JP4328382B2 - タクシー料金計算システム - Google Patents

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Description

この発明は、タクシーの運賃を計算して表示する計算システムに関するものである。
従来のタクシー料金計算システムは、時間と距離の計測値を併用するというものの、基本的には乗車地からの走行距離の計測値を使用し、法定による初乗り距離運賃と加算距離運賃とを合計した距離運賃に、10km/h以下の低速での走行時間に応じた運賃を加算距離運賃とみなして加えて、料金を算出している。
また、時間性運賃という運賃形態もあるが、これはタクシー車両を占有した包括的な時間による契約であるためメーターすなわち計算システムというものが存在しない。
ところで、上記従来のタクシー料金の計算システムでは、あくまで走行距離を基準にした法定料金に基づき運賃を計算しており、乗車地から目的地までの走行にかかった時間の総合計という概念が存在しなかったため、運賃が割高になり、しかも渋滞等で低速走行になると運賃がどんどん上昇するため、乗車前に運賃を知ることが困難であるという問題があった。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明のタクシー料金計算システムは、タクシー車両への顧客の乗車地からの走行時間を逐次計測する走行時間計測手段と、タクシー車両への顧客の乗車地からの走行距離を逐次計測する走行距離計測手段と、前記走行時間が所定初乗り時間内かつ前記走行距離が所定初乗り距離以内で目的地に到着した場合は基本料金を運賃とし、前記走行時間が前記所定初乗り時間を越えたかまたは前記走行距離が前記所定初乗り距離を越えた場合に目的地に到着するまで、前記基本料金に追加料金を加算するとともにさらに、所定追加距離を走行するか所定追加時間を走行する毎に毎回追加料金を加算して運賃を求める運賃計算手段と、前記運賃を逐次表示する運賃表示手段と、前記走行時間が前記所定初乗り時間に達する前はその所定初乗り時間に達するまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を表示する残り時間表示手段と、前記走行距離が前記所定初乗り距離に達する前はその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を表示する残り距離表示手段と、を具え、前記残り時間表示手段が前記残り時間を表示すると同時に、前記残り距離表示手段が前記残り距離を表示するものである
かかるこの発明のタクシー料金計算システムにあっては、走行時間計測手段がタクシー車両への顧客の乗車地からの走行時間を逐次計測するとともに、走行距離計測手段がタクシー車両への顧客の乗車地からの走行距離を逐次計測し、運賃計算手段が、前記走行時間が所定初乗り時間内かつ前記走行距離が所定初乗り距離以内で目的地に到着した場合は基本料金を運賃とし、前記走行時間が所定初乗り時間を越えたかまたは前記走行距離が所定初乗り距離を越えた場合に目的地に到着するまで、前記基本料金に追加料金を加算するとともにさらに、所定追加距離を走行するか所定追加時間を走行する毎に毎回追加料金を加算して運賃を求め、運賃表示手段がその運賃を逐次表示する。
従って、この発明のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離を、上記初乗り時間内に通常走行できる最大距離すなわち、上記初乗り時間内に渋滞に掛からずにかつ制限速度内で走行できる最大距離に設定することで、タクシー利用者(顧客)は、従来のタクシー料金計算システムで計算される場合よりも安価にタクシーを利用することができる。
しかもこの発明のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離および初乗り時間の何れも越えない間は運賃は基本料金となるので、例え多少渋滞に掛かっても初乗り時間内に目的地に着けそうであれば、タクシー利用者には基本料金で済むことが明らかになり、タクシー利用者は乗車前に容易に運賃を知ることができ、それゆえ特に、基本料金に対し所持金の持ちあわせに余裕がないような場合でもタクシーを安心して利用できるという利点がある。
