JP4332188B2 - 感光体部材、およびこれを備える画像形成装置 - Google Patents

感光体部材、およびこれを備える画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、筒状基体の端部に面取り面を有する電子写真感光体、及びこれを備える画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置には、円筒状基体の外周面上に光導電性を有する感光層を含む成膜層が形成された電子写真感光体と、電子写真感光体を回転させるための駆動機構と、を含んで構成されるものがある。このような構成の画像形成装置では、電子写真感光体を駆動機構により回転させ、その回転周期に同期させて帯電・露光・現像・転写・クリーニングなどの動作を繰り返し行なうことにより記録媒体に画像が形成されている。この画像形成時の電子写真感光体の回転は、円筒状基体の内周部に圧入されるフランジを介して駆動機構から駆動力が伝達されている。このような電子写真感光体には、フランジにおける圧入部位を円筒状基体の内周部に導きやすくすべく、円筒状基体の軸方向における端面(以下、単に「端面」とする)と内周面との間に面取り面が設けられている。このような構成の電子写真感光体は、例えば特許文献1に公開されている。
一般的に電子写真感光体では、その外周面上の成膜層の膜質が基体の表面状態や成膜時の条件によって違いが生じる場合がある。この成膜層の膜質の違いは、各電子写真感光体の電子写真特性(光感度特性、高速応答性、繰り返し安定性、耐熱性、耐久性など)が互いに異なる原因となる。このような電子写真特性の異なりは、画像形成装置において画像形成の際に、帯電する電荷量や露光によって除電される電荷量など、ひいては形成される画像の画質低下につながってしまう。このような画質低下を抑制すべく、測定装置で各電子写真感光体の電子写真特性を測定し、その測定結果に基づいて画像形成条件の補正などを行っている。この電子写真特性の測定は、一般に電子写真感光体をその軸を中心に回転させながら行われる。この電子写真特性の測定の際に各電子写真感光体に応じた形状のフランジを用いて電子写真感光体を回転させるようにすると、電子写真感光体ごとにフランジや測定装置の構成を変更する必要が生じてしまうので、異なる電子写真感光体を測定すると作業効率が低下してしまう場合があった。そこで、各円筒状基体の内周面側の両端部にその内周面に対して所定の交差角度(例えば45°や60°)を有する面取り面を設けるとともに、測定装置にこの交差角度に対応した傾斜角度のテーパ部を有する圧接回転部材を2つ設け、円筒状基体の内周部へ各圧接回転部材のテーパ部を挿入し、これを各面取り面に圧接させた状態で回転させて、電子写真感光体を回転させている。
特開平02−188760号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電子写真感光体では、円筒基体のインロー加工部へ圧接回転部材のテーパ部を挿入する際に、圧接回転部材の軸と円筒基体の軸とが揃っていないと、内周面とテーパ部との間の角部で圧接回転部材が削れ、この角部に削れ屑が付着する場合があった。また、圧接回転部材の軸と円筒基体の軸とが揃っていない場合、圧接回転部材の圧力が円筒基体のテーパ部の一部に集中してしまい、円筒基体のテーパ部が変形する場合があった。特に、このささくれや変形がテーパ部の内周面側の端部で生じると、円筒基体のインロー加工部に挿入されるフランジが削れてしまう場合があった。
このようにして削れ屑が生じると、画像装置用のフランジをインロー加工部に圧入する際に、この削れ屑がフランジと内周面との間に介在してしまう場合があった。削れ屑がフランジとインロー加工部との間に介在すると、電子写真感光体の回転軸にズレが生じ、これを回転させて画像形成を行う際に振れが生じてしまう。そのため、特許文献1に記載の電子写真感光体では、帯電・露光・現像・転写・クリーニングなどにバラツキが生じてしまい、良好な画像を形成できなくなる場合があった。
また、削れ屑が生じると、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に飛散し、光導電層に付着する場合があった。そのため、特許文献1に記載の電子写真感光体では、光導電層に削れ屑が付着した領域の帯電・露光などが不十分になってしまい、良好な画像を形成できなくなる場合があった。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、良好な画像を形成することが可能な電子写真感光体、およびこれを備える画像形成装置を提供すること、を目的としている。
本発明は、筒状の基体と、該基体の外周面上に形成される感光層と、前記基体の軸方向の端部に挿入される挿入部を有する支持体と、を備える感光体部材であって、前記基体は、内周領域に、前記支持体の前記挿入部の外周面と当接する当接部と、前記軸方向における端面と前記当接部との間に形成される面取り面と、該面取り面と前記当接部との間に形成される凹部と、を有し、前記凹部の内面の少なくとも一部が、前記挿入部の外周面と離間していることを特徴とする感光体部材を提供する。


本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、前記面取り面における前記内周面側の端が、前記軸方向視して、前記内周面より前記外周面側に位置するのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、前記凹部を規定する凹部規定面が、前記内周面に連接しており、前記凹部規定面と前記内周面との連接部が、R面であるのがより好ましい。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、前記凹部を規定する凹部規定面が、前記内周面に連接しており、前記凹部規定面における前記内周面側の端部と前記内周面との交差角度が、0度より大きく90度より小さいのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、前記凹部を規定する凹部規定面が、前記面取り面に連接するのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、前記凹部を規定する凹部規定面が、前記面取り面に連接しており、前記凹部規定面と前記面取り面との連接部が、R面であるのがより好ましい。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、前記凹部を規定する凹部規定面が、前記面取り面に連接しており、前記凹部規定面における前記面取り面側の端部と前記面取り面との交差角度が、0度より大きく90度より小さいのがより好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、筒状の基体と、該基体の外周面上に形成される感光層と、を有するものであって、前記基体が、その軸方向における端面と内周面との間に形成される第一面取り面と、該第一面取り面と前記内周面との間に形成される第二面取り面と、を有しており、前記第一面取り面における前記内周面側の端が、前記軸方向視して、前記内周面より前記外周面側に位置しており、前記第二面取り面と前記内周面との交差角度が、前記第一面取り面と前記内周面との交差角度に比べて小さいことを特徴としている。