JP4338563B2 - 画像処理装置、画像処理システム及び画像処理方法並びに画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮影装置から送られる原画像データ(CCD−RAWデータ)に基づいてデジタル画像を再生表示しながら、各種の画像処理を行う画像処理方法、画像処理システム及び画像処理装置並びに画像処理プログラムに関する。
デジタル画像の画質を向上させる上で、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理端末を用いて、デジタル画像のカラーバランス、ホワイトバランスやトーンカーブといった各種の補正を行うことが有効である。例えば、デジタルカメラを用いた撮影では、デジタルカメラからPCに画像データが送られる。PCに備え付けのモニタに表示される画像を観察しながら、各種の補正パラメータを変更する検定作業を行うことで、オペレータの意図した仕上がりの画像を得ることができる。
また、ホワイトバランス処理や露出補正等がなされていない原画像データ(RAWデータ)を出力可能なデジタルカメラを用いることにより、デジタルカメラ側で色情報を落とすことなくPC側で画像検定を行うことができる。
原画像データはデジタルカメラの撮像デバイスから出力されたままのデータであり、PCのモニタに表示するために、ホワイトバランス補正や露出補正のパラメータ(以下、現像パラメータと称する)に基づいて画像補正を行い、例えばTIFF(Tagged Image File Format)形式の表示用画像データに変換する(以下、現像処理と称する)必要がある。しかし、原画像データは、各色毎に例えば12ビットあるいは16ビットの階調値で表される画素データから構成されるため、データサイズが非常に大きく、現像処理に長時間を要する。そして、各種現像パラメータが変更される毎に、変更後のパラメータにて再び現像処理が行われるため、原画像データのサイズが大きいと検定作業に要する時間が非常に長くなるという問題があった。また、現像処理中はCPUへの負荷が非常に高くなるため、各種現像パラメータを変更して現像処理を繰り返す間は、他の処理を行うことができないという問題も生じていた。
従来の検定作業では、オペレータが検定対象となる画像を1つずつ選択し、個々の画像毎に現像パラメータを変更していたため、データサイズの大きい原画像データを扱うと検定作業が完了するのに長時間を要するという懸念が生じていた。特に、スタジオ撮影などのように、複数の撮影画像にわたって撮影環境がほぼ同じである場合には、最適な現像パラメータもほぼ同じであるにもかかわらず、オペレータが1つずつ画像検定を行うのでは、非効率であると言わざるを得ない。
更に、上記の現像パラメータの他に、色補正やトリミングといった画像調整のパラメータも同時に補正できるようになっている。従来の検定作業では、この画像調整用のパラメータが変更される毎に、上記の現像処理とともに画像調整を行っているため、やはり検定作業が長時間化してしまうという問題があった。
この問題に対処するために、原画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Coding Expert Group)形式で圧縮したもの(縮小画像データ)を検定で用いたりするといったことが考えられる。しかし、JPEG形式の画像は、原画像データを現像処理して得られる表示用画像データと色空間やビット数が異なるため、表示用画像と色合いが異なってしまい、適正な検定を行えなくなってしまう恐れがある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、原画像データを利用して検定作業を行う場合に、作業に要する時間を短縮することができるとともに、適正な検定を行うことのできる画像処理方法、システム及び装置並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、デジタルカメラにより撮影されたRAWデータである原画像データを取得し、取得した原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像処理装置において、前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成する手段と、生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを判定する手段と、判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定する手段と、決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成する手段と、前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行う手段と、補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とする手段と、決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施す手段と、を備えたことを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、被写体を撮影してRAWデータである原画像データを生成するデジタルカメラと、前記原