JP4327400B2 - 環境に安定な飲料 - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されたときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する防腐剤系により防腐される、環境に安定な飲料、特に茶系飲料に関する。
【0002】
先行技術の背景
近年、インスタント飲料でのどの渇きをいやすことを望む消費者にとっては、選択が増大している。多くの消費者は、現在、よく知られたソフトドリンクから、それが炭酸化されたものであろうと炭酸化していないものであろうと茶系飲料、及びそれらが提供することができる「天然の」リフレッシュ物質に関心を変えている。
【0003】
茶は、酵素、生化学的中間体、及び植物の生長及び光合成に通常関連する構造的要素の複雑な組み合わせを含有する。又、独特な味、渋み、芳香及び色を茶に与える多くの天然物質が存在する。それらの多くは、紅茶製造のいわゆる発酵工程中に生じる酸化反応により生成される。茶製造は、長い間、関与する化学の基本的理解のみを有する伝統的な処理方法により行なわれてきた。その結果、製造業者は、より伝統的なソフトドリンクと競争するのに必要な大量において、環境に安定な茶系飲料を製造することは単にソフトドリンクに茶で風味付けをするという問題ではないことを見出した。
【0004】
茶系飲料の風味及びその安定性は、全体として飲料の安定性に依存する。茶系飲料及び他のソフトドリンクにおいて増殖し得る酵母菌及び糸状菌を含む真菌は、熱処理により殺菌され得るか又は保存剤の使用により少なくとも制御され得る。従って、いくつかの茶系飲料は、低温殺菌され、次にガラス又は特別な熱安定性のPET容器に詰められる。この操作は、「熱間充填」として知られている。残念なことに、この操作は、環境に良くない多量の廃棄物を生じる、高価な操作であり得る。従って、一回給与単位から多回給与パックまでの範囲を有し得て、かつ注文通りの風味剤系及び保存剤系を用いて製品の安定性を維持することができる標準PET容器にそれらの茶系製品を充填することが、製造業者にとってより魅力的になっている。この操作は「冷間充填」として知られている。この操作は、茶の濃縮体又は粉末を容易に使用することができることにおいても有用である。
【0005】
残念なことに、通常の保存剤は、茶系飲料の風味に影響を与え得る。このことは、亜硫酸塩及びソルビン酸塩では特にそうである。レモンのような強力な風味剤の添加により、保存剤の味は相殺される。しかし、消費者は、他の風味剤を経験することに対して鋭敏である。さらに、ソフトドリンクに代わる、より健康的で天然の代替物として茶系製品に引きつけられる消費者のいくらかは、保存剤を、どちらかといえば避けている合成添加剤として考える場合がある。
【0006】
多くの国は、いくつかの殺真菌剤及び防腐剤を含む特定の食品添加剤の、食品及び飲料における使用を禁止する法律を有している。その法律は、広範に相違し得るが、食品に対して、化学的殺真菌剤及び防腐剤、特に合成のものをより少ない数で、より少量しか含有しないという明らかな傾向がある。
【0007】
従って、合成防腐剤を少量しか含有しない、好まれる風味付けをされた、環境に安定な飲料に対する需要が存在する。
【0008】
その需要に応じて、本願発明者らは、桂皮酸、1つ以上の精油、及び加熱により活性化されるときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する防腐剤系により防腐される、環境に安定な茶系飲料を開発した。果物飲料及びソフトドリンクを含む非茶系飲料も同様に安定化され得る。
【0009】
発明の記載
本発明は、広範な意味において、桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されたときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する防腐剤系により防腐される、環境に安定な、茶系飲料のような飲料に関する。
【0010】
本飲料は、好ましくは、1乃至175ppmの桂皮酸、1乃至100ppmの1つ以上の精油、及び1乃至100ppmの1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する。その飲料が茶系飲料である場合、その茶系飲料は好ましくは0.01乃至3%の茶固体、特に約0.14%の茶固体を含有する。
【0011】
低温殺菌添加剤は、好ましくは、0乃至40℃の温度において、特に20乃至35℃の温度において、認識できる殺真菌活性を有しないが、40乃至65℃の温度に、特に45℃乃至55℃の温度に加熱したときに殺真菌活性を示す物質である。
【0012】
特に好ましい低温殺菌添加剤には、好ましくは1ミリモル以下、より好ましくは0.1ミリモル以下の濃度で存在する、酢酸デシル、ラウリン酸、ラウリンアルデヒド、ラウリンアルコール、2-ドデセナール、エチル−2−デセノエート、ゲラニルアセトン及び酢酸ゲラニルが含まれる。
【0013】
本発明は又、桂皮酸、1つ以上の精油、及び加熱により活性化されるときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を添加することを含む、冷間充填に適する、環境に安定な茶系飲料を製造する方法に関するといえる。
【0014】
本発明の目的のために、「飲料」は水以外の他のすべての飲み物を意味し、ソフトドリンク、果物飲料、コーヒー系飲料及び茶系飲料を含む。
【0015】
本発明の目的のために、「精油」は、それが抽出される植物の香り又は風味を有する植物中の揮発性油を含む。精油は、植物の香り又は風味のもとである又は植物の香り又は風味に少なくとも寄与する、前記揮発油の1つ以上の成分も含む。
【0016】
本発明の目的のために、「茶」は、Camellia sinensis var. sinensis又はCamellia sinensis var. assamicaからの葉物質を意味する。「茶」は、それらの茶の2つ以上をブレンドした生成物を含むことも意図する。
