JP4327550B2 - 車両のバスケット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バスケットに積載する荷物の体積を増加させることができるとともにバスケットの取付け部分を見えないようにして意匠性の向上を図ることができる車両のバスケット構造に関するものである。
車両のバスケット構造として、ハンドルのハンドルポスト廻りを車体カバーで覆い、この車体カバーの前方に荷物を積載するバスケットを配置したものが実用に供されている。
このような車両のバスケット構造として、スクータ型車両のハンドルの前部にバスケットを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3163454号公報(第9頁、図3)
図11は従来の基本構成を説明する図であり、特許文献1の車両のバスケット構造200は、ヘッドパイプ201にハンドルポスト202を回転自在に取付け、このハンドルポスト202廻りを車体カバー205で覆い、この車体カバー205の前方に荷物を積載するバスケット206を配置し、このバスケット206の開口面207を覆うロールスクリーン(ロールスクリーン組立体)208を配置し、バスケット206の下部にヘッドライト209を配置し、このヘッドライト209の後方に且つ後ろ下がりにバスケット206の取付け部211を形成したものである。
なお、212はバスケット206の前面、213はバスケット206の底、214はロールスクリーン208の巻取りロールを示す。
しかし、特許文献1の車両のバスケット構造200では、ヘッドライト209の後方に且つ後ろ下がりにバスケット206の取付け部211を形成したものであり、見る角度によってはバスケット206の取付け部211を別途カバー部材により前方若しくは側方から見えにくくする工夫が必要であった。
すなわち、十分な荷物の積載量を稼ぐことができるとともに、バスケットの取付け部を見えにくくすることで意匠性の向上を図ることができる車両のバスケット構造が望まれる。
本発明は、十分な荷物の積載量を稼ぐことができない点を解決し、十分な積載量を稼ぐことができる車両のバスケット構造を提供するとともに、バスケットの取付け部が見えやすい点を解決し、意匠性の向上を図ることができる車両のバスケット構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る車両のバスケット構造の発明は、車体前部にヘッドライトと、このヘッドライトの上部にバスケットを備える車両において、バスケットの底部を略水平に構成するとともに、このバスケットを車体カバーに取付ける際に用いる取付け部を底部に設け、バスケットの底部の前部に底部よりも下方へ膨出させた膨出部を形成し、この膨出部とヘッドライトの上部とを近接させて前方から取付け部が見えぬように構成したことを特徴とする。
例えば、十分な荷物の積載量を稼ぐことは、バスケットの有用性の向上を図ることができるので好ましいことであり、バスケットの取付け部を見えにくくすることは、バスケットの意匠性の向上を図ることができるので好ましいことである。
そこで、バスケットの底部を略水平に構成するとともに、このバスケットを車体カバーに取付ける際に用いる取付け部を底部に設け、バスケットの底部の前部に底部よりも下方へ膨出させた膨出部を形成し、この膨出部とヘッドライトの上部とを近接させて前方から取付け部が見えぬように構成した。
バスケットの底部を略水平に構成することで、バスケットに積載した荷物を水平状態で保つようにする。
バスケットを車体カバーに取付ける際に用いる取付け部を底部に設け、この底部の前部を下方へ膨出させることで膨出部を形成することで、この膨出部で前方から取付け部が見えぬようにするとともにバスケットに積載できる荷物の量を増加を図る。
請求項2では、膨出部を、平面視でコ字状に形成することで、取付け部を側面からも見えぬようにすることができる。
請求項3は、膨出部の底を前方に向かって漸次下さがりに構成するとともに、ヘッドライトの上部を下さがりに沿わせることで、バスケットの体積を増加させる。
請求項4は、底の下さがりは、側面視でヘッドライトのバルブ近傍より徐々に下がり始めるようにすることで、ヘッドライトの設計に規制を課すことない。
請求項1に係る発明では、バスケットの底部を略水平に構成したので、バスケットに積載した荷物を水平状態で保つことができる。この結果、バスケットの積載性の向上を図ることができるという利点がある。
