JP4279825B2 - 温度検出回路を備える集積回路のダイと温度検出回路の校正システムおよび方法 - Google Patents

温度検出回路を備える集積回路のダイと温度検出回路の校正システムおよび方法 Download PDF

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Description

この発明は、一般に半導体エレクトロニクスに関し、より具体的には、集積回路に関する。
ウェハ製造プロセスは一般に、グループ(すなわちロット)として処理される複数のシリコンウェハのそれぞれに、同一の集積回路を多数形成する。各集積回路はウェハの指定領域に形成され、相互連結線と呼ばれる導電トレースによって電気的に接続された電子デバイスを含む。相互連結線は、通常、シリコン基板上、またはそれより上に形成される導電層からパターンで形成される。ウェハ製造に続き、各集積回路はウェハから切り出され、動作可能となった各ダイは、通常保護用の半導体デバイスパッケージに収納される。
集積回路は動作中電力を消費する。この際、電気エネルギーが熱エネルギーに変換される。一方、集積回路のいくつかの重要な動作パラメータは、通常、温度と共に変化する。仕様を満たした信頼できるデバイス動作は、特定の動作温度範囲でしか実現されない。マイクロプロセッサのような高い性能を実現するデバイスは、特定の最大動作温度以下でないと、その本来の性能を実現できない。特定の最大動作温度を超える温度でデバイスを動作させると、そのデバイスに回復不能なダメージを与えることもある。さらに、動作温度が増加すれば、集積回路の信頼性が減少するという事実が知られている。そのため、集積回路が動作中に発する熱エネルギーは、動作上および信頼性の観点から必要とされるスピードで集積回路から取り除かなければならない。
集積回路製造およびパッケージ技術が進歩したこともあり、より高い性能を持つマイクロプロセッサに対する要求はとどまることがなく、その結果、より高いクロック信号の周波数(すなわち、クロック信号のスピードの増加)とより高いレベルの集積が実現されてきた。デバイスのサイズは縮小しているにもかかわらず、マイクロプロセッサの最大消費電力は指数的に上昇し続けている。マイクロプロセッサのような高い性能の集積回路を上述のごとく動作の安定性および信頼性の理由から製造者によって指定される最大動作温度内で動作させることがますます難しくなってきた。
そのため、温度検出回路を有する集積回路や、その温度検出回路を校正するシステムおよび方法を持つことは有益である。例えば、この温度検出回路は、ダイの温度が集積回路の最大動作温度以下で維持されるよう使用される。
温度検出回路と校正データを格納するメモリを有する集積回路のダイが開示される。温度検出回路は、メモリに接続されて動作し、入力信号を受け取る。温度検出回路は、この入力信号に依存するとともに、集積回路のダイの温度が所定の選択温度を超えたか否かを示す出力信号を生成する。この集積回路のダイの通常動作モードでは、入力信号が校正データを含む。温度検出回路の校正方法とシステムも提供する。
本発明によれば、温度検出回路を有する集積回路のダイと、温度検出回路を効率的に校正するシステムおよび方法が得られる。
以下の説明において、本発明の主旨を理解しやすくするために、多数の具体的な詳細例を用いるが、当業者であれば、これらの詳細例のみを用いるのではなくても、本発明を実施することができる。また、詳細を必要以上に説明することによって本発明の主旨が分からなくなることがないように、従来知られている要素についてはブロック図程度で示す。ネットワーク通信、電磁信号技術などの詳細は、本発明の関連分野について通常の知識を有するものにとって、本発明の主旨を理解するうえで不必要と思われるため、説明を簡略にしている。
特記しないかぎり、以下に説明する各機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せによって実現される。望ましくは、コンピュータまたは電子データプロセッサなど、コンピュータプログラムコードや、ソフトウェアなどのようなコードにしたがって機能するプロセッサ、またはこれらの機能を実行するようにプログラミングされた集積回路によっておのおのの機能を実行する。
図1において、システム100では、半導体ウェハ104の指定領域内に形成された製造後の集積回路のダイ102が、テストユニット106によってテストされようとしている。このテストの間、半導体ウェハ104はウェハチャック108によって位置決めされている。一般に、ウェハチャック108は、ウェハチャック108の温度を周囲温度以上に加熱する加熱機構を備える。この加熱機構はテストユニット106によって制御される。テストの間、ダイ102の温度検出回路が校正される。
図2は、図1のダイ102の実施の形態のブロック図である。図2に示す実施の形態において、ダイ102は温度検出回路200を備える。温度検出回路200はダイ102の半導体基板110の表面および内部に(ウェハ製造プロセスの間などに)形成される、「オンチップ」の回路である。図2の実施の形態において、温度検出回路200はダイ102の温度が所定の選択温度を超えたことを検出するために使用される。校正手続により、温度検出回路200はダイ102の温度が選択温度を超えたときそのことを示す出力温度検出信号「TDET」を生成するよう校正される。
