JP4329300B2 - マルチウィンドウ表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の伝送手段を介して接続された端末装置間で遠隔地対話を実現する双方向対話型システム、該双方向対話型システムに適用可能な端末装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、英会話や補習などの伝送手段を介した遠隔地間で、教師と1又はそれ以上の生徒との遠隔学習の形態が構築されている。このような遠隔学習では、教師及び生徒は相手側対話者の映像を見ながら学習を進行させるため、例えば、特許第3074677号に開示された、伝送手段を介して行われる遠隔学習に適した双方向対話型システムが知られている。
【0003】
一方、上述のような遠隔学習においては、教師は生徒に対して課題の提示や採点、評価といった付加情報を提供する必要があり、例えば、特許第2970661号に開示されたように、対話者の映像だけでなく種々の関連情報の提示できる表示方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
発明者は、上述の従来技術を詳細に検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、撮像部により取り込まれた対話者の映像を相互に送信し合うことにより実現される遠隔地学習において、対話者自身を撮像しているCCDカメラ等の撮像部のみから取り込まれた映像を対話に利用するのでは、十分に効果のある学習が実現できない場合があった。例えば編み物を教える場合などである。通常、このような遠隔地対話では、対話者(指導者)が手元にある資料の提示や編み物の実演などを相手側対話者(生徒)に見せる方がより学習効率が向上するケースは、経験的にも多数存在する。ところが、該対話者自身を撮像しているCCDカメラ等の撮像部のみで異なる対象物の映像を相手側対話者に提示使用とすると、1つの撮像部で異なる映像を取り込むよう対話者自身が撮像対象の移動等を行わなければならず、対話者双方が遠隔地対話に集中できない対話環境となってしまうケースが考えられる。このように、対話者自身を撮像する撮像部のみが設けられた従来の双方向対話型システムでは、結果として、円滑な遠隔地対話の進行が困難になる場合があるという課題があった。
【0005】
この発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、所定の伝送手段を介して行われる遠隔地対話において、対話進行を妨げることなく補助映像の利用を可能にするための構造を備えた端末装置、それを含む双方向対話型システム、ヘッドセット、マルチウィンドウ表示方法、該マルチウィンドウ表示方法を実行するコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムが記録された記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る双方向対話型システムは、所定の伝送手段を介して遠隔地にそれぞれ配置された端末装置間において、相互に対話者像を送信し合うことにより、間接的に対話を実現する。この双方向対話型システムにおいて、少なくとも一方の端末装置は、表示部と、第1撮像部と、第2撮像部と、映像処理装置とを備える。上記第1撮像部は、表示部の前方に位置する対話者を撮像すべく、該対話者と対向する位置に固定配置される。上記第2撮像部は、表示部の前方に位置する該対話者を除く対象物を撮像すべく、該表示部の前方で移動可能に配置される。上記映像処理装置は、表示部のモニタ画面上に、少なくとも対話者と遠隔地対話中である相手側対話者の像をウィンドウ表示する。
【0007】
また、この第2撮像部は、表示部前方に位置する対話者の頭部に対して相対位置が固定されるのがよい。このため、当該端末装置は、第2撮像部と、対話者、特に対話者頭部に対して該第2撮像部の相対位置が固定されるよう支持部を備えたヘッドセットを含むのが好ましい。
【0008】