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記内周面に連接するのが好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記内周面に連接しており、前記第二面取り面と前記内周面との連接部が、R面であるのがより好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記内周面に連接しており、前記第二面取り面と前記内周面との交差角度が、0度より大きく90度より小さいのがより好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記第一面取り面に連接するのが好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記第一面取り面に連接しており、前記第二面取り面と前記第一面取り面との連接部が、R面であるのがより好ましい。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、前記第二面取り面が、前記第一面取り面に連接しており、前記基体が、前記第一面取り面と前記第二面取り面との交差角度が0度より大きく90度より小さいのがより好ましい。
本発明に係る画像形成装置は、本発明の第1または第2の側面に係る電子写真感光体と、該電子写真感光体の前記内周面で規定される空間に挿入される挿入部を有する支持体と、該支持体を介して前記電子写真感光体を回転駆動させる駆動機構と、を備えることを特徴としている。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体は、筒状の基体と、該基体の外周面上に形成される感光層と、を有するものであって、基体が、その軸方向における端面と内周面との間に形成される面取り面と、該面取り面と内周面との間に形成される凹部と、を有している。そのため、本側面に係る電子写真感光体では、例えば面取り面に当接したものが面取り面における内周面側の端で削れた場合でも、面取り面と内周面との間に凹部が形成されているので、削れ屑を凹部に収容することができるのである。したがって、本電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるので、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、面取り面における内周面側の端が、軸方向視して内周面より外周面側に位置する場合、例えば面取り面に当接されるもので面取り面における内周面側の端部が変形した場合でも、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体を良好に挿入することができるのである。したがって、本電子写真感光体では、例えば支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。また、本構成の電子写真感光体では、例えば面取り面に当接したものが面取り面における内周面側の端で削れた場合でも、この端が内周面より外周面側に位置しており、面取り面と内周面との間に凹部が形成されているので、削れ屑を凹部により収容することができる。そのため、本電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのをより抑制することもできるのである。したがって、本電子写真感光体では、より良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、凹部を規定する凹部規定面が内周面に連接しており、凹部規定面と内周面との連接部がR面である場合、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体が凹部規定面と内周面との連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、削れ屑が支持体と内周面との間に介在したり、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、良好な画像を形成することができるのである。また、本構成の電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体が凹部規定面と内周面との連接部で削れるのを抑制することができるので、基体を支持体によって良好に支持することができ、ひいては支持体を介して基体を良好に回転させることができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、凹部を規定する凹部規定面が内周面に連接しており、凹部規定面における内周面側の端部と内周面との交差角度が0度より大きく90度より小さい場合、例えば基体の内周面により規定される空間に挿入される支持体が凹部規定面と内周面との連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、削れ屑が支持体と内周面との間に介在したり、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、凹部を規定する凹部規定面が面取り面に連接する場合、例えば面取り面における内周面側の端部が変形した場合でも、この変形した部位を凹部に収容することができる。そのため、本構成の電子写真感光体では、例えば内周面により規定される空間に挿入される支持体が削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。したがって、本電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、凹部を規定する凹部規定面が面取り面に連接しており、凹部規定面と面取り面との連接部がR面である場合、面取り面に当接したものが削れるのを抑制することができるのである。