温度検出回路200によって生成されるTDET信号はデジタル信号であり、ダイ102の温度が選択温度を超えたときにアサート(活性化)され、ダイ102の温度が選択温度以下であるときにデアサート(不活性化)される。TDET信号は、それがアサートされたとき、ダイ102の温度を低くするための措置が講じられるようダイ102内部の論理回路によって使用されることが望ましい。
図2の実施の形態では、ダイ102は更にマルチプレクサ202とメモリ204と制御論理回路206といくつかのスキャンレジスタ208と多数のコンタクト(パッド)210とを備える。スキャンレジスタ208は、スキャンのチェインを形成するために直列に接続されたスキャンレジスタのネットワークの一部である。スキャンチェインは、デジタルの集積回路の機能テストに広く使用されている。例えば、ダイ102の(テストユニット106による)機能テストの間、入力データの値は、スキャンチェインのスキャンレジスタを通してシリアルにスキャンされ、そののち、スキャンレジスタによってダイ102の論理回路へ並列に与えられる。一方、論理回路によって生成された出力データの値はまずスキャンレジスタによって並列に取得され、続いてスキャンチェインのスキャンレジスタからシリアルに出力される。
コンタクト210は一般に、ダイ102の接触可能な表面に形成される導電材料(金属など)で形成される領域である。特に、ひとつの実施の形態では、コンタクト210は、C4(Controlled Collapse Chip Connection technology)コンタクトないしパッドである。C4コンタクトとは、ダイ上に配線のための設けられた接点であり、ダイの外側に必要となる配線用のボンディングパッドを省くことにより、ダイサイズの小型化を図るものである。
ダイ102は校正モードおよび通常動作モードで動作する。後述のごとく、メモリ204は、ダイ102の校正モードの間に実行される校正手続において生成される校正値を格納するために用いられる。ダイ102の通常動作モードの間、メモリ204に格納された校正値は温度検出回路200へ提供されることが望ましい。従って、メモリ204は好ましくは不揮発性メモリであり、ダイ102に対する電力の供給がないときでも格納された値を保持する。不揮発性メモリの好適なものは、ヒューズ(またはアンチヒューズ)エレメントを有するプログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)を含む。メモリ204は、例えばeFuse電子ヒューズエレメント(eFuseはIBM社の特許技術であり、商標)を含む。
マルチプレクサ202は一方の入力にメモリ204からのデータを受け、他方の入力に制御論理回路206からのデータを受ける。マルチプレクサ202は、制御論理回路206からの制御信号に従い、メモリ204からのデータまたは制御論理回路206からのデータのいずれかである出力セレクト「SEL」信号を生成する。マルチプレクサ202は、温度検出回路200へ出力SEL信号を供給する。後述するが、概括的に言うと、SEL信号は、ダイ102の温度が選択温度を超えたことを示す出力TDET信号を温度検出回路200がアサートするダイ102の温度を決める。
図2に示すとおり、制御論理回路206はコンタクト210に接続される。校正手続の間テストユニット106は、ダイ102が校正モードにあることを示す1またはそれ以上の信号をコンタクト210へ印加する。制御論理回路206が、校正モードを示す1またはそれ以上の信号をコンタクト210から受けたとき、制御論理回路206は、マルチプレクサ202の出力SEL信号が制御論理回路206からのデータとなるよう制御信号をマルチプレクサ202へドライブする。
SEL信号はnビットの信号であり、ここでnは自然数である。SEL信号のnビットは順序づけがされ、対応する値を特定する。SEL信号は、対応する値として0から2−1をとる。例えば、4ビットのSEL信号は「SEL<0:3>」と表される。ここでSEL<0>は最上位ビットであり、SEL<3>は最下位ビットである。SEL<0:3>の対応する値は、(SEL<0>)・2+(SEL<1>)−2+(SEL<2>)・2+(SEL<3>)である。従って、4ビットのSEL信号SEL<0:3>は、0から15の間の値を特定する。これと対応して、メモリ204からのデータおよび制御論理回路206からのデータも0から2−1の値を持つnビットの信号によって伝えられる。図2に示すとおり、制御論理回路206は温度検出回路200によって生成されたTDET信号を受ける。
図1および図2を参照すると、校正手続の間、ダイ102を含む半導体ウェハ104はウェハチャック108によって位置決めされる。ウェハチャック108はウェハチャック108を周囲温度よりも高い温度に加熱するためにテストユニット106によって制御される加熱機構を含む。校正手続の間、テストユニット106はダイ102を含む半導体ウェハ104が選択温度になるようウェハチャック108の加熱機構を制御する。
