JP4337047B2 - 電池状態検出装置およびこれを有する充電装置 - Google Patents

電池状態検出装置およびこれを有する充電装置 Download PDF

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Description

本発明は、電池の電圧や電流、温度等を検出する電池状態検出装置と、その検出結果に応じて電池の充電を行う充電装置に関するものである。
近年、携帯電話機に代表される、2次電池を搭載した携帯型の電子機器(以降、携帯機器と表記する)が急速に普及している。このような携帯機器においては、筐体のサイズや重量とともに、連続的な機器の使用時間が非常に重視されている。そのため、携帯機器においては、2次電池にできるだけ多くの電力を蓄えることや、消費電力を極力削減することが求められている。
一方、2次電池の充電装置は、一般に、電池電圧の検出や、満充電電流の検出、電池の温度の検出などを行い、その検出値を監視しながら充電を行う。また、通常は、過電圧や過電流の検出を行って2次電池を保護する機能も備えている。
下記の特許文献1には、2次電池の保護回路に関する技術が記載されている。
特開2002−343441号公報
ところで、2次電池に大きな電力を蓄えるためには、その能力の限界を正確に把握して充電を行う必要があり、そのためには、電池の電圧、電流、温度等を精度良く検出しなくてはならない。この高い検出精度を達成するため、従来は、検出回路中に予め設けたツェナダイオードを短絡させたり、ポリシリコンのヒューズを切断させる等のトリミング工程を設けている。
しかしながら、こうしたトリミング工程は、通常ウェーハの段階で行われるため、検出回路をICに搭載して回路基板に実装した段階では、トリミングで補正できない種々の誤差が検出値に加わってしまう。例えば、基板実装後にICや基板配線に加わる圧力によって生じるピエゾ効果や、基板配線の抵抗、電池のコネクタ部分の接触抵抗などの影響によって、検出値に誤差が生じる。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池の電圧や、電流、温度等を、部品の実装状態に影響されることなく高い精度で検出できる電池状態検出装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、電池の電圧、電流、温度等を高い精度で検出し、その検出結果を用いて、所望の充電条件に正しく適合させながら電池の充電を行うことができる充電装置を提供することにある。
本発明における第1の発明は、充電中の2次電池の温度が、設定されたしきい値温度に達しているか否かを検出する温度検出回路と、前記充電中の2次電池の電池電圧が、設定されたしきい値電圧に達しているか否かを検出する電圧検出回路と、前記充電中の2次電池の充電電流が、設定されたしきい値電流に達しているか否かを検出する電流検出回路と、設定されるべき複数の前記しきい値温度の情報、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電圧の情報、及び、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電流の情報、を格納している不揮発性の記憶回路と、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記複数のしきい値温度の情報のそれぞれを前記温度検出回路に供給することにより、前記充電中の2次電池の温度が前記複数のしきい値温度のいずれかに属しているか否かの検出を前記温度検出回路に行わせ、前記温度検出の結果、前記充電中の2次電池が現在、前記複数のしきい値温度で規定される複数の温度範囲のいずれに属するか判定し、判定された温度範囲に対応し、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記しきい値電圧の情報と前記しきい値電流の情報を、前記電圧検出回路と前記電流検出回路に供給する制御回路とを有する電池状態検出装置である。
好適に、前記制御回路は、前記検出回路を用いて設定されるべき前記しきい値の情報を取得し、当該取得された情報を前記不揮発性の記憶回路に記憶させ、前記不揮発性の記憶回路から当該情報を前記検出回路に供給する
好適に、前記制御回路は、しきい値が単調に増加または減少するように前記情報を順次変更して前記検出回路に供給し、前記検出回路の検出結果に基づいて前記しきい値を設定する情報を取得する。
