JP4331753B2 - 光ディスク装置および光ディスク装置の集積回路 - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク装置の集積回路 Download PDF

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Description

本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、検索動作行う光ディスク装置に関するものである。
従来の光ディスク装置では、信号を再生する場合、比較的弱い一定の光量の光ビームを情報担体である光ディスク1(図7参照)の上に照射し、光ディスク1によって強弱に変調された反射光を検出して行う。また、信号の記録は記録する信号に応じて光ビームの光量を強弱に変調して光ディスク1の上の記録材料膜に情報を書き込む。
再生専用の光ディスク1では、ピットによる情報があらかじめスパイラル状に記録されている。また、記録および再生可能である光ディスク1では、スパイラル状の凹凸構造のトラックを有する基材表面に、光学的に記録、再生可能な材料膜を蒸着等の手法で形成して作製される。光ディスク1に情報を記録する、または記録された情報を再生するために、光ビームが記録材料膜上で常に所定の収束状態となるように光ディスク1の面の法線方向(以下フォーカス方向と呼ぶ)に制御するフォーカス制御および光ビームが常に所定のトラック上に位置するように光ディスク1の半径方向(以下トラッキング方向と呼ぶ)に制御するトラッキング制御が必要となる。
従来の光ディスク装置の動作について図7〜図9を参照して説明する。図7に、従来の光ディスク装置のブロック構成を示す。図8に、検索全体を示すフローチャートの一例を示す。図9に検索手順指示器43が実行する検索移動動作のフローチャートの一例を示す。
図7において、フォーカス誤差検出手段は、FE生成器20である。フォーカス制御手段は、Fcフィルタ21およびセレクタ22である。トラック誤差検出手段は、TE生成器30である。トラッキング制御手段は、Tkフィルタ31およびセレクタ32である。球面収差検索手段は、球面収差設定器52である。フォーカス検索手段は、Fc移動量演算器47およびFc検索駆動発生器49である。
光ヘッド10には、半導体レーザ11、集光レンズ13、ビームスプリッタ12、Fcアクチュエータ14、Tkアクチュエータ15、球面収差発生器16、および光検出器17が取り付けられている。半導体レーザ11より発生した光ビームは、ビームスプリッタ12を通過し、球面収差発生器16で球面収差量を変化させ、集光レンズ13で円盤状の光ディスク1の上に収束される。そこで反射した光ビームは、集光レンズ13、球面収差発生器16を再び通過してビームスプリッタ12で反射されて、光検出器17に照射される。集光レンズ13は、弾性体(図示せず)で支持されており、Fcアクチュエータ14に電流を流すと、電磁気力によりフォーカス方向に移動する。Tkアクチュエータ15に電流を流すと、電磁気力によりトラッキング方向に移動する。光検出器17は、検出された光量に応じた信号を生成する。
光検出器17は、生成した信号をFE生成器20およびTE生成器30およびアドレス検出器44へ送る。
FE生成器20は、光検出器17の光量信号を用いて、光ビームの光ディスク1の情報面上での収束状態を示す誤差信号、つまり光ディスク1の情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた誤差信号(以下FE信号と呼ぶ)を演算し、Fcフィルタ21へ送る。Fcフィルタ21は、FE生成器20からの信号に応じてフォーカス制御を行うための駆動信号を生成し、セレクタ22を介してFcアクチュエータ14へ送る。
TE生成器30は、光検出器17からの光量信号を用いて、光ディスク1の上の光ビームとトラックとの位置関係を示すTE信号を演算し、Tkフィルタ31へ送る。Tkフィルタ31は、TE生成器30からの信号に応じてトラッキング制御を行うための駆動信号を生成し、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15へ送る。
検索指令器40は、目的のアドレスに光ビームの焦点が位置するように、検索動作開始指令を検索手順指示器43へ送るとともに、目的アドレスを移動層演算器46およびFc移動量演算器47へ送る。検索手順指示器43は、所定の手順に従って動作信号をセレクタ22、セレクタ32、Fc検索駆動発生器49、および球面収差設定器52へ送る。
アドレス検出器44は、光検出器17からの信号を用いて、光ビームの焦点が位置する光ディスク1の現在アドレスを検出し、Fc移動量演算器47へ送る。Fc移動量演算器47は、アドレス検出器44からの現在アドレスと、検索指令器40からの目的アドレスとに基づいて、目的アドレスに光ビームの焦点が到達するためのフォーカス方向の移動量を演算し、Fc検索駆動発生器49へ送る。Fc検索駆動発生器49は、検索手順指示器43からの動作信号に応じて、Fc移動量演算器47からの移動量に応じた駆動波形を生成し、セレクタ22を介してFcアクチュエータ14へ送る。
移動層演算器46は、検索指令器40からの目的アドレスが存在する光ディスク1の情報面位置を演算し、球面収差演算器51へ送る。球面収差演算器51は、移動層演算器46からの情報面位置に応じて予め記憶した球面収差設定量を球面収差設定器52へ送る。球面収差設定器52は、検索手順指示器43からの動作信号に応じて、光ビームの焦点における球面収差量が球面収差演算器51からの球面収差量になるように球面収差発生器16を駆動する。
以下、光ディスク装置における検索動作の概略を図8を用いてステップごとに説明する。
ステップS101:フォーカス制御およびトラッキング制御が正常状態であるかどうかを判別する。例えば、FE生成器20からの信号レベルが所定レベル以上になる状態が所定時間以上続くと、フォーカス制御が異常状態であると判別される。
ステップS102:フォーカス制御あるいはトラッキング制御が異常状態である場合に、それぞれ制御引込を再度行うことで正常状態にする。
ステップS103:フォーカス制御およびトラッキング制御が正常状態である場合に、アドレス検出器44が現在アドレスを取得する。
ステップS104:目的アドレスとアドレス検出器44で取得した現在アドレスとが所定距離以内かどうかを判別する。
ステップS105:目的アドレスとアドレス検出器44で取得した現在アドレスとが所定距離以内ではない場合に、Fc移動量演算器47は、検索指令器40からの目的アドレスとアドレス検出器44からの現在アドレスとに応じて、光ビームの焦点が目的アドレスに到達するために必要なフォーカス方向の移動面数を演算する。
ステップS106:目的アドレスの属する情報面に応じた球面収差量を求める。例えば、移動層演算器46は、検索指令器40からの目的アドレスに応じて目的アドレスの属する情報面を特定する。さらに球面収差演算器51は、移動層演算器46からの情報面情報に応じて設定すべき球面収差量を演算する。
ステップS107:実際の検索移動動作を検索手順指示器43からの指令にしたがい実行する。詳細は以下に図9を用いてステップごとに説明する。
ステップS201:トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、セレクタ32の動作により、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS202:目的アドレスに応じた球面収差量へ変化させる。例えば、球面収差設定器52は、球面収差演算器51からの信号に応じて球面収差発生器16を駆動する。
ステップS203:フォーカス方向に光ビームを移動させる。例えば、セレクタ22は、Fc検索駆動発生器49からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。Fc検索駆動発生器49は、Fc移動量演算器47からの移動量に応じて、集光レンズ13を上下に移動させるための駆動信号をセレクタ22を介してFcアクチュエータ14に送る。また、集光レンズ13の移動後には、セレクタ22は、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する(例えば特許文献1参照)。
ステップS204:トラッキング制御を動作状態にする。例えば、セレクタ32の動作により、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送るようにする。
特開2003−22545号公報
光ビームの焦点における球面収差量誤差が大きくなると、FE生成器20からのFE信号やTE生成器30からのTE信号や記録再生信号などが劣化し、正しく記録再生動作を行うことができなくなる。
