JP4336044B2 - 電圧−チャージ制御電力半導体デバイスを制御する装置 - Google Patents
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Description
本発明は、電力を変換するための設備(equipment)内の、電圧−チャージ制御電力半導体デバイスを制御する装置(apparatus)に関する。その装置は、上記電力半導体デバイスの機能パラメータを検出するのに適したメンバと、それによって電力半導体デバイスを制御すべく検出される機能パラメータの値に従って、電力半導体デバイスのゲートとエミッタとの間の電圧を制御するのに適した構成とを有するものである。
【0002】
電圧−チャージ制御電力半導体デバイスは、それらの定常状態の間に、すなわち、電力半導体デバイスとの間に印加された電圧を通じる又は阻止する場合に電圧制御され、また、ゲートとエミッタとの間の電圧を変化させるための存在するキャパシタンスの結果として、ゲートへのまたゲートからの相当なチャージの移動が得られるので、定常状態間の切替えプロセスの間にチャージ制御される。
【0003】
ここでは、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)およびMOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)などの、かかる電力半導体デバイスの全てのタイプが含まれる。また、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明における用語「エミッタ」および「コントローラ」は、広い意味で用いられるもので、それらは、また、それぞれドレインやソースのようなまた別の名前を有する半導体デバイスの対応する層又は領域を有している。
【0004】
電力を変換するための設備は、ネットワークコンバータ,モータインバータ,バッテリチャージャ及びその同様のものなど、いかなるタイプのものであってよく、それらは、共通に、1つのものを有しており、すなわち、それらの内部に通常に含まれる電力半導体デバイスが、非常に高い周波数で、正確に制御されなければならない。つまり、制御は、好ましくはナノ秒内の反応時間という高速性を有しなければならない。
【0005】
設備における若しくは電力半導体デバイスにおける異なる故障の発生時に、また、特定の保護機能を管理し得るには、この高速性を有することが特に重要であり、その結果、設備に含まれる電力半導体デバイス又は他の要素の可能性のある被害およびコスト面での問題が回避される、若しくは、かかる被害の拡大が、修理に要する費用が低く済むように、著しく抑制され得る。
【0006】
かかる制御の対象例は、短絡時における電力半導体デバイスの過電圧保護,電力半導体デバイスに連結されたフリーホイーリングダイオード(freewheeling diode)のリカバリ現象の制御,スイッチング損失の最適化、および、経過時間におけるコレクタ−エミッタ−電圧及びコレクタ電流の展開の制御を実現することである。
【0007】
既に知られたこのタイプの装置は、精密なアナログの調整回路を形成するために、電力半導体デバイスのコレクタ及びエミッタからのアナログのフィードバックに基づく、若しくは、ターンオンおよびターンオフのプロセスを制御し電力半導体デバイスを保護するにはループに基づくものである。その結果、制御される電力半導体デバイスと制御装置のアナログ機能との間の、パラメータに富んだ相互作用が生じる。このように設計された制御装置は、その構成に際して、それを一般的にする、すなわち、異なる電力半導体デバイスを制御するために、若しくは、異なるアプリケーションのために用いられる制御装置を製造することができないという問題を有している。異なる電力半導体デバイスは、確かに、独自の特性を有しており、当該装置の異なるメイン回路との組合せでは、相当量の調整対象がもたらされ、その結果、装置の調整ハードウェアの独自の調整がその時々に必要となり、独自のハードウェアが製作される必要がある。更に、電圧及び電流導関数等の機能特性についての異なる要求は、上記設備の異なる使用に際して、非常に多くの制御装置の独自の調整をもたらし、これらの要求が変わる都度、独自のハードウェアを有する制御装置が製造されなければならない。
【0008】
本発明の目的は、一般的とみなされ得る、つまり、異なる特性を備えた電力半導体デバイスを制御するために使用され、また、異なる要求がアプリケーション側からあった場合に使用され得るように設計される、前段で規定されたタイプの装置を提供することである。
【0009】
この目的は、本発明に基づき、電力半導体デバイスとの接続を通じて、該電力半導体デバイスの機能を記述する選択パラメータを検出するための装置に、上記要素を構成させることにより得られ、また、装置は、検出された選択機能パラメータの値を、その基準レベルと比較するのに適した手段と、比較のための基準レベル、および、その出力に基づき、所定の電流レベルのオーダに対応するデジタル信号を、電力半導体デバイスのゲートへ又はゲートから伝送するために、その比較から得られるプロセスデータを生成するのに適したプログラム可能な回路と、電流形(current stiff)である、すなわち、定電流モードで動作する電流源を備え、上記プログラム可能な回路からデジタル信号を受け取り、上記電流源を通じたものに基づき、電力半導体デバイスを制御するために、所定の電流レベルを用いる電力半導体デバイスのゲートへ又はゲートから電流を生成するのに適したデジタル信号増幅器とを有している。
