JP4333674B2 - 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 - Google Patents

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この発明に係る衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、ステアリングコラムを衝突時の衝撃を吸収できる構造とする事により、衝突時に於ける乗員の生命保護を図るものである。
自動車の衝突時には、自動車が他の自動車等の物体と衝突する一次衝突に続いて、運転者の身体がステアリングホイールに衝突する二次衝突が発生する。この二次衝突の際に運転者が受ける衝撃を少なく抑え、運転者の生命保護を図る事を目的として、一端にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトを、強い衝撃が加わった場合に全長が縮まる、所謂コラプシブルステアリングシャフトとすると共に、このステアリングシャフトを挿通したステアリングコラムを衝撃吸収式のものとする事が、一般的に行なわれている。
この様な目的で使用される衝撃吸収式のステアリングコラム装置として従来から、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。図12〜14は、この特許文献1に記載された衝撃吸収式ステアリングコラム装置を示している。尚、図示の例は、ステアリングシャフト1の後端部(本明細書及び特許請求の範囲中の前後は、自動車の進行方向で言う)に運転者に対向する状態で固定した、図示しないステアリングホイールの高さ位置を調節する為のチルト機構を組み込んだ構造を示している。ステアリングコラム2は、内側に上記ステアリングシャフト1を回転自在に支持すると共に、中間部に設けたコラプシブル構造部(図示省略)により、軸方向に亙る強い力が加わった場合には、全長が縮まる様にしている。尚、上記ステアリングシャフト1も、軸方向に亙る強い力が加わった場合には、全長が縮まる様にしている。
上記ステアリングコラム2を車体に支持する為の支持ブラケット3は、左右1対の支持板部4、4により、上記ステアリングコラム2の中間部下面に溶接固定した被支持ブラケット5を挟持している。この被支持ブラケット5の左右両側壁には切り欠き6、6を、上記各支持板部4、4の一部でこれら各切り欠き6、6と整合する部分には上下方向に長い長孔7、7を、それぞれ形成している。そして、上記切り欠き6、6及び長孔7、7を一方から他方(図13の右から左)に挿通した、杆状の抑え部材である結合ボルト8の他端に、結合ナット9を螺合させている。この結合ボルト8は、頭部10と一方の長孔7の側縁との係合により、各長孔7、7に沿って昇降する事はあっても、回転する事のない様にしておく。又、上記結合ナット9は、チルトレバー11(本発明の実施の形態を示す図1〜3参照。図12〜13には省略。)により回転自在としている。従って、このチルトレバー11の操作に基づいて上記結合ナット9を回転させ、この結合ナット9と上記頭部10との間隔を変化させれば、上記被支持ブラケット5を固定したステアリングコラム2を、上記支持ブラケット3に対し固定したり、或は固定を解除して、上記ステアリングホイールの上下位置の調節を行なえる。
更に、上記結合ボルト8の中間部で、上記被支持ブラケット5の内側に存在する部分には、エネルギ吸収部材12の後端部(図12、14の右端部)を外嵌支持している。そして、このエネルギ吸収部材12の前端部(図12、14の左端部)は、上記ステアリングコラム2の中間部下面に溶接固定している。従って、上記エネルギ吸収部材12の後端部は、結合ボルト8及び支持ブラケット3を介して、衝突時にも変位する事のない車体13に支持し、前端部は、衝突時に前方に変位するステアリングコラム2に支持する。このエネルギ吸収部材12は、可塑性を有する1枚の金属板を打ち抜き形成する事により、図14に示す様に、内側部分の肉が抜かれた形状に造ったもので、後端部を除いた部分を平板状に形成している。