図10に、光ビームの焦点が位置する情報面および半径位置に応じた、光ビームに与える最適な球面収差量を示す。横軸は、光ビームの焦点の光ディスク1に対する半径位置を示し、縦軸は、球面収差量を示す。球面収差量の最適値は、対象とする光ディスク1の情報面と光ディスク1の表面の距離とに依存する。複数の情報面を有する光ディスク1においては、光ディスク1の記録再生を行う情報面を変更すると、その情報面間の距離に応じて光ビームの球面収差量を変更する必要がある。また、さらなる高密度化や高精度化が求められており、光ディスク1の情報面間の距離だけではなく、半径位置による情報面と表面との距離むら(不均一性)の影響が無視できなくなる。
このため、光ビームの焦点が位置する半径位置に応じて光ビームの球面収差量を変更する必要があり、検索動作を行う際には、フォーカス方向への移動の時のみならず、トラック方向への移動の時にも球面収差量を変更しなければならない。
位置再現性の観点から、球面収差発生器16として、ステッピングモータにより1対のレンズの距離を変更する構成が用いられることがある。ステッピングモータ等、モータの駆動による位置移動は、移動開始時および移動終了時に低速移動し、移動中に高速移動することが求められるため、予め設定された速度プロフィールに基づいて駆動信号を生成する。このため、同じ距離を移動するにも複数回に分けて移動を行うと所要時間がより長くなる。そのため、トラック方向へ移動する場合に、フォーカス方向へ移動する場合と同様に球面収差を変更するだけでは、検索時間が長くなるという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、迅速な検索動作を行う光ディスク装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る光ディスク装置は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時に球面収差検索手段、フォーカス検索手段、トラック検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
ここで、球面収差導出手段の行う球面収差量の導出は、目的の情報面と目的のトラックとに対して予めテーブルなどに記憶された値を読み出すことにより行われてもよい。また、目的の情報面と目的のトラックとを用いた演算により行われてもよい。
第2の発明に係る光ディスク装置は、第1の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御手段を動作状態にしないことを特徴とする。
ここで、トラッキング制御を動作状態にしないとは、例えば、トラッキング制御の非動作状態を維持することであってもよく、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御を行わないことを意味する。
第3の発明に係る光ディスク装置は、第1の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にフォーカス制御が制御異常であると、フォーカス制御を非動作状態にした後にトラック検索手段を動作させることを特徴とする。
ここで、フォーカス制御の異常は、検索手順指示手段により検出されてもよいし、フォーカス制御が正常な制御状態から外れたことを検出するフォーカス異常検出手段により検出されてもよい。また、フォーカス制御の異常は、例えば、フォーカス誤差検出手段から取得される信号(より詳しくは、情報担体からの反射光量など)に基づいて検出される。また、「フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間」とは、例えば、フォーカス検索手段の動作後でトラック検索手段の動作前などを意味する。
第4の発明に係る光ディスク装置は、第3の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させることを特徴とする。
第5の発明に係る光ディスク装置は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時にトラック検索手段、球面収差検索手段、フォーカス検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
ここで、球面収差導出手段の行う球面収差量の導出は、目的の情報面と目的のトラックとに対して予めテーブルなどに記憶された値を読み出すことにより行われてもよい。また、目的の情報面と目的のトラックとを用いた演算により行われてもよい。
第6の発明に係る光ディスク装置は、第1または第5の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中にフォーカス制御が制御異常であると、トラック検索手段の動作を継続しつつフォーカス制御手段を非動作状態にすることを特徴とする。
ここで、フォーカス制御の異常は、検索手順指示手段により検出されてもよいし、フォーカス制御が正常な制御状態から外れたことを検出するフォーカス異常検出手段により検出されてもよい。また、フォーカス制御の異常は、例えば、フォーカス誤差検出手段から取得される信号(より詳しくは、情報担体からの反射光量など)に基づいて検出される。
第7の発明に係る光ディスク装置は、第6の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させることを特徴とする。
第8の発明に係る光ディスク装置は、第3または第6の発明であって、
フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量を設定する引込球面収差設定手段、
をさらに備え、
検索手順指示手段は、引込球面収差設定手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする。
第9の発明に係る光ディスク装置は、第3または第6の発明であって、
検索手順指示手段は、球面収差検索手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする
10の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
検索時に球面収差検索手段、フォーカス検索手段、トラック検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路である。
ここで、球面収差導出手段の行う球面収差量の導出は、目的の情報面と目的のトラックとに対して予めテーブルなどに記憶された値を読み出すことにより行われてもよい。また、目的の情報面と目的のトラックとを用いた演算により行われてもよい。
11の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御手段を動作状態にしない指示信号を生成することを特徴とする。
ここで、トラッキング制御を動作状態にしないとは、例えば、トラッキング制御の非動作状態を維持することであってもよく、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御を行わないことを意味する。
12の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にフォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、フォーカス制御を非動作状態にした後にトラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
ここで、フォーカス制御の異常は、検索手順指示手段により検出されてもよいし、フォーカス制御が正常な制御状態から外れたことを検出するフォーカス異常検出手段により検出されてもよい。また、フォーカス制御の異常は、例えば、フォーカス誤差検出手段から取得される信号(より詳しくは、情報担体からの反射光量など)に基づいて検出される。また、「フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間」とは、例えば、フォーカス検索手段の動作後でトラック検索手段の動作前などを意味する。
13の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
14の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
検索時にトラック検索手段、球面収差検索手段、フォーカス検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路である。
ここで、球面収差導出手段の行う球面収差量の導出は、目的の情報面と目的のトラックとに対して予めテーブルなどに記憶された値を読み出すことにより行われてもよい。また、目的の情報面と目的のトラックとを用いた演算により行われてもよい。
