JP4324332B2 - 携帯型電子機器の充電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機のような携帯型電子機器の充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の携帯型電子機器には、充電池よりなる電池パックが着脱自在に装着されており、携帯型電子機器を使用している間に電池パックの電池量が減少したり、なくなった場合、充電装置を使用して充電している。
【0003】
また携帯型電子機器の充電装置としては、例えば特許第2605537号公報に記載されたものが公知である。
【0004】
前記公報の充電装置は、携帯電話機本体の背面に小型電池パック及び大型電池パックが選択的に装着できるようになっており、小型電池パックの底面及び大型電池パックの底面には、背面側から同一位置に案内用穴が形成されていて、各案内用穴内には、一対の充電端子が設けられていると共に、小型電池パックの下部背面には、充電器本体の係合用突部に係合する係合用凹部が、そして大型電池パックの下部背面には、前記係合用突部を逃がすための溝が形成され、この溝の下端は開放されている。
【0005】
一方充電器本体には、携帯電話機本体の下部を挿入するポケットが形成されていて、ポケットの底面には、小型電池パック及び大型電池パックの底面に形成された案内用穴に嵌合する案内用突部が突設されており、これら案内用突部内には、圧縮ばねにより突出方向へ付勢された可動充電端子が設けられている。
【0006】
前記構成された従来の充電装置で、携帯電話機本体に装着された小型電池パックを充電する場合は、携帯電話機本体の下部を充電器本体のポケット内へ挿入して、小型電池パック底面の案内用穴を、ポケット底面の案内用突部に嵌合し、この状態で小型電池パックの係合用凹部をポケット内の係合突部へ係合する。
【0007】
これによって案内用突部内に設けられた可動充電端子が圧縮ばねの付勢力で、小型電池パックの案内用穴内に設けられた充電端子に圧接されるため、充電器本体により小型電池パックを充電することができる。
【0008】
また小型電池パックは軽量のため、圧縮ばねの反発力で携帯電話機本体がポケット内より押し上げられるが、小型電池パックの背面に形成された係合用突部がポケット内の係合用突部に係合されているため、携帯電話機本体がポケット内より押し出されることはない。
【0009】
一方携帯電話機本体に装着された大型電池パックを充電する場合は、携帯電話機本体の下部を充電器本体のポケット内へ挿入して、大型電池パック底面の案内用穴をポケット底面の案内用突部に嵌合する。
【0010】
このときポケット内の係合用突部は、大型電池パックの背面に形成された溝により逃すことができると共に、案内用突部内に設けられた可動充電端子が圧縮ばねの付勢力で、大型電池パックの案内用穴内に設けられた充電端子に圧接されるため、充電器本体により大型充電パックを充電することができる。
【0011】
また大型充電パックは重量が重いことから、圧縮ばねの反発力により携帯電話機本体が押し上げられることがないため、携帯電話機本体がポケット内より押し出されることがない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記公報の充電装置では、ポケットの背面に沿って携帯電話機本体をポケット内へ挿入しないと、小型電池パックや大型電池パックの底面に形成された案内用穴がポケット底面に突設された案内用突部に嵌合できないことから、例えばポケットの前面に沿うようポケット内に携帯電話機本体を挿入した場合、電池パック側の充電端子と充電器本体側の可動充電端子が接続されないため、電池パックの充電ができなくなるなどの問題がある。
【0013】
また各電池パックの背面に係合用凹部や溝を、そして底面に案内用穴を形成した構造のため、これら係合凹部や溝、案内用穴を形成するためのスペースを電池パック側に必要として、電池パック内に充電池を設置するためのスペースを十分に確保できず、その結果充電池の容量を大きくできないため携帯電話機の使用時間が短くなってしまうなどの問題がある。
【0014】
さらに携帯電話機本体の背面に制御部アダプタを取付けると、充電器本体のポケットに携帯電話機本体を挿入できなくなるため、電池パックの充電ができなくなると共に、充電器本体のポケットが1個しかないため業務用などで複数の携帯電話機を使用する場合、携帯電話機毎に充電装置を購入しなければならないため、不経済であるなどの問題もあった。
【0015】
