JP4339918B1 - 膝用サポーター。 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の膝サポーターでは、膝痛の好発部位である関節裂隙部、関節空間にピンポイントで効果的な押圧が出来ず、装着面積が不必要に広範囲のものであり、使用時の位置もピンポイントからずれやすいものであった。そして、膝蓋骨に合わせて穴や形状、デザインされたものであったが、伸展時には、膝蓋骨にあっていても屈曲時には膝蓋骨からずれやすいものであった。
【解決手段】略三角形状に形成された押圧板があることにより、膝痛の好発部位である関節裂隙部、関節空間に対して、不快感のない装着面積の少ないものにて、位置ずれしにくく、位置ずれしても位置を修復し、ピンポイントで効果的な押圧が可能となった。そして、伸展時にも屈曲時にも、膝蓋骨に密着して膝関節をサポートすることが可能なことにより膝痛解消効果の高い膝サポーターを提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、膝関節の痛みに対する、改善、もしくは痛み発生の予防をすることが出来る膝用サポーターに関する。
膝関節の痛みがある症状の代表例として、高齢や運動のしすぎなどの理由により膝関節の狭小化、骨棘形成などがおこる変形性膝関節症がある。又、何らかの膝関節の損傷などにより膝に痛みを抱える人は多い。
例えばその膝関節痛の部位は、内側裂隙部の内側半月板、外側裂隙部の外側半月板、内側靭帯、外側靭帯、前十字靭帯、後十字靭帯の損傷、変形などさまざまな要因によって生じる。
このような膝関節の症状で痛みがでる好発部位は膝関節の内側である内側裂隙部後方付近より膝蓋骨の内側面、中心線上下付近にかけてである。ただし膝の外側にも痛みが発生する症例もある。
これらの症状は、膝関節の内側である内側裂隙部(又は外側裂隙部)後方付近より膝蓋骨の内側面、中心線上下付近にかけての連結部を押圧することによって痛みを軽減することが経験的にわかっている。
また、これらの症状は、天気の悪いときには痛みが悪化する患者が多いこととして、経験的に感じており、そのことは一般的にも良く知られ、言われている。これは、低気圧の時は、気圧の変化により関節内の圧力が膨張して外側に飛び出すような状態になり、関節内を内側から圧迫するのが原因ではないかと推測される。
その、膝関節の痛みに対しては、従来から膝用サポーターを使用するのが一般的である。そのため、膝のサポーターの種類は数多くある。しかし、膝関節は屈伸運動をしたとき皮膚が伸縮して移動することにより、サポーターは適切な位置を維持することができないのが常であった。
そして、更に問題は、痛みを軽減する適切な位置において膝関節に押圧力を加えるよう工夫されたサポーターが見当たらないことである。
例えば、特許文献1に示されている膝用サポーターは、膝関節の折り曲げ性を確保しつつ、関節の保護を行うことを目的としている。しかし、その特許文献1では、面積の大きなサポーターの装着が日常使用には不快感を伴う。そして、膝関節の外側部のうち屈曲時における角部を覆う部分の伸縮性がその上下に位置する部分の伸縮性よりも高くなっているが、肝心の痛い部分を局所的に押圧することはできない。
特許文献2に示されている膝用サポーターでは、縦方向に1条又は2条のステーが設けられた膝用サポーターが提案されている。この膝用サポーターでは、ステーにより、全体の形状を保持、ねじりを防止する効果を唱えている。
特許文献2の膝用サポーターは、膝関節を全体に覆うものの、膝関節の痛みを発生する部分に狙いを定めて効くものではなかった。
即ち、特許文献1と2の膝用サポーターは、効果的に痛みを和らげるポイントを正確に押圧出来るものではない。そして、広範囲によって可能になる素材的な伸縮性を利用して全体の位置ずれを防止しているため、不必要に膝関節を広範囲に覆うもので、使用時不快感を生じることもあった。
又、丸い穴が開いていたり、曲線や、収縮性のある素材、デザインなどにより膝蓋骨に合わせるように考えられているが、伸展時には、膝蓋骨の位置が合っているが、屈曲時には膝蓋骨にピッタリと密着しないでずれるものであり、屈曲伸展運動時に大きく移動する膝蓋骨に屈曲時も伸展時も密着し続ける膝用サポーターではなかった。