15の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10または第14の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中に前記フォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、トラック検索手段の動作を継続しつつフォーカス制御手段を非動作状態にする指示信号を生成することを特徴とする。
ここで、フォーカス制御の異常は、検索手順指示手段により検出されてもよいし、フォーカス制御が正常な制御状態から外れたことを検出するフォーカス異常検出手段により検出されてもよい。また、フォーカス制御の異常は、例えば、フォーカス誤差検出手段から取得される信号(より詳しくは、情報担体からの反射光量など)に基づいて検出される。
16の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第15の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させる指示信号を生成することを特徴とする。
17の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12または第15の発明であって、
フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量に応じた球面収差駆動信号を生成するを設定する引込球面収差設定手段、
をさらに備え、
検索手順指示手段は、引込球面収差設定手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
18の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12または第15の発明であって、
検索手順指示手段は、球面収差検索手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
(発明の効果)
第1の発明に係る光ディスク装置は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時に球面収差検索手段、フォーカス検索手段、トラック検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
球面収差導出手段は、目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する。本発明の光ディスク装置は、導出された球面収差量を用いて、検索動作を行うため、フォーカス検索手段およびトラック検索手段が動作する毎に球面収差量の設定を変化させる必要がなく、検索動作を迅速に行うことができる。
第2の発明に係る光ディスク装置は、第1の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御手段を動作状態にしないことを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、検索動作の途中でトラック引込動作を行わないため、検索時間を短縮することができる。
第3の発明に係る光ディスク装置は、第1の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にフォーカス制御が制御異常であると、フォーカス制御を非動作状態にした後にトラック検索手段を動作させることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、例えば、目的位置の球面収差量が設定されているため、目的位置に光ビームを移動させてからフォーカス制御の制御異常からの復帰を行う。このため、従来のように、フォーカス制御の引き込みを何度も行う必要がなく、復帰時間を短縮することができる。
第4の発明に係る光ディスク装置は、第3の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、半径方向への移動時間と復帰時間との和を短縮することができる。
第5の発明に係る光ディスク装置は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時にトラック検索手段、球面収差検索手段、フォーカス検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
球面収差導出手段は、目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する。本発明の光ディスク装置は、導出された球面収差量を用いて、検索動作を行うため、フォーカス検索手段およびトラック検索手段が動作する毎に球面収差量の設定を変化させる必要がなく、検索動作を迅速に行うことができる。
第6の発明に係る光ディスク装置は、第1または第5の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中にフォーカス制御が制御異常であると、トラック検索手段の動作を継続しつつフォーカス制御手段を非動作状態にすることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、例えば、目的位置の球面収差量が設定されているため、目的位置に光ビームを移動させてからフォーカス制御の制御異常からの復帰を行う。このため、従来のように、フォーカス制御の引き込みを何度も行う必要がなく、復帰時間を短縮することができる。
第7の発明に係る光ディスク装置は、第6の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、半径方向への移動時間と復帰時間との和を短縮することができる。
第8の発明に係る光ディスク装置は、第3または第6の発明であって、
フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量を設定する引込球面収差設定手段、
をさらに備え、
検索手順指示手段は、引込球面収差設定手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量を設定し、その情報面に対してフォーカス引込を行うため、フォーカス制御の制御異常からの復帰時のフォーカス引込が安定化する。これにより、フォーカス制御の制御異常からの復帰時間の期待値を短縮することができる。
第9の発明に係る光ディスク装置は、第3または第6の発明であって、
検索手順指示手段は、球面収差検索手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする。
本発明の光ディスク装置では、フォーカス制御の制御異常からの復帰時に層移動動作を行わないため、復帰時間を短縮することができる
10の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
検索時に球面収差検索手段、フォーカス検索手段、トラック検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする、光ディスク装置の集積回路である。
球面収差導出手段は、目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する。本発明の光ディスク装置の集積回路は、導出された球面収差量を用いて、検索動作を行うため、フォーカス検索手段およびトラック検索手段が動作する毎に球面収差量の設定を変化させる必要がなく、検索動作を迅速に行うことができる。
11の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御手段を動作状態にしない指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、検索動作の途中でトラック引込動作を行わないため、検索時間を短縮することができる。
12の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10の発明であって、
検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にフォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、フォーカス制御を非動作状態にした後にトラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、例えば、目的位置の球面収差量が設定されているため、目的位置に光ビームを移動させてからフォーカス制御の制御異常からの復帰を行う。このため、従来のように、フォーカス制御の引き込みを何度も行う必要がなく、復帰時間を短縮することができる。
13の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、半径方向への移動時間と復帰時間との和を短縮することができる。