上記映像処理装置は、種々の表示制御が可能であるが、特に、この発明に係るマルチウィンドウ表示方法を実施する。すなわち、この発明に係るマルチウィンドウ表示方法は、表示部のモニタ画面上に、相手側対話者像のウィンドウとともに、上記第2撮像部により撮像された映像のウィンドウも同時に表示することを特徴としている。この場合、対話者は、敢えて手元を見る必要はないため(大きく視線を相手側対話者像からずらす必要がない)、この手元映像を頻繁に確認したとしても著しく視線一致状態に影響を与えることはない。また、当該マルチウィンドウ表示方法では、上記第2撮像部により撮像された映像の一部を切り出し、この切り出し映像を、表示部におけるモニタ画面上に設定されるウィンドウサイズに一致するよう拡大あるいは縮小することも可能である。
【0009】
さらに、上述のようなウィンドウ表示方法は、コンピュータ等で実行されるプログラムであってもよく、この場合、当該プログラムは、有線、無線を問わずネットワークを介して配信されてもよく、また、CD、DVD、フラッシュメモリ等の記録媒体に格納されていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る端末装置、それを含む双方向対話型システム等の各実施形態について、図1〜図7を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0011】
この発明に係る端末装置は、所定の伝送手段を介して接続された端末装置間での遠隔地対話を実現する、例えば特許第3074677号に記載された双方向対話型システムに適応可能である。
【0012】
まず、ここでは、当該端末装置が適応可能な、上記双方向対話型システムについて説明する。なお、この双方向対話型システムは、視線一致した状態での遠隔地対話を実現するシステムであるが、当該端末装置は、対話者間で視線一致できない構成であっても相手側対話者像を表示する双方向対話型システムであれば適応可能である。
【0013】
図1は、遠隔地に居る対話者間の視線一致を可能にする双方向対話型システム全体を示す論理構成図である。このシステムは、A地点(第1地点)にいる対話者3A(第1対話者)とB地点(第2地点)にいる対話者3B(第2対話者)との間で双方向対話を実現するシステムである。特に、このシステムは遠隔地にいる対話者間でも親密な信頼関係を確立し綿密なコミュニケーションを実現するカウンセリング・システムや家庭学習を志向したシステムであるので、少なくとも一方の対話者として、教師、医師、心理学者などのカウンセラを想定している。したがって、このシステムはこれらカウンセラがカウンセリングを行うために必要な情報、及び理想的なカウンセリング環境を提供できるよう種々の機能及び構成を備える。
【0014】
具体的には、A地点において、(a)対話者3A(例えはカウンセラ)が座る椅子4A(高さ調節機構40Aを有する)と、(b)対話者3Aが向かうテーブル2Aと、(c)伝送手段27を介して対話者間の視線を一致させるための機構を備えた端末装置20Aとが設置され、対話者3Aはパーティション22Aにより隔離されている。また、対話者3Aには、対話者撮像用のCCDカメラ5Aとは別に手元を撮像するためのCCDカメラ910Aが取り付けられている。一方、B地点には、(a)対話者3B(例えばカウンセリングを受けるクライアント)が座る椅子4Bと(高さ調節機構40Bを有する)、(b)対話者3Bが向かうテーブル2Bと、(c)伝送手段27を介して対話者間の視線を一致させるための機構を備えた端末装置20Bとが設置され、対話者3Bはパーティション22Bにより隔離されている。また、対話者3Bにも、対話者撮像用のCCDカメラ5Bとは別に手元を撮像するためのCCDカメラ910Bが取り付けられている。ここで、伝送手段27は、A地点の端末装置20AとB地点の端末装置20Bとの間で画像情報及び音声情報の送受信を可能にするため、大容量伝送を可能にする光ファイバ伝送路31(主伝送路)及び衛星通信伝送路32(バックアップ用伝送路)等を含む。なお、この伝送手段27は有線、無線のいずれであってもよい。また、伝送手段は、既に敷設された電話回線網等のネットワークを含み、さらに種々のデータベースを備えた電子掲示板システム(BBS: Bulletin Board System)も含む。
【0015】
A地点において、上述の椅子4Aは対話者3Aの位置を規定するために機能する。この椅子4Aは端末装置20Aの表示部21Aとの距離を一定に保つために固定されるのが好ましい。しかし、該椅子4Aが固定されていない場合であっても、テーブル2Aを対話者3Aと表示部21Aに設置することによりこの椅子4Aと表示部21Aとの距離を一定に保つことが可能になる(テーブル2Aの存在が対話者3Aの心理的な距離の基準となる事実が確認されている)。なお、相手側の対話者3B(例えば、カウンセリングを受ける者等)がいるB地点の端末装置20Bの構成も同様である。
