JP4324700B2 - 腰掛け一体型の畳 - Google Patents

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この発明は、腰掛けを出し入れすることのできる腰掛け一体型の畳に関する。
仏教寺院の本堂や集会場の広間等における畳式の床面では、参拝者等が来訪した際、この来訪者は畳の上に正座したり、足腰が不自由な老人等の場合は折り畳み椅子(例えば、特許文献1参照)を畳に並べて腰を掛けている。
しかし、この折り畳み椅子は出し入れに人手や時間等の手間を要し、更に椅子を収納するためのスペースも確保しなければならない。
特開2002−142904号
そこで、本発明は、前記した折り畳み椅子の不便を解消するため、腰掛けを出し入れすることのできる腰掛け一体型の畳を提供する。
本発明に係る腰掛け一体型の畳は、前記した課題を解決するため、畳一畳が固定部と可動部に分割され、この可動部を床面に対して水平状態で略垂直方向に上下動するための上下動手段が備えられており、上下動手段によって、可動部が床面に配置された際に固定部及び可動部の表面が面一となって畳一畳を形成し、可動部が上方に配置された際この可動部が腰掛けをなすものである。
好ましくは、上下動手段は、可動部に収納可能な折り畳み式の脚部を有し、この脚部の下部が、固定部及び可動部の下面にわたって配された一枚のプレートによって連結支持されている。
更に好ましくは、脚部と可動部とが弾発部材で連結されている。
本発明に係る腰掛け一体型の畳は、上下動手段で可動部を上下動することができ、可動部を床面に配置することにより畳面を形成して、可動部を上方に配置して腰掛けとすることができるので、簡単に腰掛けを出し入れすることができると共に、椅子のための余分な収納スペースを設ける必要もない。そして、通常の畳面としても使用できるので、利便性に優れている。
更に、上下動手段を、可動部に収納可能な折り畳み式の脚部として、この脚部の下部を、固定部と可動部の下面にわたって配された一枚のプレートに連結支持することにより、固定部の自重でプレートが常時押えられているので、可動部を上方へ移動する際の、脚部の持ち上がりを防止することができる。
更に、脚部と可動部とが弾発部材で連結されているので、この弾発部材の弾発力を利用することにより、老人等力の弱い人でも、簡単に可動部を上下動して出し入れすることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る腰掛け一体型の畳を詳細に説明する。
先ず、腰掛け一体型の畳の要旨構成について説明する。図1は、本発明に係る腰掛け一体型の畳を示す説明図であって、図1(a)は可動部が床面に配置された状態を示す斜視図、図1(b)は可動部に設けられたつまみ部を示す拡大図である。図2は、腰掛け一体型の畳の可動部が上方に配置され、使用者が可動部に腰を掛けている状態を示す斜視図である。
図1及び図2の如く、この腰掛け一体型の畳は、畳一畳を固定部1と可動部2に分割したもので、可動部2は、上下動手段3によって床面に対して略垂直方向に上下動するよう構成されている。固定部1と可動部2の表面は、いぐさで編んだ畳表で構成されている。固定部1は、通常の畳のように畳床に畳表を付けて構成されているが、図2のように、その全体形状は畳一畳分の大きさの一角部を矩形状に切欠いた、切欠き部10を有するものである。そして、可動部2は、切欠き部10と略同じ大きさの矩形状であるので、この可動部2を床面に配置することにより、図1(a)のように、可動部2が固定部1の切欠き部10に嵌め込まれ、固定部1と可動部2が畳一畳分の大きさの矩形状を形成する。本例での畳一畳の大きさは、長辺Xが約180cm、短辺Yが約90cmである。
従って、可動部2を床面に配置して固定部1の切欠き部10に嵌め込んだ状態において、図1(a)のように通常の畳一畳として使用できる。そして、可動部2及び切欠き部10は、図2の如く、長辺X1が約120cm、短辺Y1が約45cmであって、可動部2に2,3人が腰を掛けることができるよう構成されている。又、可動部2を上方に配置して腰掛けとして使用する際、固定部1の切欠き部10以外の部分を通路として使用できる。
図1の如く、可動部2の表面には、一対のつまみ部20,20が設けられている。このつまみ部20は、図1(b)の如く、本体部20aから出没可能なものであって、本体部20aの上面20bが、可動部2の表面に面一となるよう埋設されている。そして、つまみ部20の上面を一回押す毎に、つまみ部20が本体部20aから出没するよう構成されており、つまみ部20は、常時では邪魔にならないよう本体部20aに収納され、可動部2を出し入れする際には可動部2表面から突出させて、使用者がこのつまみ部20を摘んで可動部2を上下動するよう構成されている。
次に、可動部2と上下動手段3を詳細に説明する。図3は、可動部を上方に配置した状態を示す断面図であって、図3(a)は長辺方向の断面図、図3(b)は図3(a)のA−A線断面図である。図4は、可動部を上方に配置した状態を下方から示す斜視図である。