この様なエネルギ吸収部材12を組み込んで成る、従来の衝撃吸収式ステアリングコラム装置の場合、衝突事故に伴なう二次衝突により、前記ステアリングコラム2を前方に押す衝撃力が加わった場合には、エネルギ吸収部材12が、前後方向に伸長する方向に塑性変形しつつ、上記ステアリングコラム2が前方に変位する事を許容する。上記エネルギ吸収部材12に設けた各リング部14a〜14dの幅は、後端部のリング部14dが最も大きく、前端部のリング部14aに向かうに従って漸次小さくなる為、上記ステアリングコラム2の前方への変位に基づき、上記エネルギ吸収部材12が伸長するのに伴なって、上記ステアリングコラム2をそれ以上前方に変位させる(エネルギ吸収部材12を伸長させる)為に要する力が大きくなる。この為、二次衝突時にステアリングコラム2を変位させる為に要する力は、始めは小さく、変位が進むに従って次第に大きくなる。この結果、ステアリングホイールにぶつかった運転者の身体によって加わえられた衝撃力を効率的に受け止め、この運転者の身体に大きなダメージが加わる事を防止できる。
尚、図示は省略したが、上記ステアリングコラム2の中間部で前記支持ブラケット3よりも前方に寄った部分には、ストッパプレートを固定している。このストッパプレートの幅は、上記支持ブラケット3を構成する、前記1対の支持板部4、4同士の間隔よりも広い。この様なストッパプレートの後端縁は、前記一次衝突に基づいて上記ステアリングコラム2の前端部に、後方に向いた衝撃が加わった場合に、上記各支持板部4、4の前端縁と係合して、上記ステアリングコラム2が後方に変位する事を防止する。そして、前記ステアリングシャフト1の後端部に固定したステアリングホイールが運転者に向けて突き上げられる事を防止して、一次衝突時の運転者の保護を図る。
上述した様な従来の衝撃吸収式ステアリングコラム装置の場合には、エネルギ吸収部材12が独立した1個の部品である為、部品管理並びに組立作業が面倒で、衝撃吸収式ステアリングコラム装置のコストを高くする原因となる。特に、エネルギ吸収部材12の前端部とステアリングコラム2の外周面とを、溶接により結合する作業が必要になり、組立作業の繁雑化に伴うコストアップが著しい。
実開平5−75057号公報
本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、上述の様な不都合を解消すべく考えたものである。
本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、前述した従来の衝撃吸収式ステアリングコラム装置と同様に、運転者に対向する後端にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトを挿通自在なステアリングコラムと、このステアリングコラムの中間部外周面に固定した、後端縁側に開口した切り欠きを有する被支持ブラケットと、この被支持ブラケットを両側から挟む1対の支持板部を有し、車体側に固定される支持ブラケットと、これら両支持板部同士の間に掛け渡すと共に、上記切り欠きを挿通した状態で上記支持ブラケットに支持固定されて、上記各支持板部を上記被支持ブラケットの両側面に押し付ける杆状の抑え部材と、上記ステアリングコラムの中間部で上記支持ブラケットよりも前方に寄った部分に固定され、自動車が他の物体に衝突する一次衝突の際に上記支持ブラケットの前端縁と係合して、上記ステアリングコラムが後方に変位する事を防止するストッパプレートと、塑性変形自在な材料により造られ、運転者の身体が上記ステアリングホイールにぶつかる二次衝突に伴って上記ステアリングコラムに加わる衝撃により上記被支持ブラケットが上記支持ブラケットから脱落して上記ステアリングコラムが前方に変位する際に塑性変形して、上記ステアリングコラムに加えられた衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収部材とから成る。
