JP4337253B2 - 超電導電流リード - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室温側の外部電源より極低温状態に冷却された超電導マグネット等の超電導機器へ電流を供給する超電導電流リードの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
よく知られているように、超電導マグネットは物性研究用や磁気共鳴装置などに適用されており、将来的には磁気浮上列車,核融合炉,超電導エネルギー貯蔵装置などへの応用が期待されている。
【0003】
ところで、液体ヘリウムなどを冷媒とするクライオスタットに収容して極低温中に置かれた超電導マグネットに対して室温側の外部電源から電流リードを通じて電流を供給すると、外部電源に接続した高温側の電流リード(銅などの良導電性金属)を伝熱経路として室温側から極低温領域のクライオスタットに熱が侵入する問題がある。この場合に、1Wの熱侵入により蒸発した液体ヘリウムを再液化するために要する冷凍機の入力は冷凍機の理想的な状態でも400W程度を要し、実用的には冷凍機の入力が1000Wにも達する。このために、電流リードを介して室温側から極低温側に侵入する熱量が多くなるとクライオスタットの冷媒使用量が多くなってランニングコストが増すほか、クライオスタットの付属機器である冷凍機が大型,大容量化する。したがって、超電導機器用の電流リードの開発に当たっては、室温側からの熱侵入量をできる限り低く抑えられるようにすることが重要な課題となっている。
【0004】
一方、近年発見されたビスマス系,イットリウム系などの酸化物超電導材は、液体窒素温度(〜77K)の比較的高い温度まで超電導状態を保持できてジュール発熱がなく、かつこの温度領域での熱伝導率も銅の1/100以下と極めて小さい。そこで、この酸化物超電導材を超電導機器用の電流リードの低温側リード部に適用すれば、極低温部への熱侵入を低く抑えて超電導機器を効率的に運転できるものと期待され、その研究,開発が進められている。
【0005】
ここで、酸化物超電導線材と銅線材を組合せた超電導コイル用の超電導電流リードの従来例構造を図3ないし図5に示す。まず、図3において、1は液体ヘリウムHeに浸漬した超電導マグネット、2は室温側の電源に接続する常温端子であり、常温端子2と超電導マグネット1のコイルリード1aとの間が、銅などの良導電性金属を材料とする高温側リード部3と、酸化物超電導材をリード材料とする低温側リード部4と、高温側リード部3と低温側リード部4の間に介装した中間接続金具(銅製)5とで構成した超電導電流リードで接続されている。
【0006】
ここで、高温側リード部3は、図4で示すように多数本の銅素線を束ねた銅リード3aを外被ケース3bで包囲した構成になり、銅リード3aの下端を中間接続金具5をその板厚方向に貫通した銅リード接続穴5aに嵌挿した上で中間接続金具5との間を電気的,機械的に接合している。なお、中間接続金具5に穿孔した銅リード接続穴5aを貫通穴としているのは、銅リード3aと中間接続金具5との接触長さ(接触面積)を大きくして両者間の接触抵抗を低く抑えること、および銅リード接続穴5aに嵌挿した銅リード3aの接合を中間接続金具5の裏面側から行い易くするためである。
【0007】
一方、低温側リード部4については、テープ状の超電導リードを用いたもの、あるいは棒状の超電導リードを用いたものなど各種構造のものが提案されており、ここではその一例としてテープ状の超電導リードを用いたものを図5で示す。すなわち、ステンレス鋼,ニッケル合金,チタン合金などの熱伝導率が低い金属材料で作られた円筒状支持部材4aの周面上に、ビスマス系,イットリウム系のテープ状酸化物超電導材で作られた複数本の超電導リード4bをそのテープ面が円筒座標系における周方向と平行に配置し、さらに各超電導リード4bの相互間に磁性材料片4cを介挿して自己磁界による臨界電流密度の低下を防止するようにした構成になり、図4で示すように超電導リード4bの上端を中間接続金具5にはんだなどにより接合し、同様に下端を低温側端子6に接合して組立てている。なお、かかる構成の低温側リードは、本発明と同一出願人より先に出願した特開平11−260162号公報に詳しく述べられている。
【0008】
また、中間接続金具5および低温側端子6には冷媒ガスの通流穴5b,6aを開口し、超電導機器を浸漬した液体ヘリウムから蒸発した低温のヘリウムガスを前記のガス通流穴5b,6aを通じて低温側リード4,および高温側リード3に流して電流リードを冷却するようにしている。
【0009】
