JP4330280B2 - エンジンの燃料噴射制御方法及びその制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射制御方法及びその制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン、主に建設機械用の過給器付きディーゼルエンジンの燃料噴射制御方法及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建設機械用エンジンでは、アクセルレバーをハイアイドル位置にしてエンジンを始動することが多く、この場合潤滑油がエンジンの各部に完全に廻らないうちにエンジンは高速回転になってしまう。そのために潤滑が不充分となり焼付が生ずる恐れがある。特に過給機付きエンジンにおいては、エンジン本体とともに過給機も高速回転になり、過給機の軸受に焼付が生じやすい。なぜなら過給機の軸受は、通常エンジンの潤滑油圧源から隔離した位置にあるためにエンジン始動後の潤滑油の廻りが遅く、かつエンジン本体よりも高速で回転するためである。
【0003】
その問題点の解決として、過給機付きエンジンの始動時の回転速度の制御装置及びその制御方法が特開平6−212935号公報で知られている。これは、エンジンの潤滑油圧を測定し、潤滑油圧が所定値以下のときにはアクセルレバーの位置によらずエンジンの回転速度をローアイドル回転に規制し、潤滑油圧が所定値を超えたときには所定時間の経過を待って回転速度の規制を解除する制御である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の制御装置及び制御方法では、以下の問題がある。
例えばアクセルレバーをハイアイドル位置にしてエンジンを始動した場合は、始動直後のエンジン回転速度はローアイドル回転に規制される。しかし、潤滑油圧が所定値を超え、さらに所定時間が経過した後にはエンジン回転速度が規制を解除されてローアイドル回転からハイアイドル回転へと急変する。このために走行速度や作業機速度が急変して操作性が悪化する。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目し、エンジン回転速度の規制によって始動時の焼付を防止する上記従来技術と、これも周知の技術であるスプリット燃料噴射とを組み合わせ、規制解除時の回転速度急変を抑え、操作性が向上する始動時のエンジンの制御方法及びその制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用効果】
上記目的を達成するために本発明は、エンジン完爆からの所定時間での燃料噴射をスプリット燃料噴射とし、所定時間経過後の燃料噴射を外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射とする、エンジンの燃料噴射制御方法において、
前記所定時間をエンジンの冷却水温が低いほど長くなる前期と、前期に引き続く後期とに予め分けると共に、エンジンの冷却水温ごとに所定のエンジン回転速度を予め定め、
前期でのスプリット燃料噴射を、所定のエンジン回転速度以下に維持する噴射とし、
後期でのスプリット燃料噴射を、外部からの燃料増減信号に基く噴射とすることを特徴とする。
【0007】
また、エンジン完爆からの所定時間での燃料噴射をスプリット燃料噴射とし、所定時間経過後の燃料噴射を外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射とするエンジンの燃料噴射制御装置において、
前記所定時間をエンジンの冷却水温が低いほど長くなる前期と、前期に引き続く後期とに予め分けてなる当該前期及び後期と、さらにエンジンの冷却水温ごとに予め定めた所定のエンジン回転速度とを記憶し、
エンジン完爆時又は完爆直前のエンジンの冷却水温を受け、この冷却水温に対応する長さの前期と、後期と、所定のエンジン回転速度とを記憶から読み出し、
読み出した前期には、燃料噴射ノズルから、所定のエンジン回転速度以下を維持するスプリット燃料噴射を行い、
読み出した後期には、燃料噴射ノズルから、外部からの燃料増減信号に基くスプリット燃料噴射を行い、
所定時間経過後噴射には、燃料噴射ノズルから、外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射を行うことを特徴とする。
【0008】
さらに上記エンジンの燃料噴射制御方法またはその制御装置において、
エンジンの冷却水温は、エンジンの潤滑油温であってもよい。
【0009】
上記の制御方法または制御装置によれば、エンジンの始動時に所定時間スプリット燃料噴射を行い、スプリット燃料噴射を行う時間の前期に回転速度の規制を行い、後期には回転速度の規制を解除する。したがって回転速度の規制を解除する時点で、エンジンの高速度回転を要求するアクセル操作がなされても、この時点ではまだスプリット燃料噴射が行なわれているため、回転速度急変を抑えることができ、操作性が向上する。
