JP4325350B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用空調装置に関するものである。
従来、送風機の下流側に熱交換器を配置し、熱交換器で熱交換された空気の一部を、送風機の上流側に循環させ、再度熱交換器で熱交換することで車両用空調装置の性能を向上させるというものが知られている(例えば特許文献1)。
図6は特許文献1に記載の車両用空調装置の構成を示す模式図である。空調ユニット100には、一端が冷却用熱交換器101及び加熱用熱交換器102の下流側に開口し、他端が内外気切替箱106の内気導入口107の直上流に開口する循環ダクト109が接続されている。この循環ダクト109は、冷却用熱交換器101および加熱用熱交換器102を通過することによって熱交換された空気の一部を、送風機103の上流側に循環させる循環路104を形成している。
この循環路104の循環路出口105、即ち循環ダクト109の他端は、内外気切替箱106に設けられた内気導入口107の直上流に開口しており、車両用空調装置が内気導入モードであるときには、送風機103の吸入圧によって循環路104介して空調ユニット100内を流れる熱交換された空気を送風機103の上流側に循環させるものである。尚、内外気切替箱106は、車室内へと通じる内気導入口107と、車室外へと通じる外気導入口108とを有しており、内外気切替箱106内に配された切替ドア110が両導入口をそれそれ開閉することによって内気導入モード、外気導入モードに切り替えるものである。
ここで、内気導入モードだけでなく、外気導入モードの場合でも空調ユニット100内を流れる空気の一部を送風機103の上流側に循環させることで、車両用空調装置の空調性能を高めたいというニーズがある。外気導入モードで空調ユニット100内の空気の一部を循環させる場合、図6に示される車両用空調装置では、循環路出口105が内気導入口107の直上流に開口しているため、切替ドア110が循環路出口105を閉鎖してしまうことになる。従って、外気導入モードにおいても空調空気を送風機103の上流側に循環させるためには、循環路出口105を内気導入口105の下流側、即ち図6中(A)で示す位置に開口させる必要がある。
このような構成において、外気導入モードに設定すると、車両の走行速度が速い時に外気導入口108から導入される外気の圧力(以下、ラム圧)が高くなる。このような場合に、ラム圧よりも送風機103の吸入圧が低くなることがあり、上記(A)で示す位置に循環路出口105を設けると、外気が循環路出口105に流れ込み、循環路104を循環ダクト109の一端側に向けて逆流してしまうという問題が発生する。
特開2003−104033号公報
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、外気導入モードでも空調ユニット内の空気を送風機の上流側に循環させることが可能な循環路を備えた車両用空調装置において、外気が循環路を逆流することを未然に防ぐことができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するにあたり、請求項1に記載の発明は、循環路(30)を開閉する循環路開閉手段(14)と、第1の開口部(8)から流入する空気の圧力を測定する流入空気圧測定手段と、送風機(5)の吸入圧力を測定する送風機吸入圧測定手段と、送風機(5)の上流側のケース(4)に開口し、車室内へと通じる第3の開口部(9)と、第3の開口部(9)を開閉する内気混入路開閉手段(13)と、車室内の湿度を測定する湿度測定手段とを備えており、
流入空気圧測定手段によって測定された第1の開口部(8)から流入する空気の圧力が、送風機吸入圧測定手段によって測定された吸入圧力よりも高い場合に循環路開閉手段(14)によって循環路(30)を閉じ、吸入圧力より低い場合に、循環路(30)を開くと共に、
第1の開口部(8)から流入する空気の圧力が、吸入圧力よりも低く、かつ湿度測定手段によって測定された車室内の湿度が、所定の湿度(H)よりも低い場合、内気混入路開閉手段(13)によって第3の開口部(9)を開き、
湿度測定手段によって測定された車室内の湿度が、所定の湿度(H)よりも高い場合、内気混入路開閉手段(13)によって第3の開口部(9)を閉じるようにしており、
循環路開閉手段(14)と、内気混入路開閉手段(13)とが共通のバタフライドア(32)であることを特徴とする。
これにより、第1の開口部(8)から流入する空気が循環路(30)を逆流することを未然に防ぐことができる。
また、第1の開口部(8)から流入する空気が第3の開口部(9)を通じて車室内に逆流することを未然に防ぎ、かつ車室内の湿度が所定の湿度よりも低い時には、第3の開口部(9)から車室内の空気を導入することができる。
そして、循環路開閉手段(14)と内気混入路開閉手段とを別体で設ける必要がなく、部品点数を低減することができる。