特に、本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置に於いては、このエネルギ吸収部材を上記ストッパプレートと一体に構成すると共に、二次衝突時にこのエネルギ吸収部材は、上記支持ブラケットとの係合に基づき、衝撃エネルギを吸収する構造としている。
この様な構造とする為、上記エネルギ吸収部材を、上記ストッパプレートにその前端部を連続させて、上記1対の支持板部同士の間を挿通してこれら両支持板部よりも後方に突出させ、これら両支持板部よりも後方に突出した部分に、これら1対の支持板部同士の間隔よりも大きな幅を有する係合部を一体に設け、この係合部の前端縁の幅方向両端部と上記両支持板部後端縁とを、前後方向に間隔を開けて対向させる。これと共に、上記係合部の前端縁の幅方向中央部と上記ストッパプレートの後端縁とを、衝撃荷重に基づいて塑性変形しつつ全長を伸ばす、塑性変形部により連結する。
この様なエネルギ吸収部材は、衝突事故に伴って上記運転者の身体から上記ステアリングコラムに加わる衝撃エネルギに基づき、上記支持ブラケットに対して上記ステアリングコラムが前方に変位する際に、上記塑性変形部を伸長させる方向に塑性変形し、上記衝撃エネルギを吸収する。
上述の様に構成する本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、ストッパプレートとエネルギ吸収部材とを一体に構成する為、部品管理及び組立作業の簡素化、容易化が可能になる。
二次衝突時には、被支持ブラケットに形成した切り欠きから、結合ボルト等の杆状の抑え部材が抜け出て、ステアリングコラムが前方に変位すると共に、ストッパプレートが前方に変位する。そして、このストッパプレートと一体のエネルギ吸収部材と支持ブラケットとの係合に基づき、衝撃エネルギを吸収する。
即ち、二次衝突の発生直後に、上記ステアリングコラム及びストッパプレートの前方への変位に基づいて、上記エネルギ吸収部材の後端部に設けた係合部の前端縁が、上記支持ブラケットを構成する1対の支持板部の後端縁に係合して、それ以上前方に変位しなくなる。この状態から更に上記ステアリングコラムが前方に変位すると、塑性変形部が伸長方向に塑性変形して上記衝撃エネルギを吸収し、ステアリングホイールにぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。
この様な構造の場合には、ストッパプレートとエネルギ吸収部材とを一体に構成し、しかもこのエネルギ吸収部材をステアリングコラム等、他の部材に対し溶接する必要がないので、前述した様な不都合を解消できる。
この為、低コストで、しかも運転者の保護充実を図れる。
参考例の第1例]
図1〜6は、本発明に関する参考例の第1例を示している。ステアリングコラム2は、内側に上記ステアリングシャフト1(図13参照)を回転自在に支持すると共に、中間部に設けたコラプシブル構造部(図示省略)により、軸方向に亙る強い力が加わった場合には、全長が縮まる様にしている。勿論、上記ステアリングシャフト1も、軸方向に亙る強い力が加わった場合には、全長が縮まる様にしている。尚、上記ステアリングコラム2及びステアリングシャフト1をコラプシブル構造とせず、これらステアリングコラム2及びステアリングシャフト1全体を前方に変位させる構造を採用する事も可能である。この場合には、ステアリングシャフト1の前端部に接続する中間シャフトを、収縮自在な構造とする。
上記ステアリングコラム2を車体13(図12〜13参照)に支持する為の支持ブラケット3aは、鋼板等の1枚の金属板にプレス加工を施す事により一体成形して成る。この支持ブラケット3aは、取付板部15と、この取付板部15の前縁左右両側部分から下方に向け直角に折れ曲がった垂下壁部16、16と、これら両垂下壁部16、16の内端縁から後方に向け直角に折れ曲がった左右1対の支持板部4a、4aとから成る。このうちの取付板部15は、左右両端部(図3、5の上下方向両端部)に形成した取付孔17、17を下方から挿通した、図示しない1対のボルトにより、ダッシュボードの下側部分等で、車体13に取付固定する。又、上記取付板部15の幅方向中間部下面には、前後方向に連続する凹部18を形成している。即ち、上記金属板の一部を上方に向け、下方が開口したコ字形に折り曲げる事により、上記凹部18を形成している。
