JP4322625B2 - 揮散器 - Google Patents

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本発明は、芳香剤等の内容物を揮散させるのに用いて好適な揮散器に関するものである。
芳香剤等の内容物を揮散させるのに使用される揮散器は、従来、内容物を収容した容器に着脱可能に固定保持するカバー体と、このカバー本体内に配置される揮散板(紙あるいはフェルト製等)と、容器内の内容物を吸い上げるとともに拡散板に染み込ませて揮散させる吸液芯にて構成されていた(例えば特許文献1参照)。
特開2001−261080号公報
ところで、上記のような従来の揮散器は、カバー体の壁面に設けられたスリットのみを通して内容物を揮散させるのが普通であり内容物の揮散度合いはほぼ一定であって、揮散量の調節を行うことは不可能であった。
本発明の課題は、従来設けられているスリットの他に、ケース本体にかぶさる蓋体との相互間隔を適宜調整して内容物の揮散度合いを調整できる新規な揮散器を提案するところにある。
本発明は、芳香剤等の内容物を充填する容器に装着され、該容器内の内容物を吸い上げて揮散させる揮散器であって、
天面に開口を有すると共に前記容器に着脱自在に係止するケース本体と、このケース本体の内部に設置され容器内の内容物を揮散させる揮散体と、前記ケース本体に合わさって天面の開口を開閉する蓋体とを備え、
前記ケース本体の胴体側壁に、上端が開放され該ケース本体の軸方向に沿って切り欠かれた細長い切り欠部をそれぞれ対向配置し、
前記蓋体に、前記ケース本体の切り欠部にそれぞれ弾性適合して蓋体を落不能に支えるとともに該蓋体の引き上げ押し下げに伴う開閉動作にて該切り欠き部に沿いスライドさせて蓋体のケース本体に対する間隔を任意に変更する弾性支持アームを設けたことを特徴とする揮散器である。
上記の構成になる揮散器においては、前記ケース本体の胴体側壁に、切り欠部に沿い間隔を置いて配置される開口又は凹部を複数設け、
前記弾性支持アームに、該弾性支持アームのスライドに従って前記開口又は凹部への係合とその解除を繰り返すラチェットタイプの突起を設けることができる。
また、前記ケース本体の最も下端に位置する前記開口又は凹部は、弾性支持アームの突起との係合強度を最も高くさせたものが望ましい。
また、前記ケース本体の胴体側壁には、切り欠部に沿い階段状に連なる段差を設け、前記弾性支持アームには、該弾性支持アームのスライドに従って前記各段差に係合するラチェットタイプの突起を設けることができる。
上記構成において、前記段差のうち、ケース本体の底壁に最も近い段差は、胴体側壁の表面から段差面に至るまでの段差代が最も大きいものとするのが好ましい。
前記蓋体は、該蓋体の引き上げに伴って生じる隙間を覆い隠すカバーを一体的に備えるものが好ましく、ケース本体及び蓋体の少なくとも一方に、揮散器の内外に通じ揮散にかかわる内容物を通過させる複数のスリットを設けることができる。
蓋体を引き上げるか押し下げることでケース本体の開口相互間の間隔を変更できるので、内容物の揮散量の調整が可能となる。
以下図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1、図2は本発明に従う揮散器の実施の形態を示したものである。
図における1はその下端部で容器の肩部にアンダーカットやねじ止め等の係合手段によって着脱自在に係止することができるケース本体である。このケース本体1は天面に開口1aを有しており、その胴体側壁には上端が開放されケース本体1の長手方向に沿って切り欠かれた細長い切り欠部1bが対向配置されている。揮散体は図示はしないが開口1aを通してその内部に配置される。
また、2はケース本体1に合わさって天面の開口1aを開閉する蓋体、3は蓋体2の側壁下端において一体的に設けられた弾性支持アームである。この弾性支持アーム3はケース本体1の切り欠部1bにそれぞれ弾性適合(ケース本体1の胴体側壁面を強く押す向きの力が作用する)して蓋体2を脱落不能に支えるとともに、蓋体2の引き上げ押し下げに伴う開閉動作にて該切り欠部1bに沿いスライドさせて蓋体2のケース本体1に対する間隔Lを任意に変更する(図2参照)。