【0017】
疑義を避けるために、「含む(compsising)」という用語は、含むことを意味し、必ずしも「から成る(consisting of)」又は「から構成される(comprised of)」ことを意味しない。換言すれば、挙げられた工程又は選択は、限定的である必要はない。
【0018】
操作例及び比較例中を除いて又は明らかに示されている場合を除いて、本記載における、物質の量又は濃度を示す全ての数は、「約」という用語により修飾されると理解すべきである。
【0019】
発明の詳細な記載
本発明の環境に安定な飲料は、桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されたときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する防腐剤系により防腐される。
【0020】
桂皮酸
桂皮酸(3―フェニル―2−プロペン酸)は、ケーキ、飲料、チューインガム及びアイスクリーム用のよく知られた風味剤である。桂皮酸は、長い間、食品に添加されている桂皮から誘導され、ほとんどの国において、有用で無毒な風味剤と考えられている。茶系飲料中に溶解された場合、桂皮酸は、甘く、弱いスパイシーな味を有する蜂蜜及び花に似た緩和な樹脂の香りを与える。風味効果は、約10ppmより高い濃度で明らかである。30ppmより高い濃度では、風味は特に強くなる。付加的な利点は、ソルビン酸及び安息香酸のような化学物質からの望ましくない防腐剤の特徴を抑制することである。存在する2つの立体異性体のうち、トランス異性体は、風味付けにおける使用では、より通常、興味を有する。
【0021】
【表1】
Figure 0004327400
Figure 0004327400
【0022】
食品業界において、多くの桂皮酸誘導体が知られており、用いられている。そそれらには、p−ジメチルアミノシンナメート、シンナムアルデヒド、シシンナミルアセテート、シンナミルアルコール、シンナミルベンゾエート、シンナミルシンナメート、シンナミルホルメート、シンナミルイソブチレート、シンナミルイソバレレート及びシンナミルフエニルアセテートが含まれる。本発明の目的では、芳香及び味に影響を与える望ましい結果を達成するのに必要な濃度を考える必要があるが、桂皮酸を1つ以上の桂皮酸誘導体で置換でき又は桂皮酸誘導体と組み合わせて用いることができる。
【0023】
理論に縛られることを欲しないが、本願発明者らは、桂皮酸は、低pHにおいて、膜溶解性桂皮酸の濃度を増大する、膜活性化合物として作用する、すなわち、古典的な弱酸の防腐剤として機能するのではない。
【0024】
本発明の飲料は、1乃至175ppm、より好ましくは1乃至60ppm、さらに特定すると1乃至30ppmの桂皮酸を含有する。
【0025】
精油
本願発明者らは、多くの抗細菌剤を試験し、下記の化合物が本発明の防腐剤系における使用に適することを見出した。各化合物について最小阻止濃度(MIC)が記載されている。
【0026】
【表2】
Figure 0004327400
【0027】
本防腐剤系は、好ましくは1乃至100ppmの少なくとも1つの精油を含有する。より好ましくは、防腐剤系は、1乃至50ppmの少なくとも1つの精油、特に1乃至32.5ppmの少なくとも1つの精油を含有する。
【0028】
先に記載した精油のいくつかは、それらを含有する茶系飲料の味への効果に関して特に好ましいことが見出された。それらは、表IIに挙げられている。各々の場合において、それぞれの最小阻止濃度(MIC)及びそれらの特定の好ましい濃度が記載されている。
【0029】
【表2】
Figure 0004327400
【0030】
熱により活性化される低温殺菌添加剤
低温殺菌は、飲料が62.5乃至100℃の最低温度まで所定の時間、加熱されたときに生じる、酵素を不活性化し、微生物の個体群を低減させる方法をいう。より高い温度及びより長い処理時間を用いることにより、より良好な低温殺菌が達成される。これとは対照的に、本発明は、室温において又はその付近において、認識できる殺真菌活性を有すると一般的に考えられていない特定の化学的物質が、実際は、約50℃に加熱されたときに殺真菌活性を示すという発見から得られた。このことは、そのような化合物を含有する飲料が65℃よりいくらか低い温度に加熱され得て、さらに低温殺菌により達成することが予測される程度まで微生物個体群を低減させることを意味する。従って、その化学的化合物は、低温殺菌添加剤として記載され得る。しかし、飲料を安定化させるための低温殺菌に基づく方法とは異なり、本方法の性能は、時間又は温度依存性ではない。
【0031】
本願発明者らは、最初、酢酸デシル、ラウリン酸、デセノン酸メチルのような化合物は、30℃において殺真菌活性を有しないが、50℃に加熱したときに有意な殺真菌活性を示すことを見出した。
【0032】
このことは、30℃において殺真菌活性を有しない他の化合物を試験することに本願発明者らを導いた。本願発明者らは、表1に挙げられた化合物が、50℃に加熱されたときに、実際に、有意な殺真菌活性を示すことを見出した。表1において、最小阻止濃度(MIC)が各化合物について分子量(M.W.)、logPoct及びその重要性のランク付けと同様に与えられている。実質的な殺真菌活性を示すのに低濃度しか要しない場合は、化合物は高い重要性であると考えられる。オクタノールにおける該当化合物の分配係数の対数であり、従って、その殺真菌活性の尺度であるlogPoctは、CambridgeSoftから市販されているCHEMOFFICE ULRA ENHANCED 2000(商標)ソフトウェアパッケージ(バージョン5.5)からのCHEMDRAW(商標)ソフトウェアを用いて決定された。
【0033】
【表3】
Figure 0004327400
Figure 0004327400
Figure 0004327400
【0034】