14の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
検索時にトラック検索手段、球面収差検索手段、フォーカス検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路である。
球面収差導出手段は、目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する。本発明の光ディスク装置の集積回路は、導出された球面収差量を用いて、検索動作を行うため、フォーカス検索手段およびトラック検索手段が動作する毎に球面収差量の設定を変化させる必要がなく、検索動作を迅速に行うことができる。
15の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第10または第14の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中にフォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、トラック検索手段の動作を継続しつつフォーカス制御手段を非動作状態にする指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、例えば、目的位置の球面収差量が設定されているため、目的位置に光ビームを移動させてからフォーカス制御の制御異常からの復帰を行う。このため、従来のように、フォーカス制御の引き込みを何度も行う必要がなく、復帰時間を短縮することができる。
16の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第15の発明であって、
検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させる指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、半径方向への移動時間と復帰時間との和を短縮することができる。
17の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12または第15の発明であって、
フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量に応じた球面収差駆動信号を生成する引込球面収差設定手段、
をさらに備え、
検索手順指示手段は、引込球面収差設定手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量を設定し、その情報面に対してフォーカス引込を行うため、フォーカス制御の制御異常からの復帰時のフォーカス引込が安定化する。これにより、フォーカス制御の制御異常からの復帰時間の期待値を短縮することができる。
18の発明に係る光ディスク装置の集積回路は、第12または第15の発明であって、
検索手順指示手段は、球面収差検索手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置の集積回路では、フォーカス制御の制御異常からの復帰時に層移動動作を行わないため、復帰時間を短縮することができる。
(その他)
本発明のその他の観点によれば、光ディスク装置は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時にフォーカス検索手段と球面収差検索手段とを同時に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置である。
上記光ディスク装置は、検索時にフォーカス検索手段と球面収差検索手段とを同時に動作させるため、球面収差補正量を変化させる必要のある検索動作を迅速に行うことができる。
また、上記光ディスク装置では、検索手順指示手段は、目的のトラックにおけるトラッキング制御の開始前にフォーカス検索手段と球面収差検索手段との動作を終了することを特徴とする。これにより、トラッキング制御開始時のトラッキング制御の安定性を確保することができる。
また、上記光ディスク装置では、検索手順指示手段は、フォーカス検索手段と球面収差検索手段との動作終了が同時になるようにそれぞれの動作開始のタイミングを変更することを特徴とする。これにより、層方向の移動時間と球面収差の移動時間との和を最適に短縮することができる。
また、上記光ディスク装置では、フォーカス検索手段は、光ビームの焦点移動後に所定時間の待機を行うことを特徴とする。これにより、層移動後の整定時間を活用し、検索時間の短縮することができる。
本発明の更に別の観点によれば、光ディスク装置の集積回路は、
情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
検索時にフォーカス検索手段と球面収差検索手段とを同時に動作させる検索手順指示手段と、
を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路である。
上記光ディスク装置の集積回路は、検索時にフォーカス検索手段と球面収差検索手段とを同時に動作させるため、球面収差補正量を変化させる必要のある検索動作を迅速に行うことができる。
また、上記光ディスク装置の集積回路では、検索手順指示手段は、目的のトラックにおけるトラッキング制御の開始前にフォーカス検索手段と球面収差検索手段との動作を終了することを特徴とする。これにより、トラッキング制御開始時のトラッキング制御の安定性を確保することができる。
また、上記光ディスク装置の集積回路では、検索手順指示手段は、フォーカス検索手段と球面収差検索手段との動作終了が同時になるようにそれぞれの動作開始のタイミングを変更することを特徴とする。これにより、層方向の移動時間と球面収差の移動時間との和を最適に短縮することができる。
また、上記光ディスク装置の集積回路では、フォーカス検索手段は、光ビームの焦点移動後に所定時間の待機を行うことを特徴とする。これにより、層移動後の整定時間を活用し、検索時間の短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1である光ディスク装置100の動作について図1〜図3、および図11を参照して説明する。図1に、光ディスク装置100のブロック構成を示す。図2に、検索手順指示器41が実行する検索移動動作のフローチャートの一例を示す。図3に、検索手順指示器41が実行する検索移動動作のフローチャートの別の一例を示す。図11(a)に、背景技術における検索動作のタイムチャートの一例を示す。図11(b)に、本実施の形態1における検索動作のタイムチャートの一例を示す。図11では、それぞれのブロックの長さが、それぞれの処理に必要な時間を示している。
図1において、背景技術である図7の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。球面収差導出手段は、移動位置演算器45および球面収差演算器51である。トラック検索手段は、Tk移動量演算器48およびTk検索駆動発生器50である。検索手順指示手段は、検索手順指示器41である。フォーカス異常検出手段は、制御異常検出器60である。引込球面収差設定手段は、球面収差基準器61である。
検索指令器40は、目的のアドレスに光ビームの焦点が位置するように、検索動作開始指令を検索手順指示器41へ送るとともに、目的アドレスを移動位置演算器45、Fc移動量演算器47、およびTk移動量演算器48へ送る。
検索手順指示器41は、フローチャートなどを用いて後述する所定の手順に従って、動作信号をセレクタ22、セレクタ32、Fc検索駆動発生器49、Tk検索駆動発生器50、および球面収差設定器52へ送る。Tk移動量演算器48は、アドレス検出器44からの現在アドレスと検索指令器40からの目的アドレスとに基づいて、目的アドレスに光ビームの焦点が到達するためのトラック方向の移動量を演算し、演算結果をTk検索駆動発生器50および検索手順指示器41へ送る。Tk検索駆動発生器50は、検索手順指示器41からの動作信号に応じて、Tk移動量演算器48からの移動量に応じた駆動波形を生成し、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15へ送る。
移動位置演算器45は、検索指令器40からの目的アドレスが存在する光ディスク1の情報面位置および半径位置を演算し、球面収差演算器51へ送る。球面収差演算器51は、移動位置演算器45からの情報面位置および半径位置に応じて予め記憶した球面収差設定量を球面収差設定器52へ送る。球面収差基準器61は、フォーカス制御を開始する際の球面収差量を予め保持し、その値を球面収差設定器52へ送る。球面収差設定器52は、検索手順指示器41からの動作信号に応じて光ビームの焦点における球面収差量が球面収差演算器51からの球面収差量あるいは球面収差基準器61からの球面収差量になるように球面収差発生器16を駆動する。制御異常検出器60は、FE生成器20からの信号の基づいてフォーカス制御に異常が発生したことを検出し、検出結果を検索手順指示器41へ送る。
