JP4328253B2 - 止血弁サポート部材 - Google Patents

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Description

本発明は、シースイントロデューサ内に設けられた止血弁の止血機能をサポートする止血弁サポート部材に関する。
従来から、血管造影用カテーテルなどを血管内に導入する手段としてシースイントロデューサが用いられている。このシースイントロデューサを用いたカテーテルの血管中への挿入方法においては、まず、メスで皮膚が小さく切開され、次に穿刺針(留置針)が皮膚を貫通して血管内に導入され、その後穿刺針を抜いてガイドワイヤのみを残留させる。次いで、ダイレータ(拡張器)を挿入されたシースイントロデューサがガイドワイヤを通って血管内へ進められた後、ダイレータを抜去し、カテーテルをシースイントロデューサ の通路に案内して血管中に挿入可能としている。上記のようなシースイントロデューサ においては、血管内に留置されているシースイントロデューサの通路から外部への漏出を防止するため、その通路に止血弁を設けている。
止血弁は、カテーテル、ダイレータあるいはガイドワイヤなどの棒状体を挿通する際または抜去の際に血液の漏れがないことおよび棒状体の出し入れが円滑で軽く操作性が良好であることが要求される。
従来は、シースイントロデューサは、血管造影用カテーテル等の挿入用のデバイスとして使用されていたが、近年では、通常と異なる使い方もされるようになってきている。シースイントロデューサを留置したまま、血栓などを三方活栓側から吸引したり、シースイントロデューサを輸液ラインとして血液循環する場合にも使用されている。さらには、血管造影用カテーテル等の挿入用のデバイスとしてではなく、カテーテル等のデバイスとして使用されることもある。
しかし、従来から使用されている止血弁そのままでは、止血弁を介してシースイントロデューサ内に気泡が流入したり、或いは、止血弁を介してシースイントロデューサ外へ漏れなどのトラブルが発生する場合がある。
又、従来から、止血弁は、カテーテルなどの操作抵抗軽減や、止血性を向上させるのを低減するための技術が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特開平8−173546号公報 特開平10−179757号公報
しかし、これらの止血弁においても、通常使用下での操作性と止血性を満足させるように設計してあるため、近年の上記のような使用に対してはさらに止血弁を改善する必要がある。しかし、例えば、止血弁の止血性を改善すると、逆に止血弁によってガイドワイヤ等の操作性が悪化する問題があり、一方の特性の改善は、他方の特性の改善とならない問題がある。
本発明の目的は、現在使用されているシースイントロデューサに設けられた止血弁のままで、通常の使い方でない、近年の使用方法に耐えられることができる止血弁サポート部材を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸方向に延びる貫通孔を有しない充実体である止血弁サポート部材本体を備え、前記止血弁サポート部材本体には、シースイントロデューサに着脱自在に係合する係合手段を備えるとともに、前記係合手段が、前記シースイントロデューサに係合した際に、シースイントロデューサ内の止血弁に当接する当接部を形成し、前記当接部が前記止血弁のスリットを覆うように配置した止血弁サポート部材を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記係合手段は、止血弁サポート部材本体の端部の周面に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2において、止血弁サポート部材本体には、指で操作可能な長さを有する操作部を形成したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記係合手段は、シースイントロデューサと係合時に、シースイントロデューサと凹凸の関係で係合することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、止血弁サポート部材本体は、シースイントロデューサのエンドキャップに当接するための段部が形成され、前記段部の端面がシースイントロデューサのエンドキャップに当接した際に、前記当接部が止血弁に当接することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項において、止血弁サポート部材本体には、シースイントロデューサのエンドキャップに当接するための段部が形成され、前記段部の端面と係合手段の距離を、段部の端面と操作部の距離より短くしたことを特徴とする。