尚、現在の医療業界においては、変形性膝関節症などの治療はヒアルロンサン注射、痛み止め注射、投薬における痛み止めと同時に痛み止めによる胃腸負担を軽減させる胃薬、電気治療などがほとんどである。注射や投薬はリスクも多い。
とくに投薬は、全身に作用する痛み止めでの局所的な膝関節へのアプローチであり全身的なリスクが高く、長期的な投薬をおこなっているのが現状であり、医療費の高騰を招いている。
特開2006−299453号公報 特開2001−129007号公報
本発明は、このような従来の膝用サポーターが有していた問題を解決し、屈伸しても位置ずれすることなく、痛みの軽減効果の高い位置において、指圧作用、押圧作用を実現する膝用サポーターを提供することを目的とするものである。
本発明は上記の従来の技術の欠点を解消すべく、鋭意、研究の結果、発明されたものであり略三角形状に形成された押圧板の下の一角付近より設けられた下の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、上の一角付近より設けられた上の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っていることを特徴とする膝用サポーターである。
そして、略三角形状に形成された押圧板の下の一角付近より設けられた下の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、上の一角付近より設けられた上の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っていることにより、痛みの軽減効果の高い位置において、押圧作用を実現することを特徴とする膝用サポーターである。
また、略三角形状に形成された押圧板の下の一角付近より設けられた下の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、上の一角付近より別の帯体が設けられてなることを特徴とする膝用サポーターである。
それから、略三角形状に形成された押圧板の下の一角付近より設けられた下の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、上の一角付近より別の帯体が設けられてなることにより、痛みの軽減効果の高い位置において、押圧作用を実現することを特徴とする膝用サポーターである。
本発明の膝用サポーターは、伸展時だけでなく、屈曲時にも常に、膝蓋骨に対して略三角形状の押圧板が密着し続けることにより、膝関節の安定による歩行、運動補助、変形予防、指圧効果、マッサージ効果、粒鍼治療効果のある膝サポーターを供給できる。
そして、略三角形状の押圧板の略三角形状とは膝蓋骨の上と下をむすぶ内側、又は外側に対して、沿っている形状であることを略三角形状といっている。それから、膝関節の屈曲時にも伸展時にも膝蓋骨に密着していることから、略三角形状の押圧板を膝蓋骨密着体という名称にしてもよい。
略三角形状の押圧板から設けられた帯体の中で、下の帯体は略水平方向に伸びてリング状の裂隙部を効果的に押さえ、上の帯体は略三角形状の押圧板と下の帯体の位置を安定的に維持する。
略三角形状の押圧板は上のほうを安定させ靭帯も押さえながら、形状を保つのと膝の内側(外側)の関節を的確な範囲で押さえる。そして、膝関節屈曲伸展時には、略三角形状の押圧板の上のほうは帯体を維持して上に戻す作用力が働き、下のほうは関節裂隙部に戻ろうとする作用力が働くため、位置ずれしないで使用できる。
膝関節の痛みの好発部位に対して、患者が一番に期待し、実感できる痛みに対して、投薬による全身に作用してリスクを伴う痛み止め治療よりも、局所的に膝関節にアプローチすることができ効果的である。そして長期的に使用すると、好発部位への適切な押圧力により変形、骨棘形成の予防効果も期待できる。
本発明により、膝関節の屈伸運動があっても、大腿骨、脛骨、膝蓋骨それぞれの狭い関節空間に対して、位置ずれすることなく、痛みの好発部位にピンポイントで狙いを定め、指圧、マッサージ、手当て効果、表面反射などを加えることにより、痛みを効果的に軽減させることができる膝用サポーターを供給できる。
