JP4339195B2 - リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法 - Google Patents

リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4339195B2
JP4339195B2 JP2004203485A JP2004203485A JP4339195B2 JP 4339195 B2 JP4339195 B2 JP 4339195B2 JP 2004203485 A JP2004203485 A JP 2004203485A JP 2004203485 A JP2004203485 A JP 2004203485A JP 4339195 B2 JP4339195 B2 JP 4339195B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
frame
lead frame
sealing
resin sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004203485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006024854A (ja
Inventor
光 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2004203485A priority Critical patent/JP4339195B2/ja
Publication of JP2006024854A publication Critical patent/JP2006024854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4339195B2 publication Critical patent/JP4339195B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Description

本発明は、電荷結合素子(CCD:charge coupled device)等の撮像素子を基台に搭載して構成される固体撮像装置に使用されるリードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法に関するものである。
固体撮像装置は、ビデオカメラやスチルカメラ等に広く用いられ、CCD等の撮像素子を絶縁性材料からなる筐体に搭載し、受光領域を透光板で覆ったパッケージの形態で提供される。近年、電子機器の小型化に対応するため固体撮像装置の小型・薄型化が進んでいる。
以下に小型、薄型の固体撮像装置を提供するため、撮像素子を搭載するための筐体を上下左右に複数個連結した基板を一括で片面封止する手法を説明する。図5Aは複数個の基台を一括で片面封止する場合に用いられるリードフレームを概略的に示す図であり、図5Bは図5Aの1つの構成パターンを示す。
図5A−Bに示すように、リードフレーム1はフレーム枠部2とその内に一括で樹脂封止する樹脂封止領域3を複数個含む。樹脂封止領域3は連結部4と連結部より分岐した複数のリード5より構成される矩形状の構成パターン6が複数個、左右、上下に連結するように構成されている。
リードフレーム1は樹脂封止時に注入ゲート12側にあたる1辺の中央に封止基準穴7を有し、両端に封止用長穴8を含む。封止基準穴7は樹脂封止時にリードフレームを配置するための位置基準に用いられ、封止用長穴8はリードフレームの方向を規制する為に用いられる。
図6Aは樹脂封止時における封止金型とリードフレームの配置を示す斜視図であり、図6Bは樹脂封止時における、図5AのII−II線の位置に相当する封止金型内の断面図である。
下封止金型9は平板で注入ゲート12側に規制ピン10を含む。リードフレーム1は封止基準穴7と封止用長穴8を各々規制ピン10と対応する位置に挿入するように配置する。上封止金型11はリードフレーム1の各構成パターン6の間に位置する複数個の突起部14を備えるキャビティ15を各々樹脂封止領域3に対応する位置に有し、注入ゲート12側に含む位置規制穴13に規制ピン10を挿入することで、リードフレーム1を上封止金型11と下封止金型9でクランプする。
その後、封止樹脂16を注入ゲート12から注入しキャビティ15内を充たすことで樹脂封止を行う。ここで、リード5の外部端子面5aを露出するために、外部端子面5aに樹脂回り込み防止材17を貼り付けることで端子面5a上に封止樹脂16が回り込むのを防ぐ。
