JP4335507B2 - 感知器線断線検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は感知器線の断線検出装置に関し、特には、複数種類の終端器に対応することができる感知線断線検出装置に関する。本発明の感知器線断線検出装置は、例えばP型受信機、R型受信機の中継器などに接続された感知器線の断線を検出するために適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
従来、終端器を含む感知器線の断線を検出するための感知器線断線検出装置が知られている。この種の感知器線断線検出装置の例としては、例えば特開2002−109651号公報に記載されたものがある。特開2002−109651号公報に記載された感知器線断線検出装置は、終端器として終端抵抗を含む感知器線の断線を検出するために適用されている。
【0003】
図10は特開2002−109651号公報に記載されたような従来の感知器線断線検出装置が適用された自動火災報知設備の概略構成図である。図10において、101は終端器としての終端抵抗、102は終端抵抗101を含む感知器線、103は終端抵抗101と並列に感知器線102に対して接続された火災感知器、104はL端子およびC端子を介して感知器線102に接続された受信回路(R型受信機の中継器)である。
【0004】
火災感知器103は、火災が発生していない非作動時にはそのインピーダンス値が終端抵抗101のインピーダンス値よりも大きくなるように構成されている。従って、火災が発生していない時であって、感知器線102が断線していない時には、電流は感知器103ではなく終端抵抗101を主に流れ、終端抵抗101および感知器103を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的小さくなる。一方、火災が発生していない時であって、例えば感知器線102が図10中のB点で断線している時には、電流は終端抵抗101を流れることができず、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的大きくなる。
【0005】
また、火災感知器103は、火災が発生している作動時にはそのインピーダンス値が終端抵抗101のインピーダンス値よりも小さくなるように構成されている。従って、火災が発生している時には、電流は感知器103を主に流れ、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は非常に小さくなる。
【0006】
図11は20kΩの抵抗が終端抵抗として用いられたときの感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値を示した図である。図11に示すように、火災が発生していない時(つまり、感知器103の非作動時)であって、感知器線102が断線していない時には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は2kΩ前後から20kΩ強までの値になる。一方、火災が発生していない時であって、感知器線102が例えば図10中のB点で断線している時には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は20kΩ強から∞Ωまでの値になる。また、火災が発生している時(つまり、感知器103の作動時)には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は0Ωから2kΩ前後までの値になる。
【0007】
つまり、終端器として20kΩの終端抵抗が用いられる場合には、火災が発生しておらず感知器線が断線していない時と、火災が発生しておらず感知器線が断線している時と、火災が発生している時とを、受信回路104は2kΩ前後の値および20kΩ強の値の二つの閾値を基準に判断している。
【0008】
ところで、従来は終端抵抗101として上述したように20kΩの抵抗が用いられていたが、最近は終端抵抗として10kΩの抵抗が用いられるようになっており、それに伴って、10kΩ終端抵抗用の閾値を有する受信回路が用いられるようになっている。
【0009】
図12は10kΩの抵抗が終端抵抗として用いられたときの感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値を示した図である。図12に示すように、火災が発生していない時(つまり、感知器103の非作動時)であって、感知器線102が断線していない時には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は2kΩ前後から10kΩ強までの値になる。一方、火災が発生していない時であって、感知器線102が例えば図10中のB点で断線している時には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は10kΩ強から∞Ωまでの値になる。また、火災が発生している時(つまり、感知器103の作動時)には、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は0Ωから2kΩ前後までの値になる。
【0010】