多くのいわゆる低温殺菌添加剤は、50℃又は65℃より低い他の温度に加熱されたとき、有効な殺真菌活性を与える。しかし、ある化合物は、他の化合物よりも、茶系飲料の味における影響に関して、より適していることを証明する。従って、本願発明者らは、下記の化合物を本発明の方法における使用のための好ましい低温殺菌添加剤であると特定した:アリルシクロヘキサンプロピオネート、ヘキサン酸アミル、ヘプタン酸ブチル、酢酸デシル、プロピオン酸デシル、2-ドデセナール、デカン酸エチル、エチル−2−デセノエート、ノナン酸エチル、エチル−10−ウンデセノエート、酢酸ゲラニル、ゲラニルアセトン、酪酸ゲラニル、プロピオン酸ゲラニル、酪酸ヘプチル、ヘキサン酸ヘキシル、ヘキサン酸イソアミル、ラウリン酸、ラウリンアルコール、ラウリンアルデヒド、デカン酸メチル、ラウリン酸メチル、ノナン酸メチル、ウンデカン酸メチル、メチル-9-ウンデセノエート、ミリスチン酸、ネロリドール、イソ酪酸ネリル、酢酸ノニル、酪酸オクチル、ヘキサン酸フェネチル、2-フェノキシルエチルイソブチレート、トリデカナール、トリデカン酸、トリデカノール、2-トリデセナール及び2-ウンデカノン。それらの低温殺菌添加剤は、好ましくは1ミリモル以下、特に0.1ミリモル以下の濃度で存在する。
【0035】
そのリストから、酢酸デシル、ラウリン酸、ラウリンアルデヒド、ラウリンアルコール、2-ドデセナール、エチル−2−デセノエート、ゲラニルアセトン及び酢酸ゲラニルが特に好ましい。
【0036】
理論にしばられることを欲しないが、少なくとも茶系飲料におけるこれらの低温殺菌添加剤の殺真菌性作用の様式は、微生物の膜の破裂に関すると考えられる。高温度において、これらの化合物は、膜の中に入ることができ、細胞溶解により微生物の死をもたらすと考えられる。
【0037】
本願発明者らは先に記載した化合物のみが、低温殺菌添加剤としてこのように機能し得る化合物ではないことを前提とした。それらの定量的構造活性関係(QSAR)パラメーターに基づいて有効な低温殺菌添加剤が定義され得る。この定義は、公知の又は現在まで知られていない化学的化合物を包含する。上記の試験された低温殺菌添加剤の完全なリストを図1においてそれらの分子量及びlogPoctに関してプロットした。その図から、本願発明者らは、好ましい低温殺菌添加剤は、170乃至230ダルトンの分子量及び3.5乃至5.5のlogPoct値を有する化合物と定義されることができると予測する。
【0038】
茶抽出物
茶抽出物は、適する手段により得られる。好ましくは、茶葉を湯中、20分乃至5時間にわたり抽出する。その抽出物は、乾燥されて、粉末を形成するか、再構成されて酸性飲料を生成するか、又は濃縮されてシロップを生成し、それらから茶系飲料が製造される。
【0039】
茶は、それ自体、ある抗菌性及び抗ウィルス性を有することが知られている。茶が酵母菌及び糸状菌の増殖を抑制し始めることを証明するためには約3%の濃度を超えなければならない。茶系飲料について典型的な、これより低い濃度において、茶は、微生物損傷に対する潜在力を増大する栄養分として作用する。
【0040】
他の因子
水質は、飲料の安定性を非常に低下し得る。水質は、冷間充填用の茶系飲料を製造するときに重要な因子である。そのために、生産のすべての工程において、用いられる水の酵母菌含量を最少にすることはしばしば重要である。技術が知られた方法には、塩素化/脱塩素化及び紫外線照射が含まれる。
【0041】
本発明の環境に安定な茶飲料は炭酸化されていないものであるか又は炭酸化されたものであり得る。炭酸化は、それ自体、防腐効果を与えるようであり、従って、炭酸化製品の配合は、炭酸化製品でないものと同じである必要はない。
【0042】
茶系飲料は、通常、時々の茶の渋み味を抑えるために糖又はいくつかの他の甘味料を含有している。茶系飲料中で典型的に増殖し得るほとんどの微生物は、糖、窒素源、酸素、亜鉛、マグネシウム、カリウム、リン酸塩およびビタミン類で増殖する。従って、糖含量を8乃至10ブリックス度に制限することは有利であるが、しかし、その製品が茶配合物である場合は、糖を60ブリックス度まで使用することができた。
【0043】
酸素含量は、予備低温殺菌又はある熱処理又は窒素散布により最小にされ得る。茶系飲料の無機質含量は、EDTA、クエン酸塩、又は硬水軟化剤を用いて最小にされ得る。例えば、マグネシウムイオンの濃度が0.2ppmを超える場合、微生物は、茶中で増殖し得て、亜鉛は痕跡量しか必要でない。
【0044】
望ましい場合、防腐剤系は又、ビタミンCとして最も知られている、食品用のよく知られた防腐剤であるアスコルビン酸を含有することができる。
【0045】
本発明は又、冷間充填に適する環境に安定な茶系飲料を製造する方法に関する。本方法は、桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されたときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を添加することを含む。
【0046】
桂皮酸は、精油、ベンゼン、エーテル、アセトン、氷酢酸及び二硫化炭素中に多量に可溶性である。しかし、桂皮酸は、茶中に容易に溶解できず、先に記載した化学物質で茶系飲料を汚染したくない。本発明の防腐剤系には、1つ以上の精油を含有するが、桂皮酸を茶溶液に添加する前に、溶解度増大工程を含むことが必要であり得る。それは、桂皮酸をキャリアー粉末(任意に砂糖に基いた)上に噴霧乾燥し、その粉末を茶に添加し、桂皮酸をその塩に変換するか、又は桂皮酸を、少量の、エタノールのような有機溶媒又はプロピレングリコール中に溶解させることにより、達成され得る。
【0047】
本発明の環境に安定な飲料は、添付の図を参照して以下の実施例に記載される。
【0048】
実施例1
インスタント茶飲料実験
