JP4339874B2 - 掛け留具及び履物 - Google Patents

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Description

本発明は、簡単な構成で容易に係合できる掛け留具及び履物に関する。
一般に、履物は、左右の足の大きさや体調に合わせて、或いは履物の素材の変化、即ち素材の伸びや型くずれに合わせて、調整部材(紐、ベルト)の締め具合を調整することが望まれる。
例えば紐の場合は、調整部材としての効果は高いが、その締結作業に手間が掛かり、締結するにはある程度の力も必要になる。紐の締結作業においては、屈み込むような姿勢をとる場合が多く、特に高齢者などの被介護者にとっては困難な場合もある。
ベルトの場合は、バックル、ホック、及び面ファスナのいずれかの掛け留具が取り付けられているのが一般的であるが、例えばバックルの場合、これにベルトを挿通させるなどの作業に手間が掛かり、調整する際には、ベルトを所定の位置まで引っ張りながらバックルに挿通する必要があり、被介護者にとっては手先の細かい作業を強いられる場合もある。
ホックの場合は、ベルトに長さ調整する部材を取り付けておくと、簡単に正しい位置を保持することができるが、その着脱作業に結構力を要することになる。
面ファスナの場合は、簡単に着脱できて、走ったりした場合であっても履物が脱げたりすることは少ないが、着脱を繰り返すことで、着力が弱くなる一方、その都度、締め付け可能な位置まで引っ張る必要があり、その作業には結構力が必要になる。また、折り返して締め付けた状態で止着する場合が多く、折り返しによる重ね合わせ部位が分厚くなり、見栄えがよくない。
そして、上述した調整部材及び掛け留具においては、締結作業や着脱作業が繁雑であるため、履きやすいよう、且つ脱ぎやすいよう緩めの状態で使用している場合が多いのが現状である。
また、他の従来の掛け留具としては、例えば磁性板の磁着面が内側に位置するよう、且つ該磁着面に対して隙間が形成されるよう設けられたケース、及び該ケースに形成された挿入孔で構成された雌部材と、断面L字形状の金属製の留め部材で構成された雄部材とを備えた掛け留具が公知になっている。そして、雄部材の先端部をケースの挿入孔に挿入して引っ掛けると、該雄部材の先端部が磁性板の磁着面によって吸着され、雄部材の係合状態が保持されるようになっている(特許文献1)。
実開昭57−47905号公報
しかしながら、上記公報の掛け留具の場合、雄部材をケースの挿入孔に挿入したり、挿入孔から取り出す必要があるため、例えば指をけがした人や高齢者にとっては容易ではないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、簡単な構成で、しかも、容易に係合を解除できると共に、最適な位置で係合できる掛け留具及び履物を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る掛け留具は、非磁性体の基板2に、磁石3が設けられると共に、該磁石3との間に隙間5を介して非磁性体の掛止板4が対向して設けられ、しかも、該掛止板4に、磁石3の一部が裸出するよう掛止凹部6が形成された掛止部材1と、該掛止凹部6に挿入されて磁石3に磁着される被掛止部材10とを備え、上記掛止凹部6は、開口部側が大きくなるよう形成されてなることを特徴とする。
この場合、掛止凹部6の開口部の開口面積が大きいので、被掛止部材10の挿脱が容易になる一方、開口面積の小さい最深部7おいて、被掛止部材10が掛止部材1に掛止するようになるので、掛脱するに際して何ら力を要さず、例えば指をけがした人や高齢者でも、被掛止部材10を確実に掛止することができる。
また本発明によれば、上記掛止凹部6の最深部7に、被掛止部材10が係合する係合部6aを形成するような構成を採用することもできる。
この場合、掛止凹部6の最深部7の係合部6aにおいて、掛止凹部6と被掛止部材10とが係合されるようになるので、被掛止部材10の掛止状態がより確実に維持される。
また本発明によれば、上記被掛止部材10の被磁着面と磁石3の磁着面との中心が位置ずれするような構成を採用することもできる。