また、バスケットを車体カバーに取付ける際に用いる取付け部を底部に設け、この底部の前部を下方へ膨出させることで膨出部を形成することで、この膨出部で前方から取付け部が見えぬようにできるとともにバスケットに積載できる荷物の量の増加をさらに図ることができる。この結果、バスケット廻りの意匠の向上を図ることができるとともにバスケットの有用性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項2では、膨出部を、平面視でコ字状に形成したので、取付け部を側面からも見えぬようにすることができるとともに、荷物の積載量をさらに増やすことができるという利点がある。
請求項3では、膨出部の底を前方に向かって漸次下さがりに構成するとともに、ヘッドライトの上部を下さがりに沿わせたので、バスケットの体積を増加させることができるという利点がある。
請求項4では、底の下さがりは、側面視でヘッドライトのバルブ近傍より徐々に下がり始めるようにすることで、ヘッドライトの設計に規制を課すことない。この結果、ヘッドライトの設計の自由度を確保できるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車両のバスケット構造を採用した自動二輪車の左側面図であり、車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取付けたフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けた前輪14と、フロントフォーク13に連結したハンドル15と、車体フレーム11の後上部に取付けたスイング式パワーユニット16と、パワーユニット16の後部に取付けた後輪17と、車体フレーム11の後部上部にパワーユニット16を懸架するリヤサスペンション18と、車体フレーム11の後部上部に取付けた物品収納部21と、物品収納部21の上部に取付けたシート22と、物品収納部21の後方で車体フレーム11の後部上部に取付けた燃料タンク23と、車体フレーム11を覆う車体カバー(ボディカバー)24とを、主要構成としたスクータ型車両である。
車体フレーム11は、前部の前フレーム26と後部の後フレーム27とに前後二分割した分割フレームである。
パワーユニット16は、物品収納部21及びシート22の下方に配置したものであり、前部のエンジン28と後部の無段変速機29との組合せ構造である。エンジン28は、シリンダを車体前方へ向けてほぼ水平に配置した、単気筒4サイクル水冷式エンジンである。無段変速機29は、例えばベルト式変速機である。
この図は、後輪17の左側方にエアクリーナ31を配置し、このエアクリーナ31をパワーユニット16の後部上部に取付けたことを示す。32はエアクリーナ31及びエンジン28の間に配置したキャブレタ、33はエンジンから延出した排気管、34は排気管33に接続したマフラである。また、物品収納部21は、ヘルメット35等の各種物品を収納する収納ボックスである。
ハンドル15は、ヘッドパイプ12にハンドルポスト36を回転自在に取付け、このハンドルポスト36に固定するとともにハンドルカバー37で覆ったものである。
車体カバー24は、ヘッドパイプ12及びハンドルポスト36の前部を覆うフロントカバー41と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド42と、ハンドルポスト36及びハンドルポスト36の後部を覆うハンドルポストリヤ側カバー43と、運転者の足載せのためのステップフロア44と、ステップフロア44の下方に配置して車体フレーム11の下部を覆うアンダカバー45と、車体フレーム11の後半部を覆うリヤサイドカバー46とからなる。
図中、51はフロントサスペンション、52はフロントカバー41の上部に配置したヘッドライト、54は前輪14を覆うフロントフェンダ、55はメインスタンド、56はリヤフェンダである。
本発明に係る車両のバスケット構造60は、十分な積載量を稼ぐことができるとともに、積載した荷物をしっかりと支持することができるバスケット構造であり、以下、その詳細を説明する。
図2は本発明に係る車両のバスケット構造の斜視図であり、車両のバスケット構造60は、先に説明したハンドルカバー37と、フロントカバー41と、ハンドルポストリヤ側カバー43(図1参照)と、ヘッドライト52と、これらのハンドルカバー37、フロントカバー41、ハンドルポストリヤ側カバー43及びヘッドライト52廻りに配置することで荷物を積載するバスケット61と、このバスケット61上部後方に取付けることでバスケット61の開口面63を覆うロールスクリーン(ロールスクリーン組立体)62と、から構成する。
