JP4325935B2 - 鋼矢板係止金具 - Google Patents

鋼矢板係止金具 Download PDF

Info

Publication number
JP4325935B2
JP4325935B2 JP2004053136A JP2004053136A JP4325935B2 JP 4325935 B2 JP4325935 B2 JP 4325935B2 JP 2004053136 A JP2004053136 A JP 2004053136A JP 2004053136 A JP2004053136 A JP 2004053136A JP 4325935 B2 JP4325935 B2 JP 4325935B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
main body
pile
plate
sheet pile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004053136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005240463A (ja
Inventor
徳夫 米谷
Original Assignee
株式会社国元商会
株式会社和建
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社国元商会, 株式会社和建 filed Critical 株式会社国元商会
Priority to JP2004053136A priority Critical patent/JP4325935B2/ja
Publication of JP2005240463A publication Critical patent/JP2005240463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4325935B2 publication Critical patent/JP4325935B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

本発明は、形鋼などから成る支持杭に、当該支持杭と交叉するように上下多段に配置されて壁を形成する各鋼矢板を支持させるための鋼矢板係止金具に関するものである。
この種の鋼矢板係止金具として、特許文献1に記載されるように、本体と支持杭への取付用ボルトとを備え、本体は、上下に隣接する鋼矢板間を貫通する水平板状部と、当該水平板状部の一側辺に形成されて支持杭の垂直板部が嵌入する凹部と、前記水平板状部の外端部から上下両方向に延出する上下延出板部とを有し、支持杭への取付用ボルトは、前記凹部に嵌入した支持杭の垂直板部を当該凹部の前記上下延出板部のある側の内側辺との間で押圧固定する向きで前記本体の貫通ねじ孔を螺合貫通する構成のものが知られている。
特開2002−161530号公報
上記従来の構成の鋼矢板係止金具では、支持杭の垂直板部に対しては支持杭への取付用ボルトによって強固に取り付けることができるが、当該支持杭に対して交叉状に配置される上下多段の各鋼矢板は、その上下の張出側辺部が係止金具本体の上下延出板部と支持杭の垂直板部との間の隙間に嵌合することにより保持されているだけであるから、張出側辺部の厚さが一定の特定形状、サイズの鋼矢板以外では、がたつきが大きかったり、使用できないなどの問題点があった。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る鋼矢板係止金具を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、形鋼などから成る支持杭9に、当該支持杭9と交叉するように上下多段に配置されて壁を形成する各鋼矢板10を支持させるための係止金具Tであって、本体1、支持杭9への取付用ボルト2、及び鋼矢板締結用ボルト3a,3bを備え、本体1は、上下に隣接する鋼矢板10間を貫通する水平板状部1aと、当該水平板状部1aの一側辺に形成されて支持杭9の垂直板部9aが嵌入する凹部5と、前記水平板状部1aの外端部から上下両方向に延出する上下延出板部7a,7bとを有し、支持杭への取付用ボルト2は、前記凹部5に嵌入した支持杭9の垂直板部9aを当該凹部5の前記上下延出板部7a,7bのある側の内側辺5aとの間で押圧固定する向きで前記本体1の貫通ねじ孔(長ナット4)を螺合貫通し、鋼矢板締結用ボルト3a,3bは、前記本体1の上下延出板部7a,7bの内側に嵌入した鋼矢板10の張出側辺部10a,10bを前記凹部5に嵌入した支持杭9の垂直板部9aとの間で押圧固定する向きで前記上下延出板部7a,7bに設けられた貫通ねじ孔(ナット8a,8b)を螺合貫通する構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、請求項2に記載のように、前記本体1の上下延出板部7a,7bは、当該本体1の水平板状部1aの外端部の中間位置に設けられたスリット6の左右両側部分を上下互いに逆方向に折曲して構成することができるし、請求項3に記載のように、本体1を2枚の合わせ板材11,12から構成すると共に、当該2枚の合わせ板材11,12それぞれの外端部を上下互いに逆方向に折曲して前記上下延出板部7a,7bを構成することができる。
また、上記請求項2や3に記載の構成を採用する場合、請求項4に記載のように、前記支持杭への取付用ボルト2が螺合貫通する貫通ねじ孔は、本体1の前記凹部5が形成された側辺に溶接されたナット4で構成することができる。
