JP4330969B2 - パネル連結体 - Google Patents

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Description

本発明は、バンやウイングタイプの運搬車、冷凍車等の貨物容器や、海上コンテナ等の壁面を構成するアオリ、パネル連結体に関するもので、特に、アルミ押出し形材からなる複数のパネル部材を相互に連結した構造のパネル連結体に関するものである。
バンやウイングタイプの運搬車、冷凍車等の貨物容器や、海上コンテナ等には、荷物の積み卸しに使用される荷役観音扉が設けられている。特許文献1には、従来の観音扉として、複数のパネルをその側端面同士で連結させてなる観音扉が提案されている。
同文献の図4に記載された観音扉においては、一方のパネル110の側端面に係止溝112cが形成されるとともに、この側壁面から円弧状に突出する円弧状外方側壁112jの先端にフック112kが形成されている。また、他方のパネル120には、前記フック112kが嵌め込まれる受け溝121fと前記円弧状外方側壁112jに接する円弧状連結用側壁121dが形成されている。そして、受け溝121fにフック112kを落とし込むとき、円弧状連結用側壁121dに円弧状外方側壁112jを押圧する弾性復元力が円弧状外方側壁112jに作用するように構成されている。
特開平11−229724号公報 図4
同文献に記載の観音扉においては、円弧状連結用側壁121dと円弧状外方側壁112jとの間で作用する弾性復元力を利用してパネル同士を接合しており、弾性復元力を有効に利用するには、円弧状連結用側壁121d及び円弧状外方側壁112jをある程度長くする必要がある。しかし、これらの側壁121d、112jを長くするとパネルの自重が増加し、結果的に観音扉が重くなってしまうという問題があった。
また、同文献に記載の観音扉においては、一旦パネル同士を組み合わせたものを分解することが困難である。従って、例えば組立中に一つのパネルが破損すると、それまで組み上げた全てのパネルを破棄せざるを得ず、損失が極めて大きかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、軽量で分解も容易に行うことが可能なパネル連結体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明のパネル連結体は、中空アルミ押出し材で形成された2以上のパネル部材が備えられ、各パネル部材には、表面壁と裏面壁と一方の側壁と他方の側壁とからなる断面視略矩形状の中空本体が各々備えられ、一方のパネル部材の一方の側壁に嵌合部が備えられるとともに他方のパネル部材の他方の側壁に被嵌合部が備えられ、前記被嵌合部に前記嵌合部が嵌合することによって各パネル部材が相互に連結されて構成されたパネル連結体であり、前記嵌合部には、前記一方の側壁からほぼ垂直に突出する第1スライド板と、前記一方の側壁からほぼ垂直に突出するとともに前記第1スライド板の裏面側に位置する第2スライド板とが備えられ、前記被嵌合部には、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出して前記第1スライド板の裏面側に重ねられるための第1ガイド板と、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出するとともに前記第2スライド板の裏面側に重ねられるための第2ガイド板と、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出して前記第1スライド板に突き当てられるための係止凸部とが備えられ、前記第2スライド板の先端は表面側に折り曲げられて折曲部が形成されるとともに、前記第1スライド板の先端の裏面側には、前記折曲部とほぼ同一角度に傾斜したテーパー面が形成され、前記テーパー面を前記第1ガイド板上でスライドさせ、前記第1スライド板を前記係止凸部に突き当てさせてから、前記第1、第2スライド板を前記第1,第2ガイド板にそれぞれ重ね合わせ、前記第1スライド板の先端には前記第1ガイド板寄りにオフセットされるとともに前記テーパー面を有するオフセット部が設けられ、該オフセット部が前記第1スライド板と前記係止凸部との間の係止溝に嵌め込まれ、前記第1ガイド板の先端には前記第1スライド板側に折曲されてなる係合部が設けられるとともに、該係合部が前記第1スライド板の裏面側に突出形成された被係合部に係合されてなることを特徴とする。
