JPH11252523A - 仮想空間画像の生成装置および仮想空間システム - Google Patents

仮想空間画像の生成装置および仮想空間システム

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JPH11252523A
JPH11252523A JP10053173A JP5317398A JPH11252523A JP H11252523 A JPH11252523 A JP H11252523A JP 10053173 A JP10053173 A JP 10053173A JP 5317398 A JP5317398 A JP 5317398A JP H11252523 A JPH11252523 A JP H11252523A
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image
virtual space
user
video camera
camera
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JP10053173A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Shimada
義弘 島田
Minoru Kobayashi
稔 小林
Shinichi Shiwa
新一 志和
Susumu Ichinose
進 一之瀬
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの周囲状況を実際の位置関係を保ちな
がら仮想空間に表示して会話が展開するよう支援する装
置及びシステムを実現する。 【解決手段】 各ユーザは、画像入力部37で撮影した
画像、カメラの光軸方向の情報、ユーザとの相対位置の
情報及び自動焦点調節装置からの焦点距離情報を信号送
信部42によりサーバ41に送る。サーバ41は、アク
セスしたユーザ全員のデータを処理し、各ユーザに配信
する。各ユーザは、これを信号受信部43で受信し、演
算処理部44で仮想空間中の表示位置と表示サイズを計
算し、これを画像合成部45で仮想空間に表示して仮想
画像を合成、構築し、この仮想画像を画像表示部46,
47に表示する。これにより、各ユーザは、他のユーザ
に関して背景画像等の実空間画像とユーザとの位置関係
や、被写体の大きさを臨場感をもって知ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信を介して参加
したユーザを3次元コンピュータグラフィックスで表示
されるアバタ(化身)として表示し、ユーザ相互のコミ
ュニケーションを行う多人数参加型の仮想空間システム
に関し、ユーザの実空間での状況を仮想空間中の他ユー
ザに伝達する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3次元コンピュータグラフィックスを利
用して、多人数参加型の仮想環境社会と呼ばれる空間を
提供しようとするシステムがある。この中でユーザはア
バタと呼ばれる化身を操り、仮想世界を動き回り、他の
ユーザと音声や文字によってコミュニケーションをする
ことができる。
【0003】このようなシステムに加えて、ビデオカメ
ラで撮影された顔画像をアバタの頭部に貼り付けること
によって相手の顔を表示し、仮想環境社会におけるコミ
ュニケーションを支援するシステムもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多人数参加型の
仮想空間システムで個人から発信される情報は、音声や
文字によって伝えられる言語や顔画像によって伝えられ
る表情しかなく、実際の対面コミュニケーションと比較
して伝えられる情報量が少なかった。そのため、自然で
豊かな会話をするために重要な役割を果たすユーザの置
かれている状況が伝わらないために会話の展開が阻害さ
れていた。
【0005】本発明は、前記の問題を解決するために、
ユーザの周囲状況を実際の位置関係を保ちながら仮想空
間に表示してコミュニケーションが良好に展開するよう