又、上記1対の支持板部4a、4aにより、上記ステアリングコラム2の中間部下面に溶接固定した被支持ブラケット5を挟持している。この被支持ブラケット5は、上記ステアリングコラム2の外径よりも少し大きな幅を有する。従って、上記両支持板部4a、4aの内側面を上記被支持ブラケット5の左右両外側面に当接させた状態で、これら両支持板部4a、4aの内側面と上記ステアリングコラム2の外周面との間には、若干の隙間が存在する。この様な被支持ブラケット5の左右両側壁には切り欠き6、6を、上記各支持板部4a、4aの一部でこれら各切り欠き6、6と整合する部分には上下方向に長い長孔7、7を、それぞれ形成している。そして、上記切り欠き6、6及び長孔7、7を一方から他方(図2の右から左)に挿通した、杆状の抑え部材である結合ボルト8の他端に、結合ナット9を螺合させている。この結合ボルト8は、頭部10と一方の長孔7の側縁との係合により、各長孔7、7に沿って昇降する事はあっても、回転する事のない様にしている。尚、図示の例では、上記各切り欠き6、6の方向を、上記ステアリングコラム2の軸方向(図1、3、4、5の左右方向)に対して傾斜させている。この様な各切り欠き6、6は、上記ステアリングコラム2を自動車に組み付けた状態で、ほぼ水平方向に向く。
又、上記結合ナット9の外半部(図2、6の左半部)には、チルトレバー11の基端部を結合固定し、このチルトレバー11により上記結合ナット9を回転自在としている。従って、このチルトレバー11の操作に基づいて上記結合ナット9を回転させ、この結合ナット9と上記頭部10との間隔を変化させれば、上記被支持ブラケット5を固定したステアリングコラム2を、上記支持ブラケット3aに対し固定したり、或は固定を解除して、ステアリングホイールの上下位置の調節を行なえる。尚、上記被支持ブラケット5の底板部19には、この被支持ブラケット5の幅方向(図1、4の表裏方向、図2、6の左右方向、図3、5の上下方向)に亙り突条20を形成して、上記底板部19の曲げ剛性を高めている。従って、上記チルトレバー11の操作に基づいて上記1対の支持板部4a、4a同士の間隔を狭めた場合に、上記被支持ブラケット5がこれら両支持板部4a、4a同士の間で突っ張り、上記支持ブラケット3aに対する上記被支持ブラケット5の支持強度を十分に確保できる。
又、上記ステアリングコラム2の中間部で上記支持ブラケット3aよりも前方に寄った部分には、ストッパプレート21を固定している。このストッパプレート21は、軟鋼板等の塑性変形自在な金属板により造ったもので、上記支持ブラケット3aを構成する1対の支持板部4a、4a同士の間隔D4aよりも大きな幅W21を有する。この様なストッパプレート21は、上記ステアリングコラム2の中間部に、溶接或はねじ止めにより固定している。この様なストッパプレート21の後端縁左右両端部は、上記1対の支持板部4a、4a及び前記各垂下壁部16、16の前面に、隙間22、22を介して対向している。
この様なストッパプレート21は、自動車が他の自動車等の物体と衝突する一次衝突に基づいて上記ステアリングコラム2の前端部に、後方に向いた衝撃が加わった場合に、上記各支持板部4a、4aの前端縁と係合して、上記ステアリングコラム2が後方に変位する事を防止する。そして、前記ステアリングシャフト1の後端部に固定したステアリングホイールが運転者に向けて突き上げられる事を防止して、一次衝突時の運転者の保護を図る。
特に、本参考例の衝撃吸収式ステアリングコラム装置の場合には、上記ストッパプレート21の後端縁幅方向中央部から後方に延出する状態でエネルギ吸収部材23を、このストッパプレート21と一体に設けている。このエネルギ吸収部材23は、前記被支持ブラケット5が上記支持ブラケット3aを構成する1対の支持板部4a、4aの間から抜け出して、上記ステアリングコラム2が前方に変位する際に塑性変形する事により、このステアリングコラム2に加えられた衝撃エネルギを吸収する。