請求項1乃至請求項6の発明によれば、係合手段をシースイントロデューサに対して係合し、係合した状態で、当接部が、シースイントロデューサ内の止血弁に当接することにより、止血弁の止血機能を高めることができ、又、外部からの気泡の流入を防止できる。例えば、血圧により、止血弁は外方へ変形しようとするが、止血弁は、当接部にて当接されて変形が規制されているため、止血弁から、血液の漏出が防止できる。
又、シースイントロデューサを留置したまま、血栓などを三方活栓側から吸引したり、シースイントロデューサを輸液ラインとして血液循環する場合に使用する場合にも、さらには、血管造影用カテーテル等の挿入用のデバイスとしてではなく、カテーテル等のデバイスとして使用される場合にも、従来の止血弁をそのまま使用することができる。すなわち、現在使用されているシースイントロデューサに設けられた止血弁のままで、近年の使用方法に耐えることができる。
請求項3の発明によれば、操作部を操作することにより、係合手段とシースイントロデューサとの係合状態を簡単に解除することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を止血弁サポート部材として弁キャップに具体化した第1実施形態を図1〜4を参照して説明するが、説明の便宜上、第1実施形態の弁キャップ10を取着するシースイントロデューサ100について説明し、その後、弁キャップ10について説明する。
図1及び図2に示すようにシースイントロデューサ100は、略円筒状のシースハウジング101と、エンドキャップ104とを有する。シースハウジング101の基端部には、断面リング状の支持枠部102が形成され、支持枠部102の外周面にはエンドキャップ104が嵌着されている。エンドキャップ104は、ポリアセタール等の硬質合成樹脂から形成されている。エンドキャップ104の中央には、挿入孔103が軸方向に沿って貫通されている。挿入孔103の内周面は、図1に示すように、シースハウジング101側に行くほど径が短くなるようにテーパ状に形成されており、挿入孔103の最奥部、すなわち、弁体120側に最も近い部位が最小径を有する部位とされている。この最小径を有する部位は、図1に示すように、断面鋭角状の係合部106が形成されている。又、挿入孔103の内周面は、挿入される部材のガイド面とされている。
シースハウジング101には軸方向に貫通する通路112が形成されている。シースハウジング101の先端には通路112の内周面に可撓性のシースチューブ110が融着されており、シースハウジング101と一体的に接続されている。この通路112にはカテーテルなどの棒状体(図示せず)が挿通可能とされている。そして、このシースハウジング101の先端部には、止血弁としての弁体120が、シースハウジング101の支持枠部102とエンドキャップ104との間に挟持される状態で配設されている。又、弁体120は、エンドキャップ104と同軸となるように配置されている。さらに、シースハウジング101には接続部115が一体成型されており、同部位には前記通路112に連通する通路114が形成されている。
図1及び図2に示すように、弁体120の外径は、シースハウジング101の支持枠部102の内径と同一に形成されている。
次に弁体120を詳細に説明する。弁体120は、適宜の可撓性を備えていて、外力が加えられると、弾性変形して、外力が除かれると速やかに原型に復元する柔軟性弾性材料にて形成されている。この柔軟性弾性材料としてはポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、天然ゴム、合成ゴム、シリコンゴムのような復元性に富む素材が適している。望ましくは、安全性の点からジメチルポリシロキサンからなる医療用シリコンゴムを用いるのが好ましい。
図3(a)〜(d)に示すように弁体120は板面121,122を有する略円板状に形成されている。板面121はカテーテル等の挿入物の挿入側側面を構成し、板面122はその反対側側面を構成している。板面122は、図3(b)に示すように、組み付け前は平面に形成され、組み付けられると、図1に示すようにシースハウジング101とエンドキャップ104に挟持されて凸状の湾曲面となる。板面121の中央には凹部としての陥没部123が形成されている。陥没部123は、図3(a)、(c)に示すように弁体120の中心軸O(図4参照)を同軸とした同心円状に形成され、挿通されるカテーテル(図示しない)の直径と略同一、又は、若干大径とされている。陥没部123の内径は、エンドキャップ104の係合部106の径よりも同じか小さい径とされている。
又、図3(b)、(d)に示すように溝を構成する溝部124は板面122に対して弁体120の直径全長に亘って延びて形成されている。すなわち、溝部124は弁体120の中心軸Oから放射状に設けられている。同溝部124は、断面横コ字状に凹設され、その溝幅は全長に亘って一定とされている。