また、冷却水温または潤滑油温が低いほど、規制されるエンジンの回転速度の上限値が低く、規制される時間が長くなるので、エンジン各部に潤滑油が廻りにくくなる低温下であればあるほど、エンジンがより長い間、より低回転速度で暖機運転され、軸受の焼き付きなどのトラブルからより厳重に保護される。
【0010】
ここで補足すると、スプリット燃料噴射は、多量の燃料を噴射する(メイン噴射)に先立ち微量の燃料を複数回予噴射(パイロット噴射)することで、先に噴射する微量の燃料で気筒内に火種をおこし、後に噴射する多量の燃料の着火を助けるもので、特に寒冷時のエンジン始動を容易にする技術として知られる。
但しスプリット燃料噴射は、理由不詳ながらエンジンの効率を低下させてアクセル操作に対する回転速度の応答性を鈍らせるものとされ、通常運転時にはあまり用いられない。しかるに上記の制御方法または制御装置によれば、この応答性を鈍らせる性質を利用することで、回転速度の規制を解除したときの回転速度の急上昇を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図を参照して詳細に説明する。
まず、第1実施形態による制御装置の図を図1に示す。
エンジン1は、エンジン1の回転速度Nを測定する回転センサ2と、エンジン1の冷却水温Tを測定する水温センサ3と、回転センサ2の測定したエンジン1の回転速度Nと水温センサ3の測定したエンジン1の冷却水温Tとに応じて信号を出力するコントローラ4と、コントローラ4の出力する信号を入力し、この信号に応じてエンジン1の各気筒1aへの燃料噴射を調整自在とする燃料噴射機5とを備えている。
【0012】
燃料噴射機5は、高圧の燃料を蓄積するコモンレール5aと、各気筒1aへコモンレール5aからの燃料をそれぞれ導入して各気筒1a内へそれぞれ噴射するノズル5bと、コモンレール5aからノズル5bまでの間を開閉自在とする電磁弁5cとを有する。電磁弁5cはコントローラ4の出力する信号を入力し、この信号に応じてコモンレール5aからノズル5bまでの間を断続することで、ノズル5bの噴射する燃料の噴射量及び噴射パターンを調整自在としている。
【0013】
コントローラ4は、燃料噴射機5に信号を与えて各電磁弁5cをそれぞれ開閉することで燃料噴射量と燃料噴射パターンとを制御する。これにより、完爆時からの経過時間tがエンジン1の水温Tに応じた第1所定時間t1となるまでの間、エンジンの回転速度をエンジンの水温Tに応じた第1所定エンジン回転速度N1以下に規制するように燃料噴射量が調整される。とともに、完爆時からの経過時間tがエンジンの水温Tに応じた第2所定時間t2となるまでの間、燃料噴射パターンがスプリット燃料噴射とされ、第2所定時間t2経過後はメイン噴射のみの燃料噴射パターンとされる。
コントローラ4はこの他にアクセル操作手段10を有しており、通常はこのアクセル操作手段10の操作を受け、所望のエンジン回転速度が得られるように燃料噴射機5に信号を与えて燃料噴射量を調整する制御を行う。
しかし、完爆時から第1所定時間t1が経過するまでは、回転速度を規制する上記の制御がアクセル操作手段10の操作による制御に優先する。
具体的な処理手順は以下の通り。
【0014】
第1実施形態におけるコントローラ4の処理手順を、図2に示す制御フローチャートに基づいて説明する。
初期状態となるステップS1では、コントローラ4は燃料噴射機5に信号を与えて、エンジン1の回転速度Nを規制せず(アクセル操作のみの制御)、燃料噴射パターンもメイン噴射のみとするようにしてステップS2へ移行する。
次にステップS2で、回転速度センサ2が検出した回転速度Nを、ゼロと比較する。数式「N>0」が真ならばエンジン1が通常運転中であると判断して初期状態を維持することで制御を終了し、数式「N>0」が偽ならばエンジン1が停止中であると判断してステップS3へ移行する。
【0015】
ステップS3で、コントローラ4は、この時点でのエンジン1の水温Tに応じた第1所定時間t1、第2所定時間t2及び第1所定エンジン回転速度N1を算出するとともに、経過時間tの値をゼロにリセットする。
ここで水温Tに応じた第1所定時間t1、第2所定時間t2及び第1所定エンジン回転速度N1の値は、例えばコントローラ4内に制御マップの形で記憶しておくものとする。そして水温Tが高いほど、第1所定時間t1及び第2所定時間t2は短く、第1所定エンジン回転速度N1は高くなるように設定し、第2所定時間t2が第1所定時間t1よりも長くなるように設定する。
