利便性に優れた耳カバーシートを提供することをその課題としている。
【0011】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0012】
本発明によって提供される耳カバーシートは、耳に取り付けて使用するための耳カバーシートであって、可撓性を有するシート体を備えて構成されており、上記シート体は、耳を通すためのスリットまたはこのスリットを形成するための破断容易部が設けられたベース領域と、このベース領域に繋がり、かつ上記スリットに耳が通された状態において折り返されることにより上記耳を覆うための少なくとも1つのカバー片領域と、を備えていることを特徴としている。
【0013】
このような構成によれば、耳の外側部分をシート体のカバー片領域によって覆い、たとえば毛染めを行なうときに染毛剤が耳に付着することを防止することができる。上記したカバー片領域の折り返し位置は、耳のサイズに応じて適宜変更することも可能であり、耳の大小を殆ど問うことなく、多くの人に使用でき、便利である。さらに、本発明の耳カバーシートの取り付けは、シート体のスリットに耳を通して行なうために、ゴムを用いていた従来技術とは異なり、耳を圧迫するようなことがなく、使用者に不快感を生じないようにすることができる。さらに、本発明に係る耳カバーシートは、可撓性のシート体のみによって構成することが可能であり、その原材料コストならびに加工コストを安価にし、使い捨てなどにするのに最適となる。
【0014】
本発明においては、上記シート体が天然繊維または合成繊維による織布、不織布、および紙のうち、1または複数をその素材とした構成とすることが可能である。これらのうちでも、肌触りが良く柔軟性に富む綿、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン製の不織布は好適であり、とくに染毛剤、パーマ液、トリートメント剤のうちの少なくとも最も粘性の高い染毛剤が透過しない程度に繊維間の目が詰まった肉厚の薄い不織布が最適なものの1つとして挙げることができる。
【0015】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバー片領域として、上記スリットに耳が通された状態において耳下側に折り返されることにより上記耳を耳上側から覆うための領域を備えている。このような構成によれば、毛染めを行なうときに最も汚れが生じ易い部分となっていた耳の上部(耳介の耳輪の上寄り部分)を適切に覆い、この部分に染毛剤などが付着することを的確に防止することができる。
【0016】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバー片領域として、上記スリットに耳が通された状態において耳前(耳の前方部分)側に折り返されることにより上記耳を耳後(耳の後方部分)側から覆うための領域をさらに備えている。このような構成によれば、耳の後部(耳介の耳輪の後寄り部分)をも適切に覆うことができ、この部分に染毛剤などが付着することも的確に防止される。
【0017】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバー片領域は、耳を覆うように折り返されたときに上記スリットに挿入可能な部分を有している。上記スリットに挿入可能な部分は、上記カバー片領域の他の部分から一部突出した形態をもつ突縁部として構成することが可能である。このような構成によれば、上記カバー片領域の一部分を上記スリットに挿入して係止させることにより、上記カバー片領域が折り返された後に開かないようにすることができ、耳を上記シート体によって覆った状態を適切に維持させるのに好適となる。また、上記スリットに上記カバー片領域の一部を挿入、係止させる作業は、容易かつ短時間で行なうことができる。さらに、上記構成によれば、上記カバー片領域を固定させるための手段を、上記スリットとは別個に設ける場合と比較すると、耳カバーシートの製造コストの低減化を図るのにより好ましいものとなり、またベース領域の形状を安定させるのにも好適となる。
【0018】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバー片領域が耳を覆うように折り返されたときにその折り返し状態を維持可能に上記カバー片領域の固定を図るための固定手段を備えている。このような構成によっても、上記シート体のカバー片領域が折り返された後に開かないようにすることができ、上記シート体によって耳を覆った状態を適切に維持させるのに好適となる。
