JP4337125B2 - 金属製作業用テーブル - Google Patents

Description

本発明は、厨房向けの洗浄用テーブル、調理用テーブルまたは乾燥用テーブルとして使用される金属製作業用テーブルに関するものであって、より具体的には、金属製作業用テーブル製造中に固定部材及び棚を作業用テーブル脚に溶接して取り付ける際、棚の各コーナー及び固定部材の各末端部分を作業用テーブル脚の形状に合わせて特別加工することなしに、または溶接部分を再度仕上することなしに、固定部材及び棚を容易に作業用テーブル脚に固定的に取り付けることができるように、内側Ｖ形状の棚取付溝が各作業用テーブル脚の長さ方向に形成されており、その結果、固定部材の末端部分及び棚のそれぞれのコーナーが棚取付溝に嵌着され、次いで、スポット溶接作業が固定部材及び棚の内側に行われ、その結果、固定部材及び棚が一体的に脚に固定的に取り付けられる、金属製作業用テーブルに関するものである。

図4に示すように、厨房向けの洗浄用テーブル、調理用テーブル、乾燥用テーブル、またはガスレンジ用テーブルとして使用される従来の金属製作業用テーブル１’は通常、ステンレス鋼などの金属材料でできており、上部作業板及び上部作業板２’の下部分に溶接される円柱または角柱構造の作業用テーブル脚３’には、上部作業板及び上部作業板２’の下部分に溶接される円柱または角柱構造の作業用テーブル脚３’が含まれており、固定部材７’及び棚４’はその作業用テーブル脚３’間で溶接される。 固定部材７’及び棚４’を作業用テーブル脚３’に溶接して取り付ける際、最初に、固定部材７’及び棚４’の各コーナー部分を作業用テーブル脚の形状３’に合わせた内側凹円形状または長方形の溝形状にうまく組み入れ、次いで、作業用テーブル脚３’が固定部材７’及び棚４’に接触する外側境界線を溶接して、互いに一体的かつ固定的に取り付けられている。 溶接部分６’はグラインダーで二次仕上され、それによって、金属製作業用テーブル１’が完成する。

その結果、作業用テーブル脚３’を上部板２’、固定部材７’及び棚４’に溶接して取付する作業のため、最初に、定部材７’及び棚４’の各コーナー部分を作業用テーブル脚の形状３’に合わせた内側凹円形状または長方形の溝形状にうまく組み入れなくてはならないという負担が生じる。 また、作業用テーブル脚３’が固定部材７’及び棚４’に接触する外側境界線に沿って溶接作業を行わなくてはならないので、溶接プロセスが溶接技術者によって遂行されなくてはならず、それによって人件費の増加が引き起こされ、かくして製造コストが高くなってしまう。 溶接部分６’をグラインダーを用いてスムーズに二次仕上する際には、金属破片が不意に飛散して作業者の眼など人身を損傷される危険があり、追加工程のため、安全に関わる事故が高い頻度で起こり、製造計画が遅れ、製造コストが増加してしまう。

上記問題を解決するため、棚及び固定部材を特別加工することなしに、棚の各コーナー及び固定部材の各末端部分が作業用テーブル脚の各棚取付溝に嵌着され、次いで、固定部材及び棚の内側にスポット溶接作業が行われ、それによって溶接工を必要とせず、溶接部分を仕上げる必要もなく、安全に関わる事故を防止し、さらに製造期間を短縮して製造コストを低減する金属製作業用テーブルを提供することが本発明の目的である。

上記目的を達成するため、本発明によれば、内側Ｖ形状の棚取付溝が各作業用テーブル脚の長さ方向に形成されており、固定部材の末端部分及び棚のそれぞれのコーナーがそれぞれの棚取付溝に嵌着され、次いで、スポット溶接作業が固定部材及び棚の内側に実施され、したがって固定部材及び棚が一体的に脚に固定的に取り付けられることを特徴とする金属製作業用テーブルが提供される。