図3は本発明に係る車両のバスケット構造の側面図であり、バスケット61は、樹脂にて一体的に形成した部材であって、中央の底部64の周囲に下方に膨出させた膨出部としての前膨出部65及び膨出部としての左右の膨出部66,66を形成し、これらの前膨出部65から壁部としての前壁部67を形成するとともに左・右の膨出部66,66から壁部としての左右の壁部68,68をそれぞれ形成し、これらの前壁部67から網面部としての前網面部71を形成するとともに左右の壁部68,68から網面部としての左右の網面部72,72をそれぞれ形成し、底部64の後方及び左右の膨出部66,66の後方から後壁部73を形成し、これらの後壁部73、前網面部71及び左右の網面部72,72に上縁74を廻し、この上縁74の前側及び両側(左右)に金属製の補強部材75を埋め込んだものである。
また、バスケット61は、側面視で開口面63を形成する上縁74と前面76(前壁部67及び前網面部71)とを略直角に構成するとともに、側面視で壁部68及び網面部72の境界線Cを後方に向けて上り勾配に形成したものである。
図4は本発明に係る車両のバスケット構造のバスケットの平面図であり、バスケット61は、底部64の前方に前膨出部65を形成し、底部64の側方に左右の膨出部66,66を形成したことを示す。なお、前膨出部65及び左右の膨出部66,66は、平面視でコ字状に連続的に形成したものであることを示す。
底部64は、略水平に形成するものであり、バスケット61をフロントカバー41(図2参照)に取付ける取付け部77・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を略水平に設けた。また、取付け部77・・・は、フロントカバー41(図2参照)に取付けた状態でヘッドライト52の後方に位置するように設けたものである。
後壁部73は、フロントカバー41に止めるための止め孔78,78を備える。
上縁74は、ロールスクリーン62で開口面63を覆うときにロールスクリーン62(図2参照)を係止する横長の貫通孔79を前側に形成し、後部左右にロールスクリーン62を係止する係止片81,81とを形成したものである。また、補強部材75は、横長の貫通孔79よりも大きい孔82を備える。
図5は本発明に係る車両のバスケット構造のバスケットの正面図であり、バスケット61の底部64側方に左右の膨出部66,66を設けたことを示すとともに、バスケット61の上縁74の前面に横長の貫通孔79を設けたことを示す。
バスケット61に、上縁74の前面(前面上部)に横長の貫通孔79を備えることで、後述するように、バスケット61の開口面63を覆うロールスクリーン62等の引っ掛けに貫通孔79を使用する場合に、ロールスクリーン62を引っ掛け易くすることともに、横長なので貫通孔79にロールスクリーン62の傾きを防止できるとともに、ロールスクリーン62を強固に引っ掛けることができる。
図6は本発明に係る車両のバスケット構造の側面断面図であり、車両のバスケット構造60は、車体前部を覆うフロントカバー41に一体的に取付けるバスケット61の構造であり、ヘッドパイプ12にハンドルポスト36を回転自在に取付け、このハンドルポスト36にハンドル15(図1参照)を取付け、このハンドル15をハンドルカバー37で覆うとともにハンドルポスト36廻りを車体カバー24で覆い、この車体カバー24の前方に荷物を積載するバスケット61を配置した自動二輪車(車両)10において、バスケット61を、樹脂にて一体的に形成するとともに側面視でバスケットの前面76と開口面63を形成する上縁74とが略直角になるように形成したものであると言える。
例えば、十分な量の荷物を積載することができるとともに、積載した荷物をしっかりと支持することができることは、車両のバスケットを有効に使用することができるので好ましいことである。
すなわち、バスケット61を、樹脂にて一体的に形成するとともに側面視で前面76とバスケット61の開口面63を形成する上縁74とが略直角になるように形成することで、バスケット61の前面の高さを稼ぐようにすることができる。これにより、バスケット61に積載した荷物を支持する面を増やすことができ、荷物を倒れにくくすることができる。
また、バスケット61を、樹脂にて一体的に形成するとともに側面視で前面76とバスケット61の開口面63を形成する上縁74とが略直角になるように形成することで、バスケット61の前部を角箱状にすることができる。この結果、バスケット61の剛性を向上させることができる。
