JP4338118B2 - 並列アーク故障から電気的負荷を保護する方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の背景】
本発明は、機器を電気的故障及び短絡回路による損傷から保護する装置に関し、さらに詳細には、電気的機器の性能を電子的にモニターして、並列アーク故障が発生すると保護措置を施す保護装置に関する。
【0002】
電気的故障が発生すると、電気的機器を損傷から保護することが肝要である。例えば、従来のヒューズ及び電気機械式回路遮断器は、短絡回路が発生すると、過大な電流を検知して機器を電源から切り離すために常用されている。しかしながら、これらの従来型保護装置は、保護される機器に対する電流の切り離し動作が比較的遅い。その結果、故障時に損傷を与えるに十分な過大な電流がその機器に流れ込むことになる。
【0003】
さらに、種々の電気的機器の保護装置には、それぞれ異なる応答特性が必要である。例えば、電気的機器には、最初の動作開始時から通常の動作停止までほぼ一定レベルの電流を受けるため、たとえ短期間であっても過大な電流に対する耐性が非常に低いものがある。かかる機器の保護装置は、たとえ過電流が比較的小さなものであってもそれに対して迅速に応答しなければならない。他のタイプの電気的機器には、例えば、動作開始時のようなある特定の状況で、残りの動作時の電流レベルに比べると大きな瞬時レベルの電流を受けるものがある。従って、保護装置は、高電流への応答が速すぎると、通常動作時に機器への電流を不用意に遮断してしまうことがある。そのため、このタイプの機器の保護装置は、高電流でも短期間であれば許容するような応答特性を備える必要がある。保護装置が過電流に応答する態様を、トリップ応答特性またはトリップ曲線と呼ぶが、これを保護される特定タイプの電気的機器にマッチさせる必要がある。
【0004】
これは通常、保護装置の製造者が電流レベル及び持続時間の点で多種類のトリップ応答特性を備えた多種多様な保護装置を設計し、製造し且つ在庫しなければならないことを意味する。
【0005】
並列アークが発生する場合、これらのアークは、電流サージが継続する落雷による故障または短絡回路とは異なり、断続的であることが多いため、並列アークを検知することは困難である。
【0006】
従って、並列アーク故障を識別できる保護装置を提供することが望ましい。また、種々の応答特性を有するように容易にカストム化できる並列アーク故障保護装置を提供することが望ましい。
【0007】
【発明の概要】
本発明によると、並列アーク故障から電気的負荷を保護する装置であって、制御入力を有し、電気的負荷を電流源に接続する半導体スイッチと、半導体スイッチに結合され、電気的負荷へ流れる電流の大きさを示すセンサー信号を発生する電流センサーと、電流センサー及び半導体スイッチに接続され、センサー信号に応答して制御入力に印加される制御信号を発生する制御回路とより成り、制御回路は、電流の大きさが第1のしきい値より小さい時に、半導体スイッチを継続的に導通状態に維持する第1の動作モードと、電流の大きさが第1のしきい値より大きいが第2のしきい値よりは小さい時に、半導体スイッチを所定の期間経過後に遮断状態にする第2の動作モードと、電流の大きさが第2のしきい値よりも大きい時に、半導体スイッチを導通状態と遮断状態との間で交番させて電流パルスを発生させ、電気的負荷を流れる電流を第2のしきい値より小さい値に制限する第3の動作モードとを有し、制御回路は、並列アーク故障が発生しているか否かを判定するために前記電流パルスの数を所定の期間に亘ってカウントし、カウントした電流パルスの数が所定の範囲内にあれば、並列アーク故障の発生を宣言して、半導体スイッチを遮断状態にする電気的負荷の保護装置が提供される。
さらに、本発明によると、並列アーク故障から電気的負荷を保護する方法であって、半導体スイッチを導通状態にして電流源からの電流を電気的負荷に印加し、電流の大きさを感知し、電流の大きさを第1のしきい値と比較し、電流の大きさを第1のしきい値より大きい第2のしきい値と比較し、電流の大きさが所定の期間第1のしきい値を超えると、それを感知して停止信号を発生し、停止信号に応答して半導体スイッチを遮断状態にすることにより、電気的負荷への電流の印加を停止し、電流の大きさが第2のしきい値を超えると、半導体スイッチを導通状態と遮断状態との間で交番して電流パルスを発生させることにより、電気的負荷へ印加される平均電流を第2のしきい値より小さい値に制限し、並列アーク故障が発生しているか否かを判定するために前記電流パルスの数を所定の期間に亘ってカウントし、カウントした電流パルスの数が所定の範囲内にあれば、並列アーク故障の存在を宣言して半導体スイッチを遮断状態にすることにより、電気的負荷への電流の印加を停止するステップより成ることを特徴とする電気的負荷の保護方法をも提供される。
