JP4326175B2 - 電磁クラッチ用クラッチ板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁クラッチ装置、とりわけ、クラッチ板には磁束の往路および復路となる磁路形成部を相互に分離する貫通孔を形成した電磁クラッチ用クラッチ板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁クラッチ装置としては、例えば特開平10−329562号公報に開示されるものがある。この電磁クラッチ装置1は図8に示すように、一方が駆動側、他方が被動側となるインナーシャフト2とアウターハウジング3との間に、同軸配置されるメインクラッチ機構4とパイロットクラッチ機構5とを備え、このパイロットクラッチ機構5の締結によって作動するボールクラッチ6を介してメインクラッチ機構4を締結することにより、インナーシャフト2とアウターハウジング3との間でトルク伝達が可能となっている。
【0003】
前記パイロットクラッチ機構5は、パイロットクラッチ板群5aと、クラッチローター5bと、電磁ソレノイド5cと、アーマチャー5dとを備えて構成され、電磁ソレノイド5cの通電によって発生する電磁力でアーマチャー5dを吸引することにより、このアーマチャー5dとクラッチローター5bとの間にパイロットクラッチ板群5aを圧接して、前記パイロットクラッチ機構5を締結するようになっている。
【0004】
前記パイロットクラッチ板群5aは、前記ボールクラッチ6を介してインナーシャフト2に回転方向に係合されるインナークラッチ板5axと、アウターハウジング3に回転方向に係合されるアウタークラッチ板5ayとを、それぞれ交互に複数重ね合わせることにより構成してある。
【0005】
ところで、前記電磁ソレノイド5cで発生する磁力線は、前記クラッチローター5b、前記パイロットクラッチ板群5aおよび前記アーマチャー5dに亘って循環する磁路Mを形成するが、クラッチローター5bには磁路Mの循環経路の中央部に位置して非磁性部位5eを設けるとともに、パイロットクラッチ板群5aには、この非磁性部位5eに対向する位置に貫通孔7を形成して、循環する磁路Mから磁力線が洩れて電磁ソレノイド5cによる磁力低下を防止するようになっている。
【0006】
前記パイロットクラッチ板群5aに形成される貫通孔7としては、図9にインナークラッチ板5axに例をとって示すが、この貫通孔7は周方向にブリッジ部分8を介在しつつ複数形成されるようになっている。尚、この貫通孔7の構成は、図示を省略したアウタークラッチ板5ayにあっても同様である。このとき、前記貫通孔7の内周部分および外周部分は、循環する磁路Mの通り道となる磁路形成部9,9aとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の電磁クラッチ装置1のクラッチ板5ax,5ayは、内周部分の磁路形成部9と外周部分の磁路形成部9aとの間に周方向の貫通孔7を形成した場合にも、必然的にクラッチ板5ax,5ayの内周部分と外周部分とを連結するために前記ブリッジ部分8が円周上に6カ所形成され、互いに隣接するクラッチ板の前記ブリッジ部分8の対向面同士が接触することになる。
【0008】
このため、前記ブリッジ部分8の接触する対向面が逃げ道となって、前記磁路形成部9,9aを循環する磁力線が相手磁路に逃げてしまうため、電磁ソレノイド5cで発生した磁力が低下してアーマチャー5dの吸引力が減少し、ひいてはパイロットクラッチ機構5の締結力が弱められてしまう。
【0009】
又、磁力線の逃げ量を低減するために、前記ブリッジ部8の形成部数を減らすことが考えられるがクラッチ板の強度低下を招き、耐久性の悪化が懸念される。
【0010】
そこで、本発明は、貫通孔に介在するブリッジ部分に必要な強度を確保しつつ、ブリッジ部分の総面積を減少し、もって磁力線が逃げる量を低減して電磁ソレノイドによる吸引力の向上を図るようにした電磁クラッチ用クラッチ板を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1の発明は、潤滑油に浸漬され、駆動側のクラッチ板および被動側のクラッチ板を重ね合わせたクラッチ板群と、前記クラッチ板群の一側方に配置した電磁ソレノイドと、前記クラッチ板群の他側方に配置して前記電磁ソレノイドで発生する電磁力に吸引されるアーマチャーと、を備え、前記アーマチャーの吸引により前記クラッチ板群を圧接して締結する電磁クラッチ装置であって、前記クラッチ板には、前記電磁ソレノイドで発生した磁路を循環する磁路形成部間に位置して、内周部分と外周部分とを連結するブリッジ部分を介在しつつ周方向に円弧状であって端部が半円形の貫通孔が形成されるようになった電磁クラッチ用クラッチ板において、前記ブリッジ部分は、隣接する相手側のクラッチ板に対向して前記クラッチ板の両面に形成された対向面と、前記貫通孔に面する内壁面と、前記クラッチ板の両面における前記磁路形成部の内周部分と外周部分、及び前記対向面に連続するように前記対向面の周方向両側部分に形成され、かつ前記貫通孔の半円形の端部に沿って円弧状に形成された傾斜面とを備えており、前記ブリッジ部分の形状は、所定の断面積を確保しつつ、前記対向面の周方向に沿う長さL1を、前記ブリッジ部分の周方向両側に位置する前記内壁面間の周方向長さLより短く形成したことを特徴とする。