に支援する装置およびシステムを実現することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の仮想空間画像の生成装置は、自動焦点調
節装置を備えるビデオカメラ、前記ビデオカメラに固定
され前記ビデオカメラとユーザとの相対位置と前記ビデ
オカメラの光軸方向を検出する位置センサ、および前記
ビデオカメラを支持し該ビデオカメラの光軸を任意の方
向に向ける電動雲台で構成される画像入力部と、前記画
像入力部を頭部に固定する固定部と、前記画像入力部の
前記位置センサの出力信号、前記自動焦点調節装置の検
出した焦点距離情報、および前記ビデオカメラの出力画
像信号を送信する信号送信部と、他ユーザが送信した位
置センサの出力信号、他ユーザの自動焦点調節装置が検
出した焦点距離情報、およびビデオカメラの出力画像信
号を受信する信号受信部と、前記信号受信部が受信した
他ユーザのビデオカメラの光軸方向を示す位置センサ出
力信号および他ユーザの自動焦点調節装置が検出した焦
点距離情報に従い、受信したビデオカメラの画像の仮想
空間中での表示位置と表示サイズを計算する演算処理部
と、前記演算処理部で計算した表示位置と表示サイズに
従い前記ビデオカメラの画像を仮想空間中に表示して仮
想画像を合成し構築する仮想画像合成部と、前記合成し
構築した仮想画像の表示を行う画像表示部と、を有する
ことを特徴とする。
【0007】また、上記において、演算処理部は、前記
受信したビデオカメラの画像の仮想空間中での表示位置
と表示サイズを計算する際、前記ビデオカメラの撮影時
の光軸方向、該光軸周りの回転角および焦点距離情報を
もとに仮想空間中でのベクトルを求め、該ベクトルに垂
直な平面上での該ベクトルの終点を前記画像の中心の表
示位置とし、該焦点距離情報と前記ビデオカメラの画角
に応じた前記平面上のウインドウを前記表示サイズと
し、前記光軸周りの回転角に合わせて前記ウインドウを
傾けた位置を該ウインドウの表示位置として計算するも
のであることを特徴とする。
【0008】また、前記の課題を解決するために、本発
明の仮想空間システムは、前記の仮想空間画像の生成装
置を複数有し、前記仮想空間画像の生成装置の信号送信
部から送信された位置センサの出力信号、自動焦点調節
装置の検出した焦点距離情報、およびビデオカメラの出
力画像信号を、アクセスしている前記仮想空間画像の生
成装置の信号受信部に対して配信するサーバを有するこ
とを特徴とする。
【0009】本発明では、ユーザの周囲の被写体をビデ
オカメラで撮影した実空間画像を、ユーザと被写体との
位置関係を保ちながら仮想空間に表示することにより、
会話等の展開を支援する。
【0010】本発明によれば、ビデオカメラに取り付け
られた位置センサによって計測されるビデオカメラの光
軸方向とビデオカメラの自動焦点調節機能によって計測
される焦点距離情報は、それぞれ、ユーザの頭部から主
たる被写体に向けた方向と、ユーザの頭部から主たる被
写体までの距離を表すので、位置センサの出力信号と焦
点距離情報を用いれば、ユーザの頭部と主たる被写体の
位置関係を特定することができる。
【0011】そして、ビデオカメラによって撮影された
画像を仮想空間中に表示する際に、仮想空間中のユーザ
の位置であるアバタの頭部と画像の表示位置の関係を、
画像を撮影した際のユーザ頭部と主たる被写体との位置
関係と同じくすることで、ユーザの背景等の画像を、実
空間におけるユーザと被写体の位置関係を保ちながら、
仮想空間に表示することができる。
【0012】また、ビデオカメラの画角と主たる被写体
までの距離情報から仮想空間中に表示する画像の大きさ
を決定することで、ユーザは表示された画像を通じて被
写体の大きさを知ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて詳細に説明する。
【0014】はじめに、図1、図2、図3、図4により
本発明の一実施形態例による装置およびシステムの構成
について説明する。
【0015】図1、図2、図3により画像入力部の説明
を行う。
【0016】図1において、11は画像を撮影するビデ
オカメラ(以下、単にカメラと略す)である。これは焦