つまり、終端器として10kΩの終端抵抗が用いられる最近では、火災が発生しておらず感知器線が断線していない時と、火災が発生しておらず感知器線が断線している時と、火災が発生している時とを区別するために、10kΩ終端抵抗用の受信回路には、2kΩ前後の値および10kΩ強の値の二つの閾値が設定されている。
【0011】
すなわち、最近の殆どの受信回路は、閾値が10kΩ終端抵抗用に設定されており、2kΩ前後の値および10kΩ強の値の二つの閾値を有する。
【0012】
従って、受信機が故障し、受信機を20kΩ終端抵抗用の受信回路をもつ旧型受信機から、10kΩ終端抵抗用の受信回路を備えた新型受信機に交換しなければならない場合、既設の20kΩの終端抵抗を10kΩにつけかえなければならない。
【0013】
ところが、図10に示したように、終端抵抗101は感知器線102の末端に設けられており、感知器103が高天井に設置されている場合には、終端抵抗101も高天井に配置されている。つまり、2kΩ前後の値および10kΩ強の値の二つの閾値を有する10kΩ終端抵抗用の受信回路によって感知器線の断線を検出できるようにするためには、高天井に配置されている20kΩ終端抵抗を10kΩ終端抵抗に交換することが必要となり、高天井に配置されている多くの20kΩ終端抵抗をすべて10kΩ終端抵抗に交換しようとすると、危険な作業を伴い、また、足場代のための高額な費用が必要になってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前記問題点に鑑み、本発明は複数種類の終端器に対応することができる感知器線断線検出装置を提供することを目的とする。詳細には、高天井に配置されている20kΩ終端抵抗を10kΩ終端抵抗に交換する必要なく10kΩ終端抵抗用の受信回路によって感知器線の断線を検出することができる感知器線断線検出装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、回線毎に終端器を設ける感知器線の断線を検出するための感知器線断線検出装置において、終端器のインピーダンス値が第一の値である場合の感知器線の断線を検出する第一モードと、終端器のインピーダンス値が第一の値と異なる第二の値である場合の感知器線の断線を検出する第二モードとを有し、終端器のインピーダンス値に応じて第一モードと第二モードとを切り替えるモード切替え手段を備えることを特徴とする感知器線断線検出装置が提供される。
【0016】
請求項1に記載の感知器線断線検出装置では、終端器のインピーダンス値第一の値である場合の感知器線の断線を検出する第一モードと、終端器のインピーダンス値が第一の値と異なる第二の値である場合の感知器線の断線を検出する第二モードとが設けられている。そのため、複数種類の終端器に対応することができる。詳細には、例えば20kΩ終端抵抗を含む感知器線の断線を検出する第一モードと、10kΩ終端抵抗を含む感知器線の断線を検出する第二モードとが設けられている。そのため、10kΩ終端抵抗および20kΩ終端抵抗の両方に対応することができる。つまり、第一モードに設定することにより、例えば高天井に配置されている20kΩ終端抵抗を10kΩ終端抵抗に交換する必要なく、10kΩ終端抵抗用の受信回路によって感知器線の断線を検出することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、感知器線が断線しているか否かを判断するための比較回路を有し、前記第一モードと前記第二モードとを切換えるためのモード切換え手段を前記比較回路に設けたことを特徴とする請求項1に記載の感知器線断線検出装置が提供される。
【0018】
請求項2に記載の感知器断線検出装置では、感知器線が断線しているか否かを判断するための比較回路が設けられ、第一モードと第二モードとを切替えるためのモード切換え手段が比較回路に設けられている。つまり、モードに応じてソフトウェア上の閾値が変更されるのではなく、感知器線が断線しているか否かを判断するための比較回路がモードに応じて切換えられる。そのため、ソフトウェア上の閾値の変更が困難な状況下においても、複数種類の終端器に対応することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、感知器線のインピーダンス値を検出するための感知器線インピーダンス値検出手段と、前記感知器線インピーダンス値検出手段によって検出された感知器線のインピーダンス値と感知器線が断線しているか否かを判断するための閾値とを比較する比較手段と、前記各モードに応じて前記閾値を変更するための閾値変更手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の感知器線断線検出装置が提供される。
【0020】
請求項3に記載の感知器断線検出装置では、感知器線のインピーダンス値を検出するための感知器線インピーダンス値検出手段と、その感知器線インピーダンス値検出手段によって検出された感知器線のインピーダンス値と感知器線が断線しているか否かを判断するための閾値とを比較する比較手段と、モードに応じてその閾値を変更するための閾値変更手段とが設けられている。つまり、モードに応じてソフトウェア上の閾値が変更される。そのため、モードに応じて切換え可能なハードウェアの設置が困難な状況下においても、複数種類の終端器に対応することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0022】
