JP4328108B2 - カッター及びプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動刃のホルダがストッパに突き当たると、クラッチの係合状態が切り換わり、それにより、可動刃の移動する向きが切り換わるように構成されたカッター及びそのカッターを具備するプリンタに関し、特には、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができるカッター及びプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シートを幅方向に切断するための第1刃と、その第1刃と協働してシートを切断する第2刃と、その第2刃を支持するホルダと、そのホルダに担持せしめられたクラッチと、そのクラッチと係合することによりホルダをシートの幅方向に移動させるタイミングベルトと、そのタイミングベルトによって移動せしめられるホルダが突き当たるストッパとを具備し、タイミングベルトの歯のうち、第1の向きに移動する歯と係合する第1係合状態と、第1の向きとは逆向きの第2の向きに移動する歯と係合する第2係合状態とをクラッチが有し、ホルダがストッパに突き当たることにより、クラッチの係合状態が切り換わるカッターが知られている。この種のカッターの例としては、例えば特許第3005890号公報に記載されたものがある。
【0003】
特許第3005890号公報に記載されたカッターでは、ホルダがストッパに突き当たると、クラッチの係合状態が切り換わり、それにより、ホルダの移動する向きが切り換わるように構成されているため、タイミングベルトの回転の向きを切り換える必要なく、ホルダに支持された第2刃を往復運動させることができる。
【0004】
また、特許第3005890号公報に記載されたカッターでは、上述したように、第2刃を往復運動させることができるため、第2刃自体を大型化する必要なく、幅広のシートを切断することができる。その一方で、特許第3005890号公報に記載されたカッターでは、幅狭のシートも切断することができる。
【0005】
ところが、特許第3005890号公報に記載されたカッターには、切断すべきシートの幅に応じてストッパの位置を変更する手段が設けられていない。そのため、特許第3005890号公報に記載されたカッターでは、幅広のシートを切断することができるように、ストッパが配置されている。そのため、幅狭のシートを切断する場合には、ホルダが必要以上に長い距離を移動してしまう。その結果、切断に要する時間が必要以上に長くなってしまう。つまり、特許第3005890号公報に記載されたカッターでは、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができない。
【0006】
【特許文献1】
特許第3005890号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記問題点に鑑み、本発明は、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができるカッター及びプリンタを提供することを目的とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、シートを幅方向に切断するための第1刃と、前記第1刃と協働してシートを切断する第2刃と、前記第2刃を支持するホルダと、前記ホルダに担持せしめられたクラッチと、前記クラッチと係合することにより前記ホルダをシートの幅方向に移動させるタイミングベルトと、前記タイミングベルトによって移動せしめられる前記ホルダが突き当たるストッパとを具備し、前記タイミングベルトの歯のうち、第1の向きに移動する歯と係合する第1係合状態と、第1の向きとは逆向きの第2の向きに移動する歯と係合する第2係合状態とを前記クラッチが有し、前記ホルダが前記ストッパに突き当たることにより、前記クラッチの係合状態が切り換わるカッターにおいて、切断すべきシートの幅に応じて前記ストッパの位置を変更するためのストッパ位置変更手段と、前記ストッパの位置が変更されるのに伴って移動せしめられるように前記ストッパと一体に形成されたシートガイドと、前記第1刃および前記第2刃によって切断されるシートを固定するための固定手段とを設け、前記第1刃および前記第2刃によってシートが切断された後であって、前記固定手段によってシートが固定されている時に、前記クラッチの係合状態を切り換えることを特徴とするカッターが提供される。
【0009】