前記構成の超電導電流リードは、冷媒であるヘリウムガスを低温側リード部4から中間接続部5を貫流して高温側リード部3に流す全長冷却方式となっており、この方式は図3のように超電導マグネット1を液体ヘリウムに浸漬して冷却しているような超電導装置には有効である。
【0010】
これに対して核融合炉,超電導エネルギー貯蔵装置等に代表される大型超電導機器では、マグネットコイルの超電導導体を金属管内に収納した上でその金属管内に液体ヘリウムを強制循環させるいわゆる強制冷却方式を採用し、かつ超電導コイル自身は大形の真空容器に収納して周囲との間を真空断熱するような構成である。そのために、超電導コイルに接続して常温側に引き出す超電導電流リードについても、特に低温側リード部は真空の雰囲気中に配置した構成となる。
【0011】
図6は上記のような強制冷却方式の超電導コイルに採用する超電導電流リードとして開発された従来例の構成図である。この構成においては、低温側リード部4はその内外雰囲気が真空であり、大気側に配置される高温側リード部3に対しては、銅リード3aの外被ケース3bに設けた冷媒ガス導入口3cを通じて窒素あるいはヘリウムガスなどの冷媒ガスを通流して銅リード3aを冷却するようにした中間ガス冷却方式を採用している。また、高温側リード部3と低温側リード部4との間に介装した中間接続金具5,および低温側端子6には図4で述べたガス通流穴5b,6aを設けずに、低温側端子6に連通穴6bを穿孔して低温側リード部の内外雰囲気(真空)を連通するようにしている。さらに、図6の構造では、中間接続金具5の銅リード接続穴5aを通じて高温リード部3側から真空雰囲気の低温リード部4側に冷媒ガスが侵入することがないようにするために、銅リード接続穴5aに嵌挿した銅リード3aの先端を中間接続金具5に溶接(溶接接合部を符号Wで表す)してこの部分を気密封止するようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図6で述べた超電導電流リードの従来構成では次記のような解決すべき課題が残る。すなわち、低温側リード部4の周囲雰囲気を真空とし、高温側リード部3に対してのみ冷媒ガスを通流して銅リード3aを冷却するようにした中間ガス冷却方式では、図4に示した全長冷却方式とは異なり、中間接続金具5が冷媒ガスで積極的に冷却されない。このことから、極低温側への熱侵入を低く抑えるには、通電に伴って中間接続金具5と銅リード3aとの接続部分に発生する発熱を極力小さく抑えることが必要である。
【0013】
一方、銅の温度特性として、その電気抵抗率は温度が低下するに従って小さくなることが知られており、例えば室温(273K)から液体窒素温度(77K)のレベルまで温度を下げると銅の電気抵抗率は1/7〜1/8に低減する。
【0014】
しかしながら、図6で述べたように中間接続金具5に穿孔した銅リード接続穴5aに溶接を施して封止するために、該リード接続穴に嵌挿した銅リード3aの先端部分を溶接温度である1000℃近傍まで加熱すると、前記した電気抵抗率の特性が失われ、銅リード3aを液体窒素温度(77K)まで温度を下げても溶接部分に比較的大きな残留抵抗が残って電気抵抗率が期待通りに低下しなくなることが認められる。その理由は十分には解明されてないが、高温加熱処理により銅の結晶構造に欠陥が生じたためと推測される。したがって、このままでは、通電時に中間接続金具5と銅リード3aとの接合部分での電気抵抗によるジュール発熱が原因となって極低温側への熱侵入量が増加するようになる。
【0015】
かかる点、銅リード3aと中間接続金具5との接合法として、溶接よりも低温条件で接合が可能な半田付け法を採用すれば、銅リード3aに対して前記のような結晶構造の欠陥による電気抵抗特性が損なわれずに済むが、半田付け接合は溶接接合に比べて真空封止に対する信頼性が低く、また超電導コイルへの通電時に高温側リード部3を冷却する冷却ガスの供給が停止するなどの不測な事態が生じた場合には銅リード3aの発熱により半田付け箇所で半田が再溶融して中間接続金具5の銅リード接続穴5aにおける真空封止機能が喪失してしまうおそれがある。
【0016】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、前記した中間ガス冷却方式の超電導電流リードを対象に、銅リードの低温時における電気的特性を損なうことなく銅リードと中間接続金具との間を電気的に接合し、しかも低温側リード部に対する真空封止を確実に保持できるようにした信頼性の高い超電導電流リードを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、複数本の銅素線を束ねた高温側の銅リードと、酸化物超電導線材からなる低温側の超電導リードと、銅リードと超電導リードとの間に介装した中間接続金具とからなり、銅リードはその先端部分を中間接続金具に穿孔した銅リード接続穴に嵌挿して電気的,機械的に接合した超電導電流リードにおいて、