【0019】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記固定手段は、上記シート体に形成された追加のスリットを含んでおり、かつこの追加のスリットに上記カバー片領域の一部が挿入されることによりその固定が可能な構成とされている。このような構成によれば、上記カバー片領域の固定を図ることが簡易な構成により達成可能である。
【0020】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記カバー片領域には、上記追加のスリットへの挿通方向と交差する方向に延びる複数の帯状部が上記挿通方向に並んで形成されている。このような構成によれば、上記カバー片領域を上記追加のスリットに挿通させたときに、上記複数の帯状部は上記追加のスリットの周縁部に係止し、抜け止め用のストッパとして機能する。したがって、上記カバー片領域の固定状態の保持が簡易な構成により達成される。また、上記複数の帯状部は、上記挿通方向に並んでいるために、上記追加のスリットからのカバー片領域の抜け止めを複数段階で調整可能となる。したがって、耳のサイズが大小異なる場合にも好適に対処し得る。
【0021】
本発明の好ましい実施の形態においては、上記シート体のうち、少なくとも上記カバー片領域の折り返し線となる部分およびその近傍部分は、撥水性または防水性を有している。このような構成によれば、染毛剤などが上記シート体を透過して耳に付着するといったことがより確実に防止される。
【0022】
本発明のその他の特徴および利点については、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る耳カバーシートの一例を示している。本実施形態の耳カバーシートA1は、たとえば不織布製の柔軟性に富むシート体1を備えて構成されている。このシート体1の表裏両面の全面には、たとえばシリコーンコーティング処理などの撥水処理が施されている。シート体1の素材として、染毛剤の滲み込みを防止し得る撥水性をもともと備えたものが用いられている場合には、上記したような撥水処理を施す必要がないことはもちろんである。
【0025】
シート体1は、スリット20が形成されたベース領域10、ベース領域10の右部に一体的に繋がった第1のカバー片領域11A、およびベース領域10の上部に一体的に繋がった第2のカバー片領域11Bを有している(なお、本実施形態および後述する他の実施形態の説明においては、上下および左右などの各部の位置関係については、図面通りの位置関係にしたがうこととする)。ベース領域10と第1および第2のカバー片領域11A,11Bとの境界線L1,L2については、これらを仮想線で示すが、この境界線L1,L2は概略的なものである。後述するように、このシート体1は、ユーザの耳の大きさに合わせた箇所で折り返され、その折り返し位置は一定ではない。
【0026】
ベース領域10は、たとえば縦幅s3が8cm程度、横幅s4が5cm程度の略矩形またはそれに近い形状の領域である。スリット20は、耳を通すためのものであり、ベース領域10の中央部よりもベース領域10の一側縁部10a寄りの位置に設けられている。図面においては、スリット20を判り易くする観点から一定幅に開口した形状に示されているが、本発明でいうスリットは、このように開口したものに限らず、たとえば自然状態において非開口状の単なる切り目としてもよい。このような切り目も本発明でいうスリットに該当する。これは後述する他のスリットについても同様である。スリット20は、上下方向または斜め上下方向に延びており、その長さは、たとえば一般的な使用対象者の耳の根元の縦寸法と考えられる寸法よりもやや長め(たとえば4.5〜6cm程度)である。この耳カバーシートAの実際の使用者の耳のサイズが大きい場合であって、スリット20の長さが不足する場合には、たとえば使用の際にシート体1をスリット20の位置で引き裂いたり、あるいはハサミで切るなどして、スリット20を延長すればよく、このような調整は簡単に行なうことが可能である。
【0027】
第1のカバー片領域11Aは、使用者の耳を耳後側から覆う役割を果たす部分であり、ベース領域10の右側部分から右方に突出している。この第1のカバー片領域11Aの先端部は、この第1のカバー片領域11Aが境界線L1おいて矢印N1に示す方向に折り返されたときにスリット20に挿入可能な突縁部11aとして形成されている。
【0028】
第2のカバー片領域11Bは、使用者の耳を耳上側から覆う役割を果たす部分であり、ベース領域10の上部から上方に延びている。この第2のカバー片領域11Bの一側縁には、スリット20の長さよりも短い幅s2の領域が図面左方に向けて適当に突出した突縁部11bが形成されており、この第2のカバー片領域11Bが境界線L2において矢印N2に示す方向に折り返されたときには、突縁部11bをスリット20に挿入可能となっている。
