JP4590987B2 - 撮像装置、端末装置及び双方向対話型システム - Google Patents

撮像装置、端末装置及び双方向対話型システム Download PDF

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この発明は、遠隔地間での画面上に表示される相手側対話者像を見ながら遠隔地対話を実現するための構造を備えた双方向対話型システムに適用可能であって、設置対象物である薄型表示装置の裏面形状に応じて安定した設置状態を実現するための構造を備えた、該薄型表示装置に対して着脱自在な撮像装置、該撮像装置を含む端末装置、及び該端末装置を含む双方向対話型システムに関するものである。
近年、通信容量及び通信速度の向上等により、撮影用カメラが取り付けられたディスプレイ装置(特許文献1参照)を利用して遠隔地間の双方向対話を実現するテレビ会議システムが実用化されている。
特開平9−130768号公報 昭和42年電気四学会連合大会(No.1998)
発明者らは、上述のようなテレビ会議システムや視線一致を志向した表示装置について研究開発を行っており、当該研究開発における検討において、以下のような課題を発見した。
すなわち、パソコンなどの薄型ディスプレイ(液晶、TFT)やプラズマディスプレイのような薄型表示装置は、機種により種々の裏面形状を有しており、該薄型表示装置に対して着脱自在に設置される撮像装置であっても、種々の裏面形状に対応する構造は備えておらず、一旦薄型表示装置に設置されたとしても、該薄型表示装置の裏面形状によっては、その設置状態が不安定になるという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、薄型表示装置に着脱自在に設置可能な撮像装置として該薄型表示装置の裏面形状の違いに応じて撮像部の安定した設置状態を実現するための構造を備えた撮像装置、該撮像装置を含む端末装置、及び該端末装置を含む双方向対話型システムを提供することを目的としている。
この発明に係る撮像装置は、所定画像が表示されるモニタとモニタ画面を露出させた状態で該モニタを収納する筐体とを有する薄型表示装置に着脱自在に設置可能な撮像装置であり、該薄型表示装置の裏面形状に応じて、撮像部の安定した設置状態を実現するための構造を有する。具体的に、当該撮像装置における本体部は、モニタ画面を取り囲む前記表示装置の筐体前面に当接される前面台座部と、表示装置の筐体裏面に当接される裏面台座部により構成され、この本体部が、前面台座部と裏面台座部とにより設置対象である薄型表示装置を挟んだ状態で、該薄型表示装置に設置される。
特に、この発明に係る撮像装置において、上記本体部の一部を構成する裏面台座部には、設置対象である薄型表示装置の裏面と対面する面上に、該薄型表示装置の筐体裏面に押し当てられる少なくとも2枚のプレート部材が設けられている。すなわち、このように一枚の面板が筐体裏面に押し当てられる構造ではなく、複数のプレート部材(それぞれ設置される面板の面積よりも小さい設置面積を有する)を用意することにより、該筐体裏面の凹凸に対応して本体部を安定的に設置することができる。
また、設置対象である薄型表示装置における筐体裏面の形状には、デザイン性を強調するため、緩やかなカーブや斜めカットが多用される傾向がある。そこで、上記2枚のプレート部材は、裏面台座部の面板(筐体裏面に対面する面)に対して、それぞれ任意の角度を取り得る状態で該裏面台座部に取り付けられているのが好ましい。
さらに、この発明に係る端末装置は、画像伝送装置、インターネット等の伝送手段を介して音声や画像の送受信を行うパーソナル・コンピュータを含み、上述のような構造を有する撮像装置(この発明に係る撮像装置)と、表示部とを備える。
また、この発明に係る双方向対話型システムは、上述のような構造を有する端末装置(この発明に係る端末装置)を含み、撮像された対話者像を所定の伝送手段を介して相手側対話者に互いに提示し合うことにより該対話者と該相手側対話者間での遠隔地対話を実現する。なお、このような双方向対話型システムには、例えばテレビ電話システム、テレビ会議システム等の複数の端末装置間で音声データや画像データの送受信を通じて一対一、一対多、多対一、あるいは多対多の双方向対話を実現する通信システムが含まれる。