本発明における第2の発明は、充電中の2次電池の温度が、設定されたしきい値温度に達しているか否かを検出する温度検出回路と、前記充電中の2次電池の電池電圧が、設定されたしきい値電圧に達しているか否かを検出する電圧検出回路と、前記充電中の2次電池の充電電流が、設定されたしきい値電流に達しているか否かを検出する電流検出回路と、設定されるべき複数の前記しきい値温度の情報、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電圧の情報、及び、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電流の情報、を格納している不揮発性の記憶回路と、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記複数のしきい値温度の情報のそれぞれを前記温度検出回路に供給することにより、前記充電中の2次電池の温度が前記複数のしきい値温度のいずれかに属しているか否かの検出を前記温度検出回路に行わせ、前記温度検出の結果、前記充電中の2次電池が現在、前記複数のしきい値温度で規定される複数の温度範囲のいずれに属するか判定し、判定された温度範囲に対応し、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記しきい値電圧の情報と前記しきい値電流の情報を、前記電圧検出回路と前記電流検出回路に供給する制御回路とを有する前記検出回路の検出結果に応じて前記2次電池の充電を制御する充電装置である。
好適に、前記制御回路は、前記検出回路を用いて設定されるべき前記しきい値の情報を取得し、当該取得された情報を前記不揮発性の記憶回路に記憶させ、前記不揮発性の記憶回路から当該情報を前記検出回路に供給する。
好適に、前記制御回路は、しきい値が単調に増加または減少するように前記情報を順次変更して前記検出回路に供給し、前記検出回路の検出結果に基づいて前記しきい値を設定する情報を取得する。
上記の構成によると、前記制御回路から前記検出回路に対して、前記複数の温度に対応する複数の温度しきい値の設定情報が供給され、前記検出回路において、当該供給される設定情報に応じたしきい値により温度の検出が実行される。前記制御回路では、当該温度の検出の結果に基づいて、電池の温度が前記複数の温度しきい値で規定される複数の温度範囲の何れに属しているかの判定が行われる。そして、前記制御回路において、前記記憶回路に記憶される複数の設定情報から、前記判定結果の温度範囲に対応する設定情報が選択されて、前記検出回路に供給される。前記検出回路では、当該供給される設定情報に応じたしきい値により電圧および/または電流の検出が実行される。
これにより、電圧検出や電流検出のしきい値を温度に応じて適切に変更することが可能になり、検出精度を更に向上させることが可能になる。
本発明によれば、部品の実装後でも容易にしきい値を設定できるため、電池の電圧や、電流、温度等を、部品の実装状態に影響されることなく高い精度で検出することができる。また、これらの検出結果を用いることによって、所望の充電条件に正確に適合させながら電池の充電を行うことができるため、電池の能力を十分に引き出すことができる。
以下、本発明を、2つの実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る充電装置の構成の一例を示す図である。この充電装置は、例えば携帯電話機等の携帯機器に搭載されており、2次電池の電圧、電流、温度の状態を監視しながら充電を行うものである。
図1に示す充電装置は、充電の制御を行う集積回路10と、トランジスタQ1と、抵抗R1およびR2と、電池パック20と、端子T1およびT2とを有する。
また、集積回路10は、基準電圧源101と、温度検出回路102と、電圧検出回路103および105と、電流検出回路104と、記憶回路106と、制御回路107とを有する。
電池パック20は、2次電池BATと、感温抵抗TRとを有する。
端子T1およびT2は、2次電池BATの充電を行う際に電圧を入力するための端子である。
端子T1は、トランジスタQ1および抵抗R1を介して、2次電池BATの正極に接続され、端子T2は、2次電池BATの負極に接続される。
充電装置のグランドGは、2次電池BATの負極に接続される。
トランジスタQ1は、コレクタが端子T1に接続され、エミッタが抵抗R1を介して2次電池BATの正電極に接続される。また、トランジスタQ1のベースには、制御回路107から駆動信号が供給される。トランジスタQ1は、この駆動信号に従って、端子T1から2次電池BATに流れる充電電流を調節する。
感温抵抗TRは、2次電池BATと接触するように配置されており、2次電池BATの温度に応じて抵抗値が変化する。
感温抵抗TRの一方の端子は、2次電池BATの負電極に接続され、その他方の端子は、抵抗R2を介して集積回路10の基準電圧Vrefの出力端子に接続される。
なお、感温抵抗TRは、本発明の第1の抵抗の一実施形態である。
基準電圧源101は、基準電圧Vrefを発生する回路であり、例えばバンドギャップ回路などによって構成される。
電圧検出回路103は、2次電池BATの正極電圧V2が所定のしきい値に達しているか否かを検出する。
電圧検出回路105は、端子T1に入力される充電電圧V1が所定のしきい値に達しているか否かを検出する。
電圧検出回路103および105における電圧検出のしきい値は、制御回路107から供給される電圧しきい値の設定情報に応じて設定される。
図2は、電圧検出回路(103,105)の構成の一例を示す図である。