図3(c)、(d)に示すように前記溝部124の底面と前記陥没部123の底面間は板面122において溝部124以外の他の部位よりも厚みが薄い薄肉部126が形成されている。薄肉部126にはスリット130を備えた弁部127が設けられている。弁部127は、図4に示すようにスリット130が薄肉部126において、陥没部123の底面からその厚み方向に切込みされ、溝部124の底面に貫通されることにより形成されている。なお、スリット130は、シースイントロデューサ100の軸心O2を含む仮想平面に含まれるように形成されている。
前記スリット130は、図3(c)に示すように前記陥没部123の底面における挿入側端部の切込み長Mが前記陥没部123の直径よりも短くされている。又、スリット130は、図3(d)に示すように溝部124の底面における前記スリット130の反挿入側端部の切込み長が、溝部124の幅と略同一長さとされている。
次に、弁キャップ10について説明する。
弁キャップ10は、合成樹脂から形成されており、止血弁サポート部材本体20を備えている。本実施形態では、弁キャップ10はエンドキャップ104を構成している硬質合成樹脂よりも軟質の合成樹脂(例えばポリプロピレン)にて形成されている。止血弁サポート部材本体20は、指で操作可能な長さを有する操作部21を備えている。止血弁サポート部材本体20の先端面には段部22を介して、突部24が突出されている。段部22は、断面円形に形成されている。突部24は、段部22よりも小径となる断面円形状に、かつ段部22とは同軸となるように形成されている。又、突部24の径は、挿入孔103の最小径を有する部位(係合部106)よりも若干径が大きくされている。
突部24の先端面には、当接部26が軸方向に沿って突出されている。当接部26は、突部24よりも小径となる断面円形状に、かつ突部24とは同軸となるように形成されている。又、止血弁サポート部材本体20は、図1に示すように、操作部21の略半分以上、段部22、突部24、及び当接部26には軸方向に延びる貫通孔を有しない充実体とされている。
前記当接部26は、シースイントロデューサ100におけるエンドキャップ104の挿入孔103内を貫通可能な径を有するように形成されている。
又、当接部26の段部22からの突出量は、図2に示すように段部22が、エンドキャップ104に当接した際に、当接部26が陥没部123の底面に当接し、弁体120の陥没部123を若干押圧できる量(長さ)とされている。本実施形態では、当接部26が、陥没部123の底面に当接した状態から約1mmの量(押圧量)押圧できるようにされている。なお、この押圧量は、1mmに限定するものではなく、弁体120の材質や,弁体120の大きさにより、適宜設定するものとする。又、当接部26は、陥没部123に当接した際に、スリット130の切込みの部位を覆うように対応配置されている。
突部24の先端部の周面全体には、係合手段としての係合溝28が凹設されている。先端周縁24aは、段部22の端面と係合溝28の距離が段部22の端面と操作部21の距離よりも短くなるように配置されている。係合溝28は、図2に示すように段部22及び当接部26が、それぞれエンドキャップ104及び陥没部123の底面に当接した際に、係合部106が、着脱自在に係入される。すなわち、弁キャップ10をシースイントロデューサ100に取着する際、当接部26及び突部24が、エンドキャップ104の挿入孔103内に挿入されて、突部24の先端周縁24aが、係合部106に当たった際、先端周縁24aが、段部22側に弾性変形することにより、係合部106が係合溝28内に係入される。又、反対に、シースイントロデューサ100から、弁キャップ10を取り外す際、係合溝28内に係入された係合部106が、突部24の先端周縁24aに当接すると、先端周縁24aが、弁体120側に弾性変形することにより、係合部106が係合溝28から離脱する。
止血弁サポート部材本体20において、段部22の基端周囲には断面円形リングをなすスカート状の覆部40が形成されている。覆部40は、図2に示すように弁キャップ10が、シースイントロデューサ100に取着された際、エンドキャップ104全体を覆うように配置される。なお、覆部40は、必ずしも、設ける必要はなく、省略してもよい。
さて、上記のように構成された、エンドキャップ104の作用を説明する。なお、シースイントロデューサ100のシースチューブ110は、血管内に留置されているものとする。
弁キャップ10をシースイントロデューサ100に対して取着する場合、弁キャップ10の操作部21を指で把持し、エンドキャップ104の挿入孔103に弁キャップ10を挿入する。この挿入は、弁キャップ10の段部22が、エンドキャップ104に当接するまで行う。このとき、突部24の先端周縁24aがエンドキャップ104の係合部106に当たるが、係合部106は弁体120側に弾性変形して、先端周縁24aの弁体120側への移動を許容する。そして、係合溝28と係合部106が対応すると、係合部106は弾性力により、元の形状に復帰し係合溝28内に係入する。そして、この状態で、弁キャップ10の当接部26が、弁体120の陥没部123の底面を押圧して若干変形させる(図2参照)。
