JP4332685B2 - リクライニングチェア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マッサージ機や安楽椅子等に用いられるリクライニングチェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のリクライニングチェアにおいては、シートの後側に配置され、起立状態から回動させて傾倒状態にすることのできるバックレストと、シートの前側に配置され、シートの下方となる下降状態から回動させてシートと同程度の高さまで持ち上げた上昇状態にすることのできるオットマンを備えたものが存在する。
【0003】
そして、このような従来のリクライニングチェアでは、バックレストを回動操作して起倒動させると、これに連動してオットマンが回動して上下動するようにしている。
【0004】
したがって、上記従来のリクライニングチェアでは、バックレストが起立状態にあるときにはオットマンがシートの下方となる下降状態にあり、バックレストが傾倒状態にあるときにはオットマンがシートと同程度の高さまで持ち上げられた上昇状態にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のリクライニングチェアでは、オットマンが上昇状態のあるときには、バックレストが必ず傾倒状態となっており、このバックレストを起立状態にしたまま、オットマンを上昇状態にすることができなかった。
【0006】
そのため、上記従来のリクライニングチェアでは、座った状態で足を伸ばすような姿勢をとることができず、このリクライニングチェアをマッサージ機に用いるときには、足腰、肩、背中等の様々な個所をマッサージするのに身体を好ましい態勢にすることができない場合があるという課題を有し、さらにこのリクライニングチェアを安楽椅子に用いるときには、くつろぐ姿勢が制限されるという課題を有していた。
【0007】
そこで、この発明は、上記従来のリクライニングチェアが有する課題を解決するものであり、バックレストを起立状態にしたままであっても、オットマンを上昇状態にすることができ、さらにこのバックレストを起立状態から、必要に応じて傾倒状態にすることができるようにして、マッサージ機や安楽椅子として非常に使い易くしたリクライニングチェアを提供することを目的としてなされたものである。
【0008】
この発明のリクライニングチェアは、シート(1)の下部フレーム(2)の前側にオットマン(4)を上下動自在として取り付けると共にこの下部フレーム(2)の後側にバックレスト(6)を起倒動自在として取り付け、前記オットマン(4)とバックレスト(6)の間にリニアアクチュエータ(7)を介装し、前記リニアアクチュエータ(7)の一次作動により前記オットマン(4)を上昇させるリクライニングチェアにおいて、前記リニアアクチュエータ(7)にはロッド(13)が連結され、ロッド(13)には一端がバックレスト(6)に固着された支持アーム(10)の他端を回動及び摺動自在に係合させている長穴(13b)が設けられ、前記リニアアクチュエータ(7)の一次作動時には、ロッドの前方移動に伴い長穴(13b)の内側で支持アーム(10)の他端を摺動させ、前記リニアアクチュエータ(7)の二次作動時には、ロッドの前方移動により、長穴(13b)の縁で支持アーム(10)の一端を回動させることで、二次動作時にのみバックレストを傾倒可能に構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のリクライニングチェアの一実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
この発明のリクライニングチェアは、シート1の下部フレーム2の前側に軸支した支持アーム3にオットマン4を上下動自在として取り付けると共に、下部フレーム2の後側に突設したブラケット5にバックレスト6を起倒動自在として取り付けたものとしている。そして、これらオットマン4とバックレスト6の間にリニアアクチュエータ7を介装し、このリニアアクチュエータ7の一次作動により前記オットマン4が上昇し、さらにリニアアクチュエータ7の二次作動により前記バックレスト6が傾倒するようにしている。
【0012】
すなわち、この発明のリクライニングチェアは、前記したようにシート1の下部フレーム2の前側に支持アーム3の一端部を軸支すると共に、この下部フレーム2の後側にブラケット5を突設したものとし、さらにこれら支持アーム3とブラケット5の間における下部フレーム2にブラケット8を突設したものとしている。そして、前記支持アーム3の他端部にはオットマン4を取り付けると共に回動アーム9の一端部を軸支し、ブラケット5の上端部にはバックレスト6の下端部を軸支すると共にバックレスト6に固着した支持アーム10の上部を軸支し、ブラケット8の中程部にはリニアアクチュエータ7のシャフト7a端部を軸支すると共にこのブラケット8の先端部には第一回動アーム11及び第二回動アーム12の一端部を軸支している。さらに、この第一回動アーム11の他端部には前記回動アーム9の他端部を軸支すると共に第二アーム回動12の他端部には伸縮機構付きロッド13の伸縮機構13a側を軸支している。また、この伸縮機構付きロッド13の伸縮機構13aの反対側には長穴13bを設けており、この長穴13bに前記支持アーム10の他端を回動及び摺動自在に係合させている。さらにまた、前記伸縮機構付きロッド13の中程部にはブラケット14を突設し、このブラケット14には前記リニアアクチュエータ7のシャフト7aの反対側の端部を軸支している。