【0009】
【実施例の詳細な説明】
最初に図1を参照して、ソリッドステート回路保護装置10は、容量と抵抗が並列に接続された回路で示す電気的負荷14へ印加される直流電流を制御する。ソリッドステート回路保護装置10は、電気的負荷14を給電する電源に接続される正の電圧端子12を有する。電流は、正の電圧端子からバックアップヒューズ16、半導体スイッチ18及びインダクタ20を介して負荷端子22へ流れる。この負荷は、負荷端子22と、アースとして示す電源の負の端子との間に接続されている。
【0010】
バックアップヒューズ16は、所与の時間過大な電流が流れると加熱されて最終的に溶断する導体を備えた従来型装置である。バックアップヒューズ16として、ガラス管に収めたヒューズまたはプリント回路板上の適当なトレースのような標準型の装置を用いることができる。バックアップヒューズ16は、半導体スイッチ18が導通した状態で故障するかまたは半導体スイッチを制御する電子回路が故障した場合の冗長保護を与えるものである。バックアップヒューズのトリップ応答時間は、電子回路を保護するトリップ応答特性よりもかなり遅いことがわかるであろう。
【0011】
半導体スイッチ18は、制御される特定の電気的負荷14により決まる特定の動作電圧範囲において負荷電流を遮断し、過渡電流、過電流または突入電流に対処できなければならない。EI Segundo, California 90245, U.S.A.のInternational Rectifier社のモデルIRF1404のようなnチャンネル電界効果トランジスタ(FET)は、半導体スイッチ18として使用することができる。導通状態のチャンネル抵抗は、FETの電圧降下及び熱放散を最小限に抑えるためには比較的低い値でなければならない。好ましい実施例では、半導体スイッチ18を正の電圧端子12と電気的負荷14との間に接続するが、別例として、このスイッチを電気的負荷のアース側に接続してもよい。しかしながら、この別のアプローチには、電気的負荷からアースに至る所の故障に対する保護がないという問題点がある。
【0012】
電圧センサー28は、負荷端子の電圧レベルを示すアナログ信号を発生する。このアナログ信号は、マイクロコントローラ26のアナログ入力に印加される。マイクロコントローラ26は、センサー28からの、電気的負荷14にかかる電圧が低すぎるという指示に応答して、半導体スイッチ18を遮断状態にする。
【0013】
電流センサー24は、正の電圧端子12と電気的負荷14との間を流れる電流レベルを検知するために設けられている。このセンサーは、保護装置が所望のトリップ応答特性を有するように、電圧の極限値をカバーするに十分に大きなダイナミックレンジを有し、また所望のトリップ応答特性を実現するために十分迅速な過渡応答を備えなければならない。電流センサー24は、直流電流の大きさを示す出力電圧を発生するホール効果センサーでよく、その出力電圧はライン31を介してマイクロコントローラ26のアナログ入力へ直接印加することができる。並列抵抗のような他の種類の従来型電流センサーを用いて、マイクロコントローラ26へ電流の大きさを伝えることも可能である。
【0014】
マイクロコントローラ26は、マイクロプロセッサーを用いており、電流及び電圧センサーからの信号用の多重化入力を備えたアナログ−デジタルコンバータを内蔵する。マイクロコントローラのデジタル入出力回路は、ソリッドステート回路保護装置10の他のコンポーネントの信号を取り扱う。例えば、ユーザー制御パネル25は、キーパッド27と、LEDのような発光素子29とを有する。キーパッド27は、入力信号をマイクロコントローラ26へ供給して、ソリッドステート回路保護装置10を手動でオン及びオフにするだけでなく、トリップ状態をリセットできるようにする、別個の瞬時接触スイッチを有する。発光素子29は、マイクロコントローラからの信号により作動されて、回路保護装置の動作状態を示す。それらの発光素子29のうちの1つは、回路保護装置10がいつトリップされたかを示す。マイクロコントローラ26はまた、保護機能を規定するソフトウェアプログラム、及びそのソフトウェアプログラムが使用するトリップ応答特性のようなデータを記憶する不揮発性メモリーを内蔵する。マイクロコントローラ26及び制御パネル25は、オプションとして、想像線で示すような第2の極11により指示される回路保護装置のさらに別の極を制御することができる。