【0016】
A地点において、端末装置20Aは、(1)B地点の端末装置20Bから伝送手段27を介して伝送されてきた画像情報に基づいて対話者3Bの映像などを表示する、テーブル2Aの上に配置された、モニタTV1Aを備えた表示部21Aと、(2)CCDカメラ5Aで撮像された対話者3Aの映像及びCCDカメラ910Aで撮像された手元の映像それぞれを画像情報として取り込み、B地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための撮像ユニット6Aと、(3)B地点の端末装置20Bから伝送手段27を介して伝送されてきた音声情報に基づいて対話者3Bの音声を出力するための音声出力部23A(スピーカ)と、(4)対話者3Aの音声を音声情報として集音し、B地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための音声入力部24A(マイク)を備える。さらに、このシステムはカウンセリング・システムとしてより綿密なコミュニケーションを実現するため、(5)対話者3Aが文字や図形を入力し、入力された文字や図形を表示部21Aに表示するとともに、文字図形情報としてB地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための文字図形入力部25A(キーボード、ポインティング・デバイス、タッチパネルなどのインターフェース)と、(6)上記各構成要素と伝送手段27との間に設けられ、信号処理、伝送制御及び映像データの編集作業等を行う映像処理装置26Aとを備える。なお、B地点の端末装置20Bも、上述したA地点の端末装置20Aと同様に構成されており、具体的には、表示部21B、CCDカメラ5Bと撮像ユニット6Bからなる撮像装置600B、音声出力部23B、音声入力部24B、文字図形入力部25B、及び映像処理装置26Bを備える。
【0017】
さらに、A地点及びB地点の端末装置20A、20Bにおいて、撮像装置600A、600B(撮像手段)の構成を説明する。なお、説明の都合上、A地点及びB地点の各端末装置20A、20Bに共通する構成要素について言及する場合には、例えば撮像装置600のように、各地点を区別する文字A、Bを省略して説明する。また、特に説明がされていない場合には、原則としてA地点の端末装置20Aについて説明しているものとして、共通する構成を有するB地点の端末装置20Bについては重複する説明は省略する。
【0018】
この撮像装置600は、撮像部である超小型CCDカメラ5(5A)、該CCDカメラ5を支持した状態で所定位置に設置するための支持機構10(図2参照)、及び該CCDカメラ5を制御するための撮像ユニット6(6A)とを備える。モニタTV1(1A)はテーブル2(2A)の上に載置されており、対話者3(3A)はこのモニタTV1から距離L(m)離れて置かれた高さ調整機構40(40A)を備えた椅子4(4A)に座っている。この距離L(LA)は0.5m以上5m以下に設定される。撮影される対話者3及びモニタTV1間には、外径φ20mm以下,長さ約100mmの円筒状の超小型CCDカメラ5が設けられている。また、このCCDカメラ5はその撮像方向が撮影される対話者3に向けられるよう設置されている。そしてカメラ5で撮像された対話者3の映像は、画像情報として撮像ユニット6から他方の対話者側に伝送される(伝送手段27を介してB地点の端末装置20Bに伝送される)。なお、対話者によっては表示部21と該対話者間の間隔が弱冠ずれる可能性もある。したがって、このような状況にも対処すべく、CCDカメラ5は焦点深度の深いものを選択するのが好ましい。
【0019】
次に、超小型CCDカメラ5の具体的な設置位置を図2を用いて説明する。
【0020】
