JP3125229U - 身体障害者トイレ用椅子 - Google Patents
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Abstract
【目的】 身体障害者にとって使いやすく、かつ安価な身体障害者トイレ用椅子を提供する。
【構成】 身体障害者500が座った状態で洋式便器200を使用可能とすべく洋式便器200の上側に被さるようにセット可能な身体障害者トイレ用椅子であり、第1の座面110と、第1の座面110から下方に延設された脚部130と、第1の座面110の後ろ側で第1の座面110の上側に位置してヒンジ結合された第2の座面120とを備え、脚部130は、間に洋式便器200が入り込むことが可能な寸法に設定され、第1の座面110には、洋式便器200の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器200の便座230の上側に位置する便座用開口111と、洋式便器200の洗浄機能を操作する操作スイッチ群250の上側に位置するスイッチ用開口112とが設けられている。
【選択図】 図1
【構成】 身体障害者500が座った状態で洋式便器200を使用可能とすべく洋式便器200の上側に被さるようにセット可能な身体障害者トイレ用椅子であり、第1の座面110と、第1の座面110から下方に延設された脚部130と、第1の座面110の後ろ側で第1の座面110の上側に位置してヒンジ結合された第2の座面120とを備え、脚部130は、間に洋式便器200が入り込むことが可能な寸法に設定され、第1の座面110には、洋式便器200の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器200の便座230の上側に位置する便座用開口111と、洋式便器200の洗浄機能を操作する操作スイッチ群250の上側に位置するスイッチ用開口112とが設けられている。
【選択図】 図1
Description
本考案は、身体障害者やその介護者にとって使いやすく、かつ安価な身体障害者トイレ用椅子に関する。
車椅子を使用している身体障害者が洋式便器を使用する際には、乗っている車椅子から臀部をずらすようにして洋式便器の便座に乗り移るようにしている。この乗り移りは、身体障害者にとっては、かなり無理な体勢を強いるものであり、場合によって乗り移り時の転落事故の原因にもなりかねず、また介護者にとっても大きな負担がかかるものであった。
この身体障害者のみならず介護者にとっても大きな負担となる車椅子から洋式便器への乗り移りを手助けするものとして、特開2000−232998号公報に記載されたような身体障害者用トイレ介助装置が開発されている。
しかしながら、この身体障害者用トイレ介助装置は、かなり大がかりなものであり、スペース的にもコスト的にも個人宅に簡単に設置できるものではなかった。
本考案は上記課題を解消するために創案されたものであって、身体障害者にとって使いやすく、かつ安価な身体障害者トイレ用椅子を提供することを目的としている。
本考案に係る身体障害者トイレ用椅子は、身体障害者が座った状態で洋式便器を使用可能とすべく洋式便器の上側に被さるようにセット可能な身体障害者トイレ用椅子であって、第1の座面と、この第1の座面から下方に延設された脚部と、前記第1の座面の後ろ側において第1の座面の上側に位置してヒンジ結合された第2の座面とを備えており、前記脚部は、間に洋式便器が入り込むことが可能な寸法に設定されており、前記第1の座面には、洋式便器の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器の便座の上側に位置する便座用開口と、洋式便器に設置された洗浄機能を操作する操作スイッチ群の上側に位置するスイッチ用開口とが設けられている。
前記脚部の下端には、ストッパー付のキャスターが設けられているとよい。
また、前記脚部のうち、前側脚部の間には、折り畳み可能な足おき板が設けられている。
さらに、前記キャスターは、高さ調節が可能なものであることが望ましい。
前記脚部のうち、左右の後脚部の間には、開いた状態にある第2の座面を支持する座支持部が設けられている。
本考案に係る身体障害者トイレ用椅子は、第1の座面に座った状態で身体障害者が用便を行うことができるので、例えば、ベッドに寝たきりの身体障害者を別途から身体障害者トイレ用椅子にのせ、そのままトイレまで押していき、そのままの状態で用便を行わせることができる。すなわち、従来のように、無駄な車椅子への乗り移りが不要となるので、身体障害者にとって使いやすいのはもちろんのこと、介護者にとっても大幅な労力の軽減が可能になる。また、構造が簡単であるので、安価に構成することも可能である。
図1は本考案に係る身体障害者トイレ用椅子の第2の便座をはね上げた状態を示す概略的斜視図、図2は本考案に係る身体障害者トイレ用椅子の第2の便座を下ろした状態を示す概略的斜視図、図3は本考案にかかる身体障害者トイレ用椅子をトイレにおいて使用している状態を示す概略的側面図、図4は本考案にかかる身体障害者トイレ用椅子を単なる椅子として使用している状態を示す概略的側面図、図5は本考案に係る身体障害者トイレ用椅子の第1の座面と洋式便器との位置関係を示す概略的平面図、図6は一般的な洋式便器の概略的側面図、図7は一般的な洋式便器の概略的平面図である。