以下、図2を用いて、光ディスク装置100において、検索手順指示器41が指令する検索移動動作の概略の一例をステップごとに説明する。
ステップS301:トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS302:目的アドレスに応じた球面収差量へ変化させる。例えば、検索手順指示器41からの動作信号に応じて、球面収差設定器52は、球面収差演算器51からの信号に応じた球面収差量を設定するように球面収差発生器16を駆動する。
ステップS303:フォーカス方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fc検索駆動発生器49からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。Fc検索駆動発生器49は、Fc移動量演算器47からの移動量に応じて、集光レンズ13を上下に移動させるための駆動信号を、セレクタ22を介してFcアクチュエータ14に送る。また、集光レンズ13の移動後には、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。
ステップS304:検索手順指示器41は、トラック方向の移動が粗検索動作であるか判別する。例えば、Tk移動量演算器48からのトラック方向の移動量が所定本数以上である場合に、検索手順指示器41は、トラック方向の移動が粗検索動作であると判別する。
ステップS305:トラック方向の移動が粗検索動作である場合に、制御異常が発生したかを判別する。例えば、制御異常検出器60は、FE生成器20からのFE信号の絶対値が所定レベルを超えると制御異常が発生したと判別する。
ステップS306:トラック方向の移動が粗検索動作であり、かつ制御異常が発生した場合に、検索手順指示器41は、フォーカス制御を非動作状態にする。検索手順指示器41は、制御異常の発生を、制御異常検出器60からの信号で判別する。検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14に送らないようにする。
ステップS307:制御異常が発生したかどうかに関わらず、トラック方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号をTkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号をセレクタ32を介してTkアクチュエータ15に送る。
ステップS308:トラッキング制御を動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送るようにする。
ステップS309:トラック方向の移動が粗検索動作でない場合に、制御異常が発生したかを判別する。例えば、制御異常検出器60は、FE生成器20からのFE信号の絶対値が所定レベルを超える場合に、制御異常が発生したと判別する。
ステップS310:制御異常が発生していない場合に、トラッキング制御を動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送るようにする。
ステップS311:トラック方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号とTk検索駆動発生器50からの信号との加算値を、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号を、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15に送る。その後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみをTkアクチュエータ15へ送るように接続する。
なお、ここでは、トラッキング制御を動作状態に維持しつつ、短距離のトラッキング検索移動を行う場合について説明した。一方、トラッキング制御を非動作状態にして、短距離のトラッキング検索移動を行うことも可能である。この場合、ステップS311では、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。さらにその後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。
ステップS312:制御異常が発生する場合に、フォーカス制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14に送らないようにする。
以上の処理により、以下の効果を奏する。
図11(a)に示すように、背景技術では、光ビームの焦点が情報面をまたぐ移動を行う際に、フォーカス方向への光ビームの焦点の移動に関わる球面収差設定と、トラック方向への光ビームの焦点の移動に関わる球面収差設定とを個別に行っている。
一方、図11(b)に示すように、上記手順において説明した本実施の形態1では、光ビームの焦点が情報面をまたぐ移動を行う際に、フォーカス方向への光ビームの焦点の移動とトラック方向への光ビームの焦点の移動とに関わる球面収差設定を一度に行う。球面収差設定を一度に行うことにより、検索時間を短縮することが可能となる。特に、図11(a)における2つの球面収差設定の設定変化極性が逆である場合には、図11(b)における球面収差設定に要する時間は、図11(a)の2つの「球面収差量の変化」に要する時間を合計した時間よりも遙かに短くなる。よって、球面収差設定を一度に行うことで、より変化量を低減し検索時間を短縮することができる。また、図11(a)における2つの球面収差設定の設定変化極性が同じである場合にも、球面収差設定を所定の速度プロフィールに基づいて加減速させて変化させる場合には、図11(b)における球面収差設定に要する時間は、図11(a)の2つの「球面収差量の変化」に要する時間を合計した時間よりも短くなる。これは、球面収差設定を一度に行うことにより、加減速に要する時間を短縮し、最高速度を向上させることが可能となるためである。
また、本実施の形態1では、フォーカス方向あるいはトラック方向への移動時にフォーカス制御が異常状態になった場合でも、球面収差設定は、既に目的情報面、目的半径位置の球面収差量に設定されている。このため、フォーカス制御の異常状態からの復帰の際には、フォーカス制御を非動作状態としたまま、トラック方向への移動を完了させ、その後にフォーカス制御を引き込む。従来技術を用いた場合には、フォーカス制御の異常状態からの復帰の際には、異常が発生した半径位置に球面収差設定を合わせ、フォーカス制御を引き込み、再び球面収差設定を目的半径位置に合わせ、トラック方向への移動を行う必要がある。このため、本実施の形態1では、検索動作における球面収差設定を行う時間を短縮することができる。
また、本実施の形態1では、フォーカス方向への移動やトラック方向への移動の前に、球面収差設定を目的情報面、目的半径位置の球面収差量に設定する。このため、トラック方向への移動の前にフォーカス制御が異常状態になったとしても、光ビームの焦点の半径位置を球面収差設定を行った目的半径位置に一致させるように、光ビームの焦点をトラック方向へ移動する。このような動作は、フォーカス制御が動作状態になくても、光ビームの焦点をトラック方向に移動できることが前提となる。このため、トラック方向への短距離移動のようにTE生成器30からの信号を用いて移動を行うような場合には、上記動作を適用しなくてもよい。このようなトラック方向への短距離移動に際しては、設定される球面収差量自体にほとんど差がないため、球面収差設定にあわせて半径位置を合わせる必要性も希薄であり、上記動作を適用しなくとも十分な精度を実現することが可能である。このような理由で、上記手順では、フォーカス制御が異常状態になった際のトラック方向への移動を粗検索動作に限定して説明したが、当然このような限定を行わないことも可能である。
さらに以下、図3を用いて、光ディスク装置100において、検索手順指示器41が指令する検索移動動作の概略の別の一例をステップごとに説明する。
ステップS401:検索手順指示器41は、トラック方向の移動が粗検索動作であるか判別する。例えば、Tk移動量演算器48からのトラック方向の移動量が所定本数以上である場合に、検索手順指示器41は、トラック方向の移動が粗検索動作であると判別する。
ステップS402:トラック方向の移動が粗検索動作である場合に、トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS403:トラック方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号をTkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号を、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15に送る。