上記構成によれば、第1スライド板を第1ガイド板上でスライドさせることにより各パネル部材を連結させるため、弾性変形する部分がなく、このため、第1スライド板の突出方向の長さを短くしても連結には支障がなく、これによりパネル連結体を軽量化することができる。
また、テーパー面を第1ガイド板上でスライドさせるため、スライドによって第1ガイド板に傷が発生する虞が少なく、パネル部材の損傷を防止することができる。
更に、第2スライド板に折曲部が設けられているので、第1スライド板をスライドさせる際に、この折曲部が第2ガイド板に接触することがなく、第2ガイド板に傷を負わせることがない。
更に、各パネル部材は、第1スライド板を連結時と逆方向にスライドさせることで容易に分離させることができる。これにより、万一、パネル部材の一つが損傷を受けた場合でもその損傷を受けたパネル部材だけ交換することができ、パネル連結体のメンテナンスが容易に行える。
また本発明のパネル連結体は、先に記載のパネル連結体であり、前記係合部と前記被係合部との間に隙間が設けられ、前記第1スライド板と前記第1ガイド板が相互に摺動自在とされていることを特徴とする。
この構成によれば、パネル部材同士を連結する際に、ある程度の遊びを持たせて連結させることが可能になり、パネル部材に寸法誤差が生じてパネル連結体が湾曲した場合にこの隙間をもって寸法誤差を打ち消すことができ、パネル連結体の湾曲を防止することができる。
また、前記係合部と前記被係合部との間に隙間が設けられる場合でも、第1スライド板と係止凸部とが突き合わされているので、雨水等の侵入を防止することができる。更に、前記第1スライド板と前記第1ガイド板が相互に摺動した場合は、第1スライド板と係止凸部との間に新たな隙間が生じる一方で、前記係合部と前記被係合部とが密接するため、雨水等の侵入を防止することができる。
尚、前記第1スライド板と前記第1ガイド板が相互に摺動するのは、パネル連結体の裏面側から荷重が加えられた場合が想定されている。
更に本発明のパネル連結体は、先に記載のパネル連結体であり、前記パネル部材の前記表面壁に凹凸部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、各パネル部材の表面壁に凹凸部が形成されているので、雨水や汚れが落ちやすくなる。
本発明のパネル連結体によれば、連結時に弾性変形する部分がないため、第1スライド板及び第1ガイド板の突出方向の長さを短くしても連結には支障がなく、パネル連結体を軽量化することができる。
また、テーパー面をスライドさせるために傷が発生する虞が少なく、パネル部材の損傷を防止することができる。
更に、各パネル部材は容易に分離させることができ、万一、パネル部材の一つが損傷を受けた場合でもその損傷を受けたパネル部材だけ交換することができ、パネル連結体のメンテナンスが容易に行える。
更に、前記係合部及び前記被係合部、もしくは、第1スライド板及び係止凸部のいずれか一方が常に密接しているので、荷室内に雨水等が侵入するのを防止することができる。
また、各パネル部材の表面壁に凹凸部が形成されているので、雨水や汚れが落ちやすくなる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1には、トラック等の車両に搭載される容器本体の開口部に取り付けられるドアパネルの平面模式図を示す。図1に示すドアパネル1は、枠体2と、枠体2によって保持された本発明に係るパネル連結体3とから構成されている。パネル連結体3は、複数のパネル部材4…が相互に連結されて構成されている。枠体2は、上部枠2aと、下部枠2bと、上部枠2a及び下部枠2bを連結する側部枠2c、2dによって平面視略ロ字状に組み立てられ、この枠体2の枠内にパネル連結体3が嵌め込まれている。パネル連結体3が枠体2によって保持、固定されることにより、パネル部材4…同士が相互に分離されないようになっている。