図7A−Bは一括で樹脂封止することで形成された固体撮像装置に用いられる筐体を示す。図7Aは平面図、図7Bは裏面図である。リードフレーム1と一体的に形成されたモールド部20は、凹形状もしくは中空の内部空間18を含む複数個の筐体19で構成されており、個々の筐体は外部端子5aを露出するようにリード5を内包する。個々の筐体に分離し、撮像素子を搭載し電気的に接続することにより、固体撮像装置を形成する(特許文献1参照)。
特開2003−7951号公報
従来の成形法では、リードフレーム1と上封止金型11のキャビティ15の位置決めは封止基準穴7のみで行っている。このため、リードフレーム1と上封止金型11及び封止樹脂16の熱膨張係数の違いにより、封止基準穴7から遠い位置にあるほど、リードフレーム1とモールド部20の位置ずれが大きくなるという課題があった。特に固体撮像装置の筐体に用いる場合、リードフレーム1の構成パターン6とモールド部20の内部空間18の位置精度は撮像素子の位置精度及び固体撮像装置の小型化に関る重要な要因である。
本発明は、リードフレームの樹脂封止領域とモールド部の相対的な位置精度を向上できるリードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法を提案する。
本発明のリードフレームは、フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを含むリードフレームであって、前記複数の各樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されていることを特徴とする。
本発明のリードフレーム封止装置は、フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを備え、各前記複数の樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されているリードフレームと、前記複数の樹脂封止領域に対応する複数のキャビティと前記複数のキャビティ間を仕切る複数個の突起部と、前記基準穴に対応する位置規制穴とを含む上封止金型と、前記基準穴及び前記位置規制穴に対応する位置規制ピンとを含む下封止金型とを備えたことを特徴とする。
本発明のリードフレーム筐体の製造方法は、フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを有し、各前記複数の樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されているリードフレームを準備する工程と、前記リードフレームの底面に樹脂回りこみ防止材を貼る工程と、前記複数の樹脂封止領域に対応する複数のキャビティと前記複数のキャビティ間を仕切る複数個の突起部と、前記基準穴に対応する位置規制穴とを含む上封止金型を準備する工程と、前記基準穴及び前記位置規制穴に対応する位置規制ピンとを含む下封止金型を準備する工程と、前記樹脂回りこみ防止材が貼られた前記リードフレームを前記下封止金型の上に前記基準穴と位置規制ピンとを対応させて配置する工程と、前記下封止金型と前記上封止金型とを、前記位置規制ピンと前記位置規制穴が対応するように勘合させて前記リードフレームを封止する工程と、前記複数のキャビティ内に樹脂を注入する工程とを含むことを特徴とする。
本発明は、複数の各樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含むことにより、一括封止成形によるリードフレームとモールド部の位置精度を向上できる。
本発明のリードフレームは複数個ある樹脂封止領域の各々に封止金型に設置するための封止基準穴を含む。封止基準穴は個々の樹脂封止領域周囲に1個ないし複数個設ける。ここで封止基準穴の位置は、樹脂注入の妨げとならないよう上封止金型の注入ゲート部と重なる部分を避け、樹脂流入時のリードフレーム変形を防ぐため注入ゲート側に封止基準穴を少なくとも1つ設けることが望ましい。前記複数の各樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴の好ましい数は、1個以上4個以下である。前記基準穴1個の好ましい直径は0.5mm以上〜2.0mm以下である。
本発明の封止金型は1個ないし複数個のキャビティを有し、各々のキャビティにつき1個ないし複数個の規制ピンを含む。
本発明のリードフレームを本発明の封止金型を用いて、複数個ある樹脂封止領域の各々を別個に規制して樹脂封止を行うことにより、上封止金型のキャビティ−とリードフレームの樹脂封止領域を精度よく配置することができ、樹脂封止におけるリードフレームとモールド部の位置精度が向上される。