【0012】
この場合、ブリッジ部分は、所定の断面積によってクラッチ板の内周部分と外周部分とを連結するに必要な強度を確保しつつ、対向面の周方向に沿う長さが、ブリッジ部分の周方向長さより短く形成されることにより、ブリッジ部分の断面形状は、対向面の少なくとも周方向一端部から内壁面に向かって肉厚が減少する部分が形成される。
【0013】
従って、前記ブリッジ部分は、前記肉厚の減少部分によって互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分に設けられた対向面同士の接触面積が減少するため、ブリッジ部分を介して磁力線が逃げる量を低減することができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に記載の電磁クラッチ用クラッチ板であって、互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分の対向面同士が離間するように、該ブリッジ部分の厚みを前記磁路形成部の厚みよりも小さくしたことを特徴とする。
【0015】
この場合、ブリッジ部分は、所定の断面積によって必要な強度を確保しつつ、ブリッジ部分の厚みを磁路形成部の厚みよりも小さくしたことにより、互いに隣接するクラッチ板間のブリッジ部分の対向面同士の接触が無くなるため、ブリッジ部分を介して磁力線が逃げる量を低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
(第1実施形態)
図1,図2は本発明の電磁クラッチ用クラッチ板(以下、クラッチ板と称する)10の第1実施形態を示し、図1はクラッチ板10の正面図、図2は図1中A−A線に沿った要部拡大断面図で、必要に応じて図8に示した従来の電磁クラッチ装置1の構成を参照しつつ説明するものとする。
【0018】
図1はこの実施形態のクラッチ板10で、このクラッチ板10は図8に示した電磁クラッチ装置1のパイロットクラッチ機構5に用いるインナークラッチ板を示し、内周部分に形成したスプライン歯11を介して駆動側または被動側の一方となるインナーシャフト2にボールクラッチ6を介して回転方向に係合される。
【0019】
尚、この第1実施形態では前記クラッチ板10をインナークラッチ板に例をとって説明するが、駆動側または被動側の他方となるアウターハウジング3に回転方向に係合されるアウタークラッチ板とは、スプライン歯が外周部分に形成される点が異なるのみでその他は略同様の構成になり、このアウタークラッチ板にあっても本発明を適用するものとする。
【0020】
前記クラッチ板10は、図1に示すように内周部分に磁路形成部12が設けられるとともに、外周部分に磁路形成部13が設けられ、これら両磁路形成部分12,13との間の周方向には、クラッチ板10の内周部分と外周部分とを連結するブリッジ部分20を介在しつつ複数の貫通孔21が円弧状に形成される。尚、円弧状に形成された各貫通孔21の端部は、貫通孔21の内側縁に応力集中が発生しないように半円形として形成されている。
【0021】
ここで、本実施形態の前記ブリッジ部分20は、図2の断面図に示すように重ね合わせ方向(クラッチ板10の厚さ方向)に隣接する図外のクラッチ板に対向する対向面20aと、前記貫通孔21に面する内壁面20bとを備えている。
【0022】
そして、前記対向面20aの周方向(図2中左右方向)両側部分に、内壁面20bの幅wを狭くする傾斜面20cを形成することにより、前記ブリッジ部分20の形状は、前記対向面20aの周方向に沿う長さL1を、ブリッジ部分20の周方向長さLより短く形成して全体として断面八角形としてある。尚、前記傾斜面20cは、図1に示す正面視では貫通孔21の半円形端に沿って円弧状に形成されている。
【0023】
勿論、このように傾斜面20cを形成してブリッジ部分20の断面積を小さくした場合にも、このブリッジ部分20にはクラッチ板10の内周部分(磁路形成部分12)と外周部分(磁路形成部分13)とを連結する十分な強度を得るだけの断面積が確保されるようになっている。
【0024】
以上の構成により本実施形態のクラッチ板10にあっては、対向面20aの周方向に沿う長さL1を、ブリッジ部分20の周方向長さLより短く形成して、対向面20aの周方向両端部に傾斜面20cを形成するようになっている。
