JP4326118B2 - 竹製飲料用容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、竹を利用した飲料用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
食卓用又は携帯用飲料用容器としては、水差し、ポット、水筒等があり、酒類用として、徳利、黒ジョカ、カラカラ、瓢箪、竹筒等があり、特に竹筒は、竹の香りが酒に移り酒の風味を益ので、酒器として珍重されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、竹を用いて作成した酒類等容器において、酒類等を容器へ入れる時、また、酒類等容器から盃等へそそぐ時に、水琴窟にも似た心地良い音色を発することができる竹製飲料用容器を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が採用した特徴とする点は次のとおりである。
【0005】
[1] 少なくとも3つの節部を有する竹筒の、(1)最上部の節部の一端側に、先端を斜めにカットした、湾曲させた差し口用細竹を挿設し、(2)またその節部の他端側から中間部の節部に沿って延びる筒部に注入口を形成し、(3)さらに、中間部の節部には、その周辺に通水孔を、また、竹筒中心より反対側にずらして、通水孔より小さい通気孔を各々設け、(4)そして最下部の節部を底部としたことを特徴とする竹製飲料用容器。
少なくとも3つの節部を有する竹筒の、最上部の節部の一端側に、先端を斜めにカットした、湾曲させた差し口用細竹を挿設し、またその節部の他端側から中間部の節部に沿って延びる筒部に注入口を形成し、さらに、中間部の節部に通水孔及び通気孔を形成し、そして最下部の節部を底部としたことを特徴とする竹製飲料用容器。
【0006】
[2] 最上部の節部と中間部の節部との間を共鳴室とし、中間部の節部と最下部の節との間を飲料溜め部としたことを特徴とする前記[1]記載の竹製飲料用容器。
【0007】
[3] 竹筒の上部に提げ手を一体に形成したことを特徴とする前記[1]又は[2]のいずれか1項に記載の竹製飲料用容器。
[4] 最下部の節部の下部に、孔を開けた脚部を一体に形成したことを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の竹製飲料用容器。
【0008】
【実施例】
本発明の竹製飲料用容器を徳利に適用した例(竹製徳利)で説明するが、細部の構成は収納する飲料の種類により適宜変更するものである。
【0009】
図1は本発明の竹製徳利の斜視図、図2は図1に示す竹製徳利の縦断面図であり、図3は第2の節に設ける通水孔及び通気孔の例を示す平面図であり、本実施例の竹製徳利の主要部は、底面側から第1、第2及び第3の節1、節2及び節3を有し、第1の節1と第2の節2との間の空間部を液体貯留用の第1の室4とし、第2の節2と第3の節3との間の空間部を共鳴用の第2の室5としている。
【0010】
図中12、12は、第3の節3の上方の竹材を、取付孔9と注入口6側の上部の竹を一部残して形成した一対の角であり、その上端近傍の内側に対向する横溝13、13を設け、該横溝13、13に細竹支持孔14を穿った竹製の横桟15の端部を装着し、提げ手を構成しており、持ち運びが便利であると共に差し口用細竹10の保護をしている。
【0011】
第3の節3に細竹製の差し口用細竹10を差し込む取付孔9が設けられており、該取付孔9には、横桟15に設けた細竹支持孔14を介して、外方に向けて湾曲させ 、その先端部の差し口11を斜めにカットして形成した細竹製の差し口用細竹10が、末端が第3の節3の底面と面一になるようにして挿入固定されている。したがって、竹製徳利内の酒等の飲料をなめらかに注ぎ出すことができ、差し零すおそれがない。また、差し口用細竹10と反対側の周面部には注入口6が設けられている。
【0012】
また、図中16は、第1の節1の下方の竹材を、これに切り込み17及び孔18が設けられており、容器内を酒が流動している時、テーブル等に置くと、共鳴室内に残っている酒が溜め室内に滴下する際の音がテーブルの天板と共鳴して、なお一層音色が良くなる。また、脚16に設けた孔18は使用後内部を洗浄した後、吊り下げて内部に残留した、洗浄水の排出を促すと共に、非使用時吊り下げて保管するのに適している。なお、図示の例では、脚16を三脚にして、テーブル等に安定した状態で置けるようにしてある。
【0013】
中間の第2の節2には通水孔7及び通気孔8を穿設し、この通水孔7及び通気孔8の大きさは、後述する共鳴音を効果的に発生させるために、図3に例示するような配置で設けられている。すなわち、図3(a)は、取付孔9の直下に位置する第2の節2の周辺に通水孔7を設け、通水孔7より小さく竹筒中心より反対側にずらして通気孔8を設けた例であり、図3(b)は、第2の節2の周辺に通水孔7を設け、竹筒中心位置及び通水孔7と反対側周辺に通気孔8,8を設けた例であり、また、図3(c)は、周辺に大径の孔の両側に小径の孔を連設した通水孔7を設け、通水孔7より小さく竹筒中心より反対側にずらして通気孔8を設けた例であり、通気孔8の位置をずらすことにより、音色が変化する。