この発明によれば、支持部を介して撮像部を所定位置に保持する本体部が、前面台座部と裏面台座部により設置対象である薄型表示装置を挟んだ状態で該薄型表示装置に着脱自在に設置可能な構造を有する。特に、裏面台座部は、少なくとも2枚のプレート部材が裏面台座部の面板(筐体裏面に対面する面)に対して、それぞれ任意の角度を取り得る状態で取り付けられており、これらプレート部材が筐体裏面に直接押し当てられることにより、当該撮像装置における本体部が薄型表示装置に安定した状態で設置される。
以下、この発明に係る撮像装置、端末装置、及び双方向対話型システムの各実施形態を、図1〜図7を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位、同一部材には同一符号を付して重複する説明を省略する。
この発明に係る撮像装置は、所定の伝送手段を介して接続された端末装置(この発明に係る端末装置)に適用可能であり、このような端末装置間での遠隔地対話を実現する双方向対話型システムに適用可能である。
まず、ここでは、当該撮像装置を含む端末装置の利用形態の一例として上記双方向対話型システムについて説明する。なお、この双方向対話型システムは、視線一致した状態での遠隔地対話を実現するシステムであるが、当該撮像装置を含む端末装置は、対話者間で視線一致できない構成であって単にテキストデータや画像データの送受信が可能な双方向対話型システムにも適用可能である。
(双方向対話型システム及び端末装置)
図1は、遠隔地に居る対話者間の視線一致を可能にする双方向対話型システム全体を示す論理構成図である。このシステムは、A地点(第1地点)にいる対話者3A(第1対話者)とB地点(第2地点)にいる対話者3B(第2対話者)との間で双方向対話を実現するシステムである。このシステムは遠隔地にいる対話者間でも親密な信頼関係を確立し綿密なコミュニケーションを実現するシステムであり、例えばカウンセリング・システムや家庭学習を志向したサービス提供システムとして用いることができる。その場合、少なくとも一方の対話者として、教師、医師、心理学者などのサービス提供者を想定している。したがって、このシステムはこれらサービス提供者がサービスを提供するために必要な情報、及び理想的な環境を提供できるよう種々の機能及び構成を備える。
具体的には、A地点において、(a)対話者3A(例えばカウンセラ)が座る椅子4A(高さ調節機構40Aを有する)と、(b)対話者3Aが向かうテーブル2Aと、(c)伝送手段27を介して対話者間の視線を一致させるための機構を備えた端末装置20Aとが設置され、対話者3Aはパーティション22Aによって隔離されている。一方、B地点には、(a)対話者3B(例えばカウンセリングを受けるクライアント)が座る椅子4B(高さ調節機構40Bを有する)と、(b)対話者3Bが向かうテーブル2Bと、(c)伝送手段27を介して対話者間の視線を一致させるための機構を備えた端末装置20Bとが設置され、対話者3Bはパーティション22Bにより隔離されている。ここで、伝送手段27は、A地点の端末装置20AとB地点の端末装置20Bとの間で画像情報及び音声情報の送受信を可能にするため、光ファイバ伝送路31(主伝送路)及び衛星通信伝送路32(バックアップ用伝送路)等を含む。なお、この伝送手段27は有線、無線のいずれであってもよい。また、伝送手段は、既に敷設された電話回線網等のネットワークを含み、さらに種々のデータベースを備えた電子掲示板システム(BBS: Bulletin Board System)も含む。
A地点において、上述の椅子4Aは対話者3Aの位置を規定するために機能する。この椅子4Aは端末装置20Aの表示部(表示装置)21Aとの距離を一定に保つために固定されるのが好ましい。しかし、該椅子4Aが固定されていない場合であっても、テーブル2Aを対話者3Aと表示部21Aに設置することによりこの椅子4Aと表示部21Aとの距離を一定に保つことが可能になる(テーブル2Aの存在が対話者3Aの心理的な距離の基準となる事実が確認されている)。なお、相手側の対話者3B(例えば、カウンセリングを受ける者等)がいるB地点の端末装置20Bの構成も同様である。