それにより、治療効果の高いと言われている物質の治療効果もさらに期待できる。それは治療効果物質で指圧をすることは、もちろん、治療効果物質の人体への接触面積が広くなること、そして粒鍼治療としての効果も高くなるからである。
また、それらの物質は通常の伸縮性のある素材で構成されているサポーターと違い、本発明の略三角形状に形成された押圧板のほうが、物質そのものをいれるなり、組み込みやすい構造のため物質による治療効果も高いものとなる
もちろん、物質が人体に治療効果として作用する人体との接地面が、痛みの好発部位であることは、より治療効果を増強させるものである。また、それらの治療効果の高い物質は非常に高価なものが多いため、より効果の高い局所の狭い面積に集中して使用することにより、製品コストを抑えた治療効果と膝痛軽減効果の高い膝用サポーターを供給できる。
略三角形状に形成された押圧板は、左右別、内外側別、に製作されるだけでなく、ピンポイントの狭い面積で位置ずれしにくい効果はそのままに、左右兼用、内外側兼用としても製作することが可能なため、商品化した際に販売コストを抑えることができる。
天気の悪い低気圧の時は膝痛が悪化する膝痛患者が多いと推測されるが、関節空間に狙いを定めて押圧力を加えることにより、膝関節内が天気の良い高気圧である状態のようになり、膝痛の軽減効果があると推測される。
内側半月板、外側半月板の負傷と痛みの軽減効果を説明する。
内側(外側)半月板が前方に移動し、膝関節がロッキング現象やクリック音がするなどの症例が臨床上、多く見られるが、半月板が正常な位置から少しでも移動すると、膝関節の正常な運動が妨げられるだけでなく、半月板が損傷し、大きな障害や後遺症を残すことがある。
半月板は修復機能が非常に少ない為、一度損傷した部分は元の状態に修復され治癒することが非常に難しい部分である。
その為、損傷した半月板は手術的に切除をすることが多いのが現代の医学的な治療の現状である。
本発明の膝サポーターを使用することにより、痛みの軽減効果の高い位置において押圧作用を実現することはもちろんだが、膝関節の屈曲、伸展、内旋、外旋運動時における半月板の移動、特に症例として多い前方、内外前方に移動することを効果的に押さえることにより半月板損傷の発生率を飛躍的に少なくすることができることは、臨床的には、患者が使用した事による臨床効果として経験的に分かっているが、それだけではなく、発明者の私自身が膝関節を損傷した為に後遺症に苦しんでおり、本発明サポーターを使用することにより、半月板の移動によるロッキング現象やクリック音がするなどの症状発生率が飛躍的に少なくなること、そして、使用することによる痛みの軽減効果が高いことによる経験によっても証明されている。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、大腿骨A、脛骨B、腓骨C、膝蓋骨Dの関節構造に対しての本発明の関節空間へのアプローチを前方やや内側から説明したものである。
下の帯体3は、関節裂隙部を圧迫しており、膝蓋骨の直ぐ下に位置しており、膝関節の屈曲伸展運動時にも位置ずれすることなく膝蓋骨の直ぐ下の位置を押さえている。そして、上の帯体1は、膝蓋骨の直ぐ上に位置しており膝関節の屈曲伸展運動時にも位置ずれすることなく膝蓋骨の直ぐ上の位置を押さえている。
略三角形状の押圧板10は痛みのピンポイントだけを効果的に押さえるだけではなく、上の一角10aから下の一角10cまでの辺にあたる部分は膝蓋骨Dの内側または、外側に沿う形状である。
略三角形状の押圧板10の内面である皮膚、膝関節と接触する面は、上部は大腿骨 Aの下端部付近と、中間部は大腿骨A、脛骨B、の関節裂隙部と、下部は脛骨Bの上端部と面が合うようになっており理想的な関節面の形状になっているため大腿骨内果部Aa、(又は外果部Ab)、脛骨内果部Ba(又は外果部Bb)、の上下の骨の関節面の位置関係を最適な位置関係に修復改善する効果がある。
その為、クッション性の物を内面に取り付けても良いが、指圧突起や磁気、トルマリンなどの人体に良い影響力のある鉱物類などを略三角形状の押圧板10の内面に使用した場合は指圧効果がより効果的である形状となることもある。
また、下の帯体3は下の一角10cから中間部の一角10bにかけて繋がっておりリング状の形状である膝関節裂隙部に沿って膝関節に密着して、関節空間に狙いを定めて押圧力を加えている。
