JP4331994B2 - Ptpシート成形装置 - Google Patents
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Description
このような要請に沿うものとして、発明者は後記の特許文献1に記載されているように、平形の成形金型を有する成形装置において、金型を取り替えることなく被包装物の厚みの変化に対応したポケットを成形できるPTPシート成形装置を既に提案している。
前記開示の成形装置は、ポケットを最終的にメス型側で成形するプラグアシスタント構造に係るものであって、メス型の成形孔内にその内底部を構成する可動中子を設け、この可動中子を当該成形孔の開口部の方向へ進退させて適宜の位置にセットすることにより、プラスチックシート材に錠剤やカプセル等の被包装物のサイズに適合した深さのポケットを成形することができる。
したがって、被包装物の平面サイズが一定以上異なる場合には、成形金型を取り替える必要があるので設備費用が嵩む問題があった。
また、被包装物の平面サイズの相違が一定の範囲内である場合には、同じ成形金型により成形されるPTPシートが使用されることがあるが、ポケットのサイズに対して被包装物の平面サイズが一定以上小さいと、包装された被包装物のポケット内でのおどり(動き)量が大きくなる(被包装物とポケットの適合性がわるくなる)ので、被包装物の品質低下を招き易いとともに包装品質が低下する問題があった。
他方、調整スリーブ3aをその先端部形状がプラグ3の先端部形状と適合する位置に位置規制することにより、プラスチックシート材5に平面サイズの大きいポケットを形成することができる。
したがって、一組の成形金型で平面サイズが異なる少なくとも二種のポケットを成形することができるほか、前記プラグ3の突出量を調整すれば、深さの異なるポケットを成形することもできる。
第1の金型1には冷却液の流通孔11が形成されており、第1の金型1の突出し用の孔10は、成形時に供給パイプ13を通じて圧縮ガス(例えば0.1MPa程度の圧縮空気)が供給されるガスチャンバー12に通じている。
第1の金型1と第2の金型2は、図示されていない機枠に関連して設けられた進退手段(例えばジャッキ機構)によって相対方向に進退することにより、両金型1,2間に供給されるプラスチックシート材5を挟み、PTPシート成形後図1で示す原位置に復帰するように構成されている。
この実施形態では、各プラグ3は第1の金型1の方向へ進退可能な保持ベース30へねじ31によってそれぞれ取り付けられ、個々のプラグ3の先端部が傷等により損傷したときは当該プラグ3を取り替えることができるように構成されている。32は冷却液の流通孔である。
保持ベース30には、プラグ3のガイド孔20からの突出量を調整する突出量調整手段6が設けられている。この突出量調整手段6はジャッキ機構であって、保持ベース30へスラスト軸受61を介して取り付けられたハンドル63付きのスクリュー軸60と、図示しない機枠に取り付けられ前記スクリュー軸60を貫通状に保持するナット状部材62とから構成されており、成形時には自動制御により適切なタイミングで作動するようになっている。
位置規制手段4は、各プラグ3が貫通して保持ベース30と平行するように設置され各調整スリーブ3aを保持する板状のホルダ40と、このホルダ40をプラグ3の軸方向に沿って進退させるジャッキ機構41とから構成されている。
ジャッキ機構41は、ホルダ40にスラスト軸受43を介して取り付けられたハンドル45付きのスクリュー軸42と、保持ベース30に取り付けられ前記スクリュー軸42を貫通状に保持するナット状部材44とから構成されている。
この位置規制手段4は、図示しない制御盤のスイッチ操作により、調整スリーブ3aを、図1のようにその先端部がプラグ3の先端部から後退した位置から図5の(c)図のようにその先端部形状がプラグ3の先端部形状と適合する位置までの間を進退させる。
図1のように、包装ラインの特定箇所に設置された第1の金型1と第2の金型2の間には、長尺のプラスチックシート材5が間欠的に供給される。
