JP4324269B2 - ベッドシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッドに排便機構を設けたベッドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
排便機構を備えたベッドに、排便する使用者の上半身と下半身を支える機構を設けたものは、従来種々公開されており、本出願人も種々提案している。そして、その一つとして、特開平7ー59817号公報に記載された排便機構付ベッドシステムがある。
【0003】
前記排便機構付ベッドシステムは、排便時の使用者の体位を安定させることができ、使用者である患者にとって、精神的な安定感をもたらして、排便をスムースに行わせられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、排便機構付のベッドを、さらに、排便時の体位を安定させられて、排便をスムースに行わせられると共に、排便後の操作も安定して容易に行うことができるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ベッド基台1の中程の位置に、上下貫通状口4を設け、上下貫通状口4に水洗式の便器5を設け、ベッド基台1の後部に下半身用ベッド基台17を設け、下半身用ベッド基台17の前部に便座18を設け、便座18が便座駆動装置16で便器5の前方に前進した位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台17で覆われて、下半身用ベッド基台17の上面が略平面状となり、便座18が後退して便器5の上に重なった位置で、下半身用ベッド基台前部19が、下半身用ベッド基台駆動装置24により、上方に山形に突出できるように形成し、便器5の前方のベッド基台1に、上半身用ベッド基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43により、略水平状の位置と傾斜した起立位置に、上半身用ベッド基台35の後部を回動の中心として回動できるように設けてベッドシステムとした。
【0006】
第2の発明は、第1の発明において、起立位置から略水平状の位置に復帰する上半身用ベッド基台35の上半身用ベッド基台後端部37が、上半身用ベッド基台後端部駆動装置44により駆動され、下半身用ベッド基台前端部23よりも上方となって、下半身用ベッド基台17が略水平状の位置に復帰した後、上半身用ベッド基台後端部37が、下半身用ベッド基台前端部23に近接する略水平状の位置に復帰するように形成してベッドシステムとした。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図に基づいて本発明の実施の形態の説明をするが、この明細書では、ベッドにおいて、使用者の頭部を支える側、すなわち、図で右側となる部分を前部と記載し、使用者の足を支える側、すなわち、図で左側となる部分を後部と記載している。
【0008】
この実施の形態のベッド基台1は、下端部に自在輪3を設けた4本の脚2によって支持されている。そして、図1及び図5に示すように、ベッド基台1の後部寄りの中程の位置に、上下貫通状口4を設けてある。
【0009】
そして、上下貫通状口4には、図示してない水噴出ノズルを備えた水洗式の便器5を設けてあり、この便器5の排出物は、便器5の底部の排出溝6から排出管7を経て、外部に排出されるように形成してある。
【0010】
そして、便器5の前部には、図示してない水噴出ノズルを備えた水洗式の便座収容室8を、便座収容室8内が便器5内と連通するようにして設けてある。
そして、前記便器5は、便座収容室8に洗浄水を噴出して、便座18を洗浄した後、その水を使って便器5を洗浄するように形成することも可能である。
【0011】
そして、ベッド基台1の後部に、下半身用ベッド基台17を前後摺動可能に設けてあり、下半身用ベッド基台17の前端部を、第1軸20で便座18の後部に回動可能に軸着して設けてある。
【0012】
そして、下半身用ベッド基台17の前部である下半身用ベッド基台前部19・19は、前記の第1軸20のほかに第2軸21及び第3軸22で軸着されており、この第1軸20と第2軸21及び第3軸22で屈曲できるように形成してある。
そして、下半身用ベッド基台17の上面には、図1及び図7に示す(図7では半裁して示す)、後部用マット27が着脱可能に装着されている。
【0013】
そして、下半身用ベッド基台17の前部に設けた、図4に示す便座18は、便座18の後端部に接続して設けた便座駆動装置16で、ベッド基台1上を前後に移動できるように形成してある。なお、前記便座18は、2つの直線状の部材として形成されているが、便座18は、湾曲して形成してもよい。