上の帯体1は上の一角10aから中間部の一角10bにかけて繋がっており膝蓋骨の上部を押さえながら、略三角形状の押圧板10と下の帯体3の位置を安定的に維持している。
そして、略三角形状の押圧板10は、ある程度の硬さを持っている。膝関節裂隙部に押圧力を加えるために、みだりに変形したり、伸縮するようなものは不適である。その材料は、例えば、硬質ゴム、硬質プラスチック、ゴム、プラスチック、樹脂などが適しているが、ギプスなどに用いられる整形材料も、適当である。
この略三角形状の押圧板10があることにより、略三角形状の押圧板10の上の一角付近10aからでる上の帯体1と、中間部の一角付近10bからでる中間部の帯体2と下の一角付近10cからでる下の帯体3との三点でバランスよく支えあうことが可能となっていることが特に大事である。
下の一角付近10cからでる下の帯体3と中間部の一角付近10bからでる中間部の帯体2は図1では繋がっている一本となっている為、図1では中間部の帯体2は下の帯体3と同じものとして図示している。
固定という機能を実現するには、面ファスナー、フック、ボタン、など公知の
固定具を固定部に設ければよい。また、略三角形の押圧板10に固定機能を設けることもある。
図2は、膝関節の伸展時(1)、膝関節の屈曲時(2)としている。
大腿骨 Aと脛骨Bと膝蓋骨Dと膝蓋靭帯Eの膝関節の伸展時を(1)、屈曲時を(2)としたときの略三角形状の押圧板10、上の帯体1、中間部の帯体2、下の帯体3の位置関係を説明する。
膝蓋骨Dの下端と脛骨粗面の間にある膝蓋靭帯Eは、ほとんど収縮性がないため膝関節の伸展時(1)、屈曲時(2)の運動において脛骨Bの上端と膝蓋骨Dの位置はほとんど変化しない。そして、膝関節伸展時(1)、には大腿骨下端の前面Acに位置している膝蓋骨Dだが、膝関節屈曲時(2)、には大腿骨下端の下面Adに位置する。
下の帯体3は、膝関節の前面では、膝蓋骨Dの下に位置して、膝蓋骨を吊り上げぎみに支えている。下の帯体3は、膝関節の裏側では、中間部の帯体2となり、大腿骨Aと脛骨Bの関節裂隙部を常に維持して関節裂隙部を効果的に圧迫、押圧している。
そして屈曲時(2)に大腿骨Aと脛骨Bの間に移動しようとする動きが働く。
それは、屈曲時(2)には下の位置にある脛骨Bが中間部の帯体2を上方に戻そうとするためである。
そのため仮に脛骨Bの下に一本の帯体となっている下の帯体3から中間部の帯体2が位置ずれし始めたりしても屈曲時(2)に下方に更にずれたりせずに逆に上方の正常な関節裂隙の位置に戻ろうとする力が働く。
そして、このまま伸展時(1)とすることにより上方の正常な関節裂隙の位置に戻る。そのため、この中間部の帯体2と下の帯体3には位置ずれ防止と位置ずれ修復機能がある。それは、略三角形状の押圧板10が膝蓋骨に伸展時の(1)でも屈曲時の(2)でも、密着し続けていることと、上の帯体1が上に引き上げる作用をすることも効果的に影響しており、細部まで計算された全体のバランス、形状によって、位置ずれ防止と位置ずれ修復機能として効果的に働いている。
次に、膝関節屈伸運動時の膝関節の皮膚の伸縮状況を説明する。
膝関節の皮膚は屈曲時(2)には膝蓋骨Dの上部が、延びた状態となっている。
そして、膝関節の皮膚は屈曲時(2)から伸展時(1)になる時、膝蓋骨Dの上部の皮膚は伸びた状態の屈曲時(2)から、皮膚が収縮した状態である伸展時(1)へと収縮の変化をする。
そのため従来の膝用サポーターは屈伸運動による位置ずれを生じやすいが、本発明膝用サポーターは、上の帯体1は膝蓋骨Dの上に、下の帯体3は膝蓋骨Dの下に、位置ずれを生じずに常に位置していることが可能である。
その理由を説明する。膝蓋骨Dは骨であるので固体であり伸縮性はほとんどない。
その膝蓋骨Dと同じように略三角形状の押圧板10には伸縮性が、ほとんどなく広範囲を押さえていないことにより、膝関節の皮膚の伸縮に影響されることなく膝蓋骨Dの上部と下部の位置関係をぴったりとサポートし続けられる。
もちろん略三角形状の押圧板10の形状が膝蓋骨Dの内側、又は外側に沿う形状であることも膝関節伸展時(1)には大腿骨下端の前面Acに位置している膝蓋骨Dが、膝関節屈曲時(2)には大腿骨下端の下面Adの位置に移動する動きに連動して膝蓋骨Dの上部と下部、左右の位置関係をぴったりとサポートし続けられる要因でもある。