上記エネルギ吸収部材23は、上記ストッパプレート21の後端縁幅方向中央部にその前端縁を連続させる連結部24と、この連結部24の後端縁から後方に連続する塑性変形部25とを備える。この塑性変形部25の平面形状は台形として、左右両側縁を互いに反対方向に、且つ、上記連結部24から離れるに従って(後方に向かう程)幅が広くなる方向に傾斜させている。又、上記塑性変形部25は、上記連結部24と単一平面上に位置する基板部26と、この基板部26の左右両端縁部を下方に折り曲げて成る折り曲げ縁部27、27とから成る。尚、上記塑性変形部25の前端部の傾斜角度は、急にして、二次衝突時にこの塑性変形部25が、前記凹部18内に確実に進入する様にしている。
又、図示の例では、上記基板部26の幅方向中央部に突条28を、前後方向に亙り形成して、上記塑性変形部25の幅寸法を縮める方向の塑性変形を、円滑に行なえる様にしている。本参考例の衝撃吸収式ステアリングコラム装置を組み立てた状態で、上述した様なエネルギ吸収部材23は、上記塑性変形部25の前端部が上記凹部18の後端部下方に位置し、この塑性変形部25の大部分は、前記支持ブラケット3aを構成する取付板部15の後端縁よりも後方に突出する。
上述の様に構成する本参考例の衝撃吸収式ステアリングコラム装置は、上記エネルギ吸収部材23と前記ストッパプレート21とを、1枚の金属板を折り曲げる事により一体に構成している為、部品管理及び組立作業の簡素化、容易化を図れる。即ち、互いに一体に結合された上記エネルギ吸収部材23と前記ストッパプレート21とは、軟鋼板の如く塑性変形自在な金属板に、打ち抜き、折り曲げ等のプレス加工を施す事により、容易に且つ安価に造れる。そして、部品管理、組立作業は、これらエネルギ吸収部材23と上記被支持ブラケット5とを1個の部品として取り扱えるので、上述の様に、部品管理及び組立作業の簡素化、容易化によるコスト低減を図れる。上記ストッパプレート21をステアリングコラム2に溶接等により固定する作業は必要であるが、この作業は、二次衝突時に衝撃エネルギを吸収する為の構造の存在に関係なく必要である為、特にコストを上昇させる要因とはならない。
衝突事故の際、一次衝突に伴って自動車の前部が潰れると、上記ステアリングコラム2が後方に押される。そして、このストッパプレート21が、前記隙間22、22分だけ後方に変位した状態で、このストッパプレート21の後端縁左右両端部は、上記1対の支持板部4a、4a及び前記各垂下壁部16、16の前面に当接する。この状態で前記支持ブラケット3aが、上記ステアリングコラム2がそれ以上後方に変位する事を防止し、前記ステアリングシャフト1の後端部に固定したステアリングホイールが運転者の身体に向け突き上げられる事を防止する。
上記一次衝突に続く二次衝突時に伴って、前記ステアリングコラム2に前方に向いた衝撃荷重が加わると、先ず、この衝撃荷重のうち、前記長孔7、7に沿った上向きの分力により、前記結合ボルト8がこれら各長孔7、7の上端部にまで変位する。この様にして前記被支持ブラケット5が、上下位置調節可能な最上位置にまで変位した状態で、前記エネルギ吸収部材23を構成する塑性変形部25の前端部が、前記凹部18の後端部に入り込む。この状態から、上記ステアリングコラム2が更に前方に変位すると、このステアリングコラム2と共に上記エネルギ吸収部材23が、前方に変位する。即ち、二次衝突時には、前記被支持ブラケット5の左右両外側面と上記1対の支持板部4a、4aの内側面との間に働く摩擦力に抗して、上記被支持ブラケット5が上述の様に長孔7、7に沿って少し上方に変位してから、前方に変位し、この被支持ブラケット5の後端縁に形成した1対の切り欠き6、6から、前記結合ボルト8が後方に抜け出る(実際には、結合ボルト8はそのままの位置に留まり、上記被支持ブラケット5が前方に変位する)。