また、この発明のタクシー料金計算システムにおいては、前記走行時間が前記所定初乗り時間に達する前はその所定初乗り時間に達するまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を表示する残り時間表示手段と、前記走行距離が前記所定初乗り距離に達する前はその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を表示する残り距離表示手段と、を具え、前記残り時間表示手段が前記残り時間を表示すると同時に、前記残り距離表示手段が前記残り距離を表示するようにしたことから、初乗り時間または初乗り距離の経過や、その後の追加時間または追加距離の経過をタクシー利用者が予測して、その経過直前の場所を目的地としてタクシー車両を降車することができるので、より安価にタクシーを利用することができる。
なお、この発明のタクシー料金計算システムにおいては、顧客が保有する磁気カードやICカード等のカードに対し情報を読み書きするカード情報読み書き手段と、前記カードから読み取った顧客情報を表示する顧客情報表示手段と、を具えていても良く、このようにすれば、例えば契約時に知った顧客の趣味等や、このシステムの利用回数等の顧客情報を運転手が知り得て、運転中の適切な話題の提供等、より良いサービスを顧客に提供することができる。
さらに、この発明のタクシー料金計算システムにおいては、前記顧客情報表示手段は、前記カードから読み取った顧客情報を表示する代わりに、所定位置に設けられたサーバと無線通信回線を介して接続され、前記カードから読み取った顧客識別情報に基づき前記サーバ内の所定のデータベースを検索して得た顧客情報を表示するものでも良く、このようにすれば、サーバを利用するので、より豊富な顧客情報に基づき、より良いサービスを顧客に提供することができ、また、より多くの顧客情報を一括して管理することができる。
一方、この発明のタクシー料金計算システムにおいては、顧客が保有するカードに対し情報を読み書きするカード情報読み書き手段と、前記カードから読み取った繰越ポイント数を表示する繰越ポイント数表示手段と、運賃清算時に前記顧客の乗車地からの走行時間または走行距離に応じて移動ポイント数を計算して表示する移動ポイント数表示手段と、運賃清算時に前記残り時間または前記残り距離に応じて残りポイント数を計算して表示する残りポイント数表示手段と、前記顧客の選択による指示入力に基づき、前記カードから読み取った繰越ポイント数を前記移動ポイント数が超えていない場合にその繰越ポイント数から前記移動ポイント数を引いて運賃を清算するとともにその引いた結果のポイント数を新たな繰越ポイント数として前記カードに書き込むか、または前記カードから読み取った繰越ポイント数に前記残りポイント数を加えた結果のポイント数を新たな繰越ポイント数として前記カードに書き込むように前記カード情報読み書き手段にポイント数を送るポイント清算手段と、を具えていても良く、このようにすれば、繰越ポイントが貯まるとそれを使って運賃を清算することができるので、このシステムの利用を促進することができるのに加えて、残りポイントも利用できるので、割安感を高めることができる。
さらに、この発明のタクシー料金計算システムにおいては、前記繰越ポイント数表示手段は、前記カードから読み取った繰越ポイント数を表示する代わりに、所定位置に設けられたサーバと無線通信回線を介して接続され、前記カードから読み取った顧客識別情報に基づき前記サーバ内の所定のデータベースを検索して得た繰越ポイント数を表示するものであり、前記ポイント清算手段は、前記新たな繰越ポイント数を前記カード情報読み書き手段に送る代わりに、前記サーバと無線電話回線を介して接続され、前記新たな繰越ポイント数を前記データベースに送ってそこに書き込ませるものであっても良く、このようにすれば、カードの情報領域からポイント数の情報を除けるので、記録できる情報量の少ない磁気カードでも充分利用でき、またサーバを利用するので、多くの顧客のポイントを一括して管理できるとともに、それらのポイントをタクシー車両の売り上げの管理に利用することができる。
