JP4328647B2 - 排気浄化器の再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気浄化器の再生装置に係り、詳しくは、ディーゼルエンジン用DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の目詰まりを解消させて再生させるための装置に関するものである。
最近では、自動車等に関する環境汚染防止の見地から、エンジンの排気路に排気浄化器を付設して、排気中のHC、CO、NOxなどを除去することが要請されている。従来、排気浄化器の再生装置は、ディーゼルエンジンの排気経路に配備される排気浄化器と、この排気浄化器によって捕捉されて排気浄化器に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段とを有して構成されており、このような技術の例としては、特許文献1や特許文献2において開示されたものが知られている。
つまり、煤で詰まった排気浄化器を再生する装置として、電磁燃料噴射弁、燃料圧送ポンプ、燃料調圧弁等を用いた燃焼手段を設けて、外部から排気管内に燃料を噴射して燃焼させ、排ガス温度を高めて煤を燃やしてしまうものであり、これによって排気浄化器が良好に機能できる状態に戻すことができる。
排ガス経路に燃料を噴射・燃焼させる再生装置は常時行われるものではなく、ある程度目詰まりを起したときに一時的に行われるものであり、通常は作動しない。従って、再生装置が作動していない状況では、再生用燃料が排気管の近くに存在して待機していることになり、その再生用燃料に排気管の熱が伝わって徐々に炭化してゆき、再生装置自身が詰まってしまうおそれがある。
これを解消するために、従来では、電磁燃料噴射弁を水冷式等の冷却機構付のものに構成するとともに、燃料カット弁、燃料圧力計、排気温度計等を加えた燃焼制御システムを構築することにより、再生装置の非作動時には排気管近くに燃料が滞留しないようにして、前述した炭化による再生装置の不具合が生じないようにされている。
特開2003−3832号公報 特開2004−19651号公報
しかしながら、従来の再生装置では、水冷式電磁燃料噴射弁や専用の燃料ポンプ、並びにCPU等による制御システムを必要とすることから、システムが大掛かりでコストが高く付くとともに、取付け場所が制限されるという問題があった。そこで、本発明の目的は、高温の排気管内に煤燃焼用の燃料を供給する再生装置を、従来のような複雑なシステムを使うことなく、極力、簡素化や廉価化が図れた状態で提供する点にある。
請求項1の構成は、ディーゼルエンジン(E)の排気経路(4)に配備される排気浄化器(1)と、この排気浄化器(1)によって捕捉されて該排気浄化器(1)に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段(6)と、を有して成る排気浄化器の再生装置であって、
前記燃焼手段(6)が、前記排気経路(4)における前記排気浄化器(1)に対する排気流れ方向の上流側部位にエンジン用燃料を導く燃料導入手段(7)と、この燃料導入手段(7)によって導入されてくる燃料に着火させる着火手段(8)とから構成されるとともに、前記燃料導入手段(7)は、エンジン用燃料を部分酸化触媒を用いてガス化して前記上流側部位に供給する改質器(5)を有し、
前記改質器(5)に空気の供給及び供給停止が自在な空気供給手段(15)を設け、前記改質器(5)は、ガス化された燃料と空気とを混合して成る混合ガスを前記上流側部位に供給可能なものに構成されていることを特徴とする。
請求項2の構成は、請求項1に記載の排気浄化器の再生装置において、前記燃料導入手段(7)は、燃料噴射ポンプ(16)における余剰燃料を前記改質器(5)に導く燃料導入路(11)と、この燃料導入路(11)の断続状態を制御する燃料用制御弁(14)とから構成されていることを特徴とする。
請求項3の構成は、請求項1または請求項2に記載の排気浄化器の再生装置において、前記空気供給手段(15)は、排気ターボ過給機(2)によって過給された空気の一部を前記改質器(5)に導き可能な過給気導入路(17)と、この過給気導入路(17)の断続状態を制御する制御弁(18)とから構成されていることを特徴とする。
請求項4の構成は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気浄化器の再生装置において、前記着火手段(8)が酸化触媒又はバーナーであることを特徴とする。