【0015】
マイクロコントローラ26は、半導体スイッチ18の好ましい実施例においてFET19の制御に好適な駆動電圧を発生するトリップ回路36を介して半導体スイッチ18を作動する。nチャンネルFET19のゲートを駆動する電圧はFETのソース電極の電圧よりもほぼ10ボルト高くなければならないため、トリップ回路36は、正の入力端子12の電圧よりも高い電圧を発生するための電荷ポンプまたは同様な回路を備えている。
【0016】
図2は、電流センサー24からのライン31上の出力信号ISENSEが第1の電圧コンパレータ40に印加されるトリップ回路36を詳細に示す。感知された電流レベルISENSEは、マイクロコントローラ26のアナログ出力ライン37上に発生される第2のしきい値I TH2 と比較される。第2のしきい値I TH2 である一定値は、特定の電気的負荷14の過電流許容量に応じてマイクロコントローラ26にプログラムされている。第1のコンパレータ40の出力に現れる比較結果は、フリップフロップ42のリセット入力へ印加される。リセット入力は、プルアップ抵抗44により正の電源V+にも接続されている。
【0017】
フリップフロップ42のセット入力は、インバータとして機能するために両方の入力を2つの入力を一緒に接続したナンドゲート46に接続されている。第1のナンドゲート46の入力は、マイクロコントローラ26からのデジタル出力ライン33に接続されているが、この出力ラインは15kHzを超える、特に20−80kHzの、好ましくは50kHzの一定周波数でパルス信号を運ぶ。パルス信号は、一定のデューティーサイクルを有し、一定幅のパルス列である。以下に説明するように、このパルス列はフリップフロップ42の出力を周期的にセットするが、この出力は、3つの入力を有する第2のナンドゲート48の1つの入力に接続されている。第2のナンドゲート48のもう1つの入力は、マイクロコントローラ26からの別のデジタル出力ライン34上のオン信号を受ける。このオン信号が作動状態か非作動状態かは、制御パネル25のキーパッド27上のスイッチの手動による操作により決まる。
【0018】
第2のナンドゲート48の第3の入力は、第2の電圧コンパレータ50及び第2のフリップフロップ51により形成される瞬時トリップ機構から出力信号を受ける。詳述すると、第2のコンパレータ50は、電流センサーの出力信号ISENSEを第3のしきい値ITH3と比較する。第3のしきい値ITH3は、マイクロコントローラ26により別のアナログ出力ライン38上に発生されるが、このしきい値は、ソリッドステート回路保護装置10にプログラムされた固定値により決まる。第3の電流しきい値ITH3は、第2の電流しきい値ITH2よりも高い。これら2つの電流しきい値の間の正確な関係は、ソリッドステート電流保護装置の動作についての以下の説明から明らかになるであろう。第2の電流しきい値ITH2及び第3の電流しきい値ITH3は、プログラム可能ではなくて、それぞれのコンパレータ40及び50の入力にある従来型電圧分割器によりセットされる。第2のコンパレータ50の出力は、出力が第2のナンドゲート48の別の入力に接続された第2のフリップフロップ51によりラッチされる。第2のフリップフロップ51のセット入力は、マイクロコントローラ26からのリセット出力ライン35に接続されている。
【0019】
以上述べたトリップ回路36のコンポーネントは、第2のナンドゲート48へ入力信号を供給する。そのゲートの出力は、インバータ接続の第3のナンドゲート52を介して供給される。第3のナンドゲート52からの信号は、抵抗56により、標準の光アイソレータのような隔離回路54に結合される。隔離回路54はライン58上に出力を発生させ、この出力は従来のFETゲート駆動回路60の入力に印加される。電荷ポンプ62は、FETゲート駆動回路60がライン39を介してFET19のゲートをバイアスするために用いる電圧レベルを提供する。
【0020】
図1に示すソリッドステート回路保護装置10の動作は、オペレーターがキーパッド27上の適当なスイッチを押すことにより開始される。マイクロコントローラ26は、スイッチの作動に応答して、高論理レベル、または作動状態のオン信号をライン34を介して第2のナンドゲート48へ印加する。この時点で、マイクロコントローラ26も、第1のナンドゲート46に接続されたデジタル出力ライン33上におけるパルス列の発生を開始する。そのパルス列が高論理レベルになると、第1のフリップフロップ42の出力が高論理レベルとなり、別の高論理レベルが第2のナンドゲート48の別の入力へ印加される。