尚、図示の参考例では、上記各切り欠き6、6が水平方向に向いているので、二次衝突の初期段階に、上記結合ボルト8がこれら各切り欠き6、6から円滑に抜け出る。即ち、二次衝突発生の瞬間に上記ステアリングコラム2には、ほぼ水平方向の力が加わる。二次衝突の発生直後には、この水平方向の力のうち、上記各長孔7、7に沿った分力に基づき、上述の様に結合ボルト8が上方に変位するが、その後は、この結合ボルト8が上記各切り欠き6、6から抜け出る。この際、上記力の方向と上記各切り欠き6、6の方向とがほぼ一致するので、これら各切り欠き6、6の内側面と上記結合ボルト8の周面とが強くすれ合う事を防止して、上記結合ボルト8が上記各切り欠き6、6から抜け出る事に対する抵抗を小さくできる。しかも、前記エネルギ吸収部材23の前端部は、二次衝突の初期段階では上記凹部18に入り込まず、この初期段階では、上記ステアリングコラム2の変位に伴ってこのエネルギ吸収部材23を塑性変形させる必要がない。従って、上記各切り欠き6、6の方向を工夫した事とあいまって、上記ステアリングコラム2の前方への変位開始に要する荷重を小さくできる。この事は、二次衝突発生の瞬間に運転者の身体に加わる衝撃を緩和して、運転者の保護充実を図る為に有効である。
上述の様に、上記ステアリングコラム2と共に前記ストッパプレート21及びエネルギ吸収部材23が、図4〜6に示す様に、前方に変位する。そして、このエネルギ吸収部材23を構成する塑性変形部25の幅方向両縁部が、上記凹部18の両内側面により扱かれる事で、幅を狭くする方向に塑性変形する。この様に、上記エネルギ吸収部材23の塑性変形部25が塑性変形する事により、上記ステアリングコラム2に加わった衝撃エネルギを吸収し、ステアリングホイールにぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。尚、上記エネルギ吸収部材23の左右両端縁部にはそれぞれ折り曲げ縁部27、27を形成している為、上記エネルギ吸収部材23の前方への変位に伴う、上記塑性変形部25の幅方向両縁部と上記各支持板部4a、4aの後端縁部との摩擦係合状態は安定したものとなる。言い換えれば、摩擦係合状態で吸収するエネルギが変動する事を防止して、二次衝突時に吸収するエネルギを、上記エネルギ吸収部材23の形状や厚さ等により定まる、所望値通りに規制できる。
又、二次衝突時に上記エネルギ吸収部材23を塑性変形させつつ前方に移動させる為に要する力(エネルギ)は、このエネルギ吸収部材23の幅や幅方向に亙る剛性に応じて変化する。又、この剛性は、このエネルギ吸収部材23を構成する金属板の厚さにより変える事ができる他、前記基板部26に突条28や図示しない透孔を形成するか否か、形成する場合にはその形状及び大きさをどの様にするかにより、任意に調節可能である。従って、上記エネルギ吸収部材23が衝撃エネルギを吸収する特性を、任意に調節できる。尚、図示は省略するが、上記基板部26に、幅方向に亙る突条を形成すれば、吸収可能なエネルギを大きくできる。又、上記特性は、上記エネルギ吸収部材23を構成する上記塑性変形部25の左右両端縁部の傾斜角度を変える事によっても調節できる。更に、傾斜角度により上記特性を調節できる事を利用して、例えば、ストロークに余裕がない場合に、ステアリングコラム2が少し変位する間に大きなエネルギを吸収させる事もできる。
参考例の第2例]
図7〜9は、本発明に関する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、支持ブラケット3bを構成する取付板部15aを平板状に構成し(第1例の様な凹部18を設けず)、エネルギ吸収部材23の塑性変形部25を、上記支持ブラケット3bを構成する、左右1対の垂下壁部16、16と支持板部4a、4aとの連続部により扱く様にしている。この為に本参考例の場合には、上記各垂下壁部16、16を、上記取付板部15aの後端縁左右両側部分から下方に向け直角に折り曲げ、上記各支持板部4a、4aを、上記各垂下壁部16、16の内側縁から前方に向け直角に折り曲げている。二次衝突時に上記塑性変形部25の左右両側縁は、これら垂下壁部16、16と支持板部4a、4aとの連続部に存在する湾曲部より扱かれて、衝撃エネルギを吸収する。その他の部分の構成及び作用は、上述した参考例の第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
参考例の第3例]