尚、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1から図3を用いて説明する。
(本実施形態構成)
図1は本実施形態の構成を示す模式図である。
車両用空調装置1は送風機ユニット2と空調ユニット3と図示しない吹き出しモード切替ユニットとから構成されている。
送風機ユニット2は、内外気切替箱4と、ブロワファン5を収納したブロワケース6から構成されている。
内外気切替箱4には、内気導入口7と、外気導入口8と、一部内気混入口9と、循環路出口10と、ブロワケース6へ通じる開口部11とが開口しており、内外気切替ドア12と、一部内気混入ドア13と、循環制御ドア14とが内部に設けられている。
内気導入口7および一部内気混入口9は図示しない車室内に通じ、車室内の空気を内外気切替箱4へと導入するものである。
外気導入口8は、図示しない車室外に通じ、車室外の空気を内外気切替箱4へと導入するものである。
循環路出口10は、後述する循環路30を通じて空調ユニット3に通じており、ブロワファン5の吸入圧によって、空調ユニット3内を流れる空気を内外気切替箱4へと導入するものである。
内外気切替ドア12は、内外気切替ドア回転軸19を中心にサーボモータにより駆動し、内気導入口7または外気導入口8のいずれか一方を開き、他方を閉じるものである。
一部内気混入ドア13は、内気混入ドア回転軸20を中心にサーボモータにより駆動し、後述するECU31によって演算された外気のラム圧とブロワファン5の吸入圧、および車室内の湿度に基づいて一部内気混入口9を開閉するものである。
循環制御ドア14は、循環制御ドア回転軸を中心にサーボモータにより駆動し、後述するECU31によって演算された外気のラム圧とブロワファン5の吸入圧に基づいて循環路出口10を開閉するものである。
ブロワケース6は、空気吸い込み口15と、空調ユニットケース16へと通じる開口部17が開口しており、ブロワモータ18によって駆動し、空気吸い込み口15から吸い込んだ空気を、開口部17から空調ユニットケース16側へと圧送するブロワファン5が内部に設けられている。
空気吸い込み口15は、内外気切替箱4の開口部11に接続されており、ブロワファン5はこの空気吸い込み口15から空気を吸い込み、送風機ユニットケース16へと通じる開口部17から空気を圧送するものである。
ブロワファン5は、ECU31によって制御されたブロワモータ18によって駆動する周知の遠心式のファンであり、ブロワファン5の吸込圧はブロワモータ18の回転数によって決まる。
空調ユニット3は、上流側開口部21と、循環路入口22と、下流側開口部23とが開口した送風機ユニットケース16と、この送風機ユニットケース16内に配置されたエバポレータ24と、エアミックスドア25と、ヒータコア26と、送風機ユニットケース16内に形成された冷風バイパス流路28と、エアミックスチャンバ29とから構成されている。
上流側開口部21は、ブロワケース6に設けられた開口部17に接続されており、送風機ユニット2から圧送されてくる空気を空調ユニット3に導入するものである。
循環路入口22は、後述する循環路30を介して空調ユニット3内の空気を、ブロファファン5の上流の内外気切替箱4に導くものである。
下流側開口部23は、図示しない吹き出しモード切替ユニットへと通じ、空調ユニット3で空調された空気を吹き出しモード切替ユニットへと導くものである。
エバポレータ24は、周知の冷凍サイクルを構成するものであり、エバポレータ24を通過する空気を、内部を流れる冷媒と熱交換することにより冷却するものである。
エアミックスドア25は、エアミックスドア回転軸27を中心にサーボモータにより駆動し、エバポレータ25を通過した空気をヒータコア26と冷風バイパス流路28に振り分け、エアミックスチャンバ29で混合することにより、後述するECU31によって決定された目標吹き出し温度となるようにするためのドアである。
ヒータコア26は、図示しない車両走行用エンジンの冷却水が内部を流れる周知の温水式熱交換器であり、ヒータコア26を通過する空気を内部を流れるエンジン冷却水と熱交換することにより加熱するものである。
冷風バイパス流路28は、ヒータコア26を迂回する空気通路で、ヒータコア26を迂回することで空気を加熱せずにエアミックスチャンバ29へ送るものである。
エアミックスチャンバ29は、ヒータコア26を通過し、加熱された空気と、冷風バイパス通路28を通過して加熱されずに流れてきた空気とを混合し、後述するECU31によって決定された目標吹き出し温度の空気にするための空間である。
図示しない吹き出しモード切替ユニットは、いずれも図示しないFACE開口部、FOOT開口部、DEF開口部、及びこれらの開口部を開閉する図示しないモード切替ドアから構成されている。