上の帯体1も略三角形の押圧板10も、下の帯体3が形成するリング状の裂隙部に安定的に位置させる役目をしている。上の帯体1と略三角形の押圧板10がないと、下の帯体3は、適切なピンポイントのリング状の裂隙部の位置から簡単に下方に位置ずれしてしまう。
略三角形の押圧板10は、膝蓋骨密着体という名称でも意味が合うものである。
略三角形の押圧板10は、押さえた皮膚の位置はそのままに、膝蓋骨に対して密着したままである。
膝蓋骨は膝関節伸展時(1)、膝関節屈曲時(2)に大腿骨下端部付近を大きくスライド移動している。
その動きに連動して略三角形の押圧板10もピッタリと膝蓋骨に密着して大腿骨を大きくスライド移動する。
そのため、深部の骨、関節裂隙部、痛みの好発部位、そして、変形しやすく、骨棘形成されやすい、大腿骨下端部付近を、略三角形の押圧板10は、押圧しながら、大きくスライド移動するので、患部の浅い部分から深部までを、指圧、さすり、マッサージすることになり、予防効果、治療効果のあるものとなる。
内側半月板、外側半月板の負傷と痛みの軽減効果を説明する。
膝蓋骨が膝蓋靭帯により脛骨との距離が同じで位置関係が変わらないのと同じように、半月板は脛骨に密着しており、脛骨と半月板の位置関係は変わらずに同じである。
大腿骨と半月板の位置関係は、大腿骨と膝蓋骨の位置関係と同じように膝関節の屈曲伸展運動時に大きくスライド移動するため、膝関節を屈曲伸展運動したときに、半月板が正常位置から少しのずれを生じる原因となることがある。
図示はしていないが、膝関節の屈曲伸展運動時に同時に内旋外旋運動ができるのが膝関節の動きであるが、その運動時には特に半月板が正常位置から少しのずれを生じやすい。
そのため、臨床症例として多数ある半月板が正常位置から少し移動した状態にて歩行や運動することにより発生する、半月板損傷に対して、本発明膝サポーターを使用することにより、上記したような半月板の脛骨に対する位置関係を、屈曲伸展、そして、内旋外旋してもピンポイントで押圧、圧迫し続けることが可能になるため、半月板が正常位置から少し移動した状態にて歩行や運動することを予防し、半月板損傷、半月板痛を軽減する効果が非常に高い。
図3は、略三角形状の押圧板10を膝関節の内側である内側裂隙部後方付近より膝蓋骨の内側面、中心線上下付近にかけての関節部にあてて、上の一角10aよりでる上の帯体1が膝蓋骨上部を押さえている。そして、中間部の一角10bよりでる中間部の帯体2は見えないが、下の一角10cから出る下の帯体3は膝蓋骨の下を押さえて膝関節の関節空間を押さえ圧迫サポートしており、痛みの好後部位に指圧、マッサージ、手当て効果、表面反射、指圧、マッサージ効果を発揮している図である。
図4は、大腿骨A、脛骨B、腓骨C、膝蓋骨Dの関節構造に対して本発明膝サポーターの関節空間へのアプローチを膝関節の後方から説明したものである。
下の帯体3、中間部の帯体2は大腿骨A、脛骨B、の関節空間にぴったりと一致するため、膝痛に効果的であり、膝関節が屈曲した時に位置ずれしにくく、位置ずれしても適切な位置に戻す役割を果たしている。
略三角形状の押圧板10は、膝痛の好発部位である関節裂隙部、関節空間を効果的に押さえている。上の帯体1は、略三角形状の押圧板10と、1本の帯体となっている中間部の帯体2と下の帯体3の位置を安定的に維持している。
図5は略三角形の押圧板10に治療効果物質5を組み込んだ一例である。
治療効果物質5とは、ゲルマニウム、磁気、トルマリン、チタンなどの鉱物やその他の一般的に治療効果の高いと言われている物質のことである。
略三角形状の押圧板10に治療効果物質5を入れるなり組み込むなりする事もできる。もちろん、帯体にも略三角形状の押圧板10と同様にさまざまな物質を入れるなり織り込むなりすることもできる。
略三角形状の押圧板10に対して治療効果物質5は公知の手段にて取り外し可能になっているものもあり、指圧部品や、クッション部品などと入れ替えられることも可能である。
治療効果物質5は、ただ人体に接触しているよりも、圧迫力が加わることにより、押圧効果とプラスしてより治療や痛みをとるのに効果的なものとなる。