さらにコントローラ4はステップS3で、燃料噴射機5に信号を与えて、エンジン1の回転速度Nを第1所定回転速度N1以下に規制するとともに、燃料噴射パターンをスプリット燃料噴射とする。かかる後、ステップS4へ移行する。ステップS4では回転速度Nを予め記憶した第2所定エンジン回転速度N2と比較する。数式「N>N2」が真ならばエンジン1が完爆したと判断してステップS5へ移行し、数式「N>N2」が偽ならばエンジン1がいまだ完爆していないと判断してステップS3へ戻り、数式「N>N2」が真になるまでステップS3,S4の行程を繰り返す。
【0016】
ステップS5では経過時間tの値に1を加えて、ステップS6へ移行する。ステップS6では経過時間tを第1所定時間t1と比較する。数式「t>t1」が偽ならばステップS5に戻り、数式「t>t1」が真になるまでステップS5,S6の行程を繰り返す(タイマ機能)。数式「t>t1」が真ならばステップS7へ移行し、ここでコントローラ4は、燃料噴射機5に信号を与えてエンジンの回転速度Nを第1所定回転速度N1以下にする規制を解除する。かかる後、ステップS8へ移行する。
【0017】
ステップS8では経過時間tを第2所定時間t2と比較する。数式「t>t2」が偽ならばステップS5に戻り、数式「t>t2」が真になるまでステップS5,S6の行程を繰り返す(タイマ機能)。数式「t>t2」が真ならばステップS9へ移行し、ここでコントローラ4は、燃料噴射機5に信号を与えてスプリット燃料噴射を中止し、メイン噴射のみの燃料噴射パターンとする。かかる後、制御を終了する。
【0018】
かかる第1実施形態の制御によれば、エンジン1の始動時にコントローラ4は、エンジン1の回転速度Nがゼロから上昇して第2所定回転速度N2を超えた時点をもってエンジン1の完爆時とみなす。そして、完爆時から数えて第1所定時間t1が経過する時点まで、ノズル5bからの燃料噴射は、エンジン回転速度Nを第1所定エンジン回転速度N1以下に規制するようなスプリット燃料噴射となる。そして、第1所定時間t1が経過する時点から第2所定時間t2が経過する時点まで、ノズル5bからの燃料噴射は、アクセル操作手段10の操作に応じたスプリット燃料噴射となる。すなわち、回転速度の規制の解除よりもスプリット燃料噴射の終了が後になる。
完爆時の冷却水温Tが低いほど、第1所定エンジン回転速度N1が低く、第1所定時間t1が長くなるので、エンジン各部に潤滑油が廻りにくくなる低温下であればあるほど、エンジン1がより長い間、より低回転速度で暖機運転される。
【0019】
次に第2実施形態につき、図を参照し、第1実施形態との相違部分に絞って説明する。第2実施形態による制御装置の図を図3に示す。
第1実施形態との相違は、エンジン1の潤滑油圧(例えば軸受部に潤滑油を供給する油路内の油圧)Pを測定する油圧センサ6(油圧スイッチでもよい)をエンジン1が備え、油圧センサ6の測定したエンジン1の潤滑油圧Pと水温センサ3の測定したエンジン1の冷却水温Tとに応じてコントローラ4が信号を出力することである。
具体的な処理手順は以下の通り。
【0020】
第2実施形態におけるコントローラ4の処理手順を、図4に示す制御フローチャートに基づいて説明する。
初期状態となるステップS1では、コントローラ4は燃料噴射機5に信号を与えて、エンジン1の回転速度Nを規制せず(アクセル操作のみの制御)、燃料噴射パターンもメイン噴射のみとするようにしてステップS2aへ移行する。
次にステップS2aで、油圧センサ6が検出した潤滑油圧Pを、ゼロすなわち大気圧と比較する。数式「P>0」が真ならばエンジン1が通常運転中であると判断して初期状態を維持することで制御を終了し、偽ならばエンジン1が停止中であると判断してステップS3aへ移行する。
【0021】
ステップS3aで、コントローラ4は、この時点でのエンジン1の水温Tに応じた第1所定時間t1、第2所定時間t2及び第1所定エンジン回転速度N1を算出するとともに、経過時間tの値をゼロにリセットする。ここで水温Tに応じた第1所定時間t1、第2所定時間t2及び第1所定エンジン回転速度N1の値は、例えばコントローラ4内に制御マップの形で記憶しておくものとする。そして水温Tが高いほど、第1所定時間t1及び第2所定時間t2は短く、第1所定エンジン回転速度N1は高くなるように設定し、第2所定時間t2が第1所定時間t1よりも長くなるように設定する。
さらにコントローラ4はステップS3aで、燃料噴射機5に信号を与えてエンジンの回転速度Nを第1所定回転速度N1以下に規制するとともに、燃料噴射パターンをスプリット燃料噴射とする。かかる後、ステップS4aへ移行する。ステップS4aでは潤滑油圧Pを予め記憶した所定エンジン潤滑油圧P1と比較する。数式「P>P1」が真ならばエンジン1が完爆したと判断してステップS5へ移行し、偽ならばエンジン1がいまだ完爆していないと判断してステップS3aへ戻る。