A地点において、端末装置20Aは、(1)B地点の端末装置20Bから伝送手段27を介して伝送されてきた画像情報に基づいて対話者3Bの映像などを表示する、テーブル2Aの上に配置された、モニタTV1Aを備えた表示部21Aと、(2)CCDカメラ(撮像部)5Aを所定位置に保持するための本体部6Aと、(3)B地点の端末装置20Bから伝送手段27を介して伝送されてきた音声情報に基づいて対話者3Bの音声を出力するための音声出力部23A(スピーカ)と、(4)対話者3Aの音声を音声情報として集音し、B地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための音声入力部24A(マイク)を備える。さらに、このシステムはカウンセリング・システムとしてより綿密なコミュニケーションを実現するため、(5)対話者3Aが文字や図形を入力し、入力された文字や図形を表示部21Aに表示するとともに、文字図形情報としてB地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための文字図形入力部25A(キーボード、ポインティング・デバイス、タッチパネルなどのインターフェース)と、(6)上記各構成要素と伝送手段27との間に設けられ、信号処理、伝送制御及び映像データの編集作業等を行う映像処理装置26A(制御部含む)とを備える。なお、B地点の端末装置20Bも、上述したA地点の端末装置20Aと同様に構成されており、具体的には、表示部21B、CCDカメラ5Bと本体部6Bからなる撮像装置600B、音声出力部23B、音声入力部24B、文字図形入力部25B、及び映像処理装置26Bを備える。
さらに、A地点及びB地点の端末装置20A、20Bにおいて、撮像装置600A、600Bの構成を説明する。なお、説明の都合上、A地点及びB地点の各端末装置20A、20Bに共通する構成要素について言及する場合には、例えば撮像装置600のように、各地点を区別する文字A、Bを省略して説明する。また、特に説明がされていない場合には、原則としてA地点の端末装置20Aについて説明しているものとして、共通する構成を有するB地点の端末装置20Bについては重複する説明は省略する。
この撮像装置600は、撮像部であるCCDカメラ5(5A)、該CCDカメラ5を支持した状態で所定位置に設置するための本体部6を備える。モニタTV1(1A)はテーブル2(2A)の上に載置されており、対話者3(3A)はこのモニタTV1から距離L(m)離れて置かれた高さ調整機構40(40A)を備えた椅子4(4A)に座っている。この距離L(LA)は0.5m以上5m以下に設定される。撮影される対話者3及びモニタTV1間には、外径φ20mm以下,長さ約100mmの円筒状のCCDカメラ5が設けられている。また、このCCDカメラ5はその撮像方向が撮影される対話者3に向けられるよう設置されている。そしてCCDカメラ5で撮像された対話者3の映像は、画像情報として他方の対話者側に伝送される(伝送手段27を介してB地点の端末装置20Bに伝送される)。なお、対話者によっては表示部21と該対話者間の間隔が僅かにずれる可能性もある。したがって、このような状況にも対処すべく、CCDカメラ5は焦点深度の深いものを選択するのが好ましい。
次に、CCDカメラ5の具体的な設置位置を図2を用いて説明する。
まず、撮像装置600の本体部6は伝送されてきた他方の対話者の映像を表示するための表示部21上に設置される。なお、スイッチ210はモニタTV1の電源をオン/オフする電源スイッチ等を含む。CCDカメラ5は、伝送されてきた他方の対話者3Bの像9が表示されるモニタ画面8の前方の所定位置に本体部6によって配置される。なお、このモニタ画面8は4インチ程度であれば十分に利用できる。
具体的には、CCDカメラ5はモニタ画面8から前方w(cm)の位置であって、該モニタ画面8に表示された対話者像9の頭部9a付近に配置される。円筒状CCDカメラ5の中心軸は、点線で示す対話者像9の目の位置の上方h(cm)の部位に位置している。