図2a及び2bは、茶0.14%のインスタント茶飲料(Ready to Drink tea)において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、少量の低温殺菌添加剤である酢酸デシルによる酵母菌の増殖の防止を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、酢酸デシルを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は低温、20℃、図2aにおいて、酵母菌増殖においてほとんど効果を有しなかった。
【0049】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸の存在によりさらに増大された効果を示した。
【0050】
図3a及び3bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、少量の低温殺菌添加剤であるラウリン酸による酵母菌の増殖の防止を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、ラウリン酸を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は低温、20℃、図3aにおいて、酵母菌増殖においてほとんど効果を有しなかった。
【0051】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸の存在によりさらに増大された効果を示した。
【0052】
図4a及び4bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、少量の低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールによる酵母菌の増殖の防止を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、ラウリンアルコールを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は低温、20℃、図4aにおいて、酵母菌増殖においてほとんど効果を有しなかった。
【0053】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸の存在によりさらに増大された効果を示した。
【0054】
図5a及び5bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、少量の低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸による酵母菌の増殖の防止を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、酢酸デシル+ラウリン酸(9:1比)を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は低温、20℃、図5aにおいて、酵母菌増殖においてほとんど効果を有しなかった。
【0055】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸の存在によりさらに増大された効果を示した。
【0056】
図6a及び6bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、クミンアルコールを100ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0057】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図2と比較)。
【0058】
図7a及び7bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、クミンアルコールを100ppm、ラウリン酸を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0059】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図3と比較)。
【0060】
図8a及び8bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、クミンアルコールを100ppm、ラウリンアルコールを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0061】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図4と比較)。
【0062】
図9a及び9bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、クミンアルコールを100ppm、酢酸デシル+ラウリン酸(9:1比)を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0063】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図5と比較)。
【0064】
図10a及び10bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを100ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0065】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図2と比較)。
【0066】
図11a及び11bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを100ppm、ラウリン酸を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0067】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図3と比較)。
【0068】