この場合、被掛止部材10の被磁着面と磁石3の磁着面の中心との中心が位置ずれすることによって、被掛止部材10と掛止部材1との接触面積が少なくなるが、その分被掛止部材10は掛止凹部6の最深部7の方向へ引っ張られることになり、掛止凹部6に確実に係合することになる。一方、被掛止部材10と掛止部材1との接触面積が少なくなることで、被掛止部材10の挿脱が容易になることに加えて、被掛止部材10と掛止部材1との強固な掛合状態を維持できる。
また、本発明に係る履物は、底部材16に設けられたベルト17に取り付けられる被掛止部材10と、該被掛止部材10に対応する位置に取り付けられる掛止部材1とを備え、上記被掛止部材10が、被磁着面を有する被磁着部材で構成され、上記掛止部材1が、非磁性体の基板2と、該基板2に設けられる磁石3と、該磁石3に隙間5を介して対向するよう基板2に設けられる非磁性体の掛止板4と、該掛止板4に、磁石3の一部が裸出するよう形成された、被掛止部材10が係合する掛止凹部6とから構成され、しかも、上記掛止凹部6は、開口部側が大きくなるよう形成され、さらに、上記被掛止部材10の被磁着面と上記磁石3の磁着面との中心が位置ずれしてなることを特徴とする。
この場合、被掛止部材10を容易に挿脱できると共に、ベルトによって長さ調整も可能になるので、従来のように、掛け留具を緩めた状態で履物を履くことがなく、足先や踵が底部材16にフィットした状態で歩行できるようになる。したがって、誰もが(被介護者を含む)、被掛止部材10を容易に挿脱できるようになり、履物を正しく履くことができる。また、磁石3による磁着と、掛止部材1と被掛止部材10による機械式係合とを併用しているので、簡単に係合できると共に、この係合を簡単に解除できる。さらに、被掛止部材10を掛止部材1から離脱させた場合には、履物の履き口が完全に解放されるので、履きやすく、脱ぎやすい。
以上のように、本発明の掛け留具は、掛止部材の掛止凹部を、開口部側が大きくなるようにしたので、被掛止部材の挿脱が容易になる。さらに、被掛止部材と掛止部材との係合が、掛止凹部の小面積の最深部においてなされるので、確実に係合することになり、実用的な掛け留具を提供できる効果がある。
また、本発明の履物は、ベルトに取り付けられた被掛止部材を、被磁着面を有する被磁着部材で構成し、被掛止部材に対応する位置に設けられた掛止部材を、非磁性体の基板と、該基板に設けられる磁石と、該磁石に隙間を介して対向するよう基板に設けられる非磁性体の掛止板と、該掛止板に、磁石の一部が裸出するよう形成された、被掛止部材が係合する掛止凹部とから構成し、さらに、掛止凹部6の開口部側を大きくなるよう形成し、被掛止部材10の被磁着面と上記磁石3の磁着面との中心を位置ずれするようにしたので、履物を履いたり、脱いだりすることが容易で、履物を常に正しく履けるよう簡単に調整できる効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る掛け留具について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態に係る掛け留具は、図1(イ)、(ロ)に示すように、掛止部材1と、該掛止部材1に掛脱可能に形成された被掛止部材10とで構成されている。
該掛止部材1は、平面視四角形の非磁性体からなる基板2と、該基板2の略中央に、磁着面が裸出するよう設けられた円板状の磁石3と、基板2に固着された断面コ字形状の非磁性体の掛止板4と、磁石3との間に形成された、被掛止部材10が挿脱可能な隙間5と、掛止凹部6に、磁石3の磁着面に平行して、且つ開口部に向かうにしたがって開口面積が大きくなるよう形成された掛止凹部6とを備えている。そして、掛止凹部6の最深部7は、円弧状の係合部6aとなっており、後述する被掛止部材10の掛止部12と係合できるよう、該掛止部12の形状に合わせて形成されている。また、磁石3の磁着面と被掛止部材10の被磁着面との中心が位置ずれしている。即ち、磁石3の磁着面の中心が被掛止部材10の被磁着面の中心に対して、掛止凹部6の最深部7よりもやや深い位置に位置している。
被掛止部材10は、磁石3の磁着面に磁着される被磁着面が形成された、磁石3と同一形状の被磁着部11と、該被磁着部11に対して垂直に固着された棒状の掛止部12とを具備している。
つぎに使用態様について説明する。上述した掛け留具を、例えば図2に示す履物15に実装した場合、長さ調整可能なベルト17の先端部に被掛止部材10が取り付けられ、該被掛止部材10に対応する底部材16の位置、即ち足先部や踵部に取り付ける。