【0010】
このように、上記制御装置が、アナログの閉じたフィードバックを用いることなく管理し、その代わりに、電力半導体デバイスの所望とされる性質の間接的な判定を用いることによって、制御装置は、種々の異なるメイン回路又は設備における異なる電力半導体デバイスのために使用され得る。このことは、選択された重要な機能パラメータの値に従った、デバイスのゲートへのまたゲートからの電流の制御による電力半導体デバイスの制御によって実現される。ここで、この電流が迅速に制御され、既知の閉じたフィードバックの代わりに、この選択肢を選ぶことができることが極めて重要である。このことは、デジタル制御される、また、プログラム可能な回路からデジタル信号を受け取り、それを基礎として、検出されたパラメータの上記基準レベルとの比較の結果に基づき、プログラム可能な回路に達する電流を生成するのに適した電流形コンバータを採用することにより可能となる。
【0011】
既知のまた前述した制御装置に関した、本発明によるタイプのデバイスは、多数の長所を有している。制御装置を製造し使用する場合と同様に、上記設備を製作する場合に必要とされるハードウェアの規模は抑制される。このことは、テスト設備が、制御装置の機能に関する新しい要求が生じる度に、変更される必要がないことを意味している。更に、同じ制御装置が、異なる設備に適用可能であり、これにより、その数の異なるスペア要素とともにそれらを製造する場合に必要とされる収納キャパシティとともに、異なる制御装置の規模は抑制される。更に、制御装置についてのメインテナンスコストとともに、制御装置の構成の変化のドキュメンテーション(documentation)が、その結果として削減される。
【0012】
更に、異なる電圧システム,異なる電力半導体デバイス及び異なるコンバータ設備等の異なる用途に対して制御装置の機能を適合させるべき可能性についての柔軟性は、プログラム可能であることによって得られる。その結果、例えば新しいハードウェアを、故障したハードウェア又は働かなくなった制御装置と置き換えることができる。唯一必要とされる条件は、制御装置の外部環境に対する機械的なインターフェースが確保されることである。更に、消費者は、改良や変更の結果として、先のデバイスが働かなくなった場合に、電力半導体デバイスを変えることが可能である。その使用に際して生じる幾つかの問題は、新しい又は正確なものにハードウェアを置き換える代わりに、ハードウェアを再度プログラミングすることにより解決され得る。プログラム可能であることによれば、制御装置がその上に構成される制御カードの自動的なテストが、プログラム可能な回路を採用することにより実現されることになる。更に、別の長所が存在する。
【0013】
本発明の好適な実施の形態によれば、上記要素は、上記選択パラメータとして、それぞれ、電力半導体デバイスのコレクタ−エミッタ電圧及びゲート−エミッタ電圧を検出するために、電力半導体デバイスのコレクタ,ゲート及びエミッタに対する接続器を有している。また、電力半導体デバイスのコレクタ電流の時間導関数を決定するのに適している。好適な実施の形態では、これが、電力半導体デバイスのエミッタに対して、メインエミッタ接続器より後方近くに、補助エミッタ接続器を構成させることからなされる。これは、電力半導体デバイスに対する測定要素の接続部において、メインエミッタの接続器の寄生インダクタンスを回避し、補助エミッタ接続器とメインエミッタ接続器との間で生じる電圧を測定するためである。その結果、プログラム可能な回路が、デバイスのゲートへの又はゲートからの所定の電流レベルの程度を設計するために、このように検出されたパラメータを用いることにより、コレクタ電流の時間導関数の測定値が取得される。ターンオン,ターンオフ及び電力半導体デバイスの保護プロセスが効率的に制御され得る。
【0014】
本発明の好適な実施の形態によれば、プログラム可能な回路は、プログラム可能な回路の再構成、すなわち、プログラム可能な回路のリプログラミング用のアレンジの接続のための構成を有している。その長所は、上記した説明から明らかである。プログラム可能な回路は、本発明のまた別の好適な実施の形態によれば、保護制御機能の変更、および、上記設備を使用可能とした後の、プログラミング回路を通じた基準レベルの調整を可能とするのに適している。このようにして、ユーザの変化の要求、若しくは、古いものが交換された場合の、新しい電力半導体デバイスに対する要求を可能とすべく、常時、制御装置を適宜調整することが可能となるであろう。
【0015】
本発明のまた別の実施の形態によれば、装置は、装置の機能のための供給直流電圧をもたらすための構成を有し、また、それは、装置の異なる部分へ供給直流電圧を管理し、プログラム可能な回路にその状態について知らせるのに適した要素を有している。プログラム可能な回路は、このようにして、そのオーダを作成する場合にこれらの供給電圧を考慮することができる。