また、4はケース本体1の胴体側壁に切り欠部1bに隣接したケース本体1の胴体側壁の薄肉部位に該切り欠部1bに沿い間隔を置いて配置された複数の開口(又は凹部)、5は弾性支持アーム3のスライドに従って開口(又は凹部)4への係合とその解除を繰り返すラチェットタイプの突起、6はケース本体1及び蓋体2の内外に通じる通路を形成して揮散に係わる内容物を通過させるスリットである。
蓋体2は、弾性支持支持アーム3の突起5が開口(又は凹部)4に係合している図3(a)に示すような状態ではケース本体1に脱落不能に支えられており、蓋体2を上に引き上げるかあるいは下に押し下げる力を作用させることで弾性支持アーム3が図3(b)のように弾性変位して開口(又は凹部)4との係合が解除されることとなり蓋体2とケース本体1との間隔Lを任意に変更することが可能で内容物の揮散量が簡単に変えられる。
図4、図5は本発明に従う揮散器の他の実施の形態を示したものであり、図における7は蓋体2と一体になるカバーである。
上掲図1に示した構成になるものでは蓋体2の引き上げに際しては、間隔Lが大きくなるためケース本体1の内部が見えることになり、見栄えが若干劣ることも懸念される。かかるカバー7を設けることにより蓋体2を引き上げてもケース本体1の内部は覆い隠されるため見栄えが改善され、しかも蓋体2が安定的に支えられる。
弾性支持アーム3の突起5に係合する開口(又は凹部)4は図6(a)に示すようにケース本体1の最も下端に位置するものを最大サイズ(幅広w)の開口(又は凹部)とするのがよい。その理由は、開口(又は凹部)の4のサイズ(幅)wとw1との差によって生じる突起5のかかり量HとH1との差により係合力に差が生じることになり、弾性支持アーム3の突起5が最も下端の開口(又は凹部)4で係合している状態は蓋体2がケース本体1の天面の開口に合わさった状態であり、この時、突起5が開口(又は凹部)4にしっかりと係合している(係合強度が高い)と、たとえば商品の流通段階で不用意な外力が作用しても蓋体2がケース本体1から簡単に脱落することがないからである。
他の部位の開口(又は凹部)4については、図6(b)に示す如く最も下端のものに比較して小さくする(幅狭w)ことにより蓋体2の引き上げ、押し下げに要する力が小さくてすむ。
図7は本発明に従う揮散器の他の実施の形態を示したものであって、図中8は開口(又は凹部)4に替えて設けた階段状に連なる段差である。
この例は、図8にその要部を拡大して示す如く、段差8が段差代tの異なる4種類8a〜8dからなるものを示してあり、ケース本体1の底壁に最も近い段差8dは段差代tが最も大きくなっている。
かかる構造のものは、下向きの力を付与のみで蓋体2を押し下げることができる一方、蓋体2の引き上げに際しては突起5の爪部5aが段差8の法面pに突き当たるため、やや大きな力を加えて該法面pを乗り越えるように弾性支持アーム3を弾性変位させるか、あるいは該弾性支持アーム3の最下端を押圧片3aとしてそれを両側から押し込みながら蓋体2を引き上げる。
このような構造のものも、最下端段差8dに隣接する法面pの深さを他の法面pと比較して深くする構造を採用することにより、突起5が段差8dに位置することで、蓋体2がケース本体1にしっかりと保持されるので、たとえば商品の流通段階において不用意な外力が作用しても蓋体2がケース本体1から簡単に脱落することがなく、また、商品の使用時には内容物の揮散量を簡単に変更することが可能となる。