図12a及び12bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを100ppm、ラウリンアルコールを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0069】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図4と比較)。
【0070】
図13a及び13bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを100ppm、酢酸デシル+ラウリン酸(9:1比)を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0071】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図5と比較)。
【0072】
図14a及び14bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0073】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図2と比較)。
【0074】
図15a及び15bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、ラウリン酸を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0075】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図3と比較)。
【0076】
図16a及び16bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、ラウリンアルコールを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0077】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図4と比較)。
【0078】
図17a及び17bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、酢酸デシル+ラウリン酸(9:1比)を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0079】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図5と比較)。
【0080】
実施例2
合成ソフトドリンク実験
図18a及び18bは、合成ソフトドリンクにおいて用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。合成ソフトドリンクは、グルコースを8%w/v、クエン酸を3g/l、オルト燐酸カリウムを1g/l、塩化マグネシウムを0.1g/l及び酵母菌抽出物を0.1g/l含有した。pH3.4の10mlの合成ソフトドリンクを含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0081】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図2と比較)。
【0082】
図19a及び19bは、合成ソフトドリンクにおいて用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。合成ソフトドリンクは、グルコースを8%w/v、クエン酸を3g/l、オルト燐酸カリウムを1g/l、塩化マグネシウムを0.1g/l及び酵母菌抽出物を0.1g/l含有した。pH3.4の10mlの合成ソフトドリンクを含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、ラウリン酸を0乃至12ppm及び桂皮酸を0乃至60ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0083】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、桂皮酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図3と比較)。
【0084】
実施例3
ソルビン酸及び安息香酸実験
図20a及び20bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤であるソルビン酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及びソルビン酸を0乃至150ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0085】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、ソルビン酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図2と比較)。
【0086】
図21a及び21bは、茶0.14%のインスタント茶飲料において用いられた、防腐剤である安息香酸と組み合わされ、精油成分である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の各マトリックスは、すべて、シトラールジメチルアセタールを25ppm、クミンアルコールを35ppm、酢酸デシルを0乃至12ppm及び安息香酸を0乃至150ppm含有した。それらの管を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0087】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示し、安息香酸及び精油成分の存在によりさらに増大された効果を示した(図1と比較)。
【0088】
実施例4
種々の低温殺菌添加剤実験