まず、撮像装置600の撮像ユニット6は伝送されてきた他方の対話者の映像を表示するための表示部21上に設置される。この撮像ユニット6本体にはカメラ5によって撮影された対話者自身の映像(カメラケーブル50を介して撮像ユニット6に取り込まれる)の表示と、伝送されてきた他方の対話者3Bの映像の表示を切り換えるための、切り換えスイッチ6aの他、種々の調節用スイッチ6bが設けられている。なお、スイッチ210はモニタTV1の電源をオン/オフする電源スイッチ等を含む。CCDカメラ5は、伝送されてきた他方の対話者3Bの像9が表示されるモニタ画面8の前方の所定位置に支持機構10(ロボット・アーム)によって設置される。なお、このモニタ画面8は4インチ程度であれば十分に利用できる。
【0021】
具体的には、CCDカメラ5はモニタ画面8から前方w(cm)の位置であって、該モニタ画面8に表示された対話者像9の頭部9a付近に配置される。円筒状CCDカメラ5の中心軸は、点線で示す対話者像9の目の位置の上方h(cm)の部位に位置している。
【0022】
このように超小型のCCDカメラ5は、大型モニタTV1の画面8に表示された対話者像9の目の位置より上の頭部付近に位置しているため、双方向対話に特別な支障は生じない。例えば、CCDカメラ5が画面8に表示された対話者像9の目の位置(図中、点線で示す位置)の上方h=約10(cm)に設けられ、モニタTV1および対話者3間の距離Lが約2.5(m)に設定されているシステム構成の場合、視差角は2.3°で十分検知限界の視差角3°を下回ることが可能である(モニタ画面8とCCDカメラ5の間隔wが10(cm)程度ある場合でも、視差角の変動には特に影響はない)。つまり、視線一致時に相手の目(モニタ画面8に表示された他方の対話者3Bの像の目)がはっきりと見えれば、その頭部辺りに超小型のカメラ5が設けてあっても、モニタTV1の画面8が大型であれば、双方向対話に支障はほとんどないことが確認されている。この画面8の大きさは、実験の結果、横35cm,縦26cm程度以上の大きさがあれば良好な双方向対話が実現できることも確認されている。なお、相互の対話者が知人同志であれば、画面の大きさは小さくとも心理的な障害も少ない傾向を示す結果も得られており、画面サイズに関しては用途に応じて使いわけるとよい。
【0023】
さらに、視差角について、図3を用いて説明する。この明細書において、視差角とは、図3に示されたように、モニタ画面8に表示された対話者像9へ向けられた、撮影される対話者3の視線と、CCDカメラ5へ向けられた、該対話者3の視線とがなす角度θを言う。換言すれば、対話者3の視線に対するCCDカメラ5の設置位置のずれ角を意味している。また、ここでいう視線一致とは、昭和42年電気四学会連合大会(No.1998)で報告されているように、CCDカメラ5の設置位置による不自然さの許容限界以下を意味している。定量的には、視差角として、左右方向4.5°以下(対話者像9の目の中心Aに対し、該像9の両こめかみ側),真上方向12°(像中心Aに対し、像9の頭部9b側),真下方向8°(像中心Aに対し、像9の胴体側)以下を視線一致範囲内としている。もちろん、この視差角は小さい方が良く、左右上下方向3°以下が検知限界とされている。したがって、CCDカメラ5が設置可能な領域は、図4に示された円錐領域である。なお、この円錐領域は、対話者3の目30とモニタ画面8に表示された対話者像9の中心点A(この実施形態では、対話者像9の両目の中心を該対話者像9の中心点Aとして定義している)とを結ぶ該対話者3の視線31に対し、所定距離L(m)離れた時のモニタ画面8上の視線一致領域9b、及び、該対話者3の目30の位置とで規定される。なお、モニタ画面8上に表示される対話者像9のサイズが小さい場合には、必ずしも該CCDカメラ5と対話者像9の頭部が重なっている必要はない。むしろ対話者9の頭部がCCDカメラ5に隠れてしまい見にくくなる。上述のように視線一致の条件は視差角3°の領域内にCCDカメラ5と対話者像9の目が存在することであり、具体的に画面から50cm離れた位置で約3cm程度(図2におけるh)である。したがって、この範囲内であればCCDカメラ5と対話者像9の頭部をずらしても視線一致状態は維持される。この対話者像9とCCDカメラ5をずらすには、例えばモニタ画面8上における画像表示位置を調節したり、CCDカメラ5の支持部を調節してCCDカメラ5自体の位置を変更することにより実現される。
【0024】
図5は、この発明に係る双方向対話型システムに適用可能な端末装置の構成を説明するための概念図である。なお、以下の説明では、図1に示された端末装置20A、20Bのいずれにも相当する構成であるため、各構成要素の参照符号は添え字を省略する。
【0025】