本考案に係る身体障害者トイレ用椅子100は、図1に示すように、身体障害者500が座った状態で洋式便器200を使用可能とすべく洋式便器200の上側に被さるようにセット可能な身体障害者トイレ用椅子であって、第1の座面110と、この第1の座面110から下方に延設された脚部130と、前記第1の座面110の後ろ側において第1の座面110の上側に位置してヒンジ結合された第2の座面120とを備えており、前記脚部130は、間に洋式便器200が入り込むことが可能な寸法に設定されており、前記第1の座面110には、洋式便器200の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器200の便座230の上側に位置する便座用開口111と、洋式便器200に設置された洗浄機能を操作する操作スイッチ群250の上側に位置するスイッチ用開口112とが設けられている。
まず、一般的な洋式便器200は、図6や図7に示すように、本体部210と、この本体部210の後方に設けられた貯水タンク220と、前記本体部210の上側に開閉可能に設けられた便座230と、この便座230と同様に開閉可能に設けられた蓋体240とを有している。そして、洗浄機能を操作する操作スイッチ群250は、リモコンとして本体部210とは別体に設けられているものと、本体部210に一体的に設けられているものとがある。以下では、操作スイッチ群250が本体部210と一体的に設けられているものを挙げて説明を行う。
まず、この身体障害者トイレ用椅子100は、身体障害者500でも軽々と取り扱うことができるように、木材や合成樹脂等の比較的軽量な素材から構成されている。
この身体障害者トイレ用椅子100の第1の座面110は、トイレにおいて使用している場合に座る略矩形状の座面であって、便座用開口111と、スイッチ用開口112とが開設されている。
この第1の座面110は、四隅に脚部130が取り付けられている。各脚部130のうち、左右の前脚部131L、131Rの間は第1の座面110より下方において前貫部材140で連結されており、前脚部131L、131Rと後脚部132L、132Rとの間は第1の座面110より下方において横貫部材141によって連結されている。しかし、左右の後脚部132L、132Rの間は、貫部材に相当する部材で連結されていない。これは、身体障害者トイレ用椅子100が、洋式便器200にの上側に被さるようにセットされる際に、後ろ向きにセットされるのが最も合理的であるため、セットの際の邪魔にならないようにするためである。
脚部130は、第1の座面110より上方まで伸びており、前脚部131L、131Rと後脚部132L、132Rとの上端においてひじ掛け150で連結されている。
一方、左右の後脚部132L、132R、しかも第1の座面110や第2の座面120より上側の間には、開いた状態にある第2の座面120を支持する座支持部160が設けられている(図2参照)。この座支持部160には、例えば皮革製のベルトが用いられる。また、この座支持部160は、身体障害者トイレ用椅子100を単なる椅子として使用する場合には、背もたれとして機能する。
前記第1の座面110に開設された便座用開口111は、身体障害者トイレ用椅子100が洋式便器200の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器200の便座230の上側に位置するようになっている。すなわち、この便座用開口111が身体障害者トイレ用椅子100を使用する際の便座となるのである。従って、この便座用開口111は、洋式便器200の便座230の内側縁部と同程度の大きさ、形状に設定されている。
また、前記第1の座面110に開設されたスイッチ用開口112は、身体障害者トイレ用椅子100が洋式便器200の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器200に設置された洗浄機能を操作する操作スイッチ群250の上側に位置するようになっている。すなわち、このスイッチ用開口112を介して、洗浄機能を操作する操作スイッチ群250を操作することができるのである。
前記脚部130の下端には、ストッパー付のキャスター170が設けられている。このキャスター170があるので、身体障害者トイレ用椅子100に身体障害者が座っても、介護者は簡単にトイレまで移動させることができるのである。なお、不用意に身体障害者トイレ用椅子100が動かないように、このキャスター170は回転を強制的に停止するストッパーが設けられているタイプのものが望ましい。
また、このキャスター170は、高さ調節が可能なものであることが望ましい。なぜならば、一般的な洋式便器といえども、メーカーや仕様によってその高さ寸法が異なるので、各種の高さの洋式便器に対応することができるようにするためである。さらには、使用者である身体障害者500の体格にも対応することができるようにするためである。
また、前記脚部130のうち、前側脚部131L、131Rの間には、使用中の身体障害者500が足をおくことができるようになった折り畳み可能な足おき板180が設けられている。この足おき板180は、第1の座面110の前面から垂下された垂下板181と、この垂下板181の下端から直交する方向に取り付けられた水平板182と、両板181、182を折り畳み可能に連結するヒンジ(図示省略)とから構成されている。従って、この足おき板180は、使用中には、水平板182が垂下板181に対して直交するように出ており、不使用中には水平板182がヒンジから折り畳まれている。
また、第1の座面110の上側には、第2の座面120が設けられている。この第2の座面120は、図1に示すように、前記第1の座面110の後ろ側において第1の座面110とヒンジ180によってヒンジ結合されている。従って、この第2の座面120は、図2等に示すように、後ろ側に向かってはね上げるように動かすことができる。この第2の座面120の表面には、適宜なクッション121が設けられている。