【0029】
次に、上記構成の耳カバーシートA1の使用例について説明する。
【0030】
まず、図2(a)に示すように、使用者の耳Eをスリット20に通す。次いで、同図(b)の矢印Naに示すように、第1のカバー片領域11Aを境界線L1またはその近傍において耳前側となる図面左方向に折り返す。そして、この第1のカバー片領域11Aの突縁部11aをスリット20に挿入し、その縁部に係止させる。これにより、耳Eを第1のカバー片領域11Aによって覆うことができるとともに、この第1のカバー片領域11Aが元通りに開いてしまうことを防止して、耳Eを覆った状態を維持することができる。上記折り返しの際には、耳Eの後部と折り返し位置との隙間s1を小さくすることが耳カバーシートA1の位置ずれ防止などの観点からすれば好ましい。したがって、隙間s1を小さくするように耳Eのサイズに応じて上記の折り返し位置を変更することとなる。シート体1は軟質であるため、そのような位置の変更を簡単に行なうことができる。
【0031】
その後は、同図(c)の矢印Nbに示すように、第2のカバー片領域11Bを境界線L2またはその近傍において耳下側となる図面下方向に折り返す。この折り返しの際にも、その折り返し部分と耳Eの上部との隙間はできる限り小さくなるようにすることが好ましく、このように隙間を小さくする調整も容易に行なうことが可能である。また、この折り返しに際し、上記隙間を小さくすることを目的として、第1のカバー片領域11Aの上部を二つ折りにしてもかまわない。
【0032】
第2のカバー片領域11Bを折り返した後には、図3(a)〜(c)に示すように、突縁部11bをスリット20に挿入し、その縁部に係止させる。これにより、第2のカバー片領域11Bが元通りに開くことが防止される。したがって、第1および第2のカバー片領域11A,11Bによって耳Eを覆った状態が適切に維持される。
【0033】
シート体1は、耳Eの全体を包み込む略袋状となるため、耳Eから容易に外れたり、あるいは位置ずれするようなことはない。既述したとおり、この耳カバーシートA1によれば、第1および第2のカバー片領域11A,11Bを折り返すときにその折り返し位置を適宜調整することができるために、耳Eのサイズの大小を殆ど問うことなく、耳Eを適切に覆うことができる。耳Eは、シート体1のスリット20に通されているものの、シート体1がこの部分を不当に強く圧迫するようなこともない。したがって、使用者に圧迫感などの不快感を生じさせることなく、耳カバーシートA1の装着使用が可能となる。
【0034】
上記したように、耳Eを耳カバーシートA1によって覆うと、たとえば毛染めを行なうときに、染毛剤が耳Eに直接付着したり、あるいは染毛剤が耳上から耳Eに向けて垂れ流れて付着するといったことが防止される。とくに、第2のカバー片領域11Bは、耳Eの耳上側において折り返されているために、耳Eの上部はそれらの折り返し部分によって適切に覆われている。また、耳Eの後部については、第1のカバー片領域11Aが耳後側において折り返されていることにより、やはりこの折り返し部分によって適切に覆われている。したがって、毛染めを行なうときに最も汚れ易い部分とされていた耳の上部や後部(耳介の耳輪に相当する部分)の汚れを確実に防止するのにより好適となる。
【0035】
耳前部分などの耳Eの根元周辺部分の皮膚については、この部分にベース領域10を密着させて覆うことも可能である。したがって、この部分の汚れも防止することができる。理・美容院などにおいて美容技術を施術する際には、顔や首筋などへの着色を防ぐことなどを目的として、それらの部分にいわゆるプロテクトクリームを塗るが、このクリーム上にベース領域10を押し当てると、ベース領域10を皮膚に密着させることができるために、このベース領域10を利用した汚れ防止効果も得られる。
【0036】
既述したとおり、本実施形態の耳カバーシートA1は、耳のサイズの大小を殆ど問うことなく、第2のカバー片領域11Bに大きな弛みなどを生じさせないように耳Eを覆うことができる。したがって、多くの人を使用対象とすることができ、大変便利である。また、シート体1は、たとえば不織布製とされているために、肌触りなどの感触が良いものにすることもできる。使用に際しては、既述したとおり、耳Eをスリット20に通した後にシート体1を所定箇所で折り畳んでからその折り畳んだ一部分をスリット20に通すだけでよいため、短時間で耳への取り付けを行なうことができる。もちろん、スリット20に通した部分をスリット20から引き抜くことにより、耳カバーシートA1を耳から簡単に取り外すこともでき、使い勝手が良い。