図2に示す電圧検出回路(103,105)は、可変抵抗VR1と、抵抗R3と、フリップフロップFF1と、コンパレータCP1とを有する。
なお、可変抵抗VR1および抵抗R3を有する回路は、本発明の検出信号生成回路の一実施形態、ならびに、本発明の分圧回路の一実施形態である。
コンパレータCP1は、本発明の比較回路の一実施形態である。
フリップフロップFF1は、制御回路107から供給される電圧しきい値の設定情報を保持する。この設定情報は、後述する不揮発性の記憶回路106に予め記憶されている情報であり、検出動作の前に制御回路107によって記憶回路106から読み出されて、フリップフロップFF1に保持される。
可変抵抗VR1は、フリップフロップFF1に保持される設定情報に応じた抵抗値を有する。可変抵抗VR1は、例えば複数の抵抗とこれに並列接続されたスイッチとによって構成されており、設定情報に応じて各スイッチのオンとオフを切り替えることにより、設定情報に応じた抵抗値を持つ。
可変抵抗VR1の一方の端子には検出対象の電圧Vsens(電圧検出回路103においては2次電池BATの正極電圧V2、電圧検出回路105においては端子T1の充電電圧V1)が入力され、他方の端子は抵抗R3を介してグランドGに接続される。
可変抵抗VR1および抵抗R3は、検出対象の電圧Vsensを分圧して出力する分圧回路を構成しており、その分圧比は、可変抵抗VR1の抵抗値に応じて変化する。すなわち、可変抵抗VR1および抵抗R3の分圧回路は、フリップフロップFF1の設定情報に応じて調節される分圧比をもって、検出対象の電圧Vsensを分圧する。
コンパレータCP1は、可変抵抗VR1および抵抗R3の分圧回路によって分圧された電圧と、基準電圧源101から供給される基準電圧Vrefとを比較し、比較結果の信号S1を出力する。例えば、分圧された電圧が基準電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S1を出力する。
上述した構成によると、可変抵抗VR1および抵抗R3の分圧回路から出力される分圧電圧は、検出対象の電圧Vsensに応じたレベルを有するとともに、フリップフロップFF1に保持される設定情報に応じて当該レベルが調節される。この分圧電圧と基準電圧VrefとをコンパレータCP1において比較することにより、検出対象の電圧Vsensが設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
図2に示す電圧検出回路(103,105)では、コンパレータCP1によって基準電圧Vrefと比較される電圧検出信号(すなわち分圧電圧)のレベルを設定情報に応じて調節しているが、これとは逆に、コンパレータに入力する基準電圧のレベルを設定情報に応じて調節しても良い。図3は、そのような電圧検出回路(103,105)の構成例を示す図である。
図3に示す電圧検出回路(103,105)は、可変抵抗VR2と、抵抗R4〜R6と、フリップフロップFF2と、演算増幅器OP1と、コンパレータCP2とを有する。
なお、抵抗R4およびR5を有する回路は、本発明の検出信号生成回路の一実施形態、ならびに、本発明の分圧回路の一実施形態である。
演算増幅器OP1、可変抵抗VR2および抵抗R6を有する回路は、本発明の基準信号生成回路の一実施形態である。
コンパレータCP2は、本発明の比較回路の一実施形態である。
抵抗R4およびR5は、直列に接続されており、その一方の端子に検出対象の電圧Vsensが入力され、他方の端子がグランドGに接続される。
抵抗R4およびR5は、検出対象の電圧Vsensを分圧して出力する分圧回路を構成しており、その分圧比は、抵抗R4およびR5の抵抗比に応じた一定の値を有する。
フリップフロップFF2は、制御回路107から供給される電圧しきい値の設定情報を保持する。
可変抵抗VR2は、フリップフロップFF2に保持される設定情報に応じた抵抗値を有する。
可変抵抗VR2の一方の端子は演算増幅器OP1の負入力端子に接続され、他方の端子はグランドGに接続される。
演算増幅器OP1は、正入力端子に基準電圧Vrefを入力し、負入力端子は抵抗R6を介して出力端子に接続される。
演算増幅器OP1の出力電圧Vsは、概ね次式で表される。
[数1]
Vs = (1+r6/r2)×Vref ・・・(1)
ただし、上式において‘r6’は抵抗R6の抵抗値を示し、‘r2’は可変抵抗VR2の抵抗値を示す。
可変抵抗VR2の抵抗値r2は、フリップフロップFF2の設定情報に応じて調節されるため、演算増幅器OP1の出力電圧Vsは、設定情報に応じて調節されたレベルを有する。すなわち、演算増幅器OP1、可変抵抗VR2および抵抗R6で構成される回路は、設定情報に応じて調節されたレベルを有する電圧Vsを生成する。
コンパレータCP2は、抵抗R4およびR5の分圧回路によって分圧された電圧と演算増幅器OP1の出力電圧Vsとを比較し、比較結果の信号S2を出力する。例えば、分圧電圧が演算増幅器OP1の出力電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S2を出力する。