図22a及び22bは、茶含量0の合成ソフトドリンクにおいて0乃至100ppmで用いられた種々の低温殺菌添加剤の効果を示す。合成ソフトドリンクは、グルコースを8%w/v、クエン酸を3g/l、オルト燐酸カリウムを1g/l、塩化マグネシウムを0.1g/l及び酵母菌抽出物を0.1g/l含有した。pH3.4の10mlの合成ソフトドリンクを含有する30mlの列を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は、酵母菌増殖において、低温度ではほとんど効果を有しなかった。
【0089】
50℃の温度+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示した。
【0090】
実施例5
低温殺菌実験における温度の効果
図23は、茶0.14%のインスタント茶飲料において0乃至200ppmで用いられた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の列を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。低温殺菌添加剤は、低温殺菌添加剤なしで60℃以下に加熱したときと同様に、低温では、酵母菌増殖における効果をほとんど有しなかった。
【0091】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示した。
【0092】
図24は、茶0.14%のインスタント茶飲料において0乃至200ppmで用いられた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。pH3.4の10mlのインスタント茶飲料を含有する30mlの管の列を水浴中、所定の温度で7分間平衡にし、その後、酵母菌、Saccaromyces cerevisiae X2180−1Bの10細胞/mlを接種した。それらの管を2分間その温度で保ち、その後、冷水中で5分間、迅速に冷却した。次にそれらの管を25℃において14日間、インキュベーションし、生存している酵母菌を増殖させた。14日目に、x11の稀釈試料において600nmでの光学濃度により増殖を測定した。
【0093】
加熱+低温殺菌添加剤は、顕著な組み合わされた相乗的効果を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 好ましい低温殺菌添加剤を予測することができる種々の低温殺菌添加剤の分子量及びlogPoct値のプロットである。
【図2】 図2aは、茶0.14%のインスタント茶飲料(Ready to Drink tea)に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
図2bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
【図3】 図3aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
図3bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
【図4】 図4aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
図4bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
【図5】 図5aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
図5bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされた、低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の少量による、酵母菌の増殖の防止を示す。
【図6】 図6aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図6bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図7】 図7aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
図7bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
【図8】 図8aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
図8bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
【図9】 図9aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
図9bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
【図10】 図10aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図10bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図11】 図11aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
図11bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
【図12】 図12aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
図12bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
【図13】 図13aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
図13bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油であるシトラールジメチルアセタールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