前記リードフレームは、樹脂封止領域の周囲をスリットで間欠的に囲むことにより、スリットで間欠的に囲まれた領域に対する外側のフレーム部分の拘束が緩和される。このような構造をフローティング構造と称する。樹脂封止時にリードフレームの熱応力をスリット間に集中させて、スリット囲んだ領域と外側のフレーム部分を接続する微小な領域で変形を吸収することにより、樹脂封止領域のリードフレームの変形を緩和する効果がある。この結果、前記複数の各樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴の効果と相俟って、リードフレームの樹脂封止領域とモールド部の相対的な位置精度を向上できる。
更に、スリットの切れ目の側部にスリットに沿うような小スリットを設けることで変形緩和効果をより高めることができる。これにより、リードフレームとモールド部を高精度でかつ樹脂封止領域内におけるリードフレーム変形の少ない封止が行える。
前記リードフレームは、封止基準穴の周囲もスリットで間欠的に囲み、樹脂封止領域と封止基準穴を含む領域をフローティング構造とすることにより、樹脂封止時の封止基準穴部の変形を緩和できる。リードフレームの強度を保持し、且つ樹脂封止領域を規制するため、少なくとも1つの封止基準穴はフローティング構造にせず、封止基準穴の周囲の一部を樹脂封止領域と外側のフレーム部に固定する。ここで、固定する封止基準穴は樹脂流入時のリードフレーム変形を防ぐため注入ゲート側に設けることが望ましい。また、隣接する樹脂封止領域の固定した封止基準穴と隣接する箇所には、リードフレームの変形を防ぐため、封止基準穴を設けないことが望ましい。
本発明の樹脂封止領域と注入ゲートと反対側の両端の封止基準穴をフローティング構造とし、注入ゲート側の一隅の封止基準穴を固定し残る一隅には封止基準穴を設けないリードフレームを、前記リードフレームの封止基準穴と対応する注入ゲートと反対側の両端と注入ゲート側の片端に規制ピンを含む封止金型を用いて、樹脂封止を行い固体撮像素子の筐体を成形することにより、リードフレームの樹脂封止領域とモールド部の相対的な位置精度が向上することで、リードと撮像素子の相対的な位置精度を損なわずに、筐体の内部空間を撮像素子の大きさもしくは画素エリアの大きさと同程度の大きさに小型化することができ、固体撮像装置の小型化に寄与する。
さらに、前記樹脂封止領域の周囲に複数のスリットを有することが好ましい。
また、前記樹脂封止領域は複数のスリットにより間欠的に囲まれていることが好ましい。
前記樹脂封止領域を囲む前記複数のスリット同士の間に形成される切れ目の側部に該切れ目を構成する前記スリットに平行な二次スリットを備えることが好ましい。
また、前記樹脂封止領域には前記リードフレームの周囲の一方向から樹脂注入されるものであり、前記基準穴は前記樹脂封止領域の4隅のうちの3箇所に設けられており、前記基準穴のうち2箇所は樹脂注入口と反対側の2隅に位置し、前記樹脂注入口と反対側に設けられた2箇所の前記基準穴を含み前記樹脂封止領域を囲むように前記スリットが間欠的設けられていることが好ましい。
前記樹脂封止領域の周囲の少なくとも一部には、スリットを設けなくてもよい。
なお、各前記樹脂封止領域は凹型または上下に貫通する開口部を有し、前記開口部に固体撮像素子を載置するものであって良い。
本発明のリードフレーム封止装置においては、前記基準穴は前記樹脂封止領域の4隅のうちの2箇所に設けられており、前記規制ピンおよび前記位置規制穴は前記基準穴に対応して前記キャビティの4隅のうち2箇所に設けられていてもよい。
(実施の形態1)
本発明の固体撮像装置の筐体及びその製造方法の一実施形態について、以下、図面を参照しながら説明する
図1Aは本発明の第一の実施形態の半導体装置に用いられるリードフレームの構成を示す図である。図1Bは図1Aの1つの構成パターンを示す。
図1に示すように、リードフレーム1はフレーム枠部2とその内に一括で樹脂封止する樹脂封止領域3を複数個含む。樹脂封止領域3は連結部4と連結部より分岐した複数のリード5より構成される矩形状の構成パターン6が複数個、左右、上下に連結するように構成されている。複数個の樹脂封止領域3は各々その周囲に1個ないし複数個の封止基準穴7を含む。ここで封止基準穴の位置は、図1A(a)に示すように、樹脂注入の妨げとならないよう注入ゲート12と重なる部分を避け、樹脂流入時のリードフレーム変形を防ぐため注入ゲート12側に少なくとも1つの封止基準穴7を設けることが望ましい。また、封止基準穴7は図1A(b)に示すように注入ゲート12側の両端に設けてもよいし、図1A(c)に示すように樹脂封止領域3の外側の4隅に設けてもよい。