【0013】
リニアアクチュエータ7は、詳細を省略するが、ゴム製のベローズ15で覆われたシャフト7aの外周部に刻設された雄ネジを、ウオームホイールの中心孔に刻設された雌ネジ溝に螺合させ、このウオームホイールに電動モータ(図示せず)の駆動軸に取り付けたウオームギヤを噛合させたものとしており、電動モータの正逆転によって前記シャフト7aが往復動して、リニアアクチュエータ7の全長が伸縮するようにしている。
【0014】
伸縮機構13aは、伸縮機構付きロッド13に装着されたシリンダ16内に設けたコイルバネ17がこの伸縮機構付きロッド13の先端により押圧されて縮んだり、伸縮機構付きロッド13の先端による押圧が解除されてコイルバネ17が伸びることにより、伸縮するようにしている。
【0015】
なお、前記オットマン4の上下動は、手動レバー(図示せず)によっても操作可能としている。すなわち、第一回動アーム11に手動レバーの一端を連結し、この手動レバーの他端をシート1の側部に立ち上がらせた状態にする。そして、この手動レバーを回動操作して、第一回動アーム11及び回動アーム9を回動させることにより、オットマン4を回動させて上昇した状態としたり、下降した状態とすることができる。
【0016】
以上のように構成したこの発明のリクライニングチェアを使用するには、次のようにして行う。
【0017】
先ず、図1に示した状態において、使用者がシート1に座り、バックレスト6に背中をもたれさせた状態で、リニアアクチュエータ7を一次作動させる。すなわち、電動モータのスイッチを入れ図2に示した状態までリニアアクチュエータ7の全長を縮ませると、このリニアアクチュエータ7によって伸縮機構付きロッド13が引き寄せられ、この伸縮機構付きロッド13によって第二回動アーム12がシート1の前方向に回動する。すると、この第二回動アーム12の回動によって、第一回動アーム11及び回動アーム9が回動し、オットマン4が図中の矢印方向に回動して上昇した状態となり、この状態でオットマン4がロックされる。そして、このオットマン4が上昇した状態で電動モータのスイッチを切れば、オットマン4のみが上昇した状態でリクライニングチェアを使用することができる。
【0018】
さらに、前記オットマン4が上昇した状態において、バックレスト6を傾倒した状態にするには、リニアアクチュエータ7を二次作動させる。すなわち、前記オットマン4が上昇した状態から電動モータのスイッチを入れ続けるか、オットマン4が上昇した状態にして一旦切った電動モータのスイッチを再び入れて、図3に示した状態までリニアアクチュエータ7の全長を縮ませる。すると、このリニアアクチュエータ7によって伸縮機構付きロッド13が図中の矢印方向に引き寄せられ、シリンダ16内に設けたコイルバネ17が縮み、支持アーム10がシート1の前方向に回動する。そして、この支持アーム10の回動により、バックレスト6が図中の矢印方向に回動し、このバックレスト6を傾倒した状態にすることができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明のリクライニングチェアは、以上に述べたように構成されており、バックレストを起立状態にしたままであっても、オットマンを上昇状態にすることができ、さらにこのバックレストを起立状態から、必要に応じて傾倒状態にすることができるようにしているので、マッサージ機や安楽椅子として非常に使い易いものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のリクライニングチェアにおいてオットマンが下降した状態を示す説明図である。
【図2】この発明のリクライニングチェアにおいてオットマンが上昇した状態を示す説明図である。
【図3】この発明のリクライニングチェアにおいてオットマンが上昇すると共にバックレストが傾倒した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シート
2 下部フレーム
4 オットマン
6 バックレスト
7 リニアアクチュエータ
Claims (1)
- シート(1)の下部フレーム(2)の前側にオットマン(4)を上下動自在として取り付けると共にこの下部フレーム(2)の後側にバックレスト(6)を起倒動自在として取り付け、前記オットマン(4)とバックレスト(6)の間にリニアアクチュエータ(7)を介装し、前記リニアアクチュエータ(7)の一次作動により前記オットマン(4)を上昇させるリクライニングチェアにおいて、前記リニアアクチュエータ(7)にはロッド(13)が連結され、ロッド(13)には一端がバックレスト(6)に固着された支持アーム(10)の他端を回動及び摺動自在に係合させている長穴(13b)が設けられ、前記リニアアクチュエータ(7)の一次作動時には、ロッドの前方移動に伴い長穴(13b)の内側で支持アーム(10)の他端を摺動させ、前記リニアアクチュエータ(7)の二次作動時には、ロッドの前方移動により、長穴(13b)の縁で支持アーム(10)の一端を回動させることで、二次動作時にのみバックレストを傾倒可能に構成したことを特徴とするリクライニングチェア。
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- 1999-04-16 JP JP10878299A patent/JP4332685B2/ja not_active Expired - Fee Related
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