ダイ102を含む半導体ウェハ104が加熱され、所定の選択温度に到達したとき、テストユニット106は校正モードを示す1またはそれ以上の信号をコンタクト210へ印加する。これに対応して、制御論理回路206は、マルチプレクサ202の出力SEL信号が制御論理回路206からのデータとなるよう制御信号をマルチプレクサ202へドライブする。
制御論理回路206ははじめ、マルチプレクサ202へ値が0であるデータを提供する。このとき、制御論理回路206は、温度検出回路200からのTDET信号がアサートされているかどうかを確認する。上述のごとく、TDET信号は、ダイ102の温度が選択温度を超えたことを示す際にアサートされる。もし温度検出回路200からのTDET信号がアサートされていないとき、制御論理回路206は値が1であるデータをマルチプレクサ202へ提供し、温度検出回路200からのTDET信号がアサートされたかどうかを再度確認する。制御論理回路206は、TDET信号が温度検出回路200によってアサートされるまで、マルチプレクサ202へ供給するデータを1ずつ増分し続ける。
温度検出回路200がTDET信号をアサートしたとき、マルチプレクサ202へ提供されたデータの値は一般にm(0≦m≦2−1)である。制御論理回路206は、値mを「校正選択値」としてスキャンレジスタ208へ供給する。スキャンレジスタ208は校正選択値を格納する。図2に示すとおり、テストユニット106は、校正選択値をスキャンレジスタ208から読み出す(スキャンレジスタ208から校正選択値をスキャンする)。そして校正選択値をメモリ204へ格納する。
上述の校正手続に続き、ダイ102の通常動作モードの間、制御論理回路206はメモリ204からのデータ(すなわち、そこに格納された校正選択値)がマルチプレクサ202の出力SEL信号となるよう制御信号をマルチプレクサ202へドライブする。その結果、温度検出回路200は、ダイ102の温度が選択温度以上になったとき、出力TDET信号をアサートする。
図3は、図2の温度検出回路200のひとつの実施の形態のブロック図である。図3の実施の形態において、温度検出回路200は温度センス回路302と比較器304を含む。温度センス回路302によって生成されるふたつのアナログ電圧は、比較器304へ供給され、温度センス回路302の温度が選択温度を超える条件を検出するために利用される。ふたつのアナログ電圧の一方は温度の増加と共に増加し、他方は温度の増加とともに減少する。
図3の実施の形態において、温度センス回路302内で生成されるアナログ電圧VR2は、温度の増加とともにリニアに増加する。電圧VR2は、n個のアナログ電圧VREF1、VREF2・・・VREFnに分割される。ここでnは2以上の整数である。n個のアナログ電圧はそれぞれ温度の増加とともに増加する。n個のアナログ電圧の内ひとつが選択的に生成され、出力アナログ電圧VOとして比較器304へ供給される。比較器304は、ダイ102が選択温度を超えたときを検出するためにアナログ電圧VOを使用する。
比較器304は、温度センス回路302の温度が選択温度より下の場合、出力信号TDETがある電圧状態(例えば低電圧状態)をとるように出力TDET信号を生成し、一方、温度センス回路302の温度が選択温度を超えたとき他方の電圧状態(例えば高電圧状態)をとるよう出力TDET信号を生成する。このように、温度検出回路200の出力TDET信号は原則としてデジタル信号であり、温度センス回路302の温度が選択温度を超えたかどうかを示す。
図3の実施の形態において、温度センス回路302は差動増幅器306と、第1回路310と、第2回路320と第3回路330を含む。第1回路310は、pチャネル金属酸化物半導体PMOSトランジスタ312とそれに直列に接続されたp−n接合素子314を有する。PMOSトランジスタ312は、ゲート端子に差動増幅器306の出力アナログ電圧VAを受ける。このアナログ電圧VAにより、直列に接続されたPMOSトランジスタ312およびp−n接合素子314に電流I1が流れる。アナログ電圧VD1が順方向にバイアスされたp−n接合素子314に発生し、電流ID1がp−n接合素子314に流れる。
第2回路320は、PMOSトランジスタ322と、抵抗R1とm個のp−n接合素子324を含む。ここでmは2以上の整数である。m個のp−n接合素子324は並列に接続されている。PMOSトランジスタ322は、抵抗R1およびm個のp−n接合素子324と直列に接続される。PMOSトランジスタ322のソース端子は、正の電源電圧VDDに接続され、PMOSトランジスタ322のドレイン端子は抵抗R1の一方の端子にノード326で接続される。抵抗R1の他方の端子は、m個のp−n接合素子324のp側の端子に接続される。m個のp−n接合素子324のn側の端子は、リファレンスである接地電源電圧に接続される。p−n接合素子314およびm個のp−n接合素子324は、例えばダイオードである。p−n接合素子314およびm個のp−n接合素子324は、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタでもよい。