【0016】
本発明のまた別の実施の形態によれば、それは、かかる供給直流電圧が装置に送られない間に、電力半導体デバイスを活性化するために必要なレベル以下に、電力半導体デバイスのゲートとエミッタとの間の電圧を維持することにより、供給直流電圧のドロップアウト時に、制御されないターンオンに対して、電力半導体デバイスを保護するのに適した保護装置を有している。これにより、電力半導体デバイスが動作上の欠陥が生じた場合にも破壊されることが回避され得る。
【0017】
本発明のまた別の実施の形態によれば、増幅器が、電力半導体デバイスのゲートに対して相互に異なる強度の電流を送るのに適した第1の組の電流源と、電力半導体デバイスのゲートから相互に異なる強度の電流を生成するのに適した第2の組の電流源と、電力半導体デバイスを制御するために、プログラム可能な回路からのデジタル信号に基づき、これらの電流源を制御するのに適した要素とを有している。電力半導体デバイスの制御は、このようにして、上記電流源に生成される電力半導体デバイスのゲートへのまたゲートからの電流を迅速に変化させることにより、必要とされる高速度で、すなわち、ナノ秒の範囲内で行われ得る。
【0018】
最後に述べた実施の形態の更なる改良をなす、本発明のまた別の実施の形態によれば、プログラム可能な回路は、複数ビットワードの形をしたデジタル信号を送るのに適している。各ビットは、増幅器における上記別個の電流源に対応し、また、異なる電流源の電流値は、ビット加重されている。プログラム可能な回路からのデジタル情報は、これにより、電流源を活性化する時間を除いて、D/A変換に要する時間の必要なく、電力半導体デバイスのゲートへの又はゲートからの、前述した比較から生じる所定の電流値へ迅速にD/A変換され得る。
【0019】
二組の電流源を備えた実施の形態の更なる改良をなす、本発明の好適な実施の形態によれば、上記各電流源は、一対のバイポーラトランジスタを有している。第1のものは、コレクタとエミッタとの間に印加される電圧を有するのに適しており、そのベースは、所定の電圧レベルを備えたデジタル信号を受けるために、増幅器の入力部に接続されている。また、第2のものは、そのベースにより、第1のトランジスタのコレクタに接続されるとともに、そのコレクタにより、電力半導体デバイスのゲートへのまたゲートからの電流を生成するために、ゲートに接続されている。両トランジスタは、常に、線形動作範囲におかれるように接続される、つまり、デジタルの「1」又は「0」が第1のトランジスタのベースにて受けられたかどうか次第でオフに切り替えられる。この場合には、第1のトランジスタが、第2のものを駆動するのに適している。このようにして、各対の2つのトランジスタを互いに接続することにより、また、第2のトランジスタ及びそれによって電力半導体デバイスのゲートへ伝送される電流は、バイポーラトランジスタが、それらが線形動作範囲にある場合に迅速にオンオフに切り替えられることにより、所望の高速で変更され得る、すなわち制御され得る。
【0020】
本発明の特徴とともに、その長所は、以下の説明及び特許請求の範囲における従属請求項から明らかになるであろう。
【0021】
発明の好適な実施の形態の詳細な説明
交流電圧を直流電圧にまたその逆に変換するためのステーションにおける、例えば所謂「パンチスルー(Punch Through)」(PT)タイプ又は「ノンパンチスルー(Non Punch Through)」(NPT)タイプのIGBTの形をした、電圧−チャージ制御電力半導体デバイス1を制御するための装置の形をした、本発明による装置の可能な適用例が、図1に概略的に示される。ここでは、直列に接続された2つの電流バルブユニット5,6からなる位相レグ(leg)4が、直列電圧網の二極2,3の間に配置されている。電力半導体デバイスの阻止状態において各バルブユニットによって保持されるべき電圧が、電力半導体デバイスにとって高すぎる(電力半導体デバイスがたった1−10kVを有する一方、例えば100kVの程度になる)ことがあることから、電流バルブユニットが、いかにして、電力半導体デバイスとそれに逆平行に接続される整流ダイオード7とから構成されるかが示され、しかし、図に示されるものは、直列に接続される1つ又は複数の電力半導体デバイス及びダイオードに関する記号である。各電流バルブユニットにおいてこのように直列に複数のデバイスを接続することにより、電圧は、異なるデバイス間で識別され得る。これらは同時に制御され、その結果、それらは、1つの単一のスイッチングデバイスとして機能する。これは、IGBTを用いた場合には、これは正確になされ、本発明による制御装置は、かかる場合に、伝習バルブユニットに同様に含まれる異なる電力半導体デバイスを同時に制御するのに適している。交流電圧網の位相用の位相出口9が、位相レグ4の中間点8へ接続される。異なる電流バルブユニットの電力半導体デバイスは、従来知られるようにして交流電圧を生成するために、位相出口9をそれぞれ二極2,3の電位に交互に接続すべく、交互にオン・オフされる。ここまでの記述は、従来技術によるものである。
【0022】