このようにCCDカメラ5は、大型モニタTV1の画面8に表示された対話者像9の目の位置より上の頭部付近に位置しているため、双方向対話に特別な支障は生じない。例えば、CCDカメラ5が画面8に表示された対話者像9の目の位置(図中、点線で示す位置)の上方h=約10(cm)に設けられ、モニタTV1および対話者3間の距離Lが約2.5(m)に設定されているシステム構成の場合、視差角は2.3°で十分検知限界の視差角3°を下回ることが可能である(モニタ画面8とCCDカメラ5の間隔wが10(cm)程度ある場合でも、視差角の変動には特に影響はない)。つまり、視線一致時に相手の目(モニタ画面8に表示された他方の対話者3Bの像の目)がはっきりと見えれば、その頭部辺りにカメラ5が設けてあっても、モニタTV1の画面8が大型であれば、双方向対話に支障はほとんどないことが確認されている。この画面8の大きさは、実験の結果、横35cm,縦26cm程度以上の大きさがあれば良好な双方向対話が実現できることも確認されている。なお、相互の対話者が知人同志であれば、画面の大きさは小さくとも心理的な障害も少ない傾向を示す結果も得られており、画面サイズに関しては用途に応じて使いわけるとよい。
さらに、視差角について、図3を用いて説明する。この明細書において、視差角とは、図3に示されたように、モニタ画面8に表示された対話者像9へ向けられた、撮影される対話者3の視線と、CCDカメラ5へ向けられた、該対話者3の視線とがなす角度θを言う。換言すれば、対話者3の視線に対するCCDカメラ5の設置位置のずれ角を意味している。また、ここでいう視線一致とは、非特許文献1で報告されているように、CCDカメラ5の設置位置による不自然さの許容限界以下を意味している。定量的には、視差角として、左右方向4.5°以下(対話者像9の目の中心Aに対し、該像9の両こめかみ側),真上方向12°(像中心Aに対し、像9の頭部9b側),真下方向8°(像中心Aに対し、像9の胴体側)以下を視線一致範囲内としている。もちろん、この視差角は小さい方が良く、左右上下方向3°以下が検知限界とされている。したがって、CCDカメラ5が設置可能な領域は、図4に示された円錐領域である。なお、この円錐領域は、対話者3の目30とモニタ画面8に表示された対話者像9の中心点A(この実施形態では、対話者像9の両目の中心を該対話者像9の中心点Aとして定義している)とを結ぶ該対話者3の視線31に対し、所定距離L(m)離れた時のモニタ画面8上の視線一致領域9b、及び、該対話者3の目30の位置とで規定される。
なお、モニタ画面8上に表示される対話者像9のサイズが小さい場合には、必ずしも該CCDカメラ5と対話者像9の頭部が重なっている必要はない。むしろ対話者9の頭部がCCDカメラ5に隠れてしまい見にくくなる。上述のように視線一致の条件は視差角3°の領域内にCCDカメラ5と対話者像9の目が存在することであり、具体的に画面から50cm離れた位置で約3cm程度(図2におけるh)である。したがって、この範囲内であればCCDカメラ5と対話者像9の頭部をずらしても視線一致状態は維持される。この対話者像9とCCDカメラ5をずらすには、例えばモニタ画面8上における画像表示位置を調節したり、CCDカメラ5の支持部を調節してCCDカメラ5自体の位置を変更することにより実現される。
(撮像装置)
次にこの発明に係る撮像装置の構成を、図5〜図7を用いて説明する。なお図5(a)は、この発明に係る撮像装置における一実施形態の構造を説明するための組立工程図であり、図5(b)及び図5(c)は、それぞれ裏面台座部におけるプレート部材の取り付け状態を示す図である。
この図5(a)に示されたように、当該撮像装置600は、撮像部であるカメラ5と、支持部700と、前面台座部800と、裏面台座部900とを備え、前面台座部800と裏面台座部900により本体部6が構成されている。
本体部6に含まれる前面台座部800は、支持部700を回転可能に取り付けるための接続部810と、設置対象である薄型表示装置の筐体前面に押し当てられる面板820と、裏面台座部900との距離を規定するための中空パイプ830を備える。この中空パイプ830内には、裏面台座部900との間に所定の付勢力を提供するため、バネ材840が収納されている。
一方、裏面台座部900は、前面台座部800における面板820と対面する面板910を備える。この面板910は、その貫通孔を介して調節ネジ911がバネ材840が収納された中空パイプ830に取り付けられることにより、該面板820から所定距離の位置に取り付けられる。面板910には、さらに、設置対象である薄型表示装置の筐体裏面に直接押し当てられるプレート板920、930が取り付けられている。