図1は本発明の感知器線断線検出装置の第一の実施形態が適用された自動火災報知設備の第一モードの概略構成図、図2は図1に示した自動火災報知設備の詳細図である。図1及び図2において、1は終端器としての20kΩ終端抵抗、2は20kΩ終端抵抗1を含む感知器線、3は20kΩ終端抵抗1と並列に感知器線2に対して接続された感知器、4はL端子およびC端子を介して感知器線2に接続された受信回路としてのP型受信機である。5は感知器線2が断線しているか否かを判断するためにP型受信機4内に設けられた比較回路である。RL、R1、R2、R3はそれぞれ抵抗を示しており、CMPは比較器を示しており、DCは直流電源を示しており、Trはトランジスタを示している。SWはスイッチ、LDは感知器線2の断線を報知するための断線灯、BZは感知器線2の断線を報知するためのブザーである。つまり、第一の実施形態の感知器線断線検出装置が適用された自動火災報知設備は、第一モードと、後述する第二モードとを有しており、第一モードにおいては、20kΩ終端抵抗1が感知器線2に含まれている。
【0023】
感知器3は、火災が発生していない非作動時にはそのインピーダンス値が20kΩ終端抵抗1のインピーダンス値よりも大きくなるように構成されている。従って、火災が発生していない時であって、感知器線2が断線していない時には、電流は感知器3ではなく20kΩ終端抵抗1を主に流れ、20kΩ終端抵抗1および感知器3を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的小さくなる。一方、火災が発生していない時であって、例えば感知器線2が図2中のA点で断線している時には、電流は20kΩ終端抵抗1を流れることができず、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的大きくなる。
【0024】
また、火災感知器3は、火災が発生している作動時にはそのインピーダンス値が20kΩ終端抵抗1のインピーダンス値よりも小さくなるように構成されている。従って、火災が発生している時には、電流は感知器3を主に流れ、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は非常に小さくなる。
【0025】
一方、図2に詳細に示すように、P型受信機4の比較回路5内の電源DCとL端子との間には受信抵抗RLが配置されている。受信抵抗RLには、感知器監視電流(火災が発生していない時であって感知器線2が断線していない時における感知器3の消費電流)isと20kΩ終端抵抗1に流れる電流ieとの合計分(is+ie)が流れ、受信抵抗RLの両端には、その合計分(is+ie)に応じた電位差が発生する。比較器CMPの入力端子(+)には、受信抵抗RLの右側の電位が入力される。
【0026】
また、図2に示すように、第一モードでは、スイッチSWはオフにされ、抵抗R1を通過したすべての電流が、抵抗R2を流れるようになっている。比較器CMPの入力端子(−)には、抵抗R1の下側の電位が入力される。
【0027】
第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、第一モードにおいて感知器線2が断線していない時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位以下になるように、抵抗RL、R1、R2の値が設定されている。具体的には、例えば受信抵抗RLの値と抵抗R1の値とが等しくされ、抵抗R2の値が、終端抵抗1および感知器3を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値よりも大きくされる。比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位以下の時には、比較器CMPの出力端子から信号は発せられない。そのため、トランジスタTrはオンされず、断線灯LDは消灯されたままであり、警報ブザーBZも鳴動されない。
【0028】
一方、感知器線2が断線すると、終端抵抗1に電流が流れなくなり、受信抵抗RLの両端に発生する電位差が変化する。その結果、比較器CMPの入力端子(+)に入力される電位が上昇する。
【0029】
第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、第一モードにおいて感知器線2が断線した時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなるように、抵抗RL、R1、R2の値が設定されている。比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなると、比較器CMPの出力端子から信号が発せられ、トランジスタTrがオンされる。その結果、断線灯LDが点灯され、警報ブザーBZも鳴動される。
【0030】
つまり、第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、感知器線2に含まれている終端器として20kΩ終端抵抗1が用いられる第一モードにおいて、感知器線2が断線しているか否かを判断するための比較回路5に設けられているモード切換え用スイッチSWがオフにされる。20kΩ終端抵抗1を含む感知器線2が断線した時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなり、その結果、断線灯LDが点灯され、警報ブザーBZも鳴動される。それにより、感知器線2の断線が検出される。
