JP2505079B2 - 物品の荷揃え方法 - Google Patents

物品の荷揃え方法

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JP2505079B2 JP23708591A JP23708591A JP2505079B2 JP 2505079 B2 JP2505079 B2 JP 2505079B2 JP 23708591 A JP23708591 A JP 23708591A JP 23708591 A JP23708591 A JP 23708591A JP 2505079 B2 JP2505079 B2 JP 2505079B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、品種別に容器に収納さ
れて供給された複数品種の物品を、所望の数量ずつ荷揃
えする物品の荷揃え方法に関するものであり、特に同一
品種の物品ばかりを荷揃えする場合、異なる品種の物品
ばかりを荷揃えする場合、或いはある品種の物品を複数
個ずつと他の品種の物品を1個ずつ荷揃えする場合等の
何れであっても、高速且つ略同一の能力で荷揃えするこ
とのできる物品の荷揃え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品の荷揃え方法に関する従来の技術と
しては、特公昭51−32035号公報に記載のもの等
が知られている。
【0003】上記公報に記載されている従来の技術につ
いて説明すると、特公昭51−32035号公報には、
一定の間隔をもって縦割ブロックに分割された複数段の
保管ラックに荷を保管し、該荷の搬送時ブロック内で荷
が上下に重ならないよう各ブロック毎に一個の荷を保管
ラックの各段前側に設けた搬送コンベヤ上に順次載せ、
次いで該搬送コンベヤ上より、該搬送コンベヤの輸送速
度に該搬送コンベヤの輸送方向の速度成分を等しくさせ
た速度を持つ合流コンベヤ上に移送し、該合流コンベヤ
により荷を連続的に搬出するコンベヤシステムにおける
荷物輸送方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術は以下のような課題を有していた。
【0005】即ち、特公昭51−32035号公報に記
載されているコンベヤシステムにおける荷物輸送方法
は、保管ラック(流動棚)のそれぞれのグラビテイコン
ベヤ(物品収納部)毎に異なった荷(物品)が保管(収
納)されているため、同一品種の複数個の物品を略同時
に取り出すことができず、同一品種の物品ばかりを荷揃
えする場合の荷揃え能力は物品を物品収納部から搬送コ
ンベヤへ取り出す能力によって制限され、高速で荷揃え
することはできない。
【0006】従って、本発明の目的は、複数個の物品収
納部に同一品種の物品を収納し、必要に応じて同一品種
の物品を複数個の物品収納部から略同時に取り出すこと
によって、同一品種の物品ばかりを荷揃えする場合も含
めて複数品種の物品を所望の数量ずつ高速で荷揃えする
ことのできる物品の荷揃え方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一品種の複
数個の物品が収納されている容器から物品を取り出し、
取り出た同一品種の物品を載置し出庫間口に搬送する
支流ラインを多段多列に複数配置し、各段で列を構成す
る複数の支流ラインの出庫間口側に各支流ラインから取
り出される物品を受けるように本流ラインを各段毎に1
本ずつ設け、各段毎に設けられた本流ラインで搬送され
る物品を搬送方向下流側に配置された荷揃え容器に所望
の品種を所望の個数ずつ収納する物品の荷揃え方法にお
いて、上記複数の支流ラインは各支流ライン間で同一品
種または複数の異品種の物品が載置されており、各段毎
の本流ラインは搬送方向下流側にしたがって集束されて
おり、上記各支流ラインの出庫間口側先端部にはそれぞ
れ物品取り出し装置を設け、所望の品種の物品を取り出
すべく該当する物品取り出し装置に対して各列毎の支流
ラインの出庫間口の位置に応じたタイミング信号に基づ
く物品取り出し指令を出力し、各段毎の本流ライン上に
て同一の荷揃え容器に投入可能な物品のグループを形成
し、各段毎の本流ラインに搬送された上記物品のグルー
プを揃った状態で同一の荷揃え容器に収納することを特
徴とする物品の荷揃え方法を提供することによって上記
の目的を達成したものである。
【0008】尚、各段の本流ライン上に所定間隔毎に連
続して割り付けられた仮想空間を設け、設けられた仮想
空間に各本流ライン上に取り出された物品を1個単位で
載置可能とし、複数の本流ラインに連続した物品のグル
ープを複数形成し、それぞれの物品のグループが揃った
状態で同一の荷揃え容器に収納されることが好ましい。
【0009】また、同一品種の物品が、同一列に位置す
る複数段の支流ラインに収納されていることが好まし
い。
【0010】
【作用】本発明の物品の荷揃え方法は、同一品種の複数
個の物品が収納されている容器から物品を取り出し、取
り出た同一品種の物品を複数個の支流ラインに収納
ことによって、同一品種の物品ばかりを荷揃えする場
合も含めて複数品種の物品を所望の数量ずつ高速で荷揃
えすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の物品の荷揃え方法をその実施
に好適な物品の荷揃え設備の実施例と共に説明する。
【0012】図1は物品の荷揃え設備の一実施例を示す
斜視図で、この図面において、(1000)は本発明の
容器としての段ボール箱等の箱体(B)の左右の側面部
(P3)の上側外フラップ(F1)を内フラップ(F
3)から剥離する箱体の開梱装置、(2000)は箱体
(B)の左右の側面部(P3)の下側外フラップ(F
2)を内フラップ(F3)から剥離する箱体の開梱装
置、(3000)は上側外フラップ(F1)と下側外フ
ラップ(F2)とが内フラップ(F3)から剥離された
箱体(B)の搬送方向を転換するプッシャーであり、剥
離され自由状態になっている上側外フラップ(F1)と
下側外フラップ(F2)とが再び内フラップ(F3)に
ロックされないようになしてある。また、(4000)
は内フラップ(F3)から剥離された一対の側面部(P
3)のうちの一方(進行方向の前側)の上側外フラップ
(F1)と下側外フラップ(F2)とを開放するフラッ
プ開放装置、(5000)は箱体(B)に収納されてい
る物品(G)をプッシャー(5004)によって水平方
向に押し出して取り出す物品の取り出し装置、(600
0)は揺動コンベア(6031)を走行台車(603
4)に搭載してなる物品の供給装置であり、物品の取り
出し装置(5000)によって箱体(B)から取り出さ
れた物品(G)を物品保管荷揃え装置(7000)の複
数列複数段に配設されている物品収納部に供給するよう
になしてある。また、(7000)は本発明の物品収納
部としてのグラビティローラコンベア(7001)を複
数列複数段に配設してなる流動棚(7004)を備える
物品保管荷揃え装置であり、流動棚(7004)に入庫
された物品(G)は自重によって入庫間口側から出庫間
口側まで移動するようになしてある。また、(800
0)は物品保管荷揃え装置(7000)によって連続的
に荷揃えされた物品(G)を移動中の荷揃え容器(C)
に投入する物品の投入装置である。而して、本実施例の
物品の荷揃え方法は、物品の取り出し装置(5000)
によって同一品種の複数個の物品(G)が収納されてい
る箱体(B)から物品(G)を取り出し、取り出された
同一品種の物品(G)を物品保管荷揃え装置(700
0)の流動棚(7004)の同一列に位置する複数段の
グラビティローラコンベア(7001)に収納し、複数
段のグラビティローラコンベア(7001)に収納され
た同一品種の物品(G)を略同時に取り出して物品
(G)を荷揃えし、物品の投入装置(8000)によっ
て荷揃えされた物品(G)を荷揃え容器(C)投入する
ようになしてある。
【0013】上記実施例における各部について説明する
と、図2は図1に示す箱体の開梱装置(1000)の板
状体昇降装置(1008)と検出具昇降装置(100
9)等の斜視図、図3は図2に示す板状体昇降装置(1
008)に搭載される板状体移動装置(1005)等の
斜視図、図4は図2と図3とに示す箱体の開梱装置(1
000)の開梱の動作手順の説明図であり、(100
1)は天面部(P1)から底面部(P2)方向に延設さ
れる上側外フラップ(F1)と底面部(P2)から天面
部(P1)方向に延設される下側外フラップ(F2)と
が中央で突き合わされ、内フラップ(F3)に糊付けさ
れて側面部(P3)が形成されている箱体(B)を上方
から押圧して保持する箱体保持装置、(1002)は上
側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F2)との突
き合わせ部の隙間から上方に挿入され、内フラップ(F
3)と上側外フラップ(F1)との間を左右方向に移動
し、上側外フラップ(F1)を内フラップ(F3)から
剥離する板状体(へら)で、ローラコンベア(900
1)を挟んで両側に一対ずつ設けられている。また、
(1003)はへら(1002)が上側外フラップ(F
1)と内フラップ(F3)との間を通過するように、へ
ら(1002)を左右方向に移動する左右移動装置で、
ローラコンベア(9001)を挟んで両側に1台ずつ設
けられている。また、(1004)はへら(1002)
を上下方向に移動する上下移動装置で、ローラコンベア
(9001)を挟んで両側に一対ずつ設けられている。
また、(1005)は板状体昇降装置(1008)に搭
載される板状体移動装置(前後移動装置)で、吸着具
(1058)を備え、へら(1002)を前後方向に移
動するようにローラコンベア(9001)を挟んで両側
に一台ずつの前後移動台(1051)が設けられてい
る。また、(1006)はへら(1002)を揺動する
揺動装置でローラコンベア(9001)を挟んで両側に
一対ずつ設けられている。また、(1008)はへら
(1002)を昇降する板状体昇降装置、(1009)
は箱体(B)の天面部(P1)を検出する検出具(10
91)を昇降する検出具昇降装置であり、板状体昇降装
置(1008)と検出具昇降装置(1009)とが、同
一の駆動装置(1081)によって駆動される移動用ね
じ(1082)、(1092)を備えており、検出具昇
降装置(1009)の移動用ねじ(1092)のピッチ
が板状体昇降装置(1008)の移動用ねじ(108
2)のピッチの2倍で構成されている。
【0014】而して、箱体(B)がストッパ(900
2)によって間隔を空けてローラコンベア(9001)
上を搬送され、ストッパ(9003)によって停止する
と、検出具(1091)によって検出される天面部(P
1)の位置に基づいて上側外フラップ(F1)と下側外
フラップ(F2)との突き合わせ部の位置を検出し、へ
ら(1002)を前後方向に移動するエアーシリンダ
(1053)を側面部(P3)の位置に応じて停止し、
下側外フラップ(F2)をへら(1002)で押圧する
と共に、吸着具(1058)が上側外フラップ(F1)
を吸引する(図4(a)参照)ことによって形成される
上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F2)との
突き合わせ部の隙間からへら(1002)を上側外フラ
ップ(F1)に沿って挿入した後、へら(1002)を
上側外フラップ(F1)に沿ってそれぞれ内フラップ
(F3)方向に移動する(図4(b)参照)ことによ
り、上側外フラップ(F1)を内フラップ(F3)から
剥離する(図4(c)参照)ようになしてある。上側外
フラップ(F1)が内フラップ(F3)から剥離される
と、ストッパ(9003)が下がり、箱体(B)はロー
ラコンベア(9001)によって下側外フラップ(F
2)を内フラップ(F3)から剥離する箱体の開梱装置
(2000)に送られる。
【0015】尚、箱体の開梱装置(2000)は、大
略、上述の箱体の開梱装置(1000)のへら(100
2)を下向きに取り付けてなる装置で、箱体の開梱装置
(1000)による上側外フラップ(F1)の剥離動作
と同様にして下側外フラップ(F2)を内フラップ(F
3)から剥離するようになしてあり、箱体の開梱装置
(1000)、(2000)によって箱体(B)の左右
の側面部(P3)を開梱するようになしてある。
【0016】また、図5は図1に示すプッシャー(30
00)の斜視図、図6は図5に示すプッシャー(300
0)によって箱体(B)が押される状態を説明するため
の説明図であり、(3001)は上側外フラップ(F
1)と下側外フラップ(F2)とが内フラップ(F3)
から剥離されて自由状態になっている箱体(B)の側面
部(P3)を押す押し板、(9004)は押し板(30
01)によって押された方向に箱体(B)を搬送するロ
ーラコンベア、(3003)は押し板(3001)に取
り付けられ押し板(3001)と連動して移動する吸着
具で、自由状態の上側外フラップ(F1)と下側外フラ
ップ(F2)とを吸着具(3003)で吸着した状態で
箱体(B)を押し板(3001)でローラコンベア(9
001)と直交する方向に押し、ローラコンベア(90
04)によって箱体(B)を押し板(3001)と吸着
具(3003)とから引き離すようになしてある。尚、
図6において2点鎖線で示す如く、押し板(3001)
は自由状態の上側外フラップ(F1)と下側外フラップ
(F2)とを押しつぶすようにして箱体(B)をローラ
コンベア(9004)方向に押すため、自由状態の上側
外フラップ(F1)或いは下側外フラップ(F2)が内
フラップ(F3)とロックされてしまうことがあるが、
押し板(3001)が上側外フラップ(F1)と下側外
フラップ(F2)とを押すときに、吸着パッド(303
1)で上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F
2)とを吸着するようになしてあるので、ローラコンベ
ア(9004)によって箱体(B)が押し板(300
1)から引き離されるときに、吸着パッド(3031)
によって上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F
2)とが引きつけられてロック状態が解除されるように
なしてある。
【0017】また、図7は箱体(B)の搬出方向が図1
に示すフラップ開放装置(4000)と反対方向である
が、その他の点は図1に示すフラップ開放装置(400
0)と略同一のフラップ開放装置の斜視図、図8〜図1
0は図7に示すフラップ開放装置による上側外フラップ
(F1)と下側外フラップ(F2)の開放手順の説明図
であり、(4001)は箱体(B)を保持する箱体押さ
え装置、(4002)は上側外フラップ(F1)と下側
外フラップ(F2)とで形成される側面部(P3)に沿
って移動する板状体(フラップ開放板)、(4003)
はフラップ開放板(4002)を移動する板状体移動装
置、(4004)は開放された下側外フラップ(F2)
を保持する保持具(ストッパ)であり、フラップ開放板
(4002)にはエアーノズル(図示省略)が備えられ
ている。
【0018】而して、プッシャー(3000)によって
搬送方向を直交する方向に転換された箱体(B)は、一
方の側面部(P3)を前側にしてローラコンベア(90
04)によって搬入されストッパ(4005)によって
上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F2)とが
内フラップ(F3)と密着するように押圧されて停止し
(図8参照)、吸着パッド(4006)によって下側外
フラップ(F2)が外側に少しだけ開いた状態となり、
フラップ開放板(4002)を側面部(P3)に沿って
下降することによって下側外フラップ(F2)を開放
し、開放された下側外フラップ(F2)をストッパ(4
004)で保持した(図9参照)後、フラップ開放板
(4002)を側面部(P3)に沿って上昇することに
よって上側外フラップ(F1)を開放する(図10参
照)ようになしてある。開放された下側外フラップ(F
2)がストッパ(4004)で押圧され、開放された上
側外フラップ(F1)がフラップ開放板(4002)で
規制された状態において、プッシャー(4007)が作
動して上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F
2)とをフラップガイド(4009)で規制することに
よって、上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F
2)とが開放された状態で箱体(B)がローラコンベア
(9005)によって搬出される。
【0019】また、図11は図1に示す物品の取り出し
装置(5000)の斜視図、図12は図11に示す物品
の取り出し装置(5000)のプッシャー(5004)
の要部斜視図、図13は図1に示すフラップ開放装置
(4000)によって一方の(左)側面部(P3)を形
成する上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F
2)とが開放された箱体(B)の斜視図で、この状態の
箱体(B)が物品の取り出し装置(5000)に搬入さ
れる。また、図14は図11に示す物品の取り出し装置
(5000)によって他方の(右)側面部(P3)を形
成している上側外フラップ(F1)と下側外フラップ
(F2)とを開放する手順の説明図であり、(500
1)は箱体(B)を保持する箱体押さえ装置、(500
2)は右側面部(P3)に沿って昇降するフラップ開放
板、(5003)は開放された下側外フラップ(F2)
の戻りを規制する押さえ棒、(5004)は箱体(B)
に収納されている図外の物品(G)を押し出すプッシャ
ーであり、プッシャー(5004)の押し板(504
1)の両端部(5411)は柱面状に形成されて中央部
(5412)より後方に位置している。また、(500
5)は箱体(B)の幅寸法(W)に応じてフラップ開放
板(5002)等を位置決めする幅方向位置決め装置、
(5006)は箱体(B)の長さ寸法(L)に応じて箱
体(B)をセンタリングする長手方向センタリング装
置、(5007)は空になった箱体(B)を排出する空
箱排出装置である。
【0020】而して、箱体(B)は、進行方向に対して
左側面部(P3)、即ち物品(G)が取り出される面の
上側外フラップ(F1)と下側外フラップ(F2)とが
開放され、左右の内フラップ(F3)は開放されてない
状態でローラコンベア(9005)上を搬送され、スト
ッパ(9006)によって停止する。尚、このとき進行
方向に対して右側面部(P3)、即ち物品(G)を押し
込む面の上側外フラップ(F1)、下側外フラップ(F
2)及び左右の内フラップ(F3)は未だ開放されてな
い。ストッパ(9006)の位置に箱体(B)が到着す
ると、箱体(B)の幅寸法(W)に応じて前後移動台
(5051)が前進し、フラップ開放板(5002)が
右側面部(P3)を形成している上側外フラップ(F
1)に接するように位置決めされて停止し(図14参
照)、フラップ開放装置(4000)による左側面部
(P3)を形成する上側外フラップ(F1)と下側外フ
ラップ(F2)との開放動作と略同様にして右側面部
(P3)を形成する上側外フラップ(F1)と下側外フ
ラップ(F2)とを開放し、上側外フラップ(F1)と
下側外フラップ(F2)とが開放された右側面部(P
3)からプッシャー(5004)の押し板(5041)
を内側に挿入することによって、左右の内フラップ(F
3)を箱体(B)の内側に押し込みながら箱体(B)に
収納されている物品(G)を取り出すようになしてあ
る。このとき、押し板(5041)を右側面部(P3)
から箱体(B)の内側に挿入することによって、左右の
内フラップ(F3)が箱体(B)の内側に押し込まれて
しまうが、押し板(5041)の両端部(5411)が
小さい半径の柱面に形成されて中央部(5412)より
後方に位置するようになしてあるので、箱体(B)の内
側に押し込まれた左右の内フラップ(F3)によって箱
体(B)に収納されている物品(G)が挟まれることな
く、スムースに取り出されると共に、左側面部(P3)
の左右の内フラップ(F3)は押し出される物品(G)
によって外側に開放される。尚、箱体(B)の側面部
(P3)の大きさによっては必要に応じて、押し板(5
041)の上部に折り畳めるように取り付けられた補助
押し板(5042)、或いは押し板(5041)の左右
部に折り畳めるように取り付けられた補助押し板(50
43)が、図12において2点鎖線で示される如く、押
し板(5041)の略延長面上に位置するように開かれ
るようになしてある。
【0021】また、図15は図1に示す物品の供給装置
(6000)の垂下体(6312)を省略した斜視図、
図16は図15に示す物品の供給装置(6000)の概
略平面図、図17は図15に示す揺動(スイング)コン
ベア(6031)の要部斜視図であり、(6001)は
走行体(6003)に搭載された物品の取り込み装置
で、取り込みラム(6011)、取り込みラム(601
1)によって物品(G)が取り込まれた方向に物品
(G)を搬送する駆動ベルトコンベア(6012)等を
備えている。また、(6003)は物品保管荷揃え装置
(7000)を構成する複数列複数段に配設されている
グラビティローラコンベア(7001)の入庫間口に沿
って走行する走行体で、上記入庫間口に沿って配設され
たレール(6033)に支持されて走行する走行台車
(6034)、ベルトの表面に複数個の桟(6311)
を備えると共に下端部が物品(G)の上面が通過する高
さより下方の位置まで垂れ下がる暖簾状の垂下体(63
12)を備えるスイングコンベア(6031)、入庫送
り出しラム(6321)を具備する入庫装置(603
2)、入庫装置(6032)を昇降する昇降装置(60
35)、駆動ベルトコンベア(6012)上の物品
(G)をスイングコンベア(6031)上に送り出す送
り出しラム(6036)等で構成され、スイングコンベ
ア(6031)、入庫装置(6032)、昇降装置(6
035)、送り出しラム(6036)は走行台車(60
34)に搭載されており、駆動ベルトコンベア(601
2)に取り込まれた物品(G)は送り出しラム(603
6)、スイングコンベア(6031)等を経て、走行台
車(6034)の走行と昇降装置(6035)の昇降と
によって所定のグラビティローラコンベア(7001)
に対応する位置に移動した入庫装置(6032)まで搬
送される。また、(6004)は走行体(6003)の
走行路の外側に配設された搬送コンベアであり、物品保
管荷揃え装置(7000)を構成する流動棚(700
4)の入庫間口の中央段の間口近傍の高さで略水平に配
設されている。
【0022】而して、物品の取り出し装置(5000)
によって同一品種の50個の物品(G)が5段に収納さ
れている箱体(B)から取り出された物品(G)は、段
ばらし装置(9007)によって1段ずつに段がばらさ
れて10個を1組とした5組に分離されて物品の供給装
置(6000)の搬送コンベア(6004)上に供給さ
れるので、物品の供給装置(6000)は10個ずつの
5組の物品(G)を1組ずつ纏めて同一列に位置する5
段のグラビティローラコンベア(7001)にそれぞれ
供給するようになしてある。即ち、走行台車(603
4)の走行によって入庫装置(6032)を所定のグラ
ビティローラコンベア(7001)の入庫間口に対応す
る列に移動する。このとき、入庫装置(6032)の列
方向の移動に連動して、取り込みラム(6011)が搬
送コンベア(6004)に沿って移動し位置決めされ
る。また、昇降装置(6035)の昇降によって入庫装
置(6032)を所定のグラビティローラコンベア(7
001)の入庫間口に対応する段に移動して、取り込み
ラム(6011)による物品(G)の取り込みを待機す
る。物品(G)が搬送コンベア(6004)によって取
り込みラム(6011)の下方まで搬送されると、取り
込みラム(6011)が作動し、物品(G)が10個ず
つ取り込みラム(6011)と駆動ベルトコンベア(6
012)とによって駆動ベルトコンベア(6012)上
に取り込まれ、送り出しラム(6036)の下方まで搬
送される。物品(G)が送り出しラム(6036)の下
方まで搬送された状態において、昇降台(6351)の
昇降に従って揺動されたスイングコンベア(6031)
の桟(6311)が所定の位置を通過したことを検出す
ると、送り出しラム(6036)が作動し、10個の物
品(G)が纏めてスイングコンベア(6031)の桟
(6311)と次の桟(6311)との間に移載され、
入庫送り出しラム(6321)の下方まで搬送され、一
定時間後に入庫送り出しラム(6321)が作動し、1
0個の物品(G)が所定のグラビティローラコンベア
(7001)の入庫間口に供給される。そして、次の1
0個の物品(G)は昇降装置(6035)の昇降によっ
て入庫装置(6032)をその上または下の段のグラビ
ティローラコンベア(7001)の入庫間口に移動し
て、ある箱体(B)から取り出された同一品種の50個
の物品(G)を10個ずつ同一列に位置する5段のグラ
ビティローラコンベア(7001)に収納するようにな
してある。
【0023】また、図18はグラビティローラコンベア
(7001)の列数と荷揃えコンベア(7002)の配
置とが図1に示す物品保管荷揃え装置(7000)と異
なるが、その他の点は図1に示す物品保管荷揃え装置
(7000)と略同一の物品保管荷揃え装置の斜視図、
図19は図18に示すグラビティローラコンベア(70
01)の先端部の拡大斜視図であり、(7001)は先
端側を低く傾斜させたグラビティローラコンベア(支流
ライン)で、荷揃えコンベア(7002)に沿った方向
に複数列(図1においては10列、図18においては5
列、図20においては26列)、上下方向に5段配設さ
れて流動棚(7004)が形成されており、それぞれの
支流ライン(7001)の先端部には、物品取り出し装
置(7003)が配設されている。また、(7002)
は同一段の物品取り出し装置(7003)を繋ぐように
配設された荷揃えコンベア(本流ライン)で、上下方向
に5段設けられている。
【0024】而して、支流ライン(7001)は、複数
個のローラ(7011)を備える一対のレールフレーム
(7012)を傾斜状に配設したもので、支流ライン
(7001)上に物品の供給装置(6000)によって
供給された物品(G)はローラ(7011)上をその自
重により自走して、収納(ストレージ)された後、物品
取り出し装置(7003)により本流ライン(700
2)に取り出されるようになしてある。
【0025】また、本流ライン(7002)は、並設さ
れた支流ライン(7001)の先端部に設けられた物品
取り出し装置(7003)を繋ぐように配設されたベル
トコンベアで、支流ライン(7001)と略直交するよ
うに上下方向に5段設けられている。尚、それぞれの本
流ライン(7002)には図外のパルスエンコーダー
(7023)が取り付けられている。
【0026】また、物品取り出し装置(7003)は、
軸(7033)を支点としてエアーシリンダ(703
2)によって揺動される断面が略U字形のストッパ(7
031)と、ストッパ(7031)の下流側に配設され
たシュート(7034)とを備え、エアーシリンダ(7
032)のロッドが突出状態にあるとき、ストッパ(7
031)の前壁の上端がローラ(7011)の上面より
突出するように構成され、ストッパ(7031)の前壁
によって傾斜方向に自走してくる物品(G)を係止する
ようになしてある。而して、物品取り出し指令がある
と、エアーシリンダ(7032)を作動することによっ
て、ストッパ(7031)の前壁の上端をローラ(70
11)の上面より下降し、ストッパ(7031)の前壁
で係止された先端の物品(G)を取り出す。そのとき、
ストッパ(7031)の後壁の上端はローラ(701
1)の上面より高くなっているので、後続の物品(G)
はストッパ(7031)の後壁で係止され、支流ライン
(7001)上に収納(載置)された物品(G)を本流
ライン(7002)に1個だけ取り出すことができる。
また、ストッパ(7031)によって1個ずつ取り出さ
れた物品(G)を本流ライン(7002)に搬出するた
めのシュート(7034)は、複数個のローラを備えた
一対のレールフレーム(7341)で構成されており、
シュート(7034)のレールフレーム(7341)は
支流ライン(7001)のレールフレーム(7012)
よりも急勾配に配置されている。
【0027】以下、物品保管荷揃え装置(7000)の
支流ライン(7001)に収納(保管)されている物品
(G)を取り出して荷揃えする方法を、図20に示され
た流動棚(7004)、即ち支流ライン(7001)が
本流ライン(7002)に沿った方向に26列、上下方
向に5段の合計130個配設されている他の実施例に基
づいて説明する。尚、(1a)、(1b)、・・・、
(1z)は下から1段目に配設された支流ライン(70
01)のそれぞれを示す枝符号で本流ライン(700
2)から見て最下流側が(1a)、最上流側が(1z)
である。また、(2a)、(2b)、・・・、(2z)
は下から2段目に配設された支流ライン(7001)の
それぞれを示す枝符号で、下から3段目〜下から5段目
に配設された支流ライン(7001)も同様に示してあ
る。
【0028】而して、それぞれの支流ライン(700
1)には品種別に複数個の物品(G)が物品の供給装置
(6000)によって収納されて載置されており、同一
列に位置する全ての段の支流ライン(7001)には同
一品種の物品(G)が載置されている。即ち、支流ライ
ン(1a)、(2a)、(3a)、(4a)、(5a)
にはa品種の物品(Ga)が、支流ライン(1b)、
(2b)、(3b)、(4b)、(5b)はb品種の物
品(Gb)が、その他の支流ライン(7001)も同様
にして、支流ライン(1z)、(2z)、(3z)、
(4z)、(5z)にはz品種の物品(Gz)が載置さ
れている。
【0029】先ず、物品(G)を荷揃え容器(C)単位
で荷揃えする場合において、同一品種の物品、例えば物
品(Ga)ばかりを、m行(例えば5行)×n列(例え
ば4列)だけ荷揃えする場合について説明すると、物品
(Ga)はそれぞれの段に載置されているので、支流ラ
イン(1a)、(2a)、(3a)、(4a)、(5
a)の先端部に設けられたそれぞれの物品取り出し装置
(7003)によってそれぞれ1個の物品(Ga)が略
同時にそれぞれの本流ライン(7002)に取り出さ
れ、合計5個の物品(Ga)が取り出される。更に同様
にして各段毎に物品(Ga)の取り出しが略同時に3回
繰り返され、それぞれの本流ライン(7002)上に4
個の物品(Ga)が荷揃えされ、荷揃えされた20個の
物品(Ga)は物品の投入装置(8000)によって荷
揃え容器(C)に5行×4列の配置で収納されるように
なしてある。即ち、同一品種の物品(Ga)を5個の支
流ライン(1a)、(2a)、(3a)、(4a)、
(5a)から略同時に取り出すことによって、同一品種
の物品(Ga)ばかりを荷揃えする場合であっても、異
なる品種の物品(G)ばかりを荷揃えする場合と同様に
高速で荷揃えすることができる。
【0030】また、異なる品種の物品(G)ばかり、例
えば第1列に物品(Ga)、(Gb)、(Gc)、(G
d)、(Ge)を、第2列に物品(Gf)、(Gg)、
(Gh)、(Gi)、(Gj)を、第3列に物品(G
k)、(Gl)、(Gm)、(Gn)、(Go)を、第
4列に物品(Gp)、(Gq)、(Gr)、(Gs)、
(Gt)を荷揃えする、即ち20品種の物品(G)を5
行×4列に荷揃えする場合について説明すると、下から
1段目の本流ライン(7002)の先頭に物品(Ga)
が、下から2段目の本流ライン(7002)の先頭に物
品(Gb)が、下から3段目の本流ライン(7002)
の先頭に物品(Gc)が、下から4段目の本流ライン
(7002)の先頭に物品(Gd)が、下から5段目の
本流ライン(7002)の先頭に物品(Ge)が荷揃え
されるようにそれぞれの物品(G)が支流ライン(1
a)、(2b)、(3c)、(4d)、(5e)から搬
出され、先頭の列に物品(Ga)、(Gb)、(G
c)、(Gd)、(Ge)が荷揃えされる。次に、下か
ら1段目の本流ライン(7002)には物品(Gf)
が、下から2段目の本流ライン(7002)には物品
(Gg)が、下から3段目の本流ライン(7002)に
は物品(Gh)が、下から4段目の本流ライン(700
2)には物品(Gi)が、下から5段目の本流ライン
(7002)には物品(Gj)がそれぞれの本流ライン
(7002)上の2番目の位置に荷揃えされるようにそ
れぞれの物品(G)が支流ライン(1f)、(2g)、
(3h)、(4i)、(5j)から搬出され、第2列に
は物品(Gf)、(Gg)、(Gh)、(Gi)、(G
j)が荷揃えされる。次に、下から1段目の本流ライン
(7002)には物品(Gk)が、下から2段目の本流
ライン(7002)には物品(Gl)が、下から3段目
の本流ライン(7002)には物品(Gm)が、下から
4段目の本流ライン(7002)には物品(Gn)が、
下から5段目の本流ライン(7002)には物品(G
o)がそれぞれの本流ライン(7002)上の3番目の
位置に荷揃えされるようにそれぞれの物品(G)が支流
ライン(1k)、(2l)、(3m)、(4n)、(5
o)から搬出され、第3列には物品(Gk)、(G
l)、(Gm)、(Gn)、(Go)が荷揃えされる。
次に、下から1段目の本流ライン(7002)には物品
(Gp)が、下から2段目の本流ライン(7002)に
は物品(Gq)が、下から3段目の本流ライン(700
2)には物品(Gr)が、下から4段目の本流ライン
(7002)には物品(Gs)が、下から5段目の本流
ライン(7002)には物品(Gt)がそれぞれの本流
ライン(7002)上の4番目の位置に荷揃えされるよ
うにそれぞれの物品(G)が支流ライン(1p)、(2
q)、(3r)、(4s)、(5t)から搬出され、第
4列には物品(Gp)、(Gq)、(Gr)、(G
s)、(Gt)が荷揃えされる。即ち、下から1段目の
本流ライン(7002)には物品(Ga)、(Gf)、
(Gk)、(Gp)の順序で、下から2段目の本流ライ
ン(7002)には物品(Gb)、(Gg)、(G
l)、(Gq)の順序で、下から3段目の本流ライン
(7002)には物品(Gc)、(Gh)、(Gm)、
(Gr)の順序で、下から4段目の本流ライン(700
2)には物品(Gd)、(Gi)、(Gn)、(Gs)
の順序で、下から5段目の本流ライン(7002)には
物品(Ge)、(Gj)、(Go)、(Gt)の順序で
荷揃えされ、荷揃えされた20個の物品(G)は物品の
投入装置(8000)によって荷揃え容器(C)に5行
×4列の配置で収納される。
【0031】次に、1番目の荷揃え容器(C)に一部が
同一品種で残りが異なる品種の20個の物品(G)を5
行×4列に荷揃えし、2番目の荷揃え容器(C)にも一
部が同一品種で残りが異なる品種の20個の物品(G)
を5行×4列に荷揃えする場合について説明する。例え
ば、1番目の荷揃え容器(C)に収納される物品(G)
として、第1列に物品(Ga)、(Gd)、(Gd)、
(Gf)、(Gg)を、第2列に物品(Gg)、(G
h)、(Gj)、(Gj)、(Gl)を、第3列に物品
(Gr)、(Gr)、(Gr)、(Gr)、(Gr)
を、第4列に物品(Gr)、(Gs)、(Gt)、(G
t)、(Gy)を荷揃えし、更に2番目の荷揃え容器
(C)に収納される物品(G)として、第5列に物品
(Ga)、(Ga)、(Gb)、(Gd)、(Ge)
を、第6列に物品(Ge)、(Gg)、(Gh)、(G
k)、(Gk)を、第7列に物品(Gl)、(Gm)、
(Gp)、(Gr)、(Gs)を、第8列に物品(G
s)、(Gt)、(Gy)、(Gz)、(Gz)を荷揃
えする場合には、下から1段目の本流ライン(700
2)の先頭に物品(Ga)が、下から2段目の本流ライ
ン(7002)の先頭に物品(Gd)が、下から3段目
の本流ライン(7002)の先頭に物品(Gd)が、下
から4段目の本流ライン(7002)の先頭に物品(G
f)が、下から5段目の本流ライン(7002)の先頭
に物品(Gg)が荷揃えされるようにそれぞれの物品
(G)が支流ライン(1a)、(2d)、(3d)、
(4f)、(5g)から搬出され、先頭の列に物品(G
a)、(Gd)、(Gd)、(Gf)、(Gg)が荷揃
えされる。次に、下から1段目の本流ライン(700
2)には物品(Gg)が、下から2段目の本流ライン
(7002)には物品(Gh)が、下から3段目の本流
ライン(7002)には物品(Gj)が、下から4段目
の本流ライン(7002)には物品(Gj)が、下から
5段目の本流ライン(7002)には物品(Gl)がそ
れぞれの本流ライン(7002)上の2番目の位置に荷
揃えされるようにそれぞれの物品(G)が支流ライン
(1g)、(2h)、(3j)、(4j)、(5l)か
ら搬出され、第2列には物品(Gg)、(Gh)、(G
j)、(Gj)、(Gl)が荷揃えされる。次に、下か
ら1段目の本流ライン(7002)には物品(Gr)
が、下から2段目の本流ライン(7002)には物品
(Gr)が、下から3段目の本流ライン(7002)に
は物品(Gr)が、下から4段目の本流ライン(700
2)には物品(Gr)が、下から5段目の本流ライン
(7002)には物品(Gr)がそれぞれの本流ライン
(7002)上の3番目の位置に荷揃えされるようにそ
れぞれの物品(G)が支流ライン(1r)、(2r)、
(3r)、(4r)、(5r)から搬出され、第3列に
は物品(Gr)、(Gr)、(Gr)、(Gr)、(G
r)が荷揃えされる。次に、下から1段目の本流ライン
(7002)には物品(Gr)が、下から2段目の本流
ライン(7002)には物品(Gs)が、下から3段目
の本流ライン(7002)には物品(Gt)が、下から
4段目の本流ライン(7002)には物品(Gt)が、
下から5段目の本流ライン(7002)には物品(G
y)がそれぞれの本流ライン(7002)上の4番目の
位置に荷揃えされるようにそれぞれの物品(G)が支流
ライン(1r)、(2s)、(3t)、(4t)、(5
y)から搬出され、第4列には物品(Gr)、(G
s)、(Gt)、(Gt)、(Gy)が荷揃えされる。
次に、下から1段目の本流ライン(7002)には物品
(Ga)が、下から2段目の本流ライン(7002)に
は物品(Ga)が、下から3段目の本流ライン(700
2)には物品(Gb)が、下から4段目の本流ライン
(7002)には物品(Gd)が、下から5段目の本流
ライン(7002)には物品(Ge)がそれぞれの本流
ライン(7002)上の5番目の位置に荷揃えされるよ
うにそれぞれの物品(G)が支流ライン(1a)、(2
a)、(3b)、(4d)、(5e)から搬出され、第
5列には物品(Ga)、(Ga)、(Gb)、(G
d)、(Ge)が荷揃えされる。次に、下から1段目の
本流ライン(7002)には物品(Ge)が、下から2
段目の本流ライン(7002)には物品(Gg)が、下
から3段目の本流ライン(7002)には物品(Gh)
が、下から4段目の本流ライン(7002)には物品
(Gk)が、下から5段目の本流ライン(7002)に
は物品(Gk)がそれぞれの本流ライン(7002)上
の6番目の位置に荷揃えされるようにそれぞれの物品
(G)が支流ライン(1e)、(2g)、(3h)、
(4k)、(5k)から搬出され、第6列には物品(G
e)、(Gg)、(Gh)、(Gk)、(Gk)が荷揃
えされる。次に、下から1段目の本流ライン(700
2)には物品(Gl)が、下から2段目の本流ライン
(7002)には物品(Gm)が、下から3段目の本流
ライン(7002)には物品(Gp)が、下から4段目
の本流ライン(7002)には物品(Gr)が、下から
5段目の本流ライン(7002)には物品(Gs)がそ
れぞれの本流ライン(7002)上の7番目の位置に荷
揃えされるようにそれぞれの物品(G)が支流ライン
(1l)、(2m)、(3p)、(4r)、(5s)か
ら搬出され、第7列には物品(Gl)、(Gm)、(G
p)、(Gr)、(Gs)が荷揃えされる。次に、下か
ら1段目の本流ライン(7002)には物品(Gs)
が、下から2段目の本流ライン(7002)には物品
(Gt)が、下から3段目の本流ライン(7002)に
は物品(Gy)が、下から4段目の本流ライン(700
2)には物品(Gz)が、下から5段目の本流ライン
(7002)には物品(Gz)がそれぞれの本流ライン
(7002)上の8番目の位置に荷揃えされるようにそ
れぞれの物品(G)が支流ライン(1s)、(2t)、
(3y)、(4z)、(5z)から搬出され、第8列に
は物品(Gs)、(Gt)、(Gy)、(Gz)、(G
z)が荷揃えされる。即ち、下から1段目の本流ライン
(7002)には物品(Ga)、(Gg)、(Gr)、
(Gr)、(Ga)、(Ge)、(Gl)、(Gs)の
順序で、下から2段目の本流ライン(7002)には物
品(Gd)、(Gh)、(Gr)、(Gs)、(G
a)、(Gg)、(Gm)、(Gt)の順序で、下から
3段目の本流ライン(7002)には物品(Gd)、
(Gj)、(Gr)、(Gt)、(Gb)、(Gh)、
(Gp)、(Gy)の順序で、下から4段目の本流ライ
ン(7002)には物品(Gf)、(Gj)、(G
r)、(Gt)、(Gd)、(Gk)、(Gr)、(G
z)の順序で、下から5段目の本流ライン(7002)
には物品(Gg)、(Gl)、(Gr)、(Gy)、
(Ge)、(Gk)、(Gs)、(Gz)の順序で荷揃
えされ、荷揃えされた40個の物品(G)のうち第1列
〜第4列に荷揃えされた20個の物品(G)は物品の投
入装置(8000)によって1番目の荷揃え容器(C)
に5行×4列の配置で収納され、第5列〜第8列に荷揃
えされた20個の物品(G)は2番目の荷揃え容器
(C)に5行×4列の配置で収納される。
【0032】次に、上述の如くの順序、即ち物品(G
a)、(Gg)、(Gr)、(Gr)、(Ga)、(G
e)、(Gl)、(Gs)の順序で物品(G)が下から
1段目の本流ライン(7002)に荷揃えされる場合
に、それぞれの支流ライン(7001)に載置されてい
る物品(G)がどのように本流ライン(7002)に取
り出されるかを説明する。
【0033】下から1段目の本流ライン(7002)
に、物品(G)の長さ寸法(300mm)に一定の余裕
空間200mmを加算した500mmの仮想空間を設定
し、その空間内に上記8個の物品(G)を取り出し、5
00mmのピッチで搬送するように荷揃え指令がある
と、本流ライン(7002)に取り付けられているパル
スエンコーダー(7023)は、本流ライン(700
2)の1mmの動きに対して1パルス発生するようにな
してあるので、このパルスを図外のパルスカウンターで
カウントすることによって、支流ライン(1a)、(1
b)、・・・、(1z)の位置の補正を加えたタイミン
グで、それぞれの物品(G)が本流ライン(7002)
上に所定のピッチと順序で取り出され荷揃えされる。
【0034】即ち、下から1段目の本流ライン(700
2)に沿って並設された支流ライン(1a)、(1
b)、・・・、(1z)の配設間隔が、例えば400m
mの場合には、最上流(26番目)の支流ライン(1
z)と支流ライン(1a)との距離は400mm×(2
6−1)=10000mmであり、下から1段目の本流
ライン(7002)の最終端、即ち物品の投入装置(8
000)に最初に到達すべき物品(Ga)は支流ライン
(1a)に載置されているので、荷揃え開始から、10
000パルス遅らせて物品(Ga)を支流ライン(1
a)から搬出すればよい。即ち、荷揃え開始から100
00パルス後が、支流ライン(1a)或いは物品(G
a)の位置補正値であり、荷揃え開始から10000パ
ルス後に支流ライン(1a)から物品(Ga)を本流ラ
イン(7002)に取り出すように物品取り出し指令が
支流ライン(1a)の先端部に設けられた物品取り出し
装置(7003)に与えられる。尚、最終端、即ち物品
の投入装置(8000)に最初に到達すべき物品(G
a)は本流ライン(7002)を先頭で搬送されるた
め、搬送順序に基づく搬出タイミングを0パルスとして
ある。
【0035】物品(Ga)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Gg)は、支流ライン
(1g)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された物品(Ga)の仮想空間より500mmだけ上
流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最上流の支流ラ
イン(1z)と7番目の支流ライン(1g)との距離は
400mm×(26−7)=7600mmであり、支流
ライン(1g)或いは物品(Gg)の位置補正値は76
00パルスである。また、最初に最終端に到達する物品
(Ga)との搬送間隔は500mmであるので、760
0パルスに500パルスを加算した8100パルス後に
支流ライン(1g)から物品(Gg)を本流ライン(7
002)に取り出すように物品取り出し指令が支流ライ
ン(1g)の先端部に設けられた物品取り出し装置(7
003)に与えられる。
【0036】物品(Gg)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Gr)は、支流ライン
(1r)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された物品(Ga)の仮想空間より1000mmだけ
上流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最上流の支流
ライン(1z)と18番目の支流ライン(1r)との距
離は400mm×(26−18)=3200mmであ
り、支流ライン(1r)或いは物品(Gr)の位置補正
値は3200パルスである。また、最初に最終端に到達
する物品(Ga)との搬送間隔は1000mmであるの
で、3200パルスに1000パルスを加算した420
0パルス後に支流ライン(1r)から物品(Gr)を本
流ライン(7002)に取り出すように物品取り出し指
令が支流ライン(1r)の先端部に設けられた物品取り
出し装置(7003)に与えられる。
【0037】上記物品(Gr)の次も同一品種の物品
(Gr)が本流ライン(7002)の最終端に到達し、
その物品(Gr)も支流ライン(1r)から搬出され、
本流ライン(7002)上に設定された物品(Ga)の
仮想空間より1500mmだけ上流側の仮想空間に荷揃
えされる。即ち、最初に最終端に到達する物品(Ga)
との搬送間隔は1500mmであるので、3200パル
スに1500パルスを加算した4700パルス後に支流
ライン(1r)から物品(Gr)を本流ライン(700
2)に取り出すように物品取り出し指令が支流ライン
(1r)の先端部に設けられた物品取り出し装置(70
03)に与えられる。
【0038】物品(Gr)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Ga)は、支流ライン
(1a)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された最初に本流ライン(7002)の最終端に到達
すべき物品(Ga)の仮想空間より2000mmだけ上
流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最初に最終端に
到達する物品(Ga)との搬送間隔は2000mmであ
るので、10000パルスに2000パルスを加算した
12000パルス後に支流ライン(1a)から物品(G
a)を本流ライン(7002)に取り出すように物品取
り出し指令が支流ライン(1a)の先端部に設けられた
物品取り出し装置(7003)に与えられる。
【0039】物品(Ga)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Ge)は、支流ライン
(1e)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された最初に本流ライン(7002)の最終端に到達
すべき物品(Ga)の仮想空間より2500mmだけ上
流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最上流の支流ラ
イン(1z)と5番目の支流ライン(1e)との距離は
400mm×(26−5)=8400mmであり、支流
ライン(1e)或いは物品(Ge)の位置補正値は84
00パルスである。また、最初に最終端に到達する物品
(Ga)との搬送間隔は2500mmであるので、84
00パルスに2500パルスを加算した10900パル
ス後に支流ライン(1e)から物品(Ge)を本流ライ
ン(7002)に取り出すように物品取り出し指令が支
流ライン(1e)の先端部に設けられた物品取り出し装
置(7003)に与えられる。
【0040】物品(Ge)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Gl)は、支流ライン
(1l)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された最初に本流ライン(7002)の最終端に到達
すべき物品(Ga)の仮想空間より3000mmだけ上
流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最上流の支流ラ
イン(1z)と12番目の支流ライン(1l)との距離
は400mm×(26−12)=5600mmであり、
支流ライン(1l)或いは物品(Gl)の位置補正値は
5600パルスである。また、最初に最終端に到達する
物品(Ga)との搬送間隔は3000mmであるので、
5600パルスに3000パルスを加算した8600パ
ルス後に支流ライン(1l)から物品(Gl)を本流ラ
イン(7002)に取り出すように物品取り出し指令が
支流ライン(1l)の先端部に設けられた物品取り出し
装置(7003)に与えられる。
【0041】物品(Gl)の次に本流ライン(700
2)の最終端に到達すべき物品(Gs)は、支流ライン
(1s)から搬出され、本流ライン(7002)上に設
定された最初に本流ライン(7002)の最終端に到達
すべき物品(Ga)の仮想空間より3500mmだけ上
流側の仮想空間に荷揃えされる。即ち、最上流の支流ラ
イン(1z)と19番目の支流ライン(1s)との距離
は400mm×(26−19)=2800mmであり、
支流ライン(1s)或いは物品(Gs)の位置補正値は
2800パルスである。また、最初に最終端に到達する
物品(Ga)との搬送間隔は3500mmであるので、
2800パルスに3500パルスを加算した6300パ
ルス後に支流ライン(1s)から物品(Gs)を本流ラ
イン(7002)に取り出すように物品取り出し指令が
支流ライン(1s)の先端部に設けられた物品取り出し
装置(7003)に与えられる。
【0042】以上、1個〜2個の荷揃え容器(C)に所
望の物品(G)を荷揃えする方法について説明したが、
次々と連続的に多数の荷揃え容器(C)に対する荷揃え
をすることができることは言うまでもない。
【0043】尚、下から2段目〜下から5段目の本流ラ
イン(7002)に物品(G)を荷揃えする場合も、同
様にして位置補正値と搬送間隔を演算して、所定のタイ
ミングでそれぞれの支流ライン(7001)から本流ラ
イン(7002)に物品(G)を搬出するように制御さ
れる。
【0044】また、図21は図1に示す物品の投入装置
(8000)の斜視図、図22は図21に示す物品の投
入装置(8000)の動作の説明図であって、(800
1)は傾斜方向(略鉛直)に(荷揃え)容器(C)を搬
送するように構成され、且つ2つの搬送速度で駆動され
る爪付無端回動体を備える容器搬送コンベアで、傾斜し
て配設される一対の容器搬送シュート(8011)、一
対の容器搬送シュート(8011)間に配設される一対
の無端回動体(8121)に6個の爪(8122)を取
り付けた容器強制搬送装置(8012)、一対の容器搬
送シュート(8011)の上方に配設される一対の容器
規制ガイド(8013)、インバータを含む図外の変速
装置(8014)等を備え、変速装置(8014)によ
って無端回動体(8121)を予め設定した2つの搬送
速度に変速し得るように構成されている。また、(80
02)は容器搬送コンベア(8001)によって搬送さ
れる容器(C)の前壁(C1)と略平行の方向に物品
(G)を投入するように構成された物品供給コンベアで
あり、物品供給コンベア(8002)から排出された物
品(G)を重力によって容器(C)の前壁(C1)と略
平行の方向に投入できるように配設した傾斜ベルトコン
ベアである。また、(8003)はベルトコンベアから
なる容器搬入コンベア、(8004)はベルトコンベア
からなる容器搬出コンベアである。而して、物品保管荷
揃え装置(7000)によって容器(C)単位で荷揃え
され、荷揃えコンベア(7002)によって連続的に供
給される物品(G)を容器(C)の移動速度と略等しい
積み重ね速度で下方に移動中の容器(C)に投入し、物
品(G)を積み重ねるように整列状態で容器(C)に収
納するようになしてあると共に、物品(G)が投入され
ている容器(C)と次の容器(C)とを一時停止した
後、次の容器(C)を物品投入中の容器(C)の移動速
度より高速度で、物品(G)を投入し得る位置まで移動
するようになしてある。
【0045】即ち、図22に示す如く、物品供給コンベ
ア(8002)上に略一定ピッチ、例えば0.5秒ピッ
チで幅方向に5個ずつ載置された、例えば長さ300m
m厚み50mmの物品(G)は物品供給コンベア(80
02)によって容器(C)方向に移動する。他方、容器
(C)は容器搬入コンベア(8003)によって順次容
器搬送シュート(8011)に供給され、容器搬送シュ
ート(8011)上を滑走し、容器強制搬送装置(80
12)に供給される。尚、容器(C)が容器搬送シュー
ト(8011)から容器強制搬送装置(8012)へ移
載されるとき(図22(a)参照)には、容器強制搬送
装置(8012)は低速度で駆動されている。
【0046】容器強制搬送装置(8012)に移載され
た容器(C)は、後述の如く、物品(G)を投入中の容
器(C)の搬送に連動して、低速度で搬送された後、一
時停止し、更に高速度で搬送された後、再び低速度搬
送、一時停止、高速度搬送を繰り返すことによって、物
品(G)が投入される位置まで移動される。
【0047】容器(C)が物品投入開始位置まで移動さ
れると、容器強制搬送装置(8012)の搬送速度は高
速度から低速度に切り替わり、物品供給コンベア(80
02)によって連続的に供給される物品(G)が5個ず
つ下方に低速度で移動中の容器(C)に積み重なるよう
に投入され、投入された物品(G)は容器(C)に整列
状態で収納される。尚、物品(G)が容器(C)に投入
される時の容器強制搬送装置(8012)の搬送速度、
即ち容器(C)の移動速度は、投入される物品(G)の
積み重ね速度、本実施例においては50mm/0.5秒
=6m/分と等しく或いはそれより少し速く、例えば6
〜7m/分に設定されている。但し、容器(C)に4段
目の物品(G)が投入されるときには容器強制搬送装置
(8012)は停止している。即ち、最終の物品(G)
が投入される位置に容器(C)が到着すると、所定位置
に配設された検出器によって無端回動体(8121)に
取り付けられた爪(8122)を検出し、容器強制搬送
装置(8012)を一時停止し、最終の物品(G)が投
入完了するまで待機する(図22(b)参照)。
【0048】容器(C)に最終の物品(G)が投入され
ると、容器強制搬送装置(8012)が高速度で駆動さ
れ、物品供給コンベア(8002)によって連続的に略
同一ピッチで搬送される次の物品(G)が、次の容器
(C)の前壁(C1)のやや上方に投入できる位置(図
22(c)参照)まで容器(C)が搬送された後、容器
強制搬送装置(8012)の搬送速度は高速度から低速
度に切り替わり、上述の如くして次の容器(C)に物品
(G)が順次投入される。尚、次の容器(C)に投入さ
れるべき1段目の物品(G)が前の容器(C)の後壁及
び次の容器(C)の前壁(C1)に当たることなく次の
容器(C)に投入されるように、物品供給コンベア(8
002)の搬送速度、搬送ピッチと容器強制搬送装置
(8012)の高速搬送速度とが設定されている。尚、
図23は容器強制搬送装置(8012)の搬送速度の変
速状態の一例を示す説明図で、容器(C)に最終の物品
(G)が投入されると、容器強制搬送装置(8012)
は停止状態から瞬間的に高速度で駆動され、直ちに低速
度に切り替えられるようになしてある。
【0049】物品(G)が投入された容器(C)は容器
強制搬送装置(8012)から解放され、再び容器搬送
シュート(8011)上を滑走し(図22(d)参
照)、容器搬出コンベア(8004)を経て(図22
(e)参照)次工程に送られる。尚、容器(C)が傾斜
状態から水平状態になることによって、容器(C)に収
納された20個の物品(G)は積み重ねられた状態から
立った状態に整列される。
【0050】以上、本発明の物品の荷揃え方法をその実
施例に好適な物品の荷揃え設備の実施例と共に説明した
が、本発明の物品の荷揃え方法はこれらに制限されるも
のではない。例えば、1本の荷揃えコンベア(700
2)に対して並設された複数個のグラビティローラコン
ベア(7001)に同一品種の物品(G)を収納し、並
設された複数個のグラビティローラコンベア(700
1)に収納された同一品種の物品(G)を略同時に1本
の荷揃えコンベア(7002)に取り出して物品(G)
を荷揃えするようになしてもよい。
【0051】また、物品(G)の長さ寸法は品種毎に異
なっていてもよく、この場合には荷揃えコンベア(70
02)に、物品(G)の搬送順序及び大きさに応じた仮
想空間、即ち物品(G)毎の長さ寸法に一定の余裕空
間、例えば200mmを加算した仮想空間を連続的に設
定し、所定の仮想空間が荷揃えされるべき物品(G)に
対向する位置に到達したとき、物品(G)を荷揃えコン
ベア(7002)に取り出すようにすればよい。
【0052】尚、物品(G)を10個ずつグラビティロ
ーラコンベア(7001)に収納しなくてもよく、例え
ば1個目の箱体(B)に収納されている全ての物品
(G)を下から1段目のグラビティローラコンベア(7
001)に収納し、2個目の箱体(B)に収納されてい
る全ての物品(G)を下から2段目のグラビティローラ
コンベア(7001)に収納し、以下も同様にして1箱
単位で物品(G)をグラビティローラコンベア(700
1)に収納するようにしてもよい。
【0053】また、同一品種の物品(G)を収納したグ
ラビティローラコンベア(7001)が3個以上ある場
合には、少なくとも2個のグラビティローラコンベア
(7001)に収納された同一品種の物品(G)を略同
時に荷揃えコンベア(7002)に取り出して物品
(G)を荷揃えするようになしてあればよい。
【0054】また、荷揃え容器(C)に投入される物品
(G)の数量は20個に限定されず、それぞれの荷揃え
容器(C)に投入される物品(G)の数量は異なってい
てもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の物品の荷揃え方法は、上述の如
く、同一品種の複数個の物品が収納されている容器から
物品を取り出し、取り出た同一品種の物品を複数個の
支流ラインに収納することによって、同一品種の物品ば
かりを荷揃えする場合も含めて複数品種の物品を所望の
数量ずつ高速で荷揃えすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品の荷揃え設備の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示す箱体の開梱装置の板状体昇降装置と
検出具昇降装置等の斜視図である。
【図3】図2に示す板状体昇降装置に搭載される板状体
移動装置等の斜視図である。
【図4】図2と図3とに示す箱体の開梱装置の開梱の動
作手順の説明図である。
【図5】図1に示すプッシャーの斜視図である。
【図6】図5に示すプッシャーによって箱体が押される
状態を説明するための説明図である。
【図7】箱体の搬出方向が図1に示すフラップ開放装置
と反対方向であるが、その他の点は図1に示すフラップ
開放装置と略同一のフラップ開放装置の斜視図である。
【図8】図7に示すフラップ開放装置による上側外フラ
ップと下側外フラップの開放手順の説明図である。
【図9】図7に示すフラップ開放装置による上側外フラ
ップと下側外フラップの開放手順の説明図である。
【図10】図7に示すフラップ開放装置による上側外フ
ラップと下側外フラップの開放手順の説明図である。
【図11】図1に示す物品の取り出し装置の斜視図であ
る。
【図12】図11に示す物品の取り出し装置のプッシャ
ーの要部斜視図である。
【図13】図1に示すフラップ開放装置によって一方の
(左)側面部を形成する上側外フラップと下側外フラッ
プとが開放された箱体の斜視図である。
【図14】図11に示す物品の取り出し装置によって他
方の(右)側面部を形成している上側外フラップと下側
外フラップとを開放する手順の説明図である。
【図15】図1に示す物品の供給装置の垂下体を省略し
た斜視図である。
【図16】図15に示す物品の供給装置の概略平面図で
ある。
【図17】図15に示す揺動(スイング)コンベアの要
部斜視図である。
【図18】グラビティローラコンベアの列数と荷揃えコ
ンベアの配置とが図1に示す物品保管荷揃え装置と異な
るが、その他の点は図1に示す物品保管荷揃え装置と略
同一の物品保管荷揃え装置の斜視図である。
【図19】図18に示すグラビティローラコンベアの先
端部の拡大斜視図である。
【図20】支流ラインが本流ラインに沿った方向に26
列、上下方向に5段の合計130個配設されて形成され
ている流動棚の立面図である。
【図21】図1に示す物品の投入装置の斜視図である。
【図22】図21に示す物品の投入装置の動作の説明図
である。
【図23】容器強制搬送装置の搬送速度の変速状態の一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
7001 物品収納部(グラビティローラコンベア、支
流ライン) 7004 流動棚 B 容器(箱体) G 物品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 輝昭 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の 1 西部電機株式会社内 (72)発明者 渡 研司 福岡県粕屋郡古賀町大字久保868番地の 1 西部電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−20282(JP,A) 特公 昭51−32035(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一品種の複数個の物品が収納されてい
    る容器から物品を取り出し、取り出た同一品種の物品
    載置し出庫間口に搬送する支流ラインを多段多列に複
    数配置し、各段で列を構成する複数の支流ラインの出庫
    間口側に各支流ラインから取り出される物品を受けるよ
    うに本流ラインを各段毎に1本ずつ設け、各段毎に設け
    られた本流ラインで搬送される物品を搬送方向下流側に
    配置された荷揃え容器に所望の品種を所望の個数ずつ収
    納する物品の荷揃え方法において、上記複数の支流ライ
    ンは各支流ライン間で同一品種または複数の異品種の物
    品が載置されており、各段毎の本流ラインは搬送方向下
    流側にしたがって集束されており、上記各支流ラインの
    出庫間口側先端部にはそれぞれ物品取り出し装置を設
    け、所望の品種の物品を取り出すべく該当する物品取り
    出し装置に対して各列毎の支流ラインの出庫間口の位置
    に応じたタイミング信号に基づく物品取り出し指令を出
    力し、各段毎の本流ライン上にて同一の荷揃え容器に投
    入可能な物品のグループを形成し、各段毎の本流ライン
    に搬送された上記物品のグループを揃った状態で同一の
    荷揃え容器に収納することを特徴とする物品の荷揃え方
    法。
  2. 【請求項2】 各段の本流ライン上に所定間隔毎に連続
    して割り付けられた仮想空間を設け、設けられた仮想空
    間に各本流ライン上に取り出された物品を1個単位で載
    置可能とし、複数の本流ラインに連続した物品のグルー
    プを複数形成し、それぞれの物品のグループが揃った状
    態で同一の荷揃え容器に収納される、請求項1記載の物
    品の荷揃え方法。
  3. 【請求項3】 同一品種の物品が、同一列に位置する複
    数段の支流ラインに収納されている、請求項1または2
    記載の物品の荷揃え方法。
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