揮散にかかわる内容物を通過させるものとして本発明の実施の形態ではケース本体1、蓋体2にスリット6を設ける場合について説明したが、これは、模様を形成する複数の開口であってもよく、この点については限定されない。また、前掲のケース本体1に形成した開口(又は凹部)4あるいは段差8と蓋体2に形成したラチェットタイプ突起5との位置関係は、ケース本体1にラチェットタイプ突起5を蓋体2に開口(又は凹部)4あるいは段差8を形成するなど、その形成位置を逆転した構成とすることも可能であり、この構成は適宜変更可能である。更には、ケース本体1に設けられた細長い切り欠部1bの形成位置も長手方向に限るものではなく、任意に変更可能である。
図9は本発明に従う揮散器に装着するのに適した容器を模式的に示したものであり、この揮散器はキャップ9を取り外したのちケース本体1の下端部を容器の肩部に設けた溝部10に係合させて固定保持し、吸い上げ芯11を介して揮散体に内容物を吸い上げる。なお、容器とケース本体1との係合位置も前述の容器肩部に限定されるものではなく、容器のネック部(例えばネックリング)で係合しても良く、その位置は容器構成に合わせ適宜変更可能である。
内容物の揮散量を簡単な操作でもって適宜調整できる使い勝手の良い揮散器を提供できる。
本発明に従う揮散器の実施の形態を示した図である。 図1に示した揮散器においてケース本体に蓋体を取り付けた状態を示した図である。 (a)(b)は図1に示した揮散器の要部の断面を示した図である。 本発明に従う揮散器の他の実施の形態を示した図である。 図4に示した揮散器につき、蓋体を取り付けた状態を示した外観斜視図である。 (a)(b)は本発明に従う揮散器の要部の断面を示した図である。 本発明に従う揮散器の他の実施の形態を示した図である。 図7に示した揮散器の要部の断面を示した図である。 揮散器の取り付けに適した容器を模式的に示した図である。
符号の説明
1 ケース本体
1a 開口
1b 切り欠部
2 蓋体
3 弾性支持アーム
4 開口又は凹部
5 突起
5a 爪部
6 スリット
7 カバー
8 段差
9 キャップ
10 溝部
11 吸い上げ芯
L 間隔
t 段差代
p 法面

Claims (7)

  1. 芳香剤等の内容物を充填する容器に装着され、該容器内の内容物を吸い上げて揮散させる揮散器であって、
    天面に開口を有すると共に前記容器に着脱自在に係止するケース本体と、このケース本体の内部に設置され容器内の内容物を揮散させる揮散体と、前記ケース本体に合わさって天面の開口を開閉する蓋体とを備え、
    前記ケース本体の胴体側壁に、上端が開放され該ケース本体の軸方向に沿って切り欠かれた細長い切り欠部をそれぞれ対向配置し、
    前記蓋体に、前記ケース本体の切り欠部にそれぞれ弾性適合して蓋体を脱落不能に支えるとともに該蓋体の引き上げ押し下げに伴う開閉動作にて該切り欠き部に沿いスライドさせて蓋体のケース本体に対する間隔を任意に変更する弾性支持アームを設けたことを特徴とする揮散器。
  2. 前記ケース本体の胴体側壁に、切り欠部に沿い間隔を置いて配置される開口又は凹部を複数設け、
    前記弾性支持アームに、該弾性支持アームのスライドに従って前記開口又は凹部への係合とその解除を繰り返すラチェットタイプの突起を設けた、請求項1記載の揮散器。
  3. 前記ケース本体の最も下端に位置する前記開口又は凹部は、弾性支持アームの突起との係合強度を最も高くさせてなる請求項2記載の揮散器。
  4. 前記ケース本体の胴体側壁に、切り欠部に沿い階段状に連なる段差を設け、
    前記弾性支持アームに、該弾性支持アームのスライドに従って前記各段差に係合するラチェットタイプの突起を有する、請求項1記載の揮散器。
  5. 前記段差のうち、ケース本体の底壁に最も近い段差は、胴体側壁の表面から段差面に至るまでの段差代が最も大きいものである、請求項4記載の揮散器。
  6. 前記蓋体は、該蓋体の引き上げに伴って生じる隙間を覆い隠すカバーを一体的に備える請求項1〜5の何れかに記載の揮散器。
  7. ケース本体及び蓋体の少なくとも一方に、揮散器の内外に通じ揮散にかかわる内容物を通過させる複数のスリットを有する請求項1〜6の何れかに記載の揮散器。
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