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像変換装置とから構成される画像処理システムであって、前記デジタルカメラと前記画像変換装置のいずれか一方において、前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成し、生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを自動判定し、判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定し、決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成し、前記画像変換装置は、前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行うとともに、補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とし、決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施すことを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、デジタルカメラにより撮影されたRAWデータである原画像データを取得し、取得した原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像処理方法において、前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成し、生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを自動判定し、判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定し、決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成し、前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行うとともに、補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とし、決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施すことを特徴とする。
画像内に間引き率の高い第1エリアと間引き率の低い第2エリアとがある場合には、間引き後の第1エリア内の画素データで補間又は置換することで画素密度を第1エリア内と第2エリア内とで等しくすることが好ましい。また、縮小画像のうち画像補正が完了していない画像に対応する縮小画像は白黒表示することが好ましい。
第1補正パラメータが変更される毎に、簡易原画像データに対して変更後の第1補正パラメータにて画像補正を行う。そして、補正後の簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示する。また、第1補正パラメータの決定後、簡易表示用画像に対して、例えば色調整やトリミングに関する第2補正パラメータにて画像調整を行う。そして、決定された第2補正パラメータにて表示用画像データに画像調整を行う。
同等の撮影条件にて得られた複数の撮影画像に対して画像処理を行う場合は、同じ補正パラメータにて一括で画像補正を行うことが好ましい。そこで、1コマ目の画像に対して簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、決定された第1補正パラメータにて、2コマ目以降の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行うことが好ましい。また、複数の画像のうち、1の画像に対して簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、決定された第1補正パラメータにて、選択された他の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行っても良い。さらに、上記の2通りの処理モードを備え、撮影条件に応じて選択するようにしても良い。
本発明によれば、撮影シーンに基づいて間引き率を決定し、原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成するようにしたので、簡易原画像データ色空間やビット数が原画像データを現像処理して得られる表示用画像データと同じで、色の誤認識の防ぐことができるだけでなく、撮影シーンに応じて間引き率を可変させることで検定に必要な情報を残し、適正な検定を行える。また、原画像データを間引いた、データサイズの小さな簡易原画像データを用いて、現像処理に適用される第1補正パラメータを調整するようにしたから、画像処理に要する時間を短縮することができる。
また、間引き率を、画像の複数エリア毎に定めることで、検定に必要なエリアの情報を残しながら、検定にあまり必要でないエリアの情報を間引くことができるので、画像処理に要する時間を効果的に短縮できるだけでなく、より正確な検定を行うことができる。