具体的に、裏面台座部900における面板910へのプレート部材920、930の取り付けは、例えば図5(b)に示されたように行われる。すなわち、プレート部材920には、ナット921を収納する溝が設けられており、面板910を貫通した鍔付き固定ピン922(両端にネジ溝が設けられている)の一端に、該鍔とナット921で挟まれた状態で取り付けられている。鍔付き固定ピン922の他端には、面板910の反対側から調節用ナット912が取り付けられ、鍔付き固定ピン922に対する調節用ナット912の位置を調節することにより該面板910とプレート部材920との距離が規定される。このとき、固定ピン922の鍔とナット921との間に弱冠の隙間が設けられることにより、前面台座部800における面板820に対面する面板910の面に対してプレート部材920が任意の角度を取り得る構造が実現される。換言すれば、プレート部材920は、図5(b)中の矢印S1で示された方向に角度調節可能になる。
同様に、プレート部材930にも、ナット931を収納する溝が設けられており、面板910を貫通した鍔付き固定ピン932(両端にネジ溝が設けられている)の一端に、該鍔とナット931で挟まれた状態で取り付けられている。鍔付き固定ピン932の他端には、面板910の反対側から調節用ナット913が取り付けられ、鍔付き固定ピン932に対する調節用ナット913の位置を調節することにより該面板910とプレート部材930との距離が規定される。このとき、固定ピン932の鍔とナット931との間に僅かな隙間が設けられることにより、前面台座部800における面板820に対面する面板910の面に対してプレート部材930が任意の角度を取り得る構造が実現される。換言すれば、プレート部材930は、図5(b)中の矢印S1で示された方向に角度調節可能になる。
なお、図5(b)に示されたプレート部材920、930は、それぞれ取り付け用のナット921、931が該プレート部材920、930から突出して障害とならないよう、該ナット921、931を収納する溝が設けられているが、プレート部材920、930の構造は、図5(b)に示された構造に限定されるものではない。例えば、図5(c)に示されたように、プレート部材920、930は、その一部が薄型表示装置の筐体裏面に押し当てられたときに、ナット921、931がそれぞれ筐体裏面に接触しないよう湾曲した形状を有してもよい。この場合も、ナット921、931と固定ピン922、932における鍔との間に僅かな隙間を設けておくことにより、プレート部材920、930を、面板910に対して、図5(c)中の矢印S1で示された方向に角度調節され得る。
次に、上述のように薄型表示装置を前面と裏面で挟むよう構成された上記台座部800に含まれる接続部810には、支持部700の一端が接続ピン701により回転可能に接続される。この支持部700は、中空の支持部材710と、該支持部材710内にその一部が収納された状態で支持されるスライド部材720とを備える。支持部材710には、当該撮像装置600が薄型表示装置に設置されたとき、支持しているCCDカメラ5がモニタ画面8に接触することを避けるため、ストッパー711が設けられるとともに、カメラケーブル5aが貫通するガイド穴712が設けられている。一方、スライド部材720の先端には、CCDカメラ5を保持するカメラホルダ730が、接続ピン731により回転可能に取り付けられている。また、このスライド部材720は、その一端を支持部材710内に収納された状態で固定ネジ713で位置決めされる。
以上のような組立工程を経て得られた撮像装置(この発明に係る撮像装置)の薄型表示装置への設置状態を図6及び図7を用いて説明する。なお、図6は、この発明に係る撮像装置における一実施形態の外形を、表示装置のななめ前方から見た斜視図である。また、図7は、この発明に係る撮像装置における一実施形態の外形を、表示装置のななめ後方から見た斜視図である。
図6に示されたように、当該撮像装置600が薄型表示装置21に設置される場合、まず、前面台座部800と裏面台座部900との距離が薄型表示装置21の筐体厚みに一致するよう調節用ナット911の位置が調節される、これにより、前面台座部800と裏面台座部900で筐体を挟んだ状態で本体部6が薄型表示装置21に設置される。
