JP4323161B2 - データレコード表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォーマットが規定されたデータレコードを、データレコードに含まれる各データをユーザが容易に把握できるように支援する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のデータを含むデータレコードの内容を表示する技術としては、データレコードの内容を、所定長毎に行を改めると共に、各行内において行の長さより短い一定の長さ毎にスペースを配置して表示する技術が知られている。
このような技術によれば、ユーザが、行と空白による区切りを目安として、データレコード内容の表示中に含まれる、各データの表示部分を把握することができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記データレコードを区切る長さとデータレコードに含まれる各データの長さが一致しない場合や、データレコードに含まれる各データの長さが一定でない場合には、上記従来の技術による表示から、表示のどの部分がデータレコードに含まれるどのデータに対応するのかを、ユーザが即座に把握することは極めて困難である。
【0004】
そこで、本発明は、データレコードに含まれる各データを、ユーザが、より容易に把握できるように支援することのできるデータレコード表示装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題達成のために、本発明は、複数の種別のデータを含むデータレコードを表示するデータレコード表示装置を、前記データレコードの内容を複数行のドキュメントとして表示するレコード表示手段と、前記ドキュメントの同じ行に表示される各種別のデータの、当該行内の配置を示すルーラ定義データを記憶する記憶手段と、前記ルーラ定義データに基づいて、前記レコード表示手段によって表示された前記ドキュメントの行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラを、前記ドキュメントの表示上に表示するルーラ表示手段とを備えて構成したものである。
【0006】
ここで、このようなデータレコード表示装置によれば、表示された前記ドキュメントの各行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラから、ユーザは、各種別のデータ範囲を直接的かつ容易に把握することができるようになる。
ここで、このようなデータレコード表示装置には、さらに前記ルーラの表示位置を、ユーザ操作に応じて、前記ドキュメントの表示上で行の増減方向に移動するルーラ移動手段を備えるようにして良い。
これにより、ルーラを、ユーザがドキュメントの表示上で行の増減方向に移動することができるようになる。したがって、表示されたドキュメントの任意の行について、ユーザは各データの範囲をルーラより直接的に把握することができるようになる。
【0007】
ここで、このようなデータレコード表示装置においては、前記記憶手段に、前記ドキュメントの全ての行について当該行に表示されるデータの種別の組み合わせ又は配置が同じでない場合に、同じ行に表示されるデータの種別の組み合わせ又は配置毎に設けた複数のルーラ定義データを記憶するようにし、当該データレコード表示装置に、ユーザから記憶手段に記憶した複数のルーラ定義データのうちから任意のルーラ定義データの選択を受け付けるルーラ選択手段を設け、前記ルーラ表示手段において、前記ルーラ選択手段が選択を受け付けたルーラ定義データに基づいて、前記レコード表示手段によって表示された前記ドキュメントの行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラを、前記ドキュメントの表示上に表示するようにしても良い。ただし、前記各ルーラ定義データは、対応するデータの種別の組み合わせ又は配置を持つデータが表示される行における、各種別のデータの当該行内の配置を示すものとする。
【0008】
このようにすることにより、ドキュメントの全ての行について当該行に表示されるデータの種別の組み合わせ又は配置が同じでない場合についても、ユーザは適宜ルーラを切り替えることにより、着目する行中の各データの範囲を容易に把握することができるようになる。
【0009】
また、本発明は、前記課題達成のために、1または複数の種別のデータを各々含む複数のフィールドを含むデータレコードを表示するデータレコード表示装置を、前記データレコードの内容を前記フィールド毎に行を改めたドキュメントとして表示するレコード表示手段と、前記フィールドの種別毎に対応して設けられた、各々対応するフィールドに含まれる各種別のデータの前記ドキュメントの行内の配置を示す、複数のルーラ定義データを記憶する記憶手段と、ユーザから選択された前記ドキュメントの行に表示されているフィールドの種別を判別するフィールド種別判別手段と、前記フィールド種別判別手段が判別したフィールドの種別に対応する前記ルーラ定義データに基づいて、前記レコード表示手段によって表示された前記ドキュメントの行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラを、前記ドキュメント上に、前記ユーザから選択された行について前記各種別のデータの表示範囲を示すように、表示するルーラ表示手段とを備えて構成したものである。