請求項5の構成は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の排気浄化器の再生装置において、エンジン(E)の運転時間を計測する計時手段(27)を設け、前記燃焼手段(6)による燃焼作動が、所定のエンジン運転時間の経過毎に行われるように、前記着火手段(8)と前記計時手段(27)とを連係させる時限制御手段(28)が装備されていることを特徴とする。
請求項6の構成は、ディーゼルエンジン(E)の排気経路(4)に配備される排気浄化器(1)と、この排気浄化器(1)によって捕捉されて該排気浄化器(1)に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段(6)と、を有して成る排気浄化器の再生装置であって、
前記燃焼手段(6)が、前記排気経路(4)における前記排気浄化器(1)に対する排気流れ方向の上流側部位にエンジン用燃料を導く燃料導入手段(7)と、この燃料導入手段(7)によって導入されてくる燃料に着火させる着火手段(8)とから構成されるとともに、前記燃料導入手段(7)は、エンジン用燃料を部分酸化触媒を用いてガス化して前記上流側部位に供給する改質器(5)を有し、
前記燃料導入手段(7)は、燃料噴射ポンプ(16)における余剰燃料を前記改質器(5)に導く燃料導入路(11)と、この燃料導入路(11)の断続状態を制御する燃料用制御弁(14)とから構成され、
排気ターボ過給機(2)によって過給された空気の一部を前記改質器(5)に導き可能な過給気導入路(17)と、この過給気導入路(17)の断続状態を制御する空気用制御弁(18)とを設けて、前記改質器(5)に空気の供給及び供給停止が自在な空気供給手段(15)が構成され、
前記改質器(5)から出るガス化された燃料の温度を検出するガス温度検出手段(20)と、前記着火手段(8)によって燃焼する温度を検出する燃焼温度検出手段(19)とを設け、前記ガス化された燃料の温度が第1所定温度以下となるように、かつ、前記燃焼温度が第2所定温度以上となるように、前記燃料用制御弁(14)と前記空気用制御弁(18)とを調節操作する燃焼制御手段(21)が装備されていることを特徴とする。
請求項7の構成は、請求項6に記載の排気浄化器の再生装置において、
前記着火手段(8)が酸化触媒又はバーナーであることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、燃料をガス化して排気経路に供給するので、不使用時における排気熱による燃料の炭化、並びにそれによる再生装置での詰まりを抑制又は解消させることができ、再生装置の耐久性や信頼性を向上させることができるとともに、そのための手段には、再生燃焼用としての高価な水冷式燃料噴射ポンプが不要であり、構造の簡素化やコストダウンが行える。また、排気経路に導入されるガス化燃料は、改質器による部分酸化によって改質されているので、単に熱を加えて気化させる場合に比べて、燃焼による煤が軽減されてクリーンな再生処理が行えるとともに、比較的低温で、かつ、外部からの熱供給を必要としない理想的な反応システムとすることが可能になる。その結果、高温の排気管内に煤燃焼用の燃料を供給する再生装置を、従来のような複雑なシステムを使うことなく、極力、簡素化や廉価化が図れた状態で提供することができる。
また、請求項1の構成によれば、空気供給手段を設けたことによって、改質器における燃料と空気との混合ガス濃度や比率を調節可能になり、より再生燃焼に適するとか、煤等の燃えカスがより生じ難いといった具合に、燃料ガスを調節しての再生処理が行えるようになる。また、再生処理後に空気のみを改質器に供給して、排気経路近くに存在する燃料ガスを押出して無くし、排気熱によるガス燃料の炭化のおそれが一掃可能となる利点もある。
請求項2の構成によれば、燃料噴射ポンプに常備されるオーバーフローパイプからの余剰燃料を改質器に導く構成としたので、前述した水冷式燃料噴射ポンプに加えて燃料圧送ポンプも不要になり、さらにコストダウンすることが可能になる。
請求項3の構成によれば、エンジン補機として装備されている排気ターボ過給機を用いて空気供給手段としてあるので、専用の空気供給手段が不要であり、その分、構造の簡素化やコストダウンが可能になる。供給される空気は排気ターボ過給機による加圧空気であるから、制御弁との協働により、改質器への単位時間当たりの空気供給量の調節幅を大きくすることができるとともに、効率良く空気供給が行えるようになる。
請求項4の構成によれば、着火手段を酸化触媒とすれば、改質器から燃料ガスを供給するだけで着火させて排気浄化器の再生処理が行える。また、着火手段をバーナーとすれば、市販バーナー等の市場に出まわっている既存部品を用いる構成が採れるので、コスト的に有利なものが可能である。