なお、はね上げられた第2の座面120は、左右の後脚部の間に設けられた座支持部160によって支持されるようになっている。
なお、はね上げられた第2の座面120は、左右の後脚部の間に設けられた座支持部160によって支持されるようになっている。
以上のように構成された身体障害者トイレ用椅子100は次のようにして使用する。
まず、この身体障害者トイレ用椅子100を通常の椅子として使用する場合には、図2に示すように、第2の座面120を下ろした状態、すなわち第1の座面110の上側に第2の座面120を重ねた状態で使用する。
まず、この身体障害者トイレ用椅子100を通常の椅子として使用する場合には、図2に示すように、第2の座面120を下ろした状態、すなわち第1の座面110の上側に第2の座面120を重ねた状態で使用する。
この身体障害者トイレ用椅子100をトイレにて使用する場合には、図1に示すように、第2の座面120をはね上げて、第1の座面110を露出させる。なお、第2の座面120は、座支持部160に支持させる。この状態で身体障害者500を第1の座面110の便座用開口111に臀部を載せた状態で座らせる。また、この状態では、足おき板180は略L字形状、すなわち水平板181を水平にして足をおくことができるようにしておく。
なお、身体障害者500としては、足腰の弱ったものを想定しているので、ベッドから身を起こして、ベッドサイドにて身体障害者トイレ用椅子100に座るようにする。
そして、介護者は、身体障害者500が乗った身体障害者トイレ用椅子100を押して移動させ、身体障害者トイレ用椅子100が洋式便器200の上側に被さるようにセットする(図3参照)。この状態で、安全のためにキャスター170のストッパーを操作して、身体障害者トイレ用椅子100が不用意に動かないようにする。なお、この場合の洋式便器200の少なくとも蓋体240は上げておく。
用便を済ませた後は、第1の便座110のスイッチ用開口111を介して、洋式便器200に設置された洗浄機能を操作する操作スイッチ群250を操作して臀部の洗浄を行う。
身体障害者500は、身体障害者トイレ用椅子100とともに、介護者によって、ベッドサイドにまで移動されて、ベッドに横たわる。
なお、身体障害者500が身体障害者トイレ用椅子100に乗り移るのは、必ずしもベッドサイドである必要はなく、それぞれの障害の程度に応じた場所で乗り移るようにすればよい。
100 身体障害者トイレ用椅子
110 第1の座面
111 便座用開口
112 スイッチ用開口
120 第2の座面
130 脚部
110 第1の座面
111 便座用開口
112 スイッチ用開口
120 第2の座面
130 脚部
Claims (5)
- 身体障害者が座った状態で洋式便器を使用可能とすべく洋式便器の上側に被さるようにセット可能な身体障害者トイレ用椅子において、第1の座面と、この第1の座面から下方に延設された脚部と、前記第1の座面の後ろ側において第1の座面の上側に位置してヒンジ結合された第2の座面とを具備しており、前記脚部は、間に洋式便器が入り込むことが可能な寸法に設定されており、前記第1の座面には、洋式便器の上側に被さるようにセットされた場合、洋式便器の便座の上側に位置する便座用開口と、洋式便器に設置された洗浄機能を操作する操作スイッチ群の上側に位置するスイッチ用開口とが設けられていることを特徴とする身体障害者トイレ用椅子。
- 前記脚部の下端には、ストッパー付のキャスターが設けられていることを特徴とする請求項1記載の身体障害者トイレ用椅子。
- 前記脚部のうち、前側脚部の間には、折り畳み可能な足おき板が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の身体障害者トイレ用椅子。
- 前記キャスターは、高さ調節が可能なものであることを特徴とする請求項2記載の身体障害者トイレ用椅子。
- 前記脚部のうち、左右の後脚部の間には、開いた状態にある第2の座面を支持する座支持部が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の身体障害者トイレ用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004973U JP3125229U (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 身体障害者トイレ用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3125229U true JP3125229U (ja) | 2006-09-14 |
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JP (1) | JP3125229U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013215249A (ja) * | 2012-04-05 | 2013-10-24 | Toyo Vending Kk | トイレ用の介護用補助装置 |
-
2006
- 2006-06-23 JP JP2006004973U patent/JP3125229U/ja not_active Expired - Fee Related
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