さらに、原画像データに対応するデータサイズの小さな縮小画像に基づいて間引き率を決定すれば、間引き率の決定に要する時間を短縮することができる。また、縮小画像のうち画像補正が完了していない画像に対応する前記縮小画像を白黒表示するようにすれば、例えば、JPEG形式で圧縮され色空間や表示可能色数が異なる縮小画像を観察したオペレータが誤った色認識を持ってしまうのを防止することができる
また、決定された第1補正パラメータに基づき現像処理され、モニタ表示される画像に基づいて、画像調整用の第2補正パラメータを調整するようにすれば、画像調整時に原画像データを現像処理する必要がなく、画像処理時間を効果的に短縮することができる。
さらに、同等の撮影条件にて得られた複数の撮影画像に対して、同じ補正パラメータにて一括で画像補正を行うことで、画像処理を効率よく行うことができる。また、原画像データが得られる毎に、決定された補正パラメータにて自動的に画像処理を行う第1の処理モードと、選択された画像に対してのみ画像処理を行う第2の処理モードとを切り替え可能とすることで、撮影状況に応じて適切な処理モードにて画像処理を行うことができる。
図1は、デジタルカメラ10と画像検定用PC30とで構成される撮影システムのブロック図である。画像検定用PC30としては、撮影で得られたデジタル画像に各種補正処理を施すための画像処理プログラムがインストールされた市販タイプのパーソナルコンピュータを用いることができる。デジタルカメラ10と画像検定用PC30は、通信ケーブル11を介して互いに接続され、撮影制御データや画像データを送受信することができる。通信ケーブル11は、例えばUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394に準拠したものが用いられる。通信ケーブル11の代わりに、無線通信手段を用いてデータの接受を行ってもよい。
デジタルカメラ10の各部は、データバス12を介して互いに接続され、CPU13によってその動作が総括的に制御される。ROM14には、デジタルカメラ10を動作するためのプログラムが記録されており、デジタルカメラ10の起動時にRAM15にロードされる。撮像部16には、周知の撮影レンズやCCD等が備えられ、被写体の光学像を光電変換してデジタルの画像データを生成する。絞りやシャッタ速度などの撮影条件は、操作部17に設けられた各種の設定ボタンを操作することで設定される。画像検定用PC30において撮影条件を決定し、通信ケーブル11を介して設定情報をデジタルカメラ10に送ることで、撮影条件を設定しても良い。さらに、撮影制御用の別のPCをデジタルカメラ10に接続することもできる。
撮像部16から出力された画像データは、RAM15にバッファされる。この画像データは、ホワイトバランス処理等の画像補正がなされていない原画像データ(RAWデータ)であり、例えば各色毎に16ビットで表される階調値を持った4256×2848画素分の画素データから構成される。画像処理回路18は、原画像データに対して、階調値を8ビットに縮小するとともに、予め機種毎に設定された条件にてホワイトバランス(WB)処理や階調変換処理等を行い、画像補正済みの画像データを出力する。圧縮/伸張処理回路19は、画像補正済みの画像データをJPEGで定められたフォーマットに従い圧縮して、圧縮画像データを出力する。また、画像補正済みの画像データを間引き演算することで、例えば603 ×402 ピクセルのJPEG画像データ(縮小画像データ)を生成する。なお、本実施形態では、処理に要する時間を短縮するために縮小画像データとしてJPEG形式にて圧縮したものを用いたが、原画像データを一定割合で間引いたものを縮小画像データとして用いてもよい。
原画像データは、縮小画像データとともに、入出力I/F22を介して画像検定用PC30に送られる。または、原画像データだけが画像検定用PC30に送られるようにしてもよい。また、LCD23には、撮影モード時には被写体像が連続的に表示され、再生モード時には、記録メディア21内の画像が再生表示される。なお、本実施形態では、入出力I/F22を介して原画像データを画像検定用PC30に直接送信しているが、原画像データを記録メディア21に記録しておき、この記録メディア21を画像検定用PC30にセットすることで、原画像データを送るようにしても良い。
画像検定用PC30は、デジタルカメラ10から送られた原画像データに基づいて画像をモニタ31に再生表示するとともに、キーボード32やマウス33などの入力デバイスからの操作信号に応答して種々の画像補正を行う。画像検定用PC30の各部は、データバス34を介して互いに接続され、CPU36によってその動作が総括的に制御される。デジタルカメラ10から送られた原画像データは、対応する縮小画像データとともに、入出力I/F37、データバス34を介してハードディスク等の外部記憶装置38に記録される。キーボード32やマウス33などの入力デバイスは、後述の画像補正時や、デジタルカメラ10の撮影条件を設定する際に操作される。
画像処理プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体やインターネット等を介して画像補正用PC30の外部記憶装置38にインストールされる。キーボード32やマウス33を操作して画像処理プログラムを実行すると、画像処理プログラムがRAM39に読み出されて実行される。
画像処理プログラムが実行されると、図2、または、図3に示す検定画面50がモニタ31に表示される。検定画面50には、検定対象画像51を表示する検定対象画像表示領域52,複数の縮小画像を並べて表示する縮小画像表示領域53,及びパラメータ調整領域54が設けられている。検定対象画像表示領域52の上側には、検定対象画像51のタイトル(ファイル名)が表示されたタイトルバー56が表示される。