FACE開口部は、車室内に設置され乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すFACE吹出口へと通ずる開口部である。FOOT開口部は車室内に設置され、乗員の足元へ向けて空調風を吹き出すFOOT吹出口へと通ずる開口部である。DEF開口部は車室内に設置され、図示しないフロントガラスにむけて空調風を吹き出し、フロントガラスの曇り止めを行なうDEF吹出口へと通ずる開口部である。
そして、モード切替ドアは、ECU31によって制御されたサーボモータにより回動し、その位置によりFACE吹出口から空調風を吹き出すFACEモード、FOOT吹出口から空調風を吹き出すフットモード、DEF吹出口から空調風を吹き出すDEFモード、FACE吹出口とFOOT吹出口の両方から空調風を吹き出すB/Lモード、FOOT吹出口とDEF吹出口の両方から空調風を吹き出すF/Dモードのうちいずれかを選択し、切り替えるものである。
また、図示しないインストルメントパネルに設けられた操作部には、車両用空調装置1をオートで制御させるオートエアコンスイッチ、内気導入モードまたは外気導入モードを乗員が設定する内外気切替スイッチ、及び車室内の目標温度を乗員が設定する温度設定器、吹出口からの吹き出し風量を設定する風量設定スイッチ、吹き出しモードを乗員が設定する吹き出しモード切替スイッチ等、各種設定手段が配置されている。
ECU31は、上記内外気切替スイッチ、温度設定器、風量設定スイッチ、吹き出しモード切替スイッチ等の各種設定手段からの設定信号が入力される。
またECU31には、車両の速度を検出する車速センサ、車室内の温度を検出する内気温度センサ、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ、外気温度を検出する外気温度センサ、及び車室内の湿度を検出する湿度センサ等、各種検出手段からの検出信号が入力される。
そしてECU31は、上記各種設定信号及び各種検出信号に基づいて内外気切替ドア12、一部内気混入ドア13、循環制御ドア14、エアミックスドア25、及び図示しない吹き出しモード切替ユニット内のモード切替ドアを回動させる各サーボモータと、ブロワファン5を駆動するブロワモータ18、エバポレータ24と共に冷凍サイクルを構成する図示しないコンプレッサ等を制御するものである。
次に、循環路30について説明する。この循環路30は循環ダクト40によって形成され、循環路入口22は、熱交換器であるエバポレータ24とヒータコア26下流側の空調ユニットケース16の内壁に開口し、エアミックスチャンパ29で混合された空気の一部が循環路30に導入される。そして、循環路出口10は、内外気切替箱4の内壁に開口し、ブロワファン5の吸入圧によって空調ユニット3内を流れる空気を循環路30を介して送風機ユニット2へと導入するものである。
(本実施の形態の作動)
次に本実施形態の作動について図2および図3を用いて説明する。
図2はオートエアコンスイッチがONされてからECU31が順に行なう制御を示すフローチャートである。
オートエアコンスイッチがONされると、ステップS1において、上記内外気切替スイッチ、温度設定器、風量設定スイッチ、吹き出しモード切替スイッチ等からの各種設定信号と、上記車速センサ、内気温度センサ、外気温度センサ、日射センサ、湿度センサ等からの各種検出信号を読み込み、ステップS2へ進む。
ステップS2では、ステップS1で読み込んだ設定温度、内気温度、日射量、外気温度とに基づいて目標吹出温度TAOを演算し、ステップS3へと進む。
ステップS3では、ステップS2で演算した目標吹出温度TAOに基づいてブロワファン5が送り出す最適な風量を演算し、ステップS4へと進む。
ステップS4では、ステップS2で演算した目標吹出温度TAOに基づいて最適な吹出モードを決定し、ステップS5へと進む。
ステップS5では、ステップS2で演算した目標吹出温度TAOに基づいて車室内へ吹き出す空調風の温度が目標吹出温度TAOとなるように、エアミックスドア25の開度を決定し、ステップS6へと進む。
ステップS6では、ステップS1で読込んだ外気温度および内気温度と、ステップS2で演算した目標吹出温度TAOとに基づいて車両用空調装置1を内気導入モードで運転するか、または外気導入モードで運転するかを決定し、内外気切替ドア12の開度を決定し、内外気切替ドア12を駆動させるサーボモータを制御し、ステップS7へと進む。
ステップS7では、ステップS3で演算された風量となるようにブロワモータ18へ加える電圧を制御し、ステップS8へと進む。
ステップS8では、エアミックスドア25がステップS5で演算された開度となるようにエアミックスドア25を駆動させるサーボモータを制御し、ステップS9へと進む。
ステップS9では、ステップS4で決定した吹出モードとなるように、図示しない吹き出しモード切替ユニットのモード切替ドアを駆動するサーボモータを制御する。そして、ステップS10へと進む。
ステップS10では、ステップS3で演算したブロワファン5の風量と、ステップS1で読込んだ車両の速度とに基づいて循環制御ドア14を駆動させるサーボモータを制御すると共に、ブロワファン5の風量と、車両の速度と、ステップS1で読込んだ車室内の湿度とに基づいて一部内気混入ドア13を駆動させるサーボモータを制御し、ステップS1へと戻る。