ステップS404:トラック方向の移動が粗検索動作でない場合に、トラック方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号とTk検索駆動発生器50からの信号との加算値を、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号を、セレクタ32を介して、Tkアクチュエータ15に送る。その後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみをTkアクチュエータ15へ送るように接続する。
なお、ここでは、トラッキング制御を動作状態に維持しつつ、短距離のトラッキング検索移動を行う場合について説明した。一方、トラッキング制御を非動作状態にして、短距離のトラッキング検索移動を行うことも可能である。この場合、ステップS404では、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。さらにその後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。
ステップS405:トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS406:制御異常が発生したかを判別する。例えば、制御異常検出器60は、FE生成器20からのFE信号の絶対値が所定レベルを超える場合に、制御異常が発生したと判別する。
ステップS407:制御異常が発生していない場合に、目的アドレスに応じた球面収差量へ変化させる。例えば、検索手順指示器41は、制御異常の発生を、制御異常検出器60からの信号で判別する。さらに、検索手順指示器41は、制御異常が発生していない場合に、球面収差設定器52を動作させる。球面収差設定器52は、検索手順指示器41からの動作信号に応じて、球面収差演算器51からの信号に応じた球面収差量を設定するように球面収差発生器16を駆動する。
ステップS408:フォーカス方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fc検索駆動発生器49からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。Fc検索駆動発生器49は、Fc移動量演算器47からの移動量に応じて、集光レンズ13を上下に移動させるための駆動信号を、セレクタ22を介してFcアクチュエータ14に送る。集光レンズ13の移動後には、セレクタ22は、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。
ステップS409:制御異常が発生した場合に、フォーカス制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14に送らないようにする。
ステップS410:フォーカス引込動作のための球面収差量へ変化させる。例えば、検索手順指示器41は、球面収差設定器52を動作させ、球面収差基準器61からの信号に応じた球面収差量を設定するように球面収差発生器16を駆動する。
ステップS411:フォーカス制御を動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ22を動作させ、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14に送るようにする。
ステップS412:トラッキング制御を動作状態にする。例えば、検索手順指示器41は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送るようにする。
以上の処理により、以下の効果を奏する。
図11(a)に示すように、背景技術では、光ビームの焦点が情報面をまたぐ移動を行う際に、フォーカス方向への光ビームの焦点の移動に関わる球面収差設定と、トラック方向への光ビームの焦点の移動に関わる球面収差設定とを個別に行っている。
一方、図11(b)に示すように、上記手順において説明した本実施の形態1では、光ビームの焦点が情報面をまたぐ移動を行う際に、フォーカス方向への光ビームの焦点の移動とトラック方向への光ビームの焦点の移動とに関わる球面収差設定を一度に行う。球面収差設定を一度に行うことにより、検索時間を短縮することが可能となる。特に、図11(a)における2つの球面収差設定の設定変化極性が逆である場合には、図11(b)における球面収差設定に要する時間は、図11(a)の2つの「球面収差量の変化」に要する時間を合計した時間よりも遙かに短くなる。よって、球面収差設定を一度に行うことで、より変化量を低減し検索時間を短縮することができる。また、図11(a)における2つの球面収差設定の設定変化極性が同じである場合にも、球面収差設定を所定の速度プロフィールに基づいて加減速させて変化させる場合には、図11(b)における球面収差設定に要する時間は、図11(a)の2つの「球面収差量の変化」に要する時間を合計した時間よりも短くなる。これは、球面収差設定を一度に行うことにより、加減速に要する時間を短縮し、最高速度を向上させることが可能となるためである。
また、フォーカス方向への移動の前にフォーカス制御が異常状態になった場合には、フォーカス制御を動作状態にさせるために必要な球面収差設定にしてからフォーカス制御引込を行う。このため、フォーカス制御引込を安定化させることが可能となる。それによりフォーカス制御引込の失敗によるリカバリ時間の増大を抑制し、検索時間の期待値を短縮することが可能となる。
以上のように、検索する目的の情報面位置および半径位置に基づいた球面収差量へ一度に変化させることで、検索を迅速に行うことができる。また、検索動作中にフォーカス制御が異常状態になる場合にも、迅速に復帰することができる。
尚、本実施の形態1では、トラック方向への移動前にフォーカス制御が異常状態になる場合にも、トラック方向への移動を行うと説明した。ここで、トラック方向への移動中にフォーカス制御が異常状態になる場合にも、トラック方向への移動を継続してもよい。また、フォーカス制御復帰の際は、フォーカス引込を行う情報面に応じて球面収差量を変更すると説明した。ここで、設定されている球面収差量に応じてフォーカス引込を行う情報面を変更してもよい。
なお、上記実施の形態では、制御異常検出器60を設け、制御異常の発生を検出すると記載したが、制御異常検出器60を設けず、検索手順指示器41が制御異常を検出するものであってもよい。すなわち、検索手順指示器41が制御異常検出器60と同様の動作を行ってもよい。また、検索手順指示器41は、光ディスク装置100全体の制御を司る制御部(図示せず)により実現されてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2である光ディスク装置200の動作について図4〜図6、および図12を参照して説明する。図4に、光ディスク装置200のブロック構成を示す。図5に、検索手順指示器42が実行する検索移動動作のフローチャートの一例を示す。図6(a)に、光ビームの光ディスク1に対する半径位置の一例を示す。図6(b)に、球面収差設定器52からの信号の出力の一例を示す。なお、図6において、横軸は時間を示している。図12(a)に、背景技術における検索動作のタイムチャートの一例を示す。図12(b)に、本実施の形態2における検索動作のタイムチャートの一例を示す。図12では、それぞれのブロックの長さが、それぞれの処理に必要な時間を示している。
図4において、背景技術である図7の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。球面収差導出手段は、移動位置演算器45および球面収差演算器51である。トラック検索手段は、Tk移動量演算器48およびTk検索駆動発生器50である。検索手順指示手段は、検索手順指示器42である。
検索指令器40は、目的のアドレスに光ビームの焦点が位置するように、検索動作開始指令を検索手順指示器42へ送るとともに、目的アドレスを移動位置演算器45、Fc移動量演算器47、およびTk移動量演算器48へ送る。
検索手順指示器42は、フローチャートなどを用いて後述する所定の手順に従って、動作信号をセレクタ22、セレクタ32、Fc検索駆動発生器49、Tk検索駆動発生器50、および球面収差設定器52へ送る。Tk移動量演算器48は、アドレス検出器44からの現在アドレスと検索指令器40からの目的アドレスとに基づいて、目的アドレスに光ビームの焦点が到達するためのトラック方向の移動量を演算し、演算結果をTk検索駆動発生器50および検索手順指示器42へ送る。Tk検索駆動発生器50は、検索手順指示器42からの動作信号に応じて、Tk移動量演算器48からの移動量に応じた駆動波形を生成し、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15へ送る。