そのため、本電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本電子写真感光体では、より良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第1の側面に係る電子写真感光体において、凹部を規定する凹部規定面が面取り面に連接しており、凹部規定面における面取り面側の端部と面取り面との交差角度が0度より大きく90度より小さい場合、例えば面取り面にものが当接された場合でも凹部規定面と面取り面との連接部に加わる応力を分散することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、凹部規定面と面取り面との連接部が変形するのを抑制し、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体が削れるのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、例えば支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、より良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体は、筒状の基体と、該基体の外周面上に形成される感光層と、を有するものであって、基体がその軸方向における端面と内周面との間に形成される第一面取り面と、該第一面取り面と内周面との間に形成される第二面取り面と、を有しており、第一面取り面における内周面側の端が軸方向から視して内周面より外周面側に位置しており、第二面取り面と内周面との交差角度が第一面取り面と内周面との交差角度に比べて小さい。そのため、本側面に係る電子写真感光体は、例えば第一面取り面に当接したものが第一面取り面における第二面取り面側の端部で削れた場合でも、この端部と内周面との間に第二面取り面が形成されており、第一面取り面における内周面側の端が内周面より外周面側に位置しているので、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在するのを抑制することができるのである。したがって、本側面に係る電子写真感光体では、画像形成時に回転させた際の振れを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が内周面に連接する場合、第二面取り面で第一面取り面と内周面との間が面取りされているので、第一面取り面に当接したものが削れるのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、例えば内周面により規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が内周面に連接しており、第二面取り面と内周面との連接部がR面である場合、面取り面に当接したものが第二面取り面と内周面との連接部で削れるのを抑制することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、例えば内周面により規定される空間に挿入される支持体と内周面との間に削れ屑が介在たり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、より良好な画像を形成することができるのである。また、本構成の電子写真感光体では、例えば基体の内周面で規定される空間に挿入される支持体が第二面取り面と内周面との連接部で削れるのを抑制することができるので、基体を支持体によって良好に支持することができ、ひいては支持体を介して基体を良好に回転させることができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が内周面に連接しており、第二面取り面と内周面との交差角度が0度より大きく90度より小さい場合、例えば基体の内周面により規定される空間に挿入される支持体が第二面取り面と内周面との連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、削れ屑が支持体と内周面との間に介在したり、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、より良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が第一面取り面に連接する場合、第二面取り面と内周面との交差角度が第一面取り面と内周面との交差角度に比べて小さいので、例えば基体の内周面に挿入される支持体の挿入部位を基体の内周面に良好に導き、挿入することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、例えば基体の内周面により規定される空間に挿入される支持体が第二面取り面と内周面との連接部で削れるのを抑制し、削れ屑が支持体と内周面との間に介在したり、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が第一面取り面に連接しており、第二面取り面と第一面取り面との連接部がR面である場合、例えば基体の内周面により規定される空間に挿入される支持体の挿入部位を良好に導き、挿入することができる。そのため、本構成の電子写真感光体では、例えば基体の内周面に挿入される支持体が第二面取り面と第一面取り面との連接部で削れるのを抑制することができ、削れ屑が支持体と内周面との間に介在したり、電子写真感光体を画像形成時に回転させた際に削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、本構成の電子写真感光体では、より良好な画像を形成することができるのである。
本発明の第2の側面に係る電子写真感光体において、第二面取り面が第一面取り面に連接しており、第二面取り面と第一面取り面との交差角度が0度より大きく90度より小さい場合、例えば第一面取り面にものが当接された場合でもこの第一面取り面と第二面取り面との連接部に加わる応力を分散することができるのである。そのため、本構成の電子写真感光体では、第二面取り面と第一面取り面との連接部が変形するのを抑制することができる
本発明の画像形成装置は、本発明の第1または第2の側面に係る電子写真感光体を備えているので、本発明に係る電子写真感光体が有する効果を享受することができる。したがって、本発明の画像形成装置では、良好な画像を形成することができるのである。
以下、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置Xおよび電子写真感光体10ついて、添付図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1に示す画像形成装置Xは、電子写真感光体10、駆動装置20、帯電装置31、露光装置32、現像装置33、転写装置34、定着装置35、クリーニング装置36、および除電装置37を備えている。なお、図1は、画像形成装置Xの概略構成を表す図であり、(a)は電子写真感光体10の軸方向からの俯瞰図であり、(b)は(a)に示す矢印A方向からの俯瞰図である。また、図1(a)では駆動装置20を省略しており、図1(b)では電子写真感光体10の断面および駆動装置20のみを図示している。
電子写真感光体10は、画像信号に基づいた静電潜像およびトナー像が形成されるものであり、図1に示す矢印A方向に回転可能とされている。また、本実施形態では、円筒状に形成されている。
駆動機構20は、電子写真感光体1を矢印A方向に回転させるためのものである。この駆動機構20は、駆動伝達フランジ21、および軸受けフランジ22を備えている。