【図14】 図14aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図14bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図15】 図15aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
図15bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
【図16】 図16aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
図16bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリンアルコールの効果を示す。
【図17】 図17aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
図17bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、混合された低温殺菌添加剤である、酢酸デシル+ラウリン酸の効果を示す。
【図18】 図18aは、合成ソフトドリンクに用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図18bは、合成ソフトドリンクに用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図19】 図19aは、合成ソフトドリンクに用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
図19bは、合成ソフトドリンク飲料に用いられた、防腐剤である桂皮酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。
【図20】 図20aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤であるソルビン酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図20bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤であるソルビン酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図21】 図21aは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である安息香酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
図21bは、茶0.14%のインスタント茶飲料に用いられた、防腐剤である安息香酸と組み合わされ、精油である、シトラールジメチルアセタール及びクミンアルコールと組み合わされた、低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図22】 図22aは、茶含量0の合成ソフトドリンク中、0乃至100ppmで用いられた種々の低温殺菌添加剤の効果を示す。
図22bは、茶含量0の合成ソフトドリンク中、0乃至100ppmで用いられた種々の低温殺菌添加剤の効果を示す。
【図23】 茶0.14%のインスタント茶飲料中、0乃至200ppmで用いられた低温殺菌添加剤である酢酸デシルの効果を示す。
【図24】 茶0.14%のインスタント茶飲料中、0乃至200ppmで用いられた低温殺菌添加剤であるラウリン酸の効果を示す。

Claims (17)

  1. 桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されるときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を含有する防腐剤系を含有する、環境に安定な飲料であって、
    低温殺菌添加剤が、アリルシクロヘキサンプロピオネート、ヘキサン酸アミル、オクタン酸アミル、ベンゾイン、安息香酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、酢酸ボルニル、ヘプタン酸ブチル、ラウリン酸ブチル、ブチル−10−ウンデセノエート、プロピオン酸カルビル、β-カリオフィレン、酢酸デシル、酪酸デシル、プロピオン酸デシル、2-ドデセナール、デカン酸エチル、エチル−2−デセノエート、ラウリン酸エチル、ノナン酸エチル、トリデカン酸エチル、ウンデカン酸エチル、エチル−10−ウンデセノエート、酢酸ゲラニル、ゲラニルアセトン、酪酸ゲラニル、プロピオン酸ゲラニル、酪酸ヘプチル、ω-6-ヘキサデカラクトン、ヘキサデカノール、ヘキサン酸ヘキシル、オクタン酸ヘキシル、ヘキサン酸イソアミル、ラウリン酸イソアミル、サリチル酸イソアミル、ラウリン酸、ラウリンアルコール、ラウリンアルデヒド、酢酸ラウリル、酢酸リナリル、プロピオン酸リナリル、デカン酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、ノナン酸メチル、ウンデカン酸メチル、メチル-9-ウンデセノエート、ミリスチンアルドヒド、ミリスチン酸、ネロリドール、酪酸ネリル、イソ酪酸ネリル、酢酸ノニル、酪酸オクチル、ω-ペンタデカラクトン、ペンタデカン酸、ペンタデカノール、ヘキサン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、2-フェノキシルエチルイソブチレート、テトラデカノール、トリデカナール、トリデカン酸、トリデカノール、2-トリデセナール及び2-ウンデカノンから成る群から選ばれる、飲料
  2. 飲料が1乃至175ppmの桂皮酸を含有する、請求項1に記載の飲料。
  3. 飲料が1乃至60ppmの桂皮酸を含有する、請求項1又は請求項2に記載の飲料。