第1回路310のPMOSトランジスタ312と同様、第2回路320のPMOSトランジスタ322は、ゲート端子に差動増幅器306の出力アナログ電圧VAを受ける。アナログ電圧VAにより、PMOSトランジスタ322と抵抗R1とp−n接合素子324に電流I2が流れる。図3の実施の形態において、PMOSトランジスタ312およびPMOSトランジスタ322を同一に造ることにより、I2=I1となる。アナログ電圧VR1が抵抗R1の両端に発生し、VR1=I2・R1である。アナログ電圧VD2が並列に接続されたm個のp−n接合素子324の両端に発生し、電流ID2がm個のp−n接合素子324のそれぞれに流れる。
アナログ電圧VBが第2回路320のノード326に発生する。ここでVB=VR1+VD2である。アナログ電圧VBは差動増幅器306の正「プラス」端子へ供給される。第1回路310によって生成されたアナログ電圧VD1は、差動増幅器306の負「マイナス」端子へ供給される。差動増幅器306の出力アナログ電圧はVB=VD1のとき安定する。
第3回路330は、直列に接続されたPMOSトランジスタ332と電圧分割ネットワーク334を含む。電圧分割ネットワーク334は、図3において、R21、R22、・・・R2nと表記されたn個の直列に接続された抵抗を含む。nは2以上の整数である。電圧分割ネットワーク334の抵抗の合計はR2と表記する。PMOSトランジスタ332のソース端子は正の電源電圧VDDに接続され、PMOSトランジスタ332のドレイン端子は電圧分割ネットワーク334の抵抗R21の一方の端子に接続される。電圧分割ネットワーク334の抵抗R2nの端子は、リファレンスである接地電源電圧に接続される。
PMOSトランジスタ332は、ゲート端子において差動増幅器306の出力アナログ電圧VAを受ける。アナログ電圧VAにより、PMOSトランジスタ332と電圧分割ネットワーク334のn個の抵抗に電流I3が流れる。図3の実施の形態において、PMOSトランジスタ312とPMOSトランジスタ322とPMOSトランジスタ332を同一に造ることにより、I1=I2=I3となる。上述のごとく、電圧分割ネットワーク334の合計の抵抗はR2であり、アナログ電圧VR2が電圧分割ネットワーク334の両端に発生する。
電圧分割ネットワーク334は、アナログ電圧VR2をn個のアナログ電圧信号VREF1、VREF2、・・・VREFnに分割する。アナログ電圧信号VREF1は、電圧分割ネットワーク334の抵抗R21の端子にPMOSトランジスタ332のドレイン端子が接続されたノードに発生する。その結果、VREF1=VR2となる。アナログ電圧信号VREF2は、電圧分割ネットワーク334の抵抗R22の端子と抵抗R21の他方の端子の間のノードに発生する。アナログ電圧信号VREFnは、抵抗R2(n−1)の端子および抵抗R2nの端子の間に発生する。
ある実施の形態において、抵抗R21、R22、・・・R2nの抵抗値は十分に等しく、電圧分割ネットワーク334によって生成されるアナログ電圧VREFkは十分にVR2・[(n−k−1)/n]に等しくなる。ここでkは1以上n以下である。もちろん、他の実施の形態において、抵抗R21、R22、・・・R2nは異なる値を持ってもよい。別の実施の形態ではR21、R22、・・・R2(n−1)の抵抗値は十分に等しく、ベース抵抗である抵抗R2nだけが他の抵抗と異なる値を持ってもよい。
図3の実施の形態において、第3回路330はさらにアナログマルチプレクサ336を含む。アナログマルチプレクサ336は、データ入力端子において、電圧分割ネットワーク334によって生成されたn個のアナログ電圧信号を受け、制御端子すなわちポートにおいて制御信号としてSELを受ける。アナログマルチプレクサ336は、SEL信号に依存する形でn個のアナログ電圧のうちひとつを出力する。第3回路330は、アナログマルチプレクサ336によってn個のアナログ電圧のうちのひとつとして出力される信号を出力アナログ電圧VOとして出力する。
温度センス回路302の動作に関し、第1回路310のp−n接合素子314は順方向にバイアスされている。p−n接合素子314の両端のアナログ電圧VD1とp−n接合素子314を流れる電圧ID1の関係はよく知られるダイオードの式によって表される。
ID1=(Is)・{exp[(VD1)・(q/ηkT)]−1}
ここで「Is」は飽和電流、「q」は電子の電荷、「η」は経験則で定まる定数、「k」はボルツマン定数、「T」はp−n接合素子314の絶対温度(ケルビン温度)である。
(VD1)・(q/ηkT)は十分に1より大きいとすると、VD1は次の式で評価できる。
VD1=(ηkT/q)・ln(ID1/Is)
アナログ電圧VD1に関する上記の式において、絶対温度Tは分子にあり、アナログ電圧VD1がp−n接合素子314の絶対温度の増加に従って増加するように見えるが、よく知られるように、飽和電流Isは温度の増加に伴って増加する。その結果、p−n接合素子314の両端のアナログ電圧VD1は、PMOSトランジスタ312の温度の絶対温度Tが増加するとリニアに減少する。図3の実施の形態において、p−n接合素子314はシリコン基板へのドーピングによって形成され、ケルビン温度(摂氏)に対するアナログ電圧VD1の変化率は約−2.2ミリボルトである。