【0021】
電気的負荷14の通常動作時、電流センサー24からの出力信号は第3のしきい値ITH3よりも小さい。その結果、第2の電圧コンパレータ50は、第2のナンドゲート48の第3の入力に高論理レベルの信号を発生する。このため、第2のナンドゲート48は低論理レベルの出力信号を発生する。この出力信号は、第3のナンドゲート52により反転されてアイソレータ54を導通させ、FETゲート駆動回路60を作動する。これにより、ゲート駆動回路60はFET19のゲートを導通状態にバイアスし、正の電圧端子12からの電流をインダクタ20を介して電気的負荷14に印加させる。
【0022】
半導体スイッチ18を流れる電流レベルは、急速に上昇し、すぐに第2のしきい値ITH2を超える。その時、第2のコンパレータ40の出力は低論理レベルとなって、フリップフロップ42をリセットし、第2のナンドゲート48の出力状態を変化させる。このため、FETゲート駆動回路60は半導体スイッチ18を遮断状態にする。インダクタ20に蓄えられたエネルギーは減衰する電流を発生させ、この電流は電気的負荷14及びフライバッグダイオード21を流れる。
【0023】
第1のナンドゲート46へのライン33上に次の正のパルスが発生すると、フリップフロップ42はセットされて、別の高論理レベルを発生させ、再びFETゲート駆動回路及び半導体スイッチ18をオンにする。半導体スイッチのこのオンとオフのサイクルは、電気的負荷14の容量が適当に充電されるまで、ライン33上の信号のレートで電流を継続してチョッピングする。容量が適当に充電されると、電気的負荷の電流は、第2のしきい値ITH2よりも低いレベルでほぼ一定になる。かくして、動作開始時における負荷電流は、第2のしきい値ITH2よりも低い値に制限されるが、負荷の動作を初期状態にするために電流が依然として印加される。半導体スイッチ18を流れる電流の変動がこのしきい値以下になると、フリップフロップ42はもはやリセットされず、FETゲート駆動回路60は半導体スイッチ18を導通状態に維持する。この導通状態は、電気的負荷14が通常に機能する限り継続する。
【0024】
動作開始時に負荷に故障が存在する場合、負荷電流は第2のしきい値ITH2より低い値に低下しない。この場合、電流のチョッピングは無限に続く。これを防ぐために、負荷に印加される電流パルスをカウントし、通常は、典型的な負荷の容量を充電するに十分な所与の数のパルスが発生するとこのチョッピングを停止して、電流チョッピングの持続時間を制限する。マイクロコントローラ26は、高電流状態と零電流状態との交番を示す電流センサー24からの入力ライン31をモニターして、高電流パルスの数をカウントする。
【0025】
このカウントを基準の数と比較し、電流パルスが基準の数だけ発生すると、チョッピングモードを停止させる。その時点で、マイクロコントローラ26は、ライン34により低論理レベルの信号をトリップ回路36へ送り、これにより、人が制御パネル25上のリセットスイッチを押してマイクロコントローラ26をリセットするまで半導体スイッチ18が遮断状態になるようにする。
【0026】
並列アーク故障は、短絡回路または落雷による故障よりも検知が困難である。並列アーク故障は、一例として、ワイヤーの絶縁被覆の摩耗により生じることがあり、断続的なショートが発生する。回路保護装置のマイクロコントローラ26は、電気的負荷14へ印加されるパルスを測定して、並列アーク故障を検知する。マイクロコントローラ26は、電流センサー24からの入力ライン31をモニターするか、またはFETゲート駆動回路60へ送られるパルスをモニターすることにより、パルスを測定する。
【0027】
並列アーク故障の発生を宣言するために、多数のアルゴリズムを用いることができる。例えば、無限の時間内における多数のパルスの発生、所定の期間内における多数のパルスの発生、パルスの数が所定の範囲内にある並列アーク故障が宣言された多数の時間の存在、またはこれらの任意の組み合わせがある。パルスについて「測定」するとは、積分、カウントまたは他の任意の算術的操作を意味するものと理解されたい。FETゲート駆動回路60へ送られるパルスは、ISENSEがITH1より大きい時間の割合を表わすものと理解されたい。測定したパルスが所定の基準を満たすと、並列アーク故障の発生が宣言され、半導体スイッチ18が遮断される。