本発明はかかる従来の問題点を解消するためになされたもので、電池パック側に案内用穴や凹溝などを設ける必要がなく、また本体に制御部アダプタを装着した状態でも電池パックの充電が可能な携帯型電子機器の充電装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の携帯型電子機器の充電装置は、携帯型電子機器の本体に着脱自在に装着された小型電池パック及び大型電池パックを充電する携帯型電子機器の充電装置であって、各電池パックが装着された本体及び制御部アダプタを介して各電池パックが装着された本体の下部が収容できる大きさのポケットを有する充電器本体と、ポケットの内底面に設けられ、かつポケット内に収容された各電池パックの背面が当接するポケットの後壁との間で本体の収容位置を規定すると共に、制御部アダプタに形成されたガイド溝に嵌入自在なガイド手段とから構成したものである。
【0017】
前記構成により、各電池パックが装着された本体、及び制御部アダプタを介して各電池パックが装着された本体の下部を充電器本体のポケットに収容すると、ポケットの後壁とガイド手段の間で本体の位置が規定されるため、予め各電池パックの大きさを統一しておくことにより、ポケットの内底面に設けられた充電端子に、各電池パックの底面に設けられた充電端子を確実に接触させることができ、これによって電池パックの充電ができなくなるなどの問題を解消することができると共に、ポケットの内底面に設けられたガイド手段が制御部アダプタに形成されたガイド溝に下方より嵌入するため、本体に制御部アダプタを装着した状態でも電池パックの充電が可能になる。
【0018】
また各電池パックの背面に係合用凹部や溝を、そして底面に案内用穴を形成する必要がないため、これら係合凹部や溝、案内用穴を形成するためのスペースが不要となり、これによって電池パック内に容量の大きな充電池を設置することができるため、携帯電話機の使用時間が短くなってしまうなどの問題も解消することができる。
【0019】
前記目的を達成するため本発明の携帯型電子機器の充電装置は、ポケット内に収容された各電池パックの背面が当接するポケットの後壁に、大型電池パックの背面に突設された突出部が嵌入する凹部を形成したものである。
【0020】
前記構成により、大型電池パックの大きさを小型電池パックの大きさとほぼ同じにしても、電池パック内に容量の大きな充電池を収容することができるため、携帯電話機の使用時を延長することができる。
【0021】
前記目的を達成するため本発明の携帯型電子機器の充電装置は、ガイド手段を、クサビ状をなす複数の突起により形成したものである。
【0022】
前記構成により、制御部アダプタを介して各電池パックが装着された本体を充電器本体のポケット内に収容すると、制御部アダプタのガイド溝に確実にガイド手段を嵌入させることができるため、本体の挿入角度を意識せずに本体をポケット内に収容することができ、これによって使い勝手が向上する。
【0023】
前記目的を達成するため本発明の携帯型電子機器の充電装置は、ポケットの内底面に傾斜する排水路を形成し、かつ排水路の最下部を、ポケットの側壁に形成した切欠きに連通させたものである。
【0024】
前記構成により、誤って水や飲料などをポケット内にこぼしても、排水路を流下して切欠きよりポケット外へ排出されるため、充電器本体内に設けられた電子部品などが水や飲料などにより損傷を受けたり、発火や発煙の虞がないため、安全性が向上する。
【0025】
前記目的を達成するため本発明の携帯型電子機器の充電装置は、充電器本体に複数のポケットを設けたものである。
【0026】
前記構成により、複数の携帯型電子機器を同時に充電することができるため、業務用携帯型電子機器などの場合、利便性が向上すると共に、各携帯型電子機器毎に充電装置を購入する必要がないため、経済的である。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳述する。
【0028】
図1に携帯電話機及び携帯電話機に装着された電池パックを充填する充電装置の斜視図、図2は充電装置の斜視図、図3は携帯電話機のバリエーションを示す説明図、図4ないし図7は充電する際の作用説明図である。
【0029】
携帯電話機本体1には、小型電池パック2と大型電池パック3が選択的に装着できるようになっており、また必要に応じて携帯電話機本体1と電池パック2,3の間に制御部アダプタ4が装着できるようになっている。
【0030】
図3の(イ)ないし(ニ)は携帯電話機の使用状態のバリエーションを示すもので、図3の(イ)は携帯電話機本体1の背面に小型電池パック2を装着した状態を示し、図3の(ロ)は携帯電話機本体1の背面に大型電池パック3を装着した状態を示す。
【0031】