この端末装置は、図5に示されたように、表示部21と、撮像装置600(図1における撮像装置600A、600Bに相当)と、第2撮像部であるCCDカメラ910(図1におけるCCDカメラ910A、910Bに相当)と、映像処理装置26(図1における映像処理装置26A、26Bに相当)とを備える。表示部21には、そのモニタ画面8上に少なくとも相手側対話者像が映像処理装置26によりウィンドウ表示される。撮像装置600は、対話者3を撮像するための第1撮像部であるCCDカメラ5と、該CCDカメラ5をモニタ画面8の前方に支持する支持部10と、該CCDカメラ5により撮像された映像を取り込むための撮像ユニット6とを備え、モニタ画面8の前方に固定されたCCDカメラ5は、撮像領域A1内に存在する対話者3を撮像する。一方、第2撮像部であるCCDカメラ910は、例えばモニタ画面8に対して相対的に移動可能になるよう、対話者3の頭部に装着されたヘッドセット950(ヘッドホンでもよい)の支持部に固定される。このCCDカメラ910の撮像方向は、例えば該対話者3の手元に向けられ、該CCDカメラ910の撮像領域A2内に存在するブレット920等を撮像する。映像処理装置26は、表示部21のモニタ画面8上に、少なくとも相手側対話者像のウィンドウ800Aを表示する。
【0026】
従来、CCDカメラ910のような補助カメラが利用される場合、ハンドカメラでは対話者の片方の手が拘束され、撮影と同時に他の作業、操作(文字を書いたり作業を示すなど)に支障が生じていた。これに対し、図5に示されたように、ヘッドセット950の支持部にCCDカメラ910が装着されることにより、対話者は両手が自由になり、撮影と同時に他の作業、操作が平行してできるようになる。特に、この発明に係るヘッドセット950は、CCDカメラ910を対話者頭部に装着させている。これは、該頭部が回転自在であること、さらには該対話者が着席し自然体で作業等をする場合、その動きが非常に少なくなることに着目したためである。このことにより、対話者が自然な着席姿勢状態で手元資料を撮像できるようCCDカメラ910の撮像角度が一度調節されれば、その後は頭部の許容できる自然な微調整で該CCDカメラ910の撮像範囲が調節できるので、対話者は相手側対話者との対話とともにハンドフリー作業が容易に行えるようになる。
【0027】
映像処理装置26は、この発明に係るマルチウィンドウ表示方法が実施可能である。具体的に、この発明に係るマルチウィンドウ表示方法は、表示部21のモニタ画面8上に、相手側対話者像のウィンドウ800Aとともに、CCDカメラ190により撮像された映像ウィンドウ880Bも同時に表示させる。この場合、対話者3は、モニタ画面8上にウィンドウ表示された相手側対話者像と手元映像が同時にモニタ画面8上で見ることができるので、視線一致状態を実質的に維持しながら遠隔地対話の進行が可能になる。すなわち、対話者3は、敢えて手元を見る必要がないため(大きく視線を相手側対話者像からずらす必要がない)、この手元映像を頻繁に確認したとしても著しく視線一致状態に影響を与えることはない。さらに、当該マルチウィンドウ表示方法では、CCDカメラ910により撮像された映像の一部を切り出し、この切り出し映像を、表示部21におけるモニタ画面8上に設定されるウィンドウサイズに一致するよう拡大あるいは縮小などの画像処理が行われてもよい。
【0028】
例えば、CCDカメラ910により対話者3の手元資料を撮像する場合、該CCDカメラ910は、その撮像方向及び焦点深度が机表面に略一致するようセットされる。これにより、対話者3は、モニタ画面8上の一部領域にウィンドウ表示される手元映像の確認が可能になる。また、ウィンドウ内の映像がずれる場合には対話者自身が手元資料の位置を調節することにより、容易に映像修正が可能である。なお、ヘッドセット950に取り付けられるCCDカメラ910は、直径10mm程度のレンズ径であれば、寸法、重さとも対話に影響することはない。
【0029】
図6は、この発明に係る端末装置の構成を示すブロック図である。この端末装置は、モニタ等の表示部21(図1に示された双方向対話型システムにおける表示部21A、21Bに相当)と、映像処理装置26(図1に示された双方向対話型システムにおける映像処理装置26A、26Bに相当)と、外部記録装置700と、マウス等のポインティングデバイス900及びタブレット950と、撮像装置を備える。なお、この撮像装置は、対話者を撮像するための撮像部(CCDカメラ)5と該対話者の手元などを撮像するための撮像部(CCDカメラ910)を含む。