図2は、図1に示したパネル連結体3を構成するパネル部材4の一例を示す図であって、図1のA-A’線に対応する断面図である。また、図3は、パネル部材4の要部を示す部分断面図であって、2つのパネル部材を並べて置いた状態を示す図である。
図2に示すパネル部材4は、中空アルミ押出し材で形成されたもので、中空本体5と、嵌合部6及び被嵌合部7を主体として構成されている。中空本体5は、表面壁51と裏面壁52と一方の側壁53と他方の側壁54から構成され、断面視略矩形状に形成されている。また、嵌合部6は一方の側壁53に備えられており、被嵌合部7は他方の側壁54に備えられている。
嵌合部6には、第1スライド板61と第2スライド板62とが備えられている。第1、第2スライド板61、62はそれぞれ、一方の側壁53からほぼ垂直に突出して形成されている。また、第1スライド板61は側壁53の表面壁寄りに位置しており、表面壁51の延長上に形成されている。一方、第2スライド板62は、第1スライド板61よりも裏面壁52寄りに位置している。
次に、被嵌合部7には、第1ガイド板71と、第2ガイド板72と、係止凸部73と、ストッパ凸部74とが備えられている。第1、第2ガイド板71、72及び係止凸部73並びにストッパ凸部74はそれぞれ、他方の側壁54からほぼ垂直に突出して形成されている。また、係止凸部73は側壁54の表面壁寄りに位置しており、表面壁51の延長線上に形成されている。第1ガイド板71は係止凸部73よりも裏面壁52寄りに位置している。そして、第1ガイド板61と係止凸部73の間には、第1ガイド板61、係止凸部73及び側壁54に区画された係合溝75が設けられている。
またストッパ凸部74は第1ガイド板61よりも更に裏面壁52寄りに位置している。更に第2ガイド板72はストッパ凸部74よりも更に裏面壁52寄りに位置している。そして、第2ガイド板72とストッパ凸部74の間には、第2ガイド板72、ストッパ凸部74及び側壁54に区画されたストッパ溝76が設けられている。
また、図3に示すように、パネル部材4の厚さ方向(表面壁51または裏面壁52の法線方向)を基準としたときに、第1ガイド板71が第1スライド板61の裏面61a寄りに位置しており、第2ガイド板72が第2スライド板62の裏面62a寄りに位置している。これにより、嵌合部6と被嵌合部7が相互に嵌合したときに、第1スライド板61が第1ガイド板71に重ねられるとともに、第2スライド板62が第2ガイド板72に重ねられるようになっている。
また、図3に示すように、パネル部材4の厚さ方向を基準としたときに、係止凸部73が第1スライド板61とほぼ同じ高さに位置しており、これにより、嵌合部6と被嵌合部7が相互に嵌合したときに、係止凸部73の先端と第1スライド板61とが突き合わされるようになっている。
次に図2及び図3に示すように、第1スライド板61の先端には、裏面壁52寄りにオフセットされたオフセット部61bが設けられている。図3に示すように、パネル部材4の厚さ方向を基準としたときに、このオフセット部61は係止溝75とほぼ同じ高さに位置している。これにより、嵌合部6と被嵌合部7が相互に嵌合したときに、オフセット部61bが係止溝75に嵌め込まれるようになっている。
更に、第1スライド板61の先端面61cは斜めに傾斜したテーパー面とされており、一方、係止凸部73の先端面73aもこの先端面61cの傾斜角度に対応したテーパー面とされている。
また、図2及び図3に示すように、第1スライド板61の裏面61aには、裏面壁52側に突出した被係合部61dが設けられている。また、被係合部61dと側壁53の間には、被係合部61d及び側壁53並びに第1スライド板61によって区画された被係合溝61eが設けられている。更に、被係合部61dの被係合溝61e側の面が側壁53に対して傾斜した傾斜面61fとされており、これにより被係合溝61eは断面視略台形状に形成されている。
一方、第1ガイド板71の先端には、第1スライド板61側に折曲されてなる係合部71aが設けられている。係合部71aの折り曲げ角度は、被係合部61dの傾斜面61fの傾斜角度に対応したものとなっている。また、係合部の先端には、第1スライド板61と平行に折り曲げられた先端スライド部71bが設けられている。