第2回路320のm個のp−n接合素子324もまた順方向にバイアスされ、同様の式が当てはまる。上述のごとくI1=I2=I3であり、
I1=ID1=(Is)・{exp[(VD1)・(q/ηkT)]−1}
I2=m・ID2=m・(Is)・{exp[(VD2)・(q/ηkT)]−1}
であることに鑑みれば、
VD1=1n(m)・(ηkT/q)+VD2
であることを示すことができる。
また、上述のごとく、差動増幅器306の出力アナログ電圧VAはVB=VD1のとき安定し、第2回路320のノード326に発生するアナログ電圧VBは、VB=VR1+VD2である。従って、
VR1=VB−VD2=1n(m)・(ηkT/q)
となる。
第2回路320の抵抗R1の両端に発生するアナログ電圧VR1は、温度センス回路302の絶対温度に正比例し、p−n接合素子324の個数であるmに依存する。すなわち、VR1は温度センス回路302の絶対温度の増加に伴ってリニアに増加すると共に、mの増加に伴って増加する。
電圧分割ネットワーク334の抵抗値の合計はR2であるから、電圧分割ネットワーク334の両端に発生するアナログ電圧VR2はVR2=I3・R2で与えられる。しかも、I3=I2、I2=VR1/R1、VR1=1n(m)・(ηkT/q)であるから、
VR2=(VR1/R1)・R2=VR1・(R2/R1)=1n(m)・(ηkT/q)・(R2/R1)
となる。電圧分割ネットワーク334の抵抗R2の両端に発生するアナログ電圧VR2は、第2回路320の抵抗R1の両端に発生するアナログ電圧VR1に正比例する。従って、アナログ電圧VR1同様、アナログ電圧VR2は温度センス回路302の絶対温度の増加に伴ってリニアに増加する。従って、抵抗R21、R22、・・・R2nの抵抗値が十分に等しい実施の形態においては、電圧分割ネットワーク334によって生成される電圧信号VREFkは、
ln(m)・(ηkT/q)・[(n−k−1)/n]
に十分に等しい。ここでkは1以上n以下である。抵抗R1の値および電圧分割ネットワーク334の合計の抵抗値R2は、温度センス回路302の絶対温度Tに伴うアナログ電圧VR2の変化率として所望の変化率が達成できるよう、適宜選択することができる。
さらに、図1の実施の形態では、抵抗R1および電圧分割ネットワーク334の抵抗R21、R22、・・・R2nが同じように製造されるとした。この状況では、温度による抵抗R1の抵抗値の変化は、電圧分割ネットワーク334の抵抗R1およびR21、R22、・・・R2nの対応する温度による変化によって都合良くキャンセルされる。
図3の実施の形態では、温度検出回路200の比較器304は、正の「プラス」端子において、温度センス回路302の第3回路330によって生成される出力アナログ電圧を受け、負の「マイナス」端子において、温度センス回路302の第1回路310によって生成されるアナログ電圧VD1を受ける。比較器304は、アナログ電圧VD1がアナログ電圧VOを超えるとき(すなわち、温度センス回路302の温度が選択温度より低いとき)、出力信号TDETが低電圧状態(例えば、リファレンスである接地電源電圧にほぼ等しい電圧)となるように生成する。出力信号TDETは、アナログ電圧VOがアナログ電圧VD1を超えるとき(すなわち、温度センス回路302の温度が選択温度を超えるとき)、高電圧状態(例えば、正の電源電圧VDDにほぼ等しい電圧)となる。このように、出力信号TDETは基本的にデジタル信号であり、半導体基板の温度が選択温度を超えたかどうかを示す。
図2および3の実施の形態において、温度検出回路200のアナログマルチプレクサ336に供給されるSEL信号は、int[log(n)]ビットを含むデジタル信号である。ここで「int」演算は、2がn以上となる最小の整数iを返す。上述のごとく、SEL信号は0以上2−1の間の対応する値を特定する。例えば、4ビットのSEL信号は0から15の値を特定する。
図3の温度検出回路200の設計において、検出温度T(摂氏)と所望の精度(摂氏)が選択される。温度検出回路200における検出温度との誤差量の幅、TE+およびTE−は、なんらかの評価または実験により確認される。電圧分割ネットワーク334の合計の抵抗値R2は、電圧分割ネットワーク334の両端に発生するアナログ電圧VR2が正しく温度[T−(TE−)]を検出できるよう選択される。電圧分割ネットワーク334の抵抗の数nは次の式によって定められる。
n={[(TE+)+(TE−)]/(所望の精度)−1}
例えば、図3の温度検出回路200が摂氏85度の検出温度および所望の精度+/−2度(摂氏)を設計の目標とする。また、温度検出回路200を製造する際に利用される技術および製造プロセスによって、誤差量TE+とTE−がそれぞれ摂氏16度および14度であることが判明したとする。電圧分割ネットワーク334の合計の抵抗値R2は、電圧分割ネットワーク334の両端に発生するアナログ電圧VR2が、[T−(TE−)]=(85−14)=71(摂氏)を正しく検出するように選択される。電圧分割ネットワーク334の抵抗の数nは以下のように定められる。