【0030】
また、映像処理装置26は、上記撮像装置に含まれる撮像ユニット6からの画像情報の取り込みや伝送手段27を介して相手側対話者像等の画像情報の送受信を行うためのデータ入出力部261(図中、I/O)と、画像表示動作などを実施するための制御部263、送受信される画像情報の他、予め対話者自身が用意した文字データ、映像データ等を格納しておくためのデータベース262(図中、D/B)、表示部21へ制御手段263の指示に従って所定のパターンを表示させる描画部264と、マウス等のポインティングデバイス900やタブレット950からの位置情報等の取り込みや外部記録装置700とのデータ授受を可能にするデータ入出力部265(図中、I/O)を備える。なお、外部記録装置700は、例えば磁気テープ、CD、光ディスク、ハードディスク、DVD、フラッシュメモリ等を含む。
【0031】
具体的に、伝送手段27を介してI/O261が、相手側対話者の画像データを受信すると、制御部263は、該相手側対話者像を表示部のモニタ画面8上にウィンドウ表示する。すなわち、制御部263はまず、描画部264に対して、表示部21のモニタ画面8上において予めマウス900等で指定された位置にウィンドウ表示するよう、受信した該相手側対話者像の表示制御を行う。なお、制御部263による表示制御では、相手側対話者像の目よりも上方の頭部と表示部21のモニタ画面前方に予め設置されているCCDカメラ(撮像部)5とが重なるよう表示位置が調節され、伝送手段27を介した視線一致状態が確保される。
【0032】
一方、制御部263は、I/O261を介してCCDカメラ5により撮像された対話者の画像データを伝送手段27を介して相手側端末装置に送信するとともに、CCDカメラ910(撮像部)により撮像された該対話者の手元の映像データを取り込む。このとき、描画部264は、制御部263の指示に従って取り込まれた対話者の手元映像をモニタ画面8上の所定位置に、相手側対話者像とともにウィンドウ表示する。
【0033】
なお、制御部263は、種々の表示制御が可能であり、例えば、図7に示されたように、表示部21のモニタ画面8上に、相手側対話者像のウィンドウ800A(視線一致可能なようにモニタ画面8上にCCDカメラ5と一部重なった状態で表示される)とともに、CCDカメラ910により撮像された手元映像のウィンドウ800Bも同時に表示させることも可能である。この場合、対話者は、敢えて手元を見る必要はないため(大きく視線を相手側対話者像からずらす必要がない)、この手元映像を頻繁に確認したとしても著しく視線一致状態に影響を与えることはない。
【0034】
モニタ画面8上のウィンドウ800Bには、静止画像の他、動画が補助情報として表示されてもよい。特に、モニタ画面8上に画像取り込みボタンを表示しておけば、対話者がこのボタンをクリックすることにより、例えばCCDカメラ910から取り込まれる映像の一部がディジタル記録され、静止画像としてハンドリングできるようになる。また、CCDカメラ910により対話者の手元に置かれた教科書が撮像される場合、1頁分が記録されるか、あるいは必要な部分をモニタ画面8上のウィンドウ800Bのサイズに一致するよう拡大処理されるのが好ましい。この拡大映像を利用することで、遠隔対話における指導、学習が容易になる。
【0035】
また、上述のCCDカメラ910により撮像された補助情報として、例えば編み物指導など遠隔指導あるいは遠隔学習では、動画像であるのが好ましい。特に、編み物のような作業など、向かい合った状況で見た映像よりも対話者自身の視線で見た映像の方が理解し易いケースも多い(このことは、習字や手仕事などの学習にも言える)。この編み物学習の場合、補助情報をとしての映像を取り込むCCDカメラ910は、対話者の手元を撮像するよう予め配置しておくことにより、より詳細な作業情報が相手側対話者に送信できる。勿論、外部記録装置700やD/B262にCCDカメラ910の映像データを記録しておくことにより、対話終了後(OFF−LINE状態)における個人学習やスローモーション再生など可能になる。特になれてくるとウィンドウ800A内の対話者映像と視線一致した状態で説明等が可能になるため、遠隔指導には効果的である。この場合、対話者がモニタ画面8と正対したときにCCDカメラ910が該対話者の手元を撮像するよう位置されればよい。特に、CCDカメラ910の撮像方向を対話者の視線と一致させないことにより、手元の動きに違和感なく表示や説明が可能になる。