この発明のタクシー料金計算システムの一実施例の構成を機能ブロックで示すブロック線図である。 上記実施例のタクシー料金計算システムを収納した料金メータを示す正面図である。 上記実施例と従来のタクシー料金計算システムとで計算される運賃を対比して示す説明図である。 この発明のタクシー料金計算システムの他の一実施例の構成を機能ブロックで示すブロック線図である。 上記他の一実施例のタクシー料金計算システムを収納した料金メータを示す正面図である。
符号の説明
1 スタートボタン
2 ストップボタン
3 走行時間計測部
4 走行距離計測部
5 運賃計算部
6 運賃表示部
7 料金メータ
8 介護ボタン
9 料金表示部
10 現在運賃表示部
11 残り時間表示部
12 残り時間ドット表示部
13 残り距離表示部
14 残り距離ドット表示部
15 磁気カード
16 カードリーダ/ライタ
17 ポイント選択ボタン
18 表示切替ボタン
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明のタクシー料金計算システムの一実施例の構成を機能ブロックで示すブロック線図、図2は、その実施例のタクシー料金計算システムを収納した料金メータを示す正面図、そして図3は、上記実施例と従来のタクシー料金計算システムとで計算される運賃を対比して示す説明図である。
この実施例のタクシー料金計算システムは、タクシー車両の運転席脇等に、タクシー利用者から視認可能なように設けられるもので、図1に示すように、タクシー利用者が乗車したタクシー車両の、その利用者の目的地への発進時にそのタクシー車両の運転手により操作されるスタートボタン1と、その目的地への到達時にそのタクシー車両の運転手により操作されるストップボタン2と、走行時間計測手段としての走行時間計測部3と、走行距離計測手段としての走行距離計測部4と、運賃計算手段としての運賃計算部5と、運賃表示手段としての運賃表示部6とを具えており、そのスタート(開始)ボタン1とストップ(停止)ボタン2とは、図2に示すように、一般料金と障害者料金との切換え用の介護ボタン8とともに、料金メータ7の前面の下部に設けられ、その料金メータ7の前面の上部から中央部にかけては例えば液晶を用いた料金表示部9が設けられている。
ここで、走行時間計測部3は、スタートボタン1の操作により起動するとともに従前の計測値をリセットして、その起動時からの経過時間を計測し、ストップボタン2の操作でその時間計測を停止する。また、走行距離計測部4は、同じくスタートボタン1の操作により起動するとともに従前の計測値をリセットして、タクシー車両の距離計が入力する当該車両の走行距離を示す信号を入力することにより、上記タクシー車両の、タクシー利用者の乗車地からの走行距離を逐次計測し、ストップボタン2の操作でその距離計測を停止する。
そして運賃計算部5は、前記走行時間が所定初乗り時間内かつ前記走行距離が所定初乗り距離以内で目的地に到着した場合は基本料金を運賃とし、前記走行時間が前記所定初乗り時間を越えたかまたは前記走行距離が前記所定初乗り距離を越えた場合に目的地に到着するまで、前記基本料金に追加料金を加算するとともにさらに、所定追加距離を走行するか所定追加時間を走行する毎に毎回追加料金を加算して運賃を求め、運賃表示部6は、図2に示すように、料金メータ7の料金表示部9のうちの現在運賃表示部10に、運賃計算部5が求めた運賃を逐次表示する。
さらに運賃表示部6は、走行時間計測部3の計測結果と運賃計算部5の計算結果とに基づき、残り時間表示手段としての残り時間表示部11に、前記走行時間が前記所定初乗り時間に達する前はその所定初乗り時間に達するまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を逐次表示し、その残り時間が僅かになると残り時間ドット表示部12に、例えば60秒以内になった場合は一つが10秒を表す緑ドットを六個点灯させ、またその残り時間が例えば10秒以内になった場合は一つが1秒を表す赤ドットを十個点灯させて、残り時間の減少につれてそれらのドットを消灯させ、その消灯の度毎にビープ音を出力する。