リードフレームは、例えば、サイズは長さ50mm〜300mm、幅20mm〜80mm、厚み0.05mm〜1.0mm程度であり、材質はCu、Fe−Ni材から成るリードフレームが用いられる。また、リードフレームの表面にはリード部5にAgメッキ、外部端子にはSn−Biメッキあるいはリードフレーム1全面にNi−Pd−Auメッキを施したものなどが使用されている。
次に、本実施形態の固体撮像装置の製造方法を説明する。図4Aは樹脂封止時における封止金型とリードフレームの配置を示す斜視図であり、図4Bは樹脂封止時における、図1AのI−I線の位置に相当する封止金型内の断面図である。
本発明における封止金型の下封止金型9は平板で上封止金型11はリードフレーム1の各構成パターン6に位置する複数個の突起部14を備えるキャビティ15を各々樹脂封止領域3に対応する位置に有している。キャビティ15の各々に対して、下封止金型9に規制ピン10と上封止金型11に位置規制穴13をリードフレーム1の封止基準穴7と対応する位置に含む。
まず、前述の固体撮像装置に用いられるリードフレーム1の少なくとも樹脂封止領域3の底面に、必要に応じて、樹脂回り込み防止材17を貼り付ける。樹脂回り込み防止材17の貼付は、樹脂封止工程の前であればいつ行ってもよいし、封止金型で樹脂回り込みを抑制できる場合は省くことができる。リードフレーム1はフレーム枠部2、連結部4、リード5から構成されており、リードフレーム上に貫通パターンを形成しているため断面図では各部が分断されている。
次に、樹脂封止工程において、下封止金型9の規制ピン10に対応するリードフレーム1の封止基準穴7及び上封止金型11の位置規制穴13の中心軸が一致するように配置し、リードフレーム1をキャビティ15を含む上封止金型11と下封止金型9の間に挟み、樹脂封止領域3の周辺部を封止金型でクランプする。次に、封止樹脂16をキャビティ15内に充填する。封止樹脂16はエポキシ樹脂等の熱硬化性又は可塑性樹脂からなり、180℃近辺で溶融し液体状になった封止樹脂16はキャビティ15内のリードフレーム1の上面領域を樹脂注入方向から均一に包括し、3秒〜60秒程で固化して固体化する。ここで、キャビティ15を下封止金型9に設けた封止金型を用いて、上下逆にして樹脂封止を行っても良いし、規制ピン10を上封止金型11に設け、位置規制穴13を下封止金型9に設けた封止金型を用いて、樹脂封止を行っても良い。
このようにして、リードフレーム1と一体的に形成されたモールド部20は、 キャビティ15に設けられた突起部14により、凹形状もしくは中空の内部空間18を含む複数個の筐体19で構成されており、 個々の筐体はリード5の素子接続端子面及び外部端子面を露出するようにリード5を内包する。
本発明による固体撮像装置に用いられる筐体の製造方法によれば、リードフレーム1の複数個ある樹脂封止領域3の各々を別個に規制して樹脂封止を行うことにより、上封止金型11のキャビティ−15とリードフレーム1の樹脂封止領域3を精度よく配置することができ、樹脂封止におけるリードフレーム1とモールド部20の位置精度が向上される。
次に樹脂回り込み防止材17を貼り付けている場合は、樹脂回り込み防止材17を除去し、例えば、回転ブレード(図示せず)による切削等の手段を用いて、筐体19の各ユニットに分離する。ここで、回転ブレードの材質はダイヤモンドの粒をボンド材で固めたものが使用され、回転ブレードの幅は30μm〜100μmであり、切削水を切削部にかけながら、20000rpm〜40000rpmで高速回転させ10mm/s〜100mm/sのスピードで切断する。
次に、必要に応じてSn−Ag−Cu系やCuコアの半田ボールを筐体19の裏面に露出したリード5の外部端子面に実装する。
次に、固体撮像素子(図示せず)を内部空間18の中央に搭載し、固体撮像素子上の電極パッドとリード5の素子接続端子面を電気的に接続する。ここで、中空の筐体19に対しては固体撮像素子上の電極パッド上にAu等からなる金属細線でバンプを形成し、導電性ペーストを用いて筐体19の裏面に露出した素子接続端子面と電気的に接続した後、周囲を絶縁性樹脂で包含して固定する(FCB工程)などの手段を用いる。また、凹状の内部空間18を含む筐体19に対しては、内部空間18内に固体撮像素子をAgペーストや100℃〜250℃で硬化されるエポキシ系の絶縁性樹脂などの接着剤を用いて固定し、Au等からなる金属細線で固体撮像素子上の電極パッドと内部空間18内に露出させたリード5の素子接続端子面を超音波熱圧着法によりワイヤボンディングするなどの手段を用いる。金属細線は直径18〜30μmのAuワイヤーが一般的に用いられ、固体撮像素子上の電極パッド表面はAlで皮膜されており、リード5の表面はAgやNi−Pd−Auめっき等が施される。