上記構成の本発明に係る鋼矢板係止金具によれば、支持杭の垂直板部に対しては、従来通り支持杭への取付用ボルトによって強固に取り付けることができるのであるが、当該支持杭に対して交叉状に配置される上下多段の各鋼矢板も、その上下の張出側辺部を鋼矢板締結用ボルトによって支持杭の垂直板部との間で強固に押圧固定することができる。従って、鋼矢板の張出側辺部の厚さが予想される最大のものでも、本体の上下延出板部の内側に嵌入させることができるように、当該本体の上下延出板部の内側の隙間を大きくしておくことにより、あらゆるサイズの鋼矢板でも、がたつきなく強固に支持杭に係止させることができる鋼矢板係止金具として活用することができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、1枚の厚鉄板から上下延出板部を構成することができ、特許文献1に記載の構成と比較して、製造コストを大幅に低減できる。また、請求項3に記載の構成によれば、薄鉄板を活用して本発明の鋼矢板係止金具を製造できるが、特にこれら請求項2や3に記載の構成を採用する場合は、請求項4に記載の構成に従って、支持杭への取付用ボルトが螺合貫通する貫通ねじ孔を構成することにより、金具全体の構造をシンプルにして安価に実施することができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は本体、2は支持杭への取付用ボルト、3a,3bは鋼矢板締結用ボルトである。本体1は、1枚の厚鉄板から成るもので、水平板状部1aの長さ方向と平行な一側辺の内端側に当該一側辺と平行に長ナット4が溶接され、この長ナット4により水平板状部1aの長さ方向に貫通するねじ孔が構成されると共に、当該長ナット4との間で水平板状部一側辺に凹部5が切り欠き形成されている。また、水平板状部1aの長さ方向外端には、その幅方向中央位置に長さ方向のスリット6が設けられ、このスリット6の両側部分が上下互いに逆方向にほぼ直角に折曲されて上下延出板部7a,7bが形成され、この上下延出板部7a,7bの外側面に溶接されたナット8a,8bにより水平板状部1aの長さ方向に貫通する上下2つのねじ孔が構成されている。
支持杭への取付用ボルト2は、前記長ナット4で構成された貫通ねじ孔に螺合貫通し、先端が凹部5の本体外端側の内側辺5aに対向している。鋼矢板締結用ボルト3a,3bは、前記ナット8a,8bで構成された貫通ねじ孔に前記支持杭への取付用ボルト2とは逆向きに螺合貫通している。
上記のように構成された係止金具Tの基本的な使用方法は、先に示した特許文献1に記載のものと同一である。即ち、適当間隔おきに立設されたH形鋼利用の支持杭9の片側に水平向きの鋼矢板10が、当該鋼矢板10の上下両側辺の張出側辺部10a,10bが支持杭9の片側の垂直板部9aに当接するように配置されるが、最初に配置される最下段の鋼矢板10の下側になる張出側辺部10aを支持する高さで支持杭9の垂直板部9aの側辺に係止金具Tを取り付ける。即ち、水平向きの水平板状部1aを、その凹部5が支持杭9の垂直板部9aの側辺に嵌合するように配置すると共に、支持杭への取付用ボルト2を締結してその先端と凹部5の内側辺5aとの間で支持杭9の垂直板部9aを押圧挟持し、本体1を支持杭9に固定する。
次に最下段の鋼矢板10を、その下側になる張出側辺部10aが、支持杭9に取り付けられている係止金具Tの水平板状部1aの上で且つ上向きの延出板部7aと支持杭9との間に嵌まり込むように吊り降ろし、当該鋼矢板10を係止金具Tの本体1で支持させる。このとき、1本の鋼矢板10を複数の係止金具Tで支持させることができるように、係止金具Tは適当間隔おきに立設された支持杭9の全て、または適当間隔おきに位置する支持杭9に上記のように取り付けられる。鋼矢板10の下側辺を係止金具Tの本体1で支持させたならば、当該鋼矢板10の下側張出側辺部10aに被さっている上向きの延出板部7aを螺合貫通している鋼矢板締結用ボルト3aを締め付けて、その先端で鋼矢板10の下側張出側辺部10aを支持杭9の垂直板部9aに押圧固定する。
上記のようにして最下段の鋼矢板10の下側辺を支持杭9に固定したならば、当該鋼矢板10の上側の張出側辺部10bに水平板状部1aと下向きの延出板部7bとの間の入り隅部が嵌合する状態で、別の係止金具Tの水平向きの本体1を上記のように支持杭への取付用ボルト2を使用して支持杭9に固定する。そして、当該鋼矢板10の上側張出側辺部10bに被さっている下向きの延出板部7bを螺合貫通している鋼矢板締結用ボルト3bを締め付けて、その先端で鋼矢板10の上側張出側辺部10bを支持杭9の垂直板部9aに押圧固定する。
上記作業により最下段の鋼矢板10は、係止金具Tによりその上下両側辺が支持杭9に固定されたことになるが、この後、当該最下段の鋼矢板10の上に順次積み重ねるように配置される各鋼矢板10は、その直下の鋼矢板10の上側張出側辺部10bを支持杭9に固定している係止金具Tの本体水平板状部1aの上で且つ上向きの延出板部7aと支持杭9との間に下側になる張出側辺部10aが嵌まり込むように吊り降ろし、当該上向きの延出板部7aを螺合貫通している鋼矢板締結用ボルト3aを締め付けて、その先端で鋼矢板10の下側張出側辺部10aを支持杭9の垂直板部9aに押圧固定する。そして当該鋼矢板10の上側張出側辺部10bを、上記のように別の係止金具Tを使用して支持杭9に固定すれば良い。
尚、本体1の構造は、図1及び図2に示したものに限定されない。例えば、図3に示すように、2枚の合わせ板材(薄鉄板)11,12から本体1の水平板状部1aを構成することもできる。この場合は、本体1の外端側で合わせ板材11,12をそれぞれ互いに反対向きにほぼ直角に折曲して上下延出板部7a,7bを構成することができる。また、合わせ板材11,12を一体化する手段として、合わせ板材11,12の重なり側辺に対する長ナット4の溶接を利用することができるが、更に必要に応じて、上下延出板部7a,7b間で合わせ板材11,12どうしを溶接したり、適当箇所で合わせ板材11,12どうしをリベットやカシメ工法で一体化することができる。また、図1及び図2に示した構成では、本体1を厚鉄板で構成できるので、上下延出板部7a,7bに直接ねじ孔を加工して、ナット8a,8bを省くことも可能である。
A図は平面図,B図は側面図である。 正面図である。 別の実施形態を示す図であって、A図は平面図、B図は側面図である。
符号の説明
1 本体
1a 水平板状部
2 支持杭への取付用ボルト
3a,3b 鋼矢板締結用ボルト
4 長ナット
5 凹部
6 スリット
7a,7b 上下延出板部
8a,8b ナット
9 H形鋼利用の支持杭
9a 支持杭の垂直板部
10 鋼矢板
10a,10b 鋼矢板の張出側辺部
11,12 合わせ板材
T 係止金具