【0031】
図3は本発明の感知器線断線検出装置の第一の実施形態が適用された自動火災報知設備の第二モードの概略構成図、図4は図3に示した自動火災報知設備の詳細図である。図3及び図4において、図1及び図2に示した参照符号と同一の参照符号は、図1及び図2に示した部品または部分と同一の部品または部分を示しており、各名称および機能の説明は省略する。また、図3及び図4において、11は終端器としての10kΩ終端抵抗である。つまり、上述した第一モードと異なり、第二モードでは、感知器線2に20kΩ終端抵抗1ではなく10kΩ終端抵抗11が含まれている。
【0032】
しかし、第一モードで説明したのと同様に、この第二モードにおいても、感知器3は、火災が発生していない非作動時にはそのインピーダンス値が10kΩ終端抵抗11のインピーダンス値よりも大きくなるように構成されている。従って、火災が発生していない時であって、感知器線2が断線していない時には、電流は感知器3ではなく10kΩ終端抵抗11を主に流れ、10kΩ終端抵抗11および感知器3を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的小さくなる。一方、火災が発生していない時であって、例えば感知器線2が図4中のA点で断線している時には、電流は10kΩ終端抵抗11を流れることができず、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的大きくなる。
【0033】
また、火災感知器3は、火災が発生している作動時にはそのインピーダンス値が10kΩ終端抵抗11のインピーダンス値よりも小さくなるように構成されている。従って、火災が発生している時には、電流は感知器3を主に流れ、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は非常に小さくなる。
【0034】
一方、図4に詳細に示すように、P型受信機4の比較回路5内の電源DCとL端子との間には受信抵抗RLが配置されている。受信抵抗RLには、感知器監視電流is’と10kΩ終端抵抗11に流れる電流ie’との合計分(is’+ie’)が流れ、受信抵抗RLの両端には、その合計分(is’+ie’)に応じた電位差が発生する。比較器CMPの入力端子(+)には、受信抵抗RLの右側の電位が入力される。
【0035】
また、第二モードでは、図4に示すように、ここでスイッチSWはオンにされ、抵抗R1を通過した電流が、抵抗R2と抵抗R3とに分配されてそれらを通過するようになっている。比較器CMPの入力端子(−)には、抵抗R1の下側の電位が入力される。
【0036】
第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、第二モードにおいて感知器線2が断線していない時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位以下になるように、抵抗RL、R1、R2、R3の値が設定されている。具体的には、例えば受信抵抗RLの値と抵抗R1の値とが等しくされ、抵抗R2および抵抗R3の合成値が、終端抵抗11および感知器3を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値よりも大きくされる。よって、感知器線2が断線せず、また、発報もないときには、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位以下となり、比較器CMPの出力端子から信号は発せられない。そのため、トランジスタTrはオンされず、断線灯LDは消灯されたままであり、警報ブザーBZも鳴動されない。
【0037】
一方、感知器線2が断線すると、終端抵抗11に電流が流れなくなり、受信抵抗RLの両端に発生する電位差が変化する。その結果、比較器CMPの入力端子(+)に入力される電位が上昇する。
【0038】
第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、第二モードにおいて感知器線2が断線した時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなるように、抵抗RL、R1、R2、R3の値が設定されている。比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなると、比較器CMPの出力端子から信号が発せられ、トランジスタTrがオンされる。その結果、断線灯LDが点灯され、警報ブザーBZも鳴動される。
【0039】
つまり、第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、感知器線2に含まれている終端器として10kΩ終端抵抗11が用いられる第二モードにおいて、感知器線2が断線しているか否かを判断するための比較回路5に設けられているモード切換え用スイッチSWがオンにされる。10kΩ終端抵抗11を含む感知器線2が断線した時には、比較器CMPの入力端子(+)の電位が入力端子(−)の電位よりも高くなり、その結果、断線灯LDが点灯され、警報ブザーBZも鳴動される。それにより、感知器線2の断線が検出される。