【0028】
別例として、電圧センサー28により、電流チョッピングモードの動作が長すぎないように保護することができる。電気的負荷14が過大な電流を受ける短絡回路状態の間、電気的負荷にかかる電圧は通常動作時よりも有意に低い。電気的負荷14にかかる電圧は、電圧センサー28が検知して、アナログの電圧レベル信号をマイクロコントローラ26へ印加する。感知した電気的負荷の電圧が電流チョッピングモードの所定時間インターバルより長い間所与のしきい値より低い値を継続すると、マイクロコントローラ26は、オン/オフライン34に低論理レベル(非作動状態)のオン信号を印加して、トリップ回路36をオフにする。
【0029】
通常の動作開始後の過電流時のソリッドステート保護装置10の動作は、図3に示すような例示的なトリップ応答特性を参照すれば最もよく理解できるであろう。第1のしきい値ITH1より小さい負荷電流は、電気的負荷14により無期限に許容できるため、半導体スイッチ18は遮断しない。第1のしきい値ITH1は、保護される電気的負荷14の電流定格の100%と125%の間に設定される。レベルITH1とI 2 との間の負荷電流は、電流の大きさに反比例する時間の間、電気的負荷により許容される。換言すれば、第1のしきい値ITH1より少しばかり高い値の電流は、レベルI 2 に近い過電流よりも長い時間許容される。これにより、応答曲線の直線部分70のトリップ応答特性が生まれる。トリップ応答特性のこの部分は、マイクロコントローラ26にプログラムされ、線形方程式またはデータ表の何れかがメモリーに記憶される。そのデータ表は、一方の値が電流の大きさであり、もう一方の値がソリッドステート回路保護装置10がトリップせずにその大きさの電流を許容できる時間インターバルを示す複数対の値を有する。
【0030】
レベルI 2 と第3のしきい値ITH3との間の電流は、T1で示す期間電気的負荷により許容できる。ITH3より高いレベルの電流は、たとえそれが瞬時的なものであっても、電気的負荷14は許容できず、電流保護装置が直ちにトリップする。第2のしきい値ITH2と第3のしきい値ITH3との間の斜線領域内の負荷電流は、電気的負荷14は許容するが、FET19を損傷する可能性があることに注意されたい。従って、動作がこの領域内であると判定すると、ソリッドステート回路保護装置10の動作は電流チョッピングモードになる。このモードでは、半導体スイッチは、第2のしきい値ITH2よりも小さい平均電流を発生するレートでオンとオフの間を交番するパルスを発生する。従って、電気的負荷は給電状態を継続し、負荷の容量は引き続き充電状態にあるが、負荷に印加される電流は第2のしきい値ITH2に制限される。
【0031】
感知電流ISENSEが第1のしきい値ITH1と第2のしきい値ITH2との間にある場合、その電流値は2つのコンパレータしきい値ITH2及びITH3より小さいため、トリップ回路36は最初に、半導体スイッチ18を導電状態に維持する。しかしながら、マイクロコントローラ26は電流センサー24からライン31により出力信号ISENSEを受け、プログラムされたトリップ応答特性部分70により半導体スイッチ18をオフにすべきか否か判定する。詳述すると、マイクロコントローラ26は、トリップ応答特性により規定された時間の間過電流状態が生じているか否かを判定する。その状況が存在すると、マイクロコントローラ26は、デジタルライン34に低論理レベル(非作動状態)のオン信号を印加して、トリップ回路36をオフにする。この一定の低論理レベル信号は、第2のナンドゲート48からの出力レベルをトグルし、FETゲート駆動回路60、従って半導体スイッチ18をオフにする。マイクロコントローラ26は、制御パネル25上の発光素子29を点灯して、トリップ状態にあることを示す。オフ信号は、制御パネル25上の手動リセットスイッチを押すまで、マイクロコントローラ26によりトリップ回路36へ継続して印加される。
【0032】
感知した負荷電流ISENSEが電流しきい値ITH2とITH3との間にある場合、マイクロコントローラ26は、トリップ回路36をオフにすべきか否かを判定するためにトリップ応答特性データを利用しない。その代わり、ソリッドステート保護回路10は、電流チョッピングモードへ移行して、FET19をライン33上のパルス信号のレートでオンとオフの間を交番させる。
【0033】