各電力半導体デバイスを制御するための装置10が、各電力半導体デバイス1に接続され、その構成が、図2において僅かに詳細に、また、図3においては更に詳細に示されている。次の説明では、これら2つの図面を参照する。装置は、入力部11にて含まれる構成の機能のための供給直流電圧を受け、供給直流電圧を、異なる構成の機能に適した大きさの第2の供給直流電圧へ変換するためのDC/DCコンバータ12を有している。装置は、別の入力部13にて、各バルブユニットの電力半導体デバイスの制御及びステーションの残りの構成の制御を調和させるための全電力コンバータ用の上位の電子機器から、光コンダクタを介して、光信号を受け取る。これらのオーダのために、光コンダクタを用いることにより、低電位に置かれた上位の制御電子機器と、通常高電位に置かれた電流バルブのバルブユニットとの間のガルヴァニックセパレーション(galvanic separation)が得られる。ここでは、信号が、適宜、光コンダクタ14の両方向に送られてもよい。これらの信号は、要素15を介して、装置の一部であるプログラム可能な回路16(例えばispLSI(in‐system programmable LSI),PLD(programmable logic device)又はCPLD(complex programmable logic device))に送信される電圧信号へ変換される。
【0023】
装置は、また、回路を所望とされるように再度プログラミングするためにコンピュータ(PC)を接続するための、プログラム回路に対する入力部17を有している。
【0024】
装置は、電力半導体デバイスに対する次の接続器を有している。メインコレクタ接続器19より後方に近いデバイスのコレクタに対する、制御コレクタ(又は補助コレクタ)接続器18。それを介して、コンバータの電流伝送経路、すなわち、直流電圧網の1つの極コンダクタは、コレクタに接続され、その結果、メインコレクタ接続器の寄生インダクタンスが、符号18における装置の接続で回避される。装置は、これに対応して、メインエミッタ接続器よりも後方に近い電力半導体デバイスのエミッタに対する制御エミッタ(又は補助エミッタ)接続器20を有している。それを介して、設備の電流伝送経路、すなわち、交流電圧位相出口9はエミッタへ接続され、その結果、メインエミッタ接続器21の寄生インダクタンスは、装置の接続器20にて回避される。以上で、図1において最もよく示される、制御装置が付随した電流バルブユニットが理解された。制御装置は、また、メインエミッタ接続器21に対する接続器22を有する。最終的には、装置は、ゲート接続器23を介して、電力半導体デバイスのゲートへ接続される。
【0025】
制御装置(一般的には制御要素と呼ばれる)は、電力半導体デバイスの機能を記述する選択パラメータについて説明された接続器を介して受け取られ得る情報に基づき、電力半導体デバイスを制御するのに適している。これらのパラメータは、電力半導体デバイスを介したコレクタ電流の急激な変化時に、メインエミッタ接続器21の寄生インダクタンスが、2つの接続器20及び21の間に相当な電圧(50V程度)をもたらすことになるため、好ましくは、接続器20及び21から受け取られ得るコレクタ電流の時間導関数とともに、接続器18及び20又は21から受け取られ得るコレクタ−エミッタ電圧,接続器23及び20又は21から受け取られ得るゲート−エミッタ電圧である。
【0026】
接続器22からの信号とともに、接続器18からの電圧信号は、それぞれ、標準化ブロック24及び25により受け取られる。これら標準化ブロック24及び25は、図3において符号24に関連して示されるように、各検出電圧信号を、異なる測定範囲を備えた信号に分割するのに適している。このようにして、電力半導体デバイスのゲートへまたゲートから接続器23を介して送られ、以下に説明するように電力半導体デバイスを制御するために用いられる電流の所定の電流値に対応する基準レベルと、これらの信号を比較するのに適した手段26において処理されるのに適切な信号が取得される。上記基準レベルは、プログラム可能な回路16により生成され、デジタル信号形式で、比較手段26へ送られる。それらは、異なる比較器28におけるブロック24及び25から来た信号との比較のために、コンバータ27においてアナログのものに変換される。比較手段26は、プログラム可能な回路16へこの比較結果を送るのに適している。プログラム可能な回路16は、所定の電流レベルの値に対応したその出力部29におけるデジタル信号を、これらのデータに基づき、電力半導体デバイスのゲートへまたゲートから伝送するために、これらのデータを処理するのに適している。
【0027】
更に、装置は電流形増幅器30を有しており、この電流形増幅器30は、デジタル制御され、また、プログラム可能な回路16からのデジタル信号を受け取り、それに基づき、電力半導体デバイスを制御するための所定の電流レベルを有する電力半導体デバイスのゲートへ又はゲートから電流を生成するのに適している。そのため、増幅器30は、二組の電流源を有している。これら電流源は、一方が電力半導体デバイスのゲートへの電流を生成するもので、他方がゲートからの電流を生成するもので、符号31及び32で概略的に示されている。この増幅器の構成については、主として図4及び5を参照して、より詳細に後述する。
【0028】