なぜならば、ただ磁力、鉱物などをシールなどで皮膚に貼り付けただけでは、人体に軽く接触しているだけであり、外した時に、薄っすらとしか磁石、鉱物の跡が皮膚に残らないが、本発明膝サポーターであればピンポイントにて圧迫力を加えるため、外した時に、深く磁力、鉱物の跡が皮膚に残るからである。
そのため磁力であれば同じガウス数であっても人体に接触しているだけより、より多くの磁力効果が期待できると推測される。
深く皮膚に跡が残る分だけ磁石、鉱物と皮膚の接触面積が広いことと、磁石、鉱物にて指圧していたことが効果が高くなると推測する根拠である。
また鍼針治療などで小さな鍼を人体に刺しその上からシールなどで剥がれないように固定する治療があり、その関連治療として小さな石の粒や金の粒を小さな鍼の変わりに使用する粒鍼治療がある。
本発明、膝サポーターを使用することにより、通常の粒鍼治療ではシールで張るだけであり圧迫力が少なかったものを解消し粒のような鍼治療効果に加え、治療物質5の治療効果とともに圧迫指圧効果を加えたより効果的な治療が可能になった。この治療物質5は数個使用されているが、1つで使用したり1つが指圧効果を考えて細く長くなるなども考えられる。
図6は全体を覆う、保温サポーター6の上に本発明膝サポーターを使用している。膝の冷えが気になる症状には、このように使用することも可能であることの説明である。もちろん本発明膝サポーターをしてから保温のために、保温サポーター6をすることもある。そして、保温サポーター6と、本発明サポーターがバラバラとなるのを防ぐために、公知手段によりつなげることもできる。
本発明、膝サポーターの使用形態を示す斜視図。 本発明、膝サポーターの使用形態を示す側面図(1)、(2)。 本発明、膝サポーターの使用形態を示す斜視図。 本発明、膝サポーターの使用形態を示す後方斜視図。 本発明、膝サポーターの略三角形状の押圧板に治療効果物質を取り入れた一例を示す後面図。 本発明、膝サポーターを、全体を保温する保温サポーターの上から使用した正面図。
1 上の帯体
2 中間部の帯体
3 下の帯体
4 別の帯体
5 治療効果物質
6 保温サポーター
7 固定体
10 略三角形状の押圧板
10a 上の一角
10b 中間部の一角
10c 下の一角
A 大腿骨
Aa 大腿骨下端の内側
Ab 大腿骨下端の外側
Ac 大腿骨下端の前面
Ad 大腿骨下端の下面
B 脛骨
Ba 脛骨内果部
Bb 脛骨外果部
C 腓骨
D 膝蓋骨
E 膝蓋靭帯

Claims (2)

  1. 上の一角である大腿骨の下端部付近と、中間部の一角である大腿骨と脛骨の関節裂隙部と、下の一角である脛骨の上端部付近とで構成される面に合うように略三角形状に形成された押圧板において、当該押圧板の下の一角付近より設けられた下の帯体は、膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、当該上の一角付近より設けられた上の帯体は膝の裏を回って中間部の一角付近に至っており、上の一角である大腿骨の下端部付から下の一角である脛骨の上端部付近までの辺に当たる部分は膝蓋骨の内側に沿う形状であり、上記上の帯体は膝蓋骨の上に位置し、上記下の帯体は膝蓋骨の下に位置することにより、膝蓋骨の位置をサポートするとともに、膝関節伸展時、屈曲時に大腿骨下端部付近を大きくスライド移動する膝蓋骨の動きに連動して上記略三角形状に形成された押圧板もピッタリと膝蓋骨に密着して大きくスライド移動するため、関節裂隙部、痛みの好発部位であり、変形しやすく、骨棘形成されやすい、大腿骨下端部付近を、上記略三角形の押圧板は押圧しながら、大きくスライド移動するので、患部を、指圧、さすり、マッサージすることになり、予防効果、治療効果のあるものであり、かつ、上記略三角形状の押圧板は、ある程度の硬さを持っており、みだりに変形したり、伸縮するようなものではなく、その材料は、硬質ゴム、硬質プラスチック、プラスチックのうちいずれかで構成したことを特徴とする膝用サポーター。
  2. 上の一角である大腿骨の下端部付近と、中間部の一角である大腿骨と脛骨の関節裂隙部と、下の一角である脛骨の上端部付近とで構成される略三角形状に形成された押圧板において、上記押圧板に治療効果物質を組込んだことを特徴とする請求項1記載の膝用サポーター。
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