【0010】
このようなデータレコード表示装置によれば、表示されたドキュメントの各行について、当該行に表示されているフィールドの種別に応じたルーラが自動的に選択され、当該行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラが表示されるので、ユーザは、行を選択するだけで、その行に表示されている各種別のデータ範囲を直接的にルーラから把握することができるようになる。なお、ここでいうフィールドとは、フィールド長が固定長、不定長であるか否かを問わず、また、フィールド、レコード、パケット、フレームなど、その呼称によらず、前述のように、所定の1または複数の種別のデータを各々含む任意のデータ群を指すものである。そして、ここでいうデータレコードも、その呼称によらず、このようなデータ群の任意の集合を指す。すなわち、たとえば、本発明にいうフィールドがレコードと呼ばれるものであっても良く、そして、この場合には、本発明にいうデータレコードはレコード列と呼ばれるものであっても良い。
【0011】
ここで、以上のデータレコード表示装置においては、前記ルーラ定義データを、前記ドキュメントの同じ行に表示される各種別のデータの種別を、当該種別のデータの当該行内の配置と対応づけて示す種別情報を含むものとし、データレコード表示装置に、前記ルーラ上で当該ルーラが示す前記各種別のデータの表示範囲のうちから一つの表示範囲の選択を受け付けるデータ範囲選択受付手段と、前記データ範囲選択受付手段が選択を受け付けた表示範囲に対応する配置に対応づけて前記ルーラ定義データによって示されるデータの種別を表す情報を表示する種別情報表示手段とを備えるようにしてもよい。
または、前記ルーラ定義データに、前記ドキュメントの同じ行に表示される各種別のデータの種別を、当該種別のデータの当該行内の配置と対応づけて示す種別情報を含め、前記ルーラ表示手段において、前記ルーラが示す各種別のデータの表示範囲の各々について、当該表示範囲に対応する配置に対応づけて前記ルーラ定義データによって示されるデータの種別を表す情報を表示するようにしても良い。
【0012】
このように、ドキュメントの各行のデータについて、そのデータ種別をユーザに対して提示することにより、ルーラによって示される行中の各データの表示範囲について、その表示範囲のデータの種別が何であるのかを、ユーザは直接的に把握することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。
本第1実施形態に係るデータレコード表示装置は、ハードウエア的には、CPUや主記憶や外部記憶装置やキーボードやポインティングデバイスや表示装置などの一般的な構成を備えた電子計算機を用いて構成される。
図1に、データレコード表示装置の機能構成を示す。
図示するように、データレコード表示装置は、表示装置1、キーボード2、マウス等のポインティングデバイス3、レコードビューア4、レコードファイルを記憶した記憶装置5、データレコード表示装置全体を統括するオペレーティングシステム6を備えている。
【0014】
そして、レコードビューア4は、レコード表示制御部41とルーラ表示制御部42とルーラテーブル43とを備えている。
なお、図1に示した構成は、電子計算機において、CPUが、たとえば外部記憶装置に記憶されたオペレーティングシステムプログラムやレコードビューアアプリケーションプログラムを主記憶にロードして実行することにより電子計算機上に実現される。
【0015】
次に、記憶装置5に記憶されるレコードファイルの内容について説明する。
各レコードファイルには、たとえば図2aに示すような所定のデータフォーマットを持つデータレコードが記憶される。
この例では、32バイトのフィールドの連続によってレコードが構成されており、各フィールド内における各種データのデータ長と配置が、フィールドタイプ毎に規定されている。たとえば、フィールドタイプDのフィールドでは、0〜5バイト目までの6バイトが座標IDのデータであり、6バイト目〜10バイト目までの5バイトがX座標のデータであり、11バイト目〜15バイト目までの5バイトがY座標のデータであり、16バイト目〜20バイト目までの5バイトがZ座標のデータであり、21バイト目がバリッドフラグであり、22バイト目〜25バイト目までの4バイトが年のデータであり、26バイト目〜29バイト目までの4バイトが月のデータであり、30〜31バイト目の2バイトが使用しない空きバイトである。
【0016】
なお、以上では、データレコードのフォーマットが、バイトを単位として定められている場合について示したが、これはキャラクタやビットなど、他の単位を用いてフォーマットが定められているものであってよい。