【0037】
本実施形態の耳カバーシートA1は、所定形状を有するシート体1のみによって構成されており、たとえば矩形状または長尺帯状のシートを所定の形状に裁断するだけで製造することが可能である。したがって、その原材料コストならびに加工コストを非常に安価にすることができる。このことは、シート体1として廃棄処理が容易な材質を選択可能であることと相まって、コスト的な観点からしても、耳カバーシートA1を使い捨てにすることの実現を容易とする。したがって、大勢の顧客を相手に施術を行なう理・美容院においては、使い捨てタイプの耳カバーシートとして用いるのに最適となる。また、耳カバーシートA1を軟らかな材質にすれば、たとえばヘアーキャップを使用するときにこのヘアーキャップのゴムが耳の上に被さっても、耳カバーシートA1がこのゴムの力を緩和し、ゴムが直接耳を締めつけないようにする作用も得られる。
【0038】
図4〜図11は、本発明の他の例を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
【0039】
図4(a),(b)に示す耳カバーシートA2は、シート体1のベース領域10に、スリット21が設けられた構成を有している。このスリット21は、第2のカバー片領域11Bの一部を挿入させるためのものであり、本発明でいう追加のスリットの一例に相当する。このスリット21は、スリット20の下方に位置し、かつ左右方向に延びている。
【0040】
本実施形態においては、第1および第2のカバー片領域11A,11Bの形状も、上記実施形態の耳カバーシートA1とは相違したものとなっている。より具体的には、本実施形態の耳カバーシートA2の第1のカバー片領域11Aは、境界線L1またはその近傍において図4(a)の左方に折り返されたときに使用者の耳を覆うのに適した形状およびサイズを有してはいるものの、スリット20に一部挿入可能な形状は有していない。
【0041】
第2のカバー片領域11Bの先端部12aは、スリット21への挿入が容易となるように狭幅な舌片状に形成されている。また、この第2のカバー片領域11Bには、左右に並んで対をなす複数対の帯状部12b(12b1 〜12b3 )が上下方向に並ぶようにして設けられている。これら複数の帯状部12bは、第2のカバー片領域11Bの外周縁部から第2のカバー片領域11Bの左右幅方向中央部に向けて延びる複数条のスリット22が形成されていることにより構成されている。各スリット22の一端部には、第2のカバー片領域11Bの先端部の方向に適当量だけ延びるスリット22aが繋がって形成されている。
【0042】
本実施形態の耳カバーシートA2の使用に際しては、まず図5(a),(b)に示すように、使用者の耳Eをスリット20に通した後に、第1のカバー片領域11Aを矢印Naに示す方向に折り返すことによって耳Eを覆う。この点については、上記実施形態の場合と同様である。次いで、同図(c)の矢印Nbに示すように、第2のカバー片領域11Bを図面下方向に折り返してから、その先端部12aを矢印Ncに示すようにスリット21に挿通させ、第2のカバー片領域11Bの先端部12a以外の部分ついてもスリット21に挿通させていく。これにより、図6(a),(b)に示すように、複数対または一対の帯状部12bがスリット21を通過した状態にすることができる。第2のカバー片領域11Bの先端部12aを下方に適度に引っ張ると、第2のカバー片領域11Bの弛みがなくなり、耳Eのサイズの大小を殆ど問うことなく、第2のカバー片領域11Bが耳Eの外方に大きく膨らまないように緊張させることができる。
【0043】
複数対または一対の帯状部12bがスリット21を通過した状態において、第2のカバー片領域11Bが上方に引張力を受けたときには、スリット21を通過している帯状部12bのうち、スリット21に最も近い帯状部12bがスリット21の周縁部に係止し、抜け止め用のストッパとしての役割を果たす。したがって、第2のカバー片領域11Bの弛み止めが適切に図られる。本実施形態の耳カバーシートA2においては、そのようなストッパの役割を果たす帯状部12bが複数対設けられ、第2のカバー片領域11Bの緊張度合いを複数段階で調整することが可能であるため、やはり耳Eのサイズの大小を殆ど問うことなく、第2のカバー片領域11Bを適度に緊張させた状態が適切に維持される。
【0044】