点を自動に調節するための自動焦点調節機能を備え、焦
点位置は信号として取り出すことができる。焦点は撮影
される主たる被写体に自動的に合わされるので焦点位置
は主たる被写体とカメラとの距離を表す。12はカメラ
に固定されたカメラの光軸方向とカメラとユーザとの相
対位置を検知するための位置センサである。
【0017】図2において、位置センサの基準位置を示
す。図2中のUAはユーザAを表す。ユーザの腰の位置
に位置センサの基準をおくことで、ユーザが動いても概
ね常に水平かつユーザの正面方向に位置センサの基準方
向を保つことができる。
【0018】図3(a)は画像入力部の構成を示し、図
3(b)は画像入力部を実際に装着している様子を示
す。
【0019】図3(a)において、31が回転円盤部で
あり、垂直軸を軸にして回転する。33は前記回転円盤
部31に取り付けられたモータであり、前記回転円盤部
31の回転角度を決定する。32が回転棒軸部であり、
水平軸を軸にして回転する。34は前記回転棒軸部32
に取り付けられたモータであり、前記回転棒軸部32の
回転角度を決定する。35は回転棒軸部に固定されたカ
メラ台座であり、カメラ11は台座35に固定される。
【0020】モータ33とモータ34によって回転円盤
部31と回転棒軸部32の回転角度を制御することで、
カメラ11の光軸を任意の方向に向けることができる。
【0021】36は画像入力部全体をユーザの頭部に固
定するための固定部である。
【0022】図3(b)において、38はユーザの頭部
であり、37は図3(a)に詳しい構成を示した画像入
力部である。画像入力部37は、固定部36によりユー
ザの頭部38に固定される。
【0023】図4により、前記の画像入力部を用いての
本発明の多人数参加型仮想空間システムの実施形態例を
説明する。
【0024】UA,UB,UCは、それぞれユーザA、
ユーザB、ユーザCを示す。41は各ユーザの装置から
送られてきた信号を処理し、各ユーザに配信するサーバ
である。各ユーザの装置は、それぞれ画像入力部37と
42の信号送信部と43の信号受信部と44の演算処理
部と45の画像合成部と46のCRTモニタによる画像
表示部、または47のヘッドマウントディスプレイによ
る画像表示部から構成される。
【0025】37の画像入力部で撮影された画像と、カ
メラの光軸方向の情報と、ユーザとの相対位置の情報
と、自動焦点調節装置からの焦点距離情報は信号送信部
42によってサーバ41に送られる。サーバ41はアク
セスしているユーザ全員のデータを処理し、各ユーザの
信号受信部43に配信する。各ユーザの装置の演算処理
部44では、画像入力部37で撮影された画像の仮想空
間中での表示位置と表示サイズを計算し、画像合成部4
5では、この計算された表示位置と表示サイズに従い撮
影画像を仮想空間中に表示して、例えば3次元的に見た
ような仮想画像を合成、構築し、画像表示部46,47
に表示する。46の画像合成部の表示方法はCRTモニ
タを用いているが、47のように表示方法としてヘッド
マウントディスプレイを用いて仮想空間を3次元立体表
示することにより、他のユーザは表示される背景画像等
の実空間画像とユーザとの位置関係や、被写体の大きさ
を臨場感をもって知ることができる。
【0026】次に、図5、図6、図7、図8、図9、図
10により、演算処理部におけるカメラの角度情報と距
離情報を用いて画像の表示位置を計算する方法を説明
し、具体的な利用形態の例を示す。
【0027】図5によりカメラの回転角度の説明をす
る。
【0028】基準座標系として次の座標系を定義する。
位置センサのソースの位置を座標の原点としてユーザの
正面方向をZ軸の正方向、鉛直軸の上向き方向をY軸の
正方向として、Y軸、Z軸によって構成される平面に垂
直に交わり座標の原点を通る直線をX軸とする。X軸の
正方向はY軸、Z軸における正方向単位ベクトルの外積
(Y×Z)ベクトルの向きとする。
【0029】画像入力部のカメラの基準状態は、カメラ
の光軸方向を水平かつユーザの正面方向に向け、カメラ
で撮影される画像の横が水平となる状態とする。この時
のカメラと座標系の状態をS1とする。まず回転角度α