請求項1に記載のカッターでは、切断すべきシートの幅に応じてストッパの位置を変更するためのストッパ位置変更手段が設けられている。そのため、例えば、シートの幅に応じてストッパの位置を変更することにより、詳細には、幅狭のシートを切断する場合に、幅広のシートを切断する場合よりもクラッチの係合状態が切り換わるタイミングが早くなるようにストッパの位置を変更することにより、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができる。
【0011】
請求項1に記載のカッターでは、ストッパの位置が変更されるのに伴ってシートガイドが移動せしめられるように、ストッパおよびシートガイドが構成されている。そのため、ストッパとシートガイドとを別個に移動させる必要性を排除することができる。
【0013】
請求項1に記載のカッターでは、第1刃および第2刃によってシートが切断された後であって、固定手段によってシートが固定されている時に、クラッチの係合状態が切り換わるようにストッパが配置される。そのため、固定手段によるシートの固定が解除された後にクラッチの係合状態が切り換わるのに伴ってシートが2度切りされてしまい、それにより発生したシート片によって、シートの搬送が妨げられてしまうのを回避することができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載のカッターを具備するプリンタが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0016】
図1は本発明のカッターの第1の実施形態を適用したプリンタの概略構成図である。第1の実施形態では、図1に示すように、ラベルプリンタ12の略ボックス状の筐体12aの内部に、供給リール15が回転可能に軸支されている。この供給リール15には、帯状のシートSが、巻回されている。シートSの表面には、複数のラベル2が、所定間隔をおいて剥離可能に貼設されている。供給リール15の下流側には、送出されたシートSを張設するテンションローラ16が設けられると共に、出口の方向にこのシートSを搬送する搬送手段としてのプラテンローラ4が設けられている。テンションローラ16とプラテンローラ4との間には、ピッチセンサ23が設けられている。このピッチセンサ23は、制御部21に設けられたピッチ検出回路部に接続されている。プラテンローラ4の上方には、発熱体5cを有する印字手段としてのサーマルヘッド5が上下動可能に配置されている。このサーマルヘッド5は、制御部21に設けられたサーマルヘッド制御回路部に接続されている。
【0017】
筐体12aには、インクリボンカートリッジ17が装着されている。インクリボンカートリッジ17内に配置されたリール17aに巻回されたインクリボン17cは、リール17bに巻き取られるまでの間に、ガイドローラ18,19,20にガイドされて、プラテンローラ4と、発熱体5cとの間に挿通される。
【0018】
サーマルヘッド5は、制御部21から送られたデータに基づいて、発熱体5cを加熱し、インクリボン17cのインクをラベル2に、文字等として印字する。サーマルヘッド5の下流側には、シートSを幅方向(図1の表裏方向)に切断するための切断手段として、カッター25が設けられている。このカッター25は、筐体12aに対して不動に配置された固定刃26と、この固定刃26と協働してシートSを切断する円盤状の可動刃28とを有する。
【0019】
ラベルプリンタ12は、例えば、インターフェース部13を介してホストコンピュータに接続されている。ラベルプリンタ12は、単独で、或いはホストコンピュータ等のコントローラの制御の下で、入力された印字データに基づいてラベル2に対して印字を行う。印字データとしては、ラベルの種類やサイズ、ラベルに印字する文字や図形、バーコード、ラベルに印字する文字の書体、ラベルに印字する文字のサイズ等と共に、ラベルのピッチがある。図1において、39はCPU(Central Processing Unit)を示している。
【0020】
図2は図1に示したカッターを図1の左側から見た概略構成図である。図2において、29は可動刃28を支持するホルダ、30はホルダ29に担持せしめられたクラッチ、31はクラッチ30と係合することによりホルダ29をシートSの幅方向(図1の表裏方向、図2の左右方向)に移動させるタイミングベルトである。31aはタイミングベルト31の歯のうち、第1の向き(図2の右向き)に移動する歯、31bはタイミングベルト31の歯のうち、第2の向き(図2の左向き)に移動する歯である。クラッチ30は、第1の向き(図2の右向き)に移動する歯31aと係合する第1係合状態と、第2の向き(図2の左向き)に移動する歯32bと係合する第2係合状態とを有する。32はタイミングベルト31によって移動せしめられるホルダ29が突き当たるストッパ、33は切断すべきシートSの幅に応じてストッパ32の位置を図2の左右方向に変更するためのストッパ位置変更手段、40はタイミングベルト31を回転駆動するための駆動プーリ、41は従動プーリである。