駆動伝達フランジ21は、電子写真感光体1を支持するとともに、電子写真感光体10に駆動力を伝達し、その軸を中心に回転させるためのものである。
軸受けフランジ22は、電子写真感光体10を回転可能に支持するためのものである。
帯電装置31は、電子写真感光体10の表面を、電子写真感光体10の光導電層の種類に応じて、正又は負極性に一様に帯電させるためのものである。電子写真感光体10の帯電電位は、通常、200〜1000Vとされる。
露光装置32は、電子写真感光体10の表面に静電潜像を形成するためのものであり、レーザ光を出射可能とされている。この露光装置32では、画像信号に応じてレーザ光を電子写真感光体10の表面に照射することにより、光照射部分の電位を減衰させて静電潜像が形成される。
現像装置33は、電子写真感光体10の静電潜像を現像してトナー像を形成するためのものである。この現像装置33は、現像剤を保持しているとともに、現像スリーブ331を備えている。
現像剤は、電子写真感光体10の表面に形成されるトナー像を構成するためのものであり、現像装置33において摩擦帯電させられる。現像剤としては、磁性キャリアと絶縁性トナーとから成る二成分系現像剤、あるいは磁性トナーから成る一成分系現像剤を使用することができる。
現像スリーブ331は、電子写真感光体10と現像スリーブ331との間の現像領域に現像剤を搬送する役割を果すものである。
現像装置33においては、現像スリーブ331により摩擦帯電したトナーが一定の穂長に調整された磁気ブラシの形で搬送され、電子写真感光体10と現像スリーブ331との間の現像域において、このトナーによって静電潜像が現像されてトナー像が形成される。トナー像の帯電極性は、正規現像により画像形成が行われる場合には、電子写真感光体10の表面の帯電極性と逆極性とされ、反転現像により画像形成が行われる場合には、電子写真感光体1の表面の帯電極性と同極性とされる。
転写装置34は、電子写真感光体10と転写装置34との間の転写領域に給紙された記録紙Pにトナー像を転写するためのものであり、転写用チャージャ341および分離用チャージヤ342を備えている。この転写装置34では、転写用チャージャ341において記録紙Pの背面(非記録面)がトナー像とは逆極性に帯電され、この帯電電荷とトナー像との静電引力によって、記録紙P上にトナー像が転写される。転写装置34ではさらに、トナー像の転写と同時的に、分離用チャージャ342において記録紙Pの背面が交流帯電させられ、記録紙Pが電子写真感光体10の表面から速やかに分離させられる。
なお、転写装置34としては、電子写真感光体10の回転に従動し、かつ電子写真感光体10とは微小間隙(通常、0.5mm以下)を介して配置された転写ローラを用いることも可能である。この場合の転写ローラは、たとえば直流電源により、電子写真感光体10上のトナー像を記録紙P上に引きつけるような転写電圧を印加するように構成される。このような転写ローラを用いる場合には、分離用チャージャ342のような転写材分離装置は省略される。
定着装置35は、記録紙Pに転写されたトナー像を定着させるためのものであり、一対の定着ローラ351,352を備えている。この定着装置35では、一対の定着ローラ351,352の間に記録紙Pを通過させることにより、熱、圧力等によって記録紙Pに対してトナー像が定着させられる。
クリーニング装置36は、電子写真感光体10の表面に残存するトナーを除去するためのものであり、クリーニングブレード361を備えている。このクリーニング装置36では、クリーニングブレード361によって、電子写真感光体10の表面に残存するトナーが掻き取られて回収される。クリーニング装置36において回収されたトナーは、必要により、現像装置33内にリサイクルされて再使用に供される。
除電装置37は、電子写真感光体10の表面の電荷を除去するためのものである。この除電装置37は、たとえば光照射により、電子写真感光体10の表面の電荷を除去するように構成される。
ここで、画像形成装置Xにおいては、電子写真感光体10として、図2に示したものが使用される。電子写真感光体10は、基体11、および成膜層12を有してなるものである。なお、図2は、電子写真感光体10の概略構成を表す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は(a)に示すIIb−IIb線に沿った断面図である。
図3は、基体11の概略構成を表す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は(a)に示すIIIb−IIIb線に沿った要部拡大断面図であり、(c)はその軸方向からの俯瞰図である。
基体11は、電子写真感光体10の骨格をなすものであり、インロー部11a、面取り面11b、および凹部11cを有している。なお、本実施形態において基体11の形状は円筒状であるが、これには限られず、角筒状や楕円状であってもよい。
インロー部11aは、基体11の軸方向における中央部の内径より大きい内径に設定される部位であり、基体11の軸方向(矢印BC方向)における両端部に形成されている。本実施形態においては、駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22のそれぞれがインロー部11aで規定される空間に挿入されている。なお、駆動伝達フランジ21は電子写真感光体10に駆動力を伝達するため、その挿入部がインロー部11aで規定される空間に圧入されており、軸受けフランジ22は電子写真感光体10の回転を阻害しないように、その挿入部がインロー部11aに嵌入されている。
面取り面11bは、基体11の軸方向における端面11dとインロー部11aにおける内周面11eとの間に形成されており、駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22の挿入部を各インロー部11aで規定される空間に導きやすくする機能を担っている。この面取り面11は、その内周面11e側の一端が基体11の軸方向から視してインロー部11aより外周面11f側に位置しており、他端が端面11dに連接している。また、基体11の軸方向に沿った断面において、面取り面11bは、これに沿って延ばしてなる架空線L1と、インロー部11aにおける内周面11eに沿って延ばしてなる架空線L2と、の交差角度αが所定の大きさ(例えば45°や30°)に形成されている。
凹部11cは、インロー部11aにおける内周面11eと面取り面11bとの間に形成されており、凹部11cを規定する規定面は、インロー部11aにおける内周面11eおよび面取り面11bに対してR面を介して連接している。この凹部11cは、基体11の軸方向から視して、インロー部11aにおける内周面11eに沿って形成されており、基体11の軸方向に沿った断面において、架空線L1および架空線L2より凹んでいる。さらに、この凹部11cは、その両端を結んでなる架空線L3に比べ凹んでおり、架空線L3と架空線L2との交差角度βが交差角度αよりも大きく形成されている。また、凹部11cの規定面は、その面取り面11b側の端部と面取り面11bとの交差角度γ、およびその内周面11e側の端部と内周面11eとの交差角度δが0度より大きく90度より小さい角度に形成されている。ここで、交差角度βと交差角度αとの差は、0度より大きく90度より小さい角度とされる。