図3の(ハ)は携帯電話機本体1と小型電池パック2の間に制御部アダプタ4を装着した状態、図3の(ニ)は携帯電話機本体1と大型電池パック3の間に制御部アダプタ4を装着した状態をそれぞれ示している。
【0032】
携帯電話機本体1に装着された小型電池パック2及び大型電池パック3は何れもケース2a,3a内に図示しない充電池が収容されていて、携帯電話機本体1内に設けられた図示しない電子回路に電力を供給するようになっている。
【0033】
小型電池パック2と大型電池パック3の各ケース2a,3aは、厚み及び外形寸法がほぼ同じに形成されており、大型電池パック3のケース3aは、容量の大きい充電池が内部に収容できるよう、背景に突出部3bが形成されていると共に、各ケース2a,3aの底面には、充電端子5がケース2a,3aより露出するよう設けられている。
【0034】
制御部アダプタ4は、携帯電話機本体1の背面に装着した際、図示しないインターフェースを介して携帯電話機本体1内の電子回路と接続されて、制御部アダプタ4内で処理したGPS信号などのデータを携帯電話機本体1内へ送り込むことにより、携帯電話機本体1に付属するアンテナ6よりデータ無線で送信できるようになっていると共に、携帯電話機本体1とほぼ同じ厚みと外形寸法に形成されていて、下部の両側には、充電器本体8に突設された後述するガイド手段9h,10hが下方より嵌入するガイド溝4aが凹設されている。
【0035】
一方携帯電話機本体1に装着され小型電池パック2及び大型電池パック3を充電する充電器本体8は、上面の複数個所、例えば2個所にポケット9及び10が形成されたケース8aを有している。
【0036】
各ポケット9,10の底面9a,10aと後壁9c,10cは基準面となっていて、底面9a,10aは前側より後側へ順次低くなるよう傾斜されており、各ポケット9,10の前壁9b,10bはほぼ垂直に、そして後壁9c,10cは、底面9a,10aとほぼ直角となるよう後側へ傾斜されていると共に、各後壁9c,10cには、大型電池パック3の背面に突設された突出部3bが嵌入する凹部9d,10dが形成されている。
【0037】
各ポケット9,10の底面9a,10a両側には、使用者が誤ってポケット9,10内に水や飲料などをこぼした場合にポケット9,10外へ排水する排水路9e,10eが形成されている。
【0038】
各排水路9e,10eは後側より前側へ順次低くなるよう傾斜されており、前端の最低部はポケット9,10の両側壁9f,10fに形成された切欠き9g,10gに連通されていて、排水路9e,10eを流下した水や飲料などは、これら切欠き9g,10gよりポケット9,10外へ排出されるようになっている。
【0039】
また各ポケット9,10の排水路9e,10eの途中には、排水路9e,10eを流下する水などの流れを妨げないよう一対のクサビ状突起よりなるガイド手段9h,10hがほぼ垂直に突設されている。
【0040】
これらガイド手段9h,10hは、携帯電話機本体1に制御部アダプタ4と小型電池パック2または大型電池パック3を装着した状態で、携帯電話機本体1の下部をポケット9,10へ挿入し、電池パック2,3の背面を各ポケット9,10の後壁9c,10cに密着させたときに、制御部アダプタ4の下部に凹設されたガイド溝4aに下方より嵌入する位置に突設されて、後壁9c,10cとの間で、ポケット9,10内に挿入された携帯電話機本体1の位置を規定するようになっている。
【0041】
一方各ポケット9,10の底面9a,10aには、携帯電話機本体1の下部をポケット9,10に挿入した際、携帯電話機本体1に装着された小型電池パック2や大型電池パック3の底面に設けられた充電端子5と接触する可動充電端子13が設けられている。
【0042】
可動充電端子13は、複数のピンにより構成されていて、底面9a,10aに上下方向へ出没自在に支承されており、圧縮ばね14により突出方向へ付勢されていると共に、リード線15により回路基板16に電気的に接続されている。
【0043】
回路基板16は、充電器本体8のケース8a内に設置されていて、各ポケット9,10内に挿入された各電池パック2,3の底面に露出された充電端子5が可動充電端子13に接触したのを検出すると、電池パック2,3の充電池を充電するための充電電流及びトリクル充電電流を供給するように構成されており、図示しない放電ボタンを押すことにより、充電池を放電するための放電電流も供給できるようになっている。
【0044】
次に前記構成された充電装置により小型電池パック2や大型電池パック3を充電する際の作用を説明する。
【0045】