【0021】
図2に示すように、クラッチ30が第1係合状態にある時には、ホルダ29が歯31aによって右向きに移動せしめられる。次いで、ホルダ29がストッパ32に突き当たると、クラッチ30の係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わる。クラッチ30が第2係合状態にある時には、ホルダ29が歯31bによって左向きに移動せしめられる。次いで、ホルダ29が他のストッパ(図示せず)に突き当たると、クラッチ30の係合状態が再び第1係合状態になる。
【0022】
図3〜図5はクラッチの係合状態を説明するための図である。詳細には、図3はクラッチが第1係合状態にある時を示した図、図4はクラッチの係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わっている時を示した図、図5はクラッチが第2係合状態にある時を示した図である。図3〜図5に示すように、クラッチ30には、ホルダ29に対して回転可能に軸支された歯車30aが設けられている。歯車30aには、その全周のうち、一部にのみ歯30bが形成されており、他の部分には歯が形成されていない。歯車30aの歯30bは、タイミングベルト31の歯31a,31bと係合可能に形成されている。また、歯車30aには、歯車30aと一体になって回転可能な係合部分30cが設けられている。この係合部分30cは、ホルダ29に固定された板ばね30dと係合可能である。
【0023】
図3に示すように、クラッチ30の第1係合状態においては、係合部分30cが板ばね30dと係合しており、そのため、歯車30aは回転することができない。また、歯車30aの歯30bが、タイミングベルト31の歯のうち、右向きに移動する歯31aと係合している。その結果、ホルダ29は、タイミングベルト31の歯31aによって右向きに移動せしめられる。
【0024】
次いで、ホルダ29がストッパ32に突き当たると、図4に示すように、クラッチ30の係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わる。詳細には、ホルダ29がストッパ32に突き当たると、ホルダ29が右向きに移動できなくなり、その結果、図4に矢印で示すように、歯車30a及び係合部分30cが、タイミングベルト31の歯31aにより、板ばね30dのばね力に抗して回転せしめられる。
【0025】
上述したように、歯車30a及び係合部分30cが回転せしめられると、図5に示すように、歯車30aの歯30bは、タイミングベルト31の歯のうち、右向きに移動する歯31aではなく、左向きに移動する歯31bと係合する。また、係合部分30cは、再び板ばね30dと係合する。つまり、クラッチ30の係合状態が第2係合状態になる。その結果、ホルダ29は、タイミングベルト31の歯31bによって左向きに移動せしめられる。
【0026】
図6は図2に示した固定刃、可動刃、シートなどの拡大図、図7は図6に示した固定刃、可動刃、シートなどを図6の右側から見た図である。図6及び図7において、28aは固定刃26と円盤状の可動刃28とが協働する点、つまり、シートSが切断される点を示している。50は固定刃26および可動刃28によって切断されるシートSを固定するための固定部材である。この固定部材50は、円筒形に形成されており、可動刃28と同軸上に位置するように配置されている。固定部材50の外径は、可動刃28の外径よりもわずかに小さくなるように設定されている。シートSは、この固定部材50の外周面により固定された状態で、固定刃26および可動刃28によって切断される。
【0027】
図8は図1、図2などに示したカッターの斜視図である。図8において、60は切断すべきシートSを案内するためのシートガイドである。第1の実施形態では、図8に示すように、切断すべきシートSの幅に応じてストッパ32の位置を変更するためのストッパ位置変更手段33として、摺動面がストッパ32に形成されている。詳細には、ストッパ32の摺動面(33)をプリンタ12の筐体12a(図1参照)に対して摺動させることにより、図8に矢印で示すように、ストッパ32がシートSの幅方向に移動せしめられる。また、第1の実施形態では、ストッパ32の位置が変更されるのに伴ってシートガイド60が移動せしめられるように、ストッパ32およびシートガイド60が構成されている。詳細には、ストッパ32およびシートガイド60が一体に形成されている。
【0028】
図9及び図10は図8等に示したストッパを詳細に説明するための図である。図9及び図10において、32aはストッパ32に設けられた軸、32bは軸32aを中心に回転可能な回転部材、32cは回転部材32bに形成された凹凸部である。26aはストッパ32の凹凸部32cと係合するためにプリンタ12の筐体12a(図1参照)に設けられた凹凸部である。