次に、レコードビューア4が備えるルーラテーブル43について説明する。
図3aに示すように、ルーラテーブル43は、図2aに示したデータレコードのフォーマットにおけるフィールドタイプ毎に設けたルーラレコードより構成される。
各ルーラレコードには、ルーラ名称、複数のデータ定義が記述される。そして、ルーラ名称には対応するフィールドタイプをユーザが識別できる文字列を記述する。また、データ定義は、対応するフィールドタイプのフィールドに含まれるデータ毎に対応して設けられ、対応するデータの対応するフィールドタイプのフィールド内における順番と同じ順番でルーラレコード内に配置される。そして、各データ定義には、対応するデータの種別を表す文字列であるデータ名称を記述し、データ長には対応するデータの長さを記述する。
【0017】
すなわち、たとえば、図2aのフィールドタイプDに対応するルーラレコードであれば、ルーラ名称に「タイプD」が記述される。また、データ定義は、座標ID、X座標、Y座標、Z座標、バリッドフラグ、年、月、空きの8つのデータに対応して8つ設けられ、各データ定義のデータ名称は、データ定義の配置の順に、「座標ID」、「X座標」、「Y座標」、「Z座標」、「バリッドフラグ」、「年」、「月」、「空き」となり、データ定義のデータ長は、データ定義の配置の順に、「6」、「5」、「5」、「5」、「1」、「4」、「4」、「2」となる。
【0018】
以下、このようなデータレコード表示装置の動作について説明する。
図4に、レコードビューア4が必要に応じてオペレーティングシステム6の機能を用いながら実現するデータレコード表示動作の手順を示す。
図示するように、レコードビューア4は起動すると、ユーザからレコードファイルのオープンの指示か(ステップ402)、スクロール操作か(ステップ406)、ルーラメニュー操作か(ステップ408)、ルーラウインドウのドラッグか(ステップ410)、ルーラ上位置の選択か(ステップ412)、ルーラウインドウのクローズ操作か(ステップ414)、ビューアウインドウのクローズ操作か(ステップ416)、レコードビューア4の終了操作(ステップ418)が入力されるのを監視する。
【0019】
そして、レコードファイルのオープンの指示の指示があったならば(ステップ402)、レコード表示制御部41が、記憶装置5のユーザによって指定されたレコードファイルのデータレコードを読み出し、表示装置1上に設けたビューアウインドウにデータレコードの内容を表示する(ステップ404)。
【0020】
図5aは、このようにしてデータレコードの内容が表示されたビューアウインドウを示すものである。図示するように、このビューアウインドウ500では、1行にデータレコードの1フィールドの各バイトの値を、4バイトずつスペースで区切って表示する。なお、この例は、各バイトの値が1バイトキャラクタである場合の例である。
【0021】
ここで、このようにしてビューアウインドウ500が表示されると、ユーザは、キーボード2やポインティングデバイス3を用いて、スクロール操作やルーラメニュー操作やビューアウインドウ500のクローズ操作を行うことが可能となる。なお、もし、ビューアウインドウ表示中に、ユーザから他のレコードファイルについてオープンの指示があった場合には、この他のレコードファイルについてもビューアウインドウ500を表示する。そして、以下に示すステップ406〜ステップ434(ステップ418、420除く)の処理は、各ビューアウインドウ毎に行う。
【0022】
さて、スクロール操作(たとえば、図5aのスクロールバー501の操作)があった場合には(ステップ406)、レコード表示制御部41が、ビューアウインドウ500に表示するデータレコードを行の増減方向にスクロールする。
そして、ルーラメニュー操作があったならば(ステップ408)、ルーラ表示制御部42は、ユーザからルーラメニュー操作において指定されたルーラ名称のルーラレコードを読み込み、既に表示しているルーラウインドウがある場合には、これを消去した上で、読み込んだルーラレコードに基づき、図5cに示すようなルーラウインドウ550を生成し、ビューアウインドウ500上に表示する(ステップ424)。ただし、既に表示しているルーラウインドウ550を消去せずに、新たなルーラウインドウ550を生成し、既に表示しているルーラウインドウ550共々表示するようにしても良い。
ここで、ルーラメニュー操作の受付は、図5bに示すようにルーラメニュー502のクリックに応じてルーラテーブル43に格納されているルーラレコードのルーラ名称のリストをプルダウンメニュー503として表示し、表示したルーラ名称のリストの内から一つのルーラ名称の選択を受け付けることにより行う。また、ここで表示するルーラウインドウ550には、ユーザのルーラ名称の指定に従って読み込んだルーラレコードのデータ定義に従って求まる各データのバイト範囲から求まる、ビューアウインドウ500上のデータレコード内容の表示上で各データの表示されている桁の範囲を示すルーラ551を表示する。また、図示するように、ルーラウインドウ550やルーラ551は、ルーラウインドウ550の下のビューアウインドウ500の表示をユーザが視認できるよう、部分的に透明又は半透明な形態で表示している。ただし、これは不透明な形態で表示するようにしてもかまわない。