検定対象画像51は、対応するJPEG形式の縮小画像データに基づき、撮影シーンが判定され、判定された撮影シーンに応じた間引き率にて原画像データを間引くことで生成される簡易原画像データに基づくものである。以下、簡易原画像データの生成処理について、図4に示すフローチャートをもとに説明をする。
画像処理プログラムの実行に伴い、撮影シーン判定がなされ、検定対象画像51が人物、風景、建物、前記3つ以外のもの(その他)の4つのうちのいずれを撮影したものか場合分けされる(S1)。撮影シーン判定は、縮小画像データの空間周波数特性や画素ごとの色濃度階調値に基づいて、輪郭の形状や輪郭内部を構成する色成分などを判断することで行われる。そして、直線的な輪郭にて構成されている部分は建物を撮影したシーンであると判断し、輪郭が曲線にて構成されている部分に関しては輪郭内部を構成する色情報から、風景を撮影したシーンであるか建物を撮影したシーンであるかが判断される。また、輪郭が楕円形であり、輪郭内部を構成する色情報が肌色の場合には人物を撮影したシーンであると判断される。
なお、本発明は、撮影シーンを判定する手法によって限定されるものではない。画像データに基づいて撮影シーンを判定する手法としては、上記手法以外にも様々な手法が知られており(例えば、特開2001−218015号公報)、このような公知の手法に基づいて撮影シーンを判定することができる。また、本実施形態では、撮影シーンを4つの場合に分ける例で説明をしたが、撮影シーンの場合分けパターンは無数に考えられ、自由に設定することができる。さらに、本実施形態では、処理の時間を短縮させるために、縮小画像データ基づいて撮影シーン判定を行う例で説明をしたが、撮影シーンの判定は原画像データ、または、原画像データを一定割合で間引いたデータを解析することによっても可能である。
撮影シーンの判定結果に応じて、原画像データのエリアごとの間引き率が決定される(S2)。図5に示すように、間引き率は、検定にあまり使用しないエリアの情報を大きく間引くことで処理時間を短縮する一方、検定に必要なエリアの情報はできるだけ残して適正な検定を行えるように決定される。
人物を撮影したものである場合には、人物エリアの情報は検定に必要なので、低い間引き率にて間引かれ、これ以外のエリア、例えば背景エリアは人物エリアほど検定に重要ではないので、高い間引き率にて間引かれる。風景を撮影したものである場合は、全エリアが一定の間引き率にて間引かれる。建物を撮影した場合には、主要被写体を含むエリアが低い間引き率にて間引かれ、これ以外のエリアは高い間引き率にて間引かれる。前記3つ以外のもの(その他)を撮影したものである場合には、高周波エリアが低い間引き率にて間引かれ、低周波エリアが高い間引き率にて間引かれる。
ここで、高周波エリアとは、画像データ(本実施形態においては、縮小画像データ)の空間周波数の高周波成分の積分値が所定値以上となるエリアを表し、このようなエリアは、例えば、細かな模様などを撮影した場合に得られやすい。同様に、低周波エリアとは、低周波成分の積分値が所定値以上となるエリアを表し、例えば、空などを撮影した場合に得られやすい。
なお、エリアごとに間引き率を可変させる例で説明をしたが、全エリアを一定の間引き率によって間引くようにしてもよい。この場合、撮影シーン判定にて場合分けされた人物、風景などのシーンごとに、間引き率を可変させる。また、エリアの設定や、エリアごとの間引き率は、上記の例に限定されるものではないので、自由に設定することができる。例えば、人物を撮影したものである場合に、人物エリアのうち、特に、人物の顔エリアの間引き率を低く抑えるように設定を変更してもよい。
さらに、画像処理プログラムによって自動で撮影シーン判定が行われる例で説明をしたが、検定者が手動で判定を行うようにしてもよい。この場合、予め用意された人物、風景など複数の撮影シーンの中から最も適切な撮影シーンをマウス33やキーボード32を介して入力するようにすればよい。また、画像処理プログラムによって自動で間引き率が決定される例で説明をしたが、マウス33やキーボード32を介して、間引き率や、間引くエリアなどを選択するようにしてもよい。
続いて、決定された間引き率にて原画像データを間引くことで簡易原画像データが生成される(S3)。簡易原画像データの生成にあたり、画像のエリアごとに間引き率が異なる場合(本実施形態においては、人物、建物、その他の場合)、間引き後に残された画素の数はエリアごとに異なるため、そのまま組み合わせて簡易画像データを生成すると、画像に歪みなどが発生し、原画像データとは印象の異なるものになってしまう。このような問題を防止するため、簡易原画像データを生成において、画像のエリアごとに間引き率が異なる場合には、最も低い間引き率にて間引かれたエリアの画素密度と等しくなるように、間引き率が高いエリアの画素間にできた隙間を、近隣の画素にて置換することによって、画像補間処理が行われる。なお、画像補間処理においては、置換に最適な画素を近隣の画素の色濃度階調値などから推定し、この推定した画素にて置換を行うようにしてもよい。