特に図2を参照して、電流センサー24がライン37上の第2のしきい値ITH2よりも大きい出力信号ISENSEをライン31上に発生すると、第1のコンパレータ40の出力が低論理レベルとなる。この低論理レベルの出力はフリップフロップ42をリセットして、第2のナンドゲート48の入力に低論理レベルの信号を印加する。このため、第2のナンドゲート48の出力に高論理レベルの信号が発生する。この信号は、第3のナンドゲート52により反転され、低論理レベルの信号が光アイソレータ54へ印加される。かくして、FETゲート駆動回路60は非作動状態となり、半導体スイッチ18が遮断される。その時、インダクタ20からの電流が電気的負荷14及びフライバックダイオード21を流れる。
【0034】
半導体スイッチ18は、デジタルライン33によりトリップ回路36に印加されるマイクロコントローラ26からのパルス列の次の高論理レベルのパルスまでオフに維持される。そのパルスは、第1のナンドゲート46により反転されると、フリップフロップ42をセットして、第2のナンドゲート48に印加される高論理レベルの信号が発生させる。この高論理レベルの信号は、FETゲート駆動回路60を作動し、半導体スイッチ18を再び導通させる。
【0035】
FET19が再びオンになると、インダクタ60は、電流上昇レートを制限するため、電流レベルが直ちに第2のしきい値ITH2を超えることはない。従って、電気的負荷14に小さい電流が印加され、その容量を充電する。しかしながら、半導体スイッチ18を流れる電流は最終的には第2の電流しきい値ITH2を超える値にまで上昇し、第1のコンパレータ40がこれを検知する。その結果、第1のコンパレータ40は出力状態を変化させ、フリップフロップ42をリセットして、第2のナンドゲート48に信号を印加し、最終的にFETゲート駆動回路60が半導体スイッチ18を遮断する。半導体スイッチ18のオフとオンの間のこのサイクルは継続し、平均負荷電流が第1のしきい値I TH1 よりも小さいものとなる。
【0036】
半導体スイッチ18は直線的電流制限の場合ほど大きな熱応力に曝されないが、FET19または電気的負荷は、電流チョッピングモードの継続時間が長すぎると損傷することがある。ソリッドステート回路保護装置10の動作開始に関連して述べたように、電流チョッピングの持続時間は、マイクロコントローラ26により、電気的負荷に印加される電流パルスの数をカウントさせ、そのカウントが所定の数に到達するとライン34により低論理レベルのオフ信号をトリップ回路36に送信させることにより制限することができる。あるいは、電圧センサー28により短絡回路を検知し、マイクロコントローラ26に通報してトリップ回路36をオフにしてもよい。
【0037】
並列アーク故障検知の論理は、図4に示すような、マイクロコントローラ26が検知する例示的なパルス信号を参照すると最も良く理解できるであろう。図示の一連のパルス74は、電気的負荷14に印加される多数の電流パルスを示す。並列アーク故障は、マイクロコントローラ26が多数のパルス74を検知すると宣言される。加えて、マイクロコントローラ26は、ある時間に亘ってパルス74の数をカウントすることができる。あるいは、並列アーク故障を宣言する範囲を、マイクロコントローラ26にプログラムするか、またはハードウェア論理回路に符号化してもよい。
【0038】
好ましい実施例において、第1のパルス74はマイクロコントローラを初期状態にする。このパルス列は50kHzの周波数を有し、1ミリ秒につき最大50個のパルスを発生する。パルス列の周波数範囲は用途に特有なものであり、本発明を限定しないことに注意されたい。各パルス74は、カウンターを増分する割込みを発生させる。カウンターは、100ミリ秒毎に一度減分して、ニューサンストリップを減少させる。このカウントは1ミリ秒毎に分析される。マイクロコントローラ26は、1ミリ秒のウインドウ内で36個またはそれ以上のパルスをカウントすると、落雷故障の発生を宣言するようにセットされている。マイクロコントローラ26が1ミリ秒のウインドウ内で1個と36個の間のパルスをカウントする場合、並列アーク故障を宣言し、ライン34により低論理レベルのオフ信号をトリップ回路36に送る。
【0039】
マイクロコントローラ26は、一連のウインドウを評価する。前の多数のウインドウから得られた評価結果は、マイクロコントローラ26のメモリーに維持する。例えば、1ミリ秒の前のウインドウ6個のうち4個が並列アーク故障を宣言すると、マイクロコントローラ26は、並列アーク故障を宣言して、半導体スイッチ18を遮断する。マイクロコントローラ26のメモリーは、6ミリ秒の間パルスが検出されない場合はリセットされる。当業者は、上述の時間値及びパルス数は例示的なものであり、本発明を限定するものではないことがわかるであろう。