次に、大きさ1mm×1mm〜15mm×15mm、厚み0.1mm〜1mm程のガラス(図示せず)を熱硬化性樹脂やUV硬化性樹脂等の接着剤を用いて内部空間18の上面に搭載する。
ボール搭載、及び固体撮像素子の搭載、ガラス搭載は必要に応じて筐体19を各ユニットに分離する前に行っても良い。また、このようにして製造される固体撮像装置のサイズは2mm×2mm〜15mm×15mm、厚みは0.2mm〜1mm程度となる。
なお、固体撮像装置においては、光学特性の観点で固体撮像素子とリードフレームの位置精度が重要であることから本実施例は特に有効であるが、固体撮像素子のみならず他の光学素子、例えばレーザ等の発光素子、フォトダイオード等の受光素子においても有効である。
なお、凹状の内部空間18は貫通するものであって、この貫通口よりも大きな固体撮像素子(図示せず)を該貫通口の周辺で接着してフリップ実装するものであっても構わない。
(実施の形態2)
図2A−Bは本発明の第二の実施形態の半導体装置に用いられるリードフレームの構成を示す図である。図2Aに示すように、リードフレーム1はフレーム枠部2とその内に一括で樹脂封止する樹脂封止領域3を複数個含む。樹脂封止領域3は連結部4と連結部より分岐した複数のリード5より構成される矩形状の構成パターン6が複数個、左右、上下に連結するように構成されている。複数個の樹脂封止領域3は各々その周囲に1個ないし複数個の封止基準穴7を含む。
ここで、樹脂封止領域3はその周囲を複数のスリット21で間欠的に囲まれている(フローティング構造)。このように、樹脂封止領域3の周囲をスリット21で間欠的に囲むことにより、樹脂封止時にリードフレーム1に生ずる熱応力をスリット間連結部22に集中させ、変形を吸収することにより、樹脂封止領域3内部のリードフレームの変形を緩和する効果がある。
更に、図2Bに示すように、スリット間連結部22の側部に二次スリット23を備える事で、スリット間連結部22の連結方向の変形を吸収することができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の第三の実施形態の半導体装置に用いられるリードフレームの構成を示す図である。図3に示すように、リードフレーム1はフレーム枠部2とその内に一括で樹脂封止する樹脂封止領域3を複数個含む。樹脂封止領域3は連結部4と連結部より分岐した複数のリード5より構成される矩形状の構成パターン6が複数個、左右、上下に連結するように構成されている。複数個の樹脂封止領域3は各々注入ゲート12と反対側の二隅と注入ゲート12側の一隅に封止基準穴7を有しており、注入ゲート12側の残る一隅は封止基準穴7のないフリー部24を設けている。
樹脂封止領域3は注入ゲート12側の封止基準穴7A側の一隅を除いて、その周囲を複数のスリット21で間欠的に囲まれ、二次スリット23を備えたフローティング構造をしており、注入ゲート12と反対側の封止基準穴7Bもその周囲をスリット21で間欠的に囲まれ、二次スリット23を備えたフローティング構造をしている。
封止基準穴7Bの周囲もスリット21で間欠的に囲み、樹脂封止領域3と封止基準穴7Bを含む領域をフローティング構造とすることにより、樹脂封止時の封止基準穴部の変形も緩和できる。ここで、注入ゲート12側の封止基準穴7Aの周囲にはスリット21を設けず、樹脂封止領域3を注入ゲート側封止基準穴7A側の一隅で外側のフレーム枠部2に固定することにより、リードフレームの強度を保持しつつ樹脂封止領域を規制できる。また、フリー部24を設けて、リードフレームの拘束が弱い箇所を意図的に作ることでリードフレームがたわむのを防ぐことができる。
このリードフレーム1の封止基準穴と対応する位置に、各キャビティ5の注入ゲート12と反対側の両端と注入ゲート12側の片端に規制ピンを含む封止金型を用いて、樹脂封止を行い固体撮像素子の筐体を成形することにより、リードフレームの樹脂封止領域とモールド部の相対的な位置精度が向上する。
本発明の半導体装置に用いられるリードフレーム及びリードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法は、ビデオカメラやスチルカメラ等に用いられる固体撮像装置の製造に有用である。また、固体撮像素子のみならず他の光学素子、例えばレーザ等の発光素子、フォトダイオード等の受光素子においても有効である。