Claims (4)

  1. 形鋼などから成る支持杭に、当該支持杭と交叉するように上下多段に配置されて壁を形成する各鋼矢板を支持させるための係止金具であって、本体、支持杭への取付用ボルト、及び鋼矢板締結用ボルトを備え、本体は、上下に隣接する鋼矢板間を貫通する水平板状部と、当該水平板状部の一側辺に形成されて支持杭の垂直板部が嵌入する凹部と、前記水平板状部の外端部から上下両方向に延出する上下延出板部とを有し、支持杭への取付用ボルトは、前記凹部に嵌入した支持杭の垂直板部を当該凹部の前記上下延出板部のある側の内側辺との間で押圧固定する向きで前記本体の貫通ねじ孔を螺合貫通し、鋼矢板締結用ボルトは、前記本体の上下延出板部の内側に嵌入した鋼矢板の張出側辺部を前記凹部に嵌入した支持杭の垂直板部との間で押圧固定する向きで前記上下延出板部に設けられた貫通ねじ孔を螺合貫通する、鋼矢板係止金具。
  2. 前記本体の上下延出板部は、当該本体を構成する板材の外端部の中間位置に設けられたスリットの左右両側部分を上下互いに逆方向に折曲して構成されている、請求項1に記載の鋼矢板係止金具。
  3. 前記本体は2枚の合わせ板材で構成され、当該2枚の合わせ板材それぞれの外端部を上下互いに逆方向に折曲して前記上下延出板部が構成されている、請求項1に記載の鋼矢板係止金具。
  4. 前記支持杭への取付用ボルトが螺合貫通する貫通ねじ孔は、本体の前記凹部が形成された側辺に溶接されたナットで構成されている、請求項2または3に記載の鋼矢板係止金具。
JP2004053136A 2004-02-27 2004-02-27 鋼矢板係止金具 Expired - Lifetime JP4325935B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004053136A JP4325935B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 鋼矢板係止金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004053136A JP4325935B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 鋼矢板係止金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005240463A JP2005240463A (ja) 2005-09-08
JP4325935B2 true JP4325935B2 (ja) 2009-09-02

Family

ID=35022483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004053136A Expired - Lifetime JP4325935B2 (ja) 2004-02-27 2004-02-27 鋼矢板係止金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4325935B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005240463A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104583508A (zh) 框架结构中的结构构件
JP6061593B2 (ja) フレーム材の固定構造およびフレーム材用スペーサ
JP3219953U (ja) 建物補強構造
JP5060278B2 (ja) 新設下地材及びその取付構造
JP4325935B2 (ja) 鋼矢板係止金具
JP5805012B2 (ja) 太陽電池モジュール固定装置
JP5094367B2 (ja) パネル支持装置
JP5808022B2 (ja) 取付金具
JP2018031178A (ja) 野縁取付装置
JP6173718B2 (ja) 太陽光パネル架台
JP2018050661A (ja) ラックの側枠構造体
JP2009030266A (ja) 壁パネル取付構造
JP4943934B2 (ja) 目隠しパネルの固定構造
JP6876388B2 (ja) 建築用支持具及びその支持具を備えた二層屋根
JP5419311B1 (ja) 外装用サンドイッチパネルの取付工法
JP5579997B2 (ja) フェンス
JP2019065589A (ja) 簡易屋根構造物
JP6147627B2 (ja) コーナーパネルの取付構造及びコーナーパネル支持部材
JP2017014764A (ja) 床パネルの梁への接続構造
JP6514536B2 (ja) 太陽光パネル用架台
JP6271347B2 (ja) 構造材に対する板材の取付金具
JP5745825B2 (ja) 外壁固定金具および外壁固定構造
JP3145986U (ja) 壁パネル取付金具
JP3182929U (ja) ソーラーパネル設置用ベース板の支承金具
JP5435329B2 (ja) 建築物の外装構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4325935

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term