請求項5の構成によれば、所定のエンジン運転時間が経過すればガス化燃料を排気経路に供給して燃焼させての再生処理を自動的に行わせるものであり、排気浄化器に実際に目詰まりが生じたら再生処理させる制御を行うに比べて、構成が難しく、コスト高になることが予測される目詰まり検出手段を、廉価な時限手段に置き代えることができるので、制御システムが簡単でコスト安に構築できる利点がある。
請求項6の構成によれば、詳しくは実施例において説明するが、改質器の出口温度が高くなり過ぎないように、かつ、排気浄化器の入口温度が低くなり過ぎないように、といった具合に排気浄化器を再生するための燃焼状態を調節制御することができ、所望の再生処理を実現させることが可能になる。
請求項7の構成によれば、着火手段を酸化触媒とすれば、改質器から燃料ガスを供給するだけで着火させて排気浄化器の再生処理が行える。また、着火手段をバーナーとすれば、市販バーナー等の市場に出まわっている既存部品を用いる構成が採れるので、コスト的に有利なものが可能である。
以下、本発明による排気浄化器の再生装置について、図面を参照して説明する。図1は排気浄化器の再生装置を模式的に示す概要図であり、図2は燃料システムの構造を示す系統図である。
過給機付きディーゼルエンジンEの排気ガス浄化システムS、並びに排気浄化器1の再生装置Aを図1に示す。図1において、2は排気ターボ過給機であり、吸気(空気)を圧縮してエンジンEの吸気管3に供給する圧縮機2Aと、エンジンEの排気ガスの圧力を用いて圧縮機2Aを駆動するための排気タービン2Bとから構成されている。
排気ガス浄化システムSは、排気ターボ過給機2を経た排気経路(ディーゼルエンジンEの排気経路)4に、排気浄化器1を直列に接続することで構成されている。排気浄化器1は、DPF(前述)とも呼ばれ、浄化フィルタ(図示省略)が内装されている。浄化フィルタは、焼結金属(ステンレス)フィルタ、格子状やハニカム状のセラミックスフィルタ、セラミックスや金属で形成された泡状のフィルタ、金属ウール用いたもの等、種々のものがある。尚、この排気浄化器1自体は公知技術のものにつき、これ以上の詳細な説明は割愛する。
再生装置Aは、排気浄化器1と、これによって捕捉されて排気浄化器1に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段6とから構成され、燃焼手段6は、排気経路4における排気浄化器1に対する排気流れ方向の上流側部位にエンジン用燃料を導く燃料導入手段7と、この燃料導入手段7によって導入されてくる燃料に着火させる着火手段8とから構成されている。そして、燃料導入手段7は、エンジン用燃料を部分酸化触媒を用いてガス化して上流側部位に供給する改質器5を有している。
改質器5に空気の供給及び供給停止が自在な空気供給手段15を設け、改質器5は、その出口路5aを介することにより、ガス化された燃料と空気とを混合して成る混合ガスを着火手段8の上流側部位aに供給可能なものに構成されている。空気供給手段15は、排気ターボ過給機2によって過給された空気の一部を改質器5に導き可能な過給気導入路17と、この過給気導入路17の断続状態を制御する第1電磁制御弁(空気用制御弁の一例)18とから構成されている。
改質器5は、部分酸化触媒を用いて燃料を改質しながらガス化する公知の技術であり、メタン部分酸化による合成ガスの製造等において良く知られている。触媒としては、一般には担持ニッケル触媒が多用されるが、Ptメッシュ、Ni、Pt等の金属触媒をガーゼ(金属ワイヤを編んだもの)やモノリスに担持させた構造のもの等、種々のものがある。この改質器5における典型的な反応式は
CH4+1/2O2→CO2+2H2 ΔH=−35kJ/mol……式1となり、発熱反応であってΔHも負の値をとるので、反応は平衡的な制約を受けない。しかも、低温ほど平衡的に有利であるため、低温でしかも外部からの熱供給を必要としない理想的な反応システムとなり得る。
燃料導入手段7は、図1、図2に示すように、燃料噴射ポンプ16の余剰燃料を燃料タンク10に戻すオーバーフローパイプ11から分岐弁12等を介して分岐された燃料導入管13と、この燃料導入管13を断続自在な第2電磁制御弁(燃料用制御弁の一例)14とから構成されており、燃料導入管13の終端は、過給気導入路17における改質器5に対する過給気流れ方向の上流側箇所bに接続されている。