基体11は、少なくとも表面に導電性を有するものとされ、その全体を導電性材料により形成したものであってもよいし、絶縁性材料により形成した円筒体の表面に導電性材料からなる膜を形成したものであってもよい。基体11を構成する導電性材料としては、例えばアルミニウム(Al)、ステンレススチール(SUS)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、タンタル(Ta)、スズ(Sn)、金(Au)、および銀(Ag)などの金属材料、それらの金属材料を含む合金材料、ITOやSnOなどの透明導電性材料が挙げられ、中でもシリコン原子を母体とする非単結晶材料(a−Si系材料)により形成される成膜層12との密着性の観点からAl合金材料が好ましく、機械的強度を高めて基体11の変形を抑制する観点からFe合金材料が好ましい。
成膜層12は、光導電層121および表面層122を含んでなり、基体11の外周面11f上に形成されている。
光導電層121は、露光装置4からのレーザ光などの照射によって、電子が励起され、自由電子あるいは正孔などのキャリアを発生させるためのものであり、基体11の外周面11fに直接、あるいは電荷注入阻止層(図示せず)を介して積層形成されている。光導電層121の構成材料としては、例えばa−Si系材料、a−Se、Se−Te、およびAsSeなどのa−Se系材料、あるいはZnO、CdS、およびCdSeなどの周期律表第12−16族化合物材料からなる材料、これらの材料からなる粒子物を樹脂中に分散させた材料、あるいはOPC系などの感光体材料が挙げられ、中でも電子写真特性(高光感度特性、高速応答性、繰り返し安定性、耐熱性、耐久性など)の観点や表面層122をa−SiC:Hにより形成する場合における表面層122との整合性の観点からa−Si系材料およびa−Si系材料にC、N、Oなどを加えたa−Si系の合金材料を用いるのが好ましい。なお、a−Si系材料としては、a−Si、a−SiC、a−SiN、a−SiO、a−SiGe、a−SiCN、a−SiNO、a−SiCOおよびa−SiCNOなどを挙げることができる。また、光導電層121の軸方向(矢印BC方向)の膜厚ムラは、中央の±3%以内にすることが好ましい。これは、光導電層121の軸方向の膜厚ムラが大きいと、電子写真感光体10の耐圧(リーク)及び外径寸法に差が現れ、軸方向にて画像に問題が生じるおそれがあるからである。
表面層122は、電子写真感光体10における電子写真特性の質および安定性、ならびに耐久性(耐磨耗性・耐刷性・耐環境性・耐薬品性など)を向上させるためのものであり、光導電層121の表面に積層形成されている。表面層122の構成材料としては、例えばa−Si系材料が挙げられ、中でも硬度や光透過度の観点から水素化アモルファスシリコンカーバイトを用いるのが好ましい。
次に、電子写真感光体10および画像形成装置Xの製造方法について、添付図面を参照しつつ具体的に説明する。
まず、図4(a)に示すインロー部11aを有する基体11を準備する。
次に、インロー部11aと端面11dとの間に面取り面11bを形成すべく、面取り面形成工程を公知の方法で行う。本実施形態において面取り面11の形成は、図4(b)に示すように、切削バイト41を有する図示しない超精密旋盤を用いて基体11のインロー部11aを切削することによって行われる。具体的には、基体11の切削対象面に切削油を塗布した後、基体11を周方向に回転させながら切削バイト41を矢印B方向に移動させることによって基体11に面取り面11bを形成するのである。このとき、面取り面11bは、基体11のインロー部11aに対する交差角度が所定角度(例えば30°や45°)となるように形成される。
次に、面取り面11bの形成された基体11のインロー部11aと面取り面11bとの間に凹部11cを形成すべく、凹部形成工程を行う。本実施形態において凹部11cの形成は、図4(c)に示すように、切削バイト41を有する図示しない超精密旋盤を用いて基体11のインロー部11aおよび面取り面11bを切削することによって行われる。具体的には、基体11の切削対象面に切削油を塗布した後、基体11を周方向に回転させながら切削バイト41を矢印C方向に移動させることによって基体11に凹部11cを形成するのである。
次に、凹部11dの形成された基体11の外周面11f上に成膜層12を形成し、電子写真感光体10とすべく、成膜層形成工程を既知の方法によって行う。具体的には、周知のプラズマCVD法により基体11の外周面11f上に光導電層121および表面層122を順次積層形成する。
以上のようにして、図2に示す電子写真感光体10が製造されるのである。
次に、電子写真感光体10の電子写真特性を測定すべく、電子写真特性測定工程を行う。本実施形態において電子写真特性の測定は、図4(d)に示すように、テーパ部42aを有する圧接回転機構42で電子写真感光体10の面取り面11bを圧接狭持しつつ、これを回転させて行われる。具体的には、以下のようにして行われる。まず、図示しない測定装置の圧接回転機構42のテーパ部42aに電子写真感光体10の一端側の面取り面11bを挿入する。次に電子写真感光体10の他端側から圧接回転機構42を挿入し、そのテーパ部42aを面取り面11bに圧接させる。次に、図示しない駆動機構から伝達される駆動力を電子写真感光体10に対して圧接回転機構42を介して伝達し、電子写真感光体10を回転させる。次に、回転する電子写真感光体10を図示しない帯電器で帯電させ、帯電した電荷量を公知の方法で測定する。
次に、電子写真感光体10の回転時の振れを測定すべく、振れ測定工程を行う。本実施形態において電子写真特性の測定は、図4(d)に示すように、テーパ部42aを有する圧接回転機構42で電子写真感光体10の面取り面11bを狭持しつつ、電子写真感光体10を回転させて行われる。具体的には、以下のようにして行われる。まず、図示しない測定装置の圧接回転機構42のテーパ部42aに電子写真感光体10の一端側の面取り面11bを挿入する。次に電子写真感光体10の他端側から圧接回転機構42を挿入し、そのテーパ部42aを面取り面11bに圧接させる。次に、図示しない駆動機構から伝達される駆動力を電子写真感光体10に対して圧接回転機構42を介して伝達し、電子写真感光体10を回転させる。次に、回転する電子写真感光体10に図示しないレーザ発振器を用いてレーザ光を照射し、電子写真感光体10とレーザ発振器との離間距離のズレを公知の方法で測定する。
次に、その電子写真特性や回転時の振れを確認した電子写真感光体10の基体11のインロー部11aで規定される空間に駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22を挿入すべく、図4(e)に示すように、挿入工程を既知の方法によって行う。