【0014】
そして、便座18が便器5の前方に前進して、便器5の前部の水洗式の便座収容室8に収容された位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台17で覆われて、下半身用ベッド基台17の上面が略平面状となるように形成してある。
そして、便座18が便座駆動装置16で後退させられると共に、下半身用ベッド基台駆動装置24の先端部25が下半身用ベッド基台前部19を上方に押し上げることにより、下半身用ベッド基台前部19・19が上方に山形に突出するように形成してある。
【0015】
そして、この実施の形態では、下半身用ベッド基台前部19が、図3に示す直線状の形から、図1に示す山形に移り易くするため、下半身用ベッド基台前部19を山形に変化させる向きに押す付勢具26が設けてある。
【0016】
そして、便器5の前方のベッド基台1には、下半身用ベッド基台17と対向する上半身用ベッド基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43により、図3に示す略水平状の位置と図1に示す傾斜した起立位置に、上半身用ベッド基台35の後部を回動の中心として回動できるように形成してあり、上面には前部用マット45が、着脱可能に装着されている。
【0017】
そして、上半身用ベッド基台後部36の両側には、それぞれ、第1ピン38と第2ピン40が図5・図6に示すように設けてある。
そして、上半身用ベッド基台35を起立させるときは、図1及び図6に示すように、第1ピン係合具39に第1ピン38を係合し、第2ピン40を第2ピン係合具41から外すと、上半身用ベッド基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43で起立できるように形成してある。
【0018】
そして、図1及び図2に示す、便座18が便器5の上方に重なり、下半身用ベッド基台前部19・19が上方に山形に突出し、上半身用ベッド基台35が傾斜した起立状態に在るベッドシステムは、便座駆動装置16と下半身用ベッド基台駆動装置24を、便座18を使用しようとするときと逆向きに駆動すると、便座18が便座収容室8内に収容されて洗浄されるように形成してある。
【0019】
そして、便座18が便座収容室8内に収容されるに伴い、山形に上方に突出していた下半身用ベッド基台前部19・19が平面状となるように形成してある。また、上半身用ベッド基台35は、上半身用ベッド基台35を起立させるときと逆向きに、上半身用ベッド基台駆動装置43を駆動すると、上半身用ベッド基台35が、略水平状となるように形成してある。
【0020】
そして、前記の上半身用ベッド基台35が上半身用ベッド基台駆動装置43で略水平状となるとともに、下半身用ベッド基台17が下半身用ベッド基台駆動装置24で略水平状になる前(上半身用ベッド基台後端部37と下半身用ベッド基台前端部23が近接する前)に、ベッド基台1に設けた第1ピン係合具39から、第1ピン38がピン駆動装置42で外れるように形成してある。
【0021】
そして、第1ピン38が第1ピン係合具39から外れるとともに、第2ピン40がピン駆動装置42で第2ピン係合具41に係合した上半身用ベッド基台後部36を、上半身用ベッド基台後端部駆動装置44で、第2ピン40を支点として上方に押し上げられるように(使用者の臀部を持ち上げられるように)形成してある。なお、ピン駆動装置42の作動は、上半身用ベッド基台後部36が水平位置であれば、上半身用ベッド基台前部35が傾斜していても可能である。
【0022】
そして、下半身用ベッド基台17が略水平状となる前に上半身用ベッド基台後端部37が上方に押し上げられた上半身用ベッド基台35(図3参照)は、下半身用ベッド基台駆動装置24で下半身用ベッド基台17が略水平状に復帰された後、上半身用ベッド基台後部36が水平位置に戻るよう形成されている。
【0023】
すなわち、前述し図3に示す如く、下半身用ベッド基台前端部23よりも、上半身用ベッド基台後端部37が上方に在る状態で下半身用ベッド基台17が略水平状に復帰した後、上半身用ベッド基台後端部駆動装置44で上半身用ベッド基台後部36が上半身用ベッド基台35と同様の水平状に戻る。さらに、ピン駆動装置42により、第1ピン38が第1ピン係合具39に係合し、第2ピン40は第2ピン係合具41に係合した状態を維持するように形成してある。
【0024】