さらに運賃表示部6は、走行距離計測部4の計測結果と運賃計算部5の計算結果とに基づき、残り距離表示手段としての残り距離表示部13に、前記走行距離が前記所定初乗り距離に達する前はその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を逐次表示し、その残り距離が僅かになると残り距離ドット表示部14に、例えば1km以下になった場合は一つが100mを表す緑ドットを十個点灯させ、またその残り時間が例えば100m以下になった場合は一つが10mを表す赤ドットを十個点灯させて、残り距離の減少につれてそれらのドットを消灯させ、その消灯の度毎にビープ音を出力する。
この実施例におけるこれら走行時間計測部3と走行距離計測部4と運賃計算部5と運賃表示部6とは、具体的には、あらかじめ与えられたプログラムにより作動して上記各部の機能を奏するマイクロコンピュータにより構成されている。
かかる実施例において、運賃計算部5は、例えば初乗り時間を30分、初乗り距離をその初乗り時間内に通常走行できる最大距離である11km、それらの何れか先に到達するまでの基本料金を1600円とし、その到達後は、800円の追加料金を加算してから、6kmまたは15分走行の何れか先に到達する毎に、他方をリセットしつつさらに800円の追加料金を加算することとしても良い。これにより運賃は以下の表1に示すようになる。
Figure 0004328382
従って、この実施例のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離を上記のように、初乗り時間内に通常走行できる最大距離すなわち、上記初乗り時間内に渋滞に掛からずにかつ制限速度内で走行できる最大距離に設定することで、図3に例示するように、タクシー利用者(顧客)は、従来のタクシー料金計算システムで計算される場合よりも安価にタクシーを利用することができる。
しかもこの実施例のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離および初乗り時間の何れも越えない間は運賃は基本料金となるので、例え多少渋滞に掛かっても初乗り時間内に目的地に着けそうであれば、タクシー利用者には基本料金で済むことが明らかになり、タクシー利用者は乗車前に容易に運賃を知ることができ、それゆえ特に、基本料金に対し所持金の持ちあわせに余裕がないような場合でもタクシーを安心して利用できるという利点がある。
さらに、この実施例のタクシー料金計算システムによれば、前記走行時間が前記所定初乗り時間に達する前はその所定初乗り時間に達するまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を表示する残り時間表示部11と、前記走行距離が前記所定初乗り距離に達する前はその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を表示する残り距離表示部13とを具えていることから、初乗り時間または初乗り距離の経過や、その後の追加時間または追加距離の経過をタクシー利用者が予測して、その経過直前の場所を目的地としてタクシー車両を降車することができるので、より安価にタクシーを利用することができる。
図4は、この発明のタクシー料金計算システムの他の一実施例の構成を機能ブロックで示すブロック線図、図5は、その実施例のタクシー料金計算システムを収納した料金メータを示す正面図であり、図中、先の実施例と同様の部分はそれと同一の符号にて示す。この実施例のタクシー料金計算システムは、顧客を会員制として各顧客に磁気カード15を所持してもらい、その磁気カード15に、後述のように顧客情報としての、例えばこのタクシー料金計算システムを使用しているタクシー車両の利用回数(会員になってから現在までの累積回数あるいは所定期間単位での回数)と、利用に応じて貯まる繰越ポイント数とのデータを記録して、それらのデータをタクシーサービスに用いている点で先の実施例と異なっており、他の点では先の実施例と同様であるので、以下、主に先の実施例と異なる点について説明する。