【0029】
上述したように、ストッパ32は、摺動面(33)により、プリンタ12の筐体12a(図1参照)に対して摺動可能に構成されている。ところが、ストッパ32が常にプリンタ12の筐体12aに対して摺動可能に構成されていると、可動刃28のホルダ29がストッパ32に突き当たった時にストッパ32も移動してしまい、クラッチ30の係合状態を切り換えることができない。つまり、ストッパ32がストッパとしての機能を果たすことができない。そこで、第1の実施形態では、可動刃28のホルダ29がストッパ32に突き当たった時にはストッパ32が固定され、可動刃28のホルダ29がストッパ32に突き当たらない時にはストッパ32が摺動可能なように、ストッパ32が構成されている。
【0030】
詳細には、図9に示すように、ストッパ32の一部を構成する回転部材32bにホルダ29が突き当たった時には、ホルダ29によって回転部材32bが回転せしめられ、回転部材32bの凹凸部32cが、プリンタ12の筐体12a(図1参照)に設けられた凹凸部26aと係合する。その結果、ストッパ32は固定された状態になる。それにより、クラッチ30の係合状態が第1係合状態(図3参照)から第2係合状態(図5参照)に切り換わり、ホルダ29が左向きに移動し始める。つまり、ホルダ29がストッパ32の回転部分32bから離間する。その結果、図10に示すように、回転部材32bの凹凸部32cと、プリンタ12の筐体12a(図1参照)に設けられた凹凸部26aとの係合が解除され、ストッパ32は再び摺動可能になる。
【0031】
図11は図7に示した可動刃、固定部材、シートなどの斜視図、図12は図7に示した可動刃、固定部材、シートなどを図7の右側から見た図である。つまり、図12は可動刃、固定部材、シートなどを図2の裏面側から見た図である。詳細には、図12は、ホルダ29が図9に示したようにストッパ32に突き当たって、クラッチ30の係合状態が図3に示した第1係合状態から図5に示した第2係合状態に切り換わる時における、固定刃26、可動刃28、固定部材50、及びシートSの関係を示した図である。図12において、SEはシートSの端部、つまり、シートSの切断方向下流側端を示している。
【0032】
第1の実施形態では、上述したように、シートSは、固定部材50により固定された状態で、固定刃26および可動刃28によって切断される。更に、第1の実施形態では、図12に示すように、固定刃26および可動刃28によってシートSが切断された後であって、固定部材50によってシートSが固定されている時に、ホルダ29がストッパ32に突き当たり、クラッチ30の係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わる。
【0033】
つまり、第1の実施形態では、図12に示すように、固定刃26と可動刃28とが協働する点28a、つまり、シートSが切断される点がシートの端部SEを通過した後においても、固定部材50によってシートの端部SEが固定されるようになっている。また、第1の実施形態では、固定刃26と可動刃28とが協働する点28aがシートの端部SEを通過した直後に、ホルダ29がストッパ32に突き当たり、クラッチ30の係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わる。詳細には、固定刃26と可動刃28とが協働する点28aがシートの端部SEを通過した直後であって、固定部材50によってシートSが固定され続けている時に、ホルダ29がストッパ32に突き当たり、クラッチ30の係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わる。
【0034】
第1の実施形態によれば、図2、図8等に示したように、切断すべきシートSの幅に応じてストッパ32の位置を変更するためのストッパ位置変更手段33が設けられている。そのため、シートSの幅に応じてストッパ32の位置を変更することにより、詳細には、幅狭のシートを切断する場合に、幅広のシートを切断する場合よりもクラッチ30の係合状態が切り換わるタイミングが早くなるようにストッパ32を図2及び図8の左側に移動させることにより、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができる。
【0035】
また、第1の実施形態によれば、図8に示したように、ストッパ32の位置が変更されるのに伴ってシートガイド60が移動せしめられるように、ストッパ32およびシートガイド60が構成されている。詳細には、ストッパ32およびシートガイド60が一体に形成されている。そのため、ストッパ32とシートガイド60とを別個に移動させる必要性を排除することができる。