図10は、本発明に関する参考例の第3例を示している。本参考例の場合には、エネルギ吸収部材23aを構成する塑性変形部25aの幅寸法は、前端部を除き一定としている。代わりに、支持ブラケット3cを構成する取付板部15bの幅方向中央部下面に形成した凹部18aの左右内側面同士の間隔を、前方に向かう程狭くしている。即ち、この凹部18aを構成する左右両側板部29、29を、前方に向う程互いに近づく方向に傾斜させて、上記左右内側面同士の間隔を、後端開口部で上記塑性変形部25aの幅よりも大きく、前端開口部でこの幅よりも小さくしている。この様な本例の場合も、二次衝突時には、ステアリングコラム2の前方への変位に伴って上記塑性変形部25aを塑性変形させて、このステアリングコラム2に加わった衝撃エネルギを吸収できる。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
[実施の形態の1例]
図11は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の場合も、エネルギ吸収部材30の前端部を、ストッパプレート21の後端縁の幅方向中央部に連続させている。そして、上記エネルギ吸収部材30を、支持ブラケット3dを構成する1対の支持板部4a、4a同士の間を挿通して、これら両支持板部4a、4aよりも後方に突出させている。更に、これら両支持板部4a、4aよりも後方に突出した部分に、これら1対の支持板部4a、4a同士の間隔よりも大きな幅を有する係合部31を設けている。図示の例ではこの係合部31の前端縁左右両端部に、前方に向け突出した突片32、32を形成している。これら両突片32、32同士の間隔は、上記両支持板部4a、4aの外側面同士の間隔よりも大きい。従って、上記係合部31の前端縁の幅方向両端部と上記両支持板部4a、4a後端縁とは、前後方向に間隔を開けた状態で対向している。
更に、上記係合部31の前端縁の幅方向中央部と、上記ストッパプレート21の後端縁中央部とを、塑性変形部33により連結している。この塑性変形部33は、幅方向に長い長円形のリング部34、34と幅の狭い連結部35、35とを前後方向に亙って交互に且つ互いに直列に連続させたもので、衝撃荷重に基づいて塑性変形しつつ全長を伸ばす。この様な塑性変形部33は、衝突事故に伴って上記運転者の身体からステアリングコラム2に加わる衝撃エネルギに基づき、上記支持ブラケット3dに対して上記ステアリングコラム2が前方に変位する際に伸長方向に塑性変形し、上記衝撃エネルギを吸収する。
この様なエネルギ吸収部材30を組み込んだ本例の構造の場合、二次衝突の発生直後に、上記ステアリングコラム2及びストッパプレート21の前方への変位に基づいて、上記エネルギ吸収部材30の後端部に設けた係合部31の前端縁が、上記1対の支持板部4a、4aの後端縁に係合し、それ以上前方に変位しなくなる。即ち、上記係合部31が上記前端縁の幅方向両端部と上記両支持板部4a、4a後端縁との間に存在する間隔分前方に変位した状態で、これら前端縁と後端縁とが係合する。又、この様に両端縁同士が係合した状態では、上記各突片32、32が、これら係合部31の前端縁と各支持板部4a、4aの後端縁との係合が不用意に外れる事を防止する。この状態から更に上記ステアリングコラム2が前方に変位すると、上記塑性変形部33を構成する上記各リング部34、34が、前後方向に広がる方向に塑性変形する事により、上記塑性変形部33全体が伸長方向に塑性変形する。そして、上記ステアリングコラム2が前方に変位するのを許容しつつ、このステアリングコラム2に加わった衝撃エネルギを吸収し、ステアリングホイールにぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。
上述の様な本例の構造の場合には、上記ストッパプレート21とエネルギ吸収部材30とを一体に構成し、しかもこのエネルギ吸収部材30をステアリングコラム2等、他の部材に対し溶接する必要がない。従って、前述した不都合を解消できる。