すなわち、この実施例のタクシー料金計算システムは、図4および図5に示すように、先の実施例の構成に加えて、料金メータ7の側面に固定されるとともにカードスロット16aを持ち上記磁気カード15に対する情報の読み書きを行なう、カード情報読み書き手段としての通常のカードリーダ/ライタ16と、料金メータ7の前面に設けられたポイント選択ボタン17および表示切替ボタン18とを具えており、カードリーダ/ライタ16は運賃計算部5および運賃表示部6に接続され、ポイント選択ボタン17は運賃計算部5に接続され、そして表示切替ボタン18は運賃表示部6に接続されている。なお、この実施例におけるこれら走行時間計測部3と走行距離計測部4と運賃計算部5と運賃表示部6とは、具体的には、あらかじめ与えられたプログラムにより作動して上記各部の機能を奏するマイクロコンピュータにより構成されている。
そしてこの実施例のタクシー料金計算システムでは、スタートボタン1の操作により走行時間計測部3と走行距離計測部4とを起動する前に運転手が表示切替ボタン18を押すとカードリーダ/ライタ16が起動し、運転手がタクシー利用者(顧客)から受け取った磁気カード16をカードスロット16aに通すと、カードリーダ/ライタ16が、その磁気カード16に記録された上記利用回数と繰越ポイント数とのデータを読み出して運賃計算部5および運賃表示部6に送り、運賃表示部6は、先ずその顧客の利用回数を現在運賃表示部10に、運転手が確認できる一定時間(例えば10秒間)表示させ、次いでその顧客の繰越ポイント数を現在運賃表示部10に表示させる。また運賃計算部5は、その顧客の利用回数と繰越ポイント数とを記憶する。
次いでこの実施例のタクシー料金計算システムでは、運転手が表示切替ボタン18を押して現在運賃表示部10を通常の料金表示に戻してからスタートボタン1の操作により走行時間計測部3と走行距離計測部4とを起動する。これにより走行時間計測部3と走行距離計測部4とは先の実施例と同様に作動し、タクシー車両が目的地に到着したら、運転手がストップボタン2を操作して、走行時間計測部3の時間計測と走行距離計測部4の距離計測とを停止させる。
次いで、運転手が、繰越ポイント数を今回の運賃の清算に用いるか、それとも今回の運賃は現金で清算して、今回の利用で発生した残りポイント数を繰越ポイント数に加えるかをタクシー利用者(顧客)に尋ね、それとともにポイント選択ボタン17を押すと、ポイント選択ボタン17からの信号により、運賃計算部5は、走行時間計測部3が計測した走行時間または走行距離計測部4が計測した走行距離に例えば所定割合を乗じて移動ポイント数を計算し、運賃表示部6は、その移動ポイント数を現在運賃表示部10に表示する。
そして顧客が繰越ポイント数を今回の運賃の清算に用いると運転手に指示した場合は、そのままの表示状態にしておくと、運賃計算部5は、先に記憶した繰越ポイント数と今回の移動ポイント数とを比べ、先に記録した繰越ポイント数が今回の移動ポイント数より多いか等しい場合は、先に記録した繰越ポイント数から今回の移動ポイント数を引いてその結果のポイント数を新たな繰越ポイント数とし、運賃表示部6は、先の移動ポイント数を一定時間(例えば30秒間)表示した後、その新たな繰越ポイント数を現在運賃表示部10に表示する。運賃計算部5はまた、先に記憶した利用回数に1を加えて利用回数をインクリメントさせる。
そしてその状態で運転手が、タクシー利用者(顧客)から受け取った磁気カード16をカードスロット16aに通すと、カードリーダ/ライタ16が、その新たな繰越ポイント数を磁気カード16に上書きするとともに、1を加えてインクリメントさせた利用回数も磁気カード16に上書きする。
なお、先に記録した繰越ポイント数が今回の移動ポイント数より少ない場合は、運賃計算部5は、ポイントで清算できないことを示すエラー信号を運賃表示部6に送り、運賃表示部6はそのエラー信号によりエラー表示(例えばEの字)を現在運賃表示部10に表示する。