車両のバスケット構造60は、バスケット61を、上縁74の所定範囲のみに、金属製の補強部材75を一体成形したものであるとも言える。
バスケット61を、上縁74の所定範囲のみに金属製の補強部材75を一体成形することで、バスケット61の重量の増加を最低限に抑えつつ、バスケット61の剛性の向上を図ることができる。
また、車両のバスケット構造60は、バスケット61を、底部64と、この底部64から立ち上げた前壁部(壁部)67及び左右の壁部68,68と、これらの前壁部67及び左右の壁部68,68(一方の68は不図示)の上部に網面で形成した前網面部(網面部)71及び左右の網面部72,72とからなり、これらの壁部68及び網面部72の境界線Cを側面視で後方に向けて上り勾配に構成したものとも言える。
バスケット61を、底部64と、この底部64から立ち上げた前壁部(壁部)67及び左右の壁部68,68と、これらの前壁部67及び左右の壁部68,68の上部に網面で形成した前網面部(網面部)71及び左右の網面部72,72とから構成することで、例えば、フロントカバー41(車体カバー24側)にバスケット61の底部64を取付けるようにする場合に十分な取付け強度を確保することができるとともに、バスケットの軽量化を図ることができる。
また、壁部68及び網面部72の境界線Cを側面視で後方に向けて上り勾配に構成することで、バスケット61の意匠性の向上を図ることができる。
図中、53はヘッドライトのバルブを示す。
車両のバスケット構造60は、ヘッドパイプ12にハンドルポスト36を回転自在に取付け、このハンドルポスト36にハンドル15(図1参照)を取付け、このハンドル15をハンドルカバー37で覆うとともにハンドルポスト36廻りを車体カバー24で覆い、この車体カバー24の前方に荷物を積載するバスケット61を配置し、このバスケット61の下部にヘッドライト52を配置した自動二輪車(車両)10において、ヘッドライト52の後方且つ車体カバー24にバスケット61を取付ける取付け部77・・・を略水平に設け、バスケット61の底部に取付け部77・・・の廻りに覆う前膨出部(膨出部)65及び左右の膨出部66,66(図5参照)を設けたものとも言える。
言い換えれば、車両のバスケット構造60は、車体前部にヘッドライト52とバスケット61を備える自動二輪車(車両)10において、ヘッドライト52の上にバスケット61を配置し、このバスケット61の底部64を略水平に構成するとともに、このバスケット61を車体カバー24(フロントカバー41)に取付ける際に用いる取付け部77・・・を底部64に設け、この底部64の前部を下方へ膨出させることで前膨出部(膨出部)65を形成し、この前膨出部65で前方から取付け部77・・・が見えぬように構成したものと言える。
例えば、十分な荷物の積載量を稼ぐことは、バスケットの有用性の向上を図ることができるので好ましいことであり、バスケットの取付け部を見えにくくすることは、バスケットの意匠性の向上を図ることができるので好ましいことである。
すなわち、バスケット61の底部64を略水平に構成することで、バスケットに積載した荷物を水平状態で保つことができる。この結果、バスケットの積載性の向上を図ることができる。
また、バスケット61を車体カバー24(フロントカバー41)に取付ける際に用いる取付け部77・・・を底部64に設け、この底部64の前部を下方へ膨出させることで前膨出部(膨出部)65を形成することで、この前膨出部(膨出部)65で前方から取付け部・・・が見えぬようにすることができるとともにバスケット61に積載できる荷物の量の増加をさらに図ることができる。この結果、バスケット廻りの意匠の向上を図ることができるとともにバスケットの有用性の向上を図ることができるという利点がある。
さらに、前膨出部65及び左右の膨出部66,66とで、膨出部を、平面視でコ字状に形成することで、取付け部77・・・を側面からも見えぬようにすることができるとともに、荷物の積載量をさらに増やすことができる。
そして、前膨出部(膨出部)65の底を前方に向かって漸次下さがりに構成するとともに、ヘッドライト52の上部を下さがりに沿わせたので、バスケット61の体積を増加させることができる。
前膨出部(膨出部)65の底の下さがりは、側面視でヘッドライト52のバルブ53近傍より徐々に下がり始めるようにすることで、ヘッドライト52の設計に規制を課すことない。この結果、ヘッドライト52の設計の自由度を確保できる。