A(a)−(c)は本発明の実施形態1における固体撮像装置に用いられるリードフレームを示す平面図、BはAの部分拡大図。 A−Bは本発明の実施形態2における固体撮像装置に用いられるリードフレームを示す平面図。 本発明の実施形態3における固体撮像装置に用いられるリードフレームを示す平面図。 Aは本発明の実施形態1における固体撮像装置の製造方法を示す樹脂封止時における封止金型とリードフレームの配置を示す斜視図で、図4Bは樹脂封止時における、図1AのI−I線の位置に相当する封止金型内の断面図である。 Aは従来の半導体装置に用いられるリードフレーム示す平面図、Bは同拡大図。 Aは従来の一括形成された固体撮像装置に用いられる樹脂封止時における封止金型とリードフレームの配置を示す斜視図、Bは図5AのII−II線の位置に相当する封止金型内の断面図。 Aは従来の半導体装置の製造方法を示す平面図、Bは同裏面図。
符号の説明
1 リードフレーム
2 フレーム枠部
3 樹脂封止領域
4 連結部
5 リード
6 構成パターン
7,7a,7b,7c 封止基準穴
8 封止用長穴
9 下封止金型
10 規制ピン
11 上封止金型
12 注入ゲート
13 位置規制穴
14 突起部
15 キャビティ
16 封止樹脂
17 樹脂回り込み防止材
18 内部空間
19 筐体
20 モールド部
21 スリット
22 スリット間連結部
23 二次スリット
24 フリー部

Claims (7)

  1. フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを含むリードフレームであって、
    前記複数の各樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、
    前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、
    前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されていることを特徴とするリードフレーム。
  2. 記基準穴は前記樹脂封止領域の4隅のうちの3箇所に設けられており、前記基準穴のうち2箇所は前記注入ゲートと反対側の2隅に位置している請求項に記載のリードフレーム。
  3. 前記各樹脂封止領域は凹型又は上下に貫通する開口部を含む請求項1または2のいずれかに記載のリードフレーム。
  4. 前記開口部に固体撮像素子を載置する請求項に記載のリードフレーム。
  5. フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを備え、各前記複数の樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されているリードフレームと、
    前記複数の樹脂封止領域に対応する複数のキャビティと前記複数のキャビティ間を仕切る複数個の突起部と、前記基準穴に対応する位置規制穴とを含む上封止金型と、
    前記基準穴及び前記位置規制穴に対応する位置規制ピンとを含む下封止金型とを備えたことを特徴とするリードフレーム封止装置。
  6. 前記基準穴は前記樹脂封止領域の4隅のうちの2箇所に設けられており、
    前記規制ピン及び前記位置規制穴は前記基準穴に対応して前記キャビティの4隅のうち2箇所に設けられている請求項に記載のリードフレーム封止装置。
  7. フレーム枠と、前記フレーム枠内の複数の樹脂封止領域と、各前記樹脂封止領域内に前記フレーム枠と繋がる複数本のリード部とを有し、各前記複数の樹脂封止領域に対応して位置規制ピンを挿入するための基準穴を少なくとも1つ含み、前記樹脂封止領域に樹脂を注入する注入ゲート側を除いて、前記樹脂封止領域を囲むように複数のスリットが間欠的に設けられ、前記スリット同士の間に形成されるスリット間連結部を覆うようにして、該スリット間連結部を構成する前記スリットに平行な二次スリットが、該スリット間連結部の両側に形成されているリードフレームを準備する工程と、
    前記リードフレームの底面に樹脂回りこみ防止材を貼る工程と、
    前記複数の樹脂封止領域に対応する複数のキャビティと前記複数のキャビティ間を仕切る複数個の突起部と、前記基準穴に対応する位置規制穴とを含む上封止金型を準備する工程と、
    前記基準穴及び前記位置規制穴に対応する位置規制ピンとを含む下封止金型を準備する工程と、
    前記樹脂回りこみ防止材が貼られた前記リードフレームを前記下封止金型の上に前記基準穴と位置規制ピンとを対応させて配置する工程と、
    前記下封止金型と前記上封止金型とを、前記位置規制ピンと前記位置規制穴が対応するように勘合させて前記リードフレームを封止する工程と、
    前記複数のキャビティ内に樹脂を注入する工程とを含むことを特徴とするリードフレーム筐体の製造方法。