移動位置演算器45は、検索指令器40からの目的アドレスが存在する光ディスク1の情報面位置および半径位置を演算し、球面収差演算器51へ送る。球面収差演算器51は、移動位置演算器45からの情報面位置および半径位置に応じて予め記憶した球面収差設定量を球面収差設定器52へ送る。球面収差設定器52は、検索手順指示器42からの動作信号に応じて光ビームの焦点における球面収差量が球面収差演算器51からの球面収差量になるように球面収差発生器16を駆動する。
以下、図5を用いて、光ディスク装置200において、検索手順指示器42が指令する検索移動動作の概略の一例をステップごとに説明する。
ステップS501:検索手順指示器42は、トラック方向の移動が粗検索動作であるか判別する。例えば、Tk移動量演算器48からのトラック方向の移動量が所定本数以上である場合に、検索手順指示器42は、トラック方向の移動が粗検索動作であると判別する。
ステップS502:トラック方向の移動が粗検索動作である場合に、トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS503:トラック方向に光ビームの焦点を移動させると同時に目的アドレスに応じた球面収差量へ変化させる。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号をTkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号を、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15に送る。それと同時に、検索手順指示器42は、球面収差設定器52を動作させる。球面収差設定器52は、検索手順指示器42からの動作信号に応じて、球面収差演算器51からの信号に応じた球面収差量を設定するように球面収差発生器16を駆動する。
ステップS504:トラック方向の移動が粗検索動作でない場合に、トラック方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号とTk検索駆動発生器50からの信号との加算値をTkアクチュエータ15へ送るように接続する。Tk検索駆動発生器50は、Tk移動量演算器48からの移動量に応じて、集光レンズ13を半径方向に移動させるための駆動信号を、セレクタ32を介してTkアクチュエータ15に送る。その後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみをTkアクチュエータ15へ送るように接続する。
なお、ここでは、トラッキング制御を動作状態に維持しつつ、短距離のトラッキング検索移動を行う場合について説明した。一方、トラッキング制御を非動作状態にして、短距離のトラッキング検索移動を行うことも可能である。この場合、ステップS504では、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tk検索駆動発生器50からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。さらにその後、セレクタ32は、Tkフィルタ31からの信号のみを、Tkアクチュエータ15へ送るように接続する。
ステップS505:トラッキング制御を非動作状態にする。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送らないようにする。
ステップS506:目的アドレスに応じた球面収差量へ変化させる。例えば、検索手順指示器42からの動作信号に応じて、球面収差設定器52は、球面収差演算器51からの信号に応じた球面収差量を設定するように球面収差発生器16を駆動する。
ステップS507:フォーカス方向に光ビームの焦点を移動させる。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ22を動作させ、Fc検索駆動発生器49からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。Fc検索駆動発生器49は、Fc移動量演算器47からの移動量に応じて、集光レンズ13を上下に移動させるための駆動信号を、セレクタ22を介してFcアクチュエータ14に送る。集光レンズ13の移動後には、セレクタ22は、Fcフィルタ21からの信号をFcアクチュエータ14へ送るように接続する。
ステップS508:トラッキング制御を動作状態にする。例えば、検索手順指示器42は、セレクタ32を動作させ、Tkフィルタ31からの信号をTkアクチュエータ15に送るようにする。
以上の処理により、以下の効果を奏する。
図12(a)に示すように、背景技術では、光ビームの焦点が情報面をまたぐ移動を行う際に、トラック方向への光ビームの焦点の移動と移動に関わる球面収差設定とを連続して行っている。
一方、図12(b)に示すように、上記手順において説明した本実施の形態2では、光ビームの焦点が移動を行う際に、トラック方向への光ビームの焦点の移動と移動に関わる球面収差設定とを同時に行う。これにより、検索時間を短縮することが可能となる。
図6を用いてさらに詳細に説明する。光ビームの焦点が移動した後に、安定したフォーカス制御、トラッキング制御を行うために、球面収差設定の終了と光ビームの焦点の移動の終了とを、図6中のタイミングTCにおいて、同時に行う。具体的には、図6中のタイミングTCにおいて、球面収差設定と光ビームの焦点の移動とが同時に終了するように、光ビームの焦点の移動を図6中のタイミングTAに開始し、球面収差の変更を図6中のタイミングTBに開始する。このようにして、球面収差量の変化動作を他の検索動作と同時に行う。これにより、検索全体に要する時間を短縮し、検索を迅速に行うことができる。
尚、本実施の形態2では、球面収差量の変化とトラック方向への移動とを同時に行っている。すなわち、球面収差量の変化とトラック方向への移動との双方の動作時間帯が重複する。ここで、球面収差量の変化とフォーカス方向への移動とを同時に行ってもよい。また、球面収差量の変化の終了とトラック方向への移動の終了とが同時になるようにそれぞれの開始タイミングを決定していたが、開始タイミングと終了タイミングとの両方が同時になるように、球面収差量の変化とトラック方向への移動との少なくとも一方の動作速度を決定してもよい。
(その他)
また、上記実施形態で図を用いて説明した光ディスク装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
具体的には、図1、図4において、光ディスク1および光ヘッド10以外の各ブロックは、個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、検索動作行う光ディスク装置に利用可能である。
実施の形態1におけるブロック構成を示す図 実施の形態1における検索手順指示器が実行するフローチャートの一例を示す図 実施の形態1における検索手順指示器が実行するフローチャートの一例を示す図 実施の形態2におけるブロック構成を示す図 実施の形態2における検索手順指示器が実行するフローチャートの一例を示す図 (a)実施の形態2における光ビームの光ディスクに対する半径位置の一例を示す図、(b)実施の形態2における球面収差設定器からの信号の出力の一例を示す図 背景技術におけるブロック構成を示す図 背景技術における検索全体を示すフローチャートの一例を示す図 背景技術における検索手順指示器が実行するフローチャートの一例を示す図 背景技術における光ビームの焦点の位置する情報面、半径位置毎の最適な球面収差設定の一例を示す図 (a)背景技術における検索動作のタイムチャートの一例を示す図、(b)実施の形態1における検索動作のタイムチャートの一例を示す図 (a)背景技術における検索動作のタイムチャートの一例を示す図、(b)実施の形態2における検索動作のタイムチャートの一例を示す図
1 光ディスク
10 光ヘッド
11 半導体レーザ
12 ビームスプリッタ
13 集光レンズ
14 Fcアクチュエータ
15 Tkアクチュエータ
16 球面収差発生器
17 光検出器
20 FE生成器
21 Fcフィルタ
22 セレクタ
30 TE生成器
31 Tkフィルタ
32 セレクタ
40 検索指令器
41 検索手順指示器
42 検索手順指示器
43 検索手順指示器
44 アドレス検出器
45 移動位置演算器
46 移動層演算器
47 Fc移動量演算器
48 Tk移動量演算器
49 Fc検索駆動発生器
50 Tk検索駆動発生器
51 球面収差演算器
52 球面収差設定器
60 制御異常検出器
61 球面収差基準器

Claims (18)

  1. 情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