バスケット61の開口面63を覆うロールスクリーン62を説明する。
ロールスクリーン62は、バスケット61の開口面63を覆う部材であり、バスケット61に取付けた支持ブラケット85と、この支持ブラケット85に固定した巻取りロール86と、この巻取りロール86に取出し自在に一端を巻付けたスクリーン87と、このスクリーン87の他端に取付けたスクリーンホルダ88と、これらの巻取りロール86及び巻取りロール86に巻いた状態のスクリーン87を覆うカバー体89と、からなる。
スクリーンホルダ88は、スクリーン87を引出すホルダ本体91と、このホルダ本体91にスクリーン87の他端を押える押えホルダ92と、この押えホルダ92を介してホルダ本体91にねじ込む止めねじ93・・・(1個のみ示す)と、からなる。ホルダ本体91は、バスケット61の横長の貫通孔79に掛ける突起部94を備える。
カバー体89は、前端に巻取りロール86を隠すひさし95を形成し、このひさし95をスクリーン87の略上面まで延ばすとともに、後端をハンドルカバー37の下方に潜り込ませる延出部96を形成した部材である。
巻取りロール86は、バスケット61とフロントカバー41との間に設けるとともに、巻取りロール86の軸115を、フロントカバー41の上端41aよりも高い位置且つハンドルカバー37側に寄せて設定した部材であり、以下、その詳細を説明する。
図7は図2の7−7線断面図であり、支持ブラケット85、巻取りロール86及びスクリーン87の断面図である。
支持ブラケット85は、左端部101に形成することで巻取りロール86の軸115を支持する支持孔102と、右端部103に形成することで巻取りロール86の軸115を支持するU字溝104と、を備えた部材であり、右端部103に係止板105をねじ106及びナット107で取付けることで、軸115の抜け止め及び廻り止めをした部材である。
巻取りロール86は、ロール本体111と、このロール本体111の左右の端部に嵌めた左・右カラー113,114と、これらの左・右カラー113,114に回転自在に貫通させるとともに支持ブラケット85に固定する軸115と、この軸115に一端を支持するとともに他端を右カラー114に支持させた復帰ばね116と、からなり、スクリーン87を引出し可能及び巻取り可能に保持する部材である。
スクリーン87は、布、不織布、樹脂フィルム若しくはこれらの混合物で形成した巻取り自在の部品である。
図8は本発明に係る車両のバスケット構造に採用したロールスクリーンの巻取りロールの断面図であり、巻取りロール86は、支持ブラケット85に軸115を固定し、この軸115に左・右カラー113,114を介してロール本体111を回転自在に取付け、軸115及びロール本体111の間に復帰ばね116を介在させることで、引出したスクリーン87を自動的に巻取ることができる。
図9は図2の9−9線断面図であり、ロールスクリーン62の側面断面を示す。
車両のバスケット構造60は、ヘッドパイプ12(図1参照)にハンドルポスト36を回転自在に取付け、このハンドルポスト36にハンドル15を取付け、このハンドル15をハンドルカバー37で覆うとともにハンドルポスト36廻りを車体カバー24で覆い、この車体カバー24の前方に荷物を積載するバスケット61を配置し、このバスケット61の開口面63を塞ぐロールスクリーン62を設けた自動二輪車(車両)10において、ロールスクリーン62を、バスケット61の開口面63を覆うスクリーン87と、このスクリーン87を巻取る巻取りロール86と、この巻取りロール86を覆うカバー体89と、から構成し、巻取りロールを、バスケット61とフロントカバー41(車体カバー24)との間に設けるとともに、巻取りロール86の軸115を、フロントカバー41の上端よりも高い位置且つハンドルカバー37側に寄せて設定したものでもある。
例えば、十分な量の荷物を積載することができることは、バスケットの有用性の向上を図ることができるので好ましいことである。
すなわち、ロールスクリーン62の巻取りロールを、バスケット61とフロントカバー41(車体カバー24)との間に設けるとともに、巻取りロール86の軸115を、フロントカバー41の上端よりも高い位置且つハンドルカバー37側に寄せて設定したので、バスケットの高さ及びバスケットの前後長さを十分に稼ぐようことができる。バスケット61の体積を増加することができ、十分な量の荷物を積載することができる。
また、車両のバスケット構造60は、カバー体89の後端に形成した延出部96を、ハンドルカバー37の下方に潜り込ませたものとも言える。