【0040】
電流チョッピングは、負荷電流が第3のしきい値ITH3を決して超えないようにする。しかしながら、不具合が生じた場合、第2のコンパレータ50は第3のしきい値ITH3よりも高い負荷電流を検出して、半導体スイッチ18を継続して遮断状態にする出力を発生する。詳述すると、第2のコンパレータ50の出力は低論理レベルとなり、これが第2のフリップフロップ51をリセットして、低論理レベルの信号を第2のナンドゲート48に印加する。その結果、FETがオフになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるソリッドステート回路保護装置のブロック図である。
【図2】図2は、保護装置の瞬時トリップ回路の詳細を示す。
【図3】図3は、ソリッドステート回路保護装置の例示的なトリップ応答特性を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明に従って時間ウインドウ内で測定される制御回路により発生される例示的なパルスを示す。
Claims (12)
- 並列アーク故障から電気的負荷を保護する装置であって、
制御入力を有し、電気的負荷を電流源に接続する半導体スイッチと、
半導体スイッチに結合され、電気的負荷へ流れる電流の大きさを示すセンサー信号を発生する電流センサーと、
電流センサー及び半導体スイッチに接続され、センサー信号に応答して制御入力に印加される制御信号を発生する制御回路とより成り、
制御回路は、電流の大きさが第1のしきい値より小さい時に、半導体スイッチを継続的に導通状態に維持する第1の動作モードと、電流の大きさが第1のしきい値より大きいが第2のしきい値よりは小さい時に、半導体スイッチを所定の期間経過後に遮断状態にする第2の動作モードと、電流の大きさが第2のしきい値よりも大きい時に、半導体スイッチを導通状態と遮断状態との間で交番させて電流パルスを発生させ、電気的負荷を流れる電流を第2のしきい値より小さい値に制限する第3の動作モードとを有し、
制御回路は、並列アーク故障が発生しているか否かを判定するために前記電流パルスの数を所定の期間に亘ってカウントし、カウントした電流パルスの数が所定の範囲内にあれば、並列アーク故障の発生を宣言して、半導体スイッチを遮断状態にする電気的負荷の保護装置。 - 電流パルスの数が連続する所定の期間に亘ってカウントされる請求項1の装置。
- 所定の期間は約1ミリ秒である請求項1の装置。
- 電流パルスは6個の連続する所定の期間に亘ってカウントされる請求項2の装置。
- カウントされる電流パルスの数の範囲は1乃至36個のパルスである請求項3の装置。
- パルス周波数は約15kHzと約75kHzの間にある請求項1の装置。
- パルス周波数は約50kHzである請求項6の装置。
- 並列アーク故障から電気的負荷を保護する方法であって、
半導体スイッチを導通状態にして電流源からの電流を電気的負荷に印加し、
電流の大きさを感知し、
電流の大きさを第1のしきい値と比較し、
電流の大きさを第1のしきい値より大きい第2のしきい値と比較し、
電流の大きさが所定の期間第1のしきい値を超えると、それを感知して停止信号を発生し、停止信号に応答して半導体スイッチを遮断状態にすることにより、電気的負荷への電流の印加を停止し、
電流の大きさが第2のしきい値を超えると、半導体スイッチを導通状態と遮断状態との間で交番して電流パルスを発生させることにより、電気的負荷へ印加される平均電流を第2のしきい値より小さい値に制限し、
並列アーク故障が発生しているか否かを判定するために前記電流パルスの数を所定の期間に亘ってカウントし、カウントした電流パルスの数が所定の範囲内にあれば、並列アーク故障の存在を宣言して半導体スイッチを遮断状態にすることにより、電気的負荷への電流の印加を停止するステップより成ることを特徴とする電気的負荷の保護方法。 - 電流パルスの数を連続する所定の期間に亘ってカウントする請求項8の方法。
- 所定の期間は約1ミリ秒である請求項8の方法。
- 電流パルスは6個の連続する所定の期間に亘ってカウントされる請求項9の方法。
- カウントされる電流パルスの数の範囲は1乃至36個のパルスである請求項8の方法。
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