  4. 精油が、ベンジル−4−ヒドロキシベンゾエート、4−tert−ブチルシクロヘキサノン、カルボン、シンナムアルデヒド、シトラール、シトラールジメチルアセタール、シトロネロール、クミンアルコール、シクロヘキサン酪酸、2−シクロヘキシルエチルアセテート、trans,trans−2,4−デカジエナール、デカナール、デカノール、ジヒドロカルベオール、3,7−ジメチル−1−オクタノール、エチルシクロヘキサンプロピオネート、ピルビン酸エチル、エチルバニリン、ジャスモン、o−メトキシシンナムアルデヒド、アントラニル酸メチル、α−メチル−trans−シンナムアルデヒド、メチルオイゲノール、ノナン酸メチル、2−メチル−2−ペンテナール、5−メチル−2−フェニル−2−ヘキサナール、サリチル酸メチル、4−メチル−5−チアゾールエタノールアセテート、ミルテノール、ネオメントール、ノナン酸、γ−ノナンラクトン (γ−nonanoic lactone)、δ−オクタラクトン、オクタン酸 (カプリル酸)、1−オクタノール、1−フェニル−1,2−プロパンジオン、酢酸ピペロニル、安息香酸プロピル、プレゴン、ソルビンアルデヒド (2,4−ヘキサジエナール)、テルピネン−4−オール、トルアルデヒド、γ−ウンデカラクトン、ウンデカナール、1−ウンデカノール及びバニリンから成る群から選ばれる、請求項1乃至3のいずれか1請求項に記載の飲料。
  5. 精油が、シトラール、シトラールジメチルアセタール、クミンアルコール (イソプロピルベンジルアルコール)、trans,trans−2,4−デカジエナール、3,7−ジメチル−1−オクタノール、ピルビン酸エチル、ミルテノール及び酢酸ピペロニルから成る群から選ばれる、請求項4に記載の飲料。
  6. 防腐剤系が1乃至100ppmの1つ以上の精油を含有する、請求項1乃至5のいずれか1請求項に記載の飲料。
  7. 低温殺菌添加剤が、0至40℃の温度において、認識できる殺真菌活性を有しない物質である、請求項1乃至6のいずれか1請求項に記載の飲料。
  8. 低温殺菌添加剤が、20乃至35℃の温度において、認識できる殺真菌活性を有しない物質である、請求項7に記載の飲料。
  9. 低温殺菌添加剤が、40乃至65℃の温度に加熱したときに、殺真菌活性を示す、請求項8に記載の飲料。
  10. 低温殺菌添加剤が、45乃至55℃の温度に加熱したときに、殺真菌活性を示す、請求項9に記載の飲料。
  11. 低温殺菌添加剤が、アリルシクロヘキサンプロピオネート、ヘキサン酸アミル、ヘプタン酸ブチル、酢酸デシル、プロピオン酸デシル、2-ドデセナール、デカン酸エチル、エチル−2−デセノエート、ノナン酸エチル、エチル−10−ウンデセノエート、酢酸ゲラニル、ゲラニルアセトン、酪酸ゲラニル、プロピオン酸ゲラニル、酪酸ヘプチル、ヘキサン酸ヘキシル、ヘキサン酸イソアミル、ラウリン酸、ラウリンアルコール、ラウリンアルデヒド、デカン酸メチル、ラウリン酸メチル、ノナン酸メチル、ウンデカン酸メチル、メチル-9-ウンデセノエート、ミリスチン酸、ネロリドール、イソ酪酸ネリル、酢酸ノニル、酪酸オクチル、ヘキサン酸フェネチル、2-フェノキシルエチルイソブチレート、トリデカナール、トリデカン酸、トリデカノール、2-トリデセナール及び2-ウンデカノンから成る群から選ばれる、請求項に記載の飲料。
  12. 低温殺菌添加剤が、酢酸デシル、ラウリン酸、ラウリンアルデヒド、ラウリンアルコール、2-ドデセナール、エチル−2−デセノエート、ゲラニルアセトン及び酢酸ゲラニルから成る群から選ばれる、請求項11に記載の飲料。
  13. 低温殺菌添加剤が、170乃至230ダルトンの分子量及び3.5乃至5.5のlogPoct値を有する化合物である、請求項1乃至12のいずれか1請求項に記載の飲料。
  14. 低温殺菌添加剤の濃度が1ミリモル以下、好ましくは0.1ミリモル以下である、請求項1乃至13のいずれか1請求項に記載の飲料。
  15. 飲料が茶系飲料である、請求項1乃至14のいずれか1請求項に記載の飲料。
  16. 飲料が、0.01乃至3%の茶固体を含有する、請求項15に記載の飲料。
  17. 桂皮酸、1つ以上の精油、及び熱により活性化されたときに殺真菌性になる1つ以上の低温殺菌添加剤を添加することを含む、冷間充填に適する、環境に安定な茶系飲料を製造する方法であって、
    低温殺菌添加剤が、アリルシクロヘキサンプロピオネート、ヘキサン酸アミル、オクタン酸アミル、ベンゾイン、安息香酸ベンジル、サリチル酸ベンジル、酢酸ボルニル、ヘプタン酸ブチル、ラウリン酸ブチル、ブチル−10−ウンデセノエート、プロピオン酸カルビル、β-カリオフィレン、酢酸デシル、酪酸デシル、プロピオン酸デシル、2-ドデセナール、デカン酸エチル、エチル−2−デセノエート、ラウリン酸エチル、ノナン酸エチル、トリデカン酸エチル、ウンデカン酸エチル、エチル−10−ウンデセノエート、酢酸ゲラニル、ゲラニルアセトン、酪酸ゲラニル、プロピオン酸ゲラニル、酪酸ヘプチル、ω-6-ヘキサデカラクトン、ヘキサデカノール、ヘキサン酸ヘキシル、オクタン酸ヘキシル、ヘキサン酸イソアミル、ラウリン酸イソアミル、サリチル酸イソアミル、ラウリン酸、ラウリンアルコール、ラウリンアルデヒド、酢酸ラウリル、酢酸リナリル、プロピオン酸リナリル、デカン酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、ノナン酸メチル、ウンデカン酸メチル、メチル-9-ウンデセノエート、ミリスチンアルドヒド、ミリスチン酸、ネロリドール、酪酸ネリル、イソ酪酸ネリル、酢酸ノニル、酪酸オクチル、ω-ペンタデカラクトン、ペンタデカン酸、ペンタデカノール、ヘキサン酸フェネチル、オクタン酸フェネチル、2-フェノキシルエチルイソブチレート、テトラデカノール、トリデカナール、トリデカン酸、トリデカノール、2-トリデセナール及び2-ウンデカノンから成る群から選ばれる、方法
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