次に、インロー部11aに駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が挿入された電子写真感光体10を、帯電装置31、露光装置32、現像装置33、転写装置34、定着装置35、クリーニング装置36、および除電装置37を備える画像形成装置Xに搭載する。
以上のようにして、図1に示す画像形成装置Xが製造されるのである。
電子写真感光体10では、筒状の基体11と、基体11の外周面10e上に形成される光導電層121を含む成膜層12と、を有するものであって、基体11が端面11dと内周面11eとの間に面取り面11bと、面取り面11bと内周面11eとの間に形成される凹部11cと、を有している。そのため、電子写真感光体10では、例えば面取り面11bに当接した圧接回転機構42がテーパ部42aにおける内周面11e側の端で削れた場合でも、面取り面11bとインロー部11aにおける内周面11eとの間に凹部11cが形成されているので、削れ屑を凹部11cに収容することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することもできるので、画像形成時に回転させた際の振れを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、面取り面11bにおける内周面11e側の端が軸方向視して内周面11eより外周面11b側に位置するので、例えば面取り面11bに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aで面取り面11bにおける内周面11e側の端部が変形した場合でも、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22を良好に挿入することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、インロー部11aにおける内周面と駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22との間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
また、電子写真感光体10では、例えば面取り面11bに当接した圧接回転機構42がテーパ部42aにおける内周面11e側の端で削れた場合でも、この端が内周面11eより外周面11f側に位置しており、面取り面11bとインロー部11aにおける内周面11eとの間に凹部11cが形成されているので、削れ屑を凹部11cにより収容することができる。そのため、電子写真感光体10では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのをより抑制することもできるのである。したがって、電子写真感光体10では、画像形成時に回転させた際の振れを抑制し、より良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が内周面11cに連接しており、凹部11cの規定面とインロー部11aにおける内周面11eとの連接部がR面であるので、例えば基体11のインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が凹部11cの規定面と内周面11eとの連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、削れ屑が駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が内周面11eに連接しており、インロー部11aにおける内周面11eと凹部11cの規定面における内周面11e側の端部(これらの連接部)との交差角度δが0度より大きく90度より小さいので、例えば基体11のインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が内周面11eと凹部11cとの連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、削れ屑が駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が面取り面11bに連接するので、面取り面11cに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aが削れ、削れ屑が生じた場合でも、削れ屑を凹部11cに効率的に収容することができる。そのため、電子写真感光体10では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22とインロー部11aにおける内周面11eとの間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が面取り面11bに連接しており、凹部11cの規定面と面取り面11bとの連接部がR面であるので、面取り面11bに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aが削れるのを抑制することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が面取り面11bに連接しており、面取り面11bと凹部11cの規定面における面取り面11b側の端部(これらの連接部)との交差角度γが0度より大きく90度より小さいので、例えば面取り面11bに圧接回転機構42のテーパ部42aが当接された場合でもこの連接部に加わる応力を分散することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、凹部11cの規定面と面取り面11bとの連接部が変形するのを抑制し、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が削れるのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができ、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10において、凹部11cを規定する規定面が面取り面11bに連接しており、凹部11cの両端を結んでなる架空線L3と面取り面11bと交差角度(交差角度βと交差角度αとの差)が0度より大きく90度より小さいので、例えば面取り面11bに圧接回転機構42のテーパ部42aが当接した場合でも、この圧接回転機構42が凹部11cの内周面11b側の端部に当接するのを抑制することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、面取り面11bに当接した圧接回転機構42が凹部11cの内周面11b側の端部で削れるのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができ、より良好な画像を形成することもできるのである。