一方、顧客が繰越ポイント数を今回の運賃の清算に用いず、今回の運賃は現金で清算して、今回の利用で発生した残りポイント数を繰越ポイント数に加えると運転手に指示した場合、または上記エラー表示が出た場合は、運転手はもう一度ポイント選択ボタン17を押し、ポイント選択ボタン17からの信号により、運賃計算部5は、先ず、走行時間計測部3の計測結果に基づき、その顧客が利用した走行時間が前記所定初乗り時間に達する前であればその所定初乗り時間になるまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を求めるか、または、走行距離計測部4の計測結果に基づき、その顧客が利用した走行距離が前記所定初乗り距離に達する前であればその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を求め、その残り時間または残り距離に例えば所定割合を乗じて残りポイント数を計算し、運賃表示部6は、その残りポイント数を現在運賃表示部10に表示する。
次いで運賃計算部5は、先に記憶した繰越ポイント数にその残りポイント数を加えた結果のポイント数を新たな繰越ポイント数とし、運賃表示部6は、先の残りポイント数を一定時間(例えば30秒間)表示した後、その新たな繰越ポイント数を現在運賃表示部10に表示する。運賃計算部5はまた、先に記憶した利用回数に1を加えて利用回数をインクリメントさせる。
そしてその状態で運転手が、タクシー利用者(顧客)から受け取った磁気カード16をカードスロット16aに通すと、カードリーダ/ライタ16が、その新たな繰越ポイント数を磁気カード16に上書きするとともに、1を加えてインクリメントさせた利用回数も磁気カード16に上書きする。
従って、運賃計算部5は、ポイント清算手段に相当し、また運賃表示部6は、顧客情報表示手段、繰越ポイント数表示手段、移動ポイント数表示手段および残りポイント数表示手段に相当しており、この実施例のタクシー料金計算システムによれば、先の実施例と同じ作用効果が得られるのに加えて、運転手がその顧客の、このシステムの利用回数を先に知り得るので、運転中の適切な話題の提供等、より良いサービスを顧客に提供することができ、しかも、顧客は繰越ポイントが貯まるとそれを使って運賃を清算することができるので、このシステムの利用を促進することができ、顧客は残りポイントも利用できるので、割安感を高めることができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更でき、例えば、走行時間計測部3と走行距離計測部4と運賃計算部5と運賃表示部6とは、それぞれ専用の電子回路で構成しても良い。
また、上記実施例では顧客情報や繰越ポイント数を記録するカードとして磁気カード15を用いているが、代わりにICカードを用いても良く、また上記実施例では残りポイントを貯めて繰越ポイントとしているが、代わりに例えば初乗り距離もしくはそれに追加時間を加えたものまたは初乗り時間もしくはそれに追加時間を加えたものを、上記残りの距離や時間も含めてマイレージとして加算し、それを磁気カード15に記録して、貯まったマイレージに応じた額の商品券等を提供するようにしても良い。
さらに、上記実施例では磁気カード15に顧客情報と繰越ポイント数とを記録しているが、代わりに、運賃計算部5が、所定位置に設けられた通常のサーバと無線電話回線等の無線通信回線を介して接続し、磁気カード15から読み取った顧客識別情報に基づきそのサーバ内の所定のデータベースを検索して当該顧客の繰越ポイント数を求め、運賃表示部6が、その繰越ポイント数を現在運賃表示部10に表示し、運賃計算部5がその後、新たな繰越ポイント数を上記サーバのデータベースに送ってそこに書き込ませるようにしても良い。
かくしてこの発明のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離を、上記初乗り時間内に通常走行できる最大距離すなわち、上記初乗り時間内に渋滞に掛からずにかつ制限速度内で走行できる最大距離に設定することで、タクシー利用者(顧客)は、従来のタクシー料金計算システムで計算される場合よりも安価にタクシーを利用することができる。
しかもこの発明のタクシー料金計算システムによれば、初乗り距離および初乗り時間の何れも越えない間は運賃は基本料金となるので、例え多少渋滞に掛かっても初乗り時間内に目的地に着けそうであれば、タクシー利用者には基本料金で済むことが明らかになり、タクシー利用者は乗車前に容易に運賃を知ることができ、それゆえ特に、基本料金に対し所持金の持ちあわせに余裕がないような場合でもタクシーを安心して利用できるという利点がある。