【0023】
図示した例では、ルーラ551を、データ範囲毎に交互に色違いとした透明または半透明の矩形図形を連結した形状のルーラ551としており、たとえば、行の最初の7桁に対応する図中網掛の矩形が最初の6バイトのデータとデータ途中に挿入された空白に対応する桁部分を、その右の6桁の矩形が次の5バイトのデータとデータ途中に挿入された空白に対応する桁部分を、その右の6桁の網掛矩形が次の5バイトのデータとデータ途中に挿入された空白に対応する桁部分を、その次の7桁の矩形が次の5バイトのデータとデータ直前及びデータ途中に挿入された空白に対応する桁部分を示す、というようになっている。ただし、ルーラの形状は、各データの表示範囲を示すものであれば任意であって良い。
【0024】
ここで、このようにしたビューアウインドウ500が表示されると、ユーザは、キーボード2やポインティングデバイス3を用いた、ルーラウインドウ550のドラッグや、ルーラ上位置の選択や、ルーラウインドウ550のクローズ操作が可能となる。
【0025】
次に、このようにしてルーラウインドウ550がオープンされている状態において、ユーザによってポインティングデバイス3等を介してルーラウインドウ550がドラッグされた場合には(ステップ410)、ルーラ表示制御部42は、図5dに示すようにルーラウインドウ550をビューアウインドウ500上で移動する(ステップ426)。ただし、ドラッグによるルーラウインドウ550のビューアウインドウ500上での移動は、行の増減方向のみに制限し、桁の増減方向への移動は行わない。
【0026】
また、図5dに示すように、ルーラ551上の位置がポインティングデバイス3によって操作されるポインタ554を用いてクリック等により選択されると(ステップ412)、ルーラ表示制御部42は、選択されたルーラ551上の位置を取得し、その位置が含まれるルーラ551の桁表示範囲に対応するデータ範囲を持つデータのデータ名称を、現在読み込んでいるルーラレコードを参照して求め、ポップアップウインドウ(「ツールチップ」とも称される)552などの形式で表示する(ステップ428)。
【0027】
そして、ルーラウインドウ550のクローズ操作があった場合には(ステップ414)、ルーラ表示制御部42は、ルーラウインドウ550の表示を消去する(ステップ430)。なお、複数のルーラウインドウ550を表示しているときには、クローズ操作があったルーラウインドウ550のみを消去する。
また、ビューアウインドウ500のクローズ操作があった場合には(ステップ416)、レコード表示制御部41は、ビューアウインドウ500上のデータレコードの表示を消去し(ステップ432)、オープンしていたレコードファイルを閉じる(ステップ434)。そして、終了操作があった場合には(ステップ418)、レコードビューア4は、使用していたリソースを解放し(ステップ420)処理を終了する。ここでのリソースの解放には、それがオープンされている場合には、ビューアウインドウ500やルーラウインドウ550やレコードファイルのクローズが含まれる。
【0028】
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2実施形態に係るデータレコード表示装置の構成は、図1に示した第1実施形態に係るデータレコード表示装置と同じである。
次に、本第2実施形態において、記憶装置5に記憶されるレコードファイルの内容について説明する。
図示するように、各レコードファイルには、たとえば図2bに示すような所定のデータフォーマットを持つデータレコードが記憶される。このデータフォーマットでも、前記第1実施形態と同様に、32バイトのフィールドの連続によってレコードが構成されており、各フィールド内における各種データのデータ長と配置が、フィールドタイプ毎に規定されている。ただし、前記第1実施形態と異なり、各フィールドの先頭の2バイトに必ず、そのフィールドのフィールドタイプを表すデータRTが記述される。
【0029】
次に、本第2実施形態において、レコードビューア4が備えるルーラテーブル43について説明する。
図3bに示すように、ルーラテーブル43は、図2bに示したデータレコードのフォーマットにおけるフィールドタイプ毎に設けたルーラレコードより構成される。
各ルーラレコードには、前記第1実施形態に係るルーラレコードと同様に、ルーラ名称、複数のデータ定義が記述される。また、本第2実施形態に係るルーラレコードには、そのルーラレコードに対応するフィールドタイプが記述される。
【0030】
以下、本第2実施形態に係るデータレコード表示装置の動作について説明する。
図6に、レコードビューア4が必要に応じてオペレーティングシステム6の機能を用いながら実現するデータレコード表示動作の手順を示す。