図3及び図4の如く、可動部2は上板及び四側板を有する金属製の枠体21を備えており、この枠体21の長辺方向両側には、下方にのびる脚部30が設けられている。この脚部30は、その一端部が枠体21に設けられた軸30aによって回転可能に支持されている。又、脚部30の他端部には、車輪31が設けられている。そして、一枚の金属製のプレート4が固定部1と可動部2の下面にわたって配されている。このプレート4の上面には、レール32が設けられており、このレール32に沿って脚部30の車輪31が移動可能なよう配されている。
図3(b)の如く、脚部30は、枠体21の短辺方向両側に設けられており、一対の脚部30,30’で構成されている。脚部30’は、脚部30と同様に軸30a’で枠体21に回転支持され、レール32’に沿う車輪31’が設けられている。脚部30,30’は、水平方向にのびる連結部34によって中央部が連結されている。そして、一対のバネ33,33’が設けられており、一端部が枠体21に、他端部が連結部34に取り付けられている。このバネ33,33’は引きバネで、引き伸ばしに対して戻る方向33aに付勢されている。
図3(a)のように、可動部2を上方に配置した際、脚部30はバネ33の弾発力によって軸30aを中心に矢印30cの方向に付勢され、その状態でレール32に設けられたストッパ32aによって車輪31が移動しないよう規制され、脚部30が固定される。それによって、可動部2が水平状態で上方に位置固定され、使用者が腰を掛けることのできる腰掛けを形成する。この脚部30の長さは約40cmで、可動部2が高さ約40cmで位置固定され、使用者が腰を掛け易い構成となっている。そして、図3(a)のように、各脚部30はハの字状に若干開いた状態で固定されるので(角度αは約95度)、可動部2はより安定して強固に固定され、使用者は安全に腰を掛けることができる。
図3(a)の如く、可動部2を床面に配置する際には、各脚部30の下部を内側に押して各車輪31を矢印31aの方向に移動させながら、可動部2の上方から力を加えることによって、脚部30が軸30aを中心に矢印30bの方向に回転し、各脚部30が水平方向になって枠体2の内部に収納される。
そして、可動部2を上方に配置する際には、つまみ部20(図1参照)を突出させて、このつまみ部20を摘んだ状態で可動部2を持ち上げ、それによって脚部30が略垂直方向にのびるよう配置される。その際、バネ33の弾発力によって比較的軽く可動部2を水平状態で持ち上げることができる。又、プレート4は固定部1の自重によって押え付けられ、このプレート4に設けたレール32は上壁を備え(図3(b)参照)、このレール32に脚部30の車輪31が嵌め込まれているので、可動部2を上方に持ち上げても、脚部30はレール32の上壁に固定され離脱することがない。
図5は、図1のB部を示す一部拡大断面図である。前述したように、可動部2は金属製の枠体21を備えており、この枠体21の上板は厚さ約1〜3mmである。そして、図5の如く、枠体21の外面を覆うように、ウレタンゴム等からなる厚さ約2cmのクッション材22が設けられている。更にこのクッション材22を、畳表23が覆っており、枠体21、クッション材22及び畳表23を連結部材24で一体としている。又、固定部1と可動部2の間は、若干の隙間t(t=約1mm)が設けられており、可動部2が上下動し易いようになっている。
前記した可動部2は、円状や多角形状でもよく、又一人掛け用に径が50cm位でもよい。又、固定部1の中央等に可動部2を設けた構成でもよい。そして、上下動手段3は、脚部30をクロス状に組み合わせたもの等でもよい。
本発明に係る腰掛け一体型の畳を示す説明図であって、(a)は可動部が床面に配置された状態を示す斜視図、(b)は可動部に設けられたつまみ部を示す拡大図である。 腰掛け一体型の畳の可動部が上方に配置され、使用者が可動部に腰を掛けている状態を示す斜視図である。 可動部を上方に配置した状態を示す断面図であって、(a)は長辺方向の断面図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 可動部を上方に配置した状態を下方から示す斜視図である。 図1のB部を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
1・・・固定部
2・・・可動部
3・・・上下動手段
4・・・プレート
10・・・切欠き部
30・・・脚部
33・・・弾発部材

Claims (3)

  1. 畳一畳が固定部(1)と可動部(2)に分割され、この可動部(2)を床面に対して水平状態で略垂直方向に上下動するための上下動手段(3)が備えられており、前記上下動手段(3)によって、前記可動部(2)が床面に配置された際に前記固定部(1)及び前記可動部(2)の表面が面一となって畳一畳を形成し、前記可動部(2)が上方に配置された際この可動部(2)が腰掛けをなすことを特徴とする腰掛け一体型の畳。
  2. 前記上下動手段(3)は、前記可動部(2)に収納可能な折り畳み式の脚部(30)を有し、この脚部(30)の下部が、前記固定部(1)及び前記可動部(2)の下面にわたって配された一枚のプレート(4)によって連結支持されていることを特徴とする請求項1に記載の腰掛け一体型の畳。
  3. 前記脚部(30)と前記可動部(2)とが弾発部材(33)で連結されていることを特徴とする請求項2に記載の腰掛け一体型の畳。
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