JP4336434B2 - Ct用固体検出器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CT用固体検出器に関し、さらに詳しくは、コリメータ・アセンブリの各チャネル空間に対して各検出器を容易に位置合わせ出来るように構造を改良したCT用固体検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のCT用固体検出器の一例を底面側から見た斜視図である。また、図8は、その断面図である。
このCT用固体検出器500は、所定間隔ごとに設置された多数の分離板3で各チャネル空間を分離したコリメータ・アセンブリ59に、数チャネル分のシンチレータ・バー12を所定間隔で並設し一体化した検出器モジュール50を、前記各チャネル空間に前記各シンチレータ・バー12を位置合わせして、ネジ20で取り付けて構成されている。
【0003】
前記コリメータ・アセンブリ59は、所定間隔で対向する一対のコリメータ板1a,1bと、それらコリメータ板1a,1bの対向面にそれぞれ接着され且つ一定高さの歯52Lを持つ櫛板52と、前記歯52Lの間に嵌着された多数の分離板3とからなっている。
図9は、前記コリメータ・アセンブリ59の分解斜視図である。
【0004】
図10は、前記検出器モジュール50の検出器面側から見た斜視図である。
前記検出器モジュール50は、回路基板11と、モールドブロック56とを一体化したものである。
【0005】
図11は、前記モールドブロック56を透明に描いた前記検出器モジュール50の検出器面側から見た斜視図である。
回路基板11上に、数チャネル分のシンチレータ・バー12が並設されている。これらシンチレータ・バー12の間隔は、前記コリメータ・アセンブリ59の分離板3で分離した各チャネル空間の間隔に一致している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のCT用固体検出器500では、顕微鏡カメラを用いて前記検出器モジュール50の端面と前記コリメータ・アセンブリ59の分離板3の位置関係を観察しながら前記検出器モジュール50の位置を調整し、所定の位置関係になった所でネジ20で固定することにより、各シンチレータ・バー12と各チャネル空間の位置を合わせていた。
しかし、顕微鏡カメラを用いての調整は非常に細かい作業のため、作業者に大きな負担になると共に非常に作業時間がかかる問題点があった。
そこで、本発明の目的は、コリメータ・アセンブリの各チャネル空間に対して各検出器を容易に位置合わせ出来るように構造を改良したCT用固体検出器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、所定間隔ごとに設置された多数の分離板で各チャネル空間を分離したコリメータ・アセンブリに、各チャネルごとの検出器を所定間隔で並設し一体化した検出器モジュールを、前記各チャネル空間に前記各検出器を位置合わせして取り付けてなるCT用固体検出器であって、前記コリメータ・アセンブリと前記検出器モジュールとに、チャネルが並ぶ方向に相互に当接することで前記位置合わせが可能となる基準面を設けたことを特徴とするCT用固体検出器を提供する。
上記第1の観点によるCT用固体検出器では、コリメータ・アセンブリと検出器モジュールとにそれぞれ基準面を設け、それら基準面を相互に当接するように、チャネルが並ぶ方向に検出器モジュールの位置を調整することで、各チャネル空間に各検出器を位置合わせ出来る。これにより、顕微鏡カメラを用いなくても高精度の位置合わせが可能となるため、作業者の負担を軽減できると共に作業時間を短縮することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係るCT用固体検出器を底面側から見た斜視図である。また、図2は、その断面図である。
このCT用固体検出器100は、所定間隔ごとに設置された多数の分離板3で各チャネル空間を分離したコリメータ・アセンブリ9に、数チャネル分のシンチレータ・バー12を所定間隔で並設し一体化した検出器モジュール10を、前記各チャネル空間に前記各シンチレータ・バー12を位置合わせして、ネジ20で取り付けて構成されている。
【0009】
図3は、前記コリメータ・アセンブリ9を底面側から見た斜視図である。また、図4は、前記コリメータ・アセンブリ9の分解斜視図である。
前記コリメータ・アセンブリ9は、所定間隔で対向する一対のコリメータ板1a,1bと、それらコリメータ板1a,1bの対向面にそれぞれ接着され且つ背の低い低歯2Lおよび背の高い高歯2Hとを持つ櫛板2a,2bと、それら低歯2Lや高歯2Hの間に嵌着された多数の分離板3からなっている。
櫛板2a,2bでは、所定数だけ低歯2Lが連続して並び、それに続いて所定数だけ高歯2Hが連続して並び、これが繰り返されている。そして、所定だけ連続して並ぶ低歯2L,2Lおよびそれに続いて連続して並ぶ高歯2H,2Hの組が、1つの検出器モジュール10に対応している。さらに、各組で低歯2Lに隣接する高歯2Hの低歯2L側の端面が、基準面2Pになっている。
【0010】
図5は、前記検出器モジュール10を底面側から見た斜視図である。