【0025】
従って、前記ブリッジ部分20の断面積は、クラッチ板10の肉厚をそのまま用いてブリッジ部分20を形成する場合に比較して、前記傾斜面20cを形成した部分で肉厚が減少することになる。このため、傾斜面20cの肉厚が減少する部分によって、互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分に設けられた対向面同士の接触面積が減少することになり、ひいては、これら磁路形成部分12,13を通過する磁力線がブリッジ部分20を介して逃げる量を低減することができる。
【0026】
従って、図8に示した電磁ソレノイド5cで発生する磁力を高く保つことができため、アーマチャー5dの吸引力を大きくしてパイロットクラッチ機構5の締結力を高くし、ひいてはメインクラッチ機構4の滑りを防止できるようになる。
【0027】
また、前記ブリッジ部分20に傾斜面20cを形成したことにより、この傾斜面20cは、クラッチ板10の回転によってパイロットクラッチ板群5aに充満した潤滑油をクラッチ板10の面外方向に押し出す機能を有する。このため、パイロットクラッチ機構5の解除時に、その押し出し方向の潤滑油が隣接する相手側のクラッチ板に作用することになり、クラッチ板同士の切り離しを確実に行ってクラッチの引きずり現象を防止することができる。
【0028】
ところで、前記ブリッジ部分20はその対向面の面積が小さく形成されるが、その断面積はクラッチ板10の内周部分(磁路形成部分12)と外周部分(磁路形成部分13)とを連結する十分な強度を確保するようになっているので、クラッチ板10,10a同士の圧接時にも破損することは無い。
【0029】
(他の変形例)
図3〜図6は前記第1実施形態で示したブリッジ部分20の変形例と参考例とをそれぞれ示す拡大断面図である。
【0030】
図3はブリッジ部分20の第1の参考例で、対向面20aを無くして傾斜面20cを直接に交差させて、対向面20aに相当する部分に稜線20dを形成し、全体として2面の内壁面20bと4面の傾斜面20cによって断面六角形としてある。
【0031】
図4はブリッジ部分20の第2の参考例で、内壁面20bを無くして傾斜面20cを直接に交差させて、内壁面20bに相当する部分に稜線20eを形成し、全体として2面の対向面20aと4面の傾斜面20cによって断面六角形としてある。
【0032】
図5はブリッジ部分20の第3の参考例で、対向面20aおよび内壁面20bを無くして、それぞれの面20a,20bに相当する部分に稜線20d,20eを形成し、全体として4面の傾斜面20cのみによって断面四角形としてある。
【0033】
図6はブリッジ部分20の変形例で、傾斜面20cを対向面20aの周方向片側端部のみに形成するとともに、その傾斜面20cをクラッチ板10の表裏側で対向面20aの異なる端部側に形成することにより、全体として変形した断面六角形としてある。尚、この場合、隣接する相手側のクラッチ板10aに対しては、傾斜面20cが相手側の対向面20aに対応するように形成される。
【0034】
従って、このような図3〜図6の変形例、および各参考例にあっても前記第1実施形態と同様の機能を発揮することができる。勿論、ブリッジ部分20の形状は、これら変形例に限ることなく、その他の各種形状を採ることができる。
【0035】
(第2実施形態)
図7は本発明の第2実施形態を示し、前記実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0036】
図7はブリッジ部分20の拡大断面図で、この第2実施形態のブリッジ部分20にあっても、隣接するクラッチ板10aに対向する対向面20aと、貫通孔21に面する内壁面20bとを備えている。
【0037】
そして、この第2実施形態のクラッチ板10,10aは、ブリッジ部分20の対向面20aが、互いに隣接するクラッチ板10,10aのブリッジ部分20の対向面20a同士が離間するように、ブリッジ部分20の厚みWを前記磁路形成部12,13の厚みW0よりも小さく形成してある。
【0038】
尚、この実施形態では磁路形成部12,13の厚みW0方向中央部に、前記薄肉化されたブリッジ部分20が位置して、両側の対向面20aとクラッチ板10の両面との間に等しい隙間{(W0−W)/2}が設けられる。
【0039】
また、この第2実施形態の前記ブリッジ部分20は、前記第1実施形態と同様に対向面20aの周方向両端部に傾斜面20cを形成し、全体として2面の対向面20aと2面の内壁面20bと4面の傾斜面20cとによって断面八角形としてある。
【0040】
従って、この第2実施形態のクラッチ板10にあっては、ブリッジ部分20の厚みWを磁路形成部12,13の厚みW0よりも小さくしたことにより、ブリッジ部対向面20a、20a間の接触面積を無くすことができるため、このブリッジ部分20を介して磁力線が逃げる量を低減することができ、前記第1実施形態と同様の機能を発揮することができる。