JP2004203485A 2004-07-09 2004-07-09 リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法 Expired - Fee Related JP4339195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004203485A JP4339195B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004203485A JP4339195B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006024854A JP2006024854A (ja) 2006-01-26
JP4339195B2 true JP4339195B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=35797897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004203485A Expired - Fee Related JP4339195B2 (ja) 2004-07-09 2004-07-09 リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4339195B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006024854A (ja) 2006-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI381506B (zh) 先進四方扁平無引腳封裝結構及其製造方法
JP3793628B2 (ja) 樹脂封止型半導体装置
US7772687B2 (en) Multiple electronic component containing substrate
US7893547B2 (en) Semiconductor package with a support structure and fabrication method thereof
JP4827593B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR101847691B1 (ko) 전자 부품의 제조 방법 및 제조 장치
JP4614586B2 (ja) 混成集積回路装置の製造方法
JP2009140962A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR20080108908A (ko) 반도체 장치, 그 제조 방법 및 반도체 장치 제품
JPH11312706A (ja) 樹脂封止型半導体装置及びその製造方法、リードフレーム
KR100389230B1 (ko) 개별반도체장치및그제조방법
JP2000068397A (ja) 半導体装置用パッケージ及びその製造方法
JP3892259B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100526667B1 (ko) 수지밀봉형반도체장치및그제조방법
JPH0837253A (ja) 半導体装置およびその製造方法並びに実装方法
KR19990068199A (ko) 프레임 형상의 몰드부를 갖는 반도체 장치용 패키지 및 그 제조 방법
KR101515777B1 (ko) 반도체 패키지 제조방법
JP2010263108A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR101967261B1 (ko) 이미지 센서 패키지 및 이것의 제조 방법
JP2008270301A (ja) 半導体装置
JP4339195B2 (ja) リードフレーム、リードフレーム封止装置及びリードフレーム筐体の製造方法
JP5437179B2 (ja) 半導体パッケージ及びその製造方法
JP3127584B2 (ja) 樹脂製中空パッケージを用いた半導体装置
KR100692325B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH11186481A (ja) リードフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20090609

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090701

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees