JP4325292B2 - グルーピング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、連続搬送される物品の前後の間隔を開けて中仕切りなどの板状部材を挿入した後、物品の間隔を狭めて板状部材とともに集積するグルーピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
連続的に搬送される物品の前後の間隔を一旦拡げて、その物品の間に中仕切りを挿入した後、再び前後の物品の間隔を縮めて、間に挟んだ中仕切りとともに前後に密着させて集積するグルーピング装置はすでに知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記特許文献1に記載された「物品間への薄板状部材の挿入装置」は、搬送方向に2列、横方向に5列の状態でグルーピングされた物品を搬送する搬送コンベヤと、この搬送コンベヤの下方に設けた両側一対の無端状チェーン間に掛け渡した連結部材に取り付けた制動部材とを備えており、前記無端状チェーンを搬送コンベヤよりも低速で走行するように速度を設定してある。
【0004】
さらに、前記連結部材の後方に、連結部材と平行して回転軸を軸支し、この回転軸にアームを介して第2の連結部材を設け、この第2連結部材に離隔部材を取り付けている。
【0005】
前記従来の「物品間への薄板状部材の挿入装置」は、制動部材を搬送コンベヤ上に突出させて、グルーピングされた前後2列の物品全体に制動をかけた状態で、離隔部材を前後2列の物品間に突出させて円弧運動をさせることにより、2列目の物品を1列目の物品に対して相対的に押し戻してこれら前後2列の物品間に間隙を形成する。その後、供給手段によって前記間隙に薄板状部材を挿入する。この状態から離隔部材を搬送コンベヤの下方に退没させると、1列目の物品は制動部材により制動されているのに対し、2列目の物品は搬送コンベヤの速度で前進し、1列目の物品に接近して集合される。
【0006】
【特許文献1】
特公平6−43210号公報(第2−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成では、前後2列の物品のグルーピングは可能であるが、3列以上の容器に中仕切り等の板状部材を挿入する必要がある場合には対応できないという問題があった。
【0008】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、前後に3列以上の複数列集合されている物品の間に中仕切り等の薄い板状部材を挿入し、その後、グルーピングすることが可能なグルーピング装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るグルーピング装置は、物品を連続搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段によって搬送される物品に係合して搬送方向前後の間隔を開ける拡開手段と、間隔が開けられた各物品の前面に係合する係合部材を有し、前記第1搬送手段よりも低速で移動する第2搬送手段と、この第2搬送手段によって間隔を開けられた状態で搬送されている前後の物品の間に板状部材を挿入する板状部材挿入手段と、前記係合部材を物品と係合する位置としない位置とに移動させる係合部材の移動手段とを備えており、特に、前記係合部材を前後の間隔が物品の前後の長さよりも大きくなるように複数設け、前後に間隔を開けられた物品の間に板状部材を挿入した後、グルーピングされる前後3列以上の物品にそれぞれ係合している係合部材を後方側から順に係合を解除して前方の物品に追い付かせることを特徴とするものである。
【0010】
この発明に係るグルーピング装置は、第1搬送手段によって連続的に搬送されている物品を、拡開手段で前後の間隔を拡げた後、第1搬送手段よりも低速で走行する第2搬送手段の係合部材を各物品の前面に係合させて、制動をかけながら搬送する。搬送している間に板状部材挿入手段を介して、前後の物品間に板状部材を挿入し、その後、前後に複数列それぞれ間隔を隔てて搬送されている物品を、後方側の物品から順に係合部材の係合を解除し、前方の物品に追い付かせることにより、前後複数列の物品をそれぞれの間に板状部材を挟んだ状態でグルーピングする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るグルーピング装置の全体の構成を示す側面図、図2はその横断面図である。このグルーピング装置(全体として符号1で示す)は、搬送コンベヤ2によって連続的に多数の物品(この実施の形態では容器4)を搬送し、所定個数ずつグルーピングするとともに、各グループの前後の容器4間にそれぞれ板状部材(中仕切り6)を挿入する。
【0012】
搬送コンベヤ2は、上流側から多数の容器4を連続的に搬送する(図1の矢印A参照)。この搬送コンベヤ2は、平行して6列配置されたトップチェーンコンベヤ2A、2B、2C、2D、2E、2Fからなっており、容器4を6列で搬送する。6列のトップチェーンコンベヤ2A〜2Fの各搬送面の両側にそれぞれ、搬送される容器4の下部側面を案内するガイドレール8が配置されており、これらガイドレール8間を容器4が搬送される。
【0013】
前記搬送コンベヤ2の上流部(図1の右側)の下方に、搬送コンベヤ2上を前後に密着した状態で連続的に搬送されてくる容器2の、前後の間隔を開ける拡開手段(ロータリホイール)10が設けられている。このロータリホイール10は、搬送コンベヤ2の走行方向と直交する方向の水平軸12を中心に回転する回転体14の外周部に、円周方向等間隔で複数のストッパピン16を有しており、搬送コンベヤ2によって搬送されている容器4に係合して、前後の容器4を一定の間隔に切り離す。なお、各ストッパピン16は、容器4に係合している間は直立した状態を維持するように、カム18によってその姿勢を規制されている。
【0014】
搬送コンベヤ2の下方の、前記ロータリホイール10よりも下流側に、グルーピングコンベヤ20が配置されている。このグルーピングコンベヤ20は、上流部と下流部の左右両側にそれぞれ配置されたスプロケット22、24と、これら両側のスプロケット22、24間にそれぞれ掛け回されて循環走行する左右一対のチェーン26、28と、これら両側チェーン26、28間に所定間隔で取り付けられた多数の支持プレート30と、これら各支持プレート30にそれぞれ昇降可能に支持されたフレーム32と、各昇降フレーム32にそれぞれ取り付けられた複数の係合部材34とを備えている。このグルーピングコンベヤ20は、後に説明するように容器4のグルーピングを行うために、前記搬送コンベヤ2よりも低速で運転されるようになっている。
【0015】
各昇降フレーム32に取り付けられている係合部材34は、搬送コンベヤ2によって搬送されている容器4の前面の両側に係合するように、6列の各トップチェーンコンベヤ2A〜2Fの両側に位置するように取り付けられている。従って、この実施の形態では、各昇降フレーム32にそれぞれ7個の係合部材34が取り付けられている。なお、各昇降フレーム32および係合部材34は、後に説明するカムによって昇降するようになっており、上昇した際に前記ガイドレール8に干渉しないように、係合部材34の中央部に縦方向の切欠き34aが設けられている。
【0016】
一対のチェーン26、28に所定の間隔で設けられている前記支持プレート30および昇降フレーム32は、前後の間隔が、容器4の前後の長さ(例えば円形の容器4の場合にはその直径)よりも大きくなっており、各昇降フレーム32に取り付けられた係合部材34が容器4に係合している状態では、前後の容器4間に間隙が形成される。
【0017】
前記昇降フレーム32は、下面(係合部材34が取り付けられている面と逆の面)に固定した一対のロッド36が、支持プレート30に取り付けたガイド筒38内を昇降するようになっており、支持プレート30の下方にチェーン26、28の走行方向に向けて設置されているカム40(40A、40B、40C、40D、40E)によって昇降する。なお、この実施の形態では、搬送コンベヤ2が6列のトップチェーンコンベヤ2A〜2Fを備えており、容器4は6列で搬送される。また、6列の容器4が前後に5本ずつグルーピングされるようになっており、係合部材34が取り付けられた昇降フレーム32は5本ずつが一組として昇降動作をする。
【0018】
一組となる5本の昇降フレーム32(32A、32B、32C、32D、32E)は、それぞれ別のカム40(40A、40B、40C、40D、40E)によって昇降するようになっており、5本の昇降フレーム32のうちの先頭のフレーム32Aの下面に取り付けられたカムフォロア42Aが、下方に設置された第1カム40Aに係合することによって昇降し、第2番目のフレーム32Bに取り付けられたカムフォロア42Bが第2カム40Bに係合して昇降する。以下、同様に第3番目のフレーム32Cのカムフォロア42Cが第3カム40Cにより、第4番目のフレーム32Dのカムフォロア42Dが第4カム40Dにより、そして、第5番目のフレーム32Eのカムフォロア42Eが第5カム40Eによりそれぞれ昇降される。
【0019】
第1カム40A〜第5カム40Eは、昇降フレーム32および係合部材34が上流側スプロケット22の周囲を回って上方に出た時点で係合部材34が容器4に係合するように、上流部ではカムフォロア42A〜42Eを上昇させる位置にあり、5本一組の昇降フレーム32が、先頭のフレーム32Aから順にスプロケット22の周囲を回転すると、係合部材34が搬送コンベヤ2上に突出して順次容器4に係合する。
【0020】
また、下流側スプロケット24の手前で、前記カム40(40A〜40E)により、5本一組の昇降フレーム32A〜32Eのうち最も後方側のフレーム32Eから順に下降させるようになっている。図3および図4に示すように、まず最初に5本の昇降フレーム32のうち最後尾のフレーム32Eが、第5カム40Eによって下降される。その後、第4カム40D、第3カム40C、第2カム40Bの順にフレーム32D〜32Bおよび係合部材34を下降させる。第1カム40Aは先頭のフレーム32Aを下降させず、係合部材34が下流側スプロケット24の周囲を回転して容器4との係合が外れるまで、先頭の容器4に係合して移動速度を規制している。なお、第1カム40Aにより先頭のフレーム32Aを下降させるようにしても良い。
【0021】
搬送コンベヤ2の上方に、中仕切り6を前後の容器4間に挿入する中仕切り挿入機構44が設けられている。この中仕切り挿入機構44は、前記グルーピングコンベヤ20の係合部材34が上昇している区間、つまり係合部材34が容器4の前面に係合して容器4の前後の間隔を開いた状態に維持している区間の上方に設けられている。
【0022】
中仕切り挿入機構44は、図5および図6に示すように、搬送コンベヤ2の両側の上流側と下流側にそれぞれ配置された垂直な軸46A、46B、48A、48Bと、これら各垂直軸46A、46B、48A、48Bの上端に取り付けられて水平面内で回転するスプロケット50A、50B、52A、52Bと、両側それぞれの上流側と下流側のスプロケット50A、50B、52A、52Bに掛け回された一対のチェーン54、56と、これら両側チェーン54、56にそれぞれ等間隔で取り付けられた複数のシュート58と、これらシュート58が前後の容器4間に中仕切り6を挿入する部分で、前記チェーン54、56を背後から支持するローラ60A、60B、62A、62Bとを備えている。
【0023】
前記上流側の2本の垂直軸46A、48Aは、図6に示すように、下端にかさ歯車64A、64Bが取り付けられており、搬送コンベヤ2の下方を横断する水平な回転軸66に逆方向を向けて固定されたかさ歯車68A、68Bに噛み合って互いに逆回転するようになっている。これら両垂直軸46A、46Bの逆回転によって、両側のチェーン54、56の互いに向かい合っている部分が同一方向(図5の矢印B参照)に走行する。
【0024】
前記各シュート58は、背後の直立した壁面58aと、この背後の壁面58aの前面両側に設けられ、下方へ向かって先細りになるテーパ状の側壁58b、58cとを有している。そして、これら両テーパ状の側壁58b、58cの前面側は開放している。前記形状のシュート58が、背後の壁面58aを前記チェーン54、56に取り付けられて等間隔で並んでいる。この実施の形態では、6列で搬送されている容器4を、前後に5本ずつグルーピングするようになっており、これら前後5本の容器4間にそれぞれ中仕切り6を挿入する。従って、シュート58は4個ずつ一組となり、各組のシュート58の間にシュート1個分の空間Cが設けられている。これら4個のシュート58は、グルーピングコンベヤ20の係合部材34に係合して搬送されている容器4の前後の間隔と同一の間隔を有している。
【0025】
前記グルーピングコンベヤ20とこの中仕切り挿入機構44とは同期運転されており、中仕切り6が挿入される容器4とシュート58とが等速で走行する。また、両側のチェーン54、56に取り付けられた各シュート58は、互いに向かい合う一対が同位置で前進するようになっており、これら一対のシュート58、58が一枚の中仕切り6を前後の容器4の間隙に投入する。
【0026】
シュート58は、両側の側壁58b、58cの上端58dが中仕切りの当接部になっており(図7参照)、以下に説明する中仕切り受け渡し機構からこの当接部58d上に中仕切り6が当接される。中仕切り6は、この実施の形態ではシュート58の進行方向前方側の当接部58d上に当接されるが、投入されるシュート58の内部側に重心をずらした状態で当接される。また、シュート58内に投入された中仕切り6は、両側の側壁58b、58cの間の通路を自重により落下していくので、確実に前後の容器4間に挿入されるように、シュート58の先端部(下端部)58eが容器4の上端よりも低い高さに位置している。
【0027】
前記中仕切り挿入機構44の上方には、多数の中仕切り6を積み重ねて収容したマガジン70(図7参照)が配置されており、このマガジン70から一枚ずつ中仕切り6を取り出し、中仕切り挿入機構44の各シュート58に受け渡す中仕切り受け渡し機構72が設けられている。マガジン70は、開口を斜め下方に向けて設置されており、その先端に設けた係合爪(図示を省略)によって収容された中仕切り6を保持している。このマガジン70の開口部の前方側に、中仕切り受け渡し機構72の中心軸74が水平に支持され、この中心軸74に2本の平行なロッド76、78の中央部が連結されている(図6参照)。これら両ロッド76、78の両端にそれぞれ吸盤80A、80B、82A、82Bが取り付けられている。
【0028】
これらの吸盤80A、80B、82A、82Bは、前記ロッド76,78および水平軸74等の内部に設けられたバキューム通路を介して真空源(図示せず)に接続されており、所定の位置でバキュームが作用して前記マガジン70内の中仕切り6を吸着し、また、所定の位置でバキュームが遮断されてこの中仕切り6を離すようになっている。なお、この実施の形態では、各吸盤80A、80B、82A、82Bは圧力エア源にも接続されており、中仕切り6を離す際に、バキュームを遮断するとともに圧力エアを吹き出して、保持していた中仕切り6を前記シュート58の当接部58dに受け渡すようになっている。これら各吸盤80A、80B、82A、82Bは蛇腹によって伸縮できるようになっており、バキュームが作用して中仕切り6を吸着しているときには収縮した状態であり、吸引を解除するとともに圧力エアを吹き出すと延びるようになっている。
【0029】
前記ロッド76、78が取り付けられている水平軸74は、回転ドラム83の外周寄りに偏芯して取り付けられており、この回転ドラム83が回転すると、ロッド76、78および吸盤80A、80B、82A、82Bが全体として回転ドラム83とともに回転(公転)する。また、前記回転ドラム83の内部には、図示しない遊星歯車機構が設けられており、回転ドラム83の回転に伴って、前記ロッド76、78が水平軸74を中心に回転(自転)するようになっている。前記両ロッド76、78の両端に取り付けられている各吸盤80A、80B、82A、82Bは、従来周知のように、回転ドラム83の回転による公転および自転の合成によって、図7中に二点鎖線Sで示す軌跡で移動する。
【0030】
中仕切り受け渡し機構72の吸盤80A、80B、82A、82Bが前記中仕切り挿入機構44の両側一対のシュート58に中仕切り6を受け渡す位置D(図7参照)の下方に、ガイド部材(姿勢安定ガイド)84が配置されている。この姿勢安定ガイド84は、中仕切り6の受け渡し位置Dよりも上流側から、受け渡し位置Dのやや下流側に亘って設けられている。この姿勢安定ガイド84は、シュート58上端の当接部58dに当接された中仕切り6がシュート58内に落下するときに、直接シュート58の下端の開口部58eを通り抜けてシュート58よりも下方に落ち込むと、横長の状態で落とし込むはずの中仕切り6が縦方向に落下してしまう場合等があるので、一旦この姿勢安定ガイド84によって受けて姿勢を安定させた後シュート58の下方に落下させるようになっている。
【0031】
以上の構成に係るグルーピング装置1の作動について説明する。容器4は上流側から供給され、搬送コンベヤ2により前後に密着した状態で連続的に搬送される。この実施の形態では、搬送コンベヤ2が6列のトップチェーンコンベヤ2A〜2Fを備えており、容器4は下部両側をガイドレール8に案内されて6列で搬送される。
【0032】
搬送コンベヤ2の上流部の下方には、容器4の前後の間隔を拡げる拡開手段としてのロータリホイール10が設けられており、前後に密着した状態で搬送されてきた容器4を離隔させる。ロータリホイール10は、円周方向等間隔でストッパピン16を備えており、これらストッパピン16が搬送コンベヤ2上に突出して容器4と係合し、容器4の前後の間隔を開ける。
【0033】
前後の間隔が一定の大きさに開かれた容器4がグルーピングコンベヤ20の位置に到達すると、上流側スプロケット22の周囲を回転してきた係合部材34が搬送コンベヤ2上に突出し、容器4の前面に係合する。係合部材34は、各トップチェーンコンベヤ2A〜2Fの両側に位置するように、各昇降フレーム32に7本ずつ取り付けられており、各容器4の前面両側に係合する。このグルーピングコンベヤ22は搬送コンベヤ2よりも低速で運転されており、搬送コンベヤ2の走行速度で前進していた容器4は、係合部材34に係合すると、この係合部材34の移動速度に規制され、搬送コンベヤ2上を搬送コンベヤ2とグルーピングコンベヤ20との速度差分だけ滑りながら前進する。
【0034】
グルーピングコンベヤ20の係合部材34の間隔に規制されて搬送される容器4が、中仕切り挿入機構44の位置に来ると、この挿入機構44の各シュート58が、両側チェーン54、56の背後に配置されたローラ60A、60B、62A、62Bに押されて前後の容器4の間に進入する(図1および図6参照)。シュート58の下端部58eは容器4の口部よりもやや下方に位置している。
【0035】
中仕切り挿入機構44の上方には、中仕切り受け渡し機構72が設けられており、上方のマガジン70から中仕切り6を一枚ずつ取り出す。図6の上方に位置する吸盤80B、82Bがマガジン70内の先頭の中仕切り6に接触すると、これら吸盤80B、82Bにバキュームが作用してその中仕切り6を吸着する。その後、ドラム83の回転によって、前記吸盤80B、82Bが前記移動軌跡Sに沿って受け渡し位置D(図7参照)に移動してくると、吸盤80B、82Bのバキュームが遮断されるとともに圧力エアが吹き出される。
【0036】
吸盤80B、82Bに保持されていた中仕切り6は、バキュームが遮断されて、投入される側のシュート58内に重心位置が来るように当接部58d上に当接される(図7参照)が、バキュームが遮断されるとともに、吸盤80B、82Bからは圧力エアが吹き出され、しかも、これら吸盤80B、82Bの蛇腹が延びるので、中仕切り6はシュート58の内部に押し込まれた状態になる。
【0037】
シュートの58当接部58d上に重心位置をずらして当接された中仕切り6は、重心が位置する側のシュート58内に押し込まれて落下する。中仕切り6の受け渡し位置Dには、このシュート58の下端部58eよりもやや低い位置に姿勢安定ガイド84が配置されており、当接部58dからシュート58内の通路に落下した中仕切り6は、一旦姿勢安定ガイド84に受け止められる。その後、容器4およびシュート58が前進し、シュート58の先端が姿勢安定ガイド84の下流端を通過すると、中仕切り6はシュート58内から容器4の間の間隙内に落下する。このように一旦姿勢安定ガイド84によって中仕切り6を受けて姿勢を安定させた後、前後の容器4間に挿入するので、中仕切り6の向きが変わったり姿勢が崩れることがない。
【0038】
前後の容器4間に落下した中仕切り6は、直接搬送コンベヤ2上に着地せず、ガイドレール8上に支持される。搬送コンベヤ2上は凹凸があるので、中仕切り6を搬送コンベヤ2の搬送面上を滑らせて移動させると傷付いてしまうおそれがあるが、ガイドレール8上を滑らせて移動させるので中仕切り6が傷付くおそれがない。
【0039】
前後に5本ずつグルーピングされる容器4の間に、それぞれ中仕切り6が挿入(つまり5本の容器4の間の4個所に挿入)された後、グルーピングコンベヤ20によってグルーピングを行う。このグルーピング工程は、図3に示すように、先ず、グルーピングされる前後5本の容器4(図3中に符号4A、4B、4C、4D、4Eで示す)のうち最後尾の容器4Eに係合している係合部材34および昇降フレーム32Eを、第5カム40Eにより下降させる。すると、前後5本の容器4A〜4Eのうち前方の4本4A、4B、4C、4Dは、それぞれ係合部材34に係合しているので、グルーピングコンベヤ20の走行速度に規制されて等間隔で前進しているが、最後尾の容器4Eは、係合部材34の係合が外れるとグルーピングコンベヤ20の走行速度よりも速い速度で走行している搬送コンベヤ2によって搬送されるので、前方の第4番目の容器4Dに追い付いて、これら4番目と5番目の容器4D、4E間に挿入されていた中仕切り6を挟んで前後に密着する。
【0040】