上述した構成によると、抵抗R4およびR5の分圧回路から出力される分圧電圧は、検出対象の電圧Vsensに応じたレベルを有しており、演算増幅器OP1から出力される電圧Vsは、フリップフロップFF2に保持される設定情報に応じて調節されたレベルを有する。この分圧電圧と演算増幅回路OP1の出力電圧VsとをコンパレータCP2において比較することにより、検出対象の電圧Vsensが設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
以上が、電圧検出回路103および105の説明である。
図1の説明に戻る。
電流検出回路104は、抵抗R1に流れる電流I1が所定のしきい値に達しているか否かを検出する。
電流検出回路104における電流検出のしきい値は、制御回路107から供給される電流しきい値の設定情報に応じて設定される。
図4は、電流検出回路104の構成の一例を示す図である。
図4に示す電流検出回路104は、増幅回路AMP1と、フリップフロップFF3と、コンパレータCP3とを有する。
なお、抵抗R1は、本発明の電流経路の一実施形態である。
増幅回路AMP1は、本発明の増幅回路の一実施形態である。
コンパレータCP3は、本発明の比較回路の一実施形態である。
フリップフロップFF3は、制御回路107から供給される電流しきい値の設定情報を保持する。この設定情報は、先に述べた電圧しきい値の設定情報と同様に、記憶回路106に予め記憶されている情報であり、検出動作の前に制御回路107によって記憶回路106から読み出されて、フリップフロップFF3に保持される。
増幅回路AMP1は、2次電池BATに流れる電流に応じて抵抗R1に発生する電圧を増幅する回路であり、その増幅率は、フリップフロップFF3の設定情報に応じて調節される。すなわち、増幅回路AMP1は、フリップフロップFF3の設定情報に応じて調節される増幅率をもって、抵抗R1に発生する電圧を増幅する。
コンパレータCP3は、増幅回路AMP1の出力電圧と、基準電圧源101から供給される基準電圧Vrefとを比較し、比較結果の信号S3を出力する。例えば、増幅回路AMP1の出力電圧が基準電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S3を出力する。
上述した構成によると、増幅回路AMP1から出力される電圧は、抵抗R1に流れる2次電池BATの電流に応じたレベルを有するとともに、フリップフロップFF3に保持される設定情報に応じて当該レベルが調節される。この増幅回路AMP1の出力電圧と基準電圧VrefとをコンパレータCP3において比較することにより、抵抗R1に流れる2次電池BATの電流が設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
図4に示す電流検出回路104では、コンパレータCP3によって基準電圧Vrefと比較される電流検出信号(すなわち増幅回路AMP1の出力電圧)のレベルを設定情報に応じて調節しているが、これとは逆に、コンパレータに入力する基準電圧のレベルを設定情報に応じて調節しても良い。図5は、そのような電流検出回路104の構成例を示す図である。
図5に示す電流検出回路104は、可変抵抗VR3と、抵抗R7と、フリップフロップFF4と、増幅回路AMP2と、演算増幅器OP2と、コンパレータCP4とを有する。
なお、増幅回路AMP2は、本発明の増幅回路の一実施形態である。
演算増幅器OP2、可変抵抗VR3および抵抗R7を有する回路は、本発明の基準信号生成回路の一実施形態である。
コンパレータCP4は、本発明の比較回路の一実施形態である。
増幅回路AMP2は、2次電池BATに流れる電流に応じて抵抗R1に発生する電圧を増幅する回路であり、所定の増幅率を有する。
フリップフロップFF4は、制御回路107から供給される電流しきい値の設定情報を保持する。
可変抵抗VR3は、フリップフロップFF4に保持される設定情報に応じた抵抗値を有する。
可変抵抗VR3の一方の端子は演算増幅器OP2の負入力端子に接続され、他方の端子はグランドGに接続される。
演算増幅器OP2は、正入力端子に基準電圧Vrefを入力し、負入力端子は抵抗R7を介して出力端子に接続される。
演算増幅器OP2の出力電圧Vsは、可変抵抗VR3および抵抗R7の抵抗値に対して、先に説明した式(1)と同様の関係を有している。そのため、演算増幅器OP2の出力電圧Vsは、フリップフロップFF4の設定情報に応じて調節されたレベルを有している。
コンパレータCP2は、増幅回路AMP2の出力電圧と演算増幅器OP2の出力電圧Vsとを比較し、比較結果の信号S4を出力する。例えば、演算増幅器OP2の出力電圧Vsが基準電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S4を出力する。