また、この耳カバーシートA2においては、図6(a)に示すように、第2のカバー片領域11Bを下向きに折り返した状態にすると、各対の帯状部12bは第2のカバー片領域11Bの幅方向中央部分よりも外周縁寄り部分ほど高さが高くなるように傾斜する。このような構成によれば、たとえば各対の帯状部12bの左右両端部が下向きに垂れ下がっている場合とは異なり、第2のカバー片領域11Bに上向きの力が作用しても、各帯状部12bは簡単にはスリット21を抜け難いものとなる。とくに、本実施形態においては、各スリット22に繋がっているスリット22aにスリット21の周縁部が食い込む作用も得られるために、第2のカバー片領域11Bの弛み防止効果はより高いものとなる。
【0045】
上記した効果により、本実施形態の耳カバーシートA2は、耳Eからの脱落や位置ずれがより生じ難いものとなり、たとえば毛染めを行なうときに、耳カバーシートA2に手が多少触れても、これによって耳カバーシートA2が耳Eから簡単に外れるといった虞れを無くすことができる。本実施形態の耳カバーシートA2も、上記実施形態の耳カバーシートA1と同様に、第1および第2のカバー片領域11A,11Bによって耳Eを耳後側および耳上側から覆うことができるために、上記実施形態において述べたのと同様な利点が得られる。なお、第2のカバー片領域11Bをスリット21から引き抜くことにより、やはりこの耳カバーシートA2を耳Eから簡単に取り外すことが可能である。
【0046】
上記実施形態から理解されるように、本発明においては、耳を通すためのスリット20とは別のスリット21を利用することによって、第1および第2のカバー片領域11A,11Bを折り返したときの保持を図る構成としてもかまわない。この場合のスリット21の具体的な形状、サイズ、位置などはとくに限定されるものではない。
【0047】
図7に示す構成においては、シート体1が上記した耳カバーシートA2の帯状部12bに相当する部分を有しない構成とされている。この構成においては、第2のカバー片領域11Bを仮想線Laの位置で下方に折り返したときに、この第2のカバー片領域11Bをその先端部12aからスリット21に挿入させるだけであるが、本発明においてはこのような構成としてもかまわない。また、このような構成において、第2のカバー片領域11Bの先端部12a以外の部分をスリット21よりも幅広にしておき、この幅広な部分をくしゃくしゃにして縦皺状のギャザーをとるようにしてスリット21に通すと、スリット21の内周縁と第2のカバー片領域11Bとの間に比較的大きな摩擦抵抗を生じさせることができ、これによってスリット21から第2のカバー片領域11Bが容易に抜けないようにすることも可能である。
【0048】
図8(a)に示す構成においては、シート体1のベース領域10には、耳通し用のスリットに代えて、ミシン目線20Aが設けられている。このミシン目線20Aは、耳通し用のスリットを形成するための手段であり、本発明でいう破断容易部の一例に相当する。本実施形態の耳カバーシートを使用する場合には、まずミシン目線20Aの形成箇所を破断させてスリットを形成し、このスリットに耳を通すこととなる。したがって、このような構成によっても、本発明の目的が適切に達成される。また、ミシン目線20Aを破断させるときには、使用者の耳に対応するサイズのスリットを形成することが可能となるため、耳カバーシートを耳にフィットさせるのにより好適となる。
【0049】
同図(b)においては、スリット20とミシン目線20Aとを複合的に設けており、本発明においては、このような構成にすることもできる。スリット20は、たとえば一般的に比較的小さいと考えられるサイズの耳に対応する長さに設定されており、このスリット20の延長線上にミシン目線20Aが設けられている。このような構成によれば、使用者の耳が小さい場合には、ミシン目線20Aの形成箇所を破断させることなく、スリット20にそのまま耳を通すことが可能である。これに対し、使用者の耳が大きく、スリット20の寸法が不足するときには、ミシン目線20Aの形成箇所をその不足分に略対応する寸法だけ破断させることにより、その耳のサイズに対応したスリットを簡単に形成することが可能であり、便利である。
【0050】
本発明でいう破断容易部は、上記したようなミシン目線に限らない。破断容易部は、ベース領域の他の部分と比較して相対的に破断が容易であればよく、たとえばシート体のベース領域に、他の部分よりも厚みが小さいことによって破断が容易な領域を筋状などに形成しておき、この領域を破断させることによって耳通し用のスリットが形成される構成としてもかまわない。
【0051】