    前記フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
    光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
    前記球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
    現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
    現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
    検索時に前記球面収差検索手段、前記フォーカス検索手段、前記トラック検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にトラッキング制御手段を動作状態にしないことを特徴とする、
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記検索手順指示手段は、フォーカス検索手段とトラック検索手段との動作の間にフォーカス制御が制御異常であると、フォーカス制御を非動作状態にした後にトラック検索手段を動作させることを特徴とする、
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させることを特徴とする、
    請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を検出するフォーカス誤差検出手段と、
    前記フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるフォーカス制御手段と、
    光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
    前記球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させる球面収差検索手段と、
    現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するフォーカス検索手段と、
    現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するトラック検索手段と、
    検索時に前記トラック検索手段、前記球面収差検索手段、前記フォーカス検索手段の順に動作させる検索手順指示手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中にフォーカス制御が制御異常であると、トラック検索手段の動作を継続しつつフォーカス制御手段を非動作状態にすることを特徴とする、
    請求項1または請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させることを特徴とする、請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量を設定する引込球面収差設定手段、
    をさらに備え、
    前記検索手順指示手段は、前記引込球面収差設定手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする、
    請求項3または請求項6に記載の光ディスク装置。
  9. 前記検索手順指示手段は、前記球面収差検索手段が対応した情報面に対してフォーカス制御手段を動作させることを特徴とする、
    請求項3または請求項6に記載の光ディスク装置。
  10. 情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
    光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
    光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
    前記球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
    現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
    現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
    検索時に前記球面収差検索手段、前記フォーカス検索手段、前記トラック検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路。
  11. 前記検索手順指示手段は、前記フォーカス検索手段と前記トラック検索手段との動作の間に前記トラッキング制御手段を動作状態にしない指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項10に記載の光ディスク装置の集積回路。
  12. 前記検索手順指示手段は、前記フォーカス検索手段と前記トラック検索手段との動作の間に前記フォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、フォーカス制御を非動作状態にした後に前記トラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項10に記載の光ディスク装置の集積回路。
  13. 前記検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項12に記載の光ディスク装置の集積回路。
  14. 情報担体の情報面あるいは表面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記フォーカス誤差検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させるためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス制御手段と、
    光ビームと情報担体上のトラックとの位置ずれに応じた信号を生成するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの信号に応じて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを走査するように制御するためのトラッキング駆動信号を生成するトラッキング制御手段と、
    光ビームに与えるべき目的の情報面と目的のトラックとから、検索移動後の球面収差量を導出する球面収差導出手段と、
    前記球面収差導出手段からの信号に応じて光ビームに与える球面収差量を変化させるための球面収差駆動信号を生成する球面収差検索手段と、
    現在の情報面から目的の情報面に光ビームの焦点を移動するためのフォーカス駆動信号を生成するフォーカス検索手段と、
    現在のトラックから目的のトラックに光ビームの焦点を移動するためのトラッキング駆動信号を生成するトラック検索手段と、
    検索時に前記トラック検索手段、前記球面収差検索手段、前記フォーカス検索手段の順に動作させるための指示信号を生成する検索手順指示手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置の集積回路。
  15. 前記検索手順指示手段は、トラック検索手段の動作中に前記フォーカス誤差検出手段の信号に基づいてフォーカス制御が制御異常であると検出した場合、トラック検索手段の動作を継続しつつ前記フォーカス制御手段を非動作状態にする指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項10または請求項14に記載の光ディスク装置の集積回路。
  16. 前記検索手順指示手段は、トラック検索本数が所定以上である場合にのみ、トラック検索手段の動作を継続させる指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項15に記載の光ディスク装置の集積回路。
  17. フォーカス引込を行う情報面に応じた球面収差量に応じた球面収差駆動信号を生成する引込球面収差設定手段、
    をさらに備え、
    前記検索手順指示手段は、前記引込球面収差設定手段が対応した情報面に対して前記フォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項12または請求項15に記載の光ディスク装置の集積回路。
  18. 前記検索手順指示手段は、前記球面収差検索手段が対応した情報面に対して前記フォーカス制御手段を動作させる指示信号を生成することを特徴とする、
    請求項12または請求項15に記載の光ディスク装置の集積回路。
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