装置は、また、所謂「ゲートガード」33を有している。このゲートガード33は、供給直流電圧が装置に伝送されない間に、電力半導体デバイスを始動させるのに必要とされるレベル以下に、電力半導体デバイスのゲートとエミッタとの間の電圧を維持することにより、供給直流電圧がドロップアウトする場合の、制御されないターンオンに対して、電力半導体デバイスを保護するのに適した保護装置を構成している。更に、装置は、装置の異なる部分に対して供給直流電圧を取り締まり、その状態についてプログラム可能な回路に知らせるのに適した構成要素34を備えている。
【0029】
図4には、増幅器がより詳細に示されている。増幅器は、プログラム可能な回路16により送信され入力部37に到達する弱いデジタル信号を受け取り、それをレベル安定化するとともに増幅するための、該増幅器の入力部に置かれる迅速な強電流デジタルバッファ38を有している。そのバッファは5Vだけ給電され、その出力部における論理上の「1」が、例えば4.6Vという固定した所定の電圧に相当する。第1のバイポーラトランジスタ35のベースがバッファの出力部に接続されていることにより、これは、固定したデジタル信号4.6Vを受け取る。その結果、このトランジスタ35は、急激にエミッタの電位を約4vまで上昇させることになる。トランジスタ35は、レジスタ41を介して、0電位に接続されている。トランジスタ35のベース−エミッタの電圧降下が0.6Vであることにより、レジスタ41における電圧は4Vとなる。従って、電流は、レジスタ41を通じて流れ、コレクタ電流は、レジスタ41を通じる電流=レジスタ41における電圧/レジスタ41の抵抗値であるため、一定となる。
【0030】
増幅器は、第2のバイポーラトランジスタ36を有し、そのベースは、第1のバイポーラトランジスタのコレクタに接続されている。第1のバイポーラトランジスタのコレクタは、レジスタ39を介して、+Vへ接続されている。また、一方、第2のトランジスタ36のエミッタは,レジスタ40を介して、同じ電位に接続されている。更に、第2のバイポーラトランジスタ36のコレクタは、電力半導体デバイスのゲート23へ接続されている。
【0031】
レジスタ41及び39は、第2のトランジスタ36のベースについて一定の基準電圧を生成するように、また、トランジスタ35を線形動作範囲内に保つように選択される。すなわち、トランジスタ35のコレクタ−エミッタにおける電圧は、常時、2,3Vよりも大きい。第2のトランジスタのベースに関する基準は、レジスタ39を介して生成され、このプロセスは、レジスタ36がエミッタ電位を急激にベース電位+0.6Vのレベルまで上昇させるということから繰り返される。それによって、電流はレジスタ40を流れ、トランジスタ36の一定のコレクタ電流が、電力半導体デバイスのゲート23に対して生成される。
【0032】
従って、第1のトランジスタ35及びレジスタ41により構成された電流源は、第2のトランジスタ36及びレジスタ40により構成される電流源を駆動する。このことは、デジタル制御される電流一定増幅器の高速の鍵となる。すなわち、バイポーラトランジスタは、それが線形動作範囲にある場合には迅速にスイッチ開放され得る。このことは、ベースからコレクタ層内に注入される正孔がないということから説明され得る。このケースでは、第1のトランジスタ35及び第2のトランジスタ36の両方が、常時、線形動作範囲又はスイッチ開放状態のいずれかにある。更にスイッチ時間を短くするために、レジスタ39,40及び41は、スイッチング時に迅速に荷電粒子を伝送するように、非常に低い値に寸法設定される。同時にバッファ38から受け取られた第1のトランジスタ35のベースにおけるデジタル信号が、電流源が以下に記述される方法で加重されることと同様に、アナログ電流値用の基準になり、その結果、いかなるデジタル/アナログ変換にも時間が必要とされないという点は、増幅器の高速に寄与するまた別の環境である。より正確には、各組nは、入力部37及びn組のバイポーラトランジスタ、すなわち電流源を有する。しかしながら、実際には、符号35,41+符号36,40が、1つの電流源としてみなされるべきであり、また、図4に示されるような上位の組が、電力半導体デバイスのゲートへの電流を生成するのに適する一方、下位の組が、電力半導体デバイスのゲートからの電流を生成するのに適している。
【0033】
定電流モードに切り替えられた2つのトランジスタ(35,41及び36,40)が、デジタル回路用の供給によるプログラム可能な回路16及びバッファ38の供給の結果として、レベルシフトを取得するために必要とされることが分かる。それは多くの場合+5Vである。また、一方、電流一定デジタル増幅器が+V及び−Vの電位間で切り替えられる。それは、多くの場合、5Vよりも高い。
【0034】
電力半導体デバイスのゲート23からの電流を生じる、すなわち、図4に示される下位の組に属する電流源は、+Vから−Vまでのレベルシフトを取得するために、定電流モードにおいて、また別のトランジスタにより完成されるものの、上位の組と同じ技術により組み立てられる。これは、トランジスタ51により実現される。
【0035】