そして、嵌合部6と被嵌合部7が相互に嵌合したときに、係合部71aが被係合部61dに係合するとともに、先端スライド部71bが被係合溝61eに嵌め込まれるようになっている。
更に、オフセット部61bの裏面壁52側の面は、第1スライド板61の突出方向に対して傾斜したテーパー面61gとされており、このテーパー面61gによってオフセット部61bの断面視形状が先細り形状になっている。
また、第2スライド板62の先端にはテーパー面61gとほぼ同一角度に傾斜した折曲部62bが形成されている。この折曲部62bは、パネル部材4の厚さ方向を基準としたときに、被係合部7のストッパ溝76とほぼ同じ高さに位置しており、これにより、嵌合部6と被嵌合部7が相互に嵌合したときに、折曲部62bがストッパ溝76に嵌め込まれるようになっている。
更に、図2に示すように、パネル部材4の表面壁51の表面には凹凸部51aが形成されている。この凹凸部51aは、ピッチが5〜7.5mmとされ、凸部の高さが0.08〜0.15mmとされている。この凹凸部51aは、表面壁51のみならず、この表面壁51の延長上にある第1スライド板61及び係止凸部73にも連続して形成されている。
次に、図4〜図6に、パネル部材同士を連結してパネル構成体を組み立てる工程図を示す。
まず図4に示すように、一方のパネル部材4aの第1板61の先端を、他方のパネル部材4bの第1ガイド板71に当接させる。このとき、一方のパネル部材4aを、他方のパネル部材4bに対して所定の角度をもって傾けた姿勢とする。パネル部材4aの傾斜角度は、テーパー面61g及び折曲部62bの傾斜角度と同じ角度にすることが好ましい。これにより、第1スライド板61先端のテーパー面61gのほぼ全面が第1ガイド板71に当接する。
尚、このとき第2スライド板62は第2ガイド板72に接触しない。これは、第2スライド板62の先端にある折曲部62bが、第2ガイド板72と反対側に曲げられているためである。
次に図5に示すように、一方のパネル部材4aを傾けたまま、他方のパネル部材4b側にスライドさせる。これにより、第1スライド板61が、第1ガイド板71上をスライドし、第1スライド板61の先端にあるオフセット部61bが係合溝75に嵌め込まれ、更に第1スライド板61の先端面61cが係止突起73の先端面73aに突き当てられる。
次に図6に示すように、一方のガイド部材4aを他方のガイド部材4bと平行にする。これにより、第1ガイド板71上に第1スライド板61が重ねられるとともに、第2ガイド板72上に第2スライド板62が重ねられる。
また、第1ガイド板71上に第1スライド板61が重ねられる際に、第1ガイド板71先端の係合部71aが第1スライド板61の被係合部61dと係合し、第1ガイド板71先端の先端スライド部71bが被係合溝61eに嵌め込まれる。このとき、係合部71aの傾斜角度と、被係合部61dの傾斜面61fの傾斜角度がほぼ一致しているため、係合部71aと被係合部61dとがスムーズにかみ合わされる。
また、第2ガイド板72上に第2スライド板62が重ねられる際に、第2スライド板62先端の折曲部62bがストッパ溝76に嵌め込まれる。
更にまた、一方のパネル部材4aの表面壁51及び第1スライド板61と、他方のパネル部材4bの表面壁51及び係止凸部73とにより、同一面が形成される。この同一面が、パネル連結体の表面となる。
以上のようにして、ガイド部材同士が連結されてパネル連結体が構成される。
図7には2つのパネル部材4a、4bが連結されてなるパネル連結体40の断面模式図を示す。
このパネル連結体40においては、第1スライド板61が第1ガイド板71に重ねられるとともに、第2スライド板62が第2ガイド板72に重ねられている。また、係止凸部73の先端面73aと第1スライド板61の先端面61cとが突き合わされている。先端面73a、61cはそれぞれ、同一の傾斜角度に傾斜したテーパー面となっているため、これら先端面73a、61c同士はほぼ完全に密着される。
また、第1スライド板61の先端のオフセット部61が係止溝75に嵌め込まれている。更に、第1ガイド板71の係合部71aが第1スライド61板の被係合部61dに係合するとともに、先端スライド部71bが被係合溝61eに嵌め込まれている。更に、第2スライド板62の先端の折曲部62bがストッパ溝76に嵌め込まれている。