n={[(16)+(14)]/(2)−1}=14
SEL信号はiビットを持つ。ここでiは
i=int[log(14)]=4
である。
このように、図3の温度検出回路200の製造後、温度検出回路200のアナログマルチプレクサ336へ供給されるSEL信号のビット(すなわち、SEL信号の値)は、温度検出回路200が選択温度Tプラスまたはマイナス所定値(ただし所定値は所望の精度(温度)以下)であることを条件に選択される。
図4は、集積回路のダイに形成された温度検出回路を校正し、入力信号に応じて出力信号を生成する方法400のひとつの実施の形態に関するフローチャートである。そのような集積回路のダイの例は、図1や2のダイ102であり、入力信号がSEL信号、出力信号がTDET信号に当たる。この方法400は図1のシステム100に実装されてもよい。
方法400のステップ402において、集積回路のダイは選択温度まで加熱される。ステップ404において、所定の値が初期値として0に設定される。ステップ406において、その値が入力信号として(例えば上述のSEL信号として)温度検出回路へ供給される。確認ステップ408において、入力信号に応答して出力信号(例えば図1から3の温度検出回路200によって生成されるTDET信号)が温度検出回路によってアサートされたかどうかが確認される。出力信号がアサートされていなければ、ステップ410が実行される。一方、アサートされていれば、ステップ412が実行される。
ステップ410において、値が増分(1だけインクリメント)される。ステップ410に続き、ステップ406と408が繰り返される。ステップ412において、値が校正値として(例えば「校正選択値」という名で)格納される。値は例えばメモリ(例えば図2のメモリ204)に格納されてもよい。
校正方法400に引き続き、ダイの通常動作モードにおいて、校正値はダイの温度が選択温度を超えたときに温度検出回路が出力信号をアサートするよう、温度検出回路に供給されてもよい。
温度検出回路の校正には他の方法も可能である。例えば、上述の方法400は0からスタートする値を選択し、入力のSEL信号の値が高くなればなるほどダイ102の検出温度が高くなるように図1から3のダイ102に対して作用してもよい。他の温度検出回路においては、入力信号の値が高ければ高いほど、温度検出回路を含む集積回路のダイの検出温度がより低くなってもよい。
集積回路のダイ上に形成された温度検出回路を校正するより一般的な方法においては、ふたつの値、すなわち第1および第2の値が任意の方法で選択される。(i)第1の値と第2の値が連続値(例えば1だけ異なる整数)であり、かつ(ii)温度検出回路が、それらの一方の値に対しては出力信号をアサートするが、他方の値に対してはアサートしない場合、第1の値または第2の値のいずれかを校正値として保存する。すなわち、温度検出回路は第1の値か第2の値のいずれかに対して出力信号をアサートするが、両方についてはアサートしない場合である。
従ってひとつの実施の形態において、図2のダイ102の制御論理回路206はある値を選択し、選択した値を図2の温度検出回路200へSEL信号として供給し、この選択した値に対して温度検出回路200が出力TDET信号をアサートしたかどうかを確認する。制御論理回路206は、(i)選択した値と前回選択した値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、選択した値または前回選択した値の一方に対しては出力信号をアサートするが、両方に対してはアサートしない場合、選択した値または前回選択した値の一方を図2のスキャンレジスタ208に校正値として保存する。
本発明をいくつかの好ましい実施の形態によって説明したが、これらの実施の形態は、具体例であって、本発明の機能を限定するものではない。上述した実施の形態に対して、バリエーションを増やしたり、構成要素の修正、変更、置換などを行ってもよい。場合によっては、上述した本発明の機能のうちの一部を、ほかの機能と関連せずに用いてもよい。当業者は上記説明に基づいて種々の修正、改良を施してもよい。したがって、請求項に記載の技術は、本発明の基本思想の範囲内において広く解釈すべきである。
実施の形態に係るシステムの斜視図で、半導体ウェハの指定領域に形成された製造済みの集積回路のダイがテストユニットによるテストを受けているところを示す図である。 図1のダイのブロック図で、半導体基板の表面および内部に温度検出回路が形成された状態を示す図である。 図2の温度検出回路のひとつの実施の形態のブロック図である。 半導体基板の表面および内部に温度検出回路の校正する方法および入力信号に依存する出力信号を生成する方法を示すフローチャートである。
符号の説明
100 システム、 102 ダイ、 104 半導体ウェハ、 106 テストユニット、108 ウェハチャック、 110 半導体基板、 200 温度検出回路、 202 マルチプレクサ、 204 メモリ、 206 制御論理回路、 208 スキャンレジスタ、 210 コンタクト、 302 温度センス回路、 304 比較器、 306 差動増幅器、 310 第1回路、 312 PMOSトランジスタ、 314 p−n接合素子、 320 第2回路、 322 PMOSトランジスタ、 324 p−n接合素子、 330 第3回路、 332 PMOSトランジスタ、 334 電圧分割ネットワーク、 336 アナログマルチプレクサ。