図示するように、レコードビューア4は起動すると、ユーザからレコードファイルのオープンの指示か(ステップ602)、カーソル移動操作か(ステップ606)、スクロール操作か(ステップ608)、ルーラオン操作か(ステップ610)、ルーラ551上位置の選択か(ステップ614)、ルーラオフ操作か(ステップ616)、ビューアウインドウ500のクローズ操作か(ステップ618)、レコードビューア4の終了操作(ステップ620)が入力されるのを監視する。また、ルーラウインドウ550のオープン中である状態にあるかどうかも監視する(ステップ612)。
【0031】
そして、レコードファイルのオープンの指示があったならば(ステップ602)、レコード表示制御部41は、記憶装置5のユーザによって指定されたレコードファイルのデータレコードを読み出し、表示装置1上に設けたビューアウインドウ500にデータレコードの内容を表示する(ステップ604)。
【0032】
図7aは、このようにしてデータレコードの内容が表示されたビューアウインドウ500を示すものである。図示するように、このビューアウインドウ500は、前記第1実施形態で表示するビューアウインドウ500と同様であるが、本第2実施形態では、ビューアウインドウ500中に、表示したデータレコードの行の選択をユーザから受け付けるためのカーソル701を、初期設定位置(たとえば第1行目)に表示する(ステップ604)。
【0033】
このようにしてデータレコードが表示されると、ユーザは、キーボード2やポインティングデバイス3を用いて、カーソル移動操作や、スクロール操作や、ルーラオン操作や、ビューアウインドウ500のクローズ操作が可能となる。また、ここでは、後述するルーラウインドウ550をオープンしていないので、ルーラ551上位置の選択と、ルーラオフ操作と、ルーラウインドウ550のオープン中である状態は発生しない。なお、もし、ビューアウインドウ表示中に、ユーザから他のレコードファイルについてオープンの指示があった場合には、この他のレコードファイルについてもビューアウインドウ500を表示し、以下に示すステップ606〜ステップ644(ステップ620、622を除く)の処理を、各ビューアウインドウ毎に行う。
【0034】
そして、カーソル移動操作(たとえば、ポインタによる移動先行のクリックやキーボード2の移動キーの操作)があった場合には(ステップ606)、レコード表示制御部41は、操作に従ってカーソル701を行の増減方向に移動する(ステップ624)。
【0035】
また、スクロール操作(たとえば、図7aのスクロールバー501の操作)があった場合には(ステップ608)、レコード表示制御部41は、ビューアウインドウ500に表示するデータレコードを行の増減方向にスクロールする(ステップ626)。
【0036】
そして、図7bに示すようにルーラメニュー702を用いたルーラオン操作があったならば(ステップ610)、ルーラ表示制御部42は、カーソル701が位置している行の先頭の2バイトを読み込み、読み込んだ2バイトが示しているフィールドタイプが記述されたをルーラレコードを読み込み(ステップ628)、読み込んだルーラレコードに基づくルーラウインドウ550を生成し、図7cに示すように、ビューアウインドウ500上のカーソル701が位置している行に、ルーラウインドウ550中に表示するルーラ551が重なるように表示する(ステップ630)。ここで表示するルーラ551は、読み込んだルーラレコードのデータ定義に従って求まる各データの範囲に相当する、ビューアウインドウ500上のデータレコード内容の表示上の桁の範囲を示すものである。また、図示するように、ルーラウインドウ550やルーラ551は、ルーラウインドウ550の下のビューアウインドウ500の表示をユーザが視認できるよう、半透明な形態で表示している。なお、ルーラ551の表示の形態は、図示するようにカーソル701が位置している行にルーラ551が重なるようにするのではなく、カーソル701が位置している行の直ぐ上、又は、直ぐ下に不透明な形態で表示するようにするなど、他の形態によってもよい。すなわち、ルーラ551が、ユーザが選択した行について、各データの桁範囲を示すものであれば。その表示の形態は任意の形態によってよい。
【0037】
このようにしてルーラウインドウ550が表示されると、ユーザは、キーボード2やポインティングデバイス3を用いて、ルーラオフ操作や、ルーラ551上位置の選択が可能となり、また、ルーラウインドウ550のオープン中である状態が発生する。
【0038】
次に、このようにしてルーラウインドウ550がオープンされると(ステップ612)、レコードビューア4はユーザによってカーソル701が移動されるのを監視するようになる(ステップ632)。そして、ルーラウインドウ550がオープンされている状態において、カーソル701が移動されると、ルーラ表示制御部42は、移動後カーソルが位置している行の先頭の2バイトを読み込み(ステップ634)、読み込んだ2バイトが示しているフィールドタイプが記述されたをルーラレコードを読み込み、読み込んだルーラレコードに基づくルーラウインドウ550を生成し、既に表示しているルーラウインドウ550を閉じた上で、図7dに示すように、ビューアウインドウ500上のカーソル701が位置している行に、ルーラウインドウ550中に表示するルーラ551が重なるように表示する(ステップ636)。
【0039】
また、ルーラ551上位置がポインティングデバイス3によって操作されるポインタを用いてクリック等により選択された場合には(ステップ614)、ルーラ表示制御部42は、選択されたルーラ551上の位置を取得し、その位置が含まれるルーラ551の桁表示範囲に対応するデータ範囲を持つデータのデータ名称を、現在読み込んでいるルーラレコードを参照して求め、ポップアップウインドウなどの形式で表示する(ステップ638)。
【0040】
そして、ルーラメニュー702を用いたルーラオフ操作があった場合には(ステップ616)、ルーラ表示制御部42は、ルーラウインドウ550の表示を消去し(ステップ640)、ビューアウインドウ500のクローズ操作があった場合には(ステップ618)、レコード表示制御部41は、ビューアウインドウ500上のデータレコードの表示を消去し(ステップ642)、オープンしていたレコードファイルを閉じる(ステップ644)。また、ここでは、ルーラウインドウ550がオープンされている場合には、このルーラウインドウ550も閉じる。そして、終了操作があった場合には(ステップ620)、レコードビューア4は、使用していたリソースを解放し(ステップ622)処理を終了する。ここでのリソースの解放には、それがオープンされている場合には、ビューアウインドウ500やルーラウインドウ550やレコードファイルのクローズが含まれる。
【0041】
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
ところで、本第2実施形態では、各フィールドの種別がフィールド中に含まれるデータ(フィールドタイプRT)によって示されるものとし、このフィールドタイプに従って表示するルーラ551を切り替えるようにしたが、本第2実施形態は、各フィールドの種別が、フィールドのデータレコード内の配置やデータレコード内のフィールドシーケンスや他フィールド内のデータによって示されるデータレコードについても適用可能である。すなわち、この場合には、そのデータレコードが従う以上のようなフィールド種別の提示規則に従って、データレコードを解析し、ユーザが選択した行に対応するフィールドの種別を判別し、判別したフィールドの種別に応じたルーラ551を選択するようにすれば良い。
【0042】
また、本第2実施形態は、1フィールドを1行として表示しない場合にも適用することができる。たとえば、この場合には、行中のフィールド部分を解析して、行中の各フィールド部分に対して、フィールドの種別に応じたルーラ551の、そのフィールド部分に対応する部分を、当該部分が複数ある場合にはこれを連結して表示するようにする。
【0043】
また、以上の各実施形態では、レコードビューア4をデータレコードの表示のみを行うものとして説明したが、レコードビューア4には、ユーザ操作に応じて、表示したデータレコードのデータの編集機能も備えるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、ルーラ551の桁表示範囲に対応するデータ範囲を持つデータのデータ名称を、ポップアップウインドウ552などの形式で表示したが、ルーラ551の各桁表示範囲に対応する各データ名称は、たとえば、図8に示すように、ルーラ表示制御部42がルーラテーブル43に基づき、ルーラウインドウ550中にルーラウインドウ表示開始時から固定的に全て表示するようにしてもよい。図8中において555がルーラ551が示す各桁表示範囲に対応するデータ範囲を持つデータのデータ名称を示しており、各データ名称は対応する桁表示範囲を示す矩形図形の上の位置に配置され表示されている。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、データレコードに含まれる各データを、ユーザが、より容易に把握できるように支援することのできるデータレコード表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデータレコード表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態において表示するデータレコードのデータフォーマット例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態において用いるレコードテーブルの内容を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るレコードビューアの動作手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態に係るデータレコードの表示例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るレコードビューアの動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態に係るデータレコードの表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係るルーラウインドウの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1:表示装置、2:キーボード、3:ポインティングデバイス、4:レコードビューア、5:記憶装置、6:オペレーティングシステム、41:レコード表示制御部、42:ルーラ表示制御部、43:ルーラテーブル。
Claims (4)
- 複数の種別のデータを各々含む複数のフィールドを含むデータレコードを表示するデータレコード表示装置であって、
前記フィールドには、フィールドに含まれるデータの種別の組み合わせまたは配置が異なる複数のタイプがあり、前記データレコードの各フィールドは、当該フィールドの前記タイプを表すデータであるフィールドタイプデータを含み、
当該データレコード表示装置は、
前記データレコードの内容を前記フィールド毎に行を改めたドキュメントとして表示するレコード表示手段と、
前記フィールドのタイプ毎に対応して設けられた、各々対応するタイプのフィールドに含まれる各種別のデータの前記ドキュメントの行内の配置を示す、複数のルーラ定義データを記憶する記憶手段と、
ユーザから選択された前記ドキュメントの行に表示されているフィールドのタイプを、当該フィールドに含まれる前記フィールドタイプデータに基づいて判別するフィールドタイプ判別手段と、
前記フィールドタイプ判別手段が判別したフィールドのタイプに対応する前記ルーラ定義データに基づいて、前記レコード表示手段によって表示された前記ドキュメントの行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラを、前記ドキュメント上に、前記ユーザから選択された行について前記各種別のデータの表示範囲を示すように、表示するルーラ表示手段とを有することを特徴とするデータレコード表示装置。 - 請求項1記載のデータレコード表示装置であって、
前記ルーラ定義データは、対応するタイプのフィールドに含まれる各種別のデータの種別を、当該種別のデータの前記行内の配置と対応づけて示す種別情報を含み、
当該データレコード表示装置は、前記ルーラ上で当該ルーラが示す前記各種別のデータの表示範囲のうちから一つの表示範囲の選択を受け付けるデータ範囲選択受付手段と、
前記データ範囲選択受付手段が選択を受け付けた表示範囲に対応する配置に対応づけて前記ルーラ定義データによって示されるデータの種別を表す情報を表示する種別情報表示手段とを有することを特徴とするデータレコード表示装置。 - 請求項1記載のデータレコード表示装置であって、
前記ルーラ定義データは、対応するタイプのフィールドに含まれる各種別のデータの種別を、当該種別のデータの前記行内の配置と対応づけて示す種別情報を含み、
前記ルーラ表示手段は、前記ルーラが示す各種別のデータの表示範囲の各々について、当該表示範囲に対応する配置に対応づけて前記ルーラ定義データによって示されるデータの種別を表す情報を表示することを特徴とするデータレコード表示装置。 - コンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
複数の種別のデータを各々含む複数のフィールドを含むデータレコードを表示するデータレコード表示装置として機能させ、
前記フィールドには、フィールドに含まれるデータの種別の組み合わせまたは配置が異なる複数のタイプがあり、前記データレコードの各フィールドは、当該フィールドの前記タイプを表すデータであるフィールドタイプデータを含み、
前記データレコード表示装置は、
前記データレコードの内容を前記フィールド毎に行を改めたドキュメントとして表示するレコード表示手段と、
前記フィールドのタイプ毎に対応して設けられた、各々対応するタイプのフィールドに含まれる各種別のデータの前記ドキュメントの行内の配置を示す、複数のルーラ定義データを記憶する記憶手段と、
ユーザから選択された前記ドキュメントの行に表示されているフィールドのタイプを、当該フィールドに含まれる前記フィールドタイプデータに基づいて判別するフィールドタイプ判別手段と、
前記フィールドタイプ判別手段が判別したフィールドのタイプに対応する前記ルーラ定義データに基づいて、前記レコード表示手段によって表示された前記ドキュメントの行内における各種別のデータの表示範囲を示すルーラを、前記ドキュメント上に、前記ユーザから選択された行について前記各種別のデータの表示範囲を示すように、表示するルーラ表示手段とを有することを特徴とするコンピュータプログラム。
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