このようにして生成された簡易原画像データは、画像処理プログラムで予め定められた初期パラメータにて画像補正が施されるとともに、例えば16ビットの階調値を持ったTiff形式に変換された簡易表示用画像データとしてモニタ出力される。これにより、検定対象画像表示領域52に、検定対象画像51が表示される。以下、簡易原画像データに画像補正を行い、簡易表示用画像データとして出力する処理を「仮現像処理」と称する。また、原画像データに画像補正を行い、表示用画像データとして出力する処理を「本現像処理」と称する。
縮小画像表示領域53には、複数の縮小画像60〜63が並べて表示される。この縮小画像60〜63の各々は、対応するJPEG形式の縮小画像データに基づき再生表示される。図3に示す例では、4コマ分の縮小画像が表示されているが、同時に表示するコマ数は適宜増減することができる。また、検定対象画像51に対応する縮小画像62の周囲には、選択カーソル64がハイライト表示され、検定対象画像51と縮小画像62とが対応づけられる。縮小画像表示領域53の右側には、上下方向にスクロール移動可能なスクロールバー65が設けられる。縮小画像が5コマ以上ある場合には、スクロールバー65を上下にスライドすることにより、5コマ目以降の縮小画像を表示することができる。
縮小画像表示領域53に表示される複数の縮小画像60〜63のうち、検定作業が完了していないもの(図2の例では右側2コマ分の縮小画像62,63)については、白黒表示されている。縮小画像として用いられるJPEG形式の画像データは、各色のビット数が8ビットと小さく、検定対象画像51と比較すると表示可能な色数が少ない。このため、縮小画像60〜63と検定対象画像51の表示色が異なり、縮小画像を観察したオペレータが検定対象画像51に対して誤った色認識を持つおそれがあるためである。なお、検定が完了した縮小画像(例えば左端から2番目の縮小画像61)や、検定対象外の縮小画像(例えば最も左側の縮小画像60)に関しては、フルカラーで表示される。
パラメータ調整領域54には、現像処理時のパラメータ(現像パラメータ)を変更する「現像条件」と、画像調整時のパラメータ(調整パラメータ)を変更する「画像調整」の2タイプの変更画面が設けられ、上部に表示される切り替えタブ70を選択することで、各々の変更画面に切り替えられる。「現像条件変更」のタブが選択されると、図2に示す現像条件変更画面71が表示される。現像条件変更画面71には、例えば、トーンカーブを補正するトーンカーブ補正部72,ホワイトバランスを補正するホワイトバランス補正部73,露出補正ボックス74及び増感補正ボックス75が表示され、マウス33を操作してカーソル47を調整を行うべき箇所に移動させ、クリック操作やドラッグ操作を行うことで、各現像パラメータを変更することができる。現像パラメータが変更されると、変更後の現像パラメータに基づき仮現像処理が行われ、新たに生成された簡易表示用画像が検定対象画像51として更新表示される。
前述のように、「画像調整」のタブが選択されると、図3に示す画像調整画面80が表示される。画像調整画面80においては、カラーバランスやブライトネス、コントラストといった調整パラメータを変更することができる。各々の調整パラメータの値は、対応して表示される入力ボックス81に数値を直接入力する、あるいはインジケータ82を図中左右に移動することで、変更することが可能である。各々の調整パラメータが変更されると、検定対象画像51に対応する表示用画像データに対して画像補正が施され、補正後の画像が検定対象画像表示領域52に更新表示される。
なお、現像パラメータとしては、図2に示すトーンカーブやホワイトバランスのパラメータのみに限定されることはなく、例えばシャープネス補正のパラメータも含めても良い。また、調整パラメータとしては、図3に示したものの他に、例えばトリミング補正のパラメータも含めることができる。さらに、現像パラメータ及び調整パラメータの組み合わせは、本実施形態に列挙されたものに限定されることはなく、その組み合わせは適宜定めることができる。例えば、カラーバランス補正用のパラメータを、現像パラメータとして含めても良い。
図6に示すフローチャートを用いて、画像検定作業の手順を説明する。画像検定用PC30あるいは外部接続されたPCを操作して、デジタルカメラ10の撮影条件を設定する(S11)。設定された撮影条件に基づき、デジタルカメラ10で撮影が行われ、原画像データが生成される(S12)。原画像データは、縮小画像データとともに、通信ケーブル11を介してデジタルカメラ10から画像検定用PC30に送られる(S13)。
画像検定用PC30では、縮小画像データに基づき、読み込まれた画像を縮小画像表示領域53に一覧表示する。ここで、表示される縮小画像は、検定済みあるいは検定対象から予め除外されたものを除いて白黒表示されており、縮小画像を観察したオペレータが誤った色認識を有するのを防止する。
そして、オペレータにより選択された画像コマに対し、対応する原画像データを撮影シーンに応じた間引き率にて間引く、簡易原画像データ生成処理が行われ(図4参照)、簡易原画像データが生成される(S14)。初期現像パラメータにて仮現像処理を行う(S15)。仮現像処理で生成された簡易表示用画像は、検定対象画像51として検定対象画像表示領域52内に表示される(S16)。
オペレータは検定対象画像51を観察して、トーンカーブや色温度といった現像パラメータを変更する(S17)。現像パラメータが変更されると、簡易原画像データに対して変更後の現像パラメータにて仮現像処理が行われ、検定対象画像51が更新表示される。すなわち、現像パラメータが変更される毎に、図6のステップS15、S16が繰り返される。