また、図4に示される全てのトランジスタが、線形動作範囲内で動作することが分かる。定電流モードの電流源は、増幅器をより速くするのみならず、接続器及び電力半導体デバイスの内部制動抵抗の寄生インダクタンスをものともせず、所定値の電流(チャージ)を電力半導体デバイスのゲートへ迅速に圧するために用いられる。その値は、しばしば、温度に極めて依存する。更に、ゲート23とエミッタ20との間の電圧が、電力半導体デバイスをオンに切り替えた時に−Vから+Vへ、又は、電力半導体デバイスをオフに切り替えた時に+Vから−Vへ変化する場合、電流源が、定電流値、すなわち所定のチャージを、ほぼ全体の電圧範囲+/−V内に送ることができるであろう。
【0036】
また、更に、プログラム可能な回路は、上記デジタル信号を、複数ビットワードの形で送るのに適している。ここで、各ビットは、すなわち、2つのn入力部の分離のために、増幅器内の別々の電流源に対応しており、また、図4における入力部37及びその代理に関し、異なる電流減の電流値が、上側から重要でない順で並べられ、下方へ進むにつれその重要性を増す電流源についての20・・・2n−1に従って、ビット加重されている。各第1のバイポーラトランジスタに基づき、異なる入力部37におけるデジタルのものを、アナログ電圧信号に直接変換すること、および、電流源が構成される方法は、、必要とされる速さ(好ましくは20nsの範囲内)で、電力半導体デバイスのゲートへの又はゲートからの電流を変化させる、すなわち制御することを可能とする。
【0037】
しかしながら、+Vから供給される電流源は、電力半導体デバイスのゲート23が+Vに荷電された場合に、電流を送ることができない。要求される定電流は、ゲート23の電位が、第1のバイポーラトランジスタ35のベースの電位よりも低くなるまでのみ取得されるであろう。そして、電流源は、その他の点については、それが、底値に達し(非線形動作範囲)、スイッチングが遅くなるまで、電流を小さくするであろう。また、電力半導体デバイスのゲートから電流を生成する電流源については、それに対応する制約がある。これらの不自由を軽減するために、増幅器が、図5に示される非電流一定抵抗エンドステージ42により追加される。電力半導体デバイスのゲートを+Vの電位までチャージするために、pチャンネルMOSFETトランジスタ52が、+Vとレジスタ43との間に接続される。それは、その順番で、電力半導体デバイスのゲート23に接続される。トランジスタ52のゲートは、デジタル制御信号45に接続されたレベルシフトステージを介したオン/オフに従って制御される。nチャンネルMOSFETトランジスタ53は、電力半導体デバイスのゲートを、−Vとレジスタ44との間に接続される−V電位までチャージするために同様の態様にある。それは、その順番で、電力半導体デバイスのゲート23へ接続されるトランジスタ53のゲートは、デジタル制御信号46に接続されたレベルシフトステージを介したオン/オフに従って制御される。
【0038】
図6には、いかにして、電力半導体デバイスが、制御電流47を変化させることにより、制御され得るかが示されている。スイッチング時、すなわち電力半導体デバイスをオンに切り替える場合、まず、オン信号が、入力部13に受け取られる。ここで、プログラム可能な回路は、予めプログラムされたアルゴリズムに従い、電力半導体デバイスをオンに切り替えるであろう。供給電圧が、それが正であるべき状態にある場合、ゲートへ電流を導くための電流源は、制御電流47を10Aに増大させるであろう。制御装置において測定されるゲート−エミッタ電圧が約3Vに達した場合には、制御電流は約6Aに抑制される。その後、メインエミッタ及び補助エミッタにおける電圧が正のコレクタ電流時間導関数をあらわす場合には、制御電流が1Aに抑制される。その後、対応する電圧が、負のコレクタ電流時間導関数をあらわす場合には、電流が、ゲート−エミッタの電位を+15Vまで迅速にチャージするために増大させられる。電力半導体デバイスは、その後、オンに切り替えられ、そして、ターンオフプロセスが次のように開始される瞬間(符号50)まで、オンの状態に保たれるであろう。ターンオフプロセスでは、ターンオフ信号が入力部13にて受け取られ、プログラム可能な回路が、予めプログラムされたアルゴリズムに従って、電力半導体デバイスをオフに切り替えるであろう。また、負の電流源が、第1に、制御電流を−12Aまで増大させるであろう。測定されたコレクタ−エミッタ電圧が10V以上に上昇すると、制御電流は4Aまで抑制される。コレクタ−エミッタ電圧が、予めプログラムされた過電圧保護レベル以上に上昇すると、制御電流は1.5Aに抑制される。電力半導体デバイスのターンオフ後、制御電圧は、ターンオフの残りの間に、−15vに維持される。
【0039】
したがって、一定電流とは、ここで、複数ビットワードによりすなわちデジタル式に制御され得るレベルを有する定電流を意味している。これにより、電流一定増幅器は、定電流モードで動作する電流源を備えた増幅器である。
【0040】
一般的には、例えば400DCから4200DCまでのシステム電圧においてIc=300A−2400A,VCE=1200V−6500Vである任意の量の異なるIGBTが、前述したタイプの発明によるもの及び同様の装置によって制御され得る。
【0041】