上述した構成によると、増幅回路AMP2の出力電圧は、抵抗R1に流れる2次電池BATの電流に応じたレベルを有しており、演算増幅器OP2の出力電圧は、フリップフロップFF4に保持される設定情報に応じて調節されたレベルを有する。この増幅回路AMP2の出力電圧と演算増幅器OP2の出力電圧VsとをコンパレータCP4において比較することにより、抵抗R1に流れる2次電池BATの電流が設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
以上が、電流検出回路104の説明である。
図1の説明に戻る。
温度検出回路102は、感温抵抗TRの温度が所定のしきい値に達しているか否かを検出する。
温度検出回路102における温度検出のしきい値は、制御回路107から供給される温度しきい値の設定情報に応じて設定される。
図6は、温度検出回路102の構成の一例を示す図である。
図6に示す温度検出回路は、可変抵抗VR4と、フリップフロップFF5と、コンパレータCP5とを有する。
なお、可変抵抗VR4は、本発明の第2の抵抗の一実施形態である。
感温抵抗TR、可変抵抗VR4および抵抗R2を有する回路は、本発明の抵抗回路の一実施形態である。
基準電圧源101は、本発明において上記抵抗回路に一定の電圧または電流を供給する回路の一実施形態である。
コンパレータCP5は、本発明の比較回路の一実施形態である。
フリップフロップFF5は、制御回路107から供給される温度しきい値の設定情報を保持する。この設定情報は、先に述べた電圧、電流のしきい値の設定情報と同様に記憶回路106に予め記憶されている情報であり、検出動作の前に制御回路107によって記憶回路106から読み出されて、フリップフロップFF5に保持される。
可変抵抗VR4は、フリップフロップFF5に保持される設定情報に応じた抵抗値を有する。
可変抵抗VR4の一方の端子は、抵抗R2と感温抵抗TRとの接続点に接続されており、他方の端子はグランドGに接続される。
コンパレータCP5は、各抵抗(R2、TR、VR4)の接続点に発生する電圧V3と、基準電圧源101から供給される基準電圧Vrefとを比較し、比較結果の信号S5を出力する。例えば、電圧V3が基準電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S5を出力する。
抵抗R2、TR、VR4の抵抗をそれぞれ‘r2’、‘tr’、’r4’とすると、各抵抗の接続点に発生する電圧V3は次式のように表される。
[数2]
V3 = {rA/(rA+r2)}×Vref ・・・(3)
rA = tr×r4/(tr+r4) ・・・(4)
ただし、上式において、‘rA’は感温抵抗TRと可変抵抗VRとの並列回路の抵抗値を示す。
この式(3)、(4)から分かるように、各抵抗の接続点に発生する電圧V3は、感温抵抗TRおよび可変抵抗VR4の抵抗値に応じたレベルを有する。すなわち、電圧V3は、2次電池BATの温度に応じたレベルを有するとともに、フリップフロップFF5の設定情報に応じて当該レベルが調節される。この電圧V3と基準電圧VrefとをコンパレータCP5において比較することにより、2次電池BATの温度が設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
図6に示す温度検出回路102では、コンパレータCP5によって基準電圧Vrefと比較される温度検出信号(すなわち電圧V3)のレベルを設定情報に応じて調節しているが、これとは逆に、コンパレータに入力する基準電圧のレベルを設定情報に応じて調節しても良い。図7は、そのような温度検出回路102の構成例を示す図である。
図7に示す温度検出回路102は、可変抵抗VR5と、抵抗R8と、フリップフロップFF6と、演算増幅器OP3と、コンパレータCP6とを有する。
なお、感温抵抗TRおよび抵抗R2を有する回路は、本発明の抵抗回路の一実施形態である。
演算増幅器OP3、可変抵抗VR5および抵抗R8を有する回路は、本発明の基準信号生成回路の一実施形態である。
コンパレータCP6は、本発明の比較回路の一実施形態である。
フリップフロップFF6は、制御回路107から供給される温度しきい値の設定情報を保持する。
可変抵抗VR5は、フリップフロップFF6に保持される設定情報に応じた抵抗値を有する。
可変抵抗VR5の一方の端子は演算増幅器OP3の負入力端子に接続され、他方の端子はグランドGに接続される。
演算増幅器OP3は、正入力端子に基準電圧Vrefを入力し、負入力端子は抵抗R8を介して出力端子に接続される。
演算増幅器OP3の出力電圧Vsは、可変抵抗VR5および抵抗R8の抵抗値に対して、先に説明した式(1)と同様の関係を有している。そのため、演算増幅器OP3の出力電圧Vsは、フリップフロップFF6の設定情報に応じて調節されたレベルを有している。
コンパレータCP6は、抵抗R2および感温抵抗TRの接続点の電圧V3と演算増幅器OP3の出力電圧Vsとを比較し、比較結果の信号S6を出力する。例えば、電圧V3が基準電圧Vrefを越える場合にハイレベル、越えない場合にローレベルとなる信号S6を出力する。