そして、被掛止部材10を掛止部材1に係合させる場合、ベルト17の長さを調整した後、被掛止部材10を、掛止部材1の掛止凹部6の開口部から挿入して、該掛止凹部6の最深部7(係合部6a)に係合させる。この際、被掛止部材10は、掛止凹部6の開口部側が大きく形成されているので容易に挿入できる。また、被掛止部材10の被磁着面が磁石3の磁着面に対してずれた状態で磁着されるので、取り外しやすく、履物の履き口を大きく開放できる。但し、ベルト17の引き方向に負荷が掛かった場合は、掛止凹部6の最深部7(係合部6a)に強く係合することになるので、歩いても走ってもベルト17が外れることはない。仮にベルト17が緩んだとしても、磁石3によって被掛止部材10の固定が保持されているので、支障ない。
一方、掛止部材1から被掛止部材10を離脱させる場合、被掛止部材10の掛止部12を、掛止板4の掛止凹部6の最深部7(係合部6a)から引き抜くだけで簡単に離脱できる。この際、被掛止部材10の被磁着部11が磁石3から離脱して、被掛止部材10の移動が可能になる。そして、被掛止部材10を掛止凹部6に沿って開口部側に移動させると、掛止凹部6の開口面部側が被掛止部材10よりも大きく形成されているので、被掛止部材10を掛止凹部6から容易に取り出せる。
なお、前記実施形態の場合、掛け留具を適用するものとして履物15を例にとって説明したが、例えば図3(イ)〜(ハ)に示すように、上着の打ち合わせ部位、ズボンのウエストの打ち合わせ部位、帽子の調整ベルトにも適用できる。また、掛止部材1及び被掛止部材10は、取付位置を変更できるよう、調整可能又は着脱可能にしてもよい。鞄やリュックの開口部を閉塞する蓋部にも適用できる。
また、前記実施形態の場合、基板2、磁石3、掛止板4、及び被掛止部材10の形状は図示に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。
(イ)は、本発明の一実施形態に係る掛け留具の平面図、(ロ)は側断面図である。 掛け留具を履物に実装した状態の斜視図である。 (イ)は掛け留具を上着に実装した状態の図、(ロ)は掛け留具をズボンのウエストの打ち合わせ部位に実装した状態の図、(ハ)は掛け留具を帽子の調整ベルトに実装した状態の図である。
符号の説明
1…掛止部材、2…基板、3…磁石、4…掛止板、5…隙間、6…掛止凹部、6a…係合部、7…最深部、10…被掛止部材、11…被磁着部、12…掛止部、15…履物、16…底部材、17…ベルト

Claims (4)

  1. 非磁性体の基板(2)に、磁石(3)が設けられると共に、該磁石(3)との間に隙間(5)を介して非磁性体の掛止板(4)が対向して設けられ、しかも、該掛止板(4)に、磁石(3)の一部が裸出するよう掛止凹部(6)が形成された掛止部材(1)と、
    該掛止凹部(6)に挿入されて磁石(3)に磁着される被掛止部材(10)とを備え、
    上記掛止凹部(6)は、開口部側が大きくなるよう形成されてなることを特徴とする掛け留具。
  2. 上記掛止凹部(6)の最深部(7)に、被掛止部材(10)が係合する係合部(6a)が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の掛け留具。
  3. 上記被掛止部材(10)の被磁着面と磁石(3)の磁着面との中心が位置ずれしてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の掛け留具。
  4. 底部材(16)に設けられたベルト(17)に取り付けられる被掛止部材(10)と、該被掛止部材(10)に対応する位置に取り付けられる掛止部材(1)とを備え、
    上記被掛止部材(10)が、被磁着面を有する被磁着部材で構成され、上記掛止部材(1)が、非磁性体の基板(2)と、該基板(2)に設けられる磁石(3)と、該磁石(3)に隙間(5)を介して対向するよう基板(2)に設けられる非磁性体の掛止板(4)と、該掛止板(4)に、磁石(3)の一部が裸出するよう形成された、被掛止部材(10)が係合する掛止凹部(6)とから構成され、
    しかも、上記掛止凹部(6)は、開口部側が大きくなるよう形成され、
    さらに、上記被掛止部材(10)の被磁着面と上記磁石(3)の磁着面との中心が位置ずれしてなることを特徴とする履物。
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