燃料システムは、図2に示すように、燃料タンク10と燃料フィルタ22とフィードポンプ23と燃料噴射装置9とをこの順に接続する燃料供給用の供給ホース24と、前述したオーバーフローパイプ11とを備えて構成されている。燃料噴射装置9は、燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)16と、各シリンダ毎に装備される噴射ノズル25と、これら燃料噴射ポンプ16と各噴射ノズル25とを繋ぐ噴射パイプ26等から構成されており、オーバーフローパイプ11は、燃料噴射ポンプ16と各噴射ノズル25を直列接続する状態で設けられている。
着火手段8は、酸化触媒やバーナー等で構成されており、排気経路4における排気浄化器1の排気流れ方向の上流側に装備されている。この着火手段8の排気流れ方向の下流側で、かつ、排気浄化器1の上流側には、再生装置Aによる燃焼温度を検出する燃焼温度計(燃焼温度検出手段の一例)19が配備されるとともに、過給気導入路17における改質器5と上流側部位aとの間、即ち出口路5aには、改質器5から出る燃焼ガスの温度を検出するガス温度計(ガス温度検出手段の一例)20が配備されている。
そして、燃焼温度計19とガス温度計20との検出情報に基づいて、ガス化された燃料の温度が第1所定温度以下となるように、かつ、燃焼温度が第2所定温度以上となるように、第1電磁制御弁18と第2電磁制御弁14とを調節操作する燃焼制御手段21が装備されている。また、エンジンEの運転時間を計測する計時手段27を設け、燃焼手段6による燃焼作動が、所定のエンジン運転時間の経過毎に行われるように、着火手段8と計時手段27とを連係させる時限制御手段28が装備されている。これら燃焼制御手段21と時限制御手段28とは、CPU等から成る制御装置29に構成されている。
改質器5においては、加圧された吸気の一部に燃料が加圧され、部分酸化触媒上でH2,COに分解される。このガス化された燃料を排気経路4(排気管)に導入し、着火手段8である酸化触媒上で燃焼させ、排気を500℃以上に加熱し、排気浄化器1(フィルタ)に詰まっている煤を燃焼させ、排気浄化器1を再生させるのである。燃焼制御手段21は、二つの温度計19,20を用いて、改質器5の(部分酸化触媒の)出口温度、即ち第1所定温度が高くなり過ぎないように、そして排気浄化器1の(DPFの)入口温度、即ち第2所定温度が500℃以上となるように、各制御弁14,18の開度を制御する。上述の式1の反応における良好な平衡転化率を維持する等の点から、改質器5の出口温度は1100℃以下に制御することが望ましい。従って、第1所定温度の一例は1100℃であり、第2所定温度の一例は500℃である。
時限制御手段28は、燃焼制御手段21による排気浄化器1の再生処理を、エンジンEの運転が所定時間経過する毎に行わせるものである。これは、排気浄化器1に実際に目詰まりが生じたら再生処理させる制御に比べて、構成の難しい目詰まり検出手段が不要であり、制御システムが簡単でコスト安に構築できる利点がある。つまり、エンジン運転状態が所定時間経つと、それまで閉じられていた両制御弁14,18を開くとともにその開度調節を行い、燃料と吸気による改質された混合ガスを排気経路4に供給し、着火手段8で着火させて燃焼させ、排気浄化器1を再生させる処理が一定時間の間行われる。
計時手段27は、例えば電子ガバナに装備されているエンジン回転数センサと、このセンサ出力を積算処理(積分処理)する手段とで構成することが可能である。また、農機等の作業機においては、エンジン運転による作業時間(稼動時間)の累計を表す積算計が装備されているので、その積算計を利用することもできる。その他、種々の手段が可能である。
再生処理が終了すると、第2電磁制御弁14を閉じ、かつ、第1電磁制御弁18は開いた状態として、加圧された吸気のみを改質器5に供給することにより、出口路5a内を掃気させて燃料成分が皆無の状態、或いはほぼ存在しない状態にすることができる。これにより、再生装置Aが作動しない時間帯において、排気経路4の熱によって出口路5a内に存在する燃料が徐々に炭化する、という不都合が生じないように制御することができる。
以上説明したように、本発明による排気浄化器の再生装置Aでは、高価な水冷式燃料噴射ポンプ、燃料圧送ポンプ、調圧弁等が不要であり、コストダウンが可能である。排気経路4には、燃料をガス(H2 ,CO,CO2 ,H2O )化して供給するので、排気管近傍に燃料の噴射弁を配置する必要がなく、レイアウト設計が融通の効く自在なものとなる。
排気ガスの浄化システムと排気浄化器の再生装置を示す模式図 燃料システムの構造を示す系統図
1 排気浄化器
2 排気ターボ過給機