当然ながら、本発明は、例示した好適な実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない限りで、多くの変更が可能であることが当業者に明らかであろう。
例えば、別個の比較器ブロック26を設けることは必ずしも必要でなく、プログラム可能な回路16内に組み込まれてもよい。
符号13における制御装置との通信は、光を介して行なわれるものとは限らない。
非絶縁のシステムでは、場合によって、コンバータ12が省略されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるタイプの制御装置が、いかにして、直流電圧を交流電圧へまたその逆に変換するための設備において構成されるかを示す回路図である。
【図2】 本発明の好適な実施の形態に係る制御装置を非常に簡略化して示すブロック図である。
【図3】 図1に示された制御装置をより詳細に示す図である。
【図4】 図2による制御装置のデジタル制御される電流形増幅器の構成を示す回路図である。
【図5】 図4によるデジタル制御される電流形増幅器の抵抗のエンドステージを示す
【図6】 制御装置により制御される電力半導体デバイスの異なる形態において、本発明による制御装置の電力半導体デバイスのゲートに対するまたゲートからの、異なる電流値での、経過時間におけるコレクタ−エミッタ電圧及びコレクタ電流の展開を示すグラフである。
Claims (18)
- 電力変換機器における電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイス(1)を制御するための装置であって、上記電力半導体デバイスの機能パラメータを検出する要素と、上記検出された機能パラメータの値に依存して上記電力半導体デバイスのゲートとエミッタとの間の電圧を制御することで上記電力半導体デバイスを制御する構成部(30)とを有する装置において、
上記要素(18−25)は、上記電力半導体デバイスへの接続部(18−21)を介して、上記電力半導体デバイスの機能を記述する選択的パラメータを検出し、
上記装置はさらに、
選択されかつ検出された機能パラメータの値をその基準レベルと比較する手段(26)と、
上記比較のための上記基準レベルを生成することと、上記比較の結果データを処理し、これに基づいて、上記電力半導体デバイスのゲート(23)から出入りする所定の電流レベルのオーダーに対応するデジタル信号を出力することとを行うプログラム可能な回路(16)と、
電流が固定的である、すなわち、定電流モードで動作する電流源(31,32)を備えるとともに、上記プログラム可能な回路からのデジタル信号を受け、それに基づき、上記所定の電流レベルを有して上記電力半導体デバイスのゲートから出入りする電流を上記電流源を用いて生成し、上記電力半導体デバイスを制御するデジタル制御型増幅器(30)とを有していることを特徴とする電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記要素が、上記選択的パラメータの1つとして上記電力半導体デバイスのコレクタ−エミッタ電圧を検出するための、上記電力半導体デバイスのコレクタ及びエミッタへの接続部(19,21)を有していることを特徴とする請求項1記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記要素が、上記選択的パラメータの1つとして上記電力半導体デバイスのゲート−エミッタ電圧を検出するための、上記電力半導体デバイスのゲート及びエミッタへの接続部(21,23)を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記要素が、上記電力半導体デバイスのコレクタに対してメインコレクタ接続部(19)よりも接近した、上記コレクタへの補助コレクタ接続部(18)を有しており、
上記メインコレクタ接続部における寄生インダクタンスが測定要素の接続において除去されるように、上記補助コレクタ接続部(18)を介して上記電力変換機器の電流伝送経路が上記コレクタに接続されることを特徴とする請求項1−3のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記要素が、上記電力半導体デバイスのエミッタに対してメインエミッタ接続部(21)よりも接近した、上記エミッタへの補助エミッタ接続部(20)を有しており、
上記メインエミッタ接続部における寄生インダクタンスが測定要素の接続において除去されるように、上記補助エミッタ接続部(20)を介して上記電力変換機器の電流伝送経路が上記エミッタに接続されることを特徴とする請求項1−4のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記要素が、上記電力半導体デバイスのコレクタ電流が変化したときの上記寄生インダクタンスの帰結として上記補助エミッタ接続部と上記メインエミッタ接続部との間に生成される電圧を検出することで、上記電力半導体デバイスの機能を記述する上記選択的パラメータの1つとして上記コレクタ電流の時間微分係数を間接的に検出することを特徴とする請求項5記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記要素が、上記各接続部に接続された