両金型1,2の間にプラスチックシート材5が供給されると、第1の金型1と、プラグ3を含む第2の金型2が図示しない進退手段により相対方向に必要量前進し、図3で示すように両金型1,2により当該プラスチックシート材5を挟む。次いで、120〜130℃程度に加熱されたプラグ3が突出量調整手段6によりあらかじめ設定された量だけ下降して、プラスチックシート材5の所要部分を第1の金型1の突出し用の孔10側に所定量突き出す。その後ガスチャンバー12内に圧縮ガスが供給され、そのガス圧力によりプラスチックシート材5の突出し部分が図4の(a)図で示すようにプラグ3の先端部に密着することにより、当該部分にポケット50が加工され、PTPシート5aの一コマが成形される。PTPシートの成形後、第1の金型1,第2の金型2及びプラグ3がもとの位置に復帰するとともに、同時に図示しないノックアウト手段によりPTPシート5aが両金型1,2から分離され、当該PTPシート5aを含むプラスチックシート5はポケット成形部分である一コマ分包装ラインの下流側に移送される。以後、この成形工程が繰り返される。
成形されたPTPシート5aのポケット50内には、図4の(b)図で示すように後方ライン上で当該ポケット50のサイズに適合するサイズの被包装物7が投入され、その上面には図示しないアルミ箔等の蓋シートが熱シールされる。
形成されるポケット50の深さは、成形時のプラグ3の突出量の設定によって調整される。
プラグ3の先端部外周縁と調整スリーブ3aの先端部にはほぼ一致するテーパ面が形成されているが、このテーパ面を含むプラグ3と調整スリーブ3aとの先端部形状は、包装される被包装物7の形状に応じて選択される。
また、プラグ3の突出量を調整することにより、ポケット50の深さが種々異なるPTPシートを成形することができる。
したがって、ポケット50と被包装物7とのサイズが適合しないことによる被包装物の品質低下と包装品質の低下が防止される。
10 突出し用の孔
11,32 冷却液の流通孔
12 ガスチャンバー
2 第2の金型
20 ガイド孔
21 ハウジング
3 プラグ
30 保持ベース
31,3b ねじ
3a 調整スリーブ
4 位置規制手段
40 ホルダ
41 ジャッキ機構
42,60 スクリュー軸
43,61 スラスト軸受
44,62 ナット状部材
45,63 ハンドル
5 プラスチックシート材
5a PTPシート
50 ポケット
6 突出量調整手段
Claims (4)
- 相対する第1の金型(1)と第2の金型(2)との間に供給されるプラスチックシート材(5)を前記両金型(1,2)で挟み、第2の金型(2)に形成されたガイド孔(20)を通じて第1の金型(1)に向かって進退するプラグ(3)により、第1の金型(1)に形成された突出し用の孔(10)側へ前記プラスチックシート材(5)を部分的に所定量突き出し、当該プラスチックシート材(5)の突き出された部分を圧縮ガスの圧力又は真空吸引力でプラグ(3)の先端部分にほぼ密着させることにより、当該プラスチックシート材(5)にプラグ(3)の先端部分の外形にほぼ適合するポケット(50)を成形する装置であって、前記プラグ(3)には調整スリーブ(3a)を軸方向へ可動に装着し、当該調整スリーブ(3a)は、少なくともその先端部がプラグ(3)の先端部から所定量後退した位置とその先端部形状がプラグ(3)の先端部形状とほぼ適合する位置とで位置規制し得る位置規制手段(4)を備えていることを特徴とする、PTPシート成形装置。
- 前記位置規制手段(4)は、前記調整スリーブ(3a)の基端部を保持して前記プラグ(3)の軸方向へ可動なホルダ(40)と、当該ホルダ(40)をプラグ(3)の軸方向に沿って進退させるジャッキ機構(41)とから構成されている、請求項1に記載のPTPシート成形装置。
- 前記プラグ(3)は、当該プラグ(3)の軸方向に沿って進退可能な保持ベース(30)へ取外し可能に保持され、当該保持ベース(30)はプラグ(3)の前記ガイド孔(20)からの突出量を調整する突出量調整手段(6)を有し、前記ジャッキ機構(41)は前記保持ベース(30)へ取り付けられている、請求項2に記載のPTPシート成形装置。
- 前記調整スリーブ(3a)は前記ホルダ(40)へ取外し可能に取り付けられている、請求項2又は3に記載のPTPシート成形装置。
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