抵抗R2および感温抵抗TRの接続点に発生する電圧V3は、感温抵抗TRおよび可変抵抗VR5の抵抗値に応じたレベルを有しており、演算増幅器OP3の出力電圧は、フリップフロップFF6に保持される設定情報に応じて調節されたレベルを有する。この電圧V3と演算増幅器OP3の出力電圧VsとをコンパレータCP6において比較することにより、2次電池BATの温度が設定情報で設定されるしきい値を越えているか否かが検出される。
以上が、温度検出回路102の説明である。
図1の説明に戻る。
記憶回路106は、各検出回路(102〜105)に供給するしきい値の設定情報を記憶する。
記憶回路106は、記憶する情報の書き換えが可能であるとともに、電源がオフの状態で当該情報の保持が可能な、不揮発性メモリを有している。
記憶回路106に用いられる不揮発性メモリは、例えば、MONOS(metal-oxide-nitride-oxide-semiconductor)構造のメモリである。
MONOSの不揮発性メモリは、構造が非常に単純であり、書き込み電圧を低く抑えることができるという優れた特徴を有する。
通常のCMOS製造プロセスで製造されるICにフラッシュメモリを搭載しようとすると、10を越えるような追加工程が必要になるが、MONOSメモリを搭載する場合は、2〜3程度の工程の追加で済む。そのため、製造コストを大幅に削減することができる。
また、フラッシュメモリに比べて書き込み電圧を大幅に低く抑えることが可能であり、例えば5V程度で書き込みが可能である。そのため、特に携帯電話機のように電池の電圧が低い(例えば4.2〜4.3V程度)機器であっても、簡易な昇圧回路で書き込み電圧を作成することができる。
制御回路107は、2次電池BATの充電に関わる種々の制御を行う。
すなわち、制御回路107は、後述する手順に従って各検出回路(102〜105)のしきい値の設定情報を取得し、記憶回路106に格納する。そして、充電を行う前に、記憶回路106からしきい値の設定情報を読み出して各検出回路に供給し、そのフリップフロップにそれぞれ保持させる。そして、充電を実行する際には、各検出回路から出力される検出結果の信号を監視して、2次電池BATの電圧、電流、温度を所定の充電条件に適合させながら、トランジスタQ1のベース電圧を制御して、2次電池BATに充電電流を流し込む。
次に、図1に示す充電装置において、各検出回路(102〜105)において用いられるしきい値の設定情報を取得する手順について説明する。
しきい値の設定情報を取得する場合には、まず、検出を行う電圧、電流、温度が所定の値に設定される。
すなわち、電圧、電流のしきい値の設定情報を取得する場合、例えば、2次電池BATの代わりに電圧源や電流源を接続して電圧、電流を発生させることにより、検出を行う電圧、電流が所定の値に設定される。
また、温度のしきい値の設定情報を取得する場合は、例えば2次電池BATの代わりに所定の温度の発熱体などを感温抵抗TRに接触させたり、あるいは、恒温槽などを利用して2次電池BATを所定の温度に設定することにより、感温抵抗TRの温度が所定の値に設定される。
次に、検出回路(102〜105)のしきい値が単調に増加もしくは減少するように、制御回路107によって検出回路(102〜105)の設定情報が順次に変更される。
例えば図2,3,5,6,7に示す検出回路の場合、可変抵抗VR1,VR2,VR3,VR4,VR5の抵抗値が単調に増加もしくは減少するように、制御回路107からフリップフロップFF1,FF2,FF4,FF5,FF6に対して順次に設定情報が供給される。
また、図4に示す電流検出回路の場合には、増幅回路AMP1の増幅率が単調に増加もしくは減少するように、制御回路107からフリップフロップFF3に対して順次に設定情報が供給される。
また、上記のようにしきい値を単調変化させる一方で、制御回路107においては、検出回路(102〜105)の検出結果(すなわちコンパレータCP1〜CP6の出力信号S1〜S6)が監視される。そして、検出結果に変化が生じると(すなわちコンパレータの値が反転すると)、この変化を生じる点の前もしくは後における設定情報が、そのとき設定されている電圧、電流、または温度に対応したしきい値の設定情報として、制御回路107から記憶回路106に書き込まれる。
各検出回路におけるしきい値の設定情報が上記のようにしてそれぞれ取得され、記憶回路106に書き込まれると、以降に検出を行う場合は、記憶回路106に格納される設定情報が制御回路107から各検出回路に供給されて、これに基づいた電圧、電流、温度の検出が実行される。すなわち、検出回路(102〜105)において、電池の電圧、電流または温度が、記憶回路106に記憶される設定情報において設定されたしきい値に達しているか否かの検出が行われる。
以上説明したように、本実施形態によれば、記憶回路106に記憶される設定情報を自由に書き換えることが可能であり、電源がオフの状態でも記憶回路106に保持させることができる。そのため、検出回路(102〜105)が搭載された集積回路10と他の部品(抵抗R1、R2、電池パック20、トランジスタQ1など)とを基板上に配線して組み立てた後で、この配線組み立ての影響(ピエゾ効果や配線抵抗、コネクタの接触抵抗など)が加味された精度の高いしきい値の設定情報を記憶回路106に書き込んで、検出回路(102〜105)に供給することが可能である。したがって、例えばウェーハ状態でしきい値の調整を行う従来の装置に比べて、検出精度を大幅に向上させることができる。