【0040】
すなわち、第一の実施形態の感知器線断線検出装置では、スイッチSWを切換えることにより、10kΩ終端抵抗11および20kΩ終端抵抗1の両方に対応することができる。つまり、スイッチSWをオフにする第一モードに設定することにより、例えば高天井に配置されている20kΩ終端抵抗を10kΩ終端抵抗に交換する必要なく、10kΩ終端抵抗用のP型受信機と同様のP型受信機によって20kΩ終端抵抗を含む感知器線の断線を検出することができる。
【0041】
以下、本発明の感知器線断線検出装置の第二の実施形態について説明する。図5は本発明の感知器線断線検出装置の第二の実施形態が適用された自動火災報知設備の第一モードの概略構成図、図6は図5に示した自動火災報知設備の詳細図である。図5及び図6において、41は終端器としての20kΩ終端抵抗、42は20kΩ終端抵抗41を含む感知器線、43は20kΩ終端抵抗41と並列に感知器線42に対して接続された感知器、44はL端子およびC端子を介して感知器線42に接続された受信回路としてのP型受信機である。47は感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値を検出するための検出装置、48はモードを入力するためのモード入力部、49はCPUである。つまり、第二の実施形態の感知器線断線検出装置が適用された自動火災報知設備は、第一モードと、後述する第二モードとを有しており、第一モードにおいては、20kΩ終端抵抗41が感知器線42に含まれている。
【0042】
感知器43は、火災が発生していない非作動時にはそのインピーダンス値が20kΩ終端抵抗41のインピーダンス値よりも大きくなるように構成されている。従って、火災が発生していない時であって、感知器線42が断線していない時には、電流は感知器43ではなく20kΩ終端抵抗41を主に流れ、20kΩ終端抵抗41および感知器43を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的小さくなる。一方、火災が発生していない時であって、例えば感知器線42が図6中のA点で断線している時には、電流は20kΩ終端抵抗41を流れることができず、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的大きくなる。
【0043】
また、火災感知器43は、火災が発生している作動時にはそのインピーダンス値が20kΩ終端抵抗41のインピーダンス値よりも小さくなるように構成されている。従って、火災が発生している時には、電流は感知器43を主に流れ、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は非常に小さくなる。
【0044】
20kΩ終端抵抗41が感知器線42に含まれている場合には、第一モードである旨がモード入力部48において入力される。それにより、CPU49において、感知器線42が断線しているか否かを判断するための感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値が第一モード閾値に設定される。
【0045】
図7はCPUにおいて設定される感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値を示した図である。図7に示すように、20kΩ終端抵抗41が感知器線42に含まれている第一モードでは、感知器線42が断線しているか否かを判断するための感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値が20kΩ強の値に設定される。
【0046】
の実施形態の感知器線断線検出装置では、第一モードにおいて感知器線42が断線していない時には、図6に示した検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が、上述したように設定された第一モード閾値よりも低くなる(図7参照)。その結果、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が予め設定された2kΩ前後の閾値よりも高い場合には、CPU49において、火災は発生しておらず感知器線42も断線していないと判断される。
【0047】
また、第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、第一モードにおいて感知器線42が断線した時には、図6に示した検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が、上述したように設定された第一モード閾値よりも高くなる(図7参照)。その結果、CPU49において、感知器線42が断線したと判断される。
【0048】