続いて、第4番目の昇降フレーム32Dに取り付けられている係合部材34を第4カム40Dによって下降させる。すると、第4番目の容器4Dと第5番目の容器4Eが一体として前方の第3番目の容器4Cに追い付き中仕切り6を挟んで密着する。同様にして第3番目の昇降フレーム32Cに取り付けられている係合部材34を第3カム40Cにより下降させて、第3番目から第5番目までの容器4C、4D、4Eを第2番目の容器4Bに追い付かせ、さらに、第2番目の昇降フレーム32Bに取り付けられている係合部材34を第2カム40Bにより下降させて、第2番目から第5番目までの容器4B、4C、4D、4Eを先頭の容器4Aに追い付かせて前後5本の容器4A、4B、4C、4D、4Eを、それぞれ中仕切り6を挟んでグルーピングする。このようにこの実施の形態に係るグルーピング装置では、前後3列以上の容器4の間に間隙を開けてそれぞれ中仕切り6を挿入した後、これら中仕切り6を挟んで、容器4を再び前後に密着させてグルーピングすることができる。
【0041】
前後5本の容器4A、4B、4C、4D、4Eがそれぞれ間に中仕切り6を挟んだ状態でグルーピングされた後、先頭の容器4Aに係合していた係合部材34が下流側のスプロケット24の位置に到達して、スプロケット24の周囲を回転し始めると、先頭の容器4Aとの係合が外れて、6列で搬送されている前後5本の容器4(4A、4B、4C、4D、4E)がグルーピングされた状態で、搬送コンベヤ2の搬送速度で搬送されて次の工程に送られる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るグルーピング装置によれば、物品を連続搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段によって搬送される物品に係合して搬送方向前後の間隔を開ける拡開手段と、間隔が開けられた各物品の前面に係合する係合部材を有し、前記第1搬送手段よりも低速で移動する第2搬送手段と、この第2搬送手段によって間隔を開けられた状態で搬送されている前後の物品の間に板状部材を挿入する板状部材挿入手段と、前記係合部材を物品と係合する位置としない位置とに移動させる係合部材の移動手段とを備え、前記係合部材を前後の間隔が物品の前後の長さよりも大きくなるように複数設け、前後に間隔を開けられた物品の間に板状部材を挿入した後、グルーピングされる前後3列以上の物品にそれぞれ係合している係合部材を後方側から順に係合を解除して前方の物品に追い付かせるようにしたことにより、前後3列以上の容器のそれぞれの間に板状部材を挿入してグルーピングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るグルーピング装置の全体の構成を示す側面図である。
【図2】前記グルーピング装置の横断面図である。
【図3】容器とその間の中仕切りがグルーピングされる状態を示す側面図である。
【図4】容器に係合する係合ピンを下降させるカムを示す側面図である。
【図5】中仕切り挿入機構を示す平面図である。
【図6】中仕切り挿入機構および中仕切り受け渡し機構を示す横断面図である。
【図7】中仕切り受け渡し機構による中仕切りの受け渡し工程を示す側面図である。
【符号の説明】
2 第1搬送手段(搬送コンベヤ)
4 物品(容器)
6 板状部材(中仕切り)
10 拡開手段(ロータリホイール)
20 第2搬送手段(グルーピングコンベヤ)
34 係合部材
40 移動手段(カム)
44 中仕切り挿入機構

Claims (1)

  1. 物品を連続搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段によって搬送される物品に係合して搬送方向前後の間隔を開ける拡開手段と、間隔が開けられた各物品の前面に係合する係合部材を有し、前記第1搬送手段よりも低速で移動する第2搬送手段と、この第2搬送手段によって間隔を開けられた状態で搬送されている前後の物品の間に板状部材を挿入する板状部材挿入手段と、前記係合部材を物品と係合する位置としない位置とに移動させる係合部材の移動手段とを備え、
    前記係合部材を前後の間隔が物品の前後の長さよりも大きくなるように複数設け、前後に間隔を開けられた物品の間に板状部材を挿入した後、グルーピングされる前後3列以上の物品にそれぞれ係合している係合部材を後方側から順に係合を解除して前方の物品に追い付かせることを特徴とするグルーピング装置。
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