【0036】
また、習字学習の場合、一般的には手元を見るので、対話者自身が頭を下げた状態(習字を行っている状態)で該対話者の手元が撮像できるようCCDカメラ910の位置調節が行われる。例えば、一度書き出したら完了するまでCCDカメラ910の映像を録画しておき、この録画された映像データを再生する課程において、ウィンドウ800A内の相手側対話者像と視線一致下状態で説明がおこなわれると、より高い学習効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、遠隔地間での親密な双方向対話を実現すべく対話者を撮像する固定された撮像部と、この双方向対話の進行に有益な静止画あるいは動画などの補助映像を撮像する移動可能に配置された撮像部とを個別に配置するよう構成されているので、対話者は、対話中に大きく視線を相手側対話者像からずらす必要がなく、円滑な双方向対話を妨げずに補助情報が利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】遠隔地間において伝送手段を介して視線一致を実現する双方向対話型システムの一構成を示す図である。
【図2】図1に示された撮像装置を示す図であって、視線一致のためのCCDカメラの設置方法を説明するための図である。
【図3】視差角を説明するための図である。
【図4】CCDカメラが設置されるべき領域を示す図である。
【図5】この発明に係る双方向対話型システムにおける端末装置の構成を説明するための概念図である。
【図6】この発明に係る双方向対話型システムにおける端末装置の構成を示すブロック図である。
【図7】この発明に係る双方向対話型システムの各端末装置において、図6に示された映像処理装置によりウィンドウ表示されたモニタ画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
8…モニタ画面、21(21A、21B)…表示部、3(3A、3B)…対話者A、B、5A、5B、910A、910B…CCDカメラ(撮像部)、6(6A、6B)…撮像ユニット、600(600A、600B)…撮像装置、26(26A、26B)…映像処理装置、20(20A、20B)…端末装置、262…D/B、263…制御部、900…マウス(ポインティング・デバイス)、920…タブレット、950…ヘッドセット。
Claims (4)
- 所定の伝送手段を介して互いの映像を送受信することにより遠隔地対話を実現する双方向対話型システムにおける端末装置を用いたマルチウィンドウ表示方法であって、
前記端末装置は、表示部と、前記表示部の前方に位置する対話者を撮像する第1撮像部と、前記対話者と前記表示部との間の空間の視線一致領域外に位置する対象物を撮像する第2撮像部と、前記表示部のモニタ画面上に、少なくとも前記対話者と遠隔地対話中である相手側対話者の像をウィンドウ表示するための映像処理装置とを備えており、
遠隔地対話中、前記対話者と相手側対話者とが映像を介して視線一致状態となるよう該表示部の前方に前記第1撮像部を固定するとともに、前記対話者の視線に一致しないように撮像方向が調節された状態で該対話者の頭部位置の変動に連動して該撮像方向が変動するよう前記第2撮像部を配置し、
前記表示部のモニタ画面上に、前記対話者から見て前記第1撮像部と重なるよう相手側対話者像のウィンドウを表示させるとともに、前記相手側対話者像のウィンドウと重ならないように前記第2撮像部により撮像された映像のウィンドウも同時に表示させるマルチウィンドウ表示方法。 - 前記第2撮像部により撮像された映像の一部を切り出し、この切り出し映像を、前記表示部におけるモニタ画面上に設定されるウィンドウサイズに一致するよう拡大あるいは縮小することを特徴とする請求項1記載のマルチウィンドウ表示方法。
- コンピュータにより請求項1又は2記載の方法を実行するコンピュータプログラム。
- コンピュータにより請求項1又は2記載の方法を実行するコンピュータプログラムが記録された記録媒体。
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