4 排気経路
5 改質器
6 燃焼手段
7 燃料導入手段
8 着火手段
11 燃料導入路
14 燃料用制御弁
15 空気供給手段
16 燃料噴射ポンプ
17 過給気導入路
18 制御弁
19 燃焼温度検出手段
20 ガス温度検出手段
21 燃焼制御手段
27 計時手段
28 時限制御手段
A 排気浄化器の再生装置
E エンジン

Claims (7)

  1. ディーゼルエンジン(E)の排気経路(4)に配備される排気浄化器(1)と、この排気浄化器(1)によって捕捉されて該排気浄化器(1)に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段(6)と、を有して成る排気浄化器の再生装置であって、
    前記燃焼手段(6)が、前記排気経路(4)における前記排気浄化器(1)に対する排気流れ方向の上流側部位にエンジン用燃料を導く燃料導入手段(7)と、この燃料導入手段(7)によって導入されてくる燃料に着火させる着火手段(8)とから構成されるとともに、前記燃料導入手段(7)は、エンジン用燃料を部分酸化触媒を用いてガス化して前記上流側部位に供給する改質器(5)を有し、
    前記改質器(5)に空気の供給及び供給停止が自在な空気供給手段(15)を設け、前記改質器(5)は、ガス化された燃料と空気とを混合して成る混合ガスを前記上流側部位に供給可能なものに構成されている排気浄化器の再生装置。
  2. 前記燃料導入手段(7)は、燃料噴射ポンプ(16)における余剰燃料を前記改質器(5)に導く燃料導入路(11)と、この燃料導入路(11)の断続状態を制御する燃料用制御弁(14)とから構成されている請求項1に記載の排気浄化器の再生装置。
  3. 前記空気供給手段(15)は、排気ターボ過給機(2)によって過給された空気の一部を前記改質器(5)に導き可能な過給気導入路(17)と、この過給気導入路(17)の断続状態を制御する制御弁(18)とから構成されて請求項1または請求項2に記載の排気浄化器の再生装置。
  4. 前記着火手段(8)が酸化触媒又はバーナーである請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気浄化器の再生装置。
  5. エンジン(E)の運転時間を計測する計時手段(27)を設け、前記燃焼手段(6)による燃焼作動が、所定のエンジン運転時間の経過毎に行われるように、前記着火手段(8)と前記計時手段(27)とを連係させる時限制御手段(28)が装備されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の排気浄化器の再生装置。
  6. ディーゼルエンジン(E)の排気経路(4)に配備される排気浄化器(1)と、この排気浄化器(1)によって捕捉されて該排気浄化器(1)に蓄積された排気ガス中の捕捉物を燃焼させる燃焼手段(6)と、を有して成る排気浄化器の再生装置であって、
    前記燃焼手段(6)が、前記排気経路(4)における前記排気浄化器(1)に対する排気流れ方向の上流側部位にエンジン用燃料を導く燃料導入手段(7)と、この燃料導入手段(7)によって導入されてくる燃料に着火させる着火手段(8)とから構成されるとともに、前記燃料導入手段(7)は、エンジン用燃料を部分酸化触媒を用いてガス化して前記上流側部位に供給する改質器(5)を有し、
    前記燃料導入手段(7)は、燃料噴射ポンプ(16)における余剰燃料を前記改質器(5)に導く燃料導入路(11)と、この燃料導入路(11)の断続状態を制御する燃料用制御弁(14)とから構成され、
    排気ターボ過給機(2)によって過給された空気の一部を前記改質器(5)に導き可能な過給気導入路(17)と、この過給気導入路(17)の断続状態を制御する空気用制御弁(18)とを設けて、前記改質器(5)に空気の供給及び供給停止が自在な空気供給手段(15)が構成され、
    前記改質器(5)から出るガス化された燃料の温度を検出するガス温度検出手段(20)と、前記着火手段(8)によって燃焼する温度を検出する燃焼温度検出手段(19)とを設け、前記ガス化された燃料の温度が第1所定温度以下となるように、かつ、前記燃焼温度が第2所定温度以上となるように、前記燃料用制御弁(14)と前記空気用制御弁(18)とを調節操作する燃焼制御手段(21)が装備されている排気浄化器の再生装置。
  7. 前記着火手段(8)が酸化触媒又はバーナーである請求項6に記載の排気浄化器の再生装置。
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