なお、通水孔7は、第3の節3の取付孔9の直下に位置する周辺に設けられ、孔の径は用いる竹材の径にもよるが、大径6mm、小径4mm程度が目安である。
【0014】
次いで上記構成の竹製徳利について、図3(a)〜(c)に示す配置で第2の節2に設けた通水孔7及び通気孔8を設けた場合の、使用時の挙動について説明する。
【0015】
飲料を注入する場合には、通水孔7及び通気孔8の配列が図3(a)〜(c)に示す場合のいずれでも、注入口6が上方に向くように竹製徳利を傾斜させ、注入口6から酒を注ぎ込むと、先ず第2の室5に酒が入り込み、さらに通水孔7を通って下部の第1の室4に入り込む。第2の節2には通水孔7とは別に通気孔8が設けられているので、酒は下部の第1の室4にスムースに流れ込む。この第1の室4に所定量の酒を溜めておくと、竹の香りが酒に移り酒の風味を増す。
【0016】
酒を盃に差す場合、通水孔7及び通気孔8の配列が図3(a)の場合には、
竹製徳利を傾けると第1の室4に貯留された酒が通水孔7から先ず第2の室5へと流れ込み、さらに、差し口用細竹10を介して流出させて盃に差すことができるが、通気孔8が設けられているので、酒は空気の流入に伴いボコボコと脈動することがなくスムースに流れ出すので、零したり差しすぎることがない。
【0017】
また、通水孔7及び通気孔8の配列が図3(b)に示す場合には、竹製徳利を傾けると、酒は通水孔7を介して第2の室5内の空気を、断続的に吸い込みながら第2の室5内に流出するため、この断続して排除される空気が音を発し、さらに、この音が第2の室5で共鳴して水琴窟にも似た心地良い快音を発する。
【0018】
さらに、通水孔7及び通気孔8の配列が図3(c)に示す場合には、通水孔7及び通気孔8の位置関係は図3(a)の場合と同じなので、発音のタイミングは同じであるが、通水孔7の形状が異なるので、第2の室5から第1の室4に戻る際に発する音色が微妙に相違する。
【0019】
盃に所定量を注ぎ込み竹製徳利を立てると、通水孔7及び通気孔8の配列が図3(a)〜(c)のいずれの場合も、第2の室5に残留した酒が第2の室5の底を形成する第2の節2に形成した通水孔7を通って第1の室4に戻ろうとするが、通水孔7、通気孔8の両者とも上方に位置する酒に塞がれているので、酒はそれら孔を介して第1の室4内の空気を断続的に排除しながら第1の室4内に流入するため、この断続して排除される空気が音を発し、さらに、この音が第2の室5で共鳴して水琴窟にも似た心地良い快音を発する。
【0020】
【発明の効果】
この竹製飲料用容器へ酒類等を入れる時、また、盃等へ注ぐ時に水琴窟にも似た心地良い音色を響かせること、そして、細竹を用いた差し口により、差しこぼし等もなく、なめらかに注げる。
したがって、この容器を使用することにより、ただ、飲むだけでなく、容器の持ち方、傾け方等によっても音色の変化を楽しむことができるため、宴席等が一層華やかになり、楽しくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竹製徳利(竹製飲料用容器)の斜視図
【図2】本発明の竹製徳利(竹製飲料用容器)の縦断面図
【図3】本発明の竹製徳利(竹製飲料用容器)の第2の節に設ける孔の例を示す平面図
【符号の説明】
1:第1の節(最下部の節)
2:第2の節(中間部の節)
3:第3の節(最上部の節)
4:第1の室(貯留室)
5:第2の室(共鳴室)
6:注入口
7:通水孔
8:通気孔
9:取付孔
10:差し口用細竹
11:差し口
12:角
13:横溝
14:細竹支持孔
15:横桟
16:脚
17:切り込み
18:孔
Claims (4)
- 少なくとも3つの節部を有する竹筒の、(1)最上部の節部の一端側に、先端を斜めにカットした、湾曲させた差し口用細竹を挿設し、(2)またその節部の他端側から中間部の節部に沿って延びる筒部に注入口を形成し、(3)さらに、中間部の節部には、その周辺に通水孔を、また、竹筒中心より反対側にずらして、通水孔より小さい通気孔を各々設け、(4)そして最下部の節部を底部としたことを特徴とする竹製飲料用容器。
- 最上部の節部と中間部の節部との間を共鳴室とし、中間部の節部と最下部の節との間を飲料溜め部としたことを特徴とする請求項1記載の竹製飲料用容器。
- 竹筒の上部に提げ手を一体に形成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の竹製飲料用容器。
- 最下部の節部の下部に、孔を開けた脚部を一体に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の竹製飲料用容器。
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