前記検出器モジュール10は、回路基板11と、モールドブロック16とを一体化したものである。このモールドブロック16は、チャネルが並ぶ方向に向いた基準面10Pを持っている。
【0011】
図6は、前記モールドブロック16を透明に描いた前記検出器モジュール10の検出器面側から見た斜視図である。
回路基板11上に、数チャネル分のシンチレータ・バー12が並設されている。これらシンチレータ・バー12の間隔は、前記コリメータ・アセンブリ9の分離板3で分離した各チャネル空間の間隔に一致している。
【0012】
以上のCT用固体検出器100では、図1および図2に示すように、コリメータ・アセンブリ9の底面に検出器モジュール10を置き、検出器モジュール10のモールドブロック16に設けた基準面10Pをコリメータ・アセンブリ9の高歯2Hの端面に設けた基準面2Pに当接させて検出器モジュール10をネジ20で固定すれば、各チャネル空間(分離板3と分離板3の間)に各シンチレータ・バー12を自動的に位置合わせすることが出来る。すなわち、作業者の負担を軽減できると共に、作業時間を短縮できる。
【0013】
【発明の効果】
本発明のCT用固体検出器によれば、コリメータ・アセンブリと検出器モジュールの基準面を相互に当接するように検出器モジュールの位置を調整することで、各チャネル空間に各検出器を自動的に位置合わせ出来る。これにより、顕微鏡カメラを用いなくても高精度の位置合わせが可能となるため、作業者の負担を軽減できると共に作業時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るCT用固体検出器を底面側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るCT用固体検出器の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るコリメータ・アセンブリを底面側から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るコリメータ・アセンブリの分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る検出器モジュールを底面側から見た斜視図である。
【図6】一部を透明に描いた図5相当図である。
【図7】従来のCT用固体検出器の一例を底面側から見た斜視図である。
【図8】従来のCT用固体検出器の一例の断面図である。
【図9】従来のコリメータ・アセンブリの一例の分解斜視図である。
【図10】従来の検出器モジュールの一例を底面側から見た斜視図である。
【図11】一部を透明に描いた図10相当図である。
【符号の説明】
1a,1b コリメータ板
2a,2b 櫛板
2P,10P 基準面
3 分離板
4a,4b ネジ穴
9 コリメータ・アセンブリ
10 検出器モジュール
11 回路基板
12 シンチレータ・バー
16 モールドブロック
20 ネジ
100 CT用固体検出器
Claims (4)
-
所定間隔ごとに設置され、各チャネル空間を分離する多数の分離板と、複数の歯を有し前記各分離板の端部を前記歯と歯の間に挿入して保持する一対の櫛板であって、前記複数の歯が複数連続して並ぶ背の低い低歯および複数連続して並ぶ背の高い高歯を備えることにより、前記低歯と前記高歯との段差部が形成された櫛板とを備えたコリメータ・アセンブリと、
各チャネルごとの検出器を所定間隔で並設し一体化した検出器モジュールであって、前記コリメータ・アセンブリの一対の櫛板に形成された前記低歯と前記高歯との段差部にそれぞれ対応する段差部が形成された検出器モジュールと
を備え
前記コリメータ・アセンブリにおける前記櫛板に形成された前記低歯と前記高歯との段差部における前記チャネルが並ぶ方向に面した前記高歯の端面と前記検出器モジュールにおける前記段差部において形成された前記チャネルが並ぶ方向に面した面とが相互に当接され前記コリメータ・アセンブリと前記検出器モジュールとが固定されている
ことを特徴とするCT用固体検出器。 - 前記コリメータ・アセンブリにおける櫛板において、複数連続して並ぶ低歯と複数連続して並ぶ高歯とが、交互に複数繰り返して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCT用固体検出器。
- 前記検出器モジュールは、一組の前記段差部を有し、
複数の前記検出器モジュールが、前記コリメータ・アセンブリに固定されていることを特徴とする請求項2に記載のCT用固体検出器。 - 前記コリメータ・アセンブリは、所定の間隔で対向する一対のコリメータ板を備え、前記櫛板は前記コリメータ板の対応面にそれぞれ接着されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のCT用固体検出器。
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JP35526699A Expired - Lifetime JP4336434B2 (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | Ct用固体検出器 |
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