本発明の上記及び他の目的及び利点は、その好適な実施形態を下記の添付図面を参照してより詳細に説明することでより明白になるであろう。

下記に、本発明に係る金属製作業用テーブルを添付図面を参照して説明する。

図１〜図３に示す本発明に係る金属製作業用テーブル１は、厨房向けの洗浄用テーブル、調理用テーブル、乾燥用テーブル、またはガスレンジ用テーブルとして使用され、通常はステンレス鋼などの金属材料でできており、上部作業板２、及び上部作業板２の下部分に溶接される作業用テーブル脚３が含まれており、該上部作業板２では、作業用テーブル脚３を固定する固定部材７及び棚４が作業用テーブル脚３間でスポット溶接されるものである。

上部作業板２は作業用テーブル１の上部分に位置する板である。作業用テーブル脚３は、それぞれ上部作業板２の各コーナーの下端部分に一体的に溶接して取り付ける。

作業用テーブル脚３は、円筒構造または角柱構造などの多角柱構造に形成する。

内側Ｖ形状の棚取付溝５は、各作業用テーブル脚の長さ方向に形成する。ここでは、棚４のそれぞれのコーナー及び固定部材７の両末端部分をそれぞれの棚取付溝５に嵌着し、次いで、固定部材７及び棚４が一体的に脚３に固設できるように、スポット溶接作業またはアルゴン溶接作業を固定部材７及び棚４の内側に行う。すなわち、本発明に係る金属製作業用テーブル１は、図４に示した従来の金属製作業用テーブル１’のように、作業用テーブル脚３が固定部材７及び棚４に接触する外側境界線に沿って行われる溶接作業を必要としない。

別法としては、図２（ｂ）、図２（ｃ）及び図３に示すように、作業用テーブル脚３を円筒構造または角柱構造などの多角柱構造に形成してもよく、そこには、作業用テーブル脚３の下部分に棚取付溝５を設けず、したがって、合成樹脂でできている下キャップ８を作業用テーブル脚３の下端部に容易に嵌着することができる。

ここで、該当する周知の機能または構造に関する特有の説明は、本明細書における本発明の要旨を明らかにするために必要ではないので、その詳しい説明は省略する。

用語は、本発明の作用を考慮して選択したが、製造者の意図または慣用に従って種々の形態で表現することができるが、使用する用語の定義は、本明細書の全体にわたる記述に基づいたものでなくてはならない。

上記のように、本発明に係る金属製作業用テーブルでは、作業用テーブル脚の形状に合わせて作業用テーブル脚に接触する棚の各コーナー及び固定部材の各末端部分を特別加工する必要がなく、固定部材及び棚の内側をスポット溶接またはアルゴン溶接することによって、固定部材及び棚を一体的に脚に固定的に取り付けることができる。 その結果、溶接技術者以外の未熟練工が容易に溶接作業を行うことができるので労賃が節減され、製造コストを大幅に低減することができる。 また、溶接部分の仕上を特に必要としないので、従来の技術とは異なり、安全に関わる事故事前に防止することができ、製造期間を短縮することができる。

本発明に従って棚及び固定部材を金属製作業用テーブル脚にスポット溶接をした状態を示す略図。 （ａ）本発明の実施形態に従った円筒構造の金属製作業用テーブル脚を示す斜視図であり、（ｂ）は、本発明の別実施形態に従った円筒構造の金属製作業用テーブル脚を示す斜視図であり、（ｃ）は、本発明の別実施形態に従った角柱構造の金属製作業用テーブル脚を示す斜視図である。 本発明に係る作業用テーブルを示す斜視図。 従来の作業用テーブルを示す斜視図。

Claims (1)

1. 作業用テーブル脚が円筒構造または角柱構造などの多角柱構造の形状をなしており、内側Ｖ形状の棚取付溝が各作業用テーブル脚の長さ方向に形成されており、そこでは、棚のそれぞれのコーナー及び固定部材の末端部分がそれぞれの棚取付溝に嵌着され、次いで、固定部材及び棚の内側に対してスポット溶接作業またはアルゴン溶接作業が行われ、したがって固定部材及び棚が脚に対して一体的かつ固定的に取り付けられることを特徴とする、上部作業板、棚及び脚を有する金属製作業用テーブル。

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