この状態では、弁体120が当接部26にて押圧されているため、血圧により、弁体120が弁キャップ10側に変形しようとしても、変形ができない。又、当接部26にて、スリット130の陥没部123側が当接されて覆われているため、スリット130を介して、血液が漏出することがない。
この状態から、弁キャップ10をシースイントロデューサ100から取り外す際には、弁キャップ10の操作部21を指で把持して、弁キャップ10の軸心O1をシースイントロデューサ100の軸心O2と交差する方向へ傾ける。すると、操作部21が力点となり、段部22のエンドキャップ104と当接した部位が支点となって、係合溝28と係合部106の当接した部位が作用点となるため、てこの原理で、簡単に、係合溝28から、係合部106が抜け出る。このとき、係合溝28内に係入された係合部106は、突部24の先端周縁24aに当接すると、係合部106が、弁体120とは反対側に弾性変形することにより、係合溝28から離脱する。
図5は、弁キャップ10の気泡の流入試験である。
試験方法は、下記の通りである。
図5において、シースチューブ110はシースイントロデューサ100の通路112に取着しており、三方活栓400をサイドポートチューブ310を介して接続部115に取着している。
そして、シースチューブ110と、サイドポートチューブ310内に37℃に加温した造影剤Z(イオメロン300:エーザイ社製)を充填した後に、三方活栓400のコックを閉じ、三方活栓400に連結した10mlシリンジ500をその最大メモリで陰圧にして止める。図5において、600は、造影剤Zを貯溜している容器である。
そして、三方活栓400のコックを解放し、シリンジ500内に吸引される造影剤量を確認し、気泡の流入をシースイントロデューサ100に弁キャップ10を付けた状態と、付けない状態とで確認した。計測は各状態において5回行った。計測結果による平均値、標準偏差、及び気泡量入量は表1の通りである。
Figure 0004328253
表1から分かるように、弁キャップ10を取着していない、シースイントロデューサ100では、平均1.1mlの気泡流入があり、一方、弁キャップ10を取着したシースイントロデューサ100では、気泡流入は平均0.0mlであった。このことから、弁キャップ10を取着したシースイントロデューサ100では、弁キャップ10により気泡流入が防止されていることが確認された。
さて、本実施形態によれば、以下のような特徴がある。
(1) 本実施形態では、指で把持して取り外し操作が可能な操作部21を止血弁サポート部材本体20に設けた。そして、段部22の端面と係合溝28の距離は、段部22の端面と操作部21の距離よりも短くした。この結果、操作部21が力点となり、操作部21よりも先端側に位置する、段部22のエンドキャップ104と当接した部位が支点となって、係合溝28と係合部106の当接した部位が作用点となるため、てこの原理で、簡単に、係合溝28から、係合部106をはずすことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6、図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なるところを中心にして説明する。
第2実施形態では、弁キャップ10の代わりに、止血弁サポート部材としてガイドキャップ10Aに具体化したものである。本実施形態では、図6に示すように、止血弁サポート部材本体20は、図6に示すように、操作部21、段部22、突部24、及び当接部26には軸方向に沿って延びる貫通孔50が形成されている。貫通孔50は、基端側に設けられた大径部51、中央部となるテーパ部52及び操作部21の基端から当接部26に亘って形成された小径部53とから構成されている。テーパ部52は、カテーテル(図示しない)を導入する際のガイド機能を有する。
又、第2実施形態において、弁体120のスリット130は、図6、図7に示すように軸心O2に対して、交差する方向に形成されている。すなわち、スリット130は、シースイントロデューサ100の軸心O2を含む仮想平面とは交差する仮想平面に含まれる。軸心O2を含む仮想平面とは交差する仮想平面とは、溝部124の延びる方向(図6において図面に直交する方向)に拡がった仮想平面である。そして、スリット130において、溝部124側の切込みの部位は、溝部124の内側面の基端に位置するように配置されている。又、図7に示すように、当接部26にて、陥没部123に当接された際には、スリット130の陥没部123側の切込みは、貫通孔50に対応するように配置されている。