画像形成装置Xは、電子写真感光体10を備えているので、電子写真感光体10が有する効果を享受することができる。したがって、画像形成装置Xでは、良好な画像を形成することができるのである。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置X’の概略構成を表す電子写真感光体10’の軸方向からの俯瞰図である。また、図5では駆動装置20を省略して図示している。画像形成装置X’は、電子写真感光体10に代えて、電子写真感光体10’を採用している点において、画像形成装置Xと異なる。画像形成装置Xの他の構成については、画像形成装置Xに関して上述したのと同様である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る電子写真感光体10’の概略構成を表す断面図である。電子写真感光体10’は、基体11に代えて、基体11’を採用している点において、電子写真感光体10と異なる。電子写真感光体10’の他の構成については、電子写真感光体10に関して上述したのと同様である。
図7は、基体11’の概略構成を表す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は(a)に示すVIIb−VIIb線に沿った要部拡大断面図であり、(c)はその軸方向からの俯瞰図である。
基体11’は、凹部11cに代えて、第二面取り面11b’を更に有している点において、基体11と異なる。基体11’の他の構成については、基体11に関して上述したのと同様である。
第二面取り面11b’は、インロー部11aにおける内周面11eと面取り面11bとの間に形成されており、これらに対してR面を介して連接している。この第二面取り面11b’は、インロー部11aにおける内周面11eに対する交差角度β’が交差角度αよりも大きく形成されている。また、第二面取り面11b’は、面取り面11bとの交差角度γ’、および内周面11eとの交差角度βが0度より大きく90度より小さい角度に形成されている。ここで、交差角度β’と交差角度αとの差は、0度より大きく90度より小さい角度とされる。
なお、電子写真感光体10’および画像形成装置X’の製造方法は、凹部形成工程に代えて、第二面取り面形成工程を採用している点において、電子写真感光体10および画像形成装置Xの製造方法と異なる電子写真感光体10’および画像形成装置X’の他の製造方法については、電子写真感光体10’および画像形成装置X’に関して上述したのと同様である。
第二面取り面形成工程は、面取り面11bの形成された基体11のインロー部11aと面取り面11bとの間に第二面取り面11b’を形成すべく、面取り面形成工程と同様の公知の方法で行われる。
電子写真感光体10’は、基体11’が端面11dとインロー部11aの内周面11eとの間に形成される面取り面11bと、該第一面取り面11bと内周面11eとの間に形成される第二面取り面11b’と、を有しており、面取り面11bにおける内周面11e側の端が、軸方向視してインロー部11aにおける内周面11eより外周面11f側に位置しており第二面取り面11b’とインロー部11aにおける内周面11eとの交差角度β’が面取り面11bとインロー部11aの内周面11eとの交差角度αに比べて小さい。そのため、電子写真感光体10’は、例えば面取り面11bに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aが面取り面11bにおける第二面取り面11b’側の端で削れた場合でも、この端と内周面11eとの間に第二面取り面11b’が形成されており、面取り面11bにおける内周面11b側の端が内周面11eより外周面11f側に位置しているので、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在するのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、画像形成時に回転させた際の振れを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が内周面11eに連接しており、第二面取り面11b’で面取り面11bと内周面11eとの間が面取りされているので、例えば面取り面11bに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aが削れるのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制し、良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が内周面11eに連接しており、第二面取り面11b’と内周面11eとの連接部がR面であるので、面取り面11bに当接した圧接回転機構42のテーパ部42aが面取り面11bと第二面取り面11b’との連接部で削れるのを抑制することができるのである。そのため、電子写真感光体10’では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、より良好な画像を形成することができるのである。また、電子写真感光体10’では、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が第二面取り面11b’と内周面11eとの連接部で削れるのを抑制することができるので、基体11’を駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22によって良好に支持することができ、ひいては駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22を介して基体11’を良好に回転させることができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が内周面11eに連接しており、第二面取り面11b’と内周面11eとの交差角度γ’が0度より大きく90度より小さいので、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22がインロー部11aにおける内周面11eと第二面取り面11b’との連接部で削れるのを抑制し、良好に挿入することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22と、インロー部11aにおける内周面11eと、の間に削れ屑が介在したり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、より良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が面取り面11bに連接しており、第二面取り面11b’で面取り面11bと内周面11eとの間が面取りされているので、例えば基体11’のインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22の挿入部位を良好に導き、挿入することができるのである。