このように車両用空調装置1は、上記のフローチャートを繰り返すことにより制御されている。
次に、ステップS10について図3を用いてより詳しく説明する。
ステップS10−1では、まずステップS6で外気導入モードが選択されているかどうかを判定する。外気導入モードが選択されている場合は、ステップS10−2へと進み、内気モードが選択されている場合は、ステップS10−7へと進む。
ステップS10−2では、ステップS1で読込んだ車両の速度に基づいて外気導入口8から流入する外気の圧力(ラム圧)を算出し、ステップS10−3へと進む。
ステップS10−3では、ステップS3で演算したブロワファン5の風量に基づいてブロワファン5の吸入圧を算出し、ステップS10−4へと進む。
ステップS10−4では、上記ラム圧と、吸入圧とを比較し、ラム圧の方が大きいかどうかを判定する。ラム圧の方が大きい場合は、ステップS10−5へ進み、吸入圧の方が大きい場合はステップS10−7へと進む。
ステップS10−5では、循環制御ドア14を駆動させるサーボモータを制御し、循環路30の循環路出口10を閉じ、ステップS10−6へと進む。
ステップS10−6では、図2中のステップS1へと戻る。
ステップS10−7では、循環制御ドア14を駆動させるサーボモータを制御し、循環路30の循環路出口10を開き、ステップS10−8へと進む。
ステップS10−8では、ステップS1で読込んだ車室内の湿度が所定の湿度Hよりも低いかどうかを判定する。所定の湿度Hよりも低い場合は、ステップS10−9へと進み、所定の湿度Hよりも高い場合はステップS10−10へと進む。
ステップS10−9では、一部内気混入ドア13を駆動させるサーボモータを制御し、一部内気混入口9を開き、ステップS10−6へと進む。
ステップS10−10では、一部内気混入ドア13を駆動させるサーボモータを制御し、一部内気混入口9を閉じ、ステップS10−6へと進む。
(本実施形態の効果)
以上のように、本実施形態では、車速センサによって検出された車速に基づいてECU31によって演算された外気のラム圧が、ブロワモータ18の回転数に基づいてECU31によって演算されたブロワファン5の吸入圧よりも大きい場合に、循環制御ドア14を用いて循環路出口10を閉じ、ラム圧が吸入圧よりも小さい場合に循環路出口10を開く。
これにより、外気のラム圧がブロワファン5の吸入圧よりも大きい場合でも外気が循環路30を逆流することを未然に防止できる。
また、本実施形態では、ラム圧が吸入圧よりも小さく、かつ湿度センサによって検出した車室内の湿度が所定の湿度Hよりも低い場合に、一部内気混入ドア13を制御し、一部内気混入口9を開く。
これにより、外気が一部内気混入口9を通じて車室内に逆流することを未然に防ぎ、かつ車室内の湿度が所定の湿度Hよりも低い時には、一部内気混入口9から車室内の空気を導入することができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2の実施形態を図4および図5を用いて説明する。
(本実施形態の構成)
図4は本実施形態の構成を示す模式図である。第1の実施形態では、一部内気混入口9を循環路出口10に対面する位置に設けたが、本実施形態では、循環路出口10に隣接する位置に設けている。
さらに、第1の実施形態では、循環制御ドア14と、一部内気混入ドア13を別々に設けたが、本実施形態では、循環制御ドア14と一部内気混入ドア13の機能を併せ持つバタフライドア32を設けている。
図5は図4の拡大図であり、バタフライドア32の作動を示す図である。
車速センサによって検出された車速に基づいてECU31によって演算された外気のラム圧が、ブロワモータ18の回転数に基づいてECU31によって演算されたブロワファン5の吸入圧よりも大きい場合、バタフライドア32を図中の (B)で示す位置に静止させる。
これにより、循環路出口10および一部内気混入口9はバタフライドア下端34およびバタフライドア上端33によって閉じられている。
そして、ラム圧が吸入圧よりも小さく、かつ湿度センサによって検出した車室内の湿度が所定の湿度Hよりも高い場合、バタフライドア32を図中の(B)で示す位置から時計回りに少し回転した図中(C)で示す位置まで回動させる。
これにより、バタフライドア下端34が循環路出口10から離れるので、循環路出口10のみが開く。このとき、一部内気混入口9は、バタフライドア上端33が凹部35に沿って回動するため、閉じられたままとなっている。
そして、ラム圧が吸入圧よりも小さく、かつ湿度センサによって検出した車室内の湿度が所定の湿度Hよりも低い場合、バタフライドア32を図中の(C)で示す位置から更に時計回りに少し回転した図中(D)で示す位置まで回動させる。
これにより、循環路出口10と一部内気混入口9が共に開かれる。