ステップS5から先の制御は第1実施形態と同じなので、説明を省略する。
【0022】
かかる第2実施形態の制御によれば、エンジン1の始動時にコントローラ4は、エンジン1の潤滑油圧Pがゼロから上昇して所定エンジン潤滑油圧P1を超えた時点をもってエンジン1の完爆時とみなす。そして、完爆時から数えて第1所定時間t1が経過する時点まで、ノズル5bからの燃料噴射は、エンジン回転速度Nを第1所定エンジン回転速度N1以下に規制するようなスプリット燃料噴射となる。そして、第1所定時間t1が経過する時点から第2所定時間t2が経過する時点まで、ノズル5bからの燃料噴射は、アクセル操作手段10の操作に応じたスプリット燃料噴射となる。すなわち、回転速度の規制の解除よりもスプリット燃料噴射の終了が後になる。
完爆時の冷却水温Tが低いほど、第1所定エンジン回転速度N1が低くなるので、エンジン各部に潤滑油が廻りにくくなる低温下であればあるほど、エンジン1はより低回転速度で暖機運転される。
【0023】
なお第1及び第2実施形態において、制御のデータとして、冷却水温の代わりに潤滑油温を用いてもよい。この場合、冷却水温を測定する水温センサの代わりに潤滑油温を測定する油温センサを設けることになる。
また燃料噴射機は、スプリット燃料噴射が自在であれば、コモンレール式に限らずどのようなものでもよい。
【0024】
以上2つの実施形態を挙げて述べた通り、本発明によれば、回転速度の規制とスプリット燃料噴射とを併用するエンジンの始動時の暖機運転において、暖機終了後、回転速度の規制の解除よりもスプリット燃料噴射の終了が後に行なわれる。したがって回転速度の規制が解除される時点での、アクセル操作による回転速度の急上昇がスプリット燃料噴射によって抑えられ、操作性が向上する。
また、冷却水温または潤滑油温などの温度が低いほど、規制されるエンジンの回転速度の上限値が低く、規制される時間が長くなるので、エンジン各部に潤滑油が廻りにくくなる低温下であればあるほど、エンジンがより長い間、より低回転速度で暖機運転され、軸受の焼き付きなどのトラブルからより厳重に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る制御装置の図である。
【図2】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図3】第2実施形態に係る制御装置の図である。
【図4】第2実施形態に係るフローチャートである。
【符号の説明】
1…エンジン、2…回転速度センサ、3…水温センサ、4…コントローラ、5…燃料噴射機、5b…ノズル、6…油圧センサ。

Claims (4)

  1. エンジン完爆からの所定時間での燃料噴射をスプリット燃料噴射とし、所定時間経過後の燃料噴射を外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射とする燃料噴射制御方法において、
    前記所定時間をエンジンの冷却水温が低いほど長くなる前期と、前期に引き続く後期とに予め分けると共に、エンジンの冷却水温ごとに所定のエンジン回転速度を予め定め、
    前期でのスプリット燃料噴射を、所定のエンジン回転速度以下に維持する噴射とし、
    後期でのスプリット燃料噴射を、外部からの燃料増減信号に基く噴射とすることを特徴とするエンジンの燃料噴射制御方法。
  2. エンジンの冷却水温は、エンジンの潤滑油温である請求項1に記載のエンジンの燃料噴射制御方法。
  3. エンジン完爆からの所定時間での燃料噴射をスプリット燃料噴射とし、所定時間経過後の燃料噴射を外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射とする燃料噴射制御装置において、
    前記所定時間をエンジンの冷却水温が低いほど長くなる前期と、前期に引き続く後期とに予め分けてなる当該前期及び後期と、さらにエンジンの冷却水温ごとに予め定めた所定のエンジン回転速度とを記憶し、
    エンジン完爆時又は完爆直前のエンジンの冷却水温を受け、この冷却水温に対応する長さの前期と、後期と、所定のエンジン回転速度とを記憶から読み出し、
    読み出した前期には、燃料噴射ノズル(5b)から、所定のエンジン回転速度以下を維持するスプリット燃料噴射を行い、
    読み出した後期には、燃料噴射ノズル(5b)から、外部からの燃料増減信号に基くスプリット燃料噴射を行い、
    所定時間経過後噴射には、燃料噴射ノズル(5b)から、外部からの燃料増減信号に基く通常燃料噴射を行うことを特徴とするエンジンの燃料噴射制御装置。
  4. エンジンの冷却水温は、エンジンの潤滑油温である請求項3に記載のエンジンの燃料噴射制御装置。
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