は、状態S1でのカメラの光軸方向と、図5に示した基
準座標系のY軸を中心に回転した後のカメラの光軸方向
とのなす角度とする。X,Z基準軸はY軸を中心に角度
α移行してX’,Z’軸となる。この時のカメラと座標
系の状態をS2とする。
【0030】次に回転角度βは、状態S2でのカメラの
光軸方向と、Y軸とZ’軸がX’軸を中心に回転した後
のカメラの光軸方向とのなす角度とする。Y基準、Z’
移行軸はX’軸を中心に角度β移行してY’,Z”軸と
なる。この時のカメラと座標系の状態をS3とする。
【0031】次に回転角度γは、状態S3でのカメラの
上向き方向と、X’軸とY’軸がZ”軸を中心に回転し
た後のカメラの上向き方向とのなす角度とする。X’,
Y’移行軸はZ”軸を中心に角度γ移行してX”,Y”
軸となる。この時のカメラと座標系の状態をS4とす
る。状態S4が撮影時のカメラの状態である。
【0032】撮影時のカメラの状態は、カメラの基準方
向状態を以上のようにα,β,γの値で回転したものと
して定義される。
【0033】図6により、カメラと主たる被写体との距
離Hを示す。ここで主たる被写体とは、撮影時に自動焦
点機構が焦点を合わせた被写体とする。
【0034】まず、カメラ光軸周りの回転角度γを考慮
しなかった場合について説明する。
【0035】図7により、回転αと回転βを利用しての
演算処理部44での演算方法と、その結果を用いてユー
ザのカメラから入力された画像信号を仮想空間に表示す
る方法を示す。
【0036】カメラの光軸の基準方向の単位ベクトルを
Vとすると物体撮影時の光軸方向の単位ベクトルV’
は、回転角度α,βを基に求めた値を行列要素として含
むアフィン変換を表す行列Aを用いて、V’=AVと表
される。さらに距離Hを用いてV’の大きさがHになる
V”=H・V’を求める。仮想空間中のユーザを表すア
バタの頭部を始点としたベクトルV”の終点を中心とし
て、このベクトルに垂直になるような平面上にカメラの
出力画像表示用のウィンドウを開く。こうすることで、
アバタとウインドウとの距離が実空間でのユーザと被写
体との距離に比例する。上記の平面上に開くウィンドウ
の大きさは距離Hに比例し撮影レンズの画角に応じた大
きさとする。つまり、被写体を画像枠いっぱいに撮影し
たときのウインドウの大きさは被写体の実物大となり、
画像対角方向の撮影レンズの画角をΘとすると、開かれ
るウィンドウの仮想空間中での対角方向のサイズWはW
=2Htan(Θ/2)となる。ウィンドウの縦横比は
画像の比に依存して決定される。仮想空間中に開かれた
前記ウィンドウにカメラの出力画像を表示することによ
って、実空間におけるユーザの背景等の画像が、実空間
におけるユーザと背景等との位置関係を保ちながら仮想
空間に表示される。つまり、実空間におけるユーザと被
写体との位置関係が仮想空間におけるアバタとウィンド
ウ表示された画像中の被写体像の位置関係と同じにな
る。
【0037】次に図8により、カメラの光軸周りの回転
角度γを合わせて用いた画像表示位置の計算方法と利用
方法を説明する。
【0038】カメラの出力画像表示用のウィンドウを開
く手順は前述の演算方法において、ベクトルV’を求め
る時に回転角度γを基に求めた値を行列要素として加え
たアフィン変換を表す行列Aを用いる。その他の手順は
前述の演算方法と同様である。
【0039】図8中のUAはユーザAを、UA*は仮想
空間に表示されたユーザAのアバタを表す。図8(a)
では実空間においてユーザが首を傾けた状態でカメラに
より背景を撮影している様子を示す。図8(b)では角
度α,βだけを用いて、仮想空間に実空間画像を表示し
た時の様子を示す。ユーザが顔を傾けた際の角度γを考
慮していないので仮想空間に開かれるウィンドウの横軸
は水平軸と並行を保っているが、そのウィンドウに表示
される画像はユーザが首を傾けた角度の分だけ傾いて表
示されてしまう。図8(c)では角度α,βにユーザが
首を傾けることによる回転γを加えた位置センサ信号を
用いて仮想空間に実空間画像を表示した時の様子を示
す。開くウィンドウは、ユーザの首の傾きに従い傾くの
で、表示される画像が傾くことはない。