Claims (19)

  1. 校正データを格納するよう構成されたメモリと、
    前記メモリと接続されて動作し、前記校正データを含む入力信号を受ける温度検出回路であって、直列に接続された複数の抵抗により複数のアナログ電圧を生成するための電圧分割ネットワークと、前記複数のアナログ電圧と前記入力信号とを受け取り前記入力信号に従って前記複数のアナログ電圧のうち一つを選択して出力するよう構成されたアナログマルチプレクサとを含み、温度に応じて変化する電圧と前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧とを比較することにより、前記温度に応じて変化する電圧により示される集積回路のダイの温度が、前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧により示される所定の選択温度を超えたか否かを示す出力信号を生成する温度検出回路と、を備え、
    前記電圧分割ネットワークに含まれる前記抵抗の数nは、前記選択温度との誤差量の幅TE+(摂氏)及びTE−(摂氏)と、所望の精度A(摂氏)とを用いて、
    n={[(TE+)+(TE−)]/A−1}
    によって定められることを特徴とする集積回路のダイ。
  2. 請求項に記載のダイであって、温度検出回路は半導体基板表面および内部に形成されていることを特徴とする集積回路のダイ。
  3. 請求項1または2に記載のダイであって、入力信号はnビット(nは自然数)のデジタル信号であることを特徴とする集積回路のダイ。
  4. 請求項1からのいずれかに記載のダイであって、メモリは不揮発性メモリを備えることを特徴とする集積回路のダイ。
  5. 請求項1からのいずれかに記載のダイであって、温度検出回路に接続されて動作する制御論理回路をさらに備え、集積回路のダイの校正モードの間、前記集積回路のダイが前記選択温度に加熱され、制御論理回路が入力信号を生成することを特徴とする集積回路のダイ。
  6. 請求項に記載のダイであって、
    制御論理回路は、温度検出回路によって生成された出力信号を受けるよう接続され、
    校正モードの間、制御論理回路は、
    所定の値を選択し、選択値を入力信号として温度検出回路へ提供し、
    温度検出回路が選択値に応答して、前記集積回路のダイの温度が、前記選択値に従って前記アナログマルチプレクサから出力される電圧により示される温度を超えたことを示す出力信号を出力するかどうかを確認し、
    (i)選択値と前回の選択値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、選択値または前回の選択値の一方に対しては前記出力信号を出力するが、両方に対しては出力しない場合、選択値または前回の選択値の一方を校正値として保存することを特徴とする集積回路のダイ。
  7. 請求項に記載のダイであって、制御論理回路に接続された複数のスキャンレジスタをさらに備え、
    制御論理回路は、(i)選択値と前回の選択値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、選択値または前回の選択値の一方に対しては前記出力信号を出力するが、両方に対しては出力しない場合、選択値または前回の選択値の一方を校正値としてスキャンレジスタへ保存することを特徴とする集積回路のダイ。
  8. 請求項からのいずれかに記載のダイであって、メモリと温度検出回路と制御論理回路とに接続され、温度検出回路に入力信号を提供するよう構成されたマルチプレクサをさらに備え、
    このマルチプレクサは、通常動作モードの間、入力信号として校正データをメモリから温度検出回路へ供給するとともに、校正モードの間、入力信号として制御論理回路が出力するデータを制御論理回路から温度検出回路へと供給することを特徴とする集積回路のダイ。
  9. 請求項1からのいずれかに記載のダイであって、出力信号はデジタル信号であることを特徴とする集積回路のダイ。
  10. 請求項1からのいずれかに記載のダイであって、校正モードを示す信号を受けるために集積回路のダイの表面に形成された複数のコンタクトをさらに含むことを特徴とする集積回路のダイ。
  11. 集積回路のダイ上に形成された温度検出回路を校正し、入力信号に依存する出力信号を生成する方法であって、
    集積回路のダイを所定の選択温度まで加熱する過程と、
    入力信号として第1の値を選択する過程と、
    第1の値を入力信号として温度検出回路へ供給する過程と、