また、このように、配線組み立て後の実装状態が加味された精度の高いしきい値を検出回路に設定できることから、検出に用いる抵抗等の素子に高い絶対精度が要求されなくなる。その結果、例えば、図1に示す電流検出用の抵抗R2を、配線等の抵抗成分で代用することも可能になる。これにより、部品点数を減らして、回路規模を縮小させることができる。
また、組み立てが完了した状態において容易に設定情報を書き換えることができるため、例えば経年変化等によるしきい値のばらつきにも容易に対処することが可能になり、信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、電池の電圧、電流、温度等を上述した方法によって精度よく検出し、その結果を用いて、所望の条件に正確に適合させながら電池の充電を行うことができる。そのため、電池の能力をその限界に近いレベルまで十分に引き出すことが可能になり、携帯機器の動作時間を更に長くすることができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、電池の温度の検出結果に応じてしきい値の設定情報を変更することにより、検出精度の向上を図るものである。
第2の実施形態に係る充電装置は、例えば図1に示す充電装置と同様な構成を有する。
第1の実施形態と異なる点は、記憶回路106において複数の温度に対応する複数のしきい値の設定情報が格納されること、ならびに、制御回路107において温度に対応した設定情報の選択が行われることにある。
まず、動作を開始させるにあたり、先の実施形態において述べたしきい値の設定情報の取得手順が、複数の所定の温度についてそれぞれ繰り返される。これにより、所定の複数の温度に対する電圧,電流,温度のしきい値の設定情報が取得され、記憶回路106に格納される。
各温度の設定情報が記憶回路106に用意されると、制御回路107は、例えば図8に示すフローチャートに従って処理を実行する。
まず、制御回路107は、各温度しきい値の設定情報を温度検出回路102に供給して、2次電池BATの温度がしきい値に達しているか否かをそれぞれ検出させる(ステップST1)。
次に制御回路107は、各温度しきい値に対する温度の検出結果に基づいて、現在の2次電池BATの温度が属している温度範囲を判定する(ステップST2)。例えば2つの温度しきい値において検出を行う場合、この2つのしきい値によって区分される3つの温度範囲の何れに属しているかを判定する。この判定によって、2次電池BATの温度が現在どの温度範囲に属するかが判定されると、次に制御回路107は、この温度範囲に対応する電圧、電流のしきい値の設定情報を選択して記憶回路106から読み出し、電圧、電流の各検出回路(103〜105)に供給する(ステップSTST3)。各検出回路(103〜105)は、供給された設定情報に応じて、電圧、電流の検出を実行する(ステップST4)。
上述したステップST1〜ST4の動作は、例えば一定の周期で順次に繰り返される。
これにより、電池の温度が時間と共に変化する場合でも、電圧検出や電流検出のしきい値を温度に応じて適切に変更することが可能になるため、検出精度を更に向上させることができる。
以上、本発明の幾つかの実施形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、種々の変形を含んでいる。
図4、図5に示す電流検出回路104では、2次電池BATの充電電流または放電電流の一方を検出しても良いし、両方を検出しても良い。
例えば、増幅回路AMP1(またはAMP2)においてゲインの極性を正と負に切り替える回路を設けて、充電時と放電時とで極性を反転させることにより、1つの電流検出回路を用いて充電電流と放電電流の両方を検出することができる。
また、図6に示す温度検出回路102では、感温抵抗TRと並列に可変抵抗VR4を接続することによってしきい値を調節しているが、本発明はこの例に限定されない。例えば、抵抗R2に可変抵抗を用いて、その抵抗値を設定情報に応じて調節する構成でも良い。図4に示す電流検出回路104と同様に、電圧V3を増幅してコンパレータCP5に入力する増幅回路を設けて、その増幅率を設定情報に応じて調節する構成でも良い。
設定情報に応じてしきい値を調節する検出回路は、上述の他にも、様々な構成のよって実現可能である。
また、図1に示す例では基準電圧源101が発生する基準電圧Vrefを用いて検出を行っているが、この例に限らず、回路構成によっては基準電流源を用いて検出を行うことも可能である。
第2の実施形態では電池の温度に応じて電圧、電流のしきい値を選択する例が示されているが、これに限らず、電池以外の他の部分の温度に応じて電圧、電流のしきい値を選択することも可能である。