この仮現像処理では、撮影シーンに応じてエリアごとの間引き率を可変させて、原画像データを間引いた簡易原画像データを用いている。そして、間引き率は、検定にあまり使用しないエリアの情報を高い間引き率にて間引き、検定に必要なエリアの情報はできるだけ残すように決定される。このため、扱うデータサイズを小さくして、仮現像処理に要する時間を短縮することができるだけでなく、検定に必要な情報は残され、適正な検定を行うことができる。また、縮小画像データに基づいて撮影シーンの判定を行うようにしたので、撮影シーンの判定に要する時間を短縮することができる。
さらに、簡易原画像データは、JPEG形式で圧縮された画像データと異なり、ビット数は原画像データと同じであるため、表示色が異なることはない。従って、表示画像の画質を落とすことなく、現像処理に要する時間を効果的に短縮することができる。そして、オペレータの所望する仕上がりの画像が得られたときに、現像条件の補正が終了し、現像パラメータが決定される(S18)。
現像パラメータの確定後、検定画面50には、確定された現像パラメータにて仮現像処理がなされ、初期の調整パラメータにてカラーバランスやコントラスト、トリミング等の処理がなされた簡易表示用画像が、検定対象画像51として表示される(S19)。オペレータはこの検定対象画像51を観察して、調整パラメータを変更する(S20)。調整パラメータが変更されると、簡易原画像データから得られる簡易表示用画像に対して色調整やトリミングなどの画像調整が行われ(仮調整)、検定対象画像51が更新表示される。
この画像調整プロセスにおいても、簡易原画像データが用いられるので、検定にあまり使用しないエリアの情報を間引くことで処理時間を短縮する一方、検定に必要なエリアの情報は残されるので適正な検定を行うことができる。さらに、調整パラメータの変更時に現像処理を行わないため、更新表示に要する時間が短縮される。仮調整処理を繰り返し、オペレータの所望する仕上がりの画像が得られたときに、画像調整が終了し、調整パラメータが決定される(S21)。
調整パラメータを変更する作業と並行して、確定した現像パラメータに基づき、バックグラウンドで原画像データの現像処理が行われ(S22)、表示用画像データが生成される(S23)。画像調整の完了後に原画像データの現像処理を行う必要がなくなるため、検定作業に要する時間を短縮することができる。画像調整の完了後、決定された調整パラメータに基づき、表示用画像データに対して色調整やトリミングといった画像調整(本調整)が施される(S24)。本調整により得られた表示用画像データが、検定済み画像データとして出力される。
上記実施形態では、1コマ分の画像データに対して画像検定を行う例について説明しているが、複数コマの撮影に対しても同様に適用することができる。さらに、ほぼ同様の構図、撮影環境で複数コマの撮影を行う場合には、オペレータの所望する仕上がりにするために必要な現像パラメータや調整パラメータがほぼ一定となるため、仮現像又は仮調整の手順を省略することで、画像検定に要する時間を更に短縮することができる。
例えば、図7のタイムチャートで示すように、1コマ目の画像に対して、図6のフローチャートを用いて説明したのと同様の手順により、仮現像、仮調整を繰り返して現像パラメータ及び調整パラメータを決定する。次に、2コマ目の画像を撮影し、対応する原画像データを画像検定用PC30に出力する。そして、1コマ目の画像検定時に決定された現像パラメータ及び調整パラメータを用いて、原画像データに対して現像処理、画像調整を行う。3コマ目以降の画像に関しても、同様にして現像処理・画像調整が行われる。これにより、画像検定を自動で行うことができ、検定作業を短時間で完了することができる。もちろん、原画像データに対して現像処理のみ行い、オペレータが画像調整を繰り返して調整パラメータを決定することもできる。
また、図8のタイムチャートで示すように、撮影を複数回繰り返して、複数コマ(図8の例では5コマ分)の原画像データを出力する。そして、1コマ目の画像に対して同様に仮現像、仮調整を繰り返して、現像パラメータ及び調整パラメータを決定する。図8の例では簡略化のために図示は省略しているが、原画像データを撮影シーンの応じて決定される間引き率で間引いた簡易原画像データを用いて仮現像、仮調整が行われる。1コマ目の仮調整が完了すると、オペレータの操作により、現像、画像調整を行うべき他の画像コマが選択される。この選択作業の間に、1コマ目の原画像データに対して、調整パラメータに基づき画像調整が施される。
そして、オペレータにより、1コマ目の画像と同じ条件で画像処理を行うべき画像コマの選択が行われる。例えば、2コマ目と3コマ目の画像がグループ化されると、1コマ目の画像検定時に決定された現像パラメータ及び調整パラメータを用いて、2コマ目及び3コマ目の原画像データに対して現像処理、画像調整が行われる。原画像データに対して現像処理のみ行い、オペレータが画像調整を繰り返して調整パラメータを決定することもできる。