    直列に接続された複数の抵抗により複数のアナログ電圧を生成するための電圧分割ネットワークと、前記複数のアナログ電圧と前記入力信号とを受け取り前記入力信号に従って前記複数のアナログ電圧のうち一つを選択して出力するよう構成されたアナログマルチプレクサとを含み、温度に応じて変化する電圧と前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧とを比較することにより、前記温度に応じて変化する電圧により示される集積回路のダイの温度が、前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧により示される所定の選択温度を超えたか否かを示す出力信号を生成する温度検出回路であって、前記電圧分割ネットワークに含まれる前記抵抗の数nが、前記選択温度との誤差量の幅TE+(摂氏)及びTE−(摂氏)と、所望の精度A(摂氏)とを用いて、n={[(TE+)+(TE−)]/A−1}によって定められる温度検出回路が、前記集積回路のダイの温度が前記第1の値に従って前記アナログマルチプレクサから出力される電圧により示される温度を超えたことを示す出力信号を出力するか否かを確認する過程と、
    入力信号として第2の値を選択する過程と、
    第2の値を入力信号として温度検出回路へ供給する過程と、
    温度検出回路が、前記集積回路のダイの温度が前記第1の値に従って前記アナログマルチプレクサから出力される電圧により示される温度を超えたことを示す出力信号を出力するか否かを確認する過程と、
    (i)第1の値と第2の値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、第1の値または第2の値の一方に対しては前記出力信号を出力するが、両方に対しては出力しない場合、第1の値または第2の値の一方を校正値として保存する過程と、
    を備えることを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載の方法であって、入力信号はnビット(nは自然数)のデジタル信号であり、第1の値と第2の値は0から2−1の範囲の値であることを特徴とする方法。
  13. 請求項1または1に記載の方法であって、第1の値と第2の値は整数であり、その差が1の場合、連続であることを特徴とする方法。
  14. 請求項1から1のいずれかに記載の方法であって、前記保存する過程は、(i)第1の値と第2の値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、第1の値に対しては前記出力信号を出力するが第2の値に対しては出力しないか、または、第2の値に対しては前記出力信号を出力するが第1の値に対しては出力しない場合、第1の値または第2の値の一方を校正値として保存することを特徴とする方法。
  15. 請求項1から1のいずれかに記載の方法であって、前記保存する過程は、(i)第1の値と第2の値とが連続値であり、かつ(ii)温度検出回路が、第1の値に対しては前記出力信号を出力せず、(iii)第2の値に対しては前記出力信号を出力する場合、第2の値を校正値として保存することを特徴とする方法。
  16. 集積回路のダイ上に形成された温度検出回路を校正し、入力信号に依存する出力信号を生成する方法であって、
    集積回路のダイを所定の選択温度まで加熱する過程と、
    校正に用いる値として所定の初期値を設定する過程と、
    前記値を入力信号として温度検出回路へ供給する過程と、
    直列に接続された複数の抵抗により複数のアナログ電圧を生成するための電圧分割ネットワークと、前記複数のアナログ電圧と前記入力信号とを受け取り前記入力信号に従って前記複数のアナログ電圧のうち一つを選択して出力するよう構成されたアナログマルチプレクサとを含み、温度に応じて変化する電圧と前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧とを比較することにより、前記温度に応じて変化する電圧により示される集積回路のダイの温度が、前記アナログマルチプレクサから出力されたアナログ電圧により示される所定の選択温度を超えたか否かを示す出力信号を生成する温度検出回路であって、前記電圧分割ネットワークに含まれる前記抵抗の数nが、前記選択温度との誤差量の幅TE+(摂氏)及びTE−(摂氏)と、所望の精度A(摂氏)とを用いて、n={[(TE+)+(TE−)]/A−1}によって定められる温度検出回路が、前記集積回路のダイの温度が前記値に従って前記アナログマルチプレクサから出力される電圧により示される温度を超えたことを示す出力信号を出力するか否かを確認する過程と、
    温度検出回路が前記出力信号を出力しない場合、前記値を増分したうえで前記の供給する過程と確認する過程を繰り返し、温度検出回路が前記出力信号を出力した場合、そのときの値を校正値として保存することを特徴とする方法。
  17. 請求項1に記載の方法であって、入力信号はnビット(nは自然数)のデジタル信号であることを特徴とする方法。
  18. 請求項1または17に記載の方法であって、前記値の増分は、前記値に1を加えることを特徴とする方法。
  19. 請求項1から18のいずれかに記載の方法であって、温度検出回路は、前記値が大きくなるほど、低い温度で前記出力信号を出力するよう構成されていることを特徴とする方法。
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