つまり、第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、感知器線42に含まれる終端器として20kΩ終端抵抗41が用いられる場合には、モード入力部48において第一モードである旨が入力され、それにより、CPU49において感知器線42が断線しているか否かを判断するための閾値が20kΩ強の値の第一モード閾値に設定される。次いで、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値と第一モード閾値とが逐次比較される。検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が2kΩ前後の値よりも高く第一モード閾値よりも低い時には感知器線42が断線していないと判断され、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が第一モード閾値よりも高くなった時には感知器線42が断線したと判断される。
【0049】
図8は本発明の感知器線断線検出装置の第二の実施形態が適用された自動火災報知設備の第二モードの概略構成図、図9は図8に示した自動火災報知設備の詳細図である。図8及び図9において、図5及び図6に示した参照符号と同一の参照符号は、図5及び図6に示した部品または部分と同一の部品または部分を示しており、51は終端器としての10kΩ終端抵抗である。つまり、上述した第一モードと異なり、第二モードでは、感知器線42に20kΩ終端抵抗41ではなく10kΩ終端抵抗51が含まれている。
【0050】
感知器43は、火災が発生していない非作動時にはそのインピーダンス値が10kΩ終端抵抗51のインピーダンス値よりも大きくなるように構成されている。従って、火災が発生していない時であって、感知器線42が断線していない時には、電流は感知器43ではなく10kΩ終端抵抗51を主に流れ、10kΩ終端抵抗51および感知器43を含む感知器線全体のインピーダンス値、つまり、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的小さくなる。一方、火災が発生していない時であって、例えば感知器線42が図9中のA点で断線している時には、電流は10kΩ終端抵抗51を流れることができず、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は比較的大きくなる。
【0051】
また、火災感知器43は、火災が発生している作動時にはそのインピーダンス値が10kΩ終端抵抗51のインピーダンス値よりも小さくなるように構成されている。従って、火災が発生している時には、電流は感知器43を主に流れ、感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値は非常に小さくなる。
【0052】
10kΩ終端抵抗51が感知器線42に含まれている場合には、第二モードである旨がモード入力部48において入力される。それにより、CPU49において、感知器線42が断線しているか否かを判断するための感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値が第二モード閾値に設定される。
【0053】
図7に示すように、10kΩ終端抵抗51が感知器線42に含まれている第二モードでは、感知器線42が断線しているか否かを判断するための感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値が10kΩ強の値に設定される。
【0054】
第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、第二モードにおいて感知器線42が断線していない時には、図9に示した検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が、上述したように設定された第二モード閾値よりも低くなる(図7参照)。その結果、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が予め設定された2kΩ前後の閾値よりも高い場合には、CPU49において、火災は発生しておらず感知器線42も断線していないと判断される。
【0055】
また、第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、第二モードにおいて感知器線42が断線した時には、図9に示した検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が、上述したように設定された第二モード閾値よりも高くなる(図7参照)。その結果、CPU49において、感知器線42が断線したと判断される。
【0056】
つまり、第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、感知器線42に含まれる終端器として10kΩ終端抵抗51が用いられる場合には、モード入力部48において第二モードである旨が入力され、それにより、CPU49において感知器線42が断線しているか否かを判断するための閾値が10kΩ強の値の第二モード閾値に設定される。次いで、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値と第二モード閾値とが逐次比較される。検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が2kΩ前後の値よりも高く第二モード閾値よりも低い時には感知器線42が断線していないと判断され、検出装置47によって検出された感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値が第二モード閾値よりも高くなった時には感知器線42が断線したと判断される。