2コマ目以降の現像・画像調整処理が行われる間に、次の被写体を撮影することができる。そして、例えば6コマ目から12コマ目の画像を撮影し、原画像データを画像検定用PC30に出力する。画像検定用PC30では、6コマ目の原画像データに対して間引き処理を行い、簡易原画像データを生成する。1コマ目の場合と同様に、オペレータは6コマ目の画像に対して検定作業を行う。検定作業が完了すると、オペレータにより、6コマ目の画像と同じ条件で画像処理を行うべき画像コマの選択が行われる。例えば、7〜10コマ目の画像がグループ化されると、4コマ目の画像検定時に決定された現像パラメータ及び調整パラメータを用いて、7〜10コマ目の原画像データに対して現像処理、画像調整が行われる。もちろん、原画像データに対して現像処理のみ行い、オペレータが画像調整を繰り返して調整パラメータを決定することもできる。
なお、図7のタイムチャートで示すシーケンスで画像処理を行うモードと、図8のタイムチャートで示すシーケンスで画像処理を行うモードとを設け、撮影環境に応じて切り替え可能としても良い。例えば、スタジオ撮影のように、撮影環境が常に一定である場合は、図7に示すシーケンスで画像処理を行うことで、撮影を行うたびに自動で画像処理を行うことができる。また、撮影環境が変動しやすい場合には、図8に示すシーケンスに切り替えて画像処理を行う。必要な画像コマに対してのみ一括で画像処理を行い、不要な画像コマに対しては画像処理を省略するので、画像処理を効果的に行うことができる。
上記実施形態では、画像検定用PC30側で簡易原画像データを生成しているが、デジタルカメラ10側で原画像データを間引いて簡易原画像データを生成し、これを原画像データとともに画像検定用PC30に出力しても良い。また、画像検定用PC30として市販タイプのパーソナルコンピュータを用いる例で説明をしたが、画像検定専用の装置にて画像検定を行うようにしてもよい。この場合、画像検定用の装置に、撮影シーンに応じて決定される間引き率にて原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成する簡易原画像データ生成部や、仮現像処理や本現像処理を行う現像部や、簡易原画像データに対して補正パラメータの調整を可能とし、決定された補正パラメータに基づき原画像データに画像補正を施す画像補正部などを設ければよい。
デジタルカメラと画像検定用PCの構成を概略的に示すブロック図である。 画像検定画面を示す説明図である。 画像検定画面の別の例を示す説明図である。 簡易原画像データ生成処理の手順を示すフローチャートである。 撮影シーンと間引き率との関係を示す説明図である。 簡易原画像データを用いた画像検定処理の手順を示すフローチャートである。 複数の画像コマの検定処理手順を示すタイミングチャートである。 検定処理手順の別の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ
30 画像検定用PC
50 検定画面
51 検定対象画像
54 パラメータ調整領域
60〜63 縮小画像
71 現像条件調整画面
80 画像調整画面

Claims (11)

  1. デジタルカメラにより撮影されたRAWデータである原画像データを取得し、取得した原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像処理装置において、
    前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成する手段と、
    生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを判定する手段と、
    判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定する手段と、
    決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成する手段と、
    前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行う手段と、
    補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とする手段と、
    決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施す手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置
  2. 前記画像内に間引き率の高い第1エリアと間引き率の低い第2エリアとがある場合には、間引き後の第1エリア内の画素データで補間又は置換することで画素密度を第1エリア内と第2エリア内とで等しくすることを特徴とする請求項記載の画像処理装置
  3. 画像補正が完了していない画像縮小画像データに対応する縮小画像を白黒表示することを特徴とする、請求項1または2記載の画像処理装置
  4. 前記第1補正パラメータが変更される毎に、前記簡易原画像データに対して変更後の前記第1補正パラメータにて画像補正を行い、
    補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示することを特徴とする、請求項1〜いずれか1つに記載の画像処理装置
  5. 前記第1補正パラメータの決定後、前記簡易表示用画像に対して第2補正パラメータにて画像調整を行うとともに、決定された前記第2補正パラメータにて前記表示用画像データに画像調整を行うことを特徴とする、請求項1〜いずれか1つに記載の画像処理装置
  6. 1コマ目の画像に対して前記簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、