図9(a),(b)においては、いずれもシート体1が上述した実施形態の第1のカバー片領域11Aに相当する部分を有しない構成とされている。このような構成であっても、カバー片領域11Bを境界線L2またはその近傍において下向きに折り返すことにより、耳Eの全体を覆うことが可能であり、本発明が意図する作用が得られる。耳Eをその上方側から覆うことができるために、耳Eの上部に染毛剤が付着することを防止するのに好適である。
【0052】
図10に示す構成においては、シート体1が第2のカバー片領域11Bに相当する部分を有しておらず、ベース領域10にカバー片領域11Aのみが繋がっている。このような構成によれば、カバー片領域11Aを境界線L1またはその近傍において図面左方に折り返すことにより、耳Eをその耳後側から覆うことが可能である。したがって、耳Eの後部の汚れ防止などを図るといった用途に適する。このように、本発明においては、耳をその上方から覆うのに代えて、それとは異なる方向のみから覆うようにしてもかまわない。
【0053】
図11に示す構成においては、シート体1のスリット20の下方に接着部40が設けられている。接着部40は、その表面に粘着層を有するものであり、たとえば両面接着テープをシート体1に貼着することにより設けられている。この接着部40の表面は、通常時には離型紙により覆われており、耳カバーシートを使用するときにはこの離型紙が剥離される。このような構成によれば、シート体1を同図の仮想線Laの位置で折り返したときに、第2のカバー片領域11Bをこの接着部40に接着させることにより、その折り返し状態を維持することができる。本発明においては、カバー片領域の固定手段として、上記のような接着手段を用いてもかまわない。
【0054】
本発明においては、カバー片領域を折り返したときにこの状態を固定させておくための手段を設けることが好ましいものの、必ずしもこのような手段は設けなくてもかまわない。カバー片領域の固定は、たとえば理・美容院などにおいて毛髪を止めるのに用いられているクリップやピンを用いて行なうようにしてもかまわない。
【0055】
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る耳カバーシートの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
【0056】
たとえば、シート体は、不織布製でなくてもかまわず、それ以外の布製、フェルト製、コットン製、紙製、合成樹脂製など、種々の材質にすることができる。もちろん、材質が異なるシートまたはフィルムどうしを積層したラミネートシートを用いてもかまわない。耳を覆うときに外面側となる片面が撥水性を有し、かつその反対側の肌に直接触れる面が上記片面よりも軟らかい材質により形成されたシート体を用いれば、染毛剤などの浸透を確実に防止しつつ、使用感を良好にするのにより好適である。また、シート体の表裏両面に撥水性をもたせるようにすれば、そのシート体を右耳および左耳のいずれに使用する場合にも、撥水性を備えた面を外面側にするようにして耳に取り付けることが可能となり、便利である。
【0057】
また、シート体としては、たとえば非透水性を有する防水用フィルムをそれよりも柔軟な不織布などの2枚のシート間に挟み込んだ積層構造にすることもできる。このような構成によれば、シート体の表裏両面のいずれについても肌触りを良くしつつ、染毛剤などの浸透を防止可能であり、しかもそのシート体を右耳および左耳のいずれにも使用可能なものとすることができる。
【0058】
シート体に撥水性をもたせるための処理としては、シリコーンコーティング処理以外として、パラフィン、ワックス、フッ素系樹脂のいずれかまたは複数を混合したものを、塗布し、そのコーティング層または含浸層を形成するといった手段を用いることができる。シート体の製造方法として、原料となる長尺帯状シートにそのような処理を施した後に、そのシートを所定の形状に打ち抜くようにすれば、多数枚のシート体を効率良く製造し、その生産性を高めることができる。また、これとは異なり、たとえば長尺帯状の不織布シートに非透水性の長尺帯状フィルムを積層させた後に、この積層シートを所定の形状に打ち抜くといった手法を採用することもできる。本発明に係る耳カバーシートは、たとえば不織布や紙の型抜き加工の分野において公知技術として知られているトムソン加工を用いて製造可能であるが、これに限定されないことは言うまでもない。
【0059】