上記のパネル連結体40においては、第1スライド板61の裏面から突出した被係合部61dと、第1ガイド板71の先端から第1スライド板61側に折曲された係合部71aとが係合しているので、パネル部材4a、4bをその幅方向(表面壁51または裏面壁52と平行な方向)にそれぞれ引っ張った場合でもパネル部材4a、4b同士が分離する虞がない。
パネル部材4a、4b同士を分離させるには、他方のパネル部材4bに対して一方のパネル部材4aを斜めに傾けることにより、容易に分離させることができる。
更に、オフセット部61bが係止溝75に嵌め込まれ、先端スライド部71bが被係合溝61eに嵌め込まれ、更に折曲部62bがストッパ溝76に嵌め込まれているので、パネル部材4a、4b同士が厚さ方向にずれる虞がない。
また、第1板61を第1ガイド板71上でスライドさせることにより各パネル部材4a、4bを連結させるため、弾性変形する部分がなく、第1スライド板61及び第1ガイド板71の突出方向の長さを短くしても連結には支障がなく、これによりパネル連結体40を軽量化することができる。
また、テーパー面61gを第1ガイド板71上でスライドさせるため、スライドによって傷が発生する虞が少なく、パネル部材4a、4bの損傷を防止することができる。
更に、各パネル部材4a、4bは、第1スライド板61を連結時と逆方向にスライドさせることで容易に分離させることができる。これにより、万一、パネル部材の一つが損傷を受けた場合でもその損傷を受けたパネル部材だけ交換することができ、パネル連結体40のメンテナンスが容易に行える。
また、各パネル部材4a、4bの表面壁51に凹凸部51aが形成されているので、雨水や汚れが落ちやすくなる。
次に図8には、パネル連結体の他の例を断面図で示す。このパネル連結体41においては、第2ガイド板72と第2スライド板62とを貫通する貫通孔42が設けられ、この貫通孔42にリベット43が打ち込まれている。このリベット43によって、第2スライド板62と第2ガイド板72とが固定されている。
このパネル連結体41によれば、第2スライド板62と第2ガイド板73とが固定されているので、パネル部材4、4同士を確実に固定することができる。
次に図9には、パネル連結体のその他の例を示す。図9に示すパネル連結体44においては、係合部71aと被係合部61dとの間に隙間Gが設けられており、この隙間Gの存在によって、第1スライド板61と第1ガイド板71が相互に摺動自在とされている。
即ち、図9に示すように、一方のパネル部材4aの第1スライド板61の先端面61cから被係合部61dの傾斜面61fまでの間隔をXとし、他方のパネル部材4bの係合凸部73の先端面73aから第1ガイド板71の係合部71aまでの間隔をYとしたときに、Y>Xとされている。このYとXの差分(Y−X)が隙間Gの間隔になる。
図10には、パネル連結体44の裏面側から荷重Fが加えられたときのパネル連結体44の断面を示す。パネル連結体44の裏面側から荷重Fが加えられると、まず、第2ガイド板72によって第2スライド板62が持ち上げられる。第2スライド板62は、その先端にある折曲部62bがストッパ凸部74に当接されることによって係止される。同時に、第1スライド板61と第2ガイド板71が相互に摺動し、係合部71aと被係合部61dとが当接されて隙間Gが消失するとともに、第1スライド板61の先端面61cと係止凸部73の先端面73aとが離れて隙間Gが形成される。この隙間Gの間隔は、隙間Gの間隔とほぼ同じである。
上記のパネル連結体44によれば、パネル部材4a、4b同士を連結する際に、隙間G、Gによってある程度の遊びを持たせた状態で連結させることが可能になり、パネル部材4a、4bに寸法誤差が生じた場合でもこの隙間G、Gによって寸法誤差を打ち消すことができ、パネル連結体44の湾曲を防止することができる。