【0040】図9、図10により具体的な利用形態を示
す。
【0041】図9により本装置によってユーザAの実空
間における周囲の状況を撮影し、仮想空間中のユーザ
B、ユーザCに提示する場合の表示方法を説明する。図
9中のUAはユーザAを、UA*,UB*,UC*はそ
れぞれ仮想空間に表示されたユーザA、ユーザB、ユー
ザCのアバタを表す。図9の(a)は実空間内のユーザ
Aと背景の位置関係、図9(b)はその位置関係に基づ
いて生成されユーザに表示される画像を示す。
【0042】図9の(a)に示されるようにユーザAの
頭部に固定された画像入力部により実空間内のUAの後
方にある背景が撮影される。センサの出力信号とカメラ
の出力画像信号はサーバを介して他のユーザの装置に送
られ、演算処理部において前述の計算方法によりカメラ
の撮影した画像を仮想空間に表示する位置と大きさを計
算し、これを画像合成部において仮想空間に表示して仮
想空間画像を合成、構築し、各ユーザの画像表示部に表
示する。図9の例では、図9(a)においてユーザの後
方に位置した実空間内の背景が、仮想空間において図9
(b)に示されるようにアバタUA*の後方に表示され
る。
【0043】このようにしてユーザの実空間周囲画像を
ユーザと被写体との位置関係を保ちながら仮想空間に表
示することができるので、ユーザの周囲状況を、画像を
通じて他のユーザに示すことが出来る。
【0044】図10により、カメラを台座から取り外
し、机上の物体等の背景以外の画像を撮影し、仮想空間
中に表示する場合の表示方法を説明する。図10の
(a)は実空間内のユーザAと物体Dとの位置関係、図
10(b)はその位置関係に基づいて生成されユーザに
表示される画像を示す。
【0045】図10(a)に示されるようにユーザは画
像入力部37の台座に支持されているカメラ11を取り
外し、それを手に持って床面にある物体Dを撮影する。
位置センサ12の出力信号とカメラ11の出力画像信号
はサーバを介して他のユーザの装置に送られ、演算処理
部によってカメラからの画像を仮想空間に表示する位置
と大きさを計算し、これを画像合成部において仮想空間
に表示して仮想空間画像を合成、構築し、各ユーザの画
像表示部に表示する。カメラ11に取り付けられた位置
センサ12は、図5に示すようにユーザの腰を基準位置
とするので、カメラ11を台座から取り外して任意の位
置に動かしても、ユーザとの相対位置を計ることができ
る。
【0046】図7で示したユーザのカメラから入力され
た画像信号を仮想空間に表示する方法で求めたベクトル
V”の始点をカメラの位置として、ベクトルV”の終点
を中心としてベクトルV”に垂直になる平面上にカメラ
の出力画像表示用のウィンドウを開き、カメラの出力画
像を表示する。つまり、カメラの出力画像は図10
(b)のように、実空間におけるユーザと物体Dとの位
置関係を保ちながらアバタUA*の前に表示される。
【0047】このようにすることによってユーザは背景
画像だけではなく、任意の対象を撮影し、その画像を仮
想空間に表示することが出来る。その際に、前述の表示
位置計算方法により、画像の表示位置はカメラの方向と
カメラと被写体との距離を反映させて決定されるので、
カメラを任意の位置に動かしたとしても表示された画像
を見る他のユーザは、撮影された被写体とユーザとの位
置関係を知ることが出来る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
実空間のユーザの周囲画像情報を仮想空間に位置関係を
一致させた状態で表示することができるので、3次元仮
想コミュニケーション環境の他ユーザの周囲状況を把握
しながらのコミュニケーションが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例での画像入力部のカメラ
部分を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態例での位置センサの基準位
置を示す図である。
【図3】(a)は本発明の一実施形態例での画像入力部
を示す図、(b)はこの画像入力部を頭に装着した様子
を示す図である。