シート体に染毛剤などが浸透することを防止するためには、シート体の全体に防水性または撥水性をもたせることが好ましいものの、これに代えて、たとえばカバー片領域の折り返し線となる部分およびその近傍部分のみに防水性または撥水性を具備させるようにしてもかまわない。毛染めを行なうときには、カバー片領域の折り返し部分に染毛剤が最も付着し易く、この部分に染毛剤が浸透することを防止する効果が得られるからである。シート体を比較的厚手のものにすれば、シート体の表層部分に染毛剤が浸透しても、これが耳まで到達しないように染毛剤の進行をある程度阻止することが可能であり、防水性または撥水性をもたない構成とすることも可能である。シート体としては、柔軟性に富むものを用いることが好ましいものの、これに限らず、少なくともシート体を折り曲げて耳に沿わせることを可能とする可撓性を有していればよい。
【0060】
本発明に係る耳カバーシートは、製造コストを廉価にする観点からすれば、シート体のみによって構成することが好ましいものの、シート体とは別体の部材(たとえば図11に示した接着部40やこれ以外のもの)が付属して設けられた構成とされていてもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る耳カバーシートの一例を示す正面図であり、(b)は、その側面図である。
【図2】(a)〜(c)は、図1に示す耳カバーシートの取り付け手順を示す説明図である。
【図3】(a)は、図1に示す耳カバーシートの取り付け使用状態を示す説明図であり、(b)は、(a)のIIIb−IIIb断面図であり、(c)は、(a)のIIIc−IIIc断面図である。
【図4】(a)は、本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図であり、(b)は、その側面図である。
【図5】(a)〜(c)は、図4に示す耳カバーシートの取り付け手順を示す説明図である。
【図6】(a)は、図4に示す耳カバーシートの取り付け使用状態を示す説明図であり、(b)は、(a)のVI−VI断面図である。
【図7】本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図である。
【図8】(a),(b)は、本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図である。
【図9】(a),(b)は、本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図である。
【図10】本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図である。
【図11】本発明に係る耳カバーシートの他の例を示す正面図である。
【図12】(a)は、従来技術の一例を示す正面図であり、(b)は、その断面図である。
【図13】従来技術の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2 耳カバーシート
E 耳
1 シート体
11 ベース領域
11A 第1のカバー片領域(カバー片領域)
11B 第2のカバー片領域(カバー片領域)
20 スリット
21 スリット(追加のスリット)

Claims (6)

  1. 耳に取り付けて使用するための耳カバーシートであって、
    可撓性を有するシート体を備えて構成されており、
    上記シート体は、耳を通すためのスリットまたはこのスリットを形成するための破断容易部が設けられたベース領域と、このベース領域に繋がり、かつ上記スリットに耳が通された状態において折り返されることにより上記耳を覆うための少なくとも1つのカバー片領域と、を備えていることを特徴とする、耳カバーシート。
  2. 上記カバー片領域として、上記スリットに耳が通された状態において耳下側に折り返されることにより上記耳を耳上側から覆うための領域を備えている、請求項1に記載の耳カバーシート。
  3. 上記カバー片領域として、上記スリットに耳が通された状態において耳前側に折り返されることにより上記耳を耳後側から覆うための領域をさらに備えている、請求項2に記載の耳カバーシート。
  4. 上記カバー片領域は、耳を覆うように折り返されたときに上記スリットに挿入可能な部分を有している、請求項1ないし3のいずれかに記載の耳カバーシート。
  5. 上記カバー片領域が耳を覆うように折り返されたときにその折り返し状態を維持可能に上記カバー片領域の固定を図るための固定手段を備えている、請求項1ないし4のいずれかに記載の耳カバーシート。
  6. 上記シート体のうち、少なくとも上記カバー片領域の折り返し線となる部分およびその近傍部分は、撥水性または防水性を有している、請求項1ないし5のいずれかに記載の耳カバーシート。
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