【0057】
すなわち、第二の実施形態の感知器線断線検出装置では、モード入力部48においてモードを入力し、感知器線42が断線しているか否かを判断するための閾値をモードに応じて切換えることにより、10kΩ終端抵抗51および20kΩ終端抵抗41の両方に対応することができる。つまり、感知器線42が断線しているか否かを判断するための閾値を20kΩ強の第一モード閾値に設定することにより、例えば高天井に配置されている20kΩ終端抵抗を10kΩ終端抵抗に交換する必要なく、10kΩ終端抵抗用のP型受信機と同様のP型受信機によって20kΩ終端抵抗を含む感知器線の断線を検出することができる。
【0058】
なお、上述した実施形態ではP型受信機を用いた場合を想定して説明を行ったが、R型受信機においても同様の構成により断線検出装置が実現できることは言うまでもない。また、上述した実施形態においては、終端抵抗を10kΩ、20kΩとしたが、これらの数値に限定されるものではない。
【0059】
上述した実施形態において用いられる感知器の例としては、例えば火災の際に発生する熱を検知する熱感知器、煙を検知する煙感知器などがある。詳細には、熱感知器の例としては、例えば感知器のまわりの空気の温度上昇率が所定値を越えた時に作動する差動式熱感知器、感知器のまわりの空気の温度が所定温度を越えた時に作動する定温式熱感知器などがある。
【0060】
また、上述した実施形態では、終端器として終端抵抗が用いられているが、終端器としてコンデンサを用いたものに対しても本発明を適用可能である。
【0061】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、複数種類の終端器に対応することができる。詳細には、建物などに既設された火災報知設備において、建物ごとに異なる電気特性をもつ終端器が設置されている場合であっても、既設の終端器を交換することなく、例えば10kΩ終端抵抗および20kΩ終端抵抗の両方に対応することができる。
【0062】
請求項2に記載の発明によれば、ソフトウエア上の閾値の変更が困難な状況下においても、複数種類の終端器に対応することができる。
【0063】
請求項3に記載の発明によれば、モードに応じて切換え可能なハードウエアの設置が困難な状況下においても、複数種類の終端器に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感知器線断線検出装置の第一の実施形態が適用された自動火災報知設備の第一モードの概略構成図である。
【図2】図1に示した自動火災報知設備の詳細図である。
【図3】本発明の感知器線断線検出装置の第一の実施形態が適用された自動火災報知設備の第二モードの概略構成図である。
【図4】図3に示した自動火災報知設備の詳細図である。
【図5】本発明の感知器線断線検出装置の第二の実施形態が適用された自動火災報知設備の第一モードの概略構成図である。
【図6】図5に示した自動火災報知設備の詳細図である。
【図7】CPUにおいて設定される感知器線側のL−C端子間のインピーダンス値の閾値を示した図である。
【図8】本発明の感知器線断線検出装置の第二の実施形態が適用された自動火災報知設備の第二モードの概略構成図である。
【図9】図8に示した自動火災報知設備の詳細図である。
【図10】従来の感知器線断線検出装置が適用された自動火災報知設備の概略構成図である。
【図11】20kΩの抵抗が終端抵抗として用いられたときの感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値を示した図である。
【図12】10kΩの抵抗が終端抵抗として用いられたときの感知器線側におけるL−C端子間のインピーダンス値を示した図である。
【符号の説明】
1 終端抵抗
2 感知器線
3 感知器
4 P型受信機
5 比較回路
SW スイッチ

Claims (3)

  1. 回線毎に終端器を設ける感知器線の断線を検出するための感知器線断線検出装置において、前記終端器のインピーダンス値が第一の値である場合の前記感知器線の断線を検出する第一モードと、前記終端器のインピーダンス値が前記第一の値と異なる第二の値である場合の前記感知器線の断線を検出する第二モードとを有し、前記終端器のインピーダンス値に応じて前記第一モードと前記第二モードとを切り替えるモード切替え手段を備えることを特徴とする感知器線断線検出装置。
  2. 前記感知器線が断線しているか否かを判断するための比較回路を有し、前記モード切換え手段を前記比較回路に設けたことを特徴とする請求項1に記載の感知器線断線検出装置。
  3. 前記感知器線のインピーダンス値を検出するための感知器線インピーダンス値検出手段と、前記感知器線インピーダンス値検出手段によって検出された前記感知器線のインピーダンス値と前記感知器線が断線しているか否かを判断するための閾値とを比較する比較手段と、前記各モードに応じて前記閾値を変更するための閾値変更手段とを具備することを特徴とする請求項1に記載の感知器線断線検出装置。
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