以上に述べた本発明の実施の形態の1例は、ステアリングホイールの高さ位置の調節を自在とするチルト式ステアリング装置に、本発明の衝撃吸収式ステアリングコラム装置を組み込んでいる。但し、本発明はこの様なチルト式ステアリング装置に限らず、ステアリングホイールの高さ位置を固定したままの構造にも適用できる。
本発明に関する参考例の第1例を、通常状態で示す部分切断側面図。 同じく図1のA−A断面図。 同じく部分切断平面図。 本発明に関する参考例の第1例を、二次衝突時の状態で示す部分切断側面図。 同じく部分切断平面図。 同じく図4のB−B断面図。 本発明に関する参考例の第2例を、通常状態で示す部分切断側面図。 同じく部分切断平面図。 同じく図7のC−C断面図。 本発明に関する参考例の第3例を示す、部分切断平面図。 本発明の実施の形態の1例を示す部分切断平面図。 従来構造の1例を示す部分切断側面図。 同じく図12のD−D断面図。 同じくエネルギ吸収部材を取り出して示す底面図。
符号の説明
1 ステアリングシャフト
2 ステアリングコラム
3、3a、3b、3c、3d 支持ブラケット
4、4a 支持板部
5 被支持ブラケット
6 切り欠き
7 長孔
8 結合ボルト
9 結合ナット
10 頭部
11 チルトレバー
12 エネルギ吸収部材
13 車体
14、14a、14b、14c、14d リング部
15、15a、15b 取付板部
16 垂下壁部
17 取付孔
18、18a 凹部
19 底板部
20 突条
21 ストッパプレート
22 隙間
23、23a エネルギ吸収部材
24 連結部
25、25a 塑性変形部
26 基板部
27 折り曲げ縁部
28 突条
29 側板部
30 エネルギ吸収部材
31 係合部
32 突片
33 塑性変形部
34 リング部
35 連結部

Claims (1)

  1. 運転者に対向する後端にステアリングホイールを固定するステアリングシャフトを挿通自在なステアリングコラムと、このステアリングコラムの中間部外周面に固定した、後端縁側に開口した切り欠きを有する被支持ブラケットと、この被支持ブラケットを両側から挟む1対の支持板部を有し、車体側に固定される支持ブラケットと、これら両支持板部同士の間に掛け渡すと共に、上記切り欠きを挿通した状態で上記支持ブラケットに支持固定されて、上記各支持板部を上記被支持ブラケットの両側面に押し付ける杆状の抑え部材と、上記ステアリングコラムの中間部で上記支持ブラケットよりも前方に寄った部分に固定され、自動車が他の物体に衝突する一次衝突の際に上記支持ブラケットの前端縁と係合して、上記ステアリングコラムが後方に変位する事を防止するストッパプレートと、塑性変形自在な材料により造られ、運転者の身体が上記ステアリングホイールにぶつかる二次衝突に伴って上記ステアリングコラムに加わる衝撃により上記被支持ブラケットが上記支持ブラケットから脱落して上記ステアリングコラムが前方に変位する際に塑性変形して、上記ステアリングコラムに加えられた衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収部材とから成る衝撃吸収式ステアリングコラム装置に於いて、このエネルギ吸収部材を上記ストッパプレートと一体に構成すると共に、このエネルギ吸収部材は、二次衝突時に上記支持ブラケットとの係合に基づき、衝撃エネルギを吸収する構造とする為に、上記ストッパプレートにその前端部を連続させて、上記1対の支持板部同士の間を挿通してこれら両支持板部よりも後方に突出させ、これら両支持板部よりも後方に突出した部分に、これら1対の支持板部同士の間隔よりも大きな幅を有する係合部を一体に設け、この係合部の前端縁の幅方向両端部と上記両支持板部後端縁とを、前後方向に間隔を開けて対向させると共に、この係合部の前端縁の幅方向中央部と上記ストッパプレートの後端縁とを、衝撃荷重に基づいて塑性変形しつつ全長を伸ばす、塑性変形部により連結した事を特徴とする衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
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