Claims (5)

  1. タクシー車両への顧客の乗車地からの走行時間を逐次計測する走行時間計測手段と、
    タクシー車両への顧客の乗車地からの走行距離を逐次計測する走行距離計測手段と、
    前記走行時間が所定初乗り時間内かつ前記走行距離が所定初乗り距離以内で目的地に到着した場合は基本料金を運賃とし、前記走行時間が前記所定初乗り時間を越えたかまたは前記走行距離が前記所定初乗り距離を越えた場合に目的地に到着するまで、前記基本料金に追加料金を加算するとともにさらに、所定追加距離を走行するか所定追加時間を走行する毎に毎回追加料金を加算して運賃を求める運賃計算手段と、
    前記運賃を逐次表示する運賃表示手段と、
    前記走行時間が前記所定初乗り時間に達する前はその所定初乗り時間に達するまでの残り時間、その所定初乗り時間の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加時間に達するまでの残り時間を表示する残り時間表示手段と、
    前記走行距離が前記所定初乗り距離に達する前はその所定初乗り距離に達するまでの残り距離、その所定初乗り距離の経過後は一回目または複数回目に前記所定追加距離に達するまでの残り距離を表示する残り距離表示手段と、
    を具え、
    前記残り時間表示手段が前記残り時間を表示すると同時に、前記残り距離表示手段が前記残り距離を表示することを特徴とする、タクシー料金計算システム。
  2. 顧客が保有するカードに対し情報を読み書きするカード情報読み書き手段と、
    前記カードから読み取った顧客情報を表示する顧客情報表示手段と、
    を具えることを特徴とする、請求項記載のタクシー料金計算システム。
  3. 前記顧客情報表示手段は、前記カードから読み取った顧客情報を表示する代わりに、所定位置に設けられたサーバと無線通信回線を介して接続され、前記カードから読み取った顧客識別情報に基づき前記サーバ内の所定のデータベースを検索して得た顧客情報を表示することを特徴とする、請求項記載のタクシー料金計算システム。
  4. 顧客が保有するカードに対し情報を読み書きするカード情報読み書き手段と、
    前記カードから読み取った繰越ポイント数を表示する繰越ポイント数表示手段と、
    運賃清算時に前記顧客の乗車地からの走行時間または走行距離に応じて移動ポイント数を計算して表示する移動ポイント数表示手段と、
    運賃清算時に前記残り時間または前記残り距離に応じて残りポイント数を計算して表示する残りポイント数表示手段と、
    前記顧客の選択による指示入力に基づき、前記カードから読み取った繰越ポイント数を前記移動ポイント数が超えていない場合はその繰越ポイント数から前記移動ポイント数を引いて運賃を清算するとともにその引いた結果のポイント数を新たな繰越ポイント数として前記カードに書き込み、前記カードから読み取った繰越ポイント数を前記移動ポイント数が超えている場合は前記カードから読み取った繰越ポイント数に前記残りポイント数を加えた結果のポイント数を新たな繰越ポイント数として前記カードに書き込むように前記カード情報読み書き手段にポイント数を送るポイント清算手段と、
    を具えることを特徴とする、請求項記載のタクシー料金計算システム。
  5. 前記繰越ポイント数表示手段は、前記カードから読み取った繰越ポイント数を表示する代わりに、所定位置に設けられたサーバと無線通信回線を介して接続され、前記カードから読み取った顧客識別情報に基づき前記サーバ内の所定のデータベースを検索して得た繰越ポイント数を表示し、
    前記ポイント清算手段は、前記新たな繰越ポイント数を前記カード情報読み書き手段に送る代わりに、前記サーバと無線電話回線を介して接続され、前記新たな繰越ポイント数を前記データベースに送ってそこに書き込ませることを特徴とする、請求項記載のタクシー料金計算システム。
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