【0041】
ところで、前記第1,第2実施形態では傾斜面20cを平坦面として形成した場合を開示したが、この傾斜面20cは特に平坦面として限定されるものでは無く、例えば膨出方向の湾曲面または陥入方向の湾曲面として形成することもできる。
【0042】
また、本発明の電磁クラッチ用クラッチ板は前記各実施形態に限ることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で各種実施形態を採用することができる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、電磁ソレノイドで発生した磁路を循環する磁路形成部間に形成した貫通孔に介在したブリッジ部分の形状を、所定の断面積を確保しつつ、対向面の周方向に沿う長さをブリッジ部分の周方向長さより短く形成して、前記対向面の少なくとも周方向一端部に肉厚の減少部分を形成するようにしたので、クラッチ板の内周部分と外周部分とを連結するに必要な強度を確保しつつ、前記肉厚の減少部分によって互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分に設けられた対向面同士の接触面積を減少することができる。
【0044】
従って、前記ブリッジ部分を介して前記磁路形成部を通過する磁力線の逃げ量を減少することができるため、電磁ソレノイドで発生する磁力を高く保つことができ、ひいてはアーマチャーの吸引力を大きくしてクラッチ板の滑りの防止効果を高めることができる。
【0045】
請求項2に記載の発明によれば、ブリッジ部分の形状を、所定の断面積を確保しつつ、互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分の対向面同士が離間するように、該ブリッジ部分の厚みを磁路形成部の厚みよりも小さくしたので、ブリッジ部分は所定の断面積によって必要な強度を確保しつつ、互いに隣接するクラッチ板間のブリッジ部分の対向面同士の接触が無くすことで磁力線が逃げる量を低減して、電磁ソレノイドで発生する磁力を高く保つことができるため、クラッチ板の滑りの防止効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態におけるクラッチ板の正面図。
【図2】 図1中A−A線に沿った要部拡大断面図。
【図3】 本発明の第1実施形態におけるブリッジ部の第1の参考例を示す拡大断面図。
【図4】 本発明の第1実施形態におけるブリッジ部の第2の参考例を示す拡大断面図。
【図5】 本発明の第1実施形態におけるブリッジ部の第3の参考例を示す拡大断面図。
【図6】 本発明の第1実施形態におけるブリッジ部の変形例を示す拡大断面図。
【図7】 本発明の第2実施形態におけるブリッジ部の拡大断面図。
【図8】 従来の電磁クラッチ装置の断面図。
【図9】 従来のクラッチ板の正面図。
【符号の説明】
10,10a クラッチ板
12,13 磁路形成部
20 ブリッジ部分
20a 対向面
20b 内壁面
20c 傾斜面
21 貫通孔
Claims (2)
- 潤滑油に浸漬され、駆動側のクラッチ板および被動側のクラッチ板を重ね合わせたクラッチ板群と、前記クラッチ板群の一側方に配置した電磁ソレノイドと、前記クラッチ板群の他側方に配置して前記電磁ソレノイドで発生する電磁力に吸引されるアーマチャーと、を備え、前記アーマチャーの吸引により前記クラッチ板群を圧接して締結する電磁クラッチ装置であって、前記クラッチ板には、前記電磁ソレノイドで発生した磁路を循環する磁路形成部間に位置して、内周部分と外周部分とを連結するブリッジ部分を介在しつつ周方向に円弧状であって端部が半円形の貫通孔が形成されるようになった電磁クラッチ用クラッチ板において、
前記ブリッジ部分は、隣接する相手側のクラッチ板に対向して前記クラッチ板の両面に形成された対向面と、前記貫通孔に面する内壁面と、前記クラッチ板の両面における前記磁路形成部の内周部分と外周部分、及び前記対向面に連続するように前記対向面の周方向両側部分に形成され、かつ前記貫通孔の半円形の端部に沿って円弧状に形成された傾斜面とを備えており、前記ブリッジ部分の形状は、所定の断面積を確保しつつ、前記対向面の周方向に沿う長さL1を、前記ブリッジ部分の周方向両側に位置する前記内壁面間の周方向長さLより短く形成したことを特徴とする電磁クラッチ用クラッチ板。 - 請求項1に記載の電磁クラッチ用クラッチ板であって、
互いに隣接するクラッチ板のブリッジ部分の対向面同士が離間するように、該ブリッジ部分の厚みを前記磁路形成部の厚みよりも小さくしたことを特徴とする電磁クラッチ用クラッチ板。
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