第2実施形態のガイドキャップ10Aのシースイントロデューサ100に対する取着及び取り外しは、第1実施形態と同様である。そして、シースイントロデューサ100に対してガイドキャップ10Aを取着した状態(図7参照)で、すなわち、弁体120を当接部26にて押圧した状態で、カテーテルを貫通孔50内に外部から導入する。すると、大径部51、テーパ部52及び小径部53内を挿入されたカテーテルは、弁体120のスリット130を貫通して通路112内に挿入され、シースチューブ110を介して血管内に入る。このとき、弁体120は、当接部26にて押圧されているため、弁体120の変形が抑制される。特に、血管内の圧力によって、弁体120がガイドキャップ10A側に変形しようとしても、その変形が抑制される。この結果、弁体120から、血液の漏出が防止できる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態及び第2実施形態では、エンドキャップ104の係合部106を凸部とし、突部24の係合溝28を凹部として、両者を凹凸の関係で係合するようにしたが、凹凸の関係を逆にしてもよい。すなわち、エンドキャップ104側に凹部を形成し、突部24側に該凹部に係脱可能な凸部を形成してもよい。また、凸部側となる弁キャップ10やガイドキャップ10Aを硬質合成樹脂で形成し、その場合エンドキャップ104を弾性変形可能な軟質合成樹脂で形成するようにする。
○ 第1実施形態及び第2実施形態では、エンドキャップ104の係合部106を凸部とし、突部24の係合溝28を凹部として、両者を凹凸の関係で係合するようにした。この代わりに、覆部40の内周面とエンドキャップ104の外周面に対して凹凸の関係で係合離脱するようにしてもよい。例えば、覆部40の内周面に内向きフランジを突出させ、エンドキャップ104の外周面に、内向きフランジと係脱自在に係合する凹部を形成してもよい。又、逆に、覆部40の内周面に凹部(例えば、凹部40内周面に周方向に延びる周溝)を形成し、エンドキャップ104の外周面に、該凹部と係脱自在に係合する突起(或いは、エンドキャップ104の周方向に延びる突条)を形成してもよい。いずれも、凸部側となる方の部材を弾性変形可能な材質で形成する。
本発明を具体化した第1実施形態の弁キャップの断面図。 同じく弁キャップの作用の説明図。 (a)弁体の斜視図、(b)は同じく裏面側から見た斜視図、(c)は同じく平面図、(d)は底面図。 同じく弁体の断面図。 気泡の流入試験の説明図。 本発明を具体化した第2実施形態のカテーテルガイド部材の断面図。 同じくカテーテルガイド部材の作用の説明図。
符号の説明
10…弁キャップ(止血弁サポート部材)
10A…ガイドキャップ(止血弁サポート部材)
20…止血弁サポート部材本体
21…操作部
22…段部
24…突部
26…当接部
28…係合溝(係合手段)
50…貫通孔

Claims (6)

  1. 軸方向に延びる貫通孔を有しない充実体である止血弁サポート部材本体を備え、前記止血弁サポート部材本体には、シースイントロデューサに着脱自在に係合する係合手段を備えるとともに、前記係合手段が、前記シースイントロデューサに係合した際に、シースイントロデューサ内の止血弁に当接する当接部を形成し、前記当接部が前記止血弁のスリットを覆うように配置したことを特徴とする止血弁サポート部材。
  2. 前記係合手段は、止血弁サポート部材本体の端部の周面に設けたことを特徴とする請求項1に記載の止血弁サポート部材。
  3. 止血弁サポート部材本体には、指で操作可能な長さを有する操作部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の止血弁サポート部材。
  4. 前記係合手段は、シースイントロデューサと係合時に、シースイントロデューサと凹凸の関係で係合することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の止血弁サポート部材。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    止血弁サポート部材本体は、シースイントロデューサのエンドキャップに当接するための段部が形成され、
    前記段部の端面がシースイントロデューサのエンドキャップに当接した際に、前記当接部が止血弁に当接することを特徴とする止血弁サポート部材。
  6. 血弁サポート部材本体には、シースイントロデューサのエンドキャップに当接するための段部が形成され、前記段部の端面と係合手段の距離を、段部の端面と操作部の距離より短くしたことを特徴とする請求項3に記載の止血弁サポート部材。
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