【図4】上記の画像入力部を用いての多人数参加型仮想
空間システムを説明する図である。
【図5】上記実施形態例でのカメラの回転角度の説明図
である。
【図6】上記実施形態例でのカメラと被写体との距離を
表した図である。
【図7】カメラ光軸周りの回転角度を考慮しなかった場
合、図1のカメラからの入力画像を仮想空間に表示する
方法の説明図である。
【図8】(a),(b),(c)は、本発明の一実施形
態例でのカメラの光軸周りの回転角度の利用方法を示す
図である。
【図9】(a),(b)は、本発明の具体的な利用形態
例を示す図である。
【図10】(a),(b)は、本発明の別の具体的な利
用形態例を示す図である。
【符号の説明】
11…カメラ 12…位置センサ 21…位置センサのソース 31…回転円盤部 32…回転棒軸部 33…モータ1 34…モータ2 35…台座 36…固定部 37…画像入力部 38…ユーザの頭部 41…サーバ 42…信号送信部 43…信号受信部 44…演算処理部 45…画像合成部 46…画像表示部(CRTモニタ) 47…画像表示部(ヘッドマウントディスプレイ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一之瀬 進 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動焦点調節装置を備えるビデオカメ
    ラ、前記ビデオカメラに固定され前記ビデオカメラとユ
    ーザとの相対位置と前記ビデオカメラの光軸方向を検出
    する位置センサ、および前記ビデオカメラを支持し該ビ
    デオカメラの光軸を任意の方向に向ける電動雲台で構成
    される画像入力部と、 前記画像入力部を頭部に固定する固定部と、 前記画像入力部の前記位置センサの出力信号、前記自動
    焦点調節装置の検出した焦点距離情報、および前記ビデ
    オカメラの出力画像信号を送信する信号送信部と、 他ユーザが送信した位置センサの出力信号、他ユーザの
    自動焦点調節装置が検出した焦点距離情報、およびビデ
    オカメラの出力画像信号を受信する信号受信部と、 前記信号受信部が受信した他ユーザのビデオカメラの光
    軸方向を示す位置センサ出力信号および他ユーザの自動
    焦点調節装置が検出した焦点距離情報に従い、受信した
    ビデオカメラの画像の仮想空間中での表示位置と表示サ
    イズを計算する演算処理部と、 前記演算処理部で計算した表示位置と表示サイズに従い
    前記ビデオカメラの画像を仮想空間中に表示して仮想画
    像を合成し構築する仮想画像合成部と、 前記合成し構築した仮想画像の表示を行う画像表示部
    と、 を有することを特徴とする仮想空間画像の生成装置。
  2. 【請求項2】 前記演算処理部は、前記受信したビデオ
    カメラの画像の仮想空間中での表示位置と表示サイズを
    計算する際、前記ビデオカメラの撮影時の光軸方向、該
    光軸周りの回転角および焦点距離情報をもとに仮想空間
    中でのベクトルを求め、該ベクトルに垂直な平面上での
    該ベクトルの終点を前記画像の中心の表示位置とし、該
    焦点距離情報と前記ビデオカメラの画角に応じた前記平
    面上のウインドウを前記表示サイズとし、前記光軸周り
    の回転角に合わせて前記ウインドウを傾けた位置を該ウ
    インドウの表示位置として計算するものである、 ことを特徴とする請求項1記載の仮想空間画像の生成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の仮想空間画像の生成装置
    を複数有し、 前記仮想空間画像の生成装置の信号送信部から送信され
    た位置センサの出力信号、自動焦点調節装置の検出した
    焦点距離情報、およびビデオカメラの出力画像信号を、
    アクセスしている前記仮想空間画像の生成装置の信号受
    信部に対して配信するサーバを有する、 ことを特徴とする仮想空間システム。
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