充電に当っては、まず充電器本体8の図示しない電源コードを商用電源に接続し、この状態で充電器本体1の一方のポケット9,10もしくは両方のポケット9,10に携帯電話機本体1の下部を図4ないし図7に示すように挿入する。
【0046】
図4は小型電池パック2を装着した携帯電話機本体1を各ポケット9,10に収容した状態を示すもので、各ポケット9,10に携帯電話機本体1の下部を挿入すると、携帯電話機本体1の下部前面がポケット9,10の内底面に突設されたガイド手段9h,10hにガイドされるため、無意識に挿入するだけで、各ポケット9,10の基準面である後壁9c,10cに小型電池パック2の背面が密着されて、携帯電話機本体1の位置が規定されると同時に、底面9a,10aより突出する可動充電端子13の先端が小型電池パック2の底面に露出する充電端子5に接触される。
【0047】
このとき可動充電端子13は、携帯電話機本体1及び小型電池パック2の自重により圧縮ばね14の付勢力に抗して没入されるが、圧縮ばね14の付勢力で充電端子5と可動充電端子13は常時圧接状態に維持されると共に、充電端子5が可動充電端子13に接続されたのを回路基板16の電子回路が検出すると、回路基板16より放電流が供給されて、小型電池パック2の放電が行われる。
【0048】
次に小型電池パック2の放電が完了したら、小型電池パック2の充電を開始するが、各ポケット9,10にそれぞれ携帯電話機本体1が収容されている場合は、ポケット9,10の一方、例えば前側ポケット9に収容された携帯電話機本体1の小型電池パック2より充電が開始され、後側ポケット10に収容された携帯電話機本体1の小型電池パック2は充電待機状態になる。
【0049】
そしてポケット9側の小型電池パック2が満充電になると、充電待機状態となっていた後側ポケット10内の小型電池パック2へ充電電流の供給が切換えられて、後側ポケット10内の小型電池パック2の充電が開始されると共に、充電の完了した前側ポケット9の小型電池パック2には、自然放電を補うためのトリクル充電に切換えられて、小電流によるトリクル充電が開始される。
【0050】
その後、後側ポケット10内の小型電池パック2の充電が完了すると、後側ポケット10内の小型電池パック2もトリクル充電に切換えられる。
【0051】
以上は携帯電話機本体1に装着された小型電池パック2を充電する場合であるが、携帯電話機本体1に装着された大型電池パック3を充電する場合も同様な動作となる。
【0052】
ただ大型電池パック3は、ケース3a内に容量の大きい充電池を収容するため、背面に突出部3bが突設されている。
【0053】
しかし各ポケット9,10の後壁9c,10cには、予め突出部3bが嵌合可能な凹部9d,10dが形成されているため、小型電池パック2を携帯電話機本体1に装着したときと同様に、大型電池パック3の背面を各ポケット9,10の後壁9c,10cに密着させた状態で大型電池パック3の充電が行われるようになる。
【0054】
一方制御部アダプタ4を介して携帯電話機本体1に装着された小型電池パック2を充電する場合は、図5に示すようになる。
【0055】
すなわち制御部アダプタ4を介して小型電池パック2が取付けられた携帯電話機本体1の下部を充電器本体8の各ポケット9,10に挿入すると、各ポケット9,10の底部に突設されたガイド手段9hが制御部アダプタ4のガイド溝4aに下方より嵌入すると同時に、小型電池パック2の背面が各ポケット9,10の後壁9c,10cに密着される。
【0056】
これによって小型電池パック2底面の充電端子5がポケット9,10底面の可動充電端子13に接続されて、小型電池パック2の放電が行われた後、各ポケット9,10に携帯電話本体1が収容されている場合は、前側ポケット9の小型電池パック2の充電が開始され、前側ポケット9の小型電池パック2の充電が完了すると、後側ポケット10の小型電池パック2の充電が開始され、前側ポケット9の小型電池パック2はトリクル充電状態となる。
【0057】
また制御部アダプタ4を介して携帯電話機1に装着された大型電池パック3の作用も同様であるが、この場合大型電池パック3の背面に突設された突出部4bが図7に示すように各ポケット9,10の後壁9c,10cに形成された凹部9d,10d内に収容されるため、小型電池パック2と同様に、大型電池パック3の背面を各ポケット9,10の後壁9d,10dに密着させた状態で大型電池パック3の充電が行えるようになる。
【0058】
なお前記実施の形態では、携帯電話機の場合について説明したが、脱着自在な電池パックを有する携帯型電子機器全般に適用できるものである。
【0059】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、小型電池パック及び大型電池パックが装着された本体及び制御部アダプタを介して各電池パックが装着された本体の下部が収容できる大きさのポケットを有する充電器本体と、ポケットの内底面に設けられ、かつポケット内に収容された各電池パックの背面が当接するポケットの後壁との間で本体の収容位置を規定すると共に、制御部アダプタに形成されたガイド溝に嵌入自在なガイド手段とから構成したもので、各電池パックが装着された本体及び制御部アダプタを介して各電池パックが装着された本体の下部を充電器本体のポケットに収容すると、ポケットの後壁とガイド手段の間で本体の位置が規定されるため、予め各電池パックの大きさを統一しておくことにより、ポケットの内底面に設けられた充電端子に、各電池パックの底面に設けられた充電端子を確実に接触させることができ、これによって電池パックの充電ができなくなるなどの従来の問題を解消することができると共に、ポケットの内底面に設けられたガイド手段が制御部アダプタに形成されたガイド溝に下方より嵌入するため、本体に制御部アダプタを装着した状態でも電池パックの充電が可能になる。
【0060】
また各電池パックの背面に係合用凹部や溝を、そして底面に案内用穴を形成する必要がないため、これら係合凹部や溝、案内用穴を形成するためのスペースが不要となり、これによって電池パック内に容量の大きな充電池を設置することができるため、携帯電話機の使用時間が短くなってしまうなどの従来の問題点も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置及び携帯型電子機器を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置を示す斜視図
【図3】(イ)ないし(ニ)は本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置により充電が可能な携帯型電子機器のバリエーションを示す斜視図
【図4】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置により携帯型電子機器を充電している状態を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置により携帯型電子機器を充電している状態を示す斜視図
【図6】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置により携帯型電子機器を充電している状態を示す斜視図
【図7】本発明の実施の形態になる携帯型電子機器の充電装置により携帯型電子機器を充電している状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 携帯型電子機器の本体
2 小型電池パック
3 大型電池パック
3b 突出部
4 制御部アダプタ
4a ガイド溝
8 充電器本体
9 ポケット
9c 後壁
9d 凹部
9e 排水路
9f 側壁
9g 切欠き
9h ガイド手段
10 ポケット
10c 後壁
10d 凹部
10e 排水路
10f 側壁
10g 切欠き
10h ガイド手段

Claims (5)

  1. 携帯型電子機器の本体に着脱自在に装着された小型電池パック及び大型電池パックを充電する携帯型電子機器の充電装置であって、前記各電池パックが装着された前記本体及び制御部アダプタを介して前記各電池パックが装着された前記本体の下部が収容できる大きさのポケットを有する充電器本体と、前記ポケットの内底面に設けられ、かつ前記ポケット内に収容された前記各電池パックの背面が当接する前記ポケットの後壁との間で前記本体の収容位置を規定すると共に、前記制御部アダプタに形成されたガイド溝に嵌入自在なガイド手段とを具備したことを特徴とする携帯型電子機器の充電装置。
  2. 前記ポケット内に収容された前記各電池パックの背面が当接する前記ポケットの後壁に、前記大型電池パックの背面に突設された突出部が嵌入する凹部を形成してなる請求項1に記載の携帯型電子機器の充電装置。
  3. 前記ガイド手段を、クサビ状をなす複数の突起により形成してなる請求項1または2に記載の携帯型電子機器の充電装置。
  4. 前記ポケットの内底面に傾斜する排水路を形成し、かつ前記排水路の最下部を、前記ポケットの側壁に形成した切欠きに連通させてなる請求項1ないし3の何れか1項に記載の携帯型電子機器の充電装置。
  5. 前記充電器本体に複数のポケットを設けてなる請求項1ないし4の何れか1項に記載の携帯型電子機器の充電装置。
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