手段(24,25)であって、上記接続部から到来した検出信号を、異なる範囲を備えた複数の信号へ分割し、上記分割された複数の信号を上記比較する手段へ送る手段(24,25)を有していることを特徴とする請求項2−6のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記プログラム可能な回路(16)が、該プログラム可能な回路の再構成すなわち該プログラム可能な回路の再プログラミングのための構成部を接続するための接続構成要素(17)を有していることを特徴とする請求項1−7のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記プログラム可能な回路(16)が、上記電力変換機器の使用開始後に、上記接続構成要素(17)を介した保護制御機能の変更と、上記基準レベルの調整とを実施可能であることを特徴とする請求項8記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記プログラム可能な回路(16)が、上記電力変換機器の上位の制御電子機器との通信用の接続部(13)を有していることを特徴とする請求項1−9のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記装置の機能のために、供給直流電圧(12)を提供するための要素を有していることを特徴とする請求項1−10のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記装置の異なる部分へ送られる上記供給直流電圧を管理し、その状態を上記プログラム可能な回路(16)へ知らせる要素(34)を有していることを特徴とする請求項11記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記供給直流電圧が上記装置へ送られない間に、上記電力半導体デバイスを動作させるために必要とされるレベルよりも上記電力半導体デバイスのゲート−エミッタ電圧を低く維持することにより、上記供給直流電圧のドロップアウト時における制御不能なターンオンに対して上記電力半導体デバイスを保護する保護用構成部(33)を有していることを特徴とする請求項11記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
- 上記増幅器(30)が、
相互に異なる強度の電流を上記電力半導体デバイスのゲートへそれぞれ送る複数の電流源(31)からなる第1の組と、
相互に異なる強度の電流を上記電力半導体デバイスのゲートから生成する複数の電流源(32)からなる第2の組と、
上記プログラム可能な回路からのデジタル信号に基づき上記電流源を制御し、上記電力半導体デバイスを制御する要素とを有していることを特徴とする請求項1−13のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記プログラム可能な回路(16)が、複数ビットワードの形式で上記デジタル信号を送り、各ビットが、上記増幅器における電流源(35,36)の各々に対応しており、
異なる上記複数の電流源の電流値がビット加重されていることを特徴とする請求項14記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記各電流源が、一対のバイポーラトランジスタ(35,36)を有しており、その第1のトランジスタ(35)のコレクタとエミッタとの間に電圧が印加され、上記第1のトランジスタ(35)のベースは上記増幅器の入力部に接続され、所定の電圧レベルを備えたデジタル信号を受け、その第2のトランジスタ(36)のベースは上記第1のトランジスタ(35)のコレクタに接続され、上記第2のトランジスタ(36)のコレクタは上記電力半導体デバイスのゲートに接続され、上記ゲートから出入りする電流を生成し、
上記トランジスタ(35,36)の双方は、上記第1のトランジスタのベースでデジタルの「1」又は「0」を受けたか否かに依存して、常に、線形動作範囲にあるか又はオフ状態にあるように接続され、上記第1のトランジスタが上記第2のトランジスタを駆動することを特徴とする請求項14又は15に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記第1のバイポーラトランジスタのエミッタは、抵抗(41)を介して0電位に接続され、
上記第2のバイポーラトランジスタのエミッタは、抵抗(40)を介して正の電位に接続されていることを特徴とする請求項16記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。 - 上記電流が固定的であるデジタル制御型増幅器(30)が、上記電力半導体デバイスのターンオン及び導電状態用の抵抗(43)と、上記電力半導体デバイスのターンオフ及び阻止状態用の抵抗(44)とを含むことで、上記電力半導体デバイスを制御する非電流固定型終段ステージ(42)を有していることを特徴とする請求項1−17のいずれか一に記載の電圧−チャージ制御型の電力半導体デバイスを制御する装置。
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