また、係合部71aと被係合部61dとの間に隙間Gが設けられる場合でも、第1スライド板61と係止凸部73とが突き合わされているので、荷室に雨水等が侵入するのを防止することができる。更に、パネル連結体44の裏面側から荷重が加えられた場合は、第1スライド板61と係止凸部73との間に隙間Gが生じる一方で、係合部71aと被係合部61dとが密接するため、荷室に雨水等が侵入するのを防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、パネル連結体を貨物容器の観音扉に適用した例を説明したが、本発明はこの形態に限られるものではなく、貨物容器や海上コンテナ等の壁面部材として本発明のパネル連結体を適用することができる。
図1は本発明の実施形態であるドアパネルの平面模式図。 図2は図1に示したドアパネルを構成するパネル部材の一例を示す図であって、図1のA-A’線に対応する断面図。 図3はパネル部材の要部を示す部分断面図。 図4はパネル連結体の組立工程を示す工程図。 図5はパネル連結体の組立工程を示す工程図。 図6はパネル連結体の組立工程を示す工程図。 図7はパネル連結体の断面図。 図8はパネル連結体の他の例を示す断面図。 図9はパネル連結体のその他の例を示す断面図。 図10は図9に示すパネル連結体の裏面側から荷重が加わった場合の状態を示す断面図。
符号の説明
3、41、44…パネル連結体、4、4a、4b…パネル部材、5…中空本体、6…嵌合部、7…被嵌合部、51…表面壁、51a…凹凸部、52…裏面壁、53…一方の側壁、54…他方の側壁、61…第1スライド板、61a…裏面、61b…オフセット部、61d…被係合部、61g…テーパー面、62…第2スライド板、62a…裏面、62b…折曲部、71…第1ガイド板、71a…係合部、72…第2ガイド板、73…係止凸部、75…係止溝、G…隙間

Claims (3)

  1. 中空アルミ押出し材で形成された2以上のパネル部材が備えられ、各パネル部材には、表面壁と裏面壁と一方の側壁と他方の側壁とからなる断面視略矩形状の中空本体が各々備えられ、一方のパネル部材の一方の側壁に嵌合部が備えられるとともに他方のパネル部材の他方の側壁に被嵌合部が備えられ、前記被嵌合部に前記嵌合部が嵌合することによって各パネル部材が相互に連結されて構成されたパネル連結体であり、
    前記嵌合部には、前記一方の側壁からほぼ垂直に突出する第1スライド板と、前記一方の側壁からほぼ垂直に突出するとともに前記第1スライド板の裏面側に位置する第2スライド板とが備えられ、
    前記被嵌合部には、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出して前記第1スライド板の裏面側に重ねられるための第1ガイド板と、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出するとともに前記第2スライド板の裏面側に重ねられるための第2ガイド板と、前記他方の側壁からほぼ垂直に突出して前記第1スライド板に突き当てられるための係止凸部とが備えられ、
    前記第2スライド板の先端は表面側に折り曲げられて折曲部が形成されるとともに、前記第1スライド板の先端の裏面側には、前記折曲部とほぼ同一角度に傾斜したテーパー面が形成され、前記テーパー面を前記第1ガイド板上でスライドさせ、前記第1スライド板を前記係止凸部に突き当てさせてから、前記第1、第2スライド板を前記第1,第2ガイド板にそれぞれ重ね合わせ、
    前記第1スライド板の先端には前記第1ガイド板寄りにオフセットされるとともに前記テーパー面を有するオフセット部が設けられ、該オフセット部が前記第1スライド板と前記係止凸部との間の係止溝に嵌め込まれ、
    前記第1ガイド板の先端には前記第1スライド板側に折曲されてなる係合部が設けられるとともに、該係合部が前記第1スライド板の裏面側に突出形成された被係合部に係合されてなることを特徴とするパネル連結体。
  2. 前記係合部と前記被係合部との間に隙間が設けられ、前記第1スライド板と前記第1ガイド板が相互に摺動自在とされていることを特徴とする請求項1に記載のパネル連結体。
  3. 前記パネル部材の前記表面壁に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパネル連結体。
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