なお、このベッドシステムは、上面に後部用マット27、前部用マット45などを載せることによりベッドとして使用できるように形成してあるが、上半身用ベッド基台35及び下半身用ベッド基台17自体の表面を弾力性を有する部材にて形成すれば、別部材のマットを装着しなくてもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、下半身用ベッド基台17の前部に便座18を設け、便座18が便器5の前方に前進した位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台17で覆われ、便座18が後退して便器5の上に重なった位置で、便器5が使用できるので、便器5を使用できる状態にし、また、便器5を不使用状態にすることが容易にできる。
【0026】
そして、便器5を使用するとき、使用者の上肢と下肢は、山形に突出した下半身用ベッド基台前部19の両側で支持され、局部的に支持されるものでないので、支持される身体の部分に局部的に大きな力が加わることがなく、安楽に支持できる。
【0027】
そして、排便終了後、下半身用ベッド基台17及び上半身用ベッド基台35が、略平面状に及び略水平状に復帰するとき、上半身用ベッド基台後端部37が、下半身用ベッド基台前端部23より上方となるよう駆動され、下半身用ベッド基台17が略水平状の位置に復帰した後、上半身用ベッド基台後端部37が、下半身用ベッド基台前端部23に近接する略水平状の位置に復帰するように形成している。
【0028】
したがって、このベッドシステムは、排便用に使用したベッドシステムを、就寝用に変更するとき、下半身用ベッド基台前端部23と、上半身用ベッド基台後端部37で、ベッドのマットや使用者の臀部の挟み込みを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の説明用の側面図
【図2】本発明の一実施の形態の説明用の便器の使用状態を示す側面図
【図3】本発明の一実施の形態の説明用の図で、上半身用ベッド基台後部が水平状態となる直前を示す側面図
【図4】本発明の一実施の形態の説明用の図で、便器が使用できる状態にある平面図
【図5】本発明の一実施の形態の説明用の図で、上半身用ベッド基台後部のピンの位置を示す図
【図6】本発明の一実施の形態の説明用の図で、図5に示すピンを拡大して示す部分図
【図7】本発明の一実施の形態の説明用のベッドシステムの上に敷くマットの半裁図
【符号の説明】
1 ベッド基台
2 脚
3 自在輪
4 上下貫通状口
5 便器
6 排出溝
7 排出管
8 便座収容室
16 便座駆動装置
17 下半身用ベッド基台
18 便座
19 下半身用ベッド基台前部
20 第1軸
21 第2軸
22 第3軸
23 下半身用ベッド基台前端部
24 下半身用ベッド基台駆動装置
25 先端部
26 付勢具
27 後部用マット
35 上半身用ベッド基台
36 上半身用ベッド基台後部
37 上半身用ベッド基台後端部
38 第1ピン
39 第1ピン係合具
40 第2ピン
41 第2ピン係合具
42 ピン駆動装置
43 上半身用ベッド基台駆動装置
44 上半身用ベッド基台後部駆動装置
45 前部用マット
Claims (1)
- ベッド基台1の中程の位置に、上下貫通状口4を設け、上下貫通状口4に水洗式の便器5を設け、ベッド基台1の後部に下半身用ベッド基台17を設け、下半身用ベッド基台17の前部に便座18を設け、便座18が便座駆動装置16で便器5の前方に前進した位置で、便器5が便座18に続く下半身用ベッド基台17で覆われて、下半身用ベッド基台17の上面が略平面状となり、便座18が後退して便器5の上に重なった位置で、下半身用ベッド基台前部19が、下半身用ベッド基台駆動装置24により、上方に山形に突出できるように形成し、便器5の前方のベッド基台1に、上半身用ベッド基台35を、上半身用ベッド基台駆動装置43により、略水平状の位置と傾斜した起立位置に、上半身用ベッド基台35の後部を回動の中心として回動できるように設け、起立位置から略水平状の位置に復帰する上半身用ベッド基台35の上半身用ベッド基台後端部37が、上半身用ベッド基台後端部駆動装置44により駆動され、下半身用ベッド基台前端部23よりも上方となって、下半身用ベッド基台17が略水平状の位置に復帰した後、上半身用ベッド基台後端部37が、下半身用ベッド基台前端部23に近接する略水平状の位置に復帰するように形成したベッドシステム。
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1999
- 1999-03-30 JP JP08984699A patent/JP4324269B2/ja not_active Expired - Fee Related
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