そのため、電子写真感光体10’では、例えば駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が第二面取り面11b’と内周面11eとの連接部で削れたり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、より良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が面取り面11bに連接しており、面取り面11bと第二面取り面11b’との連接部がR面であるので、例えばインロー部11aで規定される空間に挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22の挿入部位を良好に導き、挿入することができるのである。そのため、電子写真感光体10’では、例えばインロー部11aに挿入される駆動伝達フランジ21および軸受けフランジ22が第二面取り面11b’と内周面11eとの連接部で削れたり、削れ屑が飛散したりするのを抑制することができるのである。したがって、電子写真感光体10’では、より良好な画像を形成することができるのである。
電子写真感光体10’において、第二面取り面11b’が面取り面11bに連接しており、基体11が、インロー部11aにおける内周面11eと第二面取り面11b’との交差角度β’が0度より大きく90度より小さいので、例えば面取り面11bに圧接回転機構42のテーパ部42aが当接された場合でもこれら連接部に加わる応力を分散することができるのである。そのため、電子写真感光体10では、面取り面11bと第二面取り面11b’の連接部が変形するのを抑制することができる
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本発明に係る電子写真感光体10の基体11は、一の面取り面11bと一の凹部11cとが形成されるが、このような構成に限るものではなく、例えば図8(a)〜(c)に示したように複数の面取り面や凹部が形成された電子写真感光体であってもよい。また、本発明に係る電子写真感光体10’の基体11は、一の第二面取り面11b’が形成されているが、このような構成に限るものではなく、例えば図8(d)に示したように複数の第二面取り面11b’が形成されていても良い。
本発明に係る電子写真感光体10の基体11は、端面11dを有しているが、このような構成に限るものではなく、端面11dを有していなくとも良い。
本発明の電子写真感光体10の製造工程では、電子写真特性測定工程や振れ測定工程において、電子写真感光体10の各インロー部11aに圧接回転機構42のテーパ部42aを圧接させ、ているが、このような回転方法に限るものではなく、一方にのみ圧接させ、他方を公知の他の方法で支持していてもよい。
本発明に係る画像形成装置Xの概略構成を表す図であり、(a)は電子写真感光体10の軸方向からの俯瞰図であり、(b)は(a)に示す矢印B方向からの俯瞰図である。 本発明に係る電子写真感光体10の概略構成を表す図であり、(a)は、その斜視図であり、(b)は、(a)に示すIIb−IIb線に沿った断面図である。 本発明に係る基体11の概略構成を表す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は(a)に示すIIIb−IIIb線に沿った要部拡大断面図であり、(c)はその軸方向からの俯瞰図である。 本実施形態に係る画像形成装置Xを製造する一連の工程を表す図である。 本発明に係る画像形成装置X’の概略構成を表す電子写真感光体10’の軸方向からの俯瞰図である。 本発明に係る電子写真感光体10’の概略構成を表す断面図である。 本発明に係る基体11’の概略構成を表す図であり、(a)はその斜視図であり、(b)は(a)に示すVIIb−VIIb線に沿った要部拡大断面図であり、(c)はその軸方向からの俯瞰図である。 本実施形態に係る電子写真感光体の変形例の概略構成を表す断面図である。
符号の説明
X,X’ 画像形成装置
10,10’,10A 電子写真感光体
11,11’ 基体
11a インロー部
11b 面取り面
11b’ 第二面取り面
11c 凹部
11d 端面
11e 内周面
11f 外周面
12 成膜層
121 光導電層(感光層)
122 表面層
20 駆動機構
21 駆動伝達フランジ
21 軸受けフランジ(支持体)
31 帯電装置
32 露光装置
33 現像装置
331 現像スリーブ
34 転写装置
341 転写用チャージャ
342 分離用チャージヤ
35 定着装置
351,352 定着ローラ
36 クリーニング装置
361 クリーニングブレード
37 除電装置
41 切削バイト
42 圧接回転機構
42a テーパ部
P 記録紙

Claims (8)

  1. 筒状の基体と、該基体の外周面上に形成される感光層と、前記基体の軸方向の端部に挿入される挿入部を有する支持体と、を備える感光体部材であって、
    前記基体は、内周領域に、前記支持体の前記挿入部の外周面と当接する当接部と、前記軸方向における端面と前記当接部との間に形成される面取り面と、該面取り面と前記当接部との間に形成される凹部と、を有し、
    前記凹部の内面の少なくとも一部が、前記挿入部の外周面と離間していることを特徴とする感光体部材。
  2. 前記面取り面における前記当接部側の端は、前記軸方向視して、前記当接部より前記外周面側に位置することを特徴とする、請求項1に記載の感光体部材。
  3. 前記凹部の内面は、前記当接部に連接しており、
    前記凹部の内面と前記当接部との連接部は、R面であることを特徴とする、請求項1または2に記載の感光体部材。
  4. 前記凹部の内面は、前記当接部に連接しており、
    前記凹部の内面における前記当接部側の端部と前記当接部との交差角度は、0度より大きく90度より小さいことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の感光体部材。
  5. 前記凹部の内面は、前記面取り面に連接することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の感光体部材。
  6. 前記凹部の内面と前記面取り面との連接部は、R面であることを特徴とする、請求項5に記載の感光体部材。
  7. 前記凹部の内面における前記面取り面側の端部と前記面取り面との交差角度は、0度より大きく90度より小さいことを特徴とする、請求項5または6に記載の感光体部材。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の感光体部材と、前記支持体を介して前記感光体部材を回転駆動させる駆動機構と、を備えることを特徴とする、画像形成装置。
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