前記銅リードと中間接続金具との間を半田付けと溶接を併用して接合したものとし、前記銅リードの先端部分を中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で、銅リードの先端側から溶接を施して銅リード接続穴の開口端部を気密封止し、残る領域で銅リードを中間接続金具に半田付けして接合する(請求項1)。
【0018】
かかる構成によれば、銅リードと中間接続金具との間の接合部において、溶接接合部が高温側リード部と低温側リード部との間の真空封止を分担し、半田付け部が銅リードの各素線と中間接続金具との間の電気的接続を分担することになる。しかも、半田付け部は溶接部のように直接高温加熱されることがないので、室温(273K)から液体窒素温度(77K)のレベルまで温度を下げると銅の電気抵抗率が減少するようになり、通電中でも銅リードと中間接続金具との接合部分の発熱が低く抑えられる。
【0019】
これにより、銅リードと中間接続金具との接合部における電気抵抗を小さくして通電による発熱を低く抑え、超電導部側への熱侵入を極力低めることができると同時に、低温側リード部に対して信頼性の高い真空封止が確保できる。
【0020】
また、第2の発明では、銅リードを中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で両者間を半田付けするとともに、銅リード接続穴の開口端側に閉塞板を重ね、その周縁を中間接続金具に溶接接合して気密封止する(請求項2)。
【0021】
この構成により、銅リードと中間接続金具との電気的な接合を半田付け部が分担し、閉塞板の溶接接合部が真空封止を分担する。これにより、第1の発明と同様に銅リードと中間接続金具との接合部における電気抵抗を小さく抑えつつ、低温側リード部に対して信頼性の高い真空封止が確保できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中で図6に対応する部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0023】
〔実施例1〕
まず、本発明の請求項1に対応した超電導電流リードの組立構造を図1(a),(b) に示す。この実施例においては、多数本の銅素線を束ねた銅リード3aの先端部分を中間接続金具5に開口した銅リード接続穴5aに嵌挿した状態で、銅リード3aの先端側,つまり中間接続金具5の下面側から溶接を施し(溶接接合部を符号Wで表す)、銅リード3aを中間接続金具5に強固に結合する同時に、銅リード接続穴5aの開口端部を気密封止する。なお、この溶接により銅リード3aの先端一部は1000℃程度まで高温加熱されるが、溶接箇所から外れた上位部分は極低温における電気抵抗率の温度特性が損なわれるほど高温に加熱されることはない。続いて、中間接続金具5の上面側から銅リード3aと中間接続金具5との間を半田付けして両者間を電気的に接合する。なお、低温側リード部4の構造については図6と同じ構造であり、ここではその説明は省略する。
【0024】
前記の構成により、銅リード3aと中間接続金具5との間の接合部において、溶接接合部Wが高温側リード部3と低温側リード部4との間を真空封止し、半田接合部Sで銅リード3aの各素線と中間接続金具5とを電気的に接続する。
【0025】
これにより、銅リード3aと中間接続金具5との接合部において、銅リードの各素線と中間接続金具との電気的接触抵抗を小さくし、通電による該部でのジュール発熱を低く抑えて超電導部側への熱侵入を極力低めることができると同時に、低温側リード部に対して確実な真空封止を確保できる。
【0026】
〔実施例2〕
図2は本発明の請求項2に対応する実施例を示すものである。この実施例においては、中間接続金具5の銅リード接続穴5aに高温側リード部3の銅リード3aの先端部を嵌挿した状態で、その嵌挿部分の全域を半田付け(符号S)して電気的に接合する。また、中間接続金具5に対してその銅リード接続穴5aの開口端を覆って低温リード部4側から閉塞板(銅板)7を重ね合わせ、その周縁を溶接(符号W)して気密封止する。
【0027】
この構成によれば、中間接続金具5と閉塞板7との溶接接合部Wが低温側リード部4と高温側リード部3との間を真空封止し、半田接合部Sが銅リード3aと中間接続金具5の間を低抵抗で電気的に接続する。これにより、先記実施例1と同様に銅リード3aの各素線と中間接続金具5との間の電気的な接続抵抗を小さくし、通電による発熱を低く抑えて超電導部側への熱侵入を極力低めることができると同時に、低温側リード部に対して信頼性の高い真空封止が確保できる。
【0028】