本発明の実施形態に係る充電装置の構成の一例を示す図である。 電圧検出回路の第1の構成例を示す図である。 電圧検出回路の第2の構成例を示す図である。 電流検出回路の第1の構成例を示す図である。 電流検出回路の第2の構成例を示す図である。 温度検出回路の第1の構成例を示す図である。 温度検出回路の第2の構成例を示す図である。 温度に応じてしきい値の設定情報を変更する処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…集積回路、101…基準電圧源、102…温度検出回路、103,105…電圧検出回路、104…電流検出回路、106…記憶回路、107…制御回路、20…電池パック、T1,T2…端子、BAT…2次電池、TR…感温抵抗、Q1…トランジスタ、R1〜R8…抵抗、VR1〜VR5…可変抵抗、CP1〜CP6…コンパレータ、FF1〜FF6…フリップフロップ、OP1〜OP3…演算増幅器、AMP1,AMP2…増幅回路

Claims (6)

  1. 充電中の2次電池の温度が、設定されたしきい値温度に達しているか否かを検出する温度検出回路と、
    前記充電中の2次電池の電池電圧が、設定されたしきい値電圧に達しているか否かを検出する電圧検出回路と、
    前記充電中の2次電池の充電電流が、設定されたしきい値電流に達しているか否かを検出する電流検出回路と、
    設定されるべき複数の前記しきい値温度の情報、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電圧の情報、及び、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電流の情報、を格納している不揮発性の記憶回路と、
    前記不揮発性の記憶回路に格納された前記複数のしきい値温度の情報のそれぞれを前記温度検出回路に供給することにより、前記充電中の2次電池の温度が前記複数のしきい値温度のいずれかに属しているか否かの検出を前記温度検出回路に行わせ、前記温度検出の結果、前記充電中の2次電池が現在、前記複数のしきい値温度で規定される複数の温度範囲のいずれに属するか判定し、判定された温度範囲に対応し、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記しきい値電圧の情報と前記しきい値電流の情報を、前記電圧検出回路と前記電流検出回路に供給する制御回路と
    を有する電池状態検出装置。
  2. 前記制御回路は、前記検出回路を用いて設定されるべき前記しきい値の情報を取得し、当該取得された情報を前記不揮発性の記憶回路に記憶させ、前記不揮発性の記憶回路から当該情報を前記検出回路に供給する
    請求項1に記載の電池状態検出装置。
  3. 前記制御回路は、しきい値が単調に増加または減少するように前記情報を順次変更して前記検出回路に供給し、前記検出回路の検出結果に基づいて前記しきい値を設定する情報を取得する
    請求項に記載の電池状態検出装置。
  4. 充電中の2次電池の温度が、設定されたしきい値温度に達しているか否かを検出する温度検出回路と、
    前記充電中の2次電池の電池電圧が、設定されたしきい値電圧に達しているか否かを検出する電圧検出回路と、
    前記充電中の2次電池の充電電流が、設定されたしきい値電流に達しているか否かを検出する電流検出回路と、
    設定されるべき複数の前記しきい値温度の情報、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電圧の情報、及び、前記複数のしきい値温度に対応し、設定されるべき前記しきい値電流の情報、を格納している不揮発性の記憶回路と、
    前記不揮発性の記憶回路に格納された前記複数のしきい値温度の情報のそれぞれを前記温度検出回路に供給することにより、前記充電中の2次電池の温度が前記複数のしきい値温度のいずれかに属しているか否かの検出を前記温度検出回路に行わせ、前記温度検出の結果、前記充電中の2次電池が現在、前記複数のしきい値温度で規定される複数の温度範囲のいずれに属するか判定し、判定された温度範囲に対応し、前記不揮発性の記憶回路に格納された前記しきい値電圧の情報と前記しきい値電流の情報を、前記電圧検出回路と前記電流検出回路に供給する制御回路と
    を有する前記検出回路の検出結果に応じて前記2次電池の充電を制御する充電装置
  5. 前記制御回路は、前記検出回路を用いて設定されるべき前記しきい値の情報を取得し、当該取得された情報を前記不揮発性の記憶回路に記憶させ、前記不揮発性の記憶回路から当該情報を前記検出回路に供給する
    請求項4に記載の充電装置。
  6. 前記制御回路は、しきい値が単調に増加または減少するように前記情報を順次変更して前記検出回路に供給し、前記検出回路の検出結果に基づいて前記しきい値を設定する情報を取得する
    請求項5に記載の充電装置。
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