カバー体89の後端に形成した延出部96を、ハンドルカバー37の下方に潜り込ませることで、バスケット61とハンドルカバー37との間の隙間を隠すことができる。この結果、バスケット61やハンドルカバー37廻りの意匠の向上を図ることができる。
さらに、車両のバスケット構造60は、カバー体89の前端に、巻取りロール86の前部を覆うひさし95を形成し、このひさし95をスクリーン87の略上面まで延ばしたものとも言える。
カバー体89の前端に、巻取りロール86の前部を覆うひさし95を形成し、このひさし95をスクリーン87の略上面まで延ばすことで、スクリーン87をバスケット61に引出したときに、前方から巻取りロール86を見えないようにすることができる。この結果、ロールスクリーン62の見栄えの向上を図ることができる。
図10(a)〜(c)は本発明に係る車両のバスケット構造のロールスクリーンの作用説明図であり、ロールスクリーンの動きを示す。
(a)において、巻取りロール86にスクリーン87を巻付けた状態の車両のバスケット構造60を示し、巻取りロール86からスクリーン87を矢印a1の如く引出して使用する。
(b)において、スクリーンホルダ88を引くことで、スクリーン87を矢印a2の如く引出し、このスクリーン87でバスケット61の開口面63を徐々に覆う。
(c)において、スクリーンホルダ88を矢印a3の如く回転させ、(b)に示したバスケット61の横長の貫通孔79に突起部94を引っ掛ける。なお、貫通孔79から突起部94を外せば、復帰ばね116(図8参照)に蓄えられた弾発力でスクリーン87は巻取りロール86に自動的に巻取られる。
尚、本発明に係る車両のバスケット構造60は、図1に示すように、スクータ型の自動二輪車10に採用したが、これに限るものではなく、車両は、二輪車、三輪車若しくは四輪車であってもよい。
本発明に係る車両のバスケット構造は、スクータ型車両に採用するのに好適である。
本発明に係る車両のバスケット構造を採用した自動二輪車の左側面図である。 本発明に係る車両のバスケット構造の斜視図である。 本発明に係る車両のバスケット構造の側面図である。 である。本発明に係る車両のバスケット構造のバスケットの平面図 である。本発明に係る車両のバスケット構造のバスケットの正面図 本発明に係る車両のバスケット構造の側面断面図である。 図2の7−7線断面図である。 本発明に係る車両のバスケット構造に採用したロールスクリーンの巻取りロールの断面図である。 図2の9−9線断面図である。 本発明に係る車両のバスケット構造のロールスクリーンの作用説明図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…車両(自動二輪車)、12…ヘッドパイプ、15…ハンドル、24…車体カバー、36…ハンドルポスト、37…ハンドルカバー、52…ヘッドライト、53…バルブ、60…車両のバスケット構造、61…バスケット、62…ロールスクリーン、63…開口面、64…底部、65…膨出部(前膨出部)、66…膨出部(左右の膨出部)、67…壁部(前壁部)、68…壁部(左右の壁部)、71…網面部(前網面部)、72…網面部(左右の網面部)、74…上縁、75…金属製の補強部材、76…前面、77…取付け部、86…巻取りロール、87…スクリーン、89…カバー体、95…ひさし、96…延出部、115…軸。

Claims (4)

  1. 車体前部にヘッドライトと、このヘッドライトの上部にバスケットを備える車両において、
    前記バスケットの底部を略水平に構成するとともに、このバスケットを車体カバーに取付ける際に用いる取付け部を前記底部に設け、前記バスケットの底部の前部に前記底部よりも下方へ膨出させた膨出部を形成し、この膨出部と前記ヘッドライトの上部とを近接させて前方から前記取付け部が見えぬように構成したことを特徴とする車両のバスケット構造。
  2. 前記膨出部は、平面視でコ字状に形成したことを特徴とする請求項1記載の車両のバスケット構造。
  3. 前記膨出部の底を前方に向かって漸次下さがりに構成するとともに、前記ヘッドライトの上部を前記下さがりに沿わせたことを特徴とする請求項1記載の車両のバスケット構造。
  4. 前記底の下さがりは、側面視でヘッドライトのバルブ近傍より徐々に下がり始めることを特徴とする請求項3記載の車両のバスケット構造。
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