前面台座部800における接続部810にその一端が接続された支持部700は、図中の矢印S2で示された方向に回転可能であり、これにより、支持部700は、モニタ画面8の前方及びモニタ画面8の外側のいずれかにCCDカメラ5を設置することができる。また、支持部700において、スライド部材720は、支持部材710に対して、図中の矢印S3で示された方向に移動可能である。さらに、カメラホルダ730に保持されたCCDカメラ5の撮像方向は、該カメラホルダ730を図中の矢印S4で示された方向に回転させることにより調節される。
一方、本体部6における裏面台座部900は、図7(a)に示されたように、薄型表示装置21の筐体裏面に当接される。具体的には、図7(b)に示されたように、裏面台座部900の面板910にそれぞれ取り付けられたプレート部材920、930が、筐体裏面に押し当てられる。プレート部材920、930は、もともと面板910に対して任意の角度を取り得る状態で、該面板910に取り付けられているため(図5(a)〜(c)参照)、薄型表示装置21の筐体裏面の形状に一致した角度で該筐体裏面に押し当てられる。このように、筐体前面に押し当てられる前面台座部800と、プレート部材920、930が筐体裏面の形状に対応して直接押し当てられている裏面台座部900とで、設置対象である薄型表示装置21が挟まれる。したがって、図6及び図7で示されたように、当該撮像装置600が薄型表示装置21に設置されることにより、CCDカメラ5を所定位置に保持する本体部6の安定した設置状態が維持可能になる。
設置対象である薄型表示部の裏面形状に影響されることなく、遠隔地の対話者間で互いに相手側対話者の映像を互いに視線一致した状態でモニタに表示しながらカウンセリング等の親密な対話を実現する双方向対話型システムへの適用される。
遠隔地間において伝送手段を介して視線一致を実現する双方向対話型システム(この発明に係る端末装置及び双方向対話型システム)の一構成を示す図である。 図1に示された撮像装置を示す図であって、視線一致のためのCCDカメラの設置方法を説明するための図である。 視差角を説明するための図である。 CCDカメラが設置されるべき領域を示す図である。 この発明に係る撮像装置における一実施形態の構造を説明するための組立行程図である。 この発明に係る撮像装置における一実施形態の前方から見た外形を示す斜視図である。 この発明に係る撮像装置における一実施形態の後方から見た外形を示す斜視図及び側面図である。
符号の説明
8…モニタ画面
20A、20B…端末装置
21(21A、21B)…表示部(表示装置)
3(3A、3B)…対話者A、B
5(5A、5B)…撮像部(CCDカメラ)
6(6A、6B)…本体部
26(26A、26B)…映像処理装置
600(600A、600B)…撮像装置
700…支持部
800…前面台座部
810、910…面板
900…裏面台座部
920、930…プレート部材

Claims (3)

  1. 対象物の像を取り込むための撮像部と、一端に該撮像部が取り付けられた支持部と、所定画像が表示されるモニタとモニタ画面を露出させた状態で該モニタを収納する筐体とを有する表示装置上に設置され、該支持部を介して該撮像部を所定位置に保持するための本体部とを備えた撮像装置であって、
    前記本体部は、前記モニタ画面を取り囲む前記表示装置の筐体前面に当接される前面台座部と、前記表示装置の筐体裏面に当接される裏面台座部であって、該筐体裏面に押し当てられる少なくとも2枚のプレート部材を有する裏面台座部とを有し、
    前記2枚のプレート部材は、前記裏面台座部に対して、それぞれ任意の角度を取り得る状態で該裏面台座部に取り付けられていることを特長とする撮像装置。
  2. 所定の伝送手段を介して互いに接続された端末装置であって、前記端末装置のうち少なくともいずれかは、
    表示装置と、
    前記表示部に対して所定位置に設置された、請求項1記載の撮像装置とを備えた端末装置。
  3. 撮像された対話者像を所定の伝送手段を介して相手側対話者に互いに提示し合うことにより該対話者と該相手側対話者間での遠隔地対話を実現する双方向対話型システムであって、請求項記載の端末装置を備えた双方向対話型システム。
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