    決定された前記第1補正パラメータにて、2コマ目以降の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行うことを特徴とする、請求項1〜いずれか1つに記載の画像処理装置
  7. 複数回の撮影で得られた複数の画像のうち、1の画像に対して前記簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、
    決定された前記第1補正パラメータにて、選択された他の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行うことを特徴とする、請求項1〜いずれか1つに記載の画像処理装置
  8. 1コマ目の画像に対して前記簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、決定された前記第1補正パラメータにて、2コマ目以降の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行う第1の処理モードと、
    複数回の撮影で得られた複数の画像のうち、1の画像に対して前記簡易原画像データを生成して第1補正パラメータの調整を行い、決定された前記第1補正パラメータにて、選択された他の画像に対応する原画像データに対して画像補正を行う第2の処理モードとを備え、
    前記第1及び第2の処理モードを選択可能としたことを特徴とする、請求項1〜いずれか1つに記載の画像処理装置
  9. 被写体を撮影してRAWデータである原画像データを生成するデジタルカメラと、前記原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像変換装置とから構成される画像処理システムであって、
    前記デジタルカメラと前記画像変換装置のいずれか一方において、
    前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成し、
    生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを自動判定し、
    判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定し、
    決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成し、
    前記画像変換装置は、
    前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行うとともに、補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とし、
    決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施すことを特徴とする画像処理システム。
  10. デジタルカメラにより撮影されたRAWデータである原画像データを取得し、取得した原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する画像処理方法において、
    前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成し、
    生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを自動判定し、
    判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定し、
    決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成し、
    前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行うとともに、補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とし
    決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施すことを特徴とする画像処理方法
  11. デジタルカメラにより撮影されたRAWデータである原画像データを取得し、取得した原画像データに画像補正を施し、表示用画像データに変換して出力する手段としてコンピュータ装置を機能させる画像処理プログラムにおいて、
    前記原画像データを縮小又は圧縮して縮小画像データを生成する手段と、
    生成した縮小画像データに基づいて前記画像の撮影シーンを判定する手段と、
    判定した撮影シーンに基づいて前記画像のエリア毎の間引き率を決定する手段と、
    決定された間引き率で前記原画像データを間引くことで簡易原画像データを生成する手段と、
    前記簡易原画像データに対し第1補正パラメータにて画像補正を行う手段と、
    補正後の前記簡易原画像データに基づき生成された簡易表示用画像を再生表示して前記第1補正パラメータの調整を可能とする手段と、
    決定された前記第1補正パラメータに基づき前記原画像データに画像補正を施す手段として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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