以上より、第1の実施形態における、循環制御ドア14と、一部内気混入ドア13の機能を併せ持つバタフライドア32を設けたことで、部品点数を削減することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、エバポレータ24とヒータコア26を共に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、エバポレータ24とヒータコア26のどちらか一方のみを設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、エアミックスドア25を用いてヒータコア26による空気の加熱量を調節するようにようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ヒータコア26内を流れる温水の流量を制御して空気の過熱量を調整するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、一部内気混入口9を設けるようにようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、一部内気混入口9を設けないものでもよい。
第1実施形態における車両用空調装置の構成を示す模式図である。 オートエアコンスイッチが押されてからECU31によって制御される内容を示すフローチャートである。 図2中のステップS10の制御内容を示すフローチャートである。 第2実施形態における車両用空調装置の構成を示す模式図である。 第2実施形態におけるバタフライドア32の作動を示す、図4の拡大図である。 従来の車両用空調装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
1…車両用空調装置、
2…送風機ユニット、
3…空調ユニット、
4…内外気切替箱、
5…ブロワファン、
6…ブロワケース、
7…内気導入口、
8…外気導入口、
9…一部内気混入口、
10…循環路出口、
11…開口部、
12…内外気切替ドア、
13…一部内気混入ドア、
14…循環制御ドア、
15…空気吸い込み口、
16…空調ユニットケース、
17…開口部、
18…ブロワモータ、
19…内外気切替ドア回転軸、
20…内気混入ドア回転軸、
21…上流側開口部、
22…循環路入口、
23…下流側開口部、
24…エバポレータ、
25…エアミックスドア、
26…ヒータコア、
27…エアミックスドア回転軸、
28…冷風バイパス流路、
29…エアミックスチャンバ、
30…循環路、
31…ECU、
32…バタフライドア、
33…バタフライドア上端、
34…バタフライドア下端、
35…凹部。

Claims (1)

  1. 一端側に車室外に通じる第1の開口部(8)を有し、他端側に車室内へと通じる第2の開口部とを有するケース(4、6、16)と、
    前記ケース(4、6、16)内に配置され、前記ケース(4、6、16)内の一端側から他端側に向けて空気流を発生させる送風機(5)と、
    前記ケース(4、6、16)内に配置され、前記送風機(5)によって発生した空気流と熱交換をする熱交換器(24、26)と、
    前記熱交換器(24、26)下流側の空気を、前記送風機(5)上流側へと循環させる循環路(30)を形成する循環ダクト(40)と、
    前記循環路(30)内を開閉する循環路開閉手段(14)と、
    前記第1の開口部(8)からの流入する空気の圧力を測定する流入空気圧測定手段と、
    前記送風機(5)の吸入圧力を測定する送風機吸入圧測定手段と
    前記送風機(5)の上流側の前記ケース(4)に開口し、車室内へと通じる第3の開口部(9)と、
    前記第3の開口部(9)を開閉する内気混入路開閉手段(13)と、
    車室内の湿度を測定する湿度測定手段とを備えており、
    前記流入空気圧測定手段によって測定された前記第1の開口部(8)から流入する空気の圧力が、前記送風機吸入圧測定手段によって測定された前記送風機(5)の吸入圧力よりも高い場合に、前記循環路開閉手段(14)によって前記循環路(30)を閉じ、
    前記第1の開口部(8)から流入する空気の圧力が、前記吸入圧力よりも低い場合に、前記循環路(30)を開くと共に、
    前記第1の開口部(8)から流入する空気の圧力が、前記吸入圧力よりも低く、かつ前記湿度測定手段によって測定された車室内の湿度が、所定の湿度(H)よりも低い場合、前記内気混入路開閉手段(13)によって前記第3の開口部(9)を開き、
    前記湿度測定手段によって測定された車室内の湿度が、前記所定の湿度(H)よりも高い場合、前記内気混入路開閉手段(13)によって前記第3の開口部(9)を閉じるようにしており、
    前記循環路開閉手段(14)と、前記内気混入路開閉手段(13)とが共通のバタフライドア(32)であることを特徴とする車両用空調装置。
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