【0036】
また、第1の実施形態によれば、図12に示したように、固定刃26および可動刃28によってシートSが切断された後であって、固定部材50によってシートSが固定されている時に、クラッチ30の係合状態が切り換わるようにストッパ32が配置される。そのため、固定部材50によるシートの固定が解除された後にクラッチの係合状態が切り換わるのに伴ってシートが2度切りされてしまい、それにより発生したシート片によって、シートの搬送が妨げられてしまうのを回避することができる。
【0037】
上述したように、第1の実施形態では、可動刃28と係合する刃として固定刃26が用いられているが、第2の実施形態では、例えば可動刃28と共に移動可能な刃のような、固定刃以外の刃を可動刃28と係合する刃として用いることも可能である。
【0038】
上述したように、第1の実施形態では、ストッパ32およびシートガイド60が一体に形成されているが、第3の実施形態では、ストッパの位置が変更されるのに伴ってシートガイドが移動せしめられるように、別部材として形成されたストッパとシートガイドとをリンクなどによって連結することも可能である。
【0039】
上述したように、第1の実施形態では、本発明のカッターがラベルプリンタに適用されているが、第4の実施形態では、ロール紙に対して印字が行われる任意の型式のプリンタに対して本発明のカッターを適用することが可能である。
【0040】
第5の実施形態では、上述した第1から第4の実施形態を適宜組み合わせることが可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、シートの切断に要する時間を必要最小限に抑えることができる。
【0042】
請求項1に記載の発明によれば、ストッパとシートガイドとを別個に移動させる必要性を排除することができる。
【0043】
請求項1に記載の発明によれば、固定手段によるシートの固定が解除された後にクラッチの係合状態が切り換わるのに伴ってシートが2度切りされてしまい、それにより発生したシート片によって、シートの搬送が妨げられてしまうのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッターの第1の実施形態を適用したプリンタの概略構成図である。
【図2】図1に示したカッターを図1の左側から見た概略構成図である。
【図3】クラッチが第1係合状態にある時を示した図である。
【図4】クラッチの係合状態が第1係合状態から第2係合状態に切り換わっている時を示した図である。
【図5】クラッチが第2係合状態にある時を示した図である。
【図6】図2に示した固定刃、可動刃、シートなどの拡大図である。
【図7】図6に示した固定刃、可動刃、シートなどを図6の右側から見た図である。
【図8】図1、図2などに示したカッターの斜視図である。
【図9】図8等に示したストッパを詳細に説明するための図である。
【図10】図8等に示したストッパを詳細に説明するための図である。
【図11】図7に示した可動刃、固定部材、シートなどの斜視図である。
【図12】図7に示した可動刃、固定部材、シートなどを図7の右側から見た図である。
【符号の説明】
26 固定刃
28 可動刃
29 ホルダ
30 クラッチ
31 タイミングベルト
31a,31b 歯
32 ストッパ
33 ストッパ位置変更手段
Claims (2)
- シートを幅方向に切断するための第1刃と、前記第1刃と協働してシートを切断する第2刃と、前記第2刃を支持するホルダと、前記ホルダに担持せしめられたクラッチと、前記クラッチと係合することにより前記ホルダをシートの幅方向に移動させるタイミングベルトと、前記タイミングベルトによって移動せしめられる前記ホルダが突き当たるストッパとを具備し、前記タイミングベルトの歯のうち、第1の向きに移動する歯と係合する第1係合状態と、第1の向きとは逆向きの第2の向きに移動する歯と係合する第2係合状態とを前記クラッチが有し、前記ホルダが前記ストッパに突き当たることにより、前記クラッチの係合状態が切り換わるカッターにおいて、切断すべきシートの幅に応じて前記ストッパの位置を変更するためのストッパ位置変更手段と、前記ストッパの位置が変更されるのに伴って移動せしめられるシートガイドと、前記第1刃および前記第2刃によって切断されるシートを固定するための固定手段とを設け、前記第1刃および前記第2刃によってシートが切断された後であって、前記固定手段によってシートが固定されている時に、前記クラッチの係合状態を切り換えることを特徴とするカッター。
- 請求項1に記載のカッターを具備するプリンタ。
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