なお、図示実施例では低温側リード部4の超電導リード4aとして、図5に示したようにテープ状の酸化物超電導線材を用いて構成しているがこれに限定されるものではなく、低温側リード部の超電導リードに棒状リードを採用したものについても同様に実施することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、複数本の銅素線を束ねた高温側の銅リードと、酸化物超電導線材からなる低温側の超電導リードと、銅リードと超電導リードとの間に介装した中間接続金具とからなり、銅リードはその先端部分を中間接続金具に穿孔した銅リード接続穴に嵌挿して電気的,機械的に接合した超電導電流リードにおいて、
請求項1の発明では、前記銅リードと中間接続金具との間を半田付けと溶接を併用して接合し、具体的には銅リードの先端部分を中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で、銅リードの先端側から溶接を施して銅リード接続穴の開口端部を気密封止し、残る領域で銅リードを中間接続金具に半田付けして接合したことにより、銅リードと中間接続金具との接合部における電気抵抗を小さくし、通電による発熱を低く抑えて超電導部側への熱侵入を極力低めることができると同時に、低温側リード部に対して信頼性の高い真空封止が確保できる。
【0030】
また、請求項2の発明では、銅リードを中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で両者間を半田付けするとともに、銅リード接続穴の開口端側に閉塞板を重ね、その周縁を中間接続金具に溶接接合して気密封止することにより、請求項1の発明と同様に銅リードと中間接続金具との接合部における電気抵抗を小さく抑えつつ、低温側リード部に対して信頼性の高い真空封止が確保できる。
【0031】
これにより、超電導マグネットの超電導導体を金属管内に収納した上でその金属管内に液体ヘリウムを強制循環させるいわゆる強制冷却方式を採用し、かつ超電導コイル自身は大形の真空容器に収納して周囲との間を真空断熱するような構成の大形超電導機器に適用する超電導電流リードとして、特に低温側リード部は真空の雰囲気中に配置し、高温側リード部にのみ冷媒ガスを流して冷却する中間ガス冷却方式のものを対象に電気的特性に優れ、しかも低温側リード部との間の真空封止を確実に保持できる高信頼性の超電導電流リードを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る超電導電流リードの構成図であり、(a) はリード全体の縦断面図、(b) は(a) 図の要部拡大図
【図2】 本発明の実施例2に係る超電導電流リードの要部構造の断面図
【図3】 超電導コイルに適用した超電導電流リード全体の略示構成図
【図4】 全長冷却方式の超電導電流リードの従来構造を表す縦断面図
【図5】 図4における低温側リード部の横断拡大図
【図6】 中間冷却方式の超電導電流リードの従来構造を表す縦断面図
【符号の説明】
1 超電導コイル
3 高温側リード部
3a 銅リード
4 低温側リード部
4b 超電導リード
5 中間接続金具
5a リード接続穴
7 閉塞板
S 半田接合部
W 溶接接合部
Claims (2)
- 複数本の銅素線を束ねた高温側の銅リードと、酸化物超電導線材からなる低温側の超電導リードと、銅リードと超電導リードとの間に介装した中間接続金具とからなり、銅リードはその先端部分を中間接続金具に穿孔した銅リード接続穴に嵌挿して電気的,機械的に接合した超電導電流リードにおいて、前記銅リードと中間接続金具との間を半田付けと溶接を併用して接合したものとし、前記銅リードの先端部分を中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で、銅リードの先端側から溶接を施して銅リード接続穴の開口端部を気密封止し、残る領域で銅リードを中間接続金具に半田付けして接合したことを特徴とする超電導電流リード。
- 複数本の銅素線を束ねた高温側の銅リードと、酸化物超電導線材からなる低温側の超電導リードと、銅リードと超電導リードとの間に介装した中間接続金具とからなり、銅リードはその終端を中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿して電気的,機械的に接合した超電導電流リードにおいて、銅リードを中間接続金具の銅リード接続穴に嵌挿した状態で両者間を半田付けするとともに、銅リード接続穴の開口端側に閉塞板を重ね